最終更新:ID:FHE9fxP+Uw 2012年12月23日(日) 23:59:52履歴
※見滝原の怪事件 後日談の、小柳みのるの後日談から繋がっています。
事の始まりは一人の殺人鬼による衝動的な襲撃。
それが本事件が起きるきっかけであり、同時に老魔術師の計算が狂う要因の一つでもあった。
・・・・・・・・
黒づくめの服装の殺人鬼・・・一柳誠二が襲ってきた時。
心理学技能によって一柳に害意が無い事に気付いたみのるは、仕方なく戦闘遊びに付き合ってあげていた。
そうしている内に熱中してしまって、忍び寄っていた人物に気付かず、みのるは魔術によって精神を交換されてしまう。
かの人物が扱う精神交換の魔術は、相手の知識や記憶も受け継ぐものであり(ただし知識として取得するだけで、実感までは得られない。よって主観は交換前の人格のまま。)、
みのるは流れ込む記憶によって精神交換の魔術を使用した彼がウィリアム・ケリーという、
魔獣を操る魔術を扱う老魔術師である事と、その目的を知る。
〜〜〜〜〜〜〜〜
本来ならば魔法少女達は単独もしくはごく少人数で行動する事が多く、相互の関係性は薄い。
しかし、みのるは無自覚の内にカウンセリングという方法で魔法少女ネットワークとも言うべき人脈を構築しつつあった。
魔獣を操り、幾度の精神交換によって長い時を生きる魔術師ウィリアムはそんな彼女の動きを察知し、
いずれ完成するであろうネットワークに価値を見出す。
現在使っている体もそろそろ古い。新しい体に交換がてら精神交換魔術を使用して、そのネットワークを乗っ取ろう。
そんな事を目論んだ。
二週間前の事件で、例の猫にソウルジェムを与えたのも彼だった。
対象となるみのると同じ時に契約を行った、極めて異色の魔法少女・・・「魔法士」達の情報を探る為である。
一人の魔法少女に魔獣をぶつけて彼女のソウルジェムを取得し、それに自らの魔術を劣化させた物を仕込んだ上で近くの猫に与えた。
ただしその猫から自らの情報が漏れないよう、猫自身には偶然の産物であるかのように思わせて。
魔法士達をおびき寄せるエサとして。彼らの戦闘能力を計る為のコマとして。
攻撃的な性格になるよう、細工を加えた上で。
その結果、ウィリアムは二人の魔法士達の能力を危険と認識。
当のみのるの能力は分からなかったものの扱う武器もありきたりな物であるし、
従来の新米魔法少女とそう違いは無いだろうと判断した。
よって精神交換の魔術を仕掛けるのは、みのるが単独で居る時を狙う事とし、計画の実行へと移る。
しかしこの精神交換魔術の実行には、対象が形だけでも「親しい間柄の相手」という前提条件が必要となる。
ウィリアムはこれを満たす為、弱った魔法少女の姿に魔術で変装してみのるに自分を助けさせる事で
名前の呼び方だけとはいえ一応「姉妹」の形を取る事に成功したのだった。
だがこの時、みのるの単独戦闘能力が非常に高い事が判明する。
みのるを捕獲する為に用意しておいた魔獣もあっさりと返り討ちにされてしまい、
どうしたものかと次の策を練っていると・・・突然、その戦闘を見ていた通りすがりの殺人鬼がみのるへと襲いかかった。
この降って湧いた機会を逃してはいけない。
そう思ったウィリアムは密かにインキュベーターを始末し、戦闘に集中するみのるへと精神交換の魔術を仕掛けた。
ところが精神交換の魔術は、実行後、再び相手(みのる)に同じ魔術を使われる危険性が残る。
相手の知識や記憶も受け継ぐという事は、自分が培ってきた魔術に関する知識も相手に渡ってしまうからである。
よって彼は精神交換魔術の実行前、自らに毒を盛った。
精神交換後、自分の体に入ったみのるを、何をする間も与えず害する為に。
〜〜〜〜〜〜〜〜
記憶の流入によってみのるはそれらの事を知るものの、その頃には既に毒の効果でほとんど身動きの取れない状態にあった。
だがここでウィリアムにとって予想外な事が起こる。
みのるを襲った殺人鬼が状況を察し、あろう事かみのるを守ったのである。
新しい体がまだ上手く馴染まないウィリアムは一柳に圧され、ケースの事もみのるへのとどめも失念し、撤退を余儀なくされた。
その間にみのるはウィリアムの目論見を崩す為、自由の利かない体を動かしてケースから携帯を回収する。
その後ウィリアムの記憶に有った隠れ家(山小屋)まで一柳にバイクで連れて行ってもらい、保管してあった解毒剤で一命を取り留めた。
そして体調が少し回復した所で、回収した携帯で家族へのメールを送信した後に携帯を初期化。
登録されていた電話番号やアドレスが消え、今までに会った魔法少女達への連絡方法はこれで失われたのだった。
・・・・・・・・
一方その頃・・・ウィリアムは小柳みのるとして探索者達を呼び出した。一柳に対する自らの護衛とする為に。
しかしそれが本事件の終わりの始まりとなり、ウィリアムにとって自らの企みが砕かれる最大の要因となる。
彼の精神交換の魔術は外見のみならず相手の記憶をも受け継ぐ魔術であり、相手に成りすます事もできるだろう。
しかし所詮は別人。長い間行動を共にしていると、親しい間柄の相手には不自然な点が隠しきれない。
ましてや、姿形は違えども本人からの助けを求める声が届けば・・・。
かくして、ウィリアムの企みは潰えた。
彼の不運も有っただろう。イレギュラーな要素も数多く存在した。相手の戦力を見誤ってもいた。
だがしかし。
彼が敗北した一番の原因は、人と人との繋がりの強さを甘く見ていた事、だったのかもしれない。
PCより
PLより
「兄さん。……一体何があったの?」
不思議そうに覗き込む従姉妹と目が合い、何とも発言しなければ為らない境地を抱き、大よその内容を話す。
そして真っ青な顔で絶大なる悲鳴を上げる従姉妹の声に、咄嗟に耳を塞ぐ。これは暫く落ち着きそうに無いので
叫ぶだけ叫ばせておいた………。
今日も今日とて――というより客が来ているのかも疑わしい (時折レスラーの人が訊ねてくるらしいが)骨董屋
で、従姉妹の岬と店番をしている。
