ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

はじめに

最終更新11/ 16
デスゲームものをクトゥルフにしてみたいと思ったので作り、一回だけでお倉入りにするのもあれなので投稿させていただきました。
初めて作ったシナリオで至らない所も多いですが遊んで頂ければ幸いです。
プレイヤー数は2〜3人を想定 セッション後の改善案を取り入れた改訂版になります。
情報量が特にNPCに関するものが非常に多いのでサブKPがいると処理ミス等を無くせるかと思います。実際私が回した時は。プレイヤーが5人だったということもあり、後半の処理がおざなりになりがちでした。
真面目に考察してゲームを進めるプレイヤーに是非回して頂ければと、逆に奇策で状況を突破する方には思わぬ落とし穴があるやも。
現代シナリオ。日付は2016年12月10日。これはセッション中の各部屋のPCで調べれば判明します。
推奨技能:図書館(ほぼ必須)、心理学、目星。
逆に戦闘技能は非推奨。本格的な戦闘になる状況は非常にまずいです。

語弊を避けるためPLのキャラは探索者、探索者とNPCを含むゲームシナリオ内の登場人物をプレイヤーとここでは呼称します。

セッションを始める前に

参加するPLには以下の事を伝えてください。
・心理学、図書館について
今回ハウスルールで心理学と図書館技能については失敗してもある程度の情報もしくは成果を挙げられる。しかし心理学の場合失敗すると相手の心理を読み解けても逆に相手に顔色を探られているのを悟られてしまう。
図書館が失敗した場合時間が余分に経過してしまう。例としてシナリオ内で出てくるPCでの調べものは30分で済むところを1時間かけてしまいPCの電源が落ちてしまう。
・探索者の履歴、家族構成、持ち物をセッション開始前に確定させて下さい。(幸運ロールによる後出しも不可)
これはシナリオの重要な部分にかかわるため。また現在指名手配中の犯罪者の探索者など日の目を歩けない身分の方がいる場合は丁重にお断りをお願いします。
・このセッションが2016年の出来事のためクトゥルフ2010のシナリオ「腕に刻まれる死」をクリア済みの探索者がいる場合年齢の加算や幕間の成長等の処理を行う必要がある場合はそれに合わせてお願いします。(このシナリオ自体の年をずらす場合、年が記載されている情報をそれに合わせてずらす必要が出てくるのでお勧めしません。)

セッション中の非公開ギミックについて

各所に配置されているLVが書かれている扉
初期状態では扉上方のプレートに赤い背景に白い文字でLV1/2/3とかかれている。これはプレイヤーの死亡人数が条件になる。この条件の中にガストは含まれない。条件を満たすとプレートの背景が緑になり開くようになる。
LV1:プレイヤーの死亡者数が2人
Lv2:死亡者数5人
LV3:ゲームの残りの生存者数が[探索者数+2人]になる

不信度
NPCが(ゲーム前に会っているがその記憶がないため)初めて遭遇するプレイヤーに対してもつ擬念度。デスゲーム下で裏切られてはたまらないので不可解、不信な行動をとったプレイヤーに対して距離をとる、あるいは離別、敵対行動に移る。
不信度1〜3:特に無し 
4〜6:不信感を持たれたプレイヤーがそのNPCに対して行動させるには説得もしくは言いくるめに成功させる必要あり。失敗したら無視される。
7〜8:対象のプレイヤーがいる集団とは行動を共にしなくなる。
9〜:対象のプレイヤー並びに行動を共にしているキャラを武器を持って殺しにかかってくる。
不信度が貯まる行動
客観的にみて意味不明な行動をする→1
心理学に失敗する→1
脅す、大声を無意味に張り上げる→1
NPCがもつトラウマをいきなり抉る→1
武器を持った状態で遭遇する→1
その場にいるNPCについてネットで調べる→1
武器を隠し持った状態で遭遇し、遭遇時のNCP側の目星ロール、または取り出した事で発覚する→2
NPCについた嘘が発覚する→2
危害を加える。未遂でも同様→6
他KPの思う不信行動

