クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

雨井 紫：あー、ぬこさんぬこさん……
高嶺遥：d100クラスの直視
ぬこ。@KP：なにかね
雨井 紫：これって……遠い未来の話になるかもしれませんが、動画にしてもよかですかね……（震え）
ぬこ。@KP：ぶっほｗｗ
高嶺遥：するの！
ぬこ。@KP：ちょｔｔっとお待って
ぬこ。@KP：バターロールむすせたｗ
雨井 紫：いや、作る腕前とかアレですが……。
ぬこ。@KP：動画かぁ・・・

『雷轟』を追風と山野辺が見つけた名目で火縄銃展示会関係者に返還。
　追風と山野辺の様子をある程度（病院に送るなり家族の元に送り届けるなり）見届けたのち、紫自身は実家に帰還。
　家に帰った途端、周囲に「将来は精神科医になりたい」と告げる。
　彼女が本来は内科か外科医を目指していたと知る人物にとっては寝耳に水な事である。
　その理由については両親にすら告げてない。

　実際のところはただ単純で、精神が完全に崩壊した追風と山野辺の力になりたい。それ一つであった。

「あぁ、こりゃ全滅するな……」と思って雨井紫の死とバッドエンドを覚悟していたら、まさかの大勝利エンド。
　あの場面でヴールの印使ってなかったら追風さんが確定死していたと後で聞かされ、姿の見えない存在を警戒しておいて良かったとヒヤり。
　改めて考察すると、やはり星五つを冠するに相応しい絶望級難易度のシナリオなんだと思います。
　一人でも欠けてたらあの結果は無かった。KPの描写も相俟って皆が皆色々と格好良すぎた。
　今回の流れは私の記憶の中でも有数のシナリオになるでしょう。皆さんありがとうございました。

『雷轟』を返還している傍ら、例の書物を隠し部屋に戻す
次にあの存在が復活した時、それを止める人物達があの場所に行くことを信じて
山野辺と追風を見送った後に家に帰り執筆を始める
あの冒涜的な知識を書くつもりは無いが、あの正気を失った二人の行動を残したいと思ったから....
大きく脚色しているし、事実とは違う場面や人達になるだろうが、
それでもあの二人の存在を少しでも後世に残してからだ
現在葬式に参加している彼女はさらに思う

どれほどの時間が経っても、別の作品を先に送り出したとしても、彼女は書ききるだろう.......

いや〜楽しかったですねw神格との遭遇もありましたし
こんなに緊張したセッションはひさしぶりでしたwまぁまだセッション暦は20もいってないですがww
とりあえず、あんな絶望感の中生還できたのは他PCのおかげです　ありがとうぞざいました！
そしてシナリオ制作者の和夫さんと☆5の改変シナリオ作ったぬこさんに感謝を！

　あまりに冒涜的で、人の手に余る存在を前にして、彼女の精神は耐えられなかった。
　壊れた心は彼女の一番の闇を、「見られたくない」「認識されたくない」という部分を、容赦なく晒し、嬲る。
　彼女は今日も、サナトリウムの一室で、見えない何かにその存在を見られ、嗅がれ、聞かれ、感じられている。
　彼女は『忍者』に憧れていた。闇に溶け、世を忍ぶ存在。自身を認識されてはいけない存在。憧れた理由は様々あるが、一番は顔に生まれつきある痣のせいだ。この痣のせいで、彼女は苦労してきた。自分の痣を、いっそ自分自身を見てほしくないと願うほどに。
　だから今の状況は彼女にとって、自分で自分の命を絶つことを思うほど、酷く苦痛で、悲しいものだった。

　しかし、彼女はその一線を越えることはなかった。
　砕けた心の片隅に、小さな光があった。
　それは『誇り』かもしれない。
　一城の主に重大な任務を託され、本当の忍者になれた。
　その日知り合ったばかりだが、一緒に困難に立ち向かってくれた人達が無事だった。
　忍者なんて突拍子もないものになった自分に、呆れながらも最後まで付き合ってくれた人がいた。
　それらが彼女を支える。越えてはならない一線をとどまらせてくれる。

