ニュー速VIP及び製作速報のスレッド「( ^ω^)ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです」のまとめwikiです

デュエリスト育成施設デュエルアカデミア。

その1つである年に多くのプロデュエリスト達を輩出している有名な『VIPアカデミア』

しかし、多くのプロ達が現れる裏には力尽き夢破れるものたちがいる…



VIPアカデミアのデュエルルームの一室、そこで2人のデュエリストがデュエルを行っていた。

( ^ω^)LP200 <ヽ`∀´> LP3900

<ヽ`∀´> 「ウェハハハ!もうウリの勝利は決まったニダ!」

( ^ω^)「ま、まだだお!E・HEROフェニックスガイでライオウに攻撃だお!」

<ヽ`∀´> 「ウェハハハ!手札からオネストを発動ニダ!!」

(;^ω^)「な!?」

( ^ω^)LP200→0

(;^ω^)「うぅ…また負けたお…」

(手下A) 「ハハハ!ニダーさんに勝つなんて100年早いんだよ!」

(手下B) 「おらぁ!カードをよこしな!!」

(;^ω^)「アンティルールなんて聞いてないお…!」

<ヽ`∀´> 「うるさいニダ!敗者は全てを失うのがデュエルニダ!」

カードは奪われ、殴る蹴るの暴行。しかし、誰も彼を助けるものはいない。

(手下A) 「お前みたいな万年最下位デュエリストがこの学園にいること自体がおこがましいんだよ!」

(手下B) 「お前がカード持つこと自体が恥だぜ!」

学園の方針による徹底しすぎた勝利至上主義。

それによるクラスのランク分別制度。

それは未成熟な少年たちに差別意識を与えるには十分だった。

<ヽ`∀´> 「ウェーハハハ!おい、お前ら!もう行くニダ!」

(手下A) 「はい!ニダーさん!」

(手下B) 「ニダーさん!俺達にもカードの分け前お願いッスよ!」

( ;;;)ω;)「うぅ…うぅ…」



(手下A) 「ハハハ!相変わらず超弱ぇ癖にニダーさんに挑むとか笑える奴だったぜ!」

(手下B) 「そういえばニダーさん、俺さっき聞いたんスけどね…」

<ヽ`∀´> 「ウェ?何ニカ?」

(手下B) 「あいつ今度退学になるらしいッスよ。」

(手下A) 「やっぱかよ!馬鹿で弱いって救いようがねーからな!!」

<ヽ`∀´> 「ウェハハハ!とうとうニカ!あいつがこのアカデミアにいること自体場違いだったニダ!」

(手下B) 「それで明日に退学を賭けた試験デュエルを行うらしいッスよ!」

<ヽ`∀´> 「あいつが勝てるわけないニd…いいこと思いついたニダ!お前らついて来いニダ!!」

       |   |;;:. ' : .|                    |
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       |  ;;:"'  black;;゙     / ̄ ̄ ̄ ̄|]  .[]  [] [lコ
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       |          (メ::;/   bitch! ;;゙ |]  .[]  [] [lコ
       |   ;;:      ノ/    ;;:",.っ  ーく  ・ー    ..l_,,_
       |      ┌─ /          ;;;´,,|/l  ー・ ̄;:;"´
       |    ┌┴ /              ..;:|;;。)ゝ::
     ┌┤  ┌┴─|            ...::;:;;;:|;;"ー、.,
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    ;;:゙   ノゞーゝ    ";:::,.、 。    "''    ´゙

