（ ＾ω＾）万屋決闘者のようです
最終更新：ID:dRiOZd0fNw 2010年10月17日(日) 18:11:41履歴
・はじめに
この作品は『思いついたけど書く気のないネタを書くスレ』の
16 ：羽｀・ω・）さん：2010/09/02(木) 01:00:14 ID:a8JJZRM20
タイトル：（ ＾ω＾）万屋決闘者のようです
二茶夢というたいへん平和な国があったそうな。特にその首都、別府は活気にあふれた都でございます
そんな都ではありますが日常で起こる些細な揉め事があるのも事実。しかしそんな時は万屋の「彼」にお任せください
ほーら、すぐに解決。皆笑顔になるでしょう？
物語はそんな「彼」が子狐を助けるとある日常から幕をあけます。
つまりあれ、和風な感じで恩返しに来た狐娘とブーンがにゃんにゃんしながら悪役を倒してハッピーエンドっていうＳＳが読みたいの
という書き込みを元に煙玉 ◆ehuGn9stp.が書いたＳＳです。
（ ＾ω＾）「おっお〜！ 今日も一仕事終わっていい気分だお！ 今日は久しぶりに寿司でも食うかお」
沈む夕日を背に受けてホクホク気分で歩く彼。そこで何かを目にします。
（ ＾ω＾）「ん？ 何か道端にいるお。……狐の子、かお？」
そこに居たのは狐の子。やつれて元気がありません。
（ ＾ω＾）「可愛そうだお……。ちょっと待ってるんだお」
ブーンと駆け出す彼の足。向かう先は豆腐屋です。
（ ＾ω＾）「旦那！ おいしい油揚げをくれお」
（ ＞＜）「分かったんです。代金は1000タポになるんです」
（；＾ω＾）「えぇ、油揚げなのに高すぎじゃないかお？ まあ買うけど……」
（ ＞＜）「別府最高の大豆で作られた豆腐を最高の菜種油で揚げたんだから高いんです！ 毎度ありなんです！」
買った揚げを片手に持って狐の元まで走ります。さあさあ急いで戻りましょう。
（ ＾ω＾）「待たせたお、狐さん！ これを食べて元気を出すお」
少し警戒していた狐の子。しかし空腹には勝てないようです。はむはむ、むしゃむしゃ夢中になって食べています。
（＊＾ω＾）「可愛いお。これで元気になるはずだお」
笑顔を浮かべて青年は静かにこの場を立ち去りました。そして、その夜。
（；＾ω＾）「やってしまったお。狐さんのことばっかり考えていたせいで僕の食べるものがないお」
（ ＾ω＾）「こ、こうなったらお隣さんの家から流れてくるおかずの匂いで飯を食うお」
白いご飯を椀に盛り、窓の近くで箸を持つ。匂い飯とは哀れです。
トントン。
（ ；ω；）「くんくん、この匂いは豚汁だお。肉おいしいおー」
トントン。
（ ；ω；）「むむ、今度は秋刀魚の匂い。おろしをかけていただくお。ハフハフッ！」
トントン。
（ ；ω；）「誰だお！ 僕は今、匂い飯の最中なんだお。万屋の仕事は明日の朝にでも頼むお」
「お仕事ではありません。恩返しに来たのです」
鈴の音のような可愛い声。声の主は誰でしょう。
（ ＾ω＾）「恩返し、かお……？ はて、一体どなただお」
「揚げを頂いた狐です。どうか戸をあけてはくれませんか？」
（；＾ω＾）「えー、あのときの狐さんかお！」
まさに狐の恩返し。半信半疑の彼ですが兎に角、引き戸をあけました。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「その節はお世話になりました、万屋さん」
どこから見ても娘さん。狐だとは思えません。
（ ＾ω＾）「気にしないでくれお。僕はただの動物好きだお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「あなたがよくても私の気持ちが収まりません。是非ともご恩を返したく思います」
（；＾ω＾）「うーん、そうかお？ なら美味しいおかずが食べたいお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「その程度のことでよいならすぐに準備をいたします」
おもむろに揚げを取り出した娘さん。ぼわっと煙が出たかと思えば机に並んだ揚げ料理。
（ ＾ω＾）「きつねうどんに稲荷寿司、揚げの和え物。色々あるお！ 頂くお！」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「ふふふ、お食べになってくださいませ」
…
……
………
Zzz（ -ω-）「おー、もう食べきれないお。油揚げ料理美味しいお……」
深夜、彼はその目をこすって起き上がります。
ﾊﾟﾁｯ（ ＾ω＾）「あれ、何にもないお。あれは夢だったのかお？」
揚げ料理は一つもそこには残っていません。不思議なこともあるものです。
（ ＾ω＾）「おっ？ でも何かカードがあるお」
目をやれば彼の寝床のすぐ横にカードが一枚落ちています。
（ ＾ω＾）「僕のデッキから抜けちゃったのｋ―」
(;'A`)「てーへんだー！ てーへんだ！ ブーン！」
（ ＾ω＾）「ドクオ！ こんな夜中に慌ててどうしたんだお」
('A`)「どうしたもこうしたもあるか！ ギコの兄貴が辻斬られちまったぁ！」
（；＾ω＾）「それは本当かお！ で、兄貴は無事なのかお？」
('A`)「おう、命まではとられちゃいねぇ。意識も明日には戻るだろう」
（ ＾ω＾）「それだけ分かれば十分だお。ちょっと僕は出かけるお」
(;'A`)「おいぃ！ ブーン、そいつはやめておけ！ 確かにおめえはデュエルは弱くない」
