最終更新:ID:bfxpM7/3TQ 2018年06月30日(土) 23:48:19履歴
【!!注意!!】シナリオ「ネームレス・カルト」のネタバレを含みます。
季節は、梅雨明けの夏。
今年の夏はあまりじめじめしてなかったが、それでも日差しが強まり、本格的な夏の到来を感じさせる時期。
佐々木直に貸し与えられた生活空間で、みなほはナコに、ある決心を告げた。
日下部 みなほ:「食レポをします」
ナコ:「食レポ」
ナコ:「なんで?」
日下部 みなほ:「二階堂くんと約束しちゃったから」
日下部 みなほ:「した・・・?した、よね?多分。うん、した」
ナコ:「大分うろ覚えじゃない」
日下部 みなほ:「まあ、日ごろお世話になってるしね・・・・」
日下部 みなほ:「ナコちゃんは今回の撮影班です」
日下部 みなほ:「頑張ってね!」
ナコ:「まあ、スマホの動画撮影機能で撮るだけなんだけど」
今年の夏はあまりじめじめしてなかったが、それでも日差しが強まり、本格的な夏の到来を感じさせる時期。
佐々木直に貸し与えられた生活空間で、みなほはナコに、ある決心を告げた。
日下部 みなほ:「食レポをします」
ナコ:「食レポ」
ナコ:「なんで?」
日下部 みなほ:「二階堂くんと約束しちゃったから」
日下部 みなほ:「した・・・?した、よね?多分。うん、した」
ナコ:「大分うろ覚えじゃない」
日下部 みなほ:「まあ、日ごろお世話になってるしね・・・・」
日下部 みなほ:「ナコちゃんは今回の撮影班です」
日下部 みなほ:「頑張ってね!」
ナコ:「まあ、スマホの動画撮影機能で撮るだけなんだけど」
****************************【今回の食材は?】*******************************
日下部 みなほ:「それで、ですね。今回のために取り寄せた食品なんですが」
日下部 みなほ:「二階堂先生いわく『美容と健康にいい完全食』こと」
日下部 みなほ:「マーマイト」
そう言って、みなほは黄色と黒の小瓶を取り出し、テーブルに置く。
ナコ:「これが・・・!」
日下部 みなほ:「アマゾンで仕入れてきたわ」(※PLが本当に取り寄せました)
日下部 みなほ:「本当はね、1月(※リアル時間)には探してたんだけど」
日下部 みなほ:「扱ってる東〇ハンズに言っても品切れで、別の店ならあるかもって言われて」
日下部 みなほ:「そのまま流れちゃってたのよね」
日下部 みなほ:「その時の話も、それなりに語れる自信はあるけど、冗長になるから省くわ」
ナコ:「そうね」
ナコ:「で、それ。既に外瓶からして怪しげなオーラを放ってるけど・・・大丈夫?」
日下部 みなほ:「い、いけるでしょ・・・食べ物でしょ?」
ナコ:「目が泳いでるじゃないの・・・」
日下部 みなほ:「食べ方なんだけど、マーガリンと混ぜてパンに塗って食べるとか」
日下部 みなほ:「あと、クラッカーに直接塗って食べたりするんだって」
ナコ:「へぇー・・・」
ナコ:「ネットの評価とか見ると、海外のってえぐい食べ物多いらしいわよ」
日下部 みなほ:「女は度胸、なんでも試してみるもんよ!」
日下部 みなほ:「念のため、マーガリンの他に、水と炭酸水とヨーグルトも用意しました」
ナコ:「警戒心バリバリじゃない・・・」
日下部 みなほ:「二階堂先生いわく『美容と健康にいい完全食』こと」
日下部 みなほ:「マーマイト」
そう言って、みなほは黄色と黒の小瓶を取り出し、テーブルに置く。
ナコ:「これが・・・!」
日下部 みなほ:「アマゾンで仕入れてきたわ」(※PLが本当に取り寄せました)
日下部 みなほ:「本当はね、1月(※リアル時間)には探してたんだけど」
日下部 みなほ:「扱ってる東〇ハンズに言っても品切れで、別の店ならあるかもって言われて」
日下部 みなほ:「そのまま流れちゃってたのよね」
日下部 みなほ:「その時の話も、それなりに語れる自信はあるけど、冗長になるから省くわ」
ナコ:「そうね」
ナコ:「で、それ。既に外瓶からして怪しげなオーラを放ってるけど・・・大丈夫?」
日下部 みなほ:「い、いけるでしょ・・・食べ物でしょ?」
ナコ:「目が泳いでるじゃないの・・・」
日下部 みなほ:「食べ方なんだけど、マーガリンと混ぜてパンに塗って食べるとか」
日下部 みなほ:「あと、クラッカーに直接塗って食べたりするんだって」
ナコ:「へぇー・・・」
ナコ:「ネットの評価とか見ると、海外のってえぐい食べ物多いらしいわよ」
日下部 みなほ:「女は度胸、なんでも試してみるもんよ!」
日下部 みなほ:「念のため、マーガリンの他に、水と炭酸水とヨーグルトも用意しました」
ナコ:「警戒心バリバリじゃない・・・」
****************************【チラ見してみました】*******************************
日下部 みなほ:「まず、どんな感じなのか目で見てみましょうか」
日下部 みなほ:「においは味の推測ができちゃうかもだから、嗅がないようにする」
そう言って、思いっきり腕を離して蓋をあけるみなほ。
日下部 みなほ:「んー・・・・チョコレートペーストに似てるわね」
ナコ:「ふーん。甘いのかしら?」
日下部 みなほ:「どうだろ?まあどろーっとしてて、塗りやすそ」
日下部 みなほ:「ゴホッ!?!?ガハッ!!!ブハッ!!!!」
ナコ:「ちょ!?ちょっと、どうしたの!?大丈夫!!??」
蓋を閉めて、しばらくむせるみなほ。(※PLが本当にやりました)
日下部 みなほ:「ゲホッ・・・・こ、これは想像以上だわ」
日下部 みなほ:「腕伸ばしたぐらいの距離じゃ全然足りなかった・・・」
ナコ:「や、やっぱ無理なんじゃないの・・・?やめたら?」
日下部 みなほ:「こ、ここまで来たらもう退けないわよ・・・!」
ナコ:「そ、そこまでやる気なら止めないけど・・・」
ナコ:「あとで、腹いせに私に食べさせようとするのはやめてよ?」
日下部 みなほ:「そこで保身を考えるナコちゃん好き」
日下部 みなほ:「においは味の推測ができちゃうかもだから、嗅がないようにする」
そう言って、思いっきり腕を離して蓋をあけるみなほ。
日下部 みなほ:「んー・・・・チョコレートペーストに似てるわね」
ナコ:「ふーん。甘いのかしら?」
日下部 みなほ:「どうだろ?まあどろーっとしてて、塗りやすそ」
日下部 みなほ:「ゴホッ!?!?ガハッ!!!ブハッ!!!!」
ナコ:「ちょ!?ちょっと、どうしたの!?大丈夫!!??」
蓋を閉めて、しばらくむせるみなほ。(※PLが本当にやりました)
日下部 みなほ:「ゲホッ・・・・こ、これは想像以上だわ」
日下部 みなほ:「腕伸ばしたぐらいの距離じゃ全然足りなかった・・・」
ナコ:「や、やっぱ無理なんじゃないの・・・?やめたら?」
日下部 みなほ:「こ、ここまで来たらもう退けないわよ・・・!」
ナコ:「そ、そこまでやる気なら止めないけど・・・」
ナコ:「あとで、腹いせに私に食べさせようとするのはやめてよ?」
日下部 みなほ:「そこで保身を考えるナコちゃん好き」
****************************【いざ、実食!!】*******************************
日下部 みなほ:「じゃ、じゃあ実食、いきます・・・」
ナコ:「がんばれー」(投げやり)
日下部 みなほ:「まずは焼いた食パンに、マーガリンとマーマイトを塗って・・・」
ナコ:「えっ?」
日下部 みなほ:「なんなの?その『えっ』って」
