ニュー速VIP及び製作速報のスレッド「( ^ω^)ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです」のまとめwikiです

サテライトに生まれた奴らはさぞ不幸だろうな。
生活の貧困さは言わずもがな、ゼロ・リバースによって親を失った孤児
その逆で子を失った親、マーカー付きの犯罪者だっていつの間にか増えた。
娯楽なんかデュエルしかねーけど、カードは入手困難な上にそもそもカードプールが少ねぇ。
カードを手に入れる方法っていったら拾うか、他者から奪うか、賭けデュエルぐらいか。
基本的には元々他人が使ってたカードでデッキを組む事になる。
俺はシティ出身だけど今はここにいる、デッキはまぁ、他人が使ってたカードに違いないけどな。


俺がずっと憧れてたキングから、もらったデッキだ。

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( ゚∀゚)はキングに憧れるようです


─サテライトの離れ、崩れかけの家の中

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( ゚∀゚)「…退屈なもんだぜ、毎日毎日よぉ」

椅子に座ってカードをいじりながら、目の上にマーカーのある男が
ベッドで横になってる年寄り、荒巻スカルチノフに話しかける。

/ ,' 3「随分といい身分じゃなジョルジュよ、他の者は工場やら何やらで働いてるというのに」
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( ゚∀゚)「働いた所で何が貰えるってんだよ、安くせぇパンと水だけじゃねぇか」

/ ,' 3「退屈を凌げるだけマシじゃろうて、暇を潰せて食料も手に入るというのに」

ジョルジュと呼ばれた男が椅子から立ち上がり、テレビをつける
映りが悪かったが、乱暴にテレビを叩くと映像が鮮明に映りはじめた。

「出たー!キングのエースカード、レッドデーモンズドラゴーン!!」

「キングは一人、この俺だ!!」
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( ゚∀゚)「ほとんどのサテライト住民はそうやって毎日生きてる、その生き方にケチつけるつもりはねぇ」
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( ゚∀゚)「でも小せぇだろ、そんなの、俺はもっとデカい事をやりてぇんだよ」

/ ,' 3「ほぉ…?」

ジョルジュは手を握り締め、荒巻に向かって叫び始める
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( ゚∀゚)「いつかサテライトから抜け出して、キングになる!!
     俺は今のキングなんか、キングと認めちゃいねぇ!!」

/ ,' 3「…」

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( ゚∀゚)「デュエルがエンターテイメントなんて、笑わせるじゃねぇか
     相手をなめた態度は結構、勝率にも文句はねぇ」
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( ゚∀゚)「だがやってる事はいつも同じ、手を抜いてピンチになって、エースで逆転ってな
     俺が見たいのはもっとどんな状況からでも一ターンで抜け出すようなコンボの連続で相手を捌くとかそういうプレイングを」

/ ,' 3「ええいやかましいわぃ、ぐだぐだ言っとらんでとっととキングにでもなんでもなってみんか
    アホな事してサテライトに来よってからに、マーカーまでつけおって」
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( ゚∀゚)「…言ってくれるじゃねぇかじじい、てめぇこそシティからわざわざサテライトに来たアホだろうが」

/ ,' 3「ふん、シティはうるさすぎるんじゃよ、こっちで寝とる方が性に合っとる
    お前と違ってわしはいつでもシティに戻れるしな」
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( ゚∀゚)「俺だってD-ホイールさえあればこんなところ…!」


「ジョルジュって奴はいるかゴルァ!!」

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( ゚∀゚)「…あ?」

/ ,' 3「?」

突然の外からの声に二人の会話は途切れた。
続けて声は叫び続ける。

「俺とデュエルしろゴルァ!!どっちがサテライトのボスか勝負だ!!」

/ ,' 3「…」
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( ゚∀゚)「やめろ、そんな目で見るんじゃねぇ
     サテライトのボスを名乗った覚えはねぇけど、どこの地区のアホだよ」

/ ,' 3「どういう事かは知らんがとりあえずアレじゃ」

/ ,' 3「黙らせてこい、わしは寝とるぞ」
  _
( ゚∀゚)「…やれやれ」

テーブルの上のデッキとデュエルディスクを手にとり、ドアへ歩き始める。
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( ゚∀゚)「大して寝れないと思うけどな」