導入

探索者たちが目を覚ますとそこは知らない場所だった。四方を白い壁に囲まれた空間部屋の奥には扉が一つ。中央にテーブルとその上に紙が1枚置いてある。探索者がその紙を見るとこう書かれていた。「おめでとう君たちは参加資格を得た選ばれた者たちだ。これから殺し合いのゲームをしてもらうよ。ルールは簡単、ゲーム終了までに沢山殺して生き残る事。生存人数分だけ賞金を山分けだ。」

本編

・セッション開始後に探索者はクローズド空間にいるわけですが、服用薬が持ち物欄にあった場合、それだけが手元にある(理由は後述)
ここからは部屋や区画の情報として記載
KP用全体マップ
数が多いので折り畳みを多用してます。

エリアC

エリアB

エリアA

エリアD

エリアE


以上1週分のデータだがキーパーの裁量で出してないNPCを登場させたり。強襲をかけてもいいかも知れない。
2週目以降は完全に状況に応じたKPのアドリブが求められるので頑張りましょう。

エリア内で入手可能な情報

くしゃくしゃの手書きのメモ

 メモA
恐怖は人間の感情のなかで最も大きいものである。これは防衛本能にも直結する感情でもある。
気が引けるがこうするしかないのだろうか・・・←(この部分は手書き書かれている)
 メモB
幻痛
・幻肢痛:病気や事故などで手足を失った人が失くした部位の痛みを訴える症状。ファントムペイン
・心気神経症(不安症):些細な体の変化や以上を深刻な病気だと思い込み、不安のあまり症状が酷くなる病気
感情が絡む辺りここの辺りも無関係とは到底思えない←(手書き)

メモC

 メモD
2013.7.26の記事 日本理化学研究所と米マサチューセッツ工科大などの研究チームがマウスの短期の記憶操作に成功している。
やはりというか記憶操作に関する事はその危険性から詳細が秘匿されているようだ。だとすればあの方の技術は一体何処からのものなのだろうか・・・←(手書き)

破かれた紙片

破かれた日記

参加者ファイル1

参加者ファイル2

  参加者ファイル3
ここには探索者全員分の実名、顔写真、:生年月日、職業、主な履歴、家族関係が載っている

参加者ファイル4

参加者ファイル5

NPC

彼らとの対応の仕方も重要な鍵となる

佐久間光(さくまみつる) 気弱な高校生

藍崎由紀子(あおざきゆきこ) 看護婦

山西徹(やまにしとおる) 殺人狂気を内に抱える作業員

藤村孝樹(ふじむらたかき) 妹に全てを賭す青年

佐藤美咲(さとうみさき) 温和な夫人

雪島香奈枝(近藤理恵)(ゆきじまかなえ/こんどうりえ) 父の正気を願う女子高生

エリー・カーター 理性のある殺人狂

大隈健(おおくまたける) 絵に描いたような不良生徒

香椎俊介(かしいしゅんすけ) 服役中の兄を持つ警官

伊吹有理(いぶきゆうり) 子どもと見紛う小柄なデザイナー

丘村拓郎(おかむらたくろう)/名状し難き憑依者

大沢竜司(おおさわりゅうじ) ゲームの黒幕たる研究者

雪島宗次(ゆきじまそうじ) ゲームの黒幕・ハスターの狂信者

暗闇の中のガストさん

PC操作(図書館技能)によって得られる情報

想定される検索ワードについてのみ記述する
このデスゲームについて:当然ながら何も出ない。
Gウィルス:どこぞのオカルト掲示板でSERA研究所で起きた事故の原因ではないかという噂が囁かれている。効果については紙に記載されてるのと同程度の情報位。
佐久間光:1年前までの彼自身が記入したと思われるブログが見つかる。アニメが大の好きのようで特に機動戦士○ンダムに関するレビュー等の記事が多い
藍崎由紀子:特に何も出ない。彼女が正式な看護師であること程度か。