日下部 みなほ:「オルランドさんから教わった正式な食べ方だと思うんだけど」
ナコ:「中の人出さないでよ」
ナコ:「二階堂でしょ」
日下部 みなほ:「そうそう」
ナコ:「いやあ・・・」
ナコ:「やっぱり他のものと混ぜれば、それだけマイルドになるっていうか」
ナコ:「元の味から離れるわけじゃない?」
日下部 みなほ:「やめて」
ナコ:「食レポ的に、どうなのかなーそれって」
ナコ:「『妥協』って言うんじゃないかなって」
日下部 みなほ:「やめて」
日下部 みなほ:「どうしたの?ナコちゃん」
日下部 みなほ:「なんでそんなに上手いの?煽り方」
ナコ:「ふつーふつー」
日下部 みなほ:「・・・・・クラッカァァァァにぃぃぃ!!」
日下部 みなほ:「直接塗りますぅぅぅぅぅぅぅぅぅっぅ!!」
ナコ:「やんややんや」
袋から出したクラッカーの上面に、あまさずマーマイトを塗るみなほ。
鼻は塞いでいる。匂いを嗅がないためだ。
日下部 みなほ:「・・・!ナコちゃん!」
日下部 みなほ:「合図お願いします!」
ナコ:「GO!(一言)」
日下部 みなほ:「うりゃあ!」パクッ
日下部 みなほ:「(モグッ、モ)」二咀嚼目
日下部 みなほ:「うあああああぁああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」(※PLの素の反応です)
日下部 みなほ:「うあああぁああああぁぁあぁぁ!!?!?!」(※PLの素の反応です)
ナコ:「み、みなほ!?!?大丈夫!!??!?!?」
日下部 みなほ:「・・・・・・!!」
口元を抑えて吐き出さないようにするが、諦めてもいいかアイコンタクトを送るみなほ。
その必死の形相に戦慄を覚えながら、とりあえずうなづくナコ。
顔を背けて、ティッシュを口に当てるみなほ。
日下部 みなほ:「・・・・・・っぷえ・・・」
ナコ:「・・・・・・大丈夫?」
ナコ:「水とか・・・?炭酸水あるわよ?」
日下部 みなほ:「味思い出すから・・・ヨーグルト」
ヨーグルトを取って、口にふくむ。
日下部 みなほ:「・・・・はぁ・・・・はぁぁぁ・・・・」
ナコ:「・・・平気?」
日下部 みなほ:「・・・・なんとか・・・・」
日下部 みなほ:「無理・・・これ、無理・・・・・」
ナコ:「でしょうね・・・態度で分かるわよ」
ナコ:「がんばれー」(投げやり)
日下部 みなほ:「まずは焼いた食パンに、マーガリンとマーマイトを塗って・・・」
ナコ:「えっ?」
日下部 みなほ:「なんなの?その『えっ』って」
日下部 みなほ:「オルランドさんから教わった正式な食べ方だと思うんだけど」
ナコ:「中の人出さないでよ」
ナコ:「二階堂でしょ」
日下部 みなほ:「そうそう」
ナコ:「いやあ・・・」
ナコ:「やっぱり他のものと混ぜれば、それだけマイルドになるっていうか」
ナコ:「元の味から離れるわけじゃない?」
日下部 みなほ:「やめて」
ナコ:「食レポ的に、どうなのかなーそれって」
ナコ:「『妥協』って言うんじゃないかなって」
日下部 みなほ:「やめて」
日下部 みなほ:「どうしたの?ナコちゃん」
日下部 みなほ:「なんでそんなに上手いの?煽り方」
ナコ:「ふつーふつー」
日下部 みなほ:「・・・・・クラッカァァァァにぃぃぃ!!」
日下部 みなほ:「直接塗りますぅぅぅぅぅぅぅぅぅっぅ!!」
ナコ:「やんややんや」
袋から出したクラッカーの上面に、あまさずマーマイトを塗るみなほ。
鼻は塞いでいる。匂いを嗅がないためだ。
日下部 みなほ:「・・・!ナコちゃん!」
日下部 みなほ:「合図お願いします!」
ナコ:「GO!(一言)」
日下部 みなほ:「うりゃあ!」パクッ
日下部 みなほ:「(モグッ、モ)」二咀嚼目
日下部 みなほ:「うあああああぁああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」(※PLの素の反応です)
日下部 みなほ:「うあああぁああああぁぁあぁぁ!!?!?!」(※PLの素の反応です)
ナコ:「み、みなほ!?!?大丈夫!!??!?!?」
日下部 みなほ:「・・・・・・!!」
口元を抑えて吐き出さないようにするが、諦めてもいいかアイコンタクトを送るみなほ。
その必死の形相に戦慄を覚えながら、とりあえずうなづくナコ。
顔を背けて、ティッシュを口に当てるみなほ。
日下部 みなほ:「・・・・・・っぷえ・・・」
ナコ:「・・・・・・大丈夫?」
ナコ:「水とか・・・?炭酸水あるわよ?」
日下部 みなほ:「味思い出すから・・・ヨーグルト」
ヨーグルトを取って、口にふくむ。
日下部 みなほ:「・・・・はぁ・・・・はぁぁぁ・・・・」
ナコ:「・・・平気?」
日下部 みなほ:「・・・・なんとか・・・・」
日下部 みなほ:「無理・・・これ、無理・・・・・」
ナコ:「でしょうね・・・態度で分かるわよ」
****************************【食レポなので、ね】*******************************
ナコ:「・・・じゃ、じゃあちょっと」
ナコ:「味の説明、してみて」
ナコ:「食レポだし」
日下部 みなほ:「結構容赦ないよね、ナコちゃん」
日下部 みなほ:「えー、味・・・えぇー・・・・・」
日下部 みなほ:「例えるなら、そうね」
日下部 みなほ:「ほっけの塩麹焼きを」
日下部 みなほ:「ペースト状にして、えぐくした感じ」
日下部 みなほ:「それをクラッカーに塗って食べた」
ナコ:「胸が熱くなるわね」
日下部 みなほ:「ほんとだよ・・・」
日下部 みなほ:「いやね、食文化だからさ。別に否定する気はないよ?」
日下部 みなほ:「でも、文化だからさ」
日下部 みなほ:「合う・合わないもあるんだよね」
ナコ:「序盤のおちゃらけムードはどこいったのかしらね」
日下部 みなほ:「真顔にもなるよ」
日下部 みなほ:「すっごい」
ナコ:「そ、そうなの・・・」
日下部 みなほ:「ああ・・・・プレーンクラッカー美味しい・・・」
日下部 みなほ:「マーガリン塗ったトーストも、美味しい・・・」
日下部 みなほ:「幸せ・・・」
ナコ:「なんか私、涙出てきたわ」
日下部 みなほ:「当たり前に食べているものが、ただそこにある」
日下部 みなほ:「それだけで、人間は最高に幸せなんじゃないかなって」
ナコ:「いいわよ。そんな感じで〆ましょうか」
ナコ:「じゃ、動画きるわねー」
日下部 みなほ:「あとで、後輩になった月羽ちゃんにも食べさせよう」
ナコ:「鬼か」
ナコ:「味の説明、してみて」
ナコ:「食レポだし」
日下部 みなほ:「結構容赦ないよね、ナコちゃん」
日下部 みなほ:「えー、味・・・えぇー・・・・・」
日下部 みなほ:「例えるなら、そうね」
日下部 みなほ:「ほっけの塩麹焼きを」
日下部 みなほ:「ペースト状にして、えぐくした感じ」
日下部 みなほ:「それをクラッカーに塗って食べた」
ナコ:「胸が熱くなるわね」
日下部 みなほ:「ほんとだよ・・・」
日下部 みなほ:「いやね、食文化だからさ。別に否定する気はないよ?」
日下部 みなほ:「でも、文化だからさ」
日下部 みなほ:「合う・合わないもあるんだよね」
ナコ:「序盤のおちゃらけムードはどこいったのかしらね」
日下部 みなほ:「真顔にもなるよ」
日下部 みなほ:「すっごい」
ナコ:「そ、そうなの・・・」
日下部 みなほ:「ああ・・・・プレーンクラッカー美味しい・・・」
日下部 みなほ:「マーガリン塗ったトーストも、美味しい・・・」
日下部 みなほ:「幸せ・・・」
ナコ:「なんか私、涙出てきたわ」