(;'A`)「だがあのギコ兄貴もやられた相手だ。奉行所に任せておいたほうがいい！」
（ ＾ω＾）「ちょっと散歩をするだけだお。すぐ戻るお」
にこりと彼は微笑むとカードをまとめて外に出ます。
(;'A`)「ブーンの奴、無茶しやがって……」
〜別府五番通り〜
（ ＾ω＾）「ギコの兄貴の敵は僕が取るお」
犯人捜して別府の通りを全力疾駆。こうは見えても町一番の健脚の持ち主でございます。
「お若いものが夜の散歩は危険であるぞ？」
ぴたりと彼は足を止め、声の主へと振り向きます。
（ ＾ω＾）「お前かお、兄貴を斬った辻斬りは」
そのとき二人の間に緊張走る。
（ ФωФ）「だとしたらどうするのである？」
（ ＾ω＾）「……そんなこと決まってるお。僕のこの手でお前を倒す！」
（ ФωФ）「ククク。今宵の我輩は血に飢えておる！ デュエルである！！」
（ ＾ω＾）「デュエル！！！」（ ФωФ）
万屋ブーン（LP4000） vs 辻斬りロマネスク（LP4000）
（ ФωФ）「我輩の先攻！ ドローである」
（ ФωФ）「我輩はモンスターをセットしてターンエンドである」
（ ＾ω＾）「なら僕のターンだお。ドロー！」
（ ＾ω＾）「よし、僕は天下人 紫炎を召喚するお」
《天下人(てんかびと) 紫炎(シエン)/Tenkabito Shien》 †
効果モンスター
星４/炎属性/炎族/攻1500/守1000
このカードは罠の効果を受けない。
（ ＾ω＾）「紫炎で裏側のモンスターを攻撃するお」
（ ФωФ）「セットモンスターは虎鉄。破壊されるが効果を発動するのである」
《名工(めいこう) 虎鉄(こてつ)/Iron Blacksmith Kotetsu》 †
効果モンスター
星２/炎属性/獣戦士族/攻 500/守 500
リバース：自分のデッキから装備魔法カードを１枚選択し、手札に加える。
（ ФωФ）「我輩が手札に加えるのはこのカードである」
《融合武器(ゆうごうぶき)ムラサメブレード/Fusion Sword Murasame Blade》 †
装備魔法
戦士族のみ装備可能。
攻撃力が８００ポイントアップする。
このカードは魔法カードを破壊する効果では破壊されない。
（ ＾ω＾）（あの刀がギコの兄貴を……）
（ ＾ω＾）「僕はリバースカードを一枚セットしてターンエンドするお」
Turn1
（ ФωФ）LP：4000 手札：6
□□□□□ 魔・罠
□□□□□ モ
Ｆ□□□□ モ Ｆ：紫炎
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（ ＾ω＾）LP：4000 手札：4
（ ФωФ）「我輩のターンである。ククク、早く斬りたいと刀がうずいておる……」
（ ФωФ）「不意打ち又佐を召喚するのである！ そしてこれに村雨を装備！」
《不意打(ふいう)ち又佐(またざ)/Mataza the Zapper》 †
効果モンスター
星３/闇属性/戦士族/攻1300/守 800
このカードは１度のバトルフェイズ中に２回攻撃する事ができる。
このカードは表側表示でフィールド上に存在する限り、
コントロールを変更する事はできない。
不意打ち又佐
ATK1300→2100
（ ФωФ）「さあその血を見せてみるのである！ 行くのだ、又佐よ」
不意打ち又佐（ATK2100） vs 天下人 紫炎（ATK1500）
（ ＾ω＾）LP:4000→3400
（；＾ω＾）「うぐっ……」
紫炎が捌き切れない剣戟が主である彼の頬を掠めます。すっと血の筋が彼の顔に刻まれました。
（ ФωФ）「ククク、次はその体に直接刻んでやるのである！」
ああ！ 無情にも鋭い刃が彼に向かって加速します。果たして彼は無事なのでしょうか。
（ ＾ω＾）「そう簡単にはいかないお、罠カード発動だお！ ファイヤー・ウォール！」
《ファイヤー・ウォール/Fire Wall》 †
永続罠
相手が直接攻撃を宣言した時、自分の墓地に存在する
炎族モンスター１体をゲームから除外する事で、
そのモンスターの攻撃を無効にする。
自分のスタンバイフェイズ毎に５００ライフポイントを払う。
払わなければ、このカードを破壊する。
（ ＾ω＾）「僕の墓地の紫炎を除外することでその攻撃は無効だお」
又佐の刃は彼に届くことなく炎の壁に押し戻されます。
（ ФωФ）「命拾いしたようであるな。我輩はターンエンドするのである」
（ ＾ω＾）「ドローだお」
⊃【きつね火】
《きつね火(び)/Fox Fire》 †
効果モンスター
星２/炎属性/炎族/攻 300/守 200
表側表示で存在するこのカードが戦闘で破壊されたターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地から自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードは生け贄召喚のための生け贄にはできない。
（ ＾ω＾）（ん……。こんなカード入れてないはずだお。……まさかあのときかお！）
〜自宅での回想〜
（ ＾ω＾）「おっ？ でも何かカードがあるお」
目をやれば彼の寝床のすぐ横にカードが一枚落ちています。
（ ＾ω＾）「僕のデッキから抜けちゃったのｋ―」 ←ここでデッキに混入
(;'A`)「てーへんだー！ てーへんだ！ ブーン！」
（ ＾ω＾）「ドクオ！ こんな夜中に慌ててどうしたんだお」
〜回想ここまで〜
（ ＾ω＾）（……まったく夕方から狐さん、狐さん、狐さんばっかりだお）
