東静高速鉄道グループの資料集へようこそ。このページでは、静岡県を中心に鉄道やバスを運行している架空交通企業グループ『東静高速鉄道グループ』の資料をご覧いただけます。

TER-NCTビル(てぃーいーあーる・えぬしーてぃー、英名:TokaiElekitrickRailway-NewCentralTerminal)は、神崎県神崎市藤崎区南台354に存在する複合ビル。
東海電気鉄道が自社の本社機能を置くと同時に、ショッピングセンターやコンサートホールなどを同じ建物に構え、文化交流の拠点とするため、複合ビルとして建設された。建設当初はTER-CCC(てぃいーあーる・しーしーしー Tokai Elekitrick Railway-Culture Community Center)ターミナルビルという名称であったが、業務悪化などが原因によってテナントを撤退させた上で閉鎖し不動産会社に売却。その後に買い戻した際に現在の名称へと改称して大規模なリニューアル工事を実施した上で再度営業を開始した。


計画段階から建設、竣工まで

東海電気鉄道の本社は神崎総合車両基地に程近い場所にあった地上二階の建物を使用していた。しかし老朽化の問題などがあり移転する事を余儀なくされた。同じ時期に神崎総合車両基地内に設備統合の意味合いで移転した路線バスの営業所の跡地を利用して複合施設を建設する事が議題になっており、この計画を拡張する形で本社機能及びショッピングセンターや飲食店が出展できるスペースを確保し、コンサートホールなどの交流スペースにも重点を置く計画とした。その後、地元の一級建築士に設計を依頼したうえで何度も打ち合わせを実施。同じ地元の建設会社を主体とした数企業によって建設されることとなった。

建物の概要

建物は1990年に地上6階,地下1階の構造で、4階〜6階が東海電気鉄道本社,地下1階及び地上1階〜3階にショッピングセンターやコンサートホール(中規模??)が設けられた。尚、地下通路を通れば東海電気鉄道神崎駅まで行くことも出来る。現在ではコンサートホールは近くに大規模ホールが出来たことにより閉鎖され、区画は催場などに使用されることとなった。運営は東海電気鉄道の直営とし、定期的なメンテナンスなどは地元建設会社に担当させていた。

TER-CCCターミナルビルの末期

2006年07月20日に経営不振に陥ると、真っ先に売却候補に挙がったのはこの建物だった。当時、東海電気鉄道の社長(秋月孝仁氏)邸が病気のため入院中で、当時の常務取締役(高岡定男)が社長代行を勤めていた。翌年の8月12日に社長代行であった(当時)常務取締役が代表取締役社長を名乗り、本社機能を残したままテナント契約を解除させた上で全区画を不動産事業者に売却,後に本社機能を旧秋月邸に移した上で完全に撤退。この売却代金は東海電気鉄道の運転資金に転用されることはなく、社長代行であった常務取締役によって横領された。

会社破産から再建、復興の道を歩む

後に鉄道車両までも無断で別の鉄道会社に売却されるなど、東海電気鉄道は単独での再建は不可能な状況にまで陥っていた。この時の東海電気鉄道は事業継続していながら清算されてしまう状態となり、10月6日には事実上の破産宣告を受けてしまった。その後、社長代行だった常務取締役(高岡定男)が辞任表明後に殺人未遂と詐欺罪で現行犯逮捕される(後に懲戒免職及び起訴)と、正式に秋月孝仁社長の退任と同時に、後任の社長として秋月花梨(秋月孝仁前社長の長女)が就任する事を発表し、東静高速鉄道傘下に入っての会社再建が始まった。この時に本社機能は、秋月孝仁前社長らが業務や生活の場所として使用していた旧秋月邸へ完全に移転した。その後、経営再建が進んだ後に不動産会社が保有していた旧TER-CCCターミナルビルを再び買い戻してTER-NCT(TokaiElekitrickRailway-NewCentralTerminal)ビルに改称、大規模なリニューアルを実施して再移転した。移転前に本社機能を置いていた旧秋月邸は、敷地を含めて記念公園として整備され、再建に奔走するなかで活躍した電車のうち1両(Tc1002号車)が静態保存されている。この間にも自動車部が独立開業した青葉台交通と問題を起こすなど、再建に際しては大きな影を落とすこととなってしまった。ちなみに現在、親会社である東静ホールディングス及び傘下企業(東静高速鉄道など)が本社として使用している建物は、旧東海電気鉄道沼津支社が使用していた建物である。沼津支社が使用していた当時はTER-NNC(TokaiElekitrickRailway-NewNumazuCenter)ビルの名を持ち、区画の一部をテナントを募集したうえで商業施設として営業していた。その後、東静高速鉄道本社ビルとなった後もテナント募集を行い営業していたが、全テナントが近くの商業施設に移転や廃業したことからテナント募集を廃止した上で大規模なリニューアル工事を行い、本社ビル機能を拡充する事となった。現在では、東静ホールディングス傘下で静岡県内を拠点とする子会社のほとんどは、この建物に本社機能を移転している。

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