日下部 みなほ:「当たり前に食べているものが、ただそこにある」
日下部 みなほ:「それだけで、人間は最高に幸せなんじゃないかなって」
ナコ:「いいわよ。そんな感じで〆ましょうか」
ナコ:「じゃ、動画きるわねー」
日下部 みなほ:「あとで、後輩になった月羽ちゃんにも食べさせよう」
ナコ:「鬼か」
****************************【??????】*******************************
月羽 雨:「うあああぁああああぁぁあぁぁ!!?!?!」
ご挨拶がまだでしたので、食レポ更新とあわせて。
早いもので終了からもう半年以上経ってしまいましたが、非常に楽しくのめり込める
セッションでした。
KPの後日談にも類似の記載がありますが、日下部みなほがナコちゃんとペアになれたことも、
私の中では運命的に感じております。
他のどの子とペアになったとしても、ここまでカチっとははまらなかったように感じます。
(あるいはそれこそが、KPのさるかにさんの手腕なのかもしれませんね)
このKPとPLで、このPCで、このペアで、『ネームレス・カルト』を体験できたことは、
私のTRPG人生の中でもトップクラスに幸せなことだと胸を張って言えます。
また、素晴らしいシナリオを作成してくださった原作者の方にも心からの感謝を。
半年以上すぎましたが、まだ日下部みなほの次の冒険は始まっておりません。
もう次なんてなくて、そのまま幸せ(?)に暮らすのかもしれません。
でも、ふと今回の事件を思い出して懐かしく感じることはこれからもたくさんあるでしょう。
思い出に残るセッションを、ありがとうございました。
早いもので終了からもう半年以上経ってしまいましたが、非常に楽しくのめり込める
セッションでした。
KPの後日談にも類似の記載がありますが、日下部みなほがナコちゃんとペアになれたことも、
私の中では運命的に感じております。
他のどの子とペアになったとしても、ここまでカチっとははまらなかったように感じます。
(あるいはそれこそが、KPのさるかにさんの手腕なのかもしれませんね)
このKPとPLで、このPCで、このペアで、『ネームレス・カルト』を体験できたことは、
私のTRPG人生の中でもトップクラスに幸せなことだと胸を張って言えます。
また、素晴らしいシナリオを作成してくださった原作者の方にも心からの感謝を。
半年以上すぎましたが、まだ日下部みなほの次の冒険は始まっておりません。
もう次なんてなくて、そのまま幸せ(?)に暮らすのかもしれません。
でも、ふと今回の事件を思い出して懐かしく感じることはこれからもたくさんあるでしょう。
思い出に残るセッションを、ありがとうございました。
俺のとりあえずの問題としては戸籍がないことだった。
この一点に限る。なんせ病気になっても国民健康保険が使えない。
更にまともな住居すら確保できない。
俺はこの問題を一括に解決するために佐々木直の元を訪れている。
「簡単に言うと戸籍を用意してほしいわけです。しかも見破られないレベルの」
俺がせっかく話をするのだからと思い持参した焼きそばを炒めながら
焼きそばにソースを入れるが如く簡単なことだろというように佐々木直に要求を突きつける。
まぁ実際のところこのソース加減が難しいのだけど
「…………」
そして俺が頼りにしてきた佐々木直はと言うと終始仏頂面でイスに座っている。
きっとまた有栖と喧嘩でもしたのだろう仕方ない。
「先輩、そんな仏頂面してるとまた有栖さんと喧嘩しますよ」
「俺が仏頂面なのはお前がいきなりこの地下の秘密であった場所に乗り込んできたからだ」
「こんなところにいると栄養不足になると思いましてね」
「さっさと出て行け」
「先輩が都合4人分の戸籍を用意してくれるなら出ていきますよ」
改めて要求の再確認を行うと佐々木直は頭が痛そうに指で眉間の皺を伸ばしながら長い溜息を吐く。
「……分かった。"一応"恩人らしいからな。手は打ってやる」
「焼きそば出来上がり。熱いうちにどうぞ」
コトリとシンプルにソースのみで味付けされた屋台風の焼きそばが机に置かれる。
「アル。昼食できたぞー」
出来立てほやほやの焼きそばをスマホのカメラ機能を使って撮る。傍目から見ると手作り料理を取っているようにしか見えないのが気が楽だ。
「龍之介。頂きます」
「召し上がれ」
我ながらアルは礼儀正しくていい子だと思う。作ったのがあの遠山有栖とは思えない。
まさに鳶が鷹を生むというやつだろう。
「龍之介どうしたの?」
「アルはいい子だなと思って」
「…………」
「さて…食べたら次のことをしようか」
これほどまでに忙しかったのは一人暮らしを始めた時以来かもしれない。
それでもこうやって話し相手がいて目標があるというのは充実しているし寂しさも感じないからいいものだ
この一点に限る。なんせ病気になっても国民健康保険が使えない。
更にまともな住居すら確保できない。
俺はこの問題を一括に解決するために佐々木直の元を訪れている。
「簡単に言うと戸籍を用意してほしいわけです。しかも見破られないレベルの」
俺がせっかく話をするのだからと思い持参した焼きそばを炒めながら
焼きそばにソースを入れるが如く簡単なことだろというように佐々木直に要求を突きつける。
まぁ実際のところこのソース加減が難しいのだけど
「…………」
そして俺が頼りにしてきた佐々木直はと言うと終始仏頂面でイスに座っている。
きっとまた有栖と喧嘩でもしたのだろう仕方ない。
「先輩、そんな仏頂面してるとまた有栖さんと喧嘩しますよ」
「俺が仏頂面なのはお前がいきなりこの地下の秘密であった場所に乗り込んできたからだ」
「こんなところにいると栄養不足になると思いましてね」
「さっさと出て行け」
「先輩が都合4人分の戸籍を用意してくれるなら出ていきますよ」
改めて要求の再確認を行うと佐々木直は頭が痛そうに指で眉間の皺を伸ばしながら長い溜息を吐く。
「……分かった。"一応"恩人らしいからな。手は打ってやる」
「焼きそば出来上がり。熱いうちにどうぞ」
コトリとシンプルにソースのみで味付けされた屋台風の焼きそばが机に置かれる。
「アル。昼食できたぞー」
出来立てほやほやの焼きそばをスマホのカメラ機能を使って撮る。傍目から見ると手作り料理を取っているようにしか見えないのが気が楽だ。
「龍之介。頂きます」
「召し上がれ」
我ながらアルは礼儀正しくていい子だと思う。作ったのがあの遠山有栖とは思えない。
まさに鳶が鷹を生むというやつだろう。
「龍之介どうしたの?」
「アルはいい子だなと思って」
「…………」
「さて…食べたら次のことをしようか」
これほどまでに忙しかったのは一人暮らしを始めた時以来かもしれない。
それでもこうやって話し相手がいて目標があるというのは充実しているし寂しさも感じないからいいものだ
戸籍も無事に入手して俺も無事に学園の生徒としての籍を得ることが出来た。編入試験に関しては前の世界で十分すぎるほど勉強していたので問題はなかった。
「先生。これ部活動の申請書です」
俺はそう言って先生に部活申請書とともにいい男の連絡先を添えて渡す。
「それと先生が名義上顧問になってください」
「はぁ?」
「いい男紹介しますから」
「任されたタイタニックに乗った気でいるがいい」
「(それ沈没する)」
「で、何の部活なんだ?」
「新聞部ですよ。まぁ部室は獲得できなかったので外部で主に活動になりますが、フィールドワークですね」
この教師は自分の都合にいいように物事から眼をつぶるのが絶妙に美味い。
だから、今回も自分の欲のために俺の欲を見逃してくれる。