山西徹

藤村孝樹:何もなし

佐藤美咲

雪島香奈枝

エリー・カーターについて

大隈健:本人については特にない

桜坂高校について

香椎俊介

伊吹有理:特になし。デザイナーをしている事位か。

丘村拓郎について

乾コーポレーションについて

大沢竜司について

雪島宗次本人について:検索をかけても大学で社会科科目の講師をしている事しかわからない。

榊調査団について

エンディング

以下ルート分岐

A ゲーム緊急停止ボタンが押された場合

B ゲームの生存人数一定以下になりゲームが終了した場合 

C エリア内で名状しがたき憑依者が徘徊している状態ゲームが終了した場合

D ゲーム内で名状し難き憑依者を倒してしまった場合

エンディング後

シナリオの背景

大沢竜司は大学時代、電子世界を通じて現実の肉体が持つ病気などのバッドステータスを改善できないかという研究をしており、マウスで肉体情報を電子世界に映しそこでの行動が現実に反映されるかどうかという実験を繰り返す。その途中で偶然電子世界の行動が影響した個体を発見する。(多分神話生物)彼はこの個体を元に論文を作り上げるがしかしその個体はすぐにいなくなり、(神話生物なら仕方ないね)再現性がないため実験結果としては不適切と大学からは一蹴される
志半ばで彼は可能性を諦めざるを得なくなり電子世界を作る技術を生かしてゲーム開発の仕事に携わる。(それこそが乾コーポレーション)
それから年がたち彼はGウィルスというPCから人間に感染し体が硬直するというウィルスの話を耳にしそれを調べ始める。
記憶媒体などの資料を集めた彼は大学時代の実験の再現の可能性を夢にみる。
だが医学界から追放され。会社の資本も小さいことからすぐに資金が到底足りないことに頭を悩ませる。
そんなある日彼の論文を知った雪島宗次が彼に協力を持ちかける。その資金を元に研究を進めるが思うようにいかず。人間の脳に負担をかけるのが一番ではないか、そして恐怖の感情こそが一番大きいものではと雪島宗次に提案される。
そのための環境を作りそれこそが舞台となったデスゲームである。
しかし参加者にいきなりデスゲームといっても付いてきてくれる訳もないので、新世紀の体感ゲームだと謡い参加者を釣る。そして2013年の記憶操作実験を元にした記憶操作で参加者の大半の当日の記憶を消去しゲームに参加させる。

そしてもう一人の黒幕雪島宗。彼はは考古学に優れており調査団の一員である。同じ調査団の一員だった近藤理恵と家庭を持つ。だが妻を病気で亡くし、精神的に衰弱していた彼は直近の調査団の活動で黄衣の王の写本を発見しそれを秘匿してしまう。そしてその本を独自に研究している内に狂気に陥り娘に亡くなった妻が戻ってきたという妄想に取りつかれる。だがそれも一時的なものですぐに妻が消え去ってしまうと思い込むが、現実で生贄を用意するわけにもいかず方法を模索。そんな中大沢竜司の研究を知り、彼を利用し電子世界の中でハスターを降臨させ妻を完全に取り戻そうとする。自宅を訪れた丘村拓郎に予め名状しがたき契約を途中まで済ませハスターの意識を少し潜ませ、ゲームが始まったら大沢竜司を除け者にすべく意図を伝えず暗闇の空間を作らせガストに襲わせ、ゲームを我が物にしようとする。

しかし大沢竜司は予行中での電子世界での彼の不審な行動やメモや資料をどこかにやってしまう等の奇行に危機感を覚え、対策を考える。そうして藤村孝樹にゲーム前に妹の治療費を援助することの対価としてゲーム内での雪島宗次の殺害を依頼する。

そうして探索者がゲームで目にするのは共倒れした黒幕達。

その後現実でゲームの行く末を見守る雪島宗次は香奈枝に危険が迫ると名状し難き契約を履行し丘村拓郎の中のハスターを開放し彼女を守ろうとする。(ハスター本人はそんなのお構いなしに道行く参加者を殺しにかかるけど)

あとがき的な

こんな感じですがどうでしょうか?
設定多すぎんよバーローって方、はいすみません。文章に書き起こしている内に設定が次から次に湧いてきて付け足さずにはいられなかったんです。
次からはもっとこんなガチガチで固めたのじゃない自由度に溢れたシナリオが組めたらと思います。
わかる人にはわかるとは思いますが元の設定は某AVGからですね、と言っても殆ど形を残してませんが。
質問、セッションを回した感想などがあればうれしい限りです。改変等ご自由にどうぞ。
誤字脱字や表現の修正のために未だにちょこちょこ改変しています。

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