定時王

2007年11月14日(水) 01:41:06
アニメ「天元突破グレンラガン」に登場する主人公たちの宿敵キャラ(但し1〜2部のみ)
人間掃討軍極東方面部隊長・ヴィラルを指す愛称。

ヴィラルの中の人は「勇者王ガオガイガー」の獅子王凱役などで知られる檜山修之であり、製作スタッフの公式ブログでも登場回の直前に「来週はついに勇者王登場です」などと製作会社の壁を越えたネタも振られていた。

そして初登場回の第3話「顔が2つたぁナマイキな!!」で見せた、陽が暮れそうになるとまだ目の前の敵に
完全にトドメを刺せていなくても急いで帰投する(※この世界の獣人は夜しっかり眠らないと体組織が壊死して死んでしまう)姿があたかも定時で仕事を切り上げる公務員を思わせたため、それと勇者王を引っ掛けて「定時王」「公務王」のアダ名がテレビ東京系列放映終了直後時点でアニメ版本スレなどを中心に定着。

その後登場するたびにどんどん敵としての強さランクが下がっていき、既に対戦2回目の第7〜8話では「噛ませ王」と言われるまでに落ちるが更にその次の登場回・第10話「アニキっていったい誰ですか?」にてサディスティックな女上官から綾波風包帯姿でフルボッコに殴られ、鼻血を出しながらも健気に付き従い彼女のピンチを救いさえする(そしてまた殴られる)様を披露するや一気に別ベクトルでの人気が上昇し愛称も「公M王」にチェンジ。
その後グレンラガンとの勝負に執着するあまりに自軍の戦艦を破損させたり、上官になった人物が次々と亡き者になったりするあたりからの命名「迷惑王」「死神王」などを経て、中盤のボスキャラである獣人の支配者・螺旋王より眠らなくても平気な不死身の体に改造された展開を受け「残業王」、でも改造の主目的は螺旋王の覇業を語り継ぐためで戦闘力は上がっていませんでした(改造後、登場して3分弱で主人公に瞬殺される)というオチから「語り部王」「広報王」と変遷。
もっぱらその情けない響きが気に入られたのか「語り部王」が中盤のスタンダードに定着しかける。

物語が第3部に突入し作中で7年が経過した第17話では反政府ゲリラに転職していたため「ゲリラ王」
速攻で政府軍に掴まって投獄されたため「監獄王」「岩窟王」刑務所の風呂場にて全裸に腰タオル一枚の姿で大立ち回りを演じて「裸王」そして遂には過去の恩讐を乗り越え主人公シモンの相棒へと昇格、グレンラガンへ共に乗り込み中の人が檜山の面目躍如とばかりに名乗り口上から必殺技コールまでこなしたところでめでたく「勇者王」
しかし獣人であるため作中の一大ファクターである螺旋力が使えない事で「空気王」「調整王」とか再ランクダウンしたり、第4部からのスペースルックが某ネコ型ロボットのカラーリングと酷似していたため「ヴィラえもん」呼ばわりされたりもする。
作品終盤に至っても第26話のとある印象的なシーンに由来して「家庭王」「家族王」「愛妻王」だの、
最終回27話で見せた結婚式出席姿から「夜王」「ホスト王」だのと更に称号は増え、最終的に番組ラストの後日談で宇宙戦艦・超銀河ダイグレンの艦長に就任していたため「艦長王」でフィニッシュ。

以上、作中での立場の変遷が全キャラ中随一の激しさを誇り、キャラそのものや中の人やスタッフからの扱いなどのネタっぷりで視聴者に(ある意味)愛されまくったゆえのアダ名の多さではあるが、微妙に「王」って付けば何でもいいやという悪ノリも少々窺える。
2008年06月22日(日) 15:36:25 Modified by animedic




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