岬の風邪は良くなり、学校にも通えるようにまで回復している。学校か、
そういえば――と試しに小柳康太と同じクラスメイトらしいじゃないか、と大分落ち着いた辺りで話題を振ってみると、
「……ああ、小柳さんの弟さんね。……………――――うん」
と気まずそうに苦笑していた。そういえば、こいつボッチだった事を今更ながら思い出す。
「で……でもね。私も最近は積極的に行動しているんだよ」
必死に弁解を図ろうとする岬はなんとも、共感を覚えつつも儘ならないモノを感じた。
「……で、それで、集まった方々が彼等ですか」
一人一人の顔を思い出し、思わず溜息が洩れる。何とも、彼等と会話するのは少々――というか正直疲れた。
「んー、……疲れないか? 僕は少し疲れた」
「それは兄さんが話慣れていないからだよ。私も最初の頃はちょっと疲れたし、」
と岬は穏やかな微笑みを浮かべた。本心から言っているのかは分からないけれど、
その姿は以前の、ポツンと一人で背中を向けていた頃とは程遠く、思わす僕は目を細めてしまった。
「まあ、何も言はないよ。ただ、妙な事に巻き込まれるのは勘弁してくれ」
もう話す事は何も無いので、文庫本の活字に目を向ける。と、岬はその意図を察したように口を閉じた。
穏やかな午後はこうして過ぎてゆく――………。
不思議そうに覗き込む従姉妹と目が合い、何とも発言しなければ為らない境地を抱き、大よその内容を話す。
そして真っ青な顔で絶大なる悲鳴を上げる従姉妹の声に、咄嗟に耳を塞ぐ。これは暫く落ち着きそうに無いので
叫ぶだけ叫ばせておいた………。
今日も今日とて――というより客が来ているのかも疑わしい (時折レスラーの人が訊ねてくるらしいが)骨董屋
で、従姉妹の岬と店番をしている。
岬の風邪は良くなり、学校にも通えるようにまで回復している。学校か、
そういえば――と試しに小柳康太と同じクラスメイトらしいじゃないか、と大分落ち着いた辺りで話題を振ってみると、
「……ああ、小柳さんの弟さんね。……………――――うん」
と気まずそうに苦笑していた。そういえば、こいつボッチだった事を今更ながら思い出す。
「で……でもね。私も最近は積極的に行動しているんだよ」
必死に弁解を図ろうとする岬はなんとも、共感を覚えつつも儘ならないモノを感じた。
「……で、それで、集まった方々が彼等ですか」
一人一人の顔を思い出し、思わず溜息が洩れる。何とも、彼等と会話するのは少々――というか正直疲れた。
「んー、……疲れないか? 僕は少し疲れた」
「それは兄さんが話慣れていないからだよ。私も最初の頃はちょっと疲れたし、」
と岬は穏やかな微笑みを浮かべた。本心から言っているのかは分からないけれど、
その姿は以前の、ポツンと一人で背中を向けていた頃とは程遠く、思わす僕は目を細めてしまった。
「まあ、何も言はないよ。ただ、妙な事に巻き込まれるのは勘弁してくれ」
もう話す事は何も無いので、文庫本の活字に目を向ける。と、岬はその意図を察したように口を閉じた。
穏やかな午後はこうして過ぎてゆく――………。
PCより
PLより
ペンを止めて小柳さんの顔をチラッと盗み見る。
あの帽子可愛いなぁ。見滝原で見たのとは全然印象違うなぁ。食べちゃいたいくらい可愛い。なーんてね。
字が震えそうになる。筆圧強めで助かったな。お兄ちゃんならバレない。鈍感だし。
私、浦野舞は北畠智紀の従妹をやらせて頂いております。24歳、婦警です。
このたび入院中の智兄ぃに代わって小柳さんのお話を聞き、メモっているところです。
実は私も不可解な事件に遭遇したことがあるのです。
その時はあやしいツボ(?)と黒幕(?)をとにかく一杯撃って、巫女の子にバッサリやってもらって。
後日、始末書に追われたことを除けば大事にはならなかったのです。
なのにこの人たちは。私だってあの事件を武勇伝にしたいのに。できないよ。世界広すぎ。
見滝原で智兄ぃが事故に遭って大変なことになったとき。私は泣きじゃくって縋るしかできなくて。
ああ、詩織さんは立派だなぁ。お兄ちゃんが目の前で刺されたら、私、きっと何もできない。
この一件は通り魔の犯行として処理されるんだろう。ていうかそうする。そうさせる。小柳さん無実じゃん!
だからといってあの通り魔、一柳誠二に罪をなすりつけていいのか?いいのだ。
もとはといえばソイツが小柳さんを襲ったからお兄ちゃんが刺されて詩織さんも刺されて...!
ペンが震える。
予感がする。
このままお兄ちゃん達を放っておいたら。
きっと。
カバンの中の携帯も震える。
何気なく確認するとメールが一件。
父さんから。
そして最後に背筋が震える。
魔女がやってくる。
私のサイキョーサイアクの天敵が、来る。
あの帽子可愛いなぁ。見滝原で見たのとは全然印象違うなぁ。食べちゃいたいくらい可愛い。なーんてね。
字が震えそうになる。筆圧強めで助かったな。お兄ちゃんならバレない。鈍感だし。
私、浦野舞は北畠智紀の従妹をやらせて頂いております。24歳、婦警です。
このたび入院中の智兄ぃに代わって小柳さんのお話を聞き、メモっているところです。
実は私も不可解な事件に遭遇したことがあるのです。
その時はあやしいツボ(?)と黒幕(?)をとにかく一杯撃って、巫女の子にバッサリやってもらって。
後日、始末書に追われたことを除けば大事にはならなかったのです。
なのにこの人たちは。私だってあの事件を武勇伝にしたいのに。できないよ。世界広すぎ。
見滝原で智兄ぃが事故に遭って大変なことになったとき。私は泣きじゃくって縋るしかできなくて。
ああ、詩織さんは立派だなぁ。お兄ちゃんが目の前で刺されたら、私、きっと何もできない。
この一件は通り魔の犯行として処理されるんだろう。ていうかそうする。そうさせる。小柳さん無実じゃん!
だからといってあの通り魔、一柳誠二に罪をなすりつけていいのか?いいのだ。
もとはといえばソイツが小柳さんを襲ったからお兄ちゃんが刺されて詩織さんも刺されて...!