(,,゚Д゚)「…お前がボスのジョルジュだな?」
  _
( ゚∀゚)「ボスではねぇけどジョルジュだ、誰だお前…」
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( ゚∀゚)(…!D-ホイールじゃねーか!なんだこいつ…)

ジョルジュは男の後ろにあるDホイールに視線を移す。
その事に触れずに、頬にマーカーのある男は話す。

(,,゚Д゚)「俺の名はギコだ、お前、この辺りで一番強いらしいな」
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( ゚∀゚)「…知らんけど、まだ負けた事はねぇな」

(,,゚Д゚)「俺は先日シティからサテライトに来た者でな、お前に興味がある
     ボスを名乗りたいなら俺を倒してからにしてもらおうか」
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( ゚∀゚)「ボスとかいつの人なんだお前は、俺はそんなの名乗ってねーし名乗りたくねーっつの
     勝手にボスでもなんでもなってろよ」

(,,゚Д゚)「…ここらのデュエリストに誰が一番強いか聞けば皆口を揃えてお前の名を出す
     だからお前を倒さないと意味がねーんだよ、それとも逃げるのか?」


ギコの最後の一言に反応し、ジョルジュがデュエルディスクを装着する。
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( ゚∀゚)「…めんどくせぇ野郎だ、ぶっ潰してやるぜ」

(,,゚Д゚)「そうこなくっちゃよ」




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( ゚∀゚)【誇りの黒鉄】「「デュエル!!」」【白黒の絆】(゚Д゚,,)

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( ゚∀゚)「俺の先行ドロー、モンスターをセット、カードを一枚伏せてターンエンドだ」

(,,゚Д゚)「俺のターンドロー!仮面竜を召喚!そのまま裏守備に攻撃だ!」
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( ゚∀゚)「ありがてぇぜ、セットモンスターはキラートマトだ
     効果でA・ジェネクス・チェンジャーを特殊召喚する」

《A(アーリー)・ジェネクス・チェンジャー》
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1200/守1800
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
属性を1つ宣言して発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、
選択したモンスターの属性は宣言した属性になる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

(,,゚Д゚)(属性を変える効果か…何を考えている…?)

(,,゚Д゚)「俺はこのままターンを終了する」

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( ゚∀゚) LP8000 手札4 場:チェンジャー(A1200) 伏せ1

(,,゚Д゚) LP8000 手札5 場:仮面竜(A1400) 伏せ無し

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( ゚∀゚)「俺のターンドロー、A・ジェネクス・リモートを召喚!」

《A(アーリー)・ジェネクス・リモート/Genex Ally Remote》
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻 500/守1800
フィールド上に表側表示で存在するチューナー1体を選択して発動する。
選択したモンスターのカード名は、このターンのエンドフェイズ時まで
「ジェネクス・コントローラー」として扱う。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

(,,゚Д゚)「チューナー…!?サテライトの屑がシンクロ召喚だと!?」
  _
( ゚∀゚)「慌てんなよ、まずはチェンジャーの効果で仮面竜の属性を光に変えるぜ」

仮面竜 炎→光

(,,゚Д゚)「その事になんの意味がある」
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( ゚∀゚)「慌てんなっつーの、リモートの効果発動、自身のカード名を《ジェネクス・コントローラー》に変更
     そしてレベル3のA・ジェネクス・チェンジャーにレベル3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」
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( ゚∀゚)「左手に宿る仲間の魂をここに刻む、受け継ぎしは闇の力!
     シンクロ召喚!ぶっ放せ!A・ジェネクス・トライアーム!!」

《A(アーリー)・ジェネクス・トライアーム/Genex Ally Triarm》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1600
「ジェネクス・コントローラー」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって
以下の効果を1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動する事ができる。
●風属性:相手の手札をランダムに1枚墓地へ送る。
●水属性:フィールド上に存在する魔法または罠カード1枚を破壊する。
●闇属性:フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスター1体を破壊し、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
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( ゚∀゚)「シンクロ素材に闇属性のチェンジャーを使った事により、トライアームは三つ目の効果を得る
     手札を一枚捨てて光属性となった仮面竜を破壊するぜ、機術-ネガティブバースト!」