ところ変わって、ここはブーンの住む寮。

人が住むにはあまりに老朽しており、窓ガラスは割れ、壁はひび割れ、地面には穴が開いている。

最下層に与えられる寮ということで修繕はおろか安全すら確認されていない。

( ´ω`)「明日負けたら退学かお…負けられないお…」

子供の頃、ヒーローに憧れていた。

デュエルも負け知らずで学校ではヒーローだった。

しかし、アカデミアで自分の力量のなさを知らされた。

気がつけば負けることに慣れていた。

( ^ω^)「負けれない…明日は絶対負けたくないお…!」

ブーンはずっと封印していた小箱を開けた。

( ^ω^)「明日はこのデッキで必ず勝つお…勝ってみせるおッ!」

<ヽ`∀´> 「ウェーハハハッ!誰が勝つだってニカ!?」

( ^ω^)「ニダー!?何しにきたんだお!?」

<ヽ`∀´> 「決まってるニダ!デュエルしにきたニダ!」

(#^ω^)「ふざけるなお!ブーンは明日のデュエルの準備が…」

(手下A) 「うるせえんだよ!ニダーさんに手間取らせるんじゃねえ!」

手下の一人が金属バットで殴り、ブーンを気絶させる。

<ヽ`∀´> 「それじゃ運ぶニダ!」

(手下B) 「はい!」

気絶したブーンを手下たちが運び出す。

( ^ω^)「…うっ…ここはどこだお…?」

ブーンが眼を覚ますとそこは断崖絶壁の崖付近。

ここには昔破棄されたデュエルスペースがある。

<ヽ`∀´> 「ようやく気づいたニカ?その腕の錠前を外すにはぶら下がってる鍵が必要ニダ!」

( ^ω^)「ニダー!…鍵だって!?」

上を向くと、そこには鎖からぶら下がっている鍵があった。

そしてブーンの腕には錠前つきの鎖が照明用の鉄柱に繋がれている。

<ヽ`∀´> 「そうニダ!鍵を外したかったらウリを倒してあの鍵を手に入れるしかないニダ!
負けたら明日の退学デュエルにはこのまま参加不可能ニダ!!」

(#^ω^)「そこまでしてブーンの邪魔したいのかお…!」

<ヽ`∀´> 「お前みたいな落ちこぼれはいるだけで不快ニダ!
ウリのターン!異次元の女戦士を召喚、カードを1枚伏せてターン終了ニダ!」

異次元の女戦士 光 ★4
【戦士族・効果】
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、相手モンスターとこのカードをゲームから除外する事ができる。
ATK 1500 DEF 1600

( ^ω^)「ブーンのターンだお!手札から未来融合を発動だお!
スパークマンとクレイマンを墓地に送りサンダー・ジャイアントを指定するお!」

未来融合−フューチャー・フュージョン
『永続魔法』
自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター1体を選択する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

<ヽ`∀´> 「ウェーハハハッ!また馬鹿のひとつ覚えのHEROデッキニカ?」

( ^ω^)「HEROはHEROでもただのHEROじゃないお!ダーク・コーリング発動!」

ダーク・コーリング
『通常魔法』
自分の手札または墓地から、融合モンスターカードによって決められたモンスターを1体ずつゲームから除外し、
「ダーク・フュージョン」の効果によってのみ特殊召喚できる融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は「ダーク・フュージョン」による融合召喚扱いとする)

( ^ω^)「来るお!E-HERO ライトニング・ゴーレム!!」

E-HERO ライトニング・ゴーレム 光 ★6
【悪魔族・融合/効果】
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
ATK 2400 DEF 1500

<;`д´> 「イ…E-HEROニカ!?」

( ^ω^)「ライトニング・ゴーレムは1ターンに1度モンスターを破壊するお!ボルテック・ボム!!」

異次元の女戦士を破壊!

( ^ω^)「ライトニング・ゴーレムでダイレクトアタックだお!ヘル・ライトニング!!」

<ヽ`∀´> LP4000→1600

<;`д´> 「ニダァッ…よくもやってくれたニダ!この屈辱は倍にして返すニダ!ウリのターンニダ!!」

<ヽ`∀´> LP1600
手札:■■■■■
場:伏せカード1枚

( ^ω^)LP4000
手札:■■■■
場:E-HERO ライトニング・ゴーレム(ATK2400)
未来融合−フューチャー・フュージョン

<ヽ`∀´> 「手札から地砕き発動ニダ!」

地砕き
『通常魔法』
相手フィールド上の守備力が一番高い表側表示モンスター1体を破壊する。

E-HERO ライトニング・ゴーレムを破壊!

( ^ω^)「クッ…」

<ヽ`∀´> 「手札から死霊騎士デスカリバー・ナイトを召喚するニダ!ダイレクトアタック!!」

死霊騎士デスカリバー・ナイト 闇 ★4
【悪魔族・効果】
このカードは特殊召喚できない。効果モンスターの効果が発動した時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。
ATK 1900 DEF 1800

( ^ω^)「そうはさせないお!手札からバトルフェーダーを発動だお!」

バトルフェーダー 闇 ★1
【悪魔族・効果】
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動する事ができる。このカードを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
ATK 0 DEF 0

