「（ ＾ω＾）はアカデミアを退学になるようです。」
最終更新：ID:mEpaoEtXEg 2009年12月14日(月) 19:51:23履歴
（ ´ω`）（…体が重い…ブーンは死ぬのかお…何も成し遂げられないまま…）
前回海へと沈んだブーン、腕を鎖に縛られたままでは助かるわけもなくブーンは海の藻屑と化そうとしていた。
（ ´ω`）（…せめてデュエルディスクだけでも外しておけば良かったお……）
もはやブーンには何も見えず、何も感じない。死が近づいている事すらブーンには自覚できなかった。
その時、空に謎の光る飛行物体があらわれた。
光は水中へ潜ったかと思うと、ブーンを救い出し、近くの岸辺へ運ぶ。
（ ＾ω＾）「ここは…助かったのかお？」
腕を見ると鎖は千切れている。
（ ＾ω＾）「ハッ！カードは……！？」
手元に残っていたのはわずか数枚だが、カードが濡れていない事に気づく。
（ ´ω`）（…何枚かは無事だったけどデッキが…これじゃ明日のデュエルには間に合わないお…）
寮のボロ小屋…自分の部屋へと重い足取りでブーンは戻った。
[ 凸] 『キミハ内藤ホライゾンダネ？』
（ ´ω`）（…少し無事だったけどデッキが…これじゃ明日のデュエルには間に合わないお…）
部屋を開けると見知らぬ来訪者がブーンの目の前に現れたが、カードを失ったショックで呆けているブーンは気づかない。
（ ´ω`）（…取り合えず今日はもう寝るお…疲れたお……）
[ 凸] 『モシモシ？』
（ ´ω`）（明日の退学デュエルはどうするお…？もうカードはないお…）
[；凸] 『モシモシー！』
（ ´ω`）（ブーンはもうヒーローに…）
[ 凸] 『…』
来訪者は呼びかけるのを諦めると、無言で電撃を放つ。
（ ﾟωﾟ）「アバババババババ！！？」
[ 凸] 『聞コエテマスカ？』
（；＾ω＾）「だ、誰だお！？何で機械が喋ってるんだお！？」
[ 凸] 『私ノ名前ハ【ジェネクス・コントローラー】、私ハ違ウ宇宙ノ違ウ星カラヤッテキタ。』
（；＾ω＾）「違う宇宙？どういうことだお！何が目的だお！？」
[ 凸] 『【破滅の光】カラ、地球ヲ守ル為ニ来タノデス。』
（；＾ω＾）「破滅の光？」
[ 凸] 『ハイ、我々ハ【破滅の光】ニ抵抗スル連合軍デス。』
（；＾ω＾）「破滅の光って言うのは何なんだお？そしてなんでその連合軍とやらがブーンの前に現れたんだお？」
[ 凸] 『【破滅の光】ガ何者カハ不明デス。タダ彼ラニ侵略サレタ惑星ハ、全テ1ヶ月以内ニ滅亡シテイマス。
2ツ目ノ質問ハ、私達ハカードダカラデス。』
（；＾ω＾）「カード？」
[ 凸] 『ハイ。ナノデ私達ヲ召喚シテクレル決闘者(デュエリスト)ガ必要ナノデス。』
（；＾ω＾）「…それが何でブーンなんだお？ブーンは万年最下位のデュエリストだお…」
[ 凸] 『私達ヲ扱ウノニ必要ナノハ実力デハナク、決闘者(デュエリスト)トシテノ魂。
決闘者(デュエリスト)ト私達ノ鼓動ガ重ナル時、シンクロ召喚ガ行エル。』
（ ＾ω＾）「シンクロ召喚…？何だお、それ？」
[ 凸] 『コノ世界ニハ存在シナイ【シンクロモンスター】、ソレヲ召喚スル事ガデキル唯一ノ方法。ダカラ、共ニ戦ッテ欲シイ。』
（ ´ω`）「…悪いけどブーンはもう戦えないお…」
[ 凸] 『時間ガナイ。奴ラハ既ニ、コノ惑星ニ来テイル。コノママデハコノ惑星モ…』
（ ´ω`）「…ブーンはもうデッキを失ったんだお…今日は疲れたんだお…悪いけど他あたってくれお…」
[ 凸] 『…』
ジェネクス・コントローラーはそれ以上何も言わず、窓から飛び去った。
（ ´ω`）「これでいいお…これで…ブーンはもうヒーローになれなかったんだお…」
ブーンは明日朝一番のバスで学園を立ち去ることを決め、眠りにつく。
[ 凸] 『…司令部ヘ連絡…司令部ヘ連絡…至急仲間ヲ集メテ…司令部…』
──話はブーンが海に落ちた少し後にさかのぼる。
エリート寮の部屋でニダーの取り巻き二人が話していた。
(手下A) 「あーあー、ついてねーよ！せっかくまたカード奪えるチャンスだったのに！」
(手下B) 「それよりあいつ死んだんじゃないッスか？」
(手下A) 「死んだのはニダーの奴が原因だし俺達は知ったことじゃねーよ。
ニダーのおこぼれもロクなのねーしよ、ケチくせぇキムチ野郎が。」
そういうとニダーの取り巻きの一人はもらったカードを破いてゴミ箱に捨てる。
(手下B) 「あー、俺そろそろ帰るッスわ。」
(手下A) 「今日のこと誰かに聞かれたらさっきの通りに頼むぜ？」
(手下B) 「分かってる、ブーンが消えたのはニダーの所為だって言っとけば誰も疑わないだろうしな。」
(手下A) 「そういう事、あいつの所為でとんだとばっちりだぜ。」
？？？？ 『性根ハ腐ッテル、カードヲ大事ニシナイ…卵ヲ産ミツケルニハ最適ダ…』
取り巻き2人がブーンの事故の隠蔽を画策している間、何者かがその様子を通気口から見ていた…
──翌朝。
（ ´ω`）「…サヨナラ…デュエルアカデミアだお…」
荷物をまとめ、ブーンはバスを待っていた。
グラウンドでは退学デュエルの準備が行われ、観客席にも生徒が大勢集まっているだろう。
退学デュエルは授業の一環として行われる。
それは落第者の末路を見せる事で、ああはなるまいと意識させるためだ。
そして、早朝の静寂はグラウンド方面の悲鳴でかき消された。
（ ＾ω＾）「…悲鳴？」
[ 凸] 『【破滅の光】ガ襲撃シテ来タヨウデス。』
（；＾ω＾）「うわ！いつからいたんだお！？…襲撃？」
[ 凸] 『彼ラノ目的ハ侵略デス、コノアカデミアハ人里離レタ山奥ニアリマス。
彼ラカラシテミレバ決闘者(デュエリスト)ガ豊富デ、人ノ多イアカデミアハ侵略ニ、ベストデス。』
（；＾ω＾）「ちょっと待つお！まさか破滅の光もカードなのかお！？」
[ 凸] 『ハイ。昨日ノ連絡デ【ワーム星人】ト思ワレル存在ノ確認ガサレテイマス。』
（；＾ω＾）「それでそのワーム星人はどんな生き物なんだお！？」
[ 凸] 『【ワーム星人】ハ知能ハ固体差ガ大ク、共通生態トシテ人ヤ生物ニ卵ヲ産ミツケマス。
産ミツケラレタ人ハ【ワーム星人】トナリ、鼠算式ニ被害者ハ増エ続ケマス。』
（；＾ω＾）「それを先に言えお！そんなのが学校に現れたらパニックじゃないかお！！」
[ 凸] 『ハイ。デスカラ昨日協力ヲ要請シマシタ。』
ジェネクス・コントローラーはデッキを1つブーンに差し出す。
[ 凸] 『モウ一度訊ネマス。ブーン、協力シテクレマスカ？』
ワーム・イーロキン(E:eE:) 「オオオオォ…」
あれ？俺は何をしていたんだっけ？確か(手下B)の奴と部屋で話して…
何を話してｔんだ？…そうそう、ブーンの奴が死んｄｔまったんだ。
…そｒｄ…ああああ、そうだ。皆殺しｔまえって…殺ｓ…コロｓ…こｒス…殺…
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ 「キャア！？」
(E:eE:) 「フシュル…フシュル！」
ワームは転んだ少女を見て、嬉しそうに腕を振り上げる。
？？？？「そこまでだお！」
乱入してきた何者かの一撃でワーム・イーロキンは建物の外まで蹴り飛ばされる。
(E:eE:) 「何ダ…貴様！？」
＼□／
（=0w0） 「お前たち、破滅の光を倒すために違う宇宙からやってきた正義のヒーロー…」
──ブーンがグラウンドに乗り込む少し前。
（ ＾ω＾）「…教えてくれお！どうすれば戦えるんだお！？」
[ 凸] 『生身ノママデハ彼ラトハ戦エマセン。コレヲ天ニ向カッテ、カザシテクダサイ。』
ペンライトのような装置をブーンは受け取る。
[ 凸] 『ソシテ叫ブノデス！』
[ 凸] 『その状態でデュエルを行えば、ワーム星人のデュエルエナジーを奪えます。』
＼□／
（=0w0） 『お、急に言葉が片言からスムーズに聴けるようになったお。』
[ 凸] 『私は貴方が変身している間、バックパックとなってサポートを行います。
ワーム星人を完全に消滅させるためには勝利するしかありません。』
(E:eE:) 「邪魔スルナラ殺ス！！」