ペンが震える。
予感がする。
このままお兄ちゃん達を放っておいたら。
きっと。
カバンの中の携帯も震える。
何気なく確認するとメールが一件。
父さんから。
そして最後に背筋が震える。
魔女がやってくる。
私のサイキョーサイアクの天敵が、来る。
いつごろだろうか、僕が医者に憧れたのは。
「家長さん、僕はたった一人の人間すら守れなかった」
「うん」
「一人くらい、って、軽く考えてました。たった一人の英雄なら」
「自分にでもできる?」
「結果がこれですよ。かっこつけて、無様にやられて」
「うん」
「まぁ、これがせいぜいなんでしょうね」
「・・・」
「ただの人間には」
「魔法少女?」
「ええ」
「突飛な話ね。あの三人とは顔見知りだけど」
「僕は僕のできることをすればいい。僕は特別じゃないから」
「魔法少女に全てお任せ?なんか昔のアニメみたいね」
「それでいいんですよ。足手まといになるくらいなら」
敵を討つのではなく、大勢の人を助けるヒーローに憧れていたのは。
「浦野警部・・・あなたの叔父によく言われたわ」
「え?」
「斜め15度上見て歩け」
「叔父さん」
「そ、舞のお父さん」
「どういう意味です?」
「人は勝手に堕落する生き物だから、少し上に向いているくらいでちょうど横ばいになるってこと」
「その理論だと、僕はまさに堕落してるところですね」
「現状維持に努める人間の末路なんてそんなものよ」
「手厳しい」
「現役時代よく言われたわ」
諦めた時期は明確に覚えている。高三。夏。偏差値という数学は残酷だ。
「家長さんはどうして警察になろうと?」
「言ってなかった?正義の味方に憧れてたのよ。それだけ」
「舞は叔父さんの影響みたいですが」
「柔道習うまではいじめられてたんだけどね。強くなって。守る事が義務だと感じてた」
「義務感だけじゃ続かない」
「そう。自分が可愛いのよね。それに気づいて辞めちゃった」
「未練は?」
「ない」
未練がましく命に携わろうとした。後悔はない。あるのは消えない劣等感。
「嫌だな、堕落するのは」
「彼女さんに見限られるものね」
「詩織さんは、きっと、一緒に堕ちてくれる人だから」
「ふふ」
「なお一層堕ちたくないんです」
「じゃあ安静にして一刻も早く傷を癒しなさい」
「はい」
「まさか北畠くんにノロケられる日が来るとはねぇ」
ああ、思い出した。
「家長さん」
「ん」
「ありがとうございます」
「漱石曰く、精神的に向上心のないものはばかだそうよ」
「恋は罪悪ですよとか書く人の言う事は聞きません」
おばあちゃんに憧れたんだ。
「家長さん、僕はたった一人の人間すら守れなかった」
「うん」
「一人くらい、って、軽く考えてました。たった一人の英雄なら」
「自分にでもできる?」
「結果がこれですよ。かっこつけて、無様にやられて」
「うん」
「まぁ、これがせいぜいなんでしょうね」
「・・・」
「ただの人間には」
「魔法少女?」
「ええ」
「突飛な話ね。あの三人とは顔見知りだけど」
「僕は僕のできることをすればいい。僕は特別じゃないから」
「魔法少女に全てお任せ?なんか昔のアニメみたいね」
「それでいいんですよ。足手まといになるくらいなら」
敵を討つのではなく、大勢の人を助けるヒーローに憧れていたのは。
「浦野警部・・・あなたの叔父によく言われたわ」
「え?」
「斜め15度上見て歩け」
「叔父さん」
「そ、舞のお父さん」
「どういう意味です?」
「人は勝手に堕落する生き物だから、少し上に向いているくらいでちょうど横ばいになるってこと」
「その理論だと、僕はまさに堕落してるところですね」
「現状維持に努める人間の末路なんてそんなものよ」
「手厳しい」
「現役時代よく言われたわ」
諦めた時期は明確に覚えている。高三。夏。偏差値という数学は残酷だ。
「家長さんはどうして警察になろうと?」
「言ってなかった?正義の味方に憧れてたのよ。それだけ」
「舞は叔父さんの影響みたいですが」
「柔道習うまではいじめられてたんだけどね。強くなって。守る事が義務だと感じてた」
「義務感だけじゃ続かない」
「そう。自分が可愛いのよね。それに気づいて辞めちゃった」
「未練は?」
「ない」
未練がましく命に携わろうとした。後悔はない。あるのは消えない劣等感。
「嫌だな、堕落するのは」
「彼女さんに見限られるものね」
「詩織さんは、きっと、一緒に堕ちてくれる人だから」
「ふふ」
「なお一層堕ちたくないんです」
「じゃあ安静にして一刻も早く傷を癒しなさい」
「はい」
「まさか北畠くんにノロケられる日が来るとはねぇ」
ああ、思い出した。
「家長さん」
「ん」
「ありがとうございます」
「漱石曰く、精神的に向上心のないものはばかだそうよ」
「恋は罪悪ですよとか書く人の言う事は聞きません」
おばあちゃんに憧れたんだ。
「アンタがオオタ=シオリかい?」
北畠と家長は同時に振り向いた。
そこに立つは一人の老女。
老女といえど質実剛健。
その眼には光が満ちている。
「いいや、違うね。聞いてた特徴と違うし、アンタァ、その眼はデカのだよ」
「あなたは・・・」
「おばあちゃん!?」
「おば・・・え?」
「オオタってのは医者だろ、トモ?そこの娘は誰だい、まさか二股かけてるわけでもないだろ。
爺さんと同じでトモにそんな甲斐性ないのはアタシがよ〜く知ってるからねぇ・・・ふぇふぇふぇ」
「いつ日本へ?」
「さっきさ。最愛の孫がブッ刺されたと聞きゃあ黙ってはいられんのがババアの性分よ」
家長は視線で北畠に訴えた。お邪魔かしら、と。
北畠は目で返す。頼むから二人きりにはしないで、と。
「ここの婦長・・・ああ、今は看護師だから師長かい?そいつがあたしの教え子でね。
新米のペーペーから鍛えてやったのさ。情報のパイプは便利だね。トモの話はだいたい聞いたよ。
ついでここに来る途中舞から絞りとった情報を合わせると・・・
察するにアンタは舞の仕業で同棲してた元デカさんだね?ああ、返事は聞いてない。間違ってたら言っとくれ。
・・・鈴木さんちの件でトモがトチ狂ったあげくでっかい金を送ってきたことがあったろう?
本当はね、その金を返しに来たのさ。利子付けてね。
こないだも、なんだっけか、ミタキハラ?そんな街で車にはねられたんだろう?
トモ、あんた、秘密を持つのは構わないがね、お母さんに心配かけるんじゃないよ。
早く孫の顔を見せてやりな。この金で色々工面すりゃすぐだろう。なぁ?」
「なんというか・・・元気なおばあさまね」
「うん・・・」
「あたしに言わせりゃ最近のガキの方がヘタってるだけさね。
ま、世間話はこれくらいにして、本題に入ろうか」
「おばあちゃん、このお金は」
「実弾は嫌かい?わかったよ、ちょっと不動産屋行ってくる」
「そうじゃなくて」
「ええい、まどろっこしいね。その金でさっさと式挙げるんだよ、トモ!」
「・・・前言撤回、元気すぎるわ、おばあさま」
「まぁともかくだ、看護婦として・・・ああ、あたしゃ古い人間だからね、
今の子はともかくあたしのことは看護婦と呼んでくれ。
看護婦としてな、トモ、これ以上危ない事に首突っ込むのはあたしが許さないからね。
おっと答えは聞いてないよ!
