出典作品 | 機動戦士ガンダム MS IGLOO −1年戦争秘録− |
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形式番号 | EMS-10 |
頭頂高 | 17.3m |
本体重量 | 61.0t |
武装 | ザク・マシンガン、ヒート・ホーク、シュツルム・ファウスト、135mm対艦ライフル、シールド |
解説 | ジオン公国軍が開発したZIMMAD(ツィマッド)社製の新型モビルスーツ。 主力モビルスーツ『ザク』の後継機足り得るかヨーツンヘイムにおいて試験を行った。 しかし強度不足の問題を抱えており、結果的にジオン公国の地球連邦に対するプロパガンダとして利用されている。 |
専用機パイロット | ジャン・リュック・デュバル |
本館 |
証言タイトル | 「一瞬の『輝き』を見た」 |
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内容 | 「いくらスペックが高くたって、信頼性がなければ主流にはならない。 ええ、モビルスーツに『万が一』があってはいけないのよ。 そういう意味で、ヅダは残念な結果だったといえるけど……その道筋の中で、どんな機体よりもはるかに輝いてみせたことを、わたしはいつまでも忘れない」 |
インタビュー人物 | ジオン軍の女性技術者 |
備考 | 土星エンジンを搭載し、超高機動を持つ高性能のMSヅダ。 しかしザクとのコンペに敗れて欠陥機の烙印を押されることとなったが、その圧倒的な輝きは失われてはいない。 だが、考えようによっては超高出力が発揮できる土星エンジンが凄いのであって、その強度に耐えられず、空中分解したヅダはぜんぜん凄くないとも取れる。 |
証言タイトル | 『ライバル』は語る |
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内容 | 「安定性?主力量産機の採用基準において最も重要視されて然(しか)るべき要素だよ。 汎用重作業機をベースとした我が社のザクが、公国軍の顔と呼べるまでの存在になり得たのは当然の結果だ。 たとえ強力な機動性をもった高性能機だとしても、敵の弾に当たる前に星の屑へと自ら変貌するリスクを背負っていては……な。 開発の面白みという言葉があればそちらの方が魅力的かもしれんが、戦争は技術屋だけのものではない、そうだろう?」 |
インタビュー人物 | ジオニック社の社員 |
備考 | ザクを作り出した側からの意見。 信頼性や安定性の欠如した1点物のワンオフ機やピーキーな個人向けのカスタム機ならいざ知らず、汎用量産機ではとんがった性能を持たせないようにした話が聞ける。 皮肉にもヅダはそっちの気(け)が強く、あまりにも人を選ぶメカと化しており、主力量産機には凡そ適していなかった。 そういう点から、BG1弾Rとは対照的なものになっている。 |
証言タイトル | 『我慢』との戦い |
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内容 | 「強度不足の欠陥? それはこいつのエンジンが強烈すぎるからさ。 ヅダに搭載されている土星エンジンはウチのスラスター技術の粋といっても過言じゃない。 耐久強度の範囲内を守りさえすれば、十分にその圧倒的な加速性能を引き出すことはできる。 パイロットの我慢強さが試されるモビルスーツ? ……はは、確かにそうだな」 |
インタビュー人物 | ツィマッド社の技術者 |
備考 | イメージ的にはぴったりな高機動MSだが、この弾のPで再登場し、我慢弱く、落ち着きがない上に姑息な真似が嫌いな人は乗せてはいけないということになる(笑)。 |
証言タイトル | 「素晴らしき『新』型」 |
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内容 | 「見てください、ザクと比べて非常にスリムなこのシルエットを! 圧倒的にこのヅダが機動性に高い機体であることがおわかりになるでしょう? さぁ、ジオンの戦況をさらに好転させる新型モビルスーツの素晴らしさを、ぜひ皆様に広めてくださいませ!」 |
インタビュー人物 | ジオン公国軍の広報担当 |
備考 | 明らかに宣伝の類となっている(しかも再登場している)。 ジオンにしては珍しく、機体の軽量化を前提とした高機動化(主にジム・ライトアーマーなど連邦の高機動系のアプローチ方法)を取っている。普段だとブースターの増設のようなアプローチで高機動化を果たしている。 |