＼□／
（=0w0） 「そうはいかないお！」
＼□／
（=0w0） 『決闘(デュエル)！！』 (E:eE:)
＼□／
（=0w0） 【ジェネクス・オーバークロック】
(E:eE:)【Erokin】
＼□／
（；0w0） 「（とはいえ、このデッキがどんなデッキなのかがサッパリだお…）ドロー！」
っ【ジェネクス・ウンディーネ】
＼□／
（=0w0） 「【ジェネクス・ウンディーネ】を召喚！デッキから【黄泉ガエル】を墓地へ！【ジェネクス・コントローラー】を手札に加えるお！」
ジェネクス・ウンディーネ 水 ★3
【水族・効果】
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキに存在する水属性モンスター１体を墓地に送る事で、自分のデッキから「ジェネクス・コントローラー」１体を手札に加える。
ATK 1200 DEF 600
[ 凸] 『その【ジェネクス・コントローラー】がシンクロに必要なチューナーです。』
＼□／
（=0w0） 『チューナー？』
[ 凸] 『チューナーとそれ以外のモンスターでレベルを合わせることにより、様々なシンクロモンスターを呼ぶことができます。』
＼□／
（=0w0） 「なら、カードを1枚伏せてターンエンドだお！」
(E:eE:) 「ドロー…モンスターセット、カード2枚伏セ、ターンエンド。」
(E:eE:) LP4000
手札：■■■
場：裏守備モンスター、伏せカード2枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ジェネクス・ウンディーネ(ATK1200)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0） 「こっちのターンだお！ドロー！」
っ【ソーラー・ジェネクス】
＼□／
（=0w0） （妥協召喚可能な最上級モンスターかお、シンクロのやり方が良く分からないからまずはこっちだお！）
ソーラー・ジェネクス 光 ★7
【機械族・効果】
このカードは「ジェネクス」と名のついたモンスター１体をリリースして召喚する事ができる。
自分フィールド上に表側表示で存在する「ジェネクス」と名のついたモンスターが墓地へ送られる度に、相手ライフに５００ポイントダメージを与える。
ATK 2500 DEF 1500
＼□／
（=0w0） 「【ジェネクス・ウンディーネ】をリリースして【ソーラー・ジェネクス】を召喚！攻撃だお！ソーラーレーザー！！」
(E:eE:) 「トラップ発動…【和睦の使者】」
和睦の使者
『通常罠』
相手モンスターからの戦闘ダメージを、全て発動ターンだけ０にする。
(E:eE:) 「更ニ【ニードルワーム】リバース効果発動。」
ニードルワーム 地 ★2
【昆虫族・効果】
リバース：相手のデッキのカードを上から５枚墓地に捨てる。
ATK 750 DEF 600
【大嵐】【ジェネクス・ブラスト】【ジェネクス・ガイア】【聖なるバリア−ミラーフォース−】【光の護封剣】 墓地へ！
＼□／
（；0w0） 「（制限カード落ちすぎだお…【大嵐】が落ちたのは痛いお。）ターンエンドだお。」
(E:eE:) LP4000
手札：■■■
場：ニードルワーム(DEF600)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2500)、伏せカード1枚
(E:eE:) 「ドロー…手札カラ【ワーム・ベイト】発動。ワームトークン2体ヲ守備表示…」
ワーム・ベイト
『通常魔法』
自分フィールド上に昆虫族モンスターが表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
自分フィールド上に「ワームトークン」(昆虫族・地・星１・攻/守０)２体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はレベル３・４のモンスターを召喚・特殊召喚する事はできない。
(E:eE:) 「ワームトークンヲリリース…【ワーム・イーロキン】ヲ召喚！！」
ワーム・イーロキン 光 ★6
【爬虫類族・効果】
このカードは特殊召喚できない。
フィールド上に表側表示で存在する「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター１体を選択し、裏側守備表示にする。この効果は１ターンに１度しか使用できない。
ATK 2400 DEF 1200
＼□／
（=0w0） （ワームを裏守備にする効果！これでニードルワーム使いまわす気かお！？…あれ？でも爬虫類族限定だお。）
[ 凸] 『いえ、おそらくあの伏せカードは…』
(E:eE:) 「永続罠【DNA改造手術】発動！選択ハ爬虫類族ダ！」
ＤＮＡ改造手術
『永続罠』
発動時に１種類の種族を宣言する。
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した種族になる。
(E:eE:) 「【ワーム・イーロキン】ノ効果デ、【ニードルワーム】ヲ裏守備ヘ。カードヲ1枚伏セ、ターンエンド。」
(E:eE:) LP4000
手札：■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、裏守備(ニードルワーム)、ワームトークン(DEF0)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2500)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0） 「ドロー！(多分あの伏せカードはまた攻撃を防ぐ罠だお…どうするお？)」
[ 凸] 『攻撃する以外にもライフを削る手段はまだあります。』
＼□／
（=0w0） 「(それって…あ！分かったお！！)手札から【ジェネクス・ワーカー】召喚だお！」
ジェネクス・ワーカー 風 ★3
【機械族・効果】
このカードをリリースして発動する。手札から「ジェネクス」と名のついたモンスター１体を特殊召喚する。
ATK 1200 DEF 1200
＼□／
（=0w0） 「【ジェネクス・ワーカー】の効果で自身をリリースして手札から、【タービン・ジェネクス】を特殊召喚するお！
ジェネクスがフィールドから墓地に送られたことにより、【ソーラー・ジェネクス】の効果で500ダメージだお！」
(E:eE:) LP4000→3500
(E:eE:) 「ギッ…！」
＼□／
（=0w0） 「【タービン・ジェネクス】は場に存在する限り、ジェネクスの攻撃力を400アップさせるお！」
タービン・ジェネクス 地 ★4
【機械族・効果】
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「ジェネクス」と名のついたモンスターの攻撃力は４００ポイントアップする。
ATK 1400 DEF 1300
ソーラー・ジェネクス ATK2500→2900
タービン・ジェネクス ATK1400→1800
＼□／
（=0w0） 「【ソーラー・ジェネクス】で【ワーム・イーロキン】を攻撃だお！」
(E:eE:) 「罠発動、【くず鉄のかかし】！」
くず鉄のかかし
『通常罠』
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手モンスター１体の攻撃を無効にする。発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする。
＼□／
（=0w0） 「デッキデス覚悟で、【タービン・ジェネクス】で伏せカードの【ニードルワーム】を攻撃だお！」
タービン・ジェネクス(ATK1800) VS ニードルワーム(DEF600)
【激流葬】【ジェネクス・ブラスト】【サイクロン】【アーミー・ジェネクス】【ハリケーン】 墓地へ！
＼□／