<;`д´> 「ウェ…デスカリバー・ナイトの効果でリリースニダ。」

( ^ω^)「バトルフェーダーは破壊されるけど、これでダイレクトアタックはできないお。」

<#`д´> 「チッ!カードを1枚伏せてターンエンドニダ!」

<ヽ`∀´> LP1600
手札:■■
場:伏せカード2枚

( ^ω^)LP4000
手札:■■■
場:未来融合−フューチャー・フュージョン

( ^ω^)「ドロー!スタンバイフェイズで未来融合のカウントが1ターン進むお!」

未来融合−フューチャー・フュージョン(0→1ターン目)

( ^ω^)「ここは攻めるお!手札からダーク・フュージョン発動!」

ダーク・フュージョン
『通常魔法』
手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、悪魔族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

( ^ω^)「フェザーマンとバーストレディを融合!E-HERO インフェルノ・ウィング!!」

E-HERO インフェルノ・ウィング 炎 ★6
【悪魔族・融合/効果】
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO バーストレディ」
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの 攻撃力か守備力の高い方の数値分のダメージを相手ライフに与える。
ATK 2100 DEF 1200

( ^ω^)「通れば勝ちだお!インフェルノ・ブラスト!!」

<;`д´> 「永続罠、銀幕の鏡壁(ミラーウォール)発動ニダ!」

銀幕の鏡壁
『永続罠』
相手の攻撃モンスター全ての攻撃力を半分にする。
自分のスタンバイフェイズ毎に2000ライフポイントを払う。
払わなければ、このカードを破壊する。

E-HERO インフェルノ・ウィング ATK2100→1050

<ヽ`∀´> LP1600→550

( ^ω^)「ターンエンドだお!」

<ヽ`∀´> LP550
手札:■■
場:伏せカード1枚、銀幕の鏡壁(永続罠)

( ^ω^)LP4000
手札:■
場:E-HERO インフェルノ・ウィング (ATK1050)
未来融合−フューチャー・フュージョン(1ターン目)

<;`д´> 「ドロー、銀幕の鏡壁は当然ライフ払えず破壊するニダ。」

銀幕の鏡壁を破壊!

<;`д´> 「(…手札がイマイチニダ!この屑デッキ!!)手札からクロス・ソウルを発動ニダ。」

クロス・ソウル
『通常魔法』
相手フィールド上のモンスター1体を選択する。
自分のモンスターを生け贄に捧げる時、自分のモンスター1体のかわりに選択した相手モンスターを生け贄に捧げる。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。

<;`д´> 「インフェルノ・ウィングを生贄に邪帝ガイウスを召喚ニダ!効果で未来融合を除外するニダ。」

邪帝ガイウス 闇 ★6
【悪魔族・効果】
このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上に存在するカード1枚を除外する。
除外したカードが闇属性モンスターカードだった場合、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
ATK 2400 DEF 1000

<;`д´> 「ターンエンドニダ。」

<ヽ`∀´> LP550
手札:■
場:伏せカード1枚、邪帝ガイウス(ATK2400)

( ^ω^)LP4000
手札:■
場:なし

( ^ω^)「ドロー!手札からE-HERO ヘル・ブラットを召喚だお!」

E-HERO ヘル・ブラット 闇 ★2
【悪魔族・効果】
自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
このカードを生け贄にして「HERO」と名のついたカードを生け贄召喚した場合、そのターンのエンドフェイズ時に自分のデッキからカードを1枚ドローする。
ATK 300 DEF 600

( ^ω^)「ヘル・ブラットを生贄にE-HERO マリシャス・エッジを召喚だお!!」

E-HERO マリシャス・エッジ 地 ★7
【悪魔族・効果】
相手フィールド上にモンスターが存在する場合、このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
ATK 2600 DEF 1800

<#`д´> 「さっきからチートドローばっかニダ!このイカサマ野郎!!」

(#^ω^)「イカサマじゃないお!自分が勝てると信じて組んだデッキなら回るのは当たり前だお!
マリシャス・エッジで邪帝ガイウスを攻撃だお!!ニードル・バースト!!」

E-HERO マリシャス・エッジ(ATK2600) VS 邪帝ガイウス(ATK2400)

<ヽ`∀´> LP550→350

( ^ω^)「ターンエンドと同時にヘル・ブラットの効果で1枚ドローだお。」

<;`д´> 「ドロー!」

<ヽ`∀´> LP350
手札:■■
場:伏せカード1枚

( ^ω^)LP4000
手札:■
場:E-HERO マリシャス・エッジ(ATK2600)

<;`д´> (ブーン相手にここまで苦戦するなんて予想外だったニダ…)