「はい。判子押したからこれでいいでしょ」
キャサリンは要件は終わったのだからさっさと帰れ私は寝るとでもいいたげに手であしらってくる
「先生も相変わらず変わらないな」
「龍之介。オカルト研究会には入らないの?」
あるが少し心配げな声色で声をかけてくる
「残念ながらこの世界ではオカルト部にもゲーム部にも入る気はないからね。俺の先輩はあの人達だけだから。他の人に先輩付けで呼びたくない」
自分のことながら実に子供っぽいと思うがしたくないのだから仕方ない。
今更ながらに思うが誰かを好きになるというのは狂うと同義なのかもしれない。
「さてと……!」
「龍之介何それ」
アルは俺が肩からかけているタスキを見ながら声をかけてくる
「俺が新聞部の部長である印だ」
そのタスキには『普通じゃない部員募集中。私が部長です』と書かれていた。
「先生。これ部活動の申請書です」
俺はそう言って先生に部活申請書とともにいい男の連絡先を添えて渡す。
「それと先生が名義上顧問になってください」
「はぁ?」
「いい男紹介しますから」
「任されたタイタニックに乗った気でいるがいい」
「(それ沈没する)」
「で、何の部活なんだ?」
「新聞部ですよ。まぁ部室は獲得できなかったので外部で主に活動になりますが、フィールドワークですね」
この教師は自分の都合にいいように物事から眼をつぶるのが絶妙に美味い。
だから、今回も自分の欲のために俺の欲を見逃してくれる。
「はい。判子押したからこれでいいでしょ」
キャサリンは要件は終わったのだからさっさと帰れ私は寝るとでもいいたげに手であしらってくる
「先生も相変わらず変わらないな」
「龍之介。オカルト研究会には入らないの?」
あるが少し心配げな声色で声をかけてくる
「残念ながらこの世界ではオカルト部にもゲーム部にも入る気はないからね。俺の先輩はあの人達だけだから。他の人に先輩付けで呼びたくない」
自分のことながら実に子供っぽいと思うがしたくないのだから仕方ない。
今更ながらに思うが誰かを好きになるというのは狂うと同義なのかもしれない。
「さてと……!」
「龍之介何それ」
アルは俺が肩からかけているタスキを見ながら声をかけてくる
「俺が新聞部の部長である印だ」
そのタスキには『普通じゃない部員募集中。私が部長です』と書かれていた。
なんだかんだで忙しく、気づけば1年の月日が経っていた。
俺はと言えば、相変わらず新聞部の部長として君臨している。
そして一番変わったことと言えば月羽雨と竹取輝夜の二人が前の世界と変わることなくこの世界でも入学してきたことだ。
輝夜先輩のことを輝夜先輩と呼べないもどかしさを毎日のように感じつつ、そもそも部活が違うしで頻繁に顔を合わせることが中々困難で死にそうだとか
そういう問題は山積みしているが、とりあえず今回の企画を目の前の優秀な後輩に伝えることにした。
「今回は前回好評だったゲテモノ料理第二弾としてタランチュラの串焼きで行こうと思う」
俺はそう言って近場で奇跡的にタランチュラの串焼きを食べれる店の案内を後輩の月羽に渡す。
「やですよー! そのクソ企画1回で終わるって言ってたじゃないですか!」
「予想以上に月羽が涙目でゲテモノ料理を食べるというのが好評でな。一部ではファンクラブもあるとか」
「絶対ろくなファンクラブじゃないですそれ!」
「もー! いいです! 今日は元々あっちの部活の日だから私行きますからねー!」
「気をつけていけよ」
俺は面倒くさそうに手をひらひらと振って自分のノートパソコンに目を落とす。
「ネームレスカルトの機能を改造して食物は消費、衣服などは着替えられるしようにするのは中々進まないなぁ」
「やっぱりこういうのは専門……いや、アルのことは自分の手でやりたいしな」
「(龍之介また一人で何かやってる)」
ことの発端は偶然に目に止まった服をあるにプレゼントしたまでは良いが、服が消えてしまうことを忘れていて、その後の少し悲しそうなアルの顔が忘れられないからである。
「先輩またぶつぶつと独り言……可愛い後輩の私がいるのに! もう行きますよ!」
「あぁいってらっしゃい」
「本当に先輩可愛げないですよね!」
「そこの冷蔵庫に入ってるプリン持っていって輝夜たちと一緒に食べたらいい」
「……そういうところが可愛げないんですよ。まぁ貰いますけど」
月羽は嬉しそうに洋菓子の箱を持って部室をあとにする。
人作業を終えたあと、ふと…カレンダーが目に止まり
「今年も……あと3ヶ月か」
去年は会うことはできなかった。
形だけで見れば俺達が追い出した形になるのだから当然とも言えるかもしれない。
「……それでも」
俺はと言えば、相変わらず新聞部の部長として君臨している。
そして一番変わったことと言えば月羽雨と竹取輝夜の二人が前の世界と変わることなくこの世界でも入学してきたことだ。
輝夜先輩のことを輝夜先輩と呼べないもどかしさを毎日のように感じつつ、そもそも部活が違うしで頻繁に顔を合わせることが中々困難で死にそうだとか
そういう問題は山積みしているが、とりあえず今回の企画を目の前の優秀な後輩に伝えることにした。
「今回は前回好評だったゲテモノ料理第二弾としてタランチュラの串焼きで行こうと思う」
俺はそう言って近場で奇跡的にタランチュラの串焼きを食べれる店の案内を後輩の月羽に渡す。
「やですよー! そのクソ企画1回で終わるって言ってたじゃないですか!」
「予想以上に月羽が涙目でゲテモノ料理を食べるというのが好評でな。一部ではファンクラブもあるとか」
「絶対ろくなファンクラブじゃないですそれ!」
「もー! いいです! 今日は元々あっちの部活の日だから私行きますからねー!」
「気をつけていけよ」
俺は面倒くさそうに手をひらひらと振って自分のノートパソコンに目を落とす。
「ネームレスカルトの機能を改造して食物は消費、衣服などは着替えられるしようにするのは中々進まないなぁ」
「やっぱりこういうのは専門……いや、アルのことは自分の手でやりたいしな」
「(龍之介また一人で何かやってる)」
ことの発端は偶然に目に止まった服をあるにプレゼントしたまでは良いが、服が消えてしまうことを忘れていて、その後の少し悲しそうなアルの顔が忘れられないからである。
「先輩またぶつぶつと独り言……可愛い後輩の私がいるのに! もう行きますよ!」
「あぁいってらっしゃい」
「本当に先輩可愛げないですよね!」
「そこの冷蔵庫に入ってるプリン持っていって輝夜たちと一緒に食べたらいい」
「……そういうところが可愛げないんですよ。まぁ貰いますけど」
月羽は嬉しそうに洋菓子の箱を持って部室をあとにする。
人作業を終えたあと、ふと…カレンダーが目に止まり
「今年も……あと3ヶ月か」
去年は会うことはできなかった。
形だけで見れば俺達が追い出した形になるのだから当然とも言えるかもしれない。
「……それでも」
少し雪がちらつく中、日もすっかり落ちてしまい特に誰と待ち合わせをしてるわけでもないが俺はトルコ料理の店の前にいた
「はぁ……この寒さは人を本当に殺すと俺は思う」
去年会うことができなくて、どれほど辛かったか。
それを言うと俺が先輩にした仕打ちの数々を考えると面と向かって先輩の顔を見れない気もするが、今日は気にしないでおこう。
傍目から見ると俺の行動は世界を壊しかねない化物とどうにか接触しようとしている狂った信者に見えるのかもしれないなと聖なる夜に考える。
何と言われようと好きなものは好きなのだから仕方ない。
正直なところ彼女のためなら殺されたって良い。むしろ、あっちの世界で我慢した自分を褒めたい。先輩からのあのメールがなかったらやばかったかもしれないが……