（；0w0） 「（伏せ除去のカードが全部落ちたおぉおお！）…カードを1枚伏せてターンエンドだお。」
(E:eE:) LP3500
手札：■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、ワームトークン(DEF0)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード1枚(くず鉄のかかし)
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2900)、タービン・ジェネクス(ATK1800)、伏せカード2枚
(E:eE:) 「ドロー！…モンスターセット、ターンエンド。」
[ 凸] 『攻撃してこない…あくまでデッキデス狙いの様ですね。』
＼□／
（；0w0） 「（2話からデッキデスとか勘弁してくれお…ここは短期決着狙いだお！）
ドロー！手札から【ジェネクス・コントローラー】を召喚だお！！」
ジェネクス・コントローラー 闇 ★3
【機械族・チューナー】
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。
＼□／
（=0w0） 「いくお！場のモンスターをチューニングしてシンクロ召喚！！」
シーン…
＼□／
（；0w0） 「あれ…何もおきないお…？」
[ 凸] 『言い忘れてましたが、ジェネクスと名のつくシンクロ召喚はそれぞれ条件があります。
現在の場で条件に該当するシンクロモンスターは存在しないため、シンクロ召喚は不可能です。』
＼□／
（；0w0） 「先言ってくれお…【ソーラー・ジェネクス】で【ワーム・イーロキン】を攻撃だお。」
(E:eE:) 「【くず鉄のかかし】発動。」
＼□／
（；0w0） 「ワームトークンを【タービン・ジェネクス】で攻撃だお。カードを1枚伏せて、ターンエンド。」
(E:eE:) 「ドロー！カードセット、モンスターヲ反転召喚。【メタモルポット】リバース効果発動。」
メタモルポット 地 ★2 ＜制限カード＞
【岩石族・効果】
リバース：相手と自分の手札を全て捨てる。その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを５枚ドローする。
ATK 700 DEF 600
(E:eE:) 「…【ウォーム・ワーム】ヲ召喚。」
ウォーム・ワーム 炎 ★3
【昆虫族・効果】
このカードが破壊された場合、相手のデッキの上からカードを３枚墓地へ送る。
ATK 600 DEF 1400
(E:eE:) 「カードセット、ターンエンド。」
(E:eE:) LP3500
手札：■■■■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、ウォーム・ワーム(ATK600)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード3枚(くず鉄のかかし)
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2900)、タービン・ジェネクス(ATK1800)、ジェネクス・コントローラー(ATK1800)
伏せカード3枚
＼□／
（=0w0） 「ドロー！…よし！【ジェネクス・ドクター】を召喚だお！！」
ジェネクス・ドクター 闇 ★3
【魔法使い族・効果】
自分フィールド上に表側表示で存在する「ジェネクス・コントローラー」１体をリリースして発動する。フィールド上のカード１枚を破壊する。
ATK 1500 DEF 1000
＼□／
（=0w0） 「こいつの効果により、【ジェネクス・コントローラー】をリリースして伏せカードの【くず鉄のかかし】を破壊するお！！
更にフィールドから墓地にジェネクスが送られたことで【ソーラー・ジェネクス】の効果で500ダメージ！！」
(E:eE:) LP3500→3000
[ 凸] 『相手の場には2枚の伏せカード…攻撃反応型の【くず鉄のかかし】を伏せて他も攻撃反応罠の可能性は低いと思われます。
よって可能性としてはカウンター罠やあるいはフリーチェーン型の罠かと思われます。』
＼□／
（=0w0） 「（ってことはさっきみたいに和睦かお？）【ソーラー・ジェネクス】！【ワーム・イーロキン】を攻撃だお！！」
(E:eE:) 「伏セカード発動。爬虫類族ニナッテイル【ウォームワーム】ヲ対象ニ【毒蛇の供物】！！」
毒蛇の供物
『通常罠』
自分フィールド上に存在する爬虫類族モンスター１体を破壊する。相手フィールド上のカード２枚を破壊する。
(E:eE:) 「【ソーラー・ジェネクス】、【タービン・ジェネクス】ヲ破壊スル！」
＼□／
（；0w0） 「しまった！？」
(E:eE:) 「【ウォームワーム】ガ破壊サレタ時、相手ノデッキヲ3枚墓地ヘ送ル。」
【簡易融合】【抹殺の使徒】【洗脳−ブレインコントロール−】 墓地へ！
＼□／
（；0w0） 「見事に魔法カードばっか落ちるお…デッキデスって自分が使うと全くキーカード潰せないのにお…」
[ 凸] 『削られた枚数18枚…残りデッキが半分以下です。」
＼□／
（=0w0） （伏せカードの一枚は【リビングデッドの呼び声】…これを使えば墓地からモンスターを特殊召喚できるお。）
リビングデッドの呼び声 ＜制限カード＞
『永続罠』
自分の墓地からモンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
＼□／
（=0w0） （【ソーラー・ジェネクス】を呼んで【ワーム・イーロキン】を倒すかお？
いや、今倒しても100ダメージが限度だお…ならここは使わないでおくお。）
＼□／
（=0w0） 「ターンエンドだお！」
(E:eE:) LP3000
手札：■■■■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ジェネクス・ドクター(ATK1500)
伏せカード3枚
(E:eE:) 「ドロー…魔法カード【手札抹殺】発動！」
手札抹殺 ＜制限カード＞
『通常魔法』
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。
＼□／
（；0w0） 「お互い5枚ドロー…今の5枚ドローで削られた枚数は合計23枚…残りのデッキが薄いお…」
[ 凸] 『デッキ総数は40枚、23枚がデッキデスにより消費。
初期手札合わせて10枚カードをドロー済み、更にウンディーネ効果によるデッキ圧縮により2枚、よって残りの枚数は5枚です。』
＼□／
（；0w0） （ちょっｗｗｗｗｗ滅茶苦茶大ピンチじゃねーかお！！）
(E:eE:) 「トラップ発動、【エンジェル・リフト】発動！【ニードルワーム】を特殊召喚！」
エンジェル・リフト
『永続罠』
自分の墓地に存在するレベル２以下のモンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターがフィールド上から離れた時このカードを破壊する。
(E:eE:) 「トラップ発動、【エンジェル・リフト】発動！【ニードルワーム】を特殊召喚！」
＼□／
（；0w0） 「【ニードルワーム】を蘇生した…ってことは！？」
(E:eE:) 「【ワーム・イーロキン】ノ効果デ、【ニードルワーム】ヲ裏守備ヘ。【エンジェル・リフト】ハ破壊スル。」
＼□／
（；0w0） 「クッ！？」
(E:eE:) 「更ニ【ニードルワーム】ヲ反転召喚！コレデ貴様ノデッキハ0枚ダ！」
【貪欲な壷】【ジェネクス・ヒート】【思い出のブランコ】【ジェネクス・サーチャー】【威嚇する咆哮】 墓地へ！
＼□／
（=0w0） （この伏せカードを使うかお…？いや、エンドフェイズの方が…ダメだお！それじゃジリ貧なんだお！！）
＼□／
（=0w0） 「罠発動！【転生の予言】を発動！【幻惑の巻物】と【大嵐】をデッキへ戻すお！！」
転生の予言
『通常罠』