(,,゚Д゚)「チッ、そういう事かよ…!」
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( ゚∀゚)「そして一枚ドロー、トライアームでダイレクトアタック!」

(,,゚Д゚) LP8000→5600
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( ゚∀゚)「幸先いいぜ、これでターンエンドだ」


(,,゚Д゚)「ドロー!なかなか面白い戦術を使うようだが、そいつは倒させてもらおう
     サイクロンを発動する」
  _
( ゚∀゚)「むぅ、くず鉄のかかしが…」

(,,゚Д゚)「俺は黒竜の雛を召還!こいつを墓地に送り、手札から真紅眼の黒竜を特殊召還する
     更に黒炎弾を発動!」
  _
(;゚∀゚)「げぇっ!」
  _
( ゚∀゚) LP8000→5600

(,,゚Д゚)「このターン紅眼は攻撃出来ないが関係ない!ワン・フォー・ワンを発動!
     手札のミンゲイドラゴンを捨ててデッキから伝説の白石を特殊召還!」

(,,゚Д゚)「レベル7の真紅眼の黒竜にレベル1の伝説の白石をチューニング!
     闇の果てに眠る終わりの力、ここに解放する!シンクロ召還!現れろ、ダークエンド・ドラゴン!」

《ダークエンド・ドラゴン/Dark End Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
1ターンに1度、このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
  _
( ゚∀゚)「こいつは見たことねぇモンスターだ…さすがシティ出身だぜ」

(,,゚Д゚)「ふん、白石の効果によりデッキから青眼の白龍を手札に加え、トレードインを発動
     青眼をコストに二枚ドロー、そしてダークエンドの効果を発動する
     自身の攻守を500下げてトライアームを墓地に送らせてもらう、ダーク・イヴァポレイション!」
  _
(;゚∀゚)「なんだと!?」

(,,゚Д゚)「永続魔法一族の結束を発動!俺のドラゴン族は攻撃力が800上がる!
     ダークエンドでダイレクトアタックだ!」
  _
( ゚∀゚) LP5600→2700

(,,゚Д゚)「カードを一枚セット、ターン終了だゴルァ!」

  _
( ゚∀゚) LP2700 手札4 場:なし 

(,,゚Д゚) LP5600 手札0 場:ダークエンド(A2100+800) 一族の結束 伏せ1

  _
( ゚∀゚)「へへ…」

(,,゚Д゚)「…なんだ?気持ち悪い奴だな」
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( ゚∀゚)「お前強いじゃねーか、久々に燃えてきちまったぜ」

(,,゚Д゚)「当然だ、俺はいずれキングになる男だからな」
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( ゚∀゚)「…へぇ、ますます負ける訳にいかねぇな、ドロー!」
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( ゚∀゚)(…!)「俺はモンスターとカードを一枚セットしてターンエンドだ」

(,,゚Д゚)「俺のターンドロー!ダークエンドの効果でそのセットモンスターを墓地へ送る!」
  _
( ゚∀゚)「セットしたのはクリッターだ!効果でリサイクル・ジェネクスを手札に加える」

(,,゚Д゚)「そして真紅眼の飛竜を召喚する、このターンで終わりだ!飛竜でダイレクトアタック!」
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( ゚∀゚)「罠発動!血の代償だ!LPを500払いモンスターをセットする!」
LP2700→2200

(,,゚Д゚)「…攻撃を続行する!」
  _
( ゚∀゚)「ジェネクス・ブラストが破壊される、今の内に代償の効果でもう一枚セットするぜ」
LP2200→1700

(,,゚Д゚)「ならダークエンドで追撃だ!」
  _
( ゚∀゚)「…二枚目のリモートが破壊される」

(,,゚Д゚)(…奴の手札は残り二枚、一枚はクリッターで加えたモンスターだ
     ここが攻め時だな)