そんなとりとめのない事を思いながら寒い夜の中一人で佇む。
「及川くん、風邪引くわよ」
店も閉まり日付も変わりそうな時間。不意に懐かしい声が聞こえる。
俺はゆっくりと振り向き、ずっと鞄に仕舞っていた包を取り出す。
「大丈夫ですよ先輩。それよりも誕生日おめでとうございます」
色々言いたいことはあるが頭の中で言葉がぐるぐると周り言葉にできない。
纏まらない思考の中、俺は気づくと何個かの言葉を発していた
「先輩。好きです。ずっと先輩を楽しませるので結婚してください。先輩に俺の世界をあげます。だから、先輩の笑顔を俺にください」
一足にそう言うとプレゼントに買っておいた髪飾りと本当何を考えているのかわからないが結婚指輪とも取れる指輪の包みを渡す。
あの時以上に永遠に感じるような時間の中、ただ先輩の返事を待つ。
返事はどうあれ。再び先輩に会うことができたこの日に俺は感謝していた。
「はぁ……この寒さは人を本当に殺すと俺は思う」
去年会うことができなくて、どれほど辛かったか。
それを言うと俺が先輩にした仕打ちの数々を考えると面と向かって先輩の顔を見れない気もするが、今日は気にしないでおこう。
傍目から見ると俺の行動は世界を壊しかねない化物とどうにか接触しようとしている狂った信者に見えるのかもしれないなと聖なる夜に考える。
何と言われようと好きなものは好きなのだから仕方ない。
正直なところ彼女のためなら殺されたって良い。むしろ、あっちの世界で我慢した自分を褒めたい。先輩からのあのメールがなかったらやばかったかもしれないが……
そんなとりとめのない事を思いながら寒い夜の中一人で佇む。
「及川くん、風邪引くわよ」
店も閉まり日付も変わりそうな時間。不意に懐かしい声が聞こえる。
俺はゆっくりと振り向き、ずっと鞄に仕舞っていた包を取り出す。
「大丈夫ですよ先輩。それよりも誕生日おめでとうございます」
色々言いたいことはあるが頭の中で言葉がぐるぐると周り言葉にできない。
纏まらない思考の中、俺は気づくと何個かの言葉を発していた
「先輩。好きです。ずっと先輩を楽しませるので結婚してください。先輩に俺の世界をあげます。だから、先輩の笑顔を俺にください」
一足にそう言うとプレゼントに買っておいた髪飾りと本当何を考えているのかわからないが結婚指輪とも取れる指輪の包みを渡す。
あの時以上に永遠に感じるような時間の中、ただ先輩の返事を待つ。
返事はどうあれ。再び先輩に会うことができたこの日に俺は感謝していた。
ひとまず最初の挨拶としてお疲れ様でした!
私自身、今回ほど長丁場のシナリオを公募では体験したことがなかったのでとても楽しかったです。
そして私の名誉のために……一切の出目操作は行われておりません! これも全て信仰のなせる御業なのです。
今回はKPの挑戦に対して常に女神が微笑んでくれました。女神はKP様が困惑する様子が大変気に入ってる様子ですね!
日下部さんへ
後半戦若干、オカ研組の思想に闇堕ちしそうになってましたが、PL側の紅一点としてイスさんとお話の最前線に立つなど実に紅一点?でした!
心残りなのは常識人の日下部さんを完全に落せなかったこと……
そして食レポが結局できてない……!
ナコとの絡みは思春期を迎えて少し照れが出ている妹に優しく接しているお姉さんのようでとても心温まりました!
またどこかでご一緒しましたら癒やしてください……!
川波さんへ
徹頭徹尾常識人であり続けた川波さんへは賞賛を贈りたいです。
数多の誘惑(悪ふざけ)を乗り切り、パーフェクトボディーから放たれるSGキック。一人ピンチの時にデートしていて申し訳ない……反省も後悔もしてませんが今後に活かします!
殺すと言いながら結局、人間は殺してないあたりやはり川波さんは一番の常識人だったのではないかと思います。ルルとの関係はTHE相棒って感じでしたね!
最後の選択の場面は常識人だった川波さんと非常識筆頭の及川の今までの行いや考えの違いが全部出た場面だなと思いました。
常識人がいるからこそギリギリのラインを攻めることが出来る。そんな常識人の川波さんのこと及川は信頼していました。
またどこかでご一緒しましたら今度は一緒にふざけるか、ヒーヒー言いながら一緒に生き延びましょう。
二階堂さんへ
二階堂さんは及川にとってはまさに悪友であり親友でした。
ふざけているけどどこか二階堂さんなら大丈夫。いけるいけると多々甘えている点がありました。これが……父性力でしょうか。
そして常ににじみ出る優しさとあふれる冒険心を感じました。
貴方と一緒に輝夜先輩を崇めた日々は及川にとってかけがえのない日々です。
きっとこの世界でも事あるごとに二階堂さんを誘うでしょう。塩で魔法陣書いたり……。
今度は校庭にミステリーサークルもいいかもしれませんね。
及川はこの先何があっても二階堂さんと親友であったことを誇りに思うことでしょう。
KP様へ
最後になりましたが改めて長期の卓お疲れ様でした!
心から楽しませていただきました。いくら感謝しても足りないぐらいです。
そして……出目操作してませんよ?(純粋な目)
KPが私に厳しい判定を課すというのはきっと今回の卓では神託だったのでしょう。
困難に挑むことでKPを困惑に叩き落とすことが出来る……大変ご馳走様でした。
新堂先輩、輝夜先輩、アルと魅力あふれる彼女たちと青春を過ごすことが出来た及川は果報者です。
輝夜先輩に裏切られた際も新堂先輩とどのような形であれ袂を分かつことが確定になったときも悲しみは特になかったです。
ただ、彼女たちにはどのような形でも生き延びてほしい。その点、やはり輝夜先輩は加護されていたのではないかと思います。
また、最後の新堂先輩からのメールと輝夜先輩が自主的に戦線離脱したことは今までの自分たちの日常はこの壊れた世界でも確かに存在し続けたのだと、ある意味で及川に踏ん切りをつけさせてくれました。
キャサリンは清々しいくらい悪でした。あれはあれでとても魅力がありました。最高に屑でしたけど嫌いじゃないです。むしろ好きです。
色々書きたいこともある気がしますが……今回はこのぐらいで
またどこかでご一緒した際は立場が入れ替わるか。一緒にPLとして囲めるか分かりませんが思いっきり楽しみましょう!
私自身、今回ほど長丁場のシナリオを公募では体験したことがなかったのでとても楽しかったです。
そして私の名誉のために……一切の出目操作は行われておりません! これも全て信仰のなせる御業なのです。
今回はKPの挑戦に対して常に女神が微笑んでくれました。女神はKP様が困惑する様子が大変気に入ってる様子ですね!
日下部さんへ
後半戦若干、オカ研組の思想に闇堕ちしそうになってましたが、PL側の紅一点としてイスさんとお話の最前線に立つなど実に紅一点?でした!
心残りなのは常識人の日下部さんを完全に落せなかったこと……
そして食レポが結局できてない……!
ナコとの絡みは思春期を迎えて少し照れが出ている妹に優しく接しているお姉さんのようでとても心温まりました!
またどこかでご一緒しましたら癒やしてください……!
川波さんへ
徹頭徹尾常識人であり続けた川波さんへは賞賛を贈りたいです。
数多の誘惑(悪ふざけ)を乗り切り、パーフェクトボディーから放たれるSGキック。一人ピンチの時にデートしていて申し訳ない……反省も後悔もしてませんが今後に活かします!
殺すと言いながら結局、人間は殺してないあたりやはり川波さんは一番の常識人だったのではないかと思います。ルルとの関係はTHE相棒って感じでしたね!