（ ＾ω＾）（でも、狐さんのおかげで何とか生き残れそうだお！）
（ ＾ω＾）「スタンバイフェイズにファイヤーウォールの維持コストを払うお」
（ ＾ω＾）LP:3400→2900
（ ＾ω＾）「僕はモンスターとセットカードを三枚伏せてターンエンドだお！」
Turn2
（ ФωФ）LP：4000 手札：5
�、□□□◆）癲�罠 � �村雨
Ａ□□□□ モ Ａ：又佐
■□□□□ モ
壱■■■□ 魔・罠 壱：ウォール
（ ＾ω＾）LP：2900 手札：2
（ ФωФ）「ドロー！」
（ ФωФ）「仏への祈りはすんだのであるか？ これが最後のターンである」
（ ФωФ）「我輩の最強の下部、ベン・ケイを召喚である！」
《重装武者(じゅうそうむしゃ)−ベン・ケイ/Armed Samurai - Ben Kei》 †
効果モンスター
星４/闇属性/戦士族/攻 500/守 800
このカードは通常の攻撃に加えて、
このカードに装備された装備カードの数だけ、
１度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。
（ ФωФ）「お前もあの馬鹿な男のように我輩の刀の錆にしてやるのである」
（＃＾ω＾）「兄貴を侮辱するなお！」
（ ФωФ）「手札の伝説の剣、執念の剣、竜殺しの剣、稲妻の剣を装備するのである！」
重装武者−ベン・ケイ
ATK500→800→1300→2000→2800
（ ФωФ）「ククク。又佐とあわせて脅威の七連斬撃！ くらうのである！」
（ ФωФ）「又佐の一撃目！」
不意打ち又佐（ATK2100） vs 火口に潜む者（DEF1200）
（ ＾ω＾）「破壊されたことでこいつの効果を発動するお」
《火口(かこう)に潜(ひそ)む者(もの)/The Thing in the Crater》 †
効果モンスター
星４/炎属性/炎族/攻1000/守1200
このカードが破壊され、フィールド上から墓地に送られた時、
手札から炎族モンスター１体を特殊召喚する事ができる。
（ ＾ω＾）「僕が特殊召喚するのはきつね火。守備表示！」
きつね火
DEF200
赤く燃える炎から飛び出す狐。そして狐はこう喋りました。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「あなたを守る盾になりましょう。それが私の恩返し」
（ ω ）゜゜「って、えー！？ あの狐さんかお？ というかあれは夢のはずじゃあ……」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「夢なんかじゃございません」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「空腹で死に瀕していた私を助けてくれたあなたに対する恩は食事程度じゃ返せません」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「だから今度は私の番です。あなたの命を守ります」
（＃ФωФ）「何をごちゃごちゃしているのである！ 我輩の二太刀目をうけるのである」
不意打ち又佐（ATK2100） vs きつね火（DEF200）
又佐の刃は容赦なく赤い狐を切り捨てます。なんという残忍さ！ 許すまじ、辻斬り！
（；＾ω＾）「あぁ、狐さん！」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「大丈夫です。今はご自分のことだけを考えてください」
（＃ФωФ）「場は空いたのである。八つ裂きにしてやるのである。壱の太刀！」
（；＾ω＾）「僕はファイヤー・ウォールの効果を発動、それにチェーンして針虫の巣窟を発動するお」
《針虫(はりむし)の巣窟(そうくつ)/Needlebug Nest》 †
通常罠
自分のデッキの上からカードを５枚墓地に送る。
（ ＾ω＾）（このセルフデッキデスが僕の運命を決めるお）
五枚のカードを一枚ずつめくって墓地へ送っていきます。彼の運命はいかに。
カシャコーン……。
【墓地へ送られたカード】
炎帝テスタロス、炎帝近衛兵、灼熱ゾンビ、炎を支配する者、大木炭18 （全て炎属性）
運命の女神は彼の味方をしたようです。
（ ＾ω＾）「完璧だお！ ファイヤー・ウォールのコストとして炎帝テスタロスを除外！」
（ ＾ω＾）「攻撃を無効にするお！」
（ ФωФ）「なんのこれしき！ 弐の太刀！」
（ ＾ω＾）「無駄だお！ 近衛兵を除外することで二撃目も無効だお」
（ ФωФ）「むむぅ！ 参の太刀！」
（ ＾ω＾）「灼熱ゾンビを除外してその剣も受け付けないお！」
（＃ФωФ）「むきー！ ならば肆の太刀である！」
（ ＾ω＾）「炎を支配する者を除外してそれも無効！」
（＃ФωФ）「なーにぃー！ ここで引いたら剣士の名折れよ！ 終の太刀である！！！」
（ ＾ω＾）「受けきってやるお！ 木炭を除外して無効！」
重装武者の行く手を阻む五本の火柱。夜の闇を鮮明に照らすほどに鮮やかです。
（ ＾ω＾）「そっちにもう攻撃の手はないお。エンドフェイズに移るお」
（ ＾ω＾）「きつね火を守備表示で特殊召喚！」
きつね火
DEF200
（ ＾ω＾）「狐さん、大丈夫かお？」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「はい。私は何の問題もありません。万屋さんこそ御無事で何よりでございます」