墓地に存在するカードを２枚選択し、持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
(E:eE:) 「ギッ…！デッキ切レヲ阻止シタカ…手札カラカードヲ3枚セット！更ニ【暗黒の扉】ヲ発動！！」
暗黒の扉
『永続魔法』
お互いのプレイヤーはバトルフェイズにモンスター１体でしか攻撃する事ができない。
(E:eE:) 「ギャギャギャギャ！馬鹿メ！ソウイウカードハ、エンドフェイズ寸前デ発動サセルノガ、セオリーダ！」
(E:eE:) （伏セカードハ【魔宮の賄賂】、【ミラーフォース】、【次元幽閉】。
…破壊モ除外モ可能。【大嵐】ヲ引イテモ、【魔宮の賄賂】デ阻止デキル。
【暗黒の扉】デ狙ワレルノモ1体ノミ…次ノターンヲ凌ゲバ勝チダ！！）
(E:eE:) LP3000
手札：
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、ニードルワーム(ATK750)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、暗黒の扉、伏せカード3枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ジェネクス・ドクター(ATK1500)
伏せカード3枚
＼□／
（=0w0） 「ドロー…！このターンで全てが決まる…！」
[ 凸] 『引いたカードは…大嵐。しかし相手の伏せカードはほぼ100%の確率でカウンター罠が存在します。』
＼□／
（=0w0） 「分かってるお！それでも魔法カード【大嵐】発動だお！」
大嵐 ＜制限カード＞
『通常魔法』
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
(E:eE:) 「ギャギャギャギャ！カウンター罠【魔宮の賄賂】発動！！」
魔宮の賄賂
『カウンター罠』
相手の魔法・罠カードの発動と効果を無効にし、そのカードを破壊する。相手はデッキからカードを１枚ドローする。
(E:eE:) 「カードヲ、ドローシロ！」
＼□／
（=0w0） 「ブーンの本当の狙いはこっちだお！【リビングデッドの呼び声】発動！
【ジェネクス・コントローラー】を墓地から特殊召喚するお！！」
(E:eE:) 「ギャギャギャ！マタ除去狙イカ！」
＼□／
（=0w0） 「そっちのミスは伏せカードを恐れて、【ジェネクス・ドクター】を破壊しなかったことだお！
手札から装備魔法【幻惑の巻物】を【ジェネクス・ドクター】に装備！風属性に変えるお！！」
幻惑の巻物
『装備魔法』
装備モンスター１体の属性を、自分が選択した属性に変える。
ジェネクス・ドクター 【闇】属性→【風】属性
＼□／
（=0w0） 「更に手札から【言語道断侍】を召喚！LP800を払って効果発動だお！！」
言語道断侍 風 ★1
【戦士族・効果】
８００ライフポイントを払う。
エンドフェイズまで、全ての魔法・罠カードは発動する事ができない。
ATK 200 DEF 100
＼□／
（=0w0） LP4000→3200
＼□／
（=0w0） 「これでこのターン、魔法罠の発動を全て封じるお！」
(；E:eE:) 「ギ！？」
[ 凸] 『今です！シンクロの召喚条件を満たしました！！』
＼□／
（=0w0） 「分かったお！場にカードを2枚伏せ、【ジェネクス・コントローラー】に、【ジェネクス・ドクター】【言語道断侍】をチューニング！！」
＼□／
（=0w0） 「チェェェーンジッ！ジェネクース！！スイッチ・オン！！！旋風を力に換えて！シンクロ召喚！！」
[ 凸] 『Connection！Connection！！シンクロ召喚！！』
＼□／
（=0w0） [ 凸] 『ウィンドファーム・ジェネクスッ！！！』
ウィンドファーム・ジェネクス 風 ★7
【機械族・シンクロ/効果】
「ジェネクス・コントローラー」＋チューナー以外の風属性モンスター１体以上
このカードの攻撃力はフィールド上にセットされた魔法・罠カードの数×３００ポイントアップする。
手札を１枚墓地へ送る事で、フィールド上にセットされた魔法・罠カード１枚を破壊する。
ATK 2000 DEF 1600
(；E:eE:) 「ギ…！ダガ、攻撃力ジャコッチガ上…」
＼□／
（=0w0） [ 凸] 『【ウィンドファーム・ジェネクス】は場の伏せカードの数×300ポイント攻撃力がアップする！』
(；E:eE:) 「何ィィイッ！！？」
ウィンドファーム・ジェネクス ATK2000→3800
＼□／
（=0w0） 「【ウィンドファーム・ジェネクス】で【ニードルワーム】に攻撃だお！スクリューマグナス！！」
ウィンドファーム・ジェネクス(ATK3800) VS ニードルワーム(ATK750)
(E:eE:) LP3000→0
＼□／
（=0w0） 「勝ったお…！」
ブーンが勝利の余韻に浸る間もなく、ワーム・イーロキンの姿に異変が起きる。
(；E:eE:) 「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！！！！！」
悲鳴と共にワーム・イーロキンの体は見る見るうちにひび割れ、そして爆発する。
(手下A) 「…」
粉塵の収まった爆発の中心地に、見慣れたニダーの手下が黒焦げの姿で現れた。
（ ＾ω＾）「どうなっているんだお…？」
ブーンの体の変身も気がつけば解けている。
[ 凸] 『ワーム星人に卵を産み付けられた場合、産み付けられた人間を助ける方法は現在ありません。』
（；＾ω＾）「それって…」
[ 凸] 『はい。彼は死にました。』
（；＾ω＾）「…死んだって！？ブーンが殺したのかお！！？」
[ 凸] 『やむをえないのです。もし彼を殺さなければ、アカデミアの人間全員が犠牲になり卵を産みつけられたでしょう。
そうすれば被害は鼠算式に増えていきます。』
（；＾ω＾）「も…もし…ブーンがやらなかったらどうなっていたんだお！？」
[ 凸] 『このアカデミアは生徒の他の教師デュエリストを合わせ、総勢500名ほど在住しています。
この中の1割、50人が卵を産み付けられワーム星人に、その他の人間を栄養素のため食い殺すと仮定します。
外へ出た場合は1日でワーム星人が2500名、食い殺される人間が2,2500人に拡大します。
2日後にはワーム星人が625万人、食い殺される人間が5億625万人となります。」
（；＾ω＾）「ちょっｗｗｗｗｗ嘘だおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
[ 凸] 『最悪のケースを考えれば、これも大げさではありません。またワーム星人に敗北した場合も同様です。』
（；＾ω＾）「もう、引き返すことはできないお…やるしかないんだお？」
[ 凸] 『我々連合軍も可能な限り協力は行います。それでも危険な戦いになりますが…』
（；＾ω＾）「やる…やるお！このままあんな連中に乗っ取られるなんてごめんだお！！」
[ 凸] 『…ありがとうございます。』
（；＾ω＾）「そういえば…グラウンドはどうなったんだお？…ちょっと見てくるお。」
ブーンがグラウンドに向かうと、ワーム星人に破壊された跡が残るものの幸い誰も死傷者は出ていなかった。
（ ＾ω＾）「アカデミア…嫌な事も多かったけど、それでも大切な場所なんだお…」
（ ＾ω＾）（守ってみせるお！ブーンは…皆守るヒーローになるんだお！！）
教師A 「内藤ホライゾン、ここにいたのか。」
（ ＾ω＾）「あ、先生。」
教師A 「お前、退学デュエル来なかったから退学な。」
（ ＾ω＾）
（＾ω＾）
第2話完
前回海へと沈んだブーン、腕を鎖に縛られたままでは助かるわけもなくブーンは海の藻屑と化そうとしていた。
（ ´ω`）（…せめてデュエルディスクだけでも外しておけば良かったお……）
もはやブーンには何も見えず、何も感じない。死が近づいている事すらブーンには自覚できなかった。
その時、空に謎の光る飛行物体があらわれた。
光は水中へ潜ったかと思うと、ブーンを救い出し、近くの岸辺へ運ぶ。
