リンクス強化プランと機材はリンクス戦争末期レイレナードがARETHAの設計図より堅いプロテクトを解き直後壊滅し消滅したはずだった。
 そしてリンクスは銀翁がコジマまみれにする前に回収した少女を使うことにした。
 
 リリウムは捕らえられた後コジマ除染液に浸され続けていた。なま暖かい液のなかで呼吸器だけを付けて息だけをしている状態だった。そんな日々がいきなり終わりを告げる。
 カプセルから出されリリウムは別室に搬送されて数日。 目を開けるとそこは狭い空間だった。
(ここは・・・)
 目が慣れるとここは多種の細いケーブルの部屋だった。
 モゾモゾ
(!?)
 するとケーブルが活動を開始する。脱出しようとするが首のAMSに接続されたケーブルから運動の信号を中断され動けない。
 その間にふくらはぎや両腕に注射器を持ったケーブルに刺され何かが投与される。それは繊維状の機械で筋肉をかいくぐって神経に絡みつく
 「くぅ!ううっ!」
 手足、肩、股、脊髄まで同様に投与され絡み憑かれる痛みでリリウムは息すらできない、がAMSに繋がれた脳は与えられた息をする命令を果たしていた。 
 
 3へ続く

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