（ ＾ω＾）「狐さんのおかげだお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「ふふ。そのようなお話は戦いが終わってからに致しましょう」
（ ＾ω＾）「それもそうだお。じゃあいくお。僕のターン！」
（ ＾ω＾）「ファイヤーウォールの維持コストは払わないお。ウォールは破壊だお」
（ ＾ω＾）（よし。この状況なら出せる！）
（ ＾ω＾）「狐さん、力を借りるお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「なんなりとお使いくださいませ」
（ ＾ω＾）「僕のフィールドに炎属性モンスターが存在することでこいつを特殊召喚するお！」
（ ＾ω＾）「怨念の魂 業火！ 頼むお」
《怨念(おんねん)の魂(たましい) 業火(ごうか)/Goka, the Pyre of Malice》 †
効果モンスター
星６/炎属性/アンデット族/攻2200/守1900
自分フィールド上に炎属性モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した場合、
自分フィールド上の炎属性モンスター１体を破壊する。
自分のスタンバイフェイズ時に、自分フィールド上に
「火の玉トークン」（炎族・炎・星１・攻／守１００）を１体守備表示で特殊召喚する。
自分フィールド上のこのカード以外の炎属性モンスター１体を生け贄に捧げる事で、
このターンのエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は５００ポイントアップする。
（ ＾ω＾）「効果によりきつね火を破壊するお。ごめんお、ちょっと休んでいてくれお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「かしこまりました」
（ ФωФ）「クハハハハ！ 何かと思えばその程度のモンスター、我輩の敵ではないのである」
（ ＾ω＾）「これを見てもそういえるかお？ リバースカードオープン、異次元からの帰還」
《異次元(いじげん)からの帰還(きかん)/Return from the Different Dimension》 †
通常罠（制限カード）
ライフポイントを半分払う。
ゲームから除外されている自分のモンスターを
可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを
全てゲームから除外する。
（ ＾ω＾）LP:2900→1450
（ ＾ω＾）「テスタロス、近衛兵、灼熱ゾンビ、炎を支配する者を特殊召喚するお」
（ ＾ω＾）「そして業火の効果により四体のモンスターをリリース！」
（ ＾ω＾）「4×500で2000ポイント業火は攻撃力を挙げるお！」
怨念の魂 業火
ATK2200→4200
（ ＾ω＾）「バトル！業火で又佐を攻撃するお」
怨念の魂 業火（ATK4200） vs 不意打ち又佐（ATK2100）
（ ФωФ）LP:4000→1900
（ ФωФ）「ライフは残っているのである。次の我輩のターンで……」
（ ＾ω＾）「お前に未来はないお！ 最後のリバースカード、火霊術−「紅」！」
《火霊術(かれいじゅつ)−「紅(くれない)」/Spiritual Fire Art - Kurenai》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する炎属性モンスター１体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
（ ＾ω＾）「業火をリリースしてお前の刀ごと焼き尽くすお」
（ ФωФ）「うぬぎゃー！！！」
（ ФωФ）LP:1900→0
丸こげになってうわ言を呟く辻斬りを奉行所へ引き渡すころには空も白んでおりました。
（＊＾ω＾）「改めて言うお。狐さん、助かったお。ありがとうだお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「万屋さんのお役に立てて嬉しい限りでございます」
（ ＾ω＾）「おっお、恩返しはもうこれで十分だからどこへでも好きな所に行っていいお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「いえ、そのつもりはございません」
（ ＾ω＾）「と、いいますと？」
ｲ从*ﾟ ｰﾟﾉi､「ずっとあなたの傍においてはいただけませんか。恩返しなど関係なく私はあなたが好きですから」
ｲ从* ｰ ﾉi､「一目ぼれ、です……」
（；＾ω＾）「えっ、おっ、えっ？」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「それとも狐は、狐の娘は御嫌いですか……？」
潤んだ瞳で見つめられ、首を横になどふれましょうか。いや、振れません。
（＊∩ω∩）「こんな僕でいいのなら、好きなだけ一緒に居てくださいお」
青年の顔は朱に染まり、娘の顔にはパッと笑顔の花が咲く。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「はい。喜んで！ なにとぞよろしくお願いします。旦那様」
（ ＾ω＾）万屋決闘者のようです おしまい