最後の選択の場面は常識人だった川波さんと非常識筆頭の及川の今までの行いや考えの違いが全部出た場面だなと思いました。
常識人がいるからこそギリギリのラインを攻めることが出来る。そんな常識人の川波さんのこと及川は信頼していました。
またどこかでご一緒しましたら今度は一緒にふざけるか、ヒーヒー言いながら一緒に生き延びましょう。
二階堂さんへ
二階堂さんは及川にとってはまさに悪友であり親友でした。
ふざけているけどどこか二階堂さんなら大丈夫。いけるいけると多々甘えている点がありました。これが……父性力でしょうか。
そして常ににじみ出る優しさとあふれる冒険心を感じました。
貴方と一緒に輝夜先輩を崇めた日々は及川にとってかけがえのない日々です。
きっとこの世界でも事あるごとに二階堂さんを誘うでしょう。塩で魔法陣書いたり……。
今度は校庭にミステリーサークルもいいかもしれませんね。
及川はこの先何があっても二階堂さんと親友であったことを誇りに思うことでしょう。
KP様へ
最後になりましたが改めて長期の卓お疲れ様でした!
心から楽しませていただきました。いくら感謝しても足りないぐらいです。
そして……出目操作してませんよ?(純粋な目)
KPが私に厳しい判定を課すというのはきっと今回の卓では神託だったのでしょう。
困難に挑むことでKPを困惑に叩き落とすことが出来る……大変ご馳走様でした。
新堂先輩、輝夜先輩、アルと魅力あふれる彼女たちと青春を過ごすことが出来た及川は果報者です。
輝夜先輩に裏切られた際も新堂先輩とどのような形であれ袂を分かつことが確定になったときも悲しみは特になかったです。
ただ、彼女たちにはどのような形でも生き延びてほしい。その点、やはり輝夜先輩は加護されていたのではないかと思います。
また、最後の新堂先輩からのメールと輝夜先輩が自主的に戦線離脱したことは今までの自分たちの日常はこの壊れた世界でも確かに存在し続けたのだと、ある意味で及川に踏ん切りをつけさせてくれました。
キャサリンは清々しいくらい悪でした。あれはあれでとても魅力がありました。最高に屑でしたけど嫌いじゃないです。むしろ好きです。
色々書きたいこともある気がしますが……今回はこのぐらいで
またどこかでご一緒した際は立場が入れ替わるか。一緒にPLとして囲めるか分かりませんが思いっきり楽しみましょう!
皆さん1カ月間ありがとうございました!
私は今回のような長期卓に参加するのは初めてでしたが、とても楽しかったです!
NPCに惚れる探索者をRPするのも初めての体験でしたw
私は今回のような長期卓に参加するのは初めてでしたが、とても楽しかったです!
NPCに惚れる探索者をRPするのも初めての体験でしたw
探索者の中で紅一点、真面目に新聞部として活動していた日下部さん、
時が経つにつれてオカ研に浸食されたのか、羽目を外していく姿が楽しかったです!
しかし信仰を広めることができなかったのが残念でならないですね。
そうだ心残りといえば、まだ支払われていない報酬をこの世界線で回収しなくては
「そう…みなほちゃんの食レポを!」
またご一緒したときはよろしくお願いします!
時が経つにつれてオカ研に浸食されたのか、羽目を外していく姿が楽しかったです!
しかし信仰を広めることができなかったのが残念でならないですね。
そうだ心残りといえば、まだ支払われていない報酬をこの世界線で回収しなくては
「そう…みなほちゃんの食レポを!」
またご一緒したときはよろしくお願いします!
開幕から繰り広げられるオカ研の悪ふざけや、伏兵の日下部さんを交えた誘惑の包囲網にくじけず、
最後まで常識人を貫き通した川波さん、そのまじめな姿はカッコよかったです!
その恵まれた肉体から放たれる人間SGの威力は圧巻でした。
ルルと川波さんの組み合わせは凶悪でしたね!
またご一緒したときは川波さんの違った面が見れるといいですね。
ありがとうございました!
最後まで常識人を貫き通した川波さん、そのまじめな姿はカッコよかったです!
その恵まれた肉体から放たれる人間SGの威力は圧巻でした。
ルルと川波さんの組み合わせは凶悪でしたね!
またご一緒したときは川波さんの違った面が見れるといいですね。
ありがとうございました!
及川さんは俊光にとって無二の親友でした。
2か月の付き合いだなどとは信じられないくらいの相性の良さで、
2人で輝夜先輩をいじったり、崇めたりして時々新堂先輩も悪ノリするという、
オカ研の素晴らしい日常を共に過ごさせてもらいました。
探索中には常に遊び心を忘れないながらも、情報収集はきちんとされている。
そんな及川さんが一緒にいたからこそ、俊光は最後まで先輩への思いを貫くことが出来ました。
ありがとうございました!
新しい世界線でも二人で怪しげなことをして、噂になっていることでしょうw
及川さんと親友であることは俊光にとって誇りだと胸を張って宣言します。
2か月の付き合いだなどとは信じられないくらいの相性の良さで、
2人で輝夜先輩をいじったり、崇めたりして時々新堂先輩も悪ノリするという、
オカ研の素晴らしい日常を共に過ごさせてもらいました。
探索中には常に遊び心を忘れないながらも、情報収集はきちんとされている。
そんな及川さんが一緒にいたからこそ、俊光は最後まで先輩への思いを貫くことが出来ました。
ありがとうございました!
新しい世界線でも二人で怪しげなことをして、噂になっていることでしょうw
及川さんと親友であることは俊光にとって誇りだと胸を張って宣言します。
このような素晴らしい卓に参加させていただきありがとうございました!
勝手に宗教を創設したりと悪ふざけばかりのRPでしたが、それを汲み取ってくれたKPのお陰でとても楽しかったです。
何気なく選んだ聖職者という職業は、この運命を予見してたのかな?
途中までホントに聖職者ベースということを忘れていましたw
本編ではわんこのように天真爛漫なセラを甘やかしたり、
輝夜先輩という大切な人と過ごした青春は、俊光にとってかけがえのない日々でした。
最終局面では輝夜先輩に裏切られながらも、自分の思いを捨てれないず、
たとえ自分と共に過ごすことは出来なくとも、生きていてほしいそんな俊光をRPさせてもらいました。
新堂先輩からの及川さんへのメッセージや、輝夜先輩が自分から教室を去ったシーンなどは、
オカ研4人で過ごした楽しい日々とその思いに嘘は無かったんだと感じさせてくれました。
またご一緒した際はよろしくお願いします!
今度は私がKPとして招待できるように修行を積んできます!
勝手に宗教を創設したりと悪ふざけばかりのRPでしたが、それを汲み取ってくれたKPのお陰でとても楽しかったです。
何気なく選んだ聖職者という職業は、この運命を予見してたのかな?
途中までホントに聖職者ベースということを忘れていましたw
本編ではわんこのように天真爛漫なセラを甘やかしたり、
輝夜先輩という大切な人と過ごした青春は、俊光にとってかけがえのない日々でした。
最終局面では輝夜先輩に裏切られながらも、自分の思いを捨てれないず、
たとえ自分と共に過ごすことは出来なくとも、生きていてほしいそんな俊光をRPさせてもらいました。
新堂先輩からの及川さんへのメッセージや、輝夜先輩が自分から教室を去ったシーンなどは、
オカ研4人で過ごした楽しい日々とその思いに嘘は無かったんだと感じさせてくれました。
またご一緒した際はよろしくお願いします!
今度は私がKPとして招待できるように修行を積んできます!
まずは皆さま、「ネームレス・カルト」クリア、おめでとうございます!