あくまで看護婦としてだ。孫に先立たれても悲しむほどメンタル弱いババアじゃないからね。
その腹の孔がキッチリ塞がるまではこの病院から抜け出すのは不可能だと思ってもらおう!」
「仕方ないわね、ゴタゴタがあれば私が行くわ。北畠君はおばあさまの言う通り休みなさい」
北畠と家長は同時に振り向いた。
そこに立つは一人の老女。
老女といえど質実剛健。
その眼には光が満ちている。
「いいや、違うね。聞いてた特徴と違うし、アンタァ、その眼はデカのだよ」
「あなたは・・・」
「おばあちゃん!?」
「おば・・・え?」
「オオタってのは医者だろ、トモ?そこの娘は誰だい、まさか二股かけてるわけでもないだろ。
爺さんと同じでトモにそんな甲斐性ないのはアタシがよ〜く知ってるからねぇ・・・ふぇふぇふぇ」
「いつ日本へ?」
「さっきさ。最愛の孫がブッ刺されたと聞きゃあ黙ってはいられんのがババアの性分よ」
家長は視線で北畠に訴えた。お邪魔かしら、と。
北畠は目で返す。頼むから二人きりにはしないで、と。
「ここの婦長・・・ああ、今は看護師だから師長かい?そいつがあたしの教え子でね。
新米のペーペーから鍛えてやったのさ。情報のパイプは便利だね。トモの話はだいたい聞いたよ。
ついでここに来る途中舞から絞りとった情報を合わせると・・・
察するにアンタは舞の仕業で同棲してた元デカさんだね?ああ、返事は聞いてない。間違ってたら言っとくれ。
・・・鈴木さんちの件でトモがトチ狂ったあげくでっかい金を送ってきたことがあったろう?
本当はね、その金を返しに来たのさ。利子付けてね。
こないだも、なんだっけか、ミタキハラ?そんな街で車にはねられたんだろう?
トモ、あんた、秘密を持つのは構わないがね、お母さんに心配かけるんじゃないよ。
早く孫の顔を見せてやりな。この金で色々工面すりゃすぐだろう。なぁ?」
「なんというか・・・元気なおばあさまね」
「うん・・・」
「あたしに言わせりゃ最近のガキの方がヘタってるだけさね。
ま、世間話はこれくらいにして、本題に入ろうか」
「おばあちゃん、このお金は」
「実弾は嫌かい?わかったよ、ちょっと不動産屋行ってくる」
「そうじゃなくて」
「ええい、まどろっこしいね。その金でさっさと式挙げるんだよ、トモ!」
「・・・前言撤回、元気すぎるわ、おばあさま」
「まぁともかくだ、看護婦として・・・ああ、あたしゃ古い人間だからね、
今の子はともかくあたしのことは看護婦と呼んでくれ。
看護婦としてな、トモ、これ以上危ない事に首突っ込むのはあたしが許さないからね。
おっと答えは聞いてないよ!
あくまで看護婦としてだ。孫に先立たれても悲しむほどメンタル弱いババアじゃないからね。
その腹の孔がキッチリ塞がるまではこの病院から抜け出すのは不可能だと思ってもらおう!」
「仕方ないわね、ゴタゴタがあれば私が行くわ。北畠君はおばあさまの言う通り休みなさい」
お疲れ様でした。
妙な違和感がPLにもPCにも感じ取れて、
でもそれがなんなのかわからなくて。
村柳さんの考えるシナリオ・演出すげーと思いました。
途中(二日目)からPCとPLに解離のようなものを感じ、
PLが恋愛経験薄いがためにPCの動きを制御できないのだと気づきました。
その点で今までとは違うベクトルではっちゃけてしまったような。
お見苦しかったら申し訳なかったです。はい。
一句さん:まともだと思いきや鬱憤溜まってた御様子で。彼もまたカオスに飲み込まれていくのでしょうか・・・
カラマンシーさん:フイウチとかかっこいい事言ってくださりやがって!稲場さんマジウルトラマン
柴馬さん:さすが主人公は格が違・・・まっく・・・ろ・・・だと・・・
駄メガネさん:4度ある事は5度6度と続いていくのですね。北畠にとって岡井さんは尊敬できる人間なのかもしれないです。
朝倉さん:アイラビュー!マモレナカッタ。今後も彼をよろしくお願いします。
takioさん:異色のトリオでしたがすんなり馴染めるあたりにもう嫉妬しちゃう!お姉さんかっこいいです。
KP村柳さん:みのるさんつえぇ・・・やはりナイトは格が違った。久々にハラハラするバランスでございました。
妙な違和感がPLにもPCにも感じ取れて、
でもそれがなんなのかわからなくて。
村柳さんの考えるシナリオ・演出すげーと思いました。
途中(二日目)からPCとPLに解離のようなものを感じ、
PLが恋愛経験薄いがためにPCの動きを制御できないのだと気づきました。
その点で今までとは違うベクトルではっちゃけてしまったような。
お見苦しかったら申し訳なかったです。はい。
一句さん:まともだと思いきや鬱憤溜まってた御様子で。彼もまたカオスに飲み込まれていくのでしょうか・・・
カラマンシーさん:フイウチとかかっこいい事言ってくださりやがって!稲場さんマジウルトラマン
柴馬さん:さすが主人公は格が違・・・まっく・・・ろ・・・だと・・・
駄メガネさん:4度ある事は5度6度と続いていくのですね。北畠にとって岡井さんは尊敬できる人間なのかもしれないです。
朝倉さん:アイラビュー!マモレナカッタ。今後も彼をよろしくお願いします。
takioさん:異色のトリオでしたがすんなり馴染めるあたりにもう嫉妬しちゃう!お姉さんかっこいいです。
KP村柳さん:みのるさんつえぇ・・・やはりナイトは格が違った。久々にハラハラするバランスでございました。
PCより
PLより
…ねむいなぁ
みのるちゃんが巻き込まれたあの日から数日
おじいさんが魔法使いでみのるちゃんと入れ替わった…
前に僕たちが入れ替わったのもあの人が原因だったみたい…
それで…ええと…みのるちゃんの姿をしたおじいさんと戦って…
みのるちゃんは強いから…空を描いたんだ…
そうしたら、みんな大丈夫だと思って…
おじいさんのせいで智ちゃんたち、傷ついちゃったけど…でも生きてたよ
お父さんがおじいさんをやっつけてくれて………
みのるちゃん、元に戻ってよかったなぁ…
みんな無事でよかったなぁ…
ふああぁ…
…なんだか、あれからずっと眠たいんだ…
寝ても寝ても…眠たくて…
なんでだろ…。ねむくてぜんぜん絵が描けないよ…
…………………ん、また寝かけてた…
そう言えば…ソウルジェム…すごく濁ってるなぁ…
空を描くのは…力たくさん使っちゃうのかな…
まほう、よくわかんないね…
ふあぁ……あくび、止まらないや…
お父さんとお母さんの家に行くまでは…がんばらないと…
あれ、女の子だ…
あの黒いの…まじゅうだっけ…まじょだっけ…
あぶない…たすけなきゃ…
・・・・・・・・・
うん…なんとか、なったかな…?