(,,゚Д゚)「リバースカードオープン!正当なる血統!墓地から青眼を特殊召喚する!」
  _
(;゚∀゚)「!!!」

(,,゚Д゚)「青眼でダイレクトアタックだ!滅びの爆裂疾風弾!!」
  _
(;゚∀゚)「くそ!血の代償でモンスターをセットする!」
LP1700→1200

(,,゚Д゚)「無駄だ!青眼で攻撃!」
  _
(;゚∀゚)「リサイクル・ジェネクスが破壊される…」

《リサイクル・ジェネクス/Recycle Genex》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/機械族/攻 200/守 400
自分の墓地に存在する「ジェネクス」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
エンドフェイズ時まで、このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱う。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

(,,゚Д゚)「チューナーだったか、残りの一枚でシンクロ素材を揃える気だったようだが、無駄だったな
     これでターンを終了する」

  _
( ゚∀゚) LP1200 手札1 場:血の代償 

(,,゚Д゚) LP5600 手札0 場:ダークエンド(A1600+800) 飛竜(A1800+800) 青眼(3000+800) 一族の結束


(,,゚Д゚)「諦めな、この状況からたった二枚の手札で何が出来る」
  _
( ゚∀゚)「さっきまでならどうにでも出来たんだよ、誰かさんのおかげでおじゃんだけどな」

(,,゚Д゚)「俺は最初から全力で攻めているだけだ、その結果がこの状況を作り上げた」

(,,゚Д゚)「言うなれば…この状況が俺とお前の実力の差を表しているに過ぎない」
  _
( ゚∀゚)「…俺とお前の実力の差だぁ?」

(,,゚Д゚)「所詮はサテライト住民、カードプールの少なさには同情するが
     ボスと呼ばれる男、ましてや無敗の強者と聞いて期待していたが…この程度だったか」
  _
( ゚∀゚)「…全く、どいつもこいつも笑わせてくれるぜ」

(,,゚Д゚)「…何?」
  _
(#゚∀゚)「さっきから既に勝ったみたいな口でべらべら喋りやがって!!うざってぇんだよ!!ドロー!!」
  _
(#゚∀゚)「貪欲な壺を発動!!墓地のリモート二枚、チェンジャー、トライアーム、リサイクルを
     デッキに戻し二枚ドロー!!」

(,,゚Д゚)「…」
  _
(  ∀ )「…」
  _
( ゚∀゚)「こいつぁ…面白ぇや、おいテメェ、ギコっつったか」

(,,゚Д゚)「強がるなよ、碌でも無いドローだったんだろう?」
  _
( ゚∀゚)「それを今から見せてやる、が、その前に一つだけ言っておく」
  _
( ゚∀゚)「この三枚のカードがお前を倒す、よく目に焼き付けておけよ、先代キングの誇りのデッキを!」

(,,゚Д゚)「この状況から三枚で……いや、先代キングのデッキだと!?」
  _
( ゚∀゚)「洗脳−ブレインコントロールを発動!LPを800払いダークエンドを使わせてもらうぜ!そして効果発動!」
LP1200→400
  _
( ゚∀゚)「攻守を500ダウンさせ、飛竜を墓地へ送らせてもらう、ダーク・イヴァポレイション!…だったか?」

(,,゚Д゚)「貴様…!!」(いや…何故青眼ではなく飛竜を…?)
  _
( ゚∀゚)「そして手札からレアル・ジェネクス・コーディネーターを召喚!その効果により…」

《レアル・ジェネクス・コーディネイター》
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/魔法使い族/攻 200/守 100
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
手札からレベル3以下の「ジェネクス」と名のついた
モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
  _
( ゚∀゚)「手札からリサイクル・ジェネクスを特殊召喚する!!」

(,,゚Д゚)「…!貪欲な壺で引き当てたってのかよ!!」
  _
( ゚∀゚)「レベル8のダークエンド・ドラゴンにレベル1のリサイクル・ジェネクスをチューニング!!
     禍々しき漆黒の姿に魅入られよ!誇りを奪え!我が剣となれ!!シンクロ召喚!!」
  _
( ゚∀゚)「レアル・ジェネクス・クロキシアン!!」

