クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

カラオケ店での不思議な体験から数日。
芸大からの帰り道を並んで歩く、亜莉栖と真理。
とりとめもない話をしながら電車に乗って、二人は件のカラオケ店に近い海までやって来た。
海と言っても、泳ぐために来たわけではない。目指す先は海原を見渡せる小高い丘。
そこに、小さな石碑が立っている。亜莉栖はそこに道中で買った花束をそっと置いた。

「しっかし、未だに信じがたい話だな。まさかアリスの口からあんなオカルトめいた話を聞くなんて思わなかったぜ」
「あたしも思ってなかったわよ。体験しちゃった以上は信じるしかないじゃない」
「まぁ、私もアリスを疑おうとは思わないぜ？ 嘘を吐くのが苦手なことも知ってるし」

そう言って悪戯っぽく笑う真理を軽く小突いてから、二人で石碑に向かって黙祷する。
……しばらくして、どちらからともなく目を開けると、石碑に背を向けて元来た道を引き返す。

「安らかにね、ヘンリー」

去り際の呟きに応えるように、花束が潮風に小さく揺れた。
墓標にはこう彫られている。

『勇敢なる友 ヘンリー･Ｒ･ベイン　ここに眠る』

お疲れ様でしたーっ！ へっぽこPLの雪野です。
落選者の救済にと無理を言って用意していただいた突発卓でしたが、大満足のボリュームにとても楽しませていただきました！
あの短時間でここまでのセッションを組み立ててしまえるKP様には頭が上がりません。
惜しむらくはヘンリーを救ってやれなかったことですね。ずっと気にしてはいたのに……(泣)
また機会があれば、次こそは最良のエンドを目指して頑張りたいと思います！
今後ともよろしくお願い致します！ 本当にありがとうございましたっ！

あのカラオケ店の事件から数日が過ぎた。
あの非現実的な出来事を思い出してしまい、仕事に手が仕事場の窓から空を眺めていると不意に
頭を叩かれれて現実に意識を戻した。
「イタ！！来夏さんいきなり叩くなんてひどいですよ」
「なあ、九条？仕事もせず空をボケッと眺めている奴を叩いてなにが悪いんだ？」
「いや、たしかにそうですけど・・・」
「おい九条お前、こないだのことを、まだ悩んでいるのか？」
「はい・・・」
「もう終わったことを、今更くよくよ考えてもどうにもならんだろうに」
「どしてもあの時ああしていればと、思ってしまうんですよ・・・・」
「あの事件で結果的に僕と友人たちは助かりました。ですが、カラオケ店のほかの人たちを
見捨てたうえに、その後始末をヘンリーさんとゆう人に丸投げして死なしてしまった」
「ロックから、概要は聞いているがあれは、こっくりさんをやった女子高生の責任だろうに」
「ですが・・・」
「九条悩むのもいいが、いいかげん前を向け。」
「後悔するなとは言わない。だがせめて前に進みながら後悔しろ、それならばいつかは折り合いがつく
お前もいい加減大人なんだからな」
「・・・・・・・・」
「柄にもないことをいってしまったな。まあいまは、とりあえず依頼人に渡す資料をとっとまとめろよ！」
と言いながら来夏さんは離れていって自分の仕事を初めてしまった。
僕は、いつか来夏さんの言うようにこの事件に折り合いをつけれるのだろうか。
などと、思いながら資料作成に戻るのだった。

お疲れ様でした。いくさです。
抽選に落ちてしまい、残念がっていたところを無理を言って突破卓を開いていただきありがとうございました。
リアルアイデアを問われる状況でそれがわかった時の感覚がすごく印象てきでした。すごく楽しませていただいたの
ですが、へンリーを怪しみすぎて、犠牲者を大量に出してしまったうえにヘンリーを犠牲にしてしまったのが心残りでした。
なので、また次があるならば最高の結末に持っていけるように頑張りたいです！！じゅういちさん本当にありがとうございました。