女の子も無事…
あ
僕のソウルジェム
まっく
ろ
みのるちゃんが巻き込まれたあの日から数日
おじいさんが魔法使いでみのるちゃんと入れ替わった…
前に僕たちが入れ替わったのもあの人が原因だったみたい…
それで…ええと…みのるちゃんの姿をしたおじいさんと戦って…
みのるちゃんは強いから…空を描いたんだ…
そうしたら、みんな大丈夫だと思って…
おじいさんのせいで智ちゃんたち、傷ついちゃったけど…でも生きてたよ
お父さんがおじいさんをやっつけてくれて………
みのるちゃん、元に戻ってよかったなぁ…
みんな無事でよかったなぁ…
ふああぁ…
…なんだか、あれからずっと眠たいんだ…
寝ても寝ても…眠たくて…
なんでだろ…。ねむくてぜんぜん絵が描けないよ…
…………………ん、また寝かけてた…
そう言えば…ソウルジェム…すごく濁ってるなぁ…
空を描くのは…力たくさん使っちゃうのかな…
まほう、よくわかんないね…
ふあぁ……あくび、止まらないや…
お父さんとお母さんの家に行くまでは…がんばらないと…
あれ、女の子だ…
あの黒いの…まじゅうだっけ…まじょだっけ…
あぶない…たすけなきゃ…
・・・・・・・・・
うん…なんとか、なったかな…?
女の子も無事…
あ
僕のソウルジェム
まっく
ろ
お疲れさまでーす!!
まさかの精神交換の話が続くとは…!
みんな何処かで繋がってるの?w
村柳さんの付箋回収がすばらしい!( ゜∀゜ )ノ
猫…おじいちゃんのせいだったのね…!
これぞキャンペーンですね…。
私の卓は流れぶった切ってしまうのでハードルがとても高くなってしまうような気がしますが頑張ります^q^
秘話システムがっつりやれたし、おじいちゃんにばれないようにRPするのが楽しかったです!
今回は魔法少女として活躍できたような気がします!
空結界とスキマ魔法つよーい!
パパ?自慢のお父さんですよ!!大ダメージかっこいいー!
攻撃さえしなければそこそこ役に立てるかもなのですよ!どやっ
やはり職業、遊び人…
というわけで皆様お疲れ様でした!
深夜族ですまぬー!でもまだまだ魔法少女卓は続くんじゃよ!
それではまたねっ(・ω・)/
まさかの精神交換の話が続くとは…!
みんな何処かで繋がってるの?w
村柳さんの付箋回収がすばらしい!( ゜∀゜ )ノ
猫…おじいちゃんのせいだったのね…!
これぞキャンペーンですね…。
私の卓は流れぶった切ってしまうのでハードルがとても高くなってしまうような気がしますが頑張ります^q^
秘話システムがっつりやれたし、おじいちゃんにばれないようにRPするのが楽しかったです!
今回は魔法少女として活躍できたような気がします!
空結界とスキマ魔法つよーい!
パパ?自慢のお父さんですよ!!大ダメージかっこいいー!
攻撃さえしなければそこそこ役に立てるかもなのですよ!どやっ
やはり職業、遊び人…
というわけで皆様お疲れ様でした!
深夜族ですまぬー!でもまだまだ魔法少女卓は続くんじゃよ!
それではまたねっ(・ω・)/
PCより
PLより
さすがの俺も今回は死ぬかと思ったぜ…。
魔法少女か、分かっているつもりだったがすごい力だったな。
と言うか剣とか辛いわ。肉弾戦なら自信はあったんだが遠距離からはさすがにな…。
真面目にまた対峙するとしてどう戦うかな?
どう戦うにせよ今の筋力で対抗する事が出来るのだろうか…。
もし今回のように命の危機になったら契約をするべきなのだろうか。
とりあえず死ぬのはきついな。
QBの奴は信用できねぇが契約を拒否する事は無いだろうし、俺を貶める事もしないだろう。
しかし、契約となると格好が心配だな。
フリフリの格好のおっさんとか気持ち悪すぎるだろ。
稲葉の奴みたいになる可能性もあるっちゃあるが…。
取り合えず生身で行くか!!
魔法少女か、分かっているつもりだったがすごい力だったな。
と言うか剣とか辛いわ。肉弾戦なら自信はあったんだが遠距離からはさすがにな…。
真面目にまた対峙するとしてどう戦うかな?
どう戦うにせよ今の筋力で対抗する事が出来るのだろうか…。
もし今回のように命の危機になったら契約をするべきなのだろうか。
とりあえず死ぬのはきついな。
QBの奴は信用できねぇが契約を拒否する事は無いだろうし、俺を貶める事もしないだろう。
しかし、契約となると格好が心配だな。
フリフリの格好のおっさんとか気持ち悪すぎるだろ。
稲葉の奴みたいになる可能性もあるっちゃあるが…。
取り合えず生身で行くか!!