（ ＾ω＾）「ここは…助かったのかお？」
腕を見ると鎖は千切れている。
（ ＾ω＾）「ハッ！カードは……！？」
手元に残っていたのはわずか数枚だが、カードが濡れていない事に気づく。
（ ´ω`）（…何枚かは無事だったけどデッキが…これじゃ明日のデュエルには間に合わないお…）
寮のボロ小屋…自分の部屋へと重い足取りでブーンは戻った。
[ 凸] 『キミハ内藤ホライゾンダネ？』
（ ´ω`）（…少し無事だったけどデッキが…これじゃ明日のデュエルには間に合わないお…）
部屋を開けると見知らぬ来訪者がブーンの目の前に現れたが、カードを失ったショックで呆けているブーンは気づかない。
（ ´ω`）（…取り合えず今日はもう寝るお…疲れたお……）
[ 凸] 『モシモシ？』
（ ´ω`）（明日の退学デュエルはどうするお…？もうカードはないお…）
[；凸] 『モシモシー！』
（ ´ω`）（ブーンはもうヒーローに…）
[ 凸] 『…』
来訪者は呼びかけるのを諦めると、無言で電撃を放つ。
（ ﾟωﾟ）「アバババババババ！！？」
[ 凸] 『聞コエテマスカ？』
（；＾ω＾）「だ、誰だお！？何で機械が喋ってるんだお！？」
[ 凸] 『私ノ名前ハ【ジェネクス・コントローラー】、私ハ違ウ宇宙ノ違ウ星カラヤッテキタ。』
（；＾ω＾）「違う宇宙？どういうことだお！何が目的だお！？」
[ 凸] 『【破滅の光】カラ、地球ヲ守ル為ニ来タノデス。』
（；＾ω＾）「破滅の光？」
[ 凸] 『ハイ、我々ハ【破滅の光】ニ抵抗スル連合軍デス。』
（；＾ω＾）「破滅の光って言うのは何なんだお？そしてなんでその連合軍とやらがブーンの前に現れたんだお？」
[ 凸] 『【破滅の光】ガ何者カハ不明デス。タダ彼ラニ侵略サレタ惑星ハ、全テ1ヶ月以内ニ滅亡シテイマス。
2ツ目ノ質問ハ、私達ハカードダカラデス。』
（；＾ω＾）「カード？」
[ 凸] 『ハイ。ナノデ私達ヲ召喚シテクレル決闘者(デュエリスト)ガ必要ナノデス。』
（；＾ω＾）「…それが何でブーンなんだお？ブーンは万年最下位のデュエリストだお…」
[ 凸] 『私達ヲ扱ウノニ必要ナノハ実力デハナク、決闘者(デュエリスト)トシテノ魂。
決闘者(デュエリスト)ト私達ノ鼓動ガ重ナル時、シンクロ召喚ガ行エル。』
（ ＾ω＾）「シンクロ召喚…？何だお、それ？」
[ 凸] 『コノ世界ニハ存在シナイ【シンクロモンスター】、ソレヲ召喚スル事ガデキル唯一ノ方法。ダカラ、共ニ戦ッテ欲シイ。』
（ ´ω`）「…悪いけどブーンはもう戦えないお…」
[ 凸] 『時間ガナイ。奴ラハ既ニ、コノ惑星ニ来テイル。コノママデハコノ惑星モ…』
（ ´ω`）「…ブーンはもうデッキを失ったんだお…今日は疲れたんだお…悪いけど他あたってくれお…」
[ 凸] 『…』
ジェネクス・コントローラーはそれ以上何も言わず、窓から飛び去った。
（ ´ω`）「これでいいお…これで…ブーンはもうヒーローになれなかったんだお…」
ブーンは明日朝一番のバスで学園を立ち去ることを決め、眠りにつく。
[ 凸] 『…司令部ヘ連絡…司令部ヘ連絡…至急仲間ヲ集メテ…司令部…』
──話はブーンが海に落ちた少し後にさかのぼる。
エリート寮の部屋でニダーの取り巻き二人が話していた。
(手下A) 「あーあー、ついてねーよ！せっかくまたカード奪えるチャンスだったのに！」
(手下B) 「それよりあいつ死んだんじゃないッスか？」
(手下A) 「死んだのはニダーの奴が原因だし俺達は知ったことじゃねーよ。
ニダーのおこぼれもロクなのねーしよ、ケチくせぇキムチ野郎が。」
そういうとニダーの取り巻きの一人はもらったカードを破いてゴミ箱に捨てる。
(手下B) 「あー、俺そろそろ帰るッスわ。」
(手下A) 「今日のこと誰かに聞かれたらさっきの通りに頼むぜ？」
(手下B) 「分かってる、ブーンが消えたのはニダーの所為だって言っとけば誰も疑わないだろうしな。」
(手下A) 「そういう事、あいつの所為でとんだとばっちりだぜ。」
？？？？ 『性根ハ腐ッテル、カードヲ大事ニシナイ…卵ヲ産ミツケルニハ最適ダ…』
取り巻き2人がブーンの事故の隠蔽を画策している間、何者かがその様子を通気口から見ていた…
──翌朝。
（ ´ω`）「…サヨナラ…デュエルアカデミアだお…」
荷物をまとめ、ブーンはバスを待っていた。
グラウンドでは退学デュエルの準備が行われ、観客席にも生徒が大勢集まっているだろう。
退学デュエルは授業の一環として行われる。
それは落第者の末路を見せる事で、ああはなるまいと意識させるためだ。
そして、早朝の静寂はグラウンド方面の悲鳴でかき消された。
（ ＾ω＾）「…悲鳴？」
[ 凸] 『【破滅の光】ガ襲撃シテ来タヨウデス。』
（；＾ω＾）「うわ！いつからいたんだお！？…襲撃？」
[ 凸] 『彼ラノ目的ハ侵略デス、コノアカデミアハ人里離レタ山奥ニアリマス。
彼ラカラシテミレバ決闘者(デュエリスト)ガ豊富デ、人ノ多イアカデミアハ侵略ニ、ベストデス。』
（；＾ω＾）「ちょっと待つお！まさか破滅の光もカードなのかお！？」
[ 凸] 『ハイ。昨日ノ連絡デ【ワーム星人】ト思ワレル存在ノ確認ガサレテイマス。』
（；＾ω＾）「それでそのワーム星人はどんな生き物なんだお！？」
[ 凸] 『【ワーム星人】ハ知能ハ固体差ガ大ク、共通生態トシテ人ヤ生物ニ卵ヲ産ミツケマス。
産ミツケラレタ人ハ【ワーム星人】トナリ、鼠算式ニ被害者ハ増エ続ケマス。』
（；＾ω＾）「それを先に言えお！そんなのが学校に現れたらパニックじゃないかお！！」
[ 凸] 『ハイ。デスカラ昨日協力ヲ要請シマシタ。』
ジェネクス・コントローラーはデッキを1つブーンに差し出す。
[ 凸] 『モウ一度訊ネマス。ブーン、協力シテクレマスカ？』
ワーム・イーロキン(E:eE:) 「オオオオォ…」
あれ？俺は何をしていたんだっけ？確か(手下B)の奴と部屋で話して…
何を話してｔんだ？…そうそう、ブーンの奴が死んｄｔまったんだ。
…そｒｄ…ああああ、そうだ。皆殺しｔまえって…殺ｓ…コロｓ…こｒス…殺…
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ 「キャア！？」
(E:eE:) 「フシュル…フシュル！」
ワームは転んだ少女を見て、嬉しそうに腕を振り上げる。
？？？？「そこまでだお！」
＝≡＼□／ ＝≡（=0w0） 「ジェネクス・キィィィィック！！」 ≡と⌒ =Ｇ= て) .人 ｶﾞｯ ＝≡（ ______三ﾌ< >_ ∩ ─＝≡)： ） ＶE:eE:)/ レ' /
乱入してきた何者かの一撃でワーム・イーロキンは建物の外まで蹴り飛ばされる。
(E:eE:) 「何ダ…貴様！？」
＼□／
（=0w0） 「お前たち、破滅の光を倒すために違う宇宙からやってきた正義のヒーロー…」
＼□／ (=0w0=)⊃ 「その名は…ジェネクス・ブーン！！」 (m9Ｇ=:) [：_/＾ヽ_：]
──ブーンがグラウンドに乗り込む少し前。
（ ＾ω＾）「…教えてくれお！どうすれば戦えるんだお！？」
[ 凸] 『生身ノママデハ彼ラトハ戦エマセン。コレヲ天ニ向カッテ、カザシテクダサイ。』
ペンライトのような装置をブーンは受け取る。
[ 凸] 『ソシテ叫ブノデス！』
／⌒ヽ (＾ω＾)⊃i 「チェーンジ！ジェネクス！！」 (m9 ) (__/＾ヽ__) ＼□／ (=0w0=)⊃ ジャキーン！ (m9Ｇ=:) [：_/＾ヽ_：] せつめいしよう！これがジェネクス・ブーンだ！ ＼□／ ←ジェネクス・アンテナ：1キロさきのデス・モスキートでもみつけるアンテナだ！ (=0w0=)⊃ ←ジェネクス・アーム：これがあればひよわなブーンがせんねんげんじんもこえるかいりきに！ (⊃Ｇ=:) ←ジェネクス・マーク：ひかりかがやくＧのマークがまぶしいぞ！ [：_/＾ヽ_：] ←ジェネクス・レッグ：これさえあればバードマンもまっさおのスピードだ！
[ 凸] 『その状態でデュエルを行えば、ワーム星人のデュエルエナジーを奪えます。』