2回目ということもあって、少しは落ち着いて回せるかとタカをくくっていましたが、自分の見込みの甘さを痛感しました。
RPも探索も皆さん常に全力で臨んでいただけて、KPとしてはとても有難く思うと同時に、
その本意気の全てを受け止めきれなかったこと、本当に心苦しく思います。
拙いキーパリングに長々とお付き合いいただけたことに、最大限の感謝を。
たくさんのご迷惑をおかけしましたが、これからも精進して参ります。
そして、そんな未熟なキーパーの卓でしたが、もし楽しんでいただけたのであれば、
これ以上嬉しいことはありません。
別卓でお会いすることがあれば、その時はどうぞよろしくお願いします。
PLの皆さまとPCの皆さまの今後に、輝夜先輩の加護があらんことを。
2回目ということもあって、少しは落ち着いて回せるかとタカをくくっていましたが、自分の見込みの甘さを痛感しました。
RPも探索も皆さん常に全力で臨んでいただけて、KPとしてはとても有難く思うと同時に、
その本意気の全てを受け止めきれなかったこと、本当に心苦しく思います。
拙いキーパリングに長々とお付き合いいただけたことに、最大限の感謝を。
たくさんのご迷惑をおかけしましたが、これからも精進して参ります。
そして、そんな未熟なキーパーの卓でしたが、もし楽しんでいただけたのであれば、
これ以上嬉しいことはありません。
別卓でお会いすることがあれば、その時はどうぞよろしくお願いします。
PLの皆さまとPCの皆さまの今後に、輝夜先輩の加護があらんことを。
焼きそば、深淵紅茶、サボり集団、幼児退行、萌え萌えきゅん、ダブルデートの裏で神話生物襲来、
キャシーソルト、ヨグソドズの舞、アルティメット先輩、ヒーローがキャサリンにクリ二連……
思い返すと色んなことがありました。長いようで短かった、そんな気持ちです。
今回、まさかここまで輝夜先輩が活躍することになるとは思ってもみませんでした。
以前も少し言いましたが、実は原作の新堂部長と輝夜先輩は結構キャラが違います。
KPが「こっちの方が可愛いでしょ!」とキャラを弄って回していたのですが、
まさかこれほど受け入れてもらえるとは思っていませんでした。
とても嬉しい限りです。
探索に関してですが、皆さんがあまりにも優秀で前半途中から探索時間がダダ余りしてしまいました。
特に物置絡みではやきもきさせてしまったかと思います。大変申し訳ありません。
これでも、初回よりは情報絞って出したんですけどね……皆さんの本気に勝てませんでした。
もし次回があれば、色々と改善してみようと思います。勉強になりました。
探索者同士の関係性ですが、今回は特に同じ部活同士での絆が強かったように思えました。
行動も同じ部活メンバー同士で動くことが多くて、
その行動方針の違いが、ひょっとしたら最後の意見にも反映されてたのかな、なんてことも思ったりしました。
そう考えると、中長期卓での時間と行動の積み重ねの重みのようなものが感じられて、
個人的には少し嬉しく思います。
まだまだ色々あって言い足りませんが、最後に一言だけ。
及川さん、出目操作はやめてください。
キャシーソルト、ヨグソドズの舞、アルティメット先輩、ヒーローがキャサリンにクリ二連……
思い返すと色んなことがありました。長いようで短かった、そんな気持ちです。
今回、まさかここまで輝夜先輩が活躍することになるとは思ってもみませんでした。
以前も少し言いましたが、実は原作の新堂部長と輝夜先輩は結構キャラが違います。
KPが「こっちの方が可愛いでしょ!」とキャラを弄って回していたのですが、
まさかこれほど受け入れてもらえるとは思っていませんでした。
とても嬉しい限りです。
探索に関してですが、皆さんがあまりにも優秀で前半途中から探索時間がダダ余りしてしまいました。
特に物置絡みではやきもきさせてしまったかと思います。大変申し訳ありません。
これでも、初回よりは情報絞って出したんですけどね……皆さんの本気に勝てませんでした。
もし次回があれば、色々と改善してみようと思います。勉強になりました。
探索者同士の関係性ですが、今回は特に同じ部活同士での絆が強かったように思えました。
行動も同じ部活メンバー同士で動くことが多くて、
その行動方針の違いが、ひょっとしたら最後の意見にも反映されてたのかな、なんてことも思ったりしました。
そう考えると、中長期卓での時間と行動の積み重ねの重みのようなものが感じられて、
個人的には少し嬉しく思います。
まだまだ色々あって言い足りませんが、最後に一言だけ。
及川さん、出目操作はやめてください。
探索者紅一点のお立場、お疲れさまでした。
そして、ナコを可愛がっていただき、ありがとうございました。
心配性だけど優しいお姉ちゃんができて、ナコもきっと満更ではないでしょう。
男性陣が色んな意味で破天荒な中、
日下部さんの、時に羽目を外しつつ時に真面目な立ち位置は、とても重要な役割だったと思います。
あと、結構待ち時間の多いお立場にさせてしまい、申し訳ありませんでした。
それでも何も言わずに優しく見守っていただけて、KPは本当に助かりました。ありがとうございます。
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
そして、ナコを可愛がっていただき、ありがとうございました。
心配性だけど優しいお姉ちゃんができて、ナコもきっと満更ではないでしょう。
男性陣が色んな意味で破天荒な中、
日下部さんの、時に羽目を外しつつ時に真面目な立ち位置は、とても重要な役割だったと思います。
あと、結構待ち時間の多いお立場にさせてしまい、申し訳ありませんでした。
それでも何も言わずに優しく見守っていただけて、KPは本当に助かりました。ありがとうございます。
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
今回の星さんは完全に真面目でしたね!
ダイス運の時とも少し違う、新しい一面が見えて、とても新鮮でした。
ルルとの関係性も他にはない接し方で、とても良かったと思います。
これがアルが相手だったら寡黙なまま終わっていたかもしれませんし、
セラが相手だったら拗ねさせていたかもしれませんし、
ナコが相手だったら喧嘩していたかもしれません。
川波さんのところにルルが行ったことに、縁を感じずにはいられないところです。
もっとも、ルルに合わせたRPをされていた、ということだと思いますけれど。
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
ダイス運の時とも少し違う、新しい一面が見えて、とても新鮮でした。
ルルとの関係性も他にはない接し方で、とても良かったと思います。
これがアルが相手だったら寡黙なまま終わっていたかもしれませんし、
セラが相手だったら拗ねさせていたかもしれませんし、
ナコが相手だったら喧嘩していたかもしれません。
川波さんのところにルルが行ったことに、縁を感じずにはいられないところです。
もっとも、ルルに合わせたRPをされていた、ということだと思いますけれど。
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
出目操作やめていただけませんか?(二度目)
すみません、取り乱しました。
及川さんはRPも探索もダイスも全て一級で、格の違いというものを見せつけられました。
NPCとの接し方も含め、RPを楽しみつつ探索行動には慎重で、とても勉強になる立ち回りでした。
新堂部長とも輝夜先輩ともアルとも仲良くしてもらえて、KPはとても嬉しかったです。
終盤は胃痛を与えまくってしまい、申し訳ありません。
でもそれだけ入れ込んでくれたってことですよね、有難いです!(ポジティブ)
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
すみません、取り乱しました。
及川さんはRPも探索もダイスも全て一級で、格の違いというものを見せつけられました。
NPCとの接し方も含め、RPを楽しみつつ探索行動には慎重で、とても勉強になる立ち回りでした。
新堂部長とも輝夜先輩ともアルとも仲良くしてもらえて、KPはとても嬉しかったです。
終盤は胃痛を与えまくってしまい、申し訳ありません。