PCより
PLより
そうね、岡井さんと智紀さんが倒れた時に貴方のことをふと思い出したの。
だからあんなに取り乱してしまったのかもしれないわ。実際手元が震えて二人の治療なんて全くできなかったし。
・・・あの時、肝試しで行った誰も住んでいない海辺の館。
そこに居座る巨大な化け物を見た瞬間に言葉にならない恐怖に襲われ、私も逃げることに精一杯だったの・・・
貴方は何を思ったのか、やっとの思いで命からがら逃げてきた館に戻って・・・私は止めることが、貴方のことを助けることができなかった。
そんなことを思い出していたら目が覚めていた。もう3時か・・・
隣で寝息をたてている智紀さんの方をふと見て、頬をなでようとしたら・・・彼が隣にいない・・・
しまった、彼は今入院中なんだったんだ。
いつも隣に居てくれる人がいない。それでだけでこんなにも心細いのか
人の力には限界がある。一人の力には限度があるし、魔法少女のように超人的な力が備わっているわけではない。
あの時、岡井さんと智紀さんが倒れた時、私は。何を引き換えにしても二人の命を救いたかった。そう、きゅうべぇと契約してでもね。
だって、貴方の時のように大事な人がいなくなるのは、もう体験したくないもの
だからあんなに取り乱してしまったのかもしれないわ。実際手元が震えて二人の治療なんて全くできなかったし。
・・・あの時、肝試しで行った誰も住んでいない海辺の館。
そこに居座る巨大な化け物を見た瞬間に言葉にならない恐怖に襲われ、私も逃げることに精一杯だったの・・・
貴方は何を思ったのか、やっとの思いで命からがら逃げてきた館に戻って・・・私は止めることが、貴方のことを助けることができなかった。
そんなことを思い出していたら目が覚めていた。もう3時か・・・
隣で寝息をたてている智紀さんの方をふと見て、頬をなでようとしたら・・・彼が隣にいない・・・
しまった、彼は今入院中なんだったんだ。
いつも隣に居てくれる人がいない。それでだけでこんなにも心細いのか
人の力には限界がある。一人の力には限度があるし、魔法少女のように超人的な力が備わっているわけではない。
あの時、岡井さんと智紀さんが倒れた時、私は。何を引き換えにしても二人の命を救いたかった。そう、きゅうべぇと契約してでもね。
だって、貴方の時のように大事な人がいなくなるのは、もう体験したくないもの
お疲れ様でしたー!
いやいや。精神交換を扱ったシナリオを考えていたら、一週間前に朝倉さんに先を越されてどうしようかと( ̄▽ ̄;)
「また精神交換ネタかよ!」とか不自然に思われない為には、両方の事件に繋がりを持たせるしかないよな〜と思い、
急遽朝倉さんに許可を貰って、ウィリアムさんに猫事件の黒幕になって貰いましたとさ。
おかげ様でキャンペーンっぽくなりました。朝倉さんありがとう!
今回のセッションでは、私としてはやりたい事が大体できたので大満足です。
特に3つ目以降はお互いのPCの事をPL・PCが良く知らないとできないので、
キャンペーンであるこの機会にやらせて貰いました。
・稲場さんvsみのるのバトル(稲場さんは結局ノーダメージでしたけどね!)
・ボスによる全体攻撃(戦闘でハラハラして貰いたかったんです。)
・敵による、PC側への成りすまし → さ〜てPL達は違和感に気付くかな?
・PCの性格や技能をNPCが良く知っている事による探索誘導。(救急キットとか、空の絵とか)
・人と人との繋がりを追って真相に辿り着いて行くシナリオの流れ。
(詩織さん→真衣→康太→山小屋→北畠さん(救急キットとストーブ)→電話番号や敵の情報→みのる)
それにしても見知ったPC達が相手だと、情報を散りばめるのも楽しいですね!
「このPCなら真っ先にここを調べてくれるに違いない(*´∀`)」とか。
あと、一柳の最初の登場時、彼の嫌われっぷりに思わずニヤリとしていたのは秘密です。
またウィリアム絡みで続きをやりたい所ですねー。今の所なんにも思いついていませんが。(照)
では以下、個別へのメッセージです!
・雛代 棗 / 一句さん
今回の内容だと、みのると一番付き合いの長い岬ちゃんが真っ先に違和感に気付くかなー。
康太とのクラスメート設定も事前に許可貰ってるからシナリオの進行にも組み込めるしー。と思っていたら新キャラ。
これはバッドエンドもやむ無しか!?と動揺してしまって☆アップ宣言してしまいましたが、
難易度調整した以上に皆さん探索をすんなり進めて頂けて、なんとかバッドは回避できたのでホッとしました(〃´o`)=3
普段は冷静なキレキャラ・・・グッドだと思います!
・稲葉 次郎 / カラマンシーさん
今回の戦闘は一見ギリギリに見えても、稲場さんを真っ向から沈めるのは難しいだろうなぁと思っていたら
巨人魔法士は思っていた以上に堅かった!まさかのノーダメージとはw
やはり稲場さんを相手にするには、武道(サーベル)は必須か。ぐぬぬ。
・北畠 智紀 / くにはたさん
フランス語と機械修理を用いて、今回は探索で輝いていました!
しかし探索の肝心の部分は殆どナギ先輩に持って行かれ、戦闘で一柳を扱えばファンブルを出す。
うーん、流石はくにはたさん!(褒め言葉)
・葉柴 柳 / 柴馬さん
出目のふり幅の広さは相変わらずですね!一柳が電話に出た途端プチっと電話を切るんじゃないかと実はヒヤヒヤしてましたw
今回しーなさんも居るし、みのるは二の次になるかなー。岬ちゃんも不参加だしアレBADENDまっしぐら?と思っていましたが、
みのるの助けを求める声を逃さずキャッチ。みのるを助けて頂き、ありがとうございました!
カッコ良かったですよ!
・岡井 慶太郎 / 駄メガネさん
継続PCにも関わらず、明確な活躍の場を設ける事ができなくて申し訳ないです。
せめて戦闘開始前とかに爆弾のスイッチを渡せば良かったなと反省。
次は、次こそは活躍の場を設けてみせますっ!(ぐっ)
・・・いっそ銃火器とか持たせるのもアリ?(ちらっ)
・太田 詩織 / 朝倉さん
一行をまとめて頂けるので助かりました。リーダーの印の赤いマフラーが詩織さんの首元に見えたり。(幻覚)
しかも二日目からの参加にも関わらず、みのるの違和感に一番に言及するとは。さっすが朝倉さん!
誰もみのるの違和感に気付かないようなら、情報に誘導するのを止めたりして(山小屋の救急キット発見のくだりとか)
難易度上げようと考えていたので、凄く助かりました!
・桐村 椎名 / takioさん
柴さんと殆ど入れ違いのような形になってしまい、アウェイ感ばかりのセッションになってしまって申し訳ありませんでした。
しーなさんとナギ先輩が一緒に行動(セッション参加)する機会が殆ど無いようでしたので
このままだと形(設定上)だけの恋人になりかねないと感じ、
一度ちゃんと本編で一緒に行動して貰いたいと思ってお誘いしたんですが、上手く行かないものですね・・・。
この人は放っておくとまた永続的狂気とかに陥って行方不明になったりしかねないので、
放置せずにRPなりなんなりでちゃんと捕まえておいて下さいね!
・・・いや、大げさじゃなく、割りと本気で。(横目でナギ先輩後日談と、キャラシートの神話技能値を見ながら)
いやいや。精神交換を扱ったシナリオを考えていたら、一週間前に朝倉さんに先を越されてどうしようかと( ̄▽ ̄;)
「また精神交換ネタかよ!」とか不自然に思われない為には、両方の事件に繋がりを持たせるしかないよな〜と思い、
急遽朝倉さんに許可を貰って、ウィリアムさんに猫事件の黒幕になって貰いましたとさ。
おかげ様でキャンペーンっぽくなりました。朝倉さんありがとう!
