最低限の設備しかない部屋に水音が響く。
それに少女のものと思われる清らかな声が交じり合っていた。
と言っても、喘ぎだが。
「子どもを孕ませる気か?オッツダルヴァ」
「ふ、ん…セレン・ヘイ、ズか…ぐっ!」
後ろから反応を楽しみながら愛撫していたオッツダルヴァの意表をつくのには十分だった。
少女がセレン・ヘイズという単語に反応し無意識的に胎内のオッツダルヴァの陽根を締め付けたのだ。
「や、れる…な、貴様」
焦燥が混じりつつも、楽しそうにオッツダルヴァ。
「み、みないで…くださ、い」
泣きそうな顔で少女はいやいやをする。
「と、言われると見たくなるな。オッツダルヴァ」
「なんだ…?」
「コレの胸と口は私にくれないか?」
オッツダルヴァの汗ばんだ顔が不機嫌そうに歪む。
獲物を途中から分け与えるなどあまりしたくはないらしい。
だが、彼女は少女の飼い主だ。
貸しを作っておいてもなんら支障はない。
「好きに…しろ」
「ああ、そうさせてもらおう」
一連の会話を聴いていた少女は言葉を失う。
ただでさえ無理やり男に犯されていると言うのに、敬愛する女性に乱れる姿を見てほしくないのだ。
「なに…奴は歪んではいるがお前を壊したりはしないさ」
「いや、です…いやですよぉ…!」
「よく言う。何度もイッたくせに」
耳を軽く咬みながらオッツダルヴァが少女に囁く。
「さて、鳴いてもらうか」
場違いなほどにセレンは笑った。

セレンは少女の右の胸の飾りをちろりと舐めながら左手で優しく小さな膨らみをもんでいる。
オッツダルヴァはというと、少女の陰核を弄りながら腰を何度も打ち付けていた。
あまりの強弱の差に少女はセレンの言うとおり鳴くことしかできない。
「ぁ、に…ゃ…あああ!」
「…ッく!…」
少女の胎内が白濁の液で満たされる。
何度も出されてしまったため、抵抗感と言うものが薄れてしまったのか少女は熱の余韻に浸っていた。
「ふ、夢うつつとは……もっと強めのほうがいいか?」
カリッとセレンはさっきまで舐めていたものを咬んだ。
その反動で下腹に力を入れてしまい、オッツダルヴァの陽根を伝って愛液と精液の混ざった粘液がドロリと流れた。

「す、き…ふた、りともすき…」
淫靡な幻想に囚われた少女がその言葉を吐いたとき、貪りあう様にして少女を陵辱していた二人は喉の奥で笑った。
「貴様とCOOPも悪くない」
「どちらかと言うとお前がリードしていたがな」
二人はさも愉しそうに言った。
少女は何処までも堕ちていった。
現実が理不尽すぎて、堕ちることでしか己を守れなかったから。

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