この作品は『思いついたけど書く気のないネタを書くスレ』の
16 ：羽｀・ω・）さん：2010/09/02(木) 01:00:14 ID:a8JJZRM20
タイトル：（ ＾ω＾）万屋決闘者のようです
二茶夢というたいへん平和な国があったそうな。特にその首都、別府は活気にあふれた都でございます
そんな都ではありますが日常で起こる些細な揉め事があるのも事実。しかしそんな時は万屋の「彼」にお任せください
ほーら、すぐに解決。皆笑顔になるでしょう？
物語はそんな「彼」が子狐を助けるとある日常から幕をあけます。
つまりあれ、和風な感じで恩返しに来た狐娘とブーンがにゃんにゃんしながら悪役を倒してハッピーエンドっていうＳＳが読みたいの
という書き込みを元に煙玉 ◆ehuGn9stp.が書いたＳＳです。
（ ＾ω＾）「おっお〜！ 今日も一仕事終わっていい気分だお！ 今日は久しぶりに寿司でも食うかお」
沈む夕日を背に受けてホクホク気分で歩く彼。そこで何かを目にします。
（ ＾ω＾）「ん？ 何か道端にいるお。……狐の子、かお？」
そこに居たのは狐の子。やつれて元気がありません。
（ ＾ω＾）「可愛そうだお……。ちょっと待ってるんだお」
ブーンと駆け出す彼の足。向かう先は豆腐屋です。
（ ＾ω＾）「旦那！ おいしい油揚げをくれお」
（ ＞＜）「分かったんです。代金は1000タポになるんです」
（；＾ω＾）「えぇ、油揚げなのに高すぎじゃないかお？ まあ買うけど……」
（ ＞＜）「別府最高の大豆で作られた豆腐を最高の菜種油で揚げたんだから高いんです！ 毎度ありなんです！」
買った揚げを片手に持って狐の元まで走ります。さあさあ急いで戻りましょう。
（ ＾ω＾）「待たせたお、狐さん！ これを食べて元気を出すお」
少し警戒していた狐の子。しかし空腹には勝てないようです。はむはむ、むしゃむしゃ夢中になって食べています。
（＊＾ω＾）「可愛いお。これで元気になるはずだお」
笑顔を浮かべて青年は静かにこの場を立ち去りました。そして、その夜。
（；＾ω＾）「やってしまったお。狐さんのことばっかり考えていたせいで僕の食べるものがないお」
（ ＾ω＾）「こ、こうなったらお隣さんの家から流れてくるおかずの匂いで飯を食うお」
白いご飯を椀に盛り、窓の近くで箸を持つ。匂い飯とは哀れです。
トントン。
（ ；ω；）「くんくん、この匂いは豚汁だお。肉おいしいおー」
トントン。
（ ；ω；）「むむ、今度は秋刀魚の匂い。おろしをかけていただくお。ハフハフッ！」
トントン。
（ ；ω；）「誰だお！ 僕は今、匂い飯の最中なんだお。万屋の仕事は明日の朝にでも頼むお」
「お仕事ではありません。恩返しに来たのです」
鈴の音のような可愛い声。声の主は誰でしょう。
（ ＾ω＾）「恩返し、かお……？ はて、一体どなただお」
「揚げを頂いた狐です。どうか戸をあけてはくれませんか？」
（；＾ω＾）「えー、あのときの狐さんかお！」
まさに狐の恩返し。半信半疑の彼ですが兎に角、引き戸をあけました。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「その節はお世話になりました、万屋さん」
どこから見ても娘さん。狐だとは思えません。
（ ＾ω＾）「気にしないでくれお。僕はただの動物好きだお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「あなたがよくても私の気持ちが収まりません。是非ともご恩を返したく思います」
（；＾ω＾）「うーん、そうかお？ なら美味しいおかずが食べたいお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「その程度のことでよいならすぐに準備をいたします」
おもむろに揚げを取り出した娘さん。ぼわっと煙が出たかと思えば机に並んだ揚げ料理。
（ ＾ω＾）「きつねうどんに稲荷寿司、揚げの和え物。色々あるお！ 頂くお！」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「ふふふ、お食べになってくださいませ」
…
……
………
Zzz（ -ω-）「おー、もう食べきれないお。油揚げ料理美味しいお……」
深夜、彼はその目をこすって起き上がります。
ﾊﾟﾁｯ（ ＾ω＾）「あれ、何にもないお。あれは夢だったのかお？」
揚げ料理は一つもそこには残っていません。不思議なこともあるものです。
（ ＾ω＾）「おっ？ でも何かカードがあるお」
目をやれば彼の寝床のすぐ横にカードが一枚落ちています。
（ ＾ω＾）「僕のデッキから抜けちゃったのｋ―」
(;'A`)「てーへんだー！ てーへんだ！ ブーン！」
（ ＾ω＾）「ドクオ！ こんな夜中に慌ててどうしたんだお」
('A`)「どうしたもこうしたもあるか！ ギコの兄貴が辻斬られちまったぁ！」
（；＾ω＾）「それは本当かお！ で、兄貴は無事なのかお？」
('A`)「おう、命まではとられちゃいねぇ。意識も明日には戻るだろう」
（ ＾ω＾）「それだけ分かれば十分だお。ちょっと僕は出かけるお」
(;'A`)「おいぃ！ ブーン、そいつはやめておけ！ 確かにおめえはデュエルは弱くない」
(;'A`)「だがあのギコ兄貴もやられた相手だ。奉行所に任せておいたほうがいい！」
（ ＾ω＾）「ちょっと散歩をするだけだお。すぐ戻るお」
にこりと彼は微笑むとカードをまとめて外に出ます。