運もあるとは言え、格下だと思っている相手に苦戦する。ニダーにとって屈辱でしかなかった。

                     ・ ・ ・ ・
<ヽ`∀´> (まぁいいニダ、それならいつもの方法を使えばいいだけニダ。)

そう胸中で囁くと同時に、右手のリストバンドに仕込んだカードをドローしたカードとすりかえる。

<ヽ`∀´> 「ウリは引いた強欲な壺を発動させるニダ!」

強欲な壺 (禁止カード)
『通常魔法』
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

      ・ ・
(;^ω^)「また禁止カードかお…」

<ヽ`∀´> 「ウェハハハ!何とでも言うニダ!勝てば官軍ニダ!2枚ドロー!!
そして引いたサイバー・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚ニダ!」

サイバー・ドラゴン 光 ★5(制限カード)
【機械族・効果】
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
ATK 2100 DEF 1600

<ヽ`∀´> 「そして地割れを発動!マリシャス・エッジを破壊するニダ!」

地割れ
『通常魔法』
相手フィールド上の攻撃力が一番低い表側表示モンスター1体を破壊する。

<ヽ`∀´> 「サイバー・ドラゴンでダイレクトアタックニダ!」

( ^ω^)LP4000→1900

<ヽ`∀´> 「ターンエンドニダ!」

<ヽ`∀´> (手札には抹殺の使徒…モンスターを伏せても破壊できる。
さらに場の伏せカードは王宮のお触れで罠も封じれる…次のターンで終わりニダ!)」

( ^ω^)「ブーンのターン、ドロー!」

<ヽ`∀´> LP350
手札:■(抹殺の使徒)
場:伏せカード1枚(王宮のお触れ)、サイバー・ドラゴン(ATK2100)

( ^ω^)LP1900
手札:■■
場:なし

( ^ω^)「手札から2枚目のダーク・コーリング発動だお!
墓地のマリシャス・エッジ、インフェルノ・ウィングを融合!」

<;`д´> 「何!?」

( ^ω^)「E-HERO マリシャス・デビル!」

E-HERO マリシャス・デビル 炎 ★8
【悪魔族・融合/効果】
「E-HERO マリシャス・エッジ」+レベル6以上の悪魔族モンスター
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手ターンのバトルフェイズ中に相手フィールド上に存在するモンスターは全て表側攻撃表示になり、
相手プレイヤーは全てのモンスターでこのカードを攻撃しなければならない。
ATK 3500 DEF 2100

( ^ω^)「これで終わりだお!サイバー・ドラゴンにマリシャス・デビルで攻撃!!エッジ・ストリーム!!!」

ニダーに攻撃を防ぐ手段はない。だが…

<ヽ`∀´> 「ウェハハハ!懲りもせず引っかかったニダ!手札からオネストを発動ニダ!!」

オネスト 光 ★4
【天使族・効果】
自分のメインフェイズ時に、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを手札に戻す事ができる。
また、自分フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
エンドフェイズ時までそのモンスターの攻撃力は、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。
ATK 1100 DEF 1900

(;^ω^)「なっ!?」

サイバー・ドラゴン ATK2100→5600

<ヽ`∀´> (こういう時のために、いつも左手のリストバンドにオネストを3枚仕込んでおいて良かったニダ!)

E-HERO マリシャス・デビル(ATK3500) VS サイバー・ドラゴン(ATK5600)

( ^ω^)LP1900→0

<ヽ`∀´> 「ウリの勝ちニダ!それじゃカードは頂いていくニd…」

ニダーがブーンに近づこうとした瞬間、大きな地震が発生する。

(手下A) 「じ、地震!?」

(手下B) 「大きいぞ!ニダーさん!ヤバイっスよ!!」

揺れが大きいのは地震の規模のせいだけではなかった。

崖の一部が海へと崩れ落ちた。

その崩れ落ちた地面にブーンの腕に繋がれている鎖を巻きつけた照明も突き刺さっている。

──当然の結果。

(;^ω^)「鎖が…!?」

ブーンも鎖に引きずられ、海へと落ちる。

<;`д´> 「ウェ…!?」

(手下A) 「ちょっ…やべっ!」

(手下B) 「逃げるッス!!」

ニダーの取り巻きは自分たちにも危険が及ぶとなると真っ先に逃げ出した。

<;`д´> 「ブーン…!」

ニダーは崩れた崖下を除くが、そこにブーンの姿はなかった。



( ´ω`)(…ブーンは…やっぱり……ヒーローには…なれなかったお……)

海に沈みながら、それがブーンの最後の言葉となった…

第1話完

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