＼□／
（=0w0） 『お、急に言葉が片言からスムーズに聴けるようになったお。』
[ 凸] 『私は貴方が変身している間、バックパックとなってサポートを行います。
ワーム星人を完全に消滅させるためには勝利するしかありません。』
(E:eE:) 「邪魔スルナラ殺ス！！」
＼□／
（=0w0） 「そうはいかないお！」
＼□／
（=0w0） 『決闘(デュエル)！！』 (E:eE:)
＼□／
（=0w0） 【ジェネクス・オーバークロック】
(E:eE:)【Erokin】
＼□／
（；0w0） 「（とはいえ、このデッキがどんなデッキなのかがサッパリだお…）ドロー！」
っ【ジェネクス・ウンディーネ】
＼□／
（=0w0） 「【ジェネクス・ウンディーネ】を召喚！デッキから【黄泉ガエル】を墓地へ！【ジェネクス・コントローラー】を手札に加えるお！」
ジェネクス・ウンディーネ 水 ★3
【水族・効果】
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキに存在する水属性モンスター１体を墓地に送る事で、自分のデッキから「ジェネクス・コントローラー」１体を手札に加える。
ATK 1200 DEF 600
[ 凸] 『その【ジェネクス・コントローラー】がシンクロに必要なチューナーです。』
＼□／
（=0w0） 『チューナー？』
[ 凸] 『チューナーとそれ以外のモンスターでレベルを合わせることにより、様々なシンクロモンスターを呼ぶことができます。』
＼□／
（=0w0） 「なら、カードを1枚伏せてターンエンドだお！」
(E:eE:) 「ドロー…モンスターセット、カード2枚伏セ、ターンエンド。」
(E:eE:) LP4000
手札：■■■
場：裏守備モンスター、伏せカード2枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ジェネクス・ウンディーネ(ATK1200)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0） 「こっちのターンだお！ドロー！」
っ【ソーラー・ジェネクス】
＼□／
（=0w0） （妥協召喚可能な最上級モンスターかお、シンクロのやり方が良く分からないからまずはこっちだお！）
ソーラー・ジェネクス 光 ★7
【機械族・効果】
このカードは「ジェネクス」と名のついたモンスター１体をリリースして召喚する事ができる。
自分フィールド上に表側表示で存在する「ジェネクス」と名のついたモンスターが墓地へ送られる度に、相手ライフに５００ポイントダメージを与える。
ATK 2500 DEF 1500
＼□／
（=0w0） 「【ジェネクス・ウンディーネ】をリリースして【ソーラー・ジェネクス】を召喚！攻撃だお！ソーラーレーザー！！」
(E:eE:) 「トラップ発動…【和睦の使者】」
和睦の使者
『通常罠』
相手モンスターからの戦闘ダメージを、全て発動ターンだけ０にする。
(E:eE:) 「更ニ【ニードルワーム】リバース効果発動。」
ニードルワーム 地 ★2
【昆虫族・効果】
リバース：相手のデッキのカードを上から５枚墓地に捨てる。
ATK 750 DEF 600
【大嵐】【ジェネクス・ブラスト】【ジェネクス・ガイア】【聖なるバリア−ミラーフォース−】【光の護封剣】 墓地へ！
＼□／
（；0w0） 「（制限カード落ちすぎだお…【大嵐】が落ちたのは痛いお。）ターンエンドだお。」
(E:eE:) LP4000
手札：■■■
場：ニードルワーム(DEF600)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2500)、伏せカード1枚
(E:eE:) 「ドロー…手札カラ【ワーム・ベイト】発動。ワームトークン2体ヲ守備表示…」
ワーム・ベイト
『通常魔法』
自分フィールド上に昆虫族モンスターが表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
自分フィールド上に「ワームトークン」(昆虫族・地・星１・攻/守０)２体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はレベル３・４のモンスターを召喚・特殊召喚する事はできない。
(E:eE:) 「ワームトークンヲリリース…【ワーム・イーロキン】ヲ召喚！！」
ワーム・イーロキン 光 ★6
【爬虫類族・効果】
このカードは特殊召喚できない。
フィールド上に表側表示で存在する「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター１体を選択し、裏側守備表示にする。この効果は１ターンに１度しか使用できない。
ATK 2400 DEF 1200
＼□／
（=0w0） （ワームを裏守備にする効果！これでニードルワーム使いまわす気かお！？…あれ？でも爬虫類族限定だお。）
[ 凸] 『いえ、おそらくあの伏せカードは…』
(E:eE:) 「永続罠【DNA改造手術】発動！選択ハ爬虫類族ダ！」
ＤＮＡ改造手術
『永続罠』
発動時に１種類の種族を宣言する。
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した種族になる。
(E:eE:) 「【ワーム・イーロキン】ノ効果デ、【ニードルワーム】ヲ裏守備ヘ。カードヲ1枚伏セ、ターンエンド。」
(E:eE:) LP4000
手札：■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、裏守備(ニードルワーム)、ワームトークン(DEF0)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2500)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0） 「ドロー！(多分あの伏せカードはまた攻撃を防ぐ罠だお…どうするお？)」
[ 凸] 『攻撃する以外にもライフを削る手段はまだあります。』
＼□／
（=0w0） 「(それって…あ！分かったお！！)手札から【ジェネクス・ワーカー】召喚だお！」
ジェネクス・ワーカー 風 ★3
【機械族・効果】
このカードをリリースして発動する。手札から「ジェネクス」と名のついたモンスター１体を特殊召喚する。
ATK 1200 DEF 1200
＼□／
（=0w0） 「【ジェネクス・ワーカー】の効果で自身をリリースして手札から、【タービン・ジェネクス】を特殊召喚するお！
ジェネクスがフィールドから墓地に送られたことにより、【ソーラー・ジェネクス】の効果で500ダメージだお！」
(E:eE:) LP4000→3500
(E:eE:) 「ギッ…！」
＼□／
（=0w0） 「【タービン・ジェネクス】は場に存在する限り、ジェネクスの攻撃力を400アップさせるお！」
タービン・ジェネクス 地 ★4
【機械族・効果】
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「ジェネクス」と名のついたモンスターの攻撃力は４００ポイントアップする。
ATK 1400 DEF 1300
ソーラー・ジェネクス ATK2500→2900
タービン・ジェネクス ATK1400→1800
＼□／
（=0w0） 「【ソーラー・ジェネクス】で【ワーム・イーロキン】を攻撃だお！」
(E:eE:) 「罠発動、【くず鉄のかかし】！」
くず鉄のかかし
『通常罠』
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手モンスター１体の攻撃を無効にする。発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする。
＼□／
（=0w0） 「デッキデス覚悟で、【タービン・ジェネクス】で伏せカードの【ニードルワーム】を攻撃だお！」