(;'A`)「ブーンの奴、無茶しやがって……」
〜別府五番通り〜
（ ＾ω＾）「ギコの兄貴の敵は僕が取るお」
犯人捜して別府の通りを全力疾駆。こうは見えても町一番の健脚の持ち主でございます。
「お若いものが夜の散歩は危険であるぞ？」
ぴたりと彼は足を止め、声の主へと振り向きます。
（ ＾ω＾）「お前かお、兄貴を斬った辻斬りは」
そのとき二人の間に緊張走る。
（ ФωФ）「だとしたらどうするのである？」
（ ＾ω＾）「……そんなこと決まってるお。僕のこの手でお前を倒す！」
（ ФωФ）「ククク。今宵の我輩は血に飢えておる！ デュエルである！！」
（ ＾ω＾）「デュエル！！！」（ ФωФ）
万屋ブーン（LP4000） vs 辻斬りロマネスク（LP4000）
（ ФωФ）「我輩の先攻！ ドローである」
（ ФωФ）「我輩はモンスターをセットしてターンエンドである」
（ ＾ω＾）「なら僕のターンだお。ドロー！」
（ ＾ω＾）「よし、僕は天下人 紫炎を召喚するお」
《天下人(てんかびと) 紫炎(シエン)/Tenkabito Shien》 †
効果モンスター
星４/炎属性/炎族/攻1500/守1000
このカードは罠の効果を受けない。
（ ＾ω＾）「紫炎で裏側のモンスターを攻撃するお」
（ ФωФ）「セットモンスターは虎鉄。破壊されるが効果を発動するのである」
《名工(めいこう) 虎鉄(こてつ)/Iron Blacksmith Kotetsu》 †
効果モンスター
星２/炎属性/獣戦士族/攻 500/守 500
リバース：自分のデッキから装備魔法カードを１枚選択し、手札に加える。
（ ФωФ）「我輩が手札に加えるのはこのカードである」
《融合武器(ゆうごうぶき)ムラサメブレード/Fusion Sword Murasame Blade》 †
装備魔法
戦士族のみ装備可能。
攻撃力が８００ポイントアップする。
このカードは魔法カードを破壊する効果では破壊されない。
（ ＾ω＾）（あの刀がギコの兄貴を……）
（ ＾ω＾）「僕はリバースカードを一枚セットしてターンエンドするお」
Turn1
（ ФωФ）LP：4000 手札：6
□□□□□ 魔・罠
□□□□□ モ
Ｆ□□□□ モ Ｆ：紫炎
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（ ＾ω＾）LP：4000 手札：4
（ ФωФ）「我輩のターンである。ククク、早く斬りたいと刀がうずいておる……」
（ ФωФ）「不意打ち又佐を召喚するのである！ そしてこれに村雨を装備！」
《不意打(ふいう)ち又佐(またざ)/Mataza the Zapper》 †
効果モンスター
星３/闇属性/戦士族/攻1300/守 800
このカードは１度のバトルフェイズ中に２回攻撃する事ができる。
このカードは表側表示でフィールド上に存在する限り、
コントロールを変更する事はできない。
不意打ち又佐
ATK1300→2100
（ ФωФ）「さあその血を見せてみるのである！ 行くのだ、又佐よ」
不意打ち又佐（ATK2100） vs 天下人 紫炎（ATK1500）
（ ＾ω＾）LP:4000→3400
（；＾ω＾）「うぐっ……」
紫炎が捌き切れない剣戟が主である彼の頬を掠めます。すっと血の筋が彼の顔に刻まれました。
（ ФωФ）「ククク、次はその体に直接刻んでやるのである！」
ああ！ 無情にも鋭い刃が彼に向かって加速します。果たして彼は無事なのでしょうか。
（ ＾ω＾）「そう簡単にはいかないお、罠カード発動だお！ ファイヤー・ウォール！」
《ファイヤー・ウォール/Fire Wall》 †
永続罠
相手が直接攻撃を宣言した時、自分の墓地に存在する
炎族モンスター１体をゲームから除外する事で、
そのモンスターの攻撃を無効にする。
自分のスタンバイフェイズ毎に５００ライフポイントを払う。
払わなければ、このカードを破壊する。
（ ＾ω＾）「僕の墓地の紫炎を除外することでその攻撃は無効だお」
又佐の刃は彼に届くことなく炎の壁に押し戻されます。
（ ФωФ）「命拾いしたようであるな。我輩はターンエンドするのである」
（ ＾ω＾）「ドローだお」
⊃【きつね火】
《きつね火(び)/Fox Fire》 †
効果モンスター
星２/炎属性/炎族/攻 300/守 200
表側表示で存在するこのカードが戦闘で破壊されたターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地から自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードは生け贄召喚のための生け贄にはできない。
（ ＾ω＾）（ん……。こんなカード入れてないはずだお。……まさかあのときかお！）
〜自宅での回想〜
（ ＾ω＾）「おっ？ でも何かカードがあるお」
目をやれば彼の寝床のすぐ横にカードが一枚落ちています。
（ ＾ω＾）「僕のデッキから抜けちゃったのｋ―」 ←ここでデッキに混入
(;'A`)「てーへんだー！ てーへんだ！ ブーン！」
（ ＾ω＾）「ドクオ！ こんな夜中に慌ててどうしたんだお」
〜回想ここまで〜
（ ＾ω＾）（……まったく夕方から狐さん、狐さん、狐さんばっかりだお）
（ ＾ω＾）（でも、狐さんのおかげで何とか生き残れそうだお！）
（ ＾ω＾）「スタンバイフェイズにファイヤーウォールの維持コストを払うお」