《レアル・ジェネクス・クロキシアン/Real Genex Kurokishian》
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻2500/守2000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在する
レベルが一番高いモンスター1体のコントロールを得る。

  _
( ゚∀゚)「クロキシアンの効果発動!シンクロ召喚成功時、青眼のコントロールを得る!機術-レアル・コントロール!!」

(;゚Д゚)「!!!…くそ!これが狙いで青眼を…!!」
  _
( ゚∀゚)「そういう事だ、よくわかったか?これが俺とお前の実力の差なんだよ
     三体でダイレクトアタック!」

(;゚Д゚)「くっ……そぉおおおおおおお!!!!」
LP5600→5400→2900→-100

───
──

  _
( ゚∀゚)「聞きたい事がいくつかある、答えてもらうぜ」

(,,゚Д゚)「…」
  _
( ゚∀゚)「何故D-ホイールを持ってる?マーカー付きが入手出来るものじゃねぇだろ、ましてやサテライトで」

(,,゚Д゚)「……スクラップの中からたまたま見付けただけだ、壊れてはいたが有り合わせのパーツで修理出来た
     俺も聞きたい事があるんだが…」
  _
( ゚∀゚)「まだだ、修理って事はお前メカニックか?他に乗れそうなD-ホイールは無かったか?」

(,,゚Д゚)「…D-ホイールが欲しいのか」
  _
( ゚∀゚)「あぁ、欲しい、こんな辛気臭ぇとこ抜け出してシティに行くんだ
     そして今のキングをぶっ潰す」

(,,゚Д゚)「D-ホイールが無いって事はスピードスペルも持ってないんだろ?
     シティで揃えるつもりならやめときな、大半のスピードスペルはとんでもねぇ値段だぜ」
  _
( ゚∀゚)「舐めんじゃねぇ、スピードスペルぐらい持ってる、あとはD-ホイールだけなんだよ」

(,,゚Д゚)「…先代キングの使ってたカードか」
  _
( ゚∀゚)「そういう事だ」

(,,゚Д゚)「そろそろ質問させてもらおうか、先代キングはそんなデッキでは無かったし
     そもそも消息不明のはずだ、先代とどういう関係だ?」
  _
( ゚∀゚)「どういう関係って言われてもな…このデッキはキングになる以前の試作品っつってたな
     あいつがキングの頃使ってたデッキはまぁ渡せる訳ねーだろ」

(,,゚Д゚)「…お前もシティからサテライトへ?」
  _
( ゚∀゚)「…そこから話した方が早いな、シティにいたんだが先代がキングをクビにさせられるって聞いてな
     お偉いさんにキレてかかったらセキュリティに捕まってこのザマだ」

(,,゚Д゚)「…クビとはどういうことだ?公式では年齢による引退って聞いたが」
  _
( ゚∀゚)「そう、公式ではな、実際は突然の通告でキングを辞めさせられたんだよ、何の前触れも無しにな
     キナ臭ぇだろ?その事も探らねぇとな」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「わかった、D-ホイールのあった場所へ案内しよう、乗れ」
  _
( ゚∀゚)「よし来た、ところでよ」

(,,゚Д゚)「何だ?」
  _
( ゚∀゚)「テメェは何でサテライトに来たんだよ、そんぐれぇの実力ならシティでもまともに暮らせたんじゃねぇの?」

(,,゚Д゚)「…実力があるからってまともとは限らないだろ、お前みたいにな」
  _
( ゚∀゚)「…はっ、それもそうだ」

(,,゚Д゚)「…キングに挑んだが負けたんだ、引きが悪かった
     自暴自棄になって、酒飲んで暴れて…気付けばここだ」
  _
( ゚∀゚)「それでここのボス…キングになりたかったってのかよ、大した奴だぜ」

(,,゚Д゚)「はは……なぁ」
  _
( ゚∀゚)「あ?」

(,,゚Д゚)「お前、先代が何処にいるのか知ってるのか?」
  _
( ゚∀゚)「……さぁな」
  _
( ゚∀゚)「そこらの小屋で寝てんじゃねぇの」



/ ,' 3「Zzz…」

おわり

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