今回のセッションでは、私としてはやりたい事が大体できたので大満足です。
特に3つ目以降はお互いのPCの事をPL・PCが良く知らないとできないので、
キャンペーンであるこの機会にやらせて貰いました。
・稲場さんvsみのるのバトル(稲場さんは結局ノーダメージでしたけどね!)
・ボスによる全体攻撃(戦闘でハラハラして貰いたかったんです。)
・敵による、PC側への成りすまし → さ〜てPL達は違和感に気付くかな?
・PCの性格や技能をNPCが良く知っている事による探索誘導。(救急キットとか、空の絵とか)
・人と人との繋がりを追って真相に辿り着いて行くシナリオの流れ。
(詩織さん→真衣→康太→山小屋→北畠さん(救急キットとストーブ)→電話番号や敵の情報→みのる)
それにしても見知ったPC達が相手だと、情報を散りばめるのも楽しいですね!
「このPCなら真っ先にここを調べてくれるに違いない(*´∀`)」とか。
あと、一柳の最初の登場時、彼の嫌われっぷりに思わずニヤリとしていたのは秘密です。
またウィリアム絡みで続きをやりたい所ですねー。今の所なんにも思いついていませんが。(照)
では以下、個別へのメッセージです!
・雛代 棗 / 一句さん
今回の内容だと、みのると一番付き合いの長い岬ちゃんが真っ先に違和感に気付くかなー。
康太とのクラスメート設定も事前に許可貰ってるからシナリオの進行にも組み込めるしー。と思っていたら新キャラ。
これはバッドエンドもやむ無しか!?と動揺してしまって☆アップ宣言してしまいましたが、
難易度調整した以上に皆さん探索をすんなり進めて頂けて、なんとかバッドは回避できたのでホッとしました(〃´o`)=3
普段は冷静なキレキャラ・・・グッドだと思います!
・稲葉 次郎 / カラマンシーさん
今回の戦闘は一見ギリギリに見えても、稲場さんを真っ向から沈めるのは難しいだろうなぁと思っていたら
巨人魔法士は思っていた以上に堅かった!まさかのノーダメージとはw
やはり稲場さんを相手にするには、武道(サーベル)は必須か。ぐぬぬ。
・北畠 智紀 / くにはたさん
フランス語と機械修理を用いて、今回は探索で輝いていました!
しかし探索の肝心の部分は殆どナギ先輩に持って行かれ、戦闘で一柳を扱えばファンブルを出す。
うーん、流石はくにはたさん!(褒め言葉)
・葉柴 柳 / 柴馬さん
出目のふり幅の広さは相変わらずですね!一柳が電話に出た途端プチっと電話を切るんじゃないかと実はヒヤヒヤしてましたw
今回しーなさんも居るし、みのるは二の次になるかなー。岬ちゃんも不参加だしアレBADENDまっしぐら?と思っていましたが、
みのるの助けを求める声を逃さずキャッチ。みのるを助けて頂き、ありがとうございました!
カッコ良かったですよ!
・岡井 慶太郎 / 駄メガネさん
継続PCにも関わらず、明確な活躍の場を設ける事ができなくて申し訳ないです。
せめて戦闘開始前とかに爆弾のスイッチを渡せば良かったなと反省。
次は、次こそは活躍の場を設けてみせますっ!(ぐっ)
・・・いっそ銃火器とか持たせるのもアリ?(ちらっ)
・太田 詩織 / 朝倉さん
一行をまとめて頂けるので助かりました。リーダーの印の赤いマフラーが詩織さんの首元に見えたり。(幻覚)
しかも二日目からの参加にも関わらず、みのるの違和感に一番に言及するとは。さっすが朝倉さん!
誰もみのるの違和感に気付かないようなら、情報に誘導するのを止めたりして(山小屋の救急キット発見のくだりとか)
難易度上げようと考えていたので、凄く助かりました!
・桐村 椎名 / takioさん
柴さんと殆ど入れ違いのような形になってしまい、アウェイ感ばかりのセッションになってしまって申し訳ありませんでした。
しーなさんとナギ先輩が一緒に行動(セッション参加)する機会が殆ど無いようでしたので
このままだと形(設定上)だけの恋人になりかねないと感じ、
一度ちゃんと本編で一緒に行動して貰いたいと思ってお誘いしたんですが、上手く行かないものですね・・・。
この人は放っておくとまた永続的狂気とかに陥って行方不明になったりしかねないので、
放置せずにRPなりなんなりでちゃんと捕まえておいて下さいね!
・・・いや、大げさじゃなく、割りと本気で。(横目でナギ先輩後日談と、キャラシートの神話技能値を見ながら)
「たっだいまー!」
「おう、おかえり。随分と早・・・どうしたんだ、その恰好は?」
「あー、いやー、そのー・・・ちょーっと詳細は事情が有って言えないんですが、
道中でトラブルに巻き込まれちゃいましてねー。」
「・・・はぁ。とりあえず着替えてこい。その間に風呂を沸かしておいてやるから。」
「くぅっ!物分かりが良くて気が利く弟を持って私は幸せですよ!・・・ほろり。」
「そんな小芝居は要らん。とっとと行け。」
しっしっ、と追い払うような仕草をこちらに向ける弟に背を向け、言われる通り自分の部屋へ私は向かう。
〜〜〜〜〜〜〜〜
部屋に入って一人になったら、もうガマンできなかった。
床に座り込み、ガタガタ震える体を抑えきれない。
冗談で隠していた涙が止まらない。
「・・・・・・・こわかった。」
こうして家に帰って来て、家族の出迎えを受ける。
そうしたら帰ってきたっていう実感が溢れてきて。
緊張の糸が途切れると、今さらながらに激しい恐怖が襲ってくる。
こんな大切で大好きな人々と過ごす日常を、あと少しで失ってしまう所だったのだと。
今回の件。
正直な所、元の姿に戻れない事を半分覚悟していた。
そして、もう半分は命も落とす事を覚悟していた。
だけど、ほんのわずか。
もしかしたら皆が助けに来てくれるんじゃないかって期待した。
だから康太に岬ちゃんへの伝言を付け加えたし、救急キットを買ってきてメモを仕込んだし、
その地下にはあちこちに助けを求めるメッセージを残した。
・・・それを期待する事が、皆を危険に巻き込む事だって分かっていたけれど。
現にその結果、皆には浅からぬ怪我を負わせてしまった。
ナギ先輩の結界や、詩織さんの手当のおかげで大事には至らなかったとはいえ。
・・・それでも皆は、私の無事を喜んでくれた。
「・・・・・・・・っ!」
体の震えと涙が止まらない。
皆の顔を、大好きな人達の顔を、一人一人頭に思い浮かべる。
