PCより
KPさん、古都子さん、申し訳ない。自重を捨ててきました。そして長文
―――横井教授を追いかけて遭遇してしまったあの出来事の翌日。自宅のベッドの上で目を覚ました。
しかし、いつもと様子が違う。真っ裸だし、俺以外の誰かが一緒に寝ていた。ご丁寧にぎゅっと抱き着き、未だに寝息を立てながら。
勿論、確認するまでもなく、誰かは分かる。
八月朔日 蜜月、一日しか経っていないというのに俺の大事な人になってしまった男だ。
我ながら、手が早いとは思うが……まぁ、気にするなって事だ。うちの家系じゃ多分仕方ない。
……規則正しく寝息を立て、眠りについている蜜月の髪を優しく梳きながら、昨日の事を考える。
前回遭遇した事件とは、比べものにならない程の危険な出来事だった。正直、横井教授や空守さん、他の人達には悪いが、もう関わりたくない。
友人の事もあるし、家族や自分の命の事も……何より、蜜月の事がある。これ以上、危ない事に首を突っ込みたくはない。可能ならば。
蜜月の顔は知られているし、更には儀式の邪魔をした、奴等にとって目の敵のような存在だ……執拗に狙われることは確実。
「（……歯痒いな）」
蜜月の前で、「何があっても守る」だなんて言ったのに、自分の力じゃ守れる気がしない。彼の家からだけではない、彼の命を狙う全てから守らないといけないのに。
最も、家の方はどうにかなりそうだが……。
……そういえば、身体のべたつきとかがあんまりない。匂いもそんなにないし……美雲さんが後始末をしてくれたのだろうか？
相当調子に乗った気がするんだが……結局、外してやってたし、外にも中にも。
……うん、思い出したらなんか興奮してきた、だって蜜月可愛過ぎるんだもの。天然で人の欲情をピンポイントで刺激するような仕草とか声を出すし。
「（って、そういう事は良いだろ、とにかく今後をどうするかだよ）」
まぁ、でも蜜月を危険な目に合わせるのは嫌だな……絶対に、死んでほしくないから。蜜月が危ない目に合うのだとしたら、俺が――――
と、そう思ったところで、ぎゅ……と、不意に蜜月の腕の力が強まる。
「むにゃ……みなせ、さん……いっちゃ、や……です……」
同時に聞こえる、寝言。あぁ、もう……。
「……はいはい、ずっと一緒だよ」
愛おしさが数十倍増した蜜月を抱きしめる。つか、俺は下の名前で呼んでいるんだから、お前も下の名前で呼んでくれよ。あの時の一回しか呼んでもらってないよ（泣。
……ハッ？！まさかそこまで好かれていないのか？！
いやいやいや、そんな事実だったら俺自殺するわ？！つか死ぬわ！！！出会ってまだ一日だけど、結構親密な関係になったと願いたいよ！
あばばばば、と嘆いていたところでスマホのバイブレーションが鳴る。その音で一瞬我に返り、蜜月を起こさない様にスマホを確認する。
「（うん？琴絵ちゃんか？どうしたんだろ……？）」
どうやら琴絵ちゃんからメールが来たようだ。えーっと、内容は―――
「いだだだだだ？！」
内容を確認しようとしたところで、スマホを握っていた腕に激痛が走る。見れば、握りつぶさんばかりに自分の腕を誰かに掴まれていた……って、この腕は蜜月か？
視線を向ければ、いつの間にか起きていたのだろう蜜月が、腕を伸ばして俺の腕を鷲掴みにしている。
「み、蜜月？！ちょ、痛いから離して？！」
しかし、蜜月は無視してもう片方の手で俺の手からスマホが抜き取り、メールを見ていた。
「……へぇ、女、ですか」
ゾクッとその言葉に悪寒が走る。その声色は、何故だか異様に恐怖心というか、何か不安が掻き立てられる。
「お、女って、琴絵ちゃんの事か？あ、あの子は前に知り合いになった子で……」
俺がそういうと、蜜月は俺のスマホを放り投げる。ちょ、壊れないだろうな？！
「私……いえ、俺という存在がいながら、女に手を出そうとしているんですね？」
「いやいやいや！あの子とそういう関係じゃないから？！唯の友達よ？！」
「でも、遊びに行こうってお誘いでした。それってデートですよね？」
「絶対他の人もいただろそれ！？どういうこじ付けだ！」
「……そうですか、あくまでも言い訳をするんですね」
そう言った途端、素早い動きで蜜月に組み伏せられる……え？というか、どうしてそんなニコニコしているの？ねぇ、蜜月さん？笑顔が怖いよ？
って、おい。美雲さん、いや美雲？なにしてんの？何でカメラ構えているの？お前「初体験は二人だけが良いから出てって！」って蜜月に言われて泣きながら出て行ったよな！？
なんでそんな素晴らしい笑顔で撮影しているんだよ、オイ！？つかいつからそこに居やがった？！ご丁寧に俺のスマホ回収しやがって、ありがとよ！
「大丈夫です、昨日で覚えましたから。優しく、しますから。だから――――」
――――俺だけしか、見られない様にしてあげます。
そう、耳元で囁かれる……へ、あ、え？ちょ、あ……
アッ―――――――――――！！！！！！
PLより
ど う し て こ う な っ た
まぁ反省も後悔もしていないので大満足なんですけどね☆というか後日談を書いたことないからこれで良いのか・・・；めっちゃ長文ですし
ともかく、皆さんセッションお疲れ様でした。
当初は回避初期値でｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙな状態で生き残れるのか不安でした。
しかし、無事に生還出来、更には呪文と彼氏（彼女？）をゲットというなんとも嬉しい結果に・・・！本当に、皆さんのおかげです。
最も、まだまだ危険は残っているわけで、水瀬にはまだまだ足掻いてもらわなければなりませんが・・・；
ともあれ、無事に全員生還という形でセッションを終えられてよかったです。
KPさんも、PLの方々も、またどこかでお会い出来た時にはよろしくお願いします。
それではこの辺で。本当に、ありがとうございました〜！ノシ
……あ、古都子さん。八月朔日 蜜月はこんな感じでよろしかったですかね？勝手に妄想して書いちゃったんですけど；
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