（ ＾ω＾）LP:3400→2900
（ ＾ω＾）「僕はモンスターとセットカードを三枚伏せてターンエンドだお！」
Turn2
（ ФωФ）LP：4000 手札：5
�、□□□◆）癲�罠 � �村雨
Ａ□□□□ モ Ａ：又佐
■□□□□ モ
壱■■■□ 魔・罠 壱：ウォール
（ ＾ω＾）LP：2900 手札：2
（ ФωФ）「ドロー！」
（ ФωФ）「仏への祈りはすんだのであるか？ これが最後のターンである」
（ ФωФ）「我輩の最強の下部、ベン・ケイを召喚である！」
《重装武者(じゅうそうむしゃ)−ベン・ケイ/Armed Samurai - Ben Kei》 †
効果モンスター
星４/闇属性/戦士族/攻 500/守 800
このカードは通常の攻撃に加えて、
このカードに装備された装備カードの数だけ、
１度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。
（ ФωФ）「お前もあの馬鹿な男のように我輩の刀の錆にしてやるのである」
（＃＾ω＾）「兄貴を侮辱するなお！」
（ ФωФ）「手札の伝説の剣、執念の剣、竜殺しの剣、稲妻の剣を装備するのである！」
重装武者−ベン・ケイ
ATK500→800→1300→2000→2800
（ ФωФ）「ククク。又佐とあわせて脅威の七連斬撃！ くらうのである！」
（ ФωФ）「又佐の一撃目！」
不意打ち又佐（ATK2100） vs 火口に潜む者（DEF1200）
（ ＾ω＾）「破壊されたことでこいつの効果を発動するお」
《火口(かこう)に潜(ひそ)む者(もの)/The Thing in the Crater》 †
効果モンスター
星４/炎属性/炎族/攻1000/守1200
このカードが破壊され、フィールド上から墓地に送られた時、
手札から炎族モンスター１体を特殊召喚する事ができる。
（ ＾ω＾）「僕が特殊召喚するのはきつね火。守備表示！」
きつね火
DEF200
赤く燃える炎から飛び出す狐。そして狐はこう喋りました。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「あなたを守る盾になりましょう。それが私の恩返し」
（ ω ）゜゜「って、えー！？ あの狐さんかお？ というかあれは夢のはずじゃあ……」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「夢なんかじゃございません」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「空腹で死に瀕していた私を助けてくれたあなたに対する恩は食事程度じゃ返せません」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「だから今度は私の番です。あなたの命を守ります」
（＃ФωФ）「何をごちゃごちゃしているのである！ 我輩の二太刀目をうけるのである」
不意打ち又佐（ATK2100） vs きつね火（DEF200）
又佐の刃は容赦なく赤い狐を切り捨てます。なんという残忍さ！ 許すまじ、辻斬り！
（；＾ω＾）「あぁ、狐さん！」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「大丈夫です。今はご自分のことだけを考えてください」
（＃ФωФ）「場は空いたのである。八つ裂きにしてやるのである。壱の太刀！」
（；＾ω＾）「僕はファイヤー・ウォールの効果を発動、それにチェーンして針虫の巣窟を発動するお」
《針虫(はりむし)の巣窟(そうくつ)/Needlebug Nest》 †
通常罠
自分のデッキの上からカードを５枚墓地に送る。
（ ＾ω＾）（このセルフデッキデスが僕の運命を決めるお）
五枚のカードを一枚ずつめくって墓地へ送っていきます。彼の運命はいかに。
カシャコーン……。
【墓地へ送られたカード】
炎帝テスタロス、炎帝近衛兵、灼熱ゾンビ、炎を支配する者、大木炭18 （全て炎属性）
運命の女神は彼の味方をしたようです。
（ ＾ω＾）「完璧だお！ ファイヤー・ウォールのコストとして炎帝テスタロスを除外！」
（ ＾ω＾）「攻撃を無効にするお！」
（ ФωФ）「なんのこれしき！ 弐の太刀！」
（ ＾ω＾）「無駄だお！ 近衛兵を除外することで二撃目も無効だお」
（ ФωФ）「むむぅ！ 参の太刀！」
（ ＾ω＾）「灼熱ゾンビを除外してその剣も受け付けないお！」
（＃ФωФ）「むきー！ ならば肆の太刀である！」
（ ＾ω＾）「炎を支配する者を除外してそれも無効！」
（＃ФωФ）「なーにぃー！ ここで引いたら剣士の名折れよ！ 終の太刀である！！！」
（ ＾ω＾）「受けきってやるお！ 木炭を除外して無効！」
重装武者の行く手を阻む五本の火柱。夜の闇を鮮明に照らすほどに鮮やかです。
（ ＾ω＾）「そっちにもう攻撃の手はないお。エンドフェイズに移るお」
（ ＾ω＾）「きつね火を守備表示で特殊召喚！」
きつね火
DEF200
（ ＾ω＾）「狐さん、大丈夫かお？」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「はい。私は何の問題もありません。万屋さんこそ御無事で何よりでございます」
（ ＾ω＾）「狐さんのおかげだお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「ふふ。そのようなお話は戦いが終わってからに致しましょう」