タービン・ジェネクス(ATK1800) VS ニードルワーム(DEF600)
【激流葬】【ジェネクス・ブラスト】【サイクロン】【アーミー・ジェネクス】【ハリケーン】 墓地へ！
＼□／
（；0w0） 「（伏せ除去のカードが全部落ちたおぉおお！）…カードを1枚伏せてターンエンドだお。」
(E:eE:) LP3500
手札：■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、ワームトークン(DEF0)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード1枚(くず鉄のかかし)
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2900)、タービン・ジェネクス(ATK1800)、伏せカード2枚
(E:eE:) 「ドロー！…モンスターセット、ターンエンド。」
[ 凸] 『攻撃してこない…あくまでデッキデス狙いの様ですね。』
＼□／
（；0w0） 「（2話からデッキデスとか勘弁してくれお…ここは短期決着狙いだお！）
ドロー！手札から【ジェネクス・コントローラー】を召喚だお！！」
ジェネクス・コントローラー 闇 ★3
【機械族・チューナー】
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。
＼□／
（=0w0） 「いくお！場のモンスターをチューニングしてシンクロ召喚！！」
シーン…
＼□／
（；0w0） 「あれ…何もおきないお…？」
[ 凸] 『言い忘れてましたが、ジェネクスと名のつくシンクロ召喚はそれぞれ条件があります。
現在の場で条件に該当するシンクロモンスターは存在しないため、シンクロ召喚は不可能です。』
＼□／
（；0w0） 「先言ってくれお…【ソーラー・ジェネクス】で【ワーム・イーロキン】を攻撃だお。」
(E:eE:) 「【くず鉄のかかし】発動。」
＼□／
（；0w0） 「ワームトークンを【タービン・ジェネクス】で攻撃だお。カードを1枚伏せて、ターンエンド。」
(E:eE:) 「ドロー！カードセット、モンスターヲ反転召喚。【メタモルポット】リバース効果発動。」
メタモルポット 地 ★2 ＜制限カード＞
【岩石族・効果】
リバース：相手と自分の手札を全て捨てる。その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを５枚ドローする。
ATK 700 DEF 600
(E:eE:) 「…【ウォーム・ワーム】ヲ召喚。」
ウォーム・ワーム 炎 ★3
【昆虫族・効果】
このカードが破壊された場合、相手のデッキの上からカードを３枚墓地へ送る。
ATK 600 DEF 1400
(E:eE:) 「カードセット、ターンエンド。」
(E:eE:) LP3500
手札：■■■■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、ウォーム・ワーム(ATK600)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード3枚(くず鉄のかかし)
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ソーラー・ジェネクス(ATK2900)、タービン・ジェネクス(ATK1800)、ジェネクス・コントローラー(ATK1800)
伏せカード3枚
＼□／
（=0w0） 「ドロー！…よし！【ジェネクス・ドクター】を召喚だお！！」
ジェネクス・ドクター 闇 ★3
【魔法使い族・効果】
自分フィールド上に表側表示で存在する「ジェネクス・コントローラー」１体をリリースして発動する。フィールド上のカード１枚を破壊する。
ATK 1500 DEF 1000
＼□／
（=0w0） 「こいつの効果により、【ジェネクス・コントローラー】をリリースして伏せカードの【くず鉄のかかし】を破壊するお！！
更にフィールドから墓地にジェネクスが送られたことで【ソーラー・ジェネクス】の効果で500ダメージ！！」
(E:eE:) LP3500→3000
[ 凸] 『相手の場には2枚の伏せカード…攻撃反応型の【くず鉄のかかし】を伏せて他も攻撃反応罠の可能性は低いと思われます。
よって可能性としてはカウンター罠やあるいはフリーチェーン型の罠かと思われます。』
＼□／
（=0w0） 「（ってことはさっきみたいに和睦かお？）【ソーラー・ジェネクス】！【ワーム・イーロキン】を攻撃だお！！」
(E:eE:) 「伏セカード発動。爬虫類族ニナッテイル【ウォームワーム】ヲ対象ニ【毒蛇の供物】！！」
毒蛇の供物
『通常罠』
自分フィールド上に存在する爬虫類族モンスター１体を破壊する。相手フィールド上のカード２枚を破壊する。
(E:eE:) 「【ソーラー・ジェネクス】、【タービン・ジェネクス】ヲ破壊スル！」
＼□／
（；0w0） 「しまった！？」
(E:eE:) 「【ウォームワーム】ガ破壊サレタ時、相手ノデッキヲ3枚墓地ヘ送ル。」
【簡易融合】【抹殺の使徒】【洗脳−ブレインコントロール−】 墓地へ！
＼□／
（；0w0） 「見事に魔法カードばっか落ちるお…デッキデスって自分が使うと全くキーカード潰せないのにお…」
[ 凸] 『削られた枚数18枚…残りデッキが半分以下です。」
＼□／
（=0w0） （伏せカードの一枚は【リビングデッドの呼び声】…これを使えば墓地からモンスターを特殊召喚できるお。）
リビングデッドの呼び声 ＜制限カード＞
『永続罠』
自分の墓地からモンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
＼□／
（=0w0） （【ソーラー・ジェネクス】を呼んで【ワーム・イーロキン】を倒すかお？
いや、今倒しても100ダメージが限度だお…ならここは使わないでおくお。）
＼□／
（=0w0） 「ターンエンドだお！」
(E:eE:) LP3000
手札：■■■■
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、伏せカード1枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ジェネクス・ドクター(ATK1500)
伏せカード3枚
(E:eE:) 「ドロー…魔法カード【手札抹殺】発動！」
手札抹殺 ＜制限カード＞
『通常魔法』
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。
＼□／
（；0w0） 「お互い5枚ドロー…今の5枚ドローで削られた枚数は合計23枚…残りのデッキが薄いお…」
[ 凸] 『デッキ総数は40枚、23枚がデッキデスにより消費。
初期手札合わせて10枚カードをドロー済み、更にウンディーネ効果によるデッキ圧縮により2枚、よって残りの枚数は5枚です。』
＼□／
（；0w0） （ちょっｗｗｗｗｗ滅茶苦茶大ピンチじゃねーかお！！）
(E:eE:) 「トラップ発動、【エンジェル・リフト】発動！【ニードルワーム】を特殊召喚！」
エンジェル・リフト
『永続罠』
自分の墓地に存在するレベル２以下のモンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターがフィールド上から離れた時このカードを破壊する。
(E:eE:) 「トラップ発動、【エンジェル・リフト】発動！【ニードルワーム】を特殊召喚！」
＼□／
（；0w0） 「【ニードルワーム】を蘇生した…ってことは！？」
(E:eE:) 「【ワーム・イーロキン】ノ効果デ、【ニードルワーム】ヲ裏守備ヘ。【エンジェル・リフト】ハ破壊スル。」
＼□／
（；0w0） 「クッ！？」
(E:eE:) 「更ニ【ニードルワーム】ヲ反転召喚！コレデ貴様ノデッキハ0枚ダ！」