でもそれだけ入れ込んでくれたってことですよね、有難いです!(ポジティブ)
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
二階堂さんと言えば輝夜先輩。輝夜先輩と言えば二階堂さん。
それだけに、終盤はとても辛い立場に追い込んでしまったと思います。すみませんでした。
本当は輝夜先輩はここまで重要な立ち位置のキャラクターではなかったのですが、
二階堂さんの愛が彼女をここまでのキーパーソンに引っ張り上げました。
輝夜先輩がここまで活躍したネームレス・カルトは、他にないんじゃないかと思っています。
そして、セラとも仲良くしていただき、ありがとうございました。
ワンコを存分に甘やかしてやってください。目指せ星間飛行。
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
それだけに、終盤はとても辛い立場に追い込んでしまったと思います。すみませんでした。
本当は輝夜先輩はここまで重要な立ち位置のキャラクターではなかったのですが、
二階堂さんの愛が彼女をここまでのキーパーソンに引っ張り上げました。
輝夜先輩がここまで活躍したネームレス・カルトは、他にないんじゃないかと思っています。
そして、セラとも仲良くしていただき、ありがとうございました。
ワンコを存分に甘やかしてやってください。目指せ星間飛行。
お忙しい中、長期にわたるセッション参加、本当にありがとうございました。
新堂鮮花の平穏は探索者たちの手で守られた。
数ヶ月後、彼女は安納阿礼と共に大学に進学する。民俗学を専攻しているらしい。
フィールドワークを中心とした彼女の活動範囲の広さに、安納阿礼は呆れつつも「それでこそ鮮花だ」と喜んでいるらしい。
彼女の日常は、今も変わらず続いている。
数ヶ月後、彼女は安納阿礼と共に大学に進学する。民俗学を専攻しているらしい。
フィールドワークを中心とした彼女の活動範囲の広さに、安納阿礼は呆れつつも「それでこそ鮮花だ」と喜んでいるらしい。
彼女の日常は、今も変わらず続いている。
新堂鮮花と一緒に大学に進学した彼は、経営学を学んでいる。
「プログラミングの勉強は一人でもできるからな! 大学では経営を学ぶ! そして、最高のゲーム会社を作ってみせる!」
とは、彼の弁である。
「プログラミングの勉強は一人でもできるからな! 大学では経営を学ぶ! そして、最高のゲーム会社を作ってみせる!」
とは、彼の弁である。
遠山有栖は悩んでいた。
『アイツ』の前では、どうにも素直になれない。いつも憎まれ口を叩いてしまう。
……決めた。卒業式の日だ。部長と鮮花先輩を送り出したら、その後に……。
卒業式当日。遠山有栖は、彼を呼び出した。
そして──
『アイツ』の前では、どうにも素直になれない。いつも憎まれ口を叩いてしまう。
……決めた。卒業式の日だ。部長と鮮花先輩を送り出したら、その後に……。
卒業式当日。遠山有栖は、彼を呼び出した。
そして──
佐々木直は悩んでいた。
最近、厄介な訪問者が現れた。
だが、どうやら彼らは未来の自分の恩人のようだ。そしてそれは、おそらく真実だ。
そうなると、面倒を見ないわけにはいかない……困った話だ。
もう一つ厄介なことがある。有栖が最近、以前にも増してうるさい。
やれ鈍感だのやれ唐変木だのやれ頭でっかちだの、湯水のように悪口が湧いてくる。
新堂部長と安納先輩を送り出そうっていうこんな日にまで、呼び出してくる始末だ。
まったく、一体何を言われるのやら──
最近、厄介な訪問者が現れた。
だが、どうやら彼らは未来の自分の恩人のようだ。そしてそれは、おそらく真実だ。
そうなると、面倒を見ないわけにはいかない……困った話だ。
もう一つ厄介なことがある。有栖が最近、以前にも増してうるさい。
やれ鈍感だのやれ唐変木だのやれ頭でっかちだの、湯水のように悪口が湧いてくる。
新堂部長と安納先輩を送り出そうっていうこんな日にまで、呼び出してくる始末だ。
まったく、一体何を言われるのやら──
月羽雨は新たな学園生活に思いを馳せていた。
彼女は好奇心の塊だ。新しいものを見たり、経験する時は、いつだってわくわくが止まらない。
来月から通う、あの高校ではどんな友達ができるだろう。どんな部活に入ろう。どんな先輩と会うだろう。
できれば、からかい甲斐のある可愛い先輩がいるといい。眼鏡とネコ耳が似合えば満点だ。
ああ、一体、どんな出会いが待っているんだろう──
彼女は好奇心の塊だ。新しいものを見たり、経験する時は、いつだってわくわくが止まらない。
来月から通う、あの高校ではどんな友達ができるだろう。どんな部活に入ろう。どんな先輩と会うだろう。
できれば、からかい甲斐のある可愛い先輩がいるといい。眼鏡とネコ耳が似合えば満点だ。
ああ、一体、どんな出会いが待っているんだろう──
竹取輝夜は猛勉強をしていた。
自分はあまり要領の良い方ではない。物覚えも、あまり良くない方だ。
一生懸命勉強して合格を勝ち取った、高校生活。
絶対に、絶対に、楽しんで楽しんで楽しみ尽くしたい!
でもそのためには、しっかり予習をしておかないと、私はすぐに周りに勉強で置いてかれてしまう。
だから、後で遊ぶためにも、今は勉強!
楽しみだなあ、高校生活。どんな部活に入ろう。どんな先輩と会うだろう。
そうだ。英国紳士みたいな、優しい先輩がいたら嬉しいな。
あはは、そんな人いるわけないか。
自分はあまり要領の良い方ではない。物覚えも、あまり良くない方だ。
一生懸命勉強して合格を勝ち取った、高校生活。
絶対に、絶対に、楽しんで楽しんで楽しみ尽くしたい!
でもそのためには、しっかり予習をしておかないと、私はすぐに周りに勉強で置いてかれてしまう。
だから、後で遊ぶためにも、今は勉強!
楽しみだなあ、高校生活。どんな部活に入ろう。どんな先輩と会うだろう。
そうだ。英国紳士みたいな、優しい先輩がいたら嬉しいな。
あはは、そんな人いるわけないか。
「行っちゃったみたいだよ」
「……そうですかー」
黒く沸騰する空の下で、二人は言葉を交わす。
「見送らなくて良かったの?」
「いいんですよ。私たちは、あれで」
少女は、銀細工を撫でながら、そう呟く。
「そうかい。少し羨ましいね」
「ほえ? 私がですか?」
「ああ、私はフラれてしまった立場だから」
少女は、髪飾りにそっと触れて、そう嘯く。
「あはは、部長にとっては貴重な経験じゃないですか?」
「そうかもね。忘れがたい屈辱だ」
「おおお……これは及川くん大変な人を怒らせちゃったぞ」
「ああ、」
少女は、長い黒髪を翻し、言う。
「過去の私を楽しませられなかったら、承知しないぞ、及川くん」
「あはは、」
少女は、屈託のない笑みを浮かべ、言う。
「私の先輩になるからって、いい気になるなよー、二階堂くん!」
少女たちの吐き出す想いが、終わりの世界に木霊する。
「さて、そろそろここも終わる」
新堂鮮花が、竹取輝夜に手を差し伸べる。
「行こうか、輝夜」
「はーい、部長!」
そして。
邪神と狂信者。二人の少女は歩き出す。
終わりきった世界の、その向こう側へと。
終わることのない、その想いを胸に抱えて。
「……そうですかー」
黒く沸騰する空の下で、二人は言葉を交わす。
「見送らなくて良かったの?」
「いいんですよ。私たちは、あれで」
少女は、銀細工を撫でながら、そう呟く。
「そうかい。少し羨ましいね」
「ほえ? 私がですか?」
「ああ、私はフラれてしまった立場だから」
少女は、髪飾りにそっと触れて、そう嘯く。
「あはは、部長にとっては貴重な経験じゃないですか?」
「そうかもね。忘れがたい屈辱だ」
「おおお……これは及川くん大変な人を怒らせちゃったぞ」
「ああ、」
少女は、長い黒髪を翻し、言う。
「過去の私を楽しませられなかったら、承知しないぞ、及川くん」
「あはは、」
少女は、屈託のない笑みを浮かべ、言う。
「私の先輩になるからって、いい気になるなよー、二階堂くん!」
少女たちの吐き出す想いが、終わりの世界に木霊する。
「さて、そろそろここも終わる」
新堂鮮花が、竹取輝夜に手を差し伸べる。
「行こうか、輝夜」
「はーい、部長!」
そして。
邪神と狂信者。二人の少女は歩き出す。
終わりきった世界の、その向こう側へと。
終わることのない、その想いを胸に抱えて。
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