（ ＾ω＾）「それもそうだお。じゃあいくお。僕のターン！」
（ ＾ω＾）「ファイヤーウォールの維持コストは払わないお。ウォールは破壊だお」
（ ＾ω＾）（よし。この状況なら出せる！）
（ ＾ω＾）「狐さん、力を借りるお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「なんなりとお使いくださいませ」
（ ＾ω＾）「僕のフィールドに炎属性モンスターが存在することでこいつを特殊召喚するお！」
（ ＾ω＾）「怨念の魂 業火！ 頼むお」
《怨念(おんねん)の魂(たましい) 業火(ごうか)/Goka, the Pyre of Malice》 †
効果モンスター
星６/炎属性/アンデット族/攻2200/守1900
自分フィールド上に炎属性モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した場合、
自分フィールド上の炎属性モンスター１体を破壊する。
自分のスタンバイフェイズ時に、自分フィールド上に
「火の玉トークン」（炎族・炎・星１・攻／守１００）を１体守備表示で特殊召喚する。
自分フィールド上のこのカード以外の炎属性モンスター１体を生け贄に捧げる事で、
このターンのエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は５００ポイントアップする。
（ ＾ω＾）「効果によりきつね火を破壊するお。ごめんお、ちょっと休んでいてくれお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「かしこまりました」
（ ФωФ）「クハハハハ！ 何かと思えばその程度のモンスター、我輩の敵ではないのである」
（ ＾ω＾）「これを見てもそういえるかお？ リバースカードオープン、異次元からの帰還」
《異次元(いじげん)からの帰還(きかん)/Return from the Different Dimension》 †
通常罠（制限カード）
ライフポイントを半分払う。
ゲームから除外されている自分のモンスターを
可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを
全てゲームから除外する。
（ ＾ω＾）LP:2900→1450
（ ＾ω＾）「テスタロス、近衛兵、灼熱ゾンビ、炎を支配する者を特殊召喚するお」
（ ＾ω＾）「そして業火の効果により四体のモンスターをリリース！」
（ ＾ω＾）「4×500で2000ポイント業火は攻撃力を挙げるお！」
怨念の魂 業火
ATK2200→4200
（ ＾ω＾）「バトル！業火で又佐を攻撃するお」
怨念の魂 業火（ATK4200） vs 不意打ち又佐（ATK2100）
（ ФωФ）LP:4000→1900
（ ФωФ）「ライフは残っているのである。次の我輩のターンで……」
（ ＾ω＾）「お前に未来はないお！ 最後のリバースカード、火霊術−「紅」！」
《火霊術(かれいじゅつ)−「紅(くれない)」/Spiritual Fire Art - Kurenai》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する炎属性モンスター１体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
（ ＾ω＾）「業火をリリースしてお前の刀ごと焼き尽くすお」
（ ФωФ）「うぬぎゃー！！！」
（ ФωФ）LP:1900→0
丸こげになってうわ言を呟く辻斬りを奉行所へ引き渡すころには空も白んでおりました。
（＊＾ω＾）「改めて言うお。狐さん、助かったお。ありがとうだお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「万屋さんのお役に立てて嬉しい限りでございます」
（ ＾ω＾）「おっお、恩返しはもうこれで十分だからどこへでも好きな所に行っていいお」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「いえ、そのつもりはございません」
（ ＾ω＾）「と、いいますと？」
ｲ从*ﾟ ｰﾟﾉi､「ずっとあなたの傍においてはいただけませんか。恩返しなど関係なく私はあなたが好きですから」
ｲ从* ｰ ﾉi､「一目ぼれ、です……」
（；＾ω＾）「えっ、おっ、えっ？」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「それとも狐は、狐の娘は御嫌いですか……？」
潤んだ瞳で見つめられ、首を横になどふれましょうか。いや、振れません。
（＊∩ω∩）「こんな僕でいいのなら、好きなだけ一緒に居てくださいお」
青年の顔は朱に染まり、娘の顔にはパッと笑顔の花が咲く。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「はい。喜んで！ なにとぞよろしくお願いします。旦那様」
（ ＾ω＾）万屋決闘者のようです おしまい
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和んでもらえて良かったぜ！
また深夜保守用に一話完結書くかね
和んだ