　彼女自身が、期待する。ぐずぐずに溶けた精神の中で、願う。
　――いつか、あの人達の元に、笑顔で戻りたい、と。

ドーモ、ミナサン。山野辺藍の中身のめーさんちです。
「使いどころがなさそうな技能を使うシナリオ」をするという行動ッ！　ぼくは敬意を表するッ！
楽しいセッションをありがとうございました。ロストではありましたが、大変満足な結果となりました。
KPのぬこ。さんに「SANが（50だと）不安」と言われて、「あっ、これ生き残れねーな」と覚悟はしていたので、一矢どころか三矢くらい報いられたのはとても嬉しかったです。
（ちなみに別のSAN70あるキャラシも用意していました。なんで変えなかったかというと、「このシナリオは忍者でいく！」と脳内が凝り固まっていたからです。てへぺろ）

そしてまさかの動画化（仮）ですか〜。
私としては一向に構いません。私がグダグダしていたところはばっさりカットでお願いしますｗ
トェイさん、気を張らない程度に頑張ってください！　草葉の陰から忍者が見守っています！

ではでは、また同じ卓を囲むことになりましたら、その時はよろしくお願いします〜。

数日後
「はっはっはあはあはあはははあはあはあははあはははあははあははあっはあは」
　火の神と呼ばれる異形の存在を封印する中、精神をすり減らし、
正気を保てなくなった彼は今、精神病棟という名の檻の中で一人笑い声をあげている。
　朝が来ても昼が来ても夜が来ても、彼は絶えずただ笑い続けている。
　何を思い何を感じ何を考えて笑っているのか、それは誰にもわからない、
きっと彼自身もわかってはいないだろう。それでも彼は精一杯の笑顔で笑い続けている。
　彼は笑い続ける。たった一人、檻の中で。
　彼は笑い続ける。どんなに時が立とうとも。
　彼は笑い続ける。頬を伝う涙とともに。

今回は色々と初めての経験をさせていただきました。
まさか自らＳＡＮ値直葬させることになるとは…おかげであの方を
何とか沈めることが出来たんですがねｗ
最後の最後でキャラロストしてしまったのは残念ですが
いい終わり方ができたんじゃないかと思っています。
でもまぁやっぱり全員生還したかったですねぇ、もっと精進しなければ…
なんだかんだ言ってますが今回のセッションはものすごく楽しかったです！
全てはＰＬ・ＫＰ達のおかげです、ありがとうございました！お疲れ様です！

最後に：女神とあの爬虫類共は許さねぇ

追伸：初めて後日談を書いてみた。まるで中学生が書いた作文みたいだぁ（絶望）
改めて「自分はＴＲＰＧに向いていないなぁ」と思う私でした。
もっと文章能力を高めなければ…

大分前のセッションのはずなのに、まだあの時の興奮をふと思い出す時があります。そのくらい、記憶に刻み付けられたものでした。
そもそもの発端は、身内卓の雑談で出た「火縄銃を使うシナリオとかいいなー」という私の発言でした。
その馬の骨とも知らぬアイデアを拾って形にしてくれた和夫氏にまずは感謝を。魔改造と言いつつ、ベースはまったくそのままでしたので、原型なくしてこの鬼畜シナリオが生まれることはまずなかったでしょう。
そして深夜テンションでそのシナリオを魔改造(文字通り魔改造だった)して生まれたのが「火縄に消ゆ」です。PLの皆様、改めていかがでしたでしょうか。
今ですからぶっちゃけますが、回しながら割と細部やらステータスやらを土壇場で変更したりしていた節もありましたし、特に神話生物の動向やそれをめぐる判定についてはかなりやっつけでSダイス振ってた気がします(ブラフ含め)
それでもあのようなドラマチックなクライマックスまで持っていけたのは、一重に女神の気まぐれとPLの皆様の決してあきらめない熱いRPあっての所業だったと思います。KPはただそれに稚拙な描写とお膳立てをしたにすぎません。
今後あのシナリオをまた回す機会があるかもしれませんが、もうあそこまでの緊迫した状況は中々見られないのではないかと勝手に思ってます。チャットパレット0スタートだったのに、中盤から勝手に描写が湧いてくる湧いてくる、タイピングが追いつかないくらい。久々に脳細胞が活性化してた気がします。
重ね重ね、ご参加くださりありがとうございました！

余談になりますが、原型となった火縄銃シナリオ(たぶん難易度は☆3程度)は手直しが終了次第wikiのシナリオ置き場にアップロードするなりして回すだろうと和夫氏から伺っております。流石に共通部分が多いため参加は厳しいかもしれませんが、是非元のシナリオがどんなものだったのか、拝見したり実際のセッションを見学してくれたらと思います。
では、またどこかで！