【貪欲な壷】【ジェネクス・ヒート】【思い出のブランコ】【ジェネクス・サーチャー】【威嚇する咆哮】 墓地へ！
＼□／
（=0w0） （この伏せカードを使うかお…？いや、エンドフェイズの方が…ダメだお！それじゃジリ貧なんだお！！）
＼□／
（=0w0） 「罠発動！【転生の予言】を発動！【幻惑の巻物】と【大嵐】をデッキへ戻すお！！」
転生の予言
『通常罠』
墓地に存在するカードを２枚選択し、持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
(E:eE:) 「ギッ…！デッキ切レヲ阻止シタカ…手札カラカードヲ3枚セット！更ニ【暗黒の扉】ヲ発動！！」
暗黒の扉
『永続魔法』
お互いのプレイヤーはバトルフェイズにモンスター１体でしか攻撃する事ができない。
(E:eE:) 「ギャギャギャギャ！馬鹿メ！ソウイウカードハ、エンドフェイズ寸前デ発動サセルノガ、セオリーダ！」
(E:eE:) （伏セカードハ【魔宮の賄賂】、【ミラーフォース】、【次元幽閉】。
…破壊モ除外モ可能。【大嵐】ヲ引イテモ、【魔宮の賄賂】デ阻止デキル。
【暗黒の扉】デ狙ワレルノモ1体ノミ…次ノターンヲ凌ゲバ勝チダ！！）
(E:eE:) LP3000
手札：
場：ワーム・イーロキン(ATK2400)、ニードルワーム(ATK750)
DNA改造手術(爬虫類族指定)、暗黒の扉、伏せカード3枚
＼□／
（=0w0）LP4000
手札：■■■■■
場：ジェネクス・ドクター(ATK1500)
伏せカード3枚
＼□／
（=0w0） 「ドロー…！このターンで全てが決まる…！」
[ 凸] 『引いたカードは…大嵐。しかし相手の伏せカードはほぼ100%の確率でカウンター罠が存在します。』
＼□／
（=0w0） 「分かってるお！それでも魔法カード【大嵐】発動だお！」
大嵐 ＜制限カード＞
『通常魔法』
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
(E:eE:) 「ギャギャギャギャ！カウンター罠【魔宮の賄賂】発動！！」
魔宮の賄賂
『カウンター罠』
相手の魔法・罠カードの発動と効果を無効にし、そのカードを破壊する。相手はデッキからカードを１枚ドローする。
(E:eE:) 「カードヲ、ドローシロ！」
＼□／
（=0w0） 「ブーンの本当の狙いはこっちだお！【リビングデッドの呼び声】発動！
【ジェネクス・コントローラー】を墓地から特殊召喚するお！！」
(E:eE:) 「ギャギャギャ！マタ除去狙イカ！」
＼□／
（=0w0） 「そっちのミスは伏せカードを恐れて、【ジェネクス・ドクター】を破壊しなかったことだお！
手札から装備魔法【幻惑の巻物】を【ジェネクス・ドクター】に装備！風属性に変えるお！！」
幻惑の巻物
『装備魔法』
装備モンスター１体の属性を、自分が選択した属性に変える。
ジェネクス・ドクター 【闇】属性→【風】属性
＼□／
（=0w0） 「更に手札から【言語道断侍】を召喚！LP800を払って効果発動だお！！」
言語道断侍 風 ★1
【戦士族・効果】
８００ライフポイントを払う。
エンドフェイズまで、全ての魔法・罠カードは発動する事ができない。
ATK 200 DEF 100
＼□／
（=0w0） LP4000→3200
＼□／
（=0w0） 「これでこのターン、魔法罠の発動を全て封じるお！」
(；E:eE:) 「ギ！？」
[ 凸] 『今です！シンクロの召喚条件を満たしました！！』
＼□／
（=0w0） 「分かったお！場にカードを2枚伏せ、【ジェネクス・コントローラー】に、【ジェネクス・ドクター】【言語道断侍】をチューニング！！」
＼□／
（=0w0） 「チェェェーンジッ！ジェネクース！！スイッチ・オン！！！旋風を力に換えて！シンクロ召喚！！」
[ 凸] 『Connection！Connection！！シンクロ召喚！！』
＼□／
（=0w0） [ 凸] 『ウィンドファーム・ジェネクスッ！！！』
ウィンドファーム・ジェネクス 風 ★7
【機械族・シンクロ/効果】
「ジェネクス・コントローラー」＋チューナー以外の風属性モンスター１体以上
このカードの攻撃力はフィールド上にセットされた魔法・罠カードの数×３００ポイントアップする。
手札を１枚墓地へ送る事で、フィールド上にセットされた魔法・罠カード１枚を破壊する。
ATK 2000 DEF 1600
(；E:eE:) 「ギ…！ダガ、攻撃力ジャコッチガ上…」
＼□／
（=0w0） [ 凸] 『【ウィンドファーム・ジェネクス】は場の伏せカードの数×300ポイント攻撃力がアップする！』
(；E:eE:) 「何ィィイッ！！？」
ウィンドファーム・ジェネクス ATK2000→3800
＼□／
（=0w0） 「【ウィンドファーム・ジェネクス】で【ニードルワーム】に攻撃だお！スクリューマグナス！！」
ウィンドファーム・ジェネクス(ATK3800) VS ニードルワーム(ATK750)
(E:eE:) LP3000→0
＼□／
（=0w0） 「勝ったお…！」
ブーンが勝利の余韻に浸る間もなく、ワーム・イーロキンの姿に異変が起きる。
(；E:eE:) 「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！！！！！」
悲鳴と共にワーム・イーロキンの体は見る見るうちにひび割れ、そして爆発する。
(手下A) 「…」
粉塵の収まった爆発の中心地に、見慣れたニダーの手下が黒焦げの姿で現れた。
（ ＾ω＾）「どうなっているんだお…？」
ブーンの体の変身も気がつけば解けている。
[ 凸] 『ワーム星人に卵を産み付けられた場合、産み付けられた人間を助ける方法は現在ありません。』
（；＾ω＾）「それって…」
[ 凸] 『はい。彼は死にました。』
（；＾ω＾）「…死んだって！？ブーンが殺したのかお！！？」
[ 凸] 『やむをえないのです。もし彼を殺さなければ、アカデミアの人間全員が犠牲になり卵を産みつけられたでしょう。
そうすれば被害は鼠算式に増えていきます。』
（；＾ω＾）「も…もし…ブーンがやらなかったらどうなっていたんだお！？」
[ 凸] 『このアカデミアは生徒の他の教師デュエリストを合わせ、総勢500名ほど在住しています。
この中の1割、50人が卵を産み付けられワーム星人に、その他の人間を栄養素のため食い殺すと仮定します。
外へ出た場合は1日でワーム星人が2500名、食い殺される人間が2,2500人に拡大します。
2日後にはワーム星人が625万人、食い殺される人間が5億625万人となります。」
（；＾ω＾）「ちょっｗｗｗｗｗ嘘だおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
[ 凸] 『最悪のケースを考えれば、これも大げさではありません。またワーム星人に敗北した場合も同様です。』
（；＾ω＾）「もう、引き返すことはできないお…やるしかないんだお？」
[ 凸] 『我々連合軍も可能な限り協力は行います。それでも危険な戦いになりますが…』
（；＾ω＾）「やる…やるお！このままあんな連中に乗っ取られるなんてごめんだお！！」
[ 凸] 『…ありがとうございます。』
（；＾ω＾）「そういえば…グラウンドはどうなったんだお？…ちょっと見てくるお。」
ブーンがグラウンドに向かうと、ワーム星人に破壊された跡が残るものの幸い誰も死傷者は出ていなかった。
（ ＾ω＾）「アカデミア…嫌な事も多かったけど、それでも大切な場所なんだお…」
（ ＾ω＾）（守ってみせるお！ブーンは…皆守るヒーローになるんだお！！）
教師A 「内藤ホライゾン、ここにいたのか。」
（ ＾ω＾）「あ、先生。」
教師A 「お前、退学デュエル来なかったから退学な。」
（ ＾ω＾）
（＾ω＾）
第2話完
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