「・・・・ほ、んと・・・わたしって、サイテーだ・・・。」
皆を危険に巻き込んでおいて、怪我をさせておいて。
そんな素敵な人達に囲まれている事、そんな大好きな人達とまた日常を歩んで行ける事。
それが、凄く、凄く、嬉しくて。嬉し過ぎて。
「・・・・・・・あはは。」
体の震えと、涙が、止まらない。
ホント、私は、最低だ。
〜〜〜〜〜〜〜〜
数日後、私は新しい服を買いに来ていた。
いつも動き回る時に着ていたジャケットは一柳さんのペイントボールやら切り傷やらで凄い惨状になってたし。
ウィリアムは良くあの恰好で歩き回れたものだと思う。
流石は長い時を生きる魔術師の胆力と言った所か。
・・・何か違う気がする。
そういえば一柳さんにお礼を言っていなかったな。
言う暇も無かった、というのが正しいかもしれないけど。
まぁでも、何となくまたどこかで会えるような気がする。
お礼はその時にでも言う事にしよう。うん。
「・・・・・・っと?」
ひとつのセレクトショップ前に置いてあるマネキンの前で足を止める。
襟元が広く開いた白いセーターと、えんじ色かな?の帽子の組み合わせ。
なんとなく目を引いた。
「・・・・・・む。」
いつも行くライダーズショップはまだ先にある。
どうせまた有るだろう荒事の事を考えると、この服は防御力が心許ない気がする。
「・・・・・・むむむ。」
新しいチェロケースやケースに入れていた盾や剣を買って、懐はかなり寂しい。
この服といつものライダーズジャケットの両方を得る事は困難を極める。
果たしてこの道の先へと進まざるや否や。
・・・精神交換の後遺症か、最近は少し時代がかった物言いが時々出るような。
いや、それは今はどうでも良くて。
ふと、事件の直前に乙女な思考に浸っていた事を思い出す。
恋について。果たして自分はどうなんだろう?
その問題は、今回の件を通して一応の答えが得られた気がする。
「・・・・・・ふむ。」
私はセレクトショップへと足を踏み入れる。
普段しないようなオシャレな恰好をして帰ったら、大好きな家族達はどんな顔をするんだろう。
普段しないようなオシャレな恰好をして行ったら、大好きなあの人達はどんな顔をするんだろう。
そんな楽しい想像に思いを馳せ、頬を緩んでいる事を自覚しながら。
恋というのが特定の一人に対して向けられる想いなら、私はまだ恋なんてしなくて良い。
こんなに素敵な人々が周りに居るんだから、それを一人に絞るなんて勿体ない。
「すいませーん!あちらの服を頂きたいんですがー!」
だけど複数の、性別を問わない大切な人達に対して向けられる、この大好きな想いも恋と呼んで良いのなら。
私は今、恋をしている。
「あいたたた。うー、結構痛かったなー。」
怪我の手当を終えて立ち上がる。
あんまりノンビリもしてられないしね。
「それにしても、良い人達だったよねー。」
あの子と一緒に居る時間は短かったけど、悪くなかった。
裏表の無い純粋な感謝の気持ちを伝えられる事なんて久々だったし、
状況が状況だったとはいえ、ボクみたいなヤツと一緒に居る事を全く嫌がらない人なんて珍しい。
最初は自分がきっかけで酷い目に遭ったあの子を放って行く事に少し後ろめたさを感じたからだったんだけど、
誰かを守るっていうのも悪くないなって思った。
電話の子にバイバーイなんて手を振って貰った時は、ちょっと気持ちがあったかくなった。
「・・・さ〜て、っと。」
あそこに混ざりたい。そういう気持ちが全く無かった訳じゃない。
だけど。
あの老魔術師が飛び去った方角に目を向ける。
「あっちの方向だったよねー?・・・・・・くふふっ☆」
楽しい。思わず笑みが零れる。
久々に良い相手に巡り合えた。・・・・・・ウィリアム、か。
恋い焦がれるかの様に、かの人物に思いを馳せる。
あの、人を研究材料や消耗品としか見ていない思考。
あの、人を騙し、陥れる事を息をするように行う性質。
あの、それらを人の生涯すら超えた長い年月行ってきたという経歴。
・・・・・・・・・・・最高だ。
彼の命を奪う瞬間を想像する。
どんな顔をするだろう?
驚愕?茫然?納得?諦観?安堵?憤怒?慟哭?怨念?悔恨?懇願?安楽?未練?
ああ楽しみだ。楽しみだったら楽しみだ☆
「くふ・・・くふ、くふふふふっ☆」
誰かを守るというのもタマには良い。
だけどボクはやっぱり、この楽しさだけは手放せない。
そして一人の殺人鬼は、再び夜の闇へと溶けて行った。
怪我の手当を終えて立ち上がる。
あんまりノンビリもしてられないしね。
「それにしても、良い人達だったよねー。」
あの子と一緒に居る時間は短かったけど、悪くなかった。
裏表の無い純粋な感謝の気持ちを伝えられる事なんて久々だったし、
状況が状況だったとはいえ、ボクみたいなヤツと一緒に居る事を全く嫌がらない人なんて珍しい。
最初は自分がきっかけで酷い目に遭ったあの子を放って行く事に少し後ろめたさを感じたからだったんだけど、
誰かを守るっていうのも悪くないなって思った。
電話の子にバイバーイなんて手を振って貰った時は、ちょっと気持ちがあったかくなった。
「・・・さ〜て、っと。」
あそこに混ざりたい。そういう気持ちが全く無かった訳じゃない。
だけど。
あの老魔術師が飛び去った方角に目を向ける。
「あっちの方向だったよねー?・・・・・・くふふっ☆」
楽しい。思わず笑みが零れる。
久々に良い相手に巡り合えた。・・・・・・ウィリアム、か。
恋い焦がれるかの様に、かの人物に思いを馳せる。
あの、人を研究材料や消耗品としか見ていない思考。
あの、人を騙し、陥れる事を息をするように行う性質。
あの、それらを人の生涯すら超えた長い年月行ってきたという経歴。
・・・・・・・・・・・最高だ。
彼の命を奪う瞬間を想像する。
どんな顔をするだろう?
驚愕?茫然?納得?諦観?安堵?憤怒?慟哭?怨念?悔恨?懇願?安楽?未練?
ああ楽しみだ。楽しみだったら楽しみだ☆
「くふ・・・くふ、くふふふふっ☆」
誰かを守るというのもタマには良い。
だけどボクはやっぱり、この楽しさだけは手放せない。
そして一人の殺人鬼は、再び夜の闇へと溶けて行った。
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