ＴＨＥ ＥＭＰＥＲＯＲ
最終更新：ID:z0el5PS39g 2008年11月29日(土) 01:32:21履歴
(´･ω･｀)「僕がこんなものを２Ｆでせっせと作ってなければツン君は……ごめんよ、僕がいけないんだ！」
文章くん『最新ルール施工記念！ＨＥＲＯのカードランダム５枚封入ガチャガチャ！５枚１００円』
文章くん『大当たりは一般流通していない幻のあのカード！運が良ければ複数枚…！？』
川 ﾟ -ﾟ)「…店長のせいではない、悪いのはグールズもどきの方だ」
（ ＾ω＾）（…気になるからちょっとやってみるお）
文章くん『ガラガラガッシャン』
≦光｀・ω・）（何が出るかな、何が出るかな…って奴ですね）
（ ＾ω＾）（ボンド、マスク、ブラスト……これはロードだお！？大当たりだお！）
≦水｀・ω・）（最後の一枚は何なんだ？）
（ ＾ω＾）（こ、これはアニメで活躍したのに何故か収録されなかったあのカードだお！こっそりやってよかったお）
≦´水・ω・）（俺のサポートじゃないのか…）
（ ＾ω＾）（作者がネオス融合にハマってるから仕方ないお）
从 ﾟ∀从「…おい、何やってんだ」
（；＾ω＾）「ＨＥＲＯ使いとしては見過ごせなかったんだお…もう真面目モードに入るから勘弁だお」
(´･ω･｀)「…コホン、まず状況を整理しようか」
泪「私の所には全身真っ黒のラメドって名乗ってるクラレが来たわ…しぃちゃんをダシに使うなんて酷い真似をして、許せないわ…」
（ ＾ω＾）「（なんという色黒ｗｗｗｗ）僕達は特に何も…強いて言うならコスプレした子供達を助けたぐらいだお」
久井「僕の所にはアインさん…青い髪で青い目の奇麗な女の人が来て、デュエルしたよ」
川 ﾟ -ﾟ)「そして私達の所にべっぴんな女が来てツンを強奪した…」
从 ﾟ∀从「俺の悪い予感が大当たりってこったか」
(*ﾟーﾟ)「こんな手の込んだ事をする理由は一体…？」
久井「さっぱりわかりませんね」
(´･ω･｀)「……まさか……？」
（ ＾ω＾）「店長、どうしたお？」
(´･ω･｀)「…肌まで真っ黒男、青で固めた女、そして…あの人を小馬鹿にしたべっぴんなねーちゃん…」
(´･ω･｀)「僕の友人に聞いた事がある…きっと彼等は『フィリニオン』だ」
泪（…おかしいわ、私はどこかでこの名を聞いたような……？）
川 ﾟ -ﾟ)（…？どうして泪は頭を抱えて悩んでるんだ？）
（ ＾ω＾）「ふぃりに…お？」
('A`)（何だそりゃ？）
(´･ω･｀)「うん、ネーミングセンスがアレなんだけど…事実そうだからそうとしか言いようがないんだ」
(´･ω･｀)「日本での通称は『降天使』ってジョルジュ君は言っていたけど……」
('A`)「コウテンシ…？二次元なんかでよく使われる堕天使ってのとは違うのか？」
泪「堕天使は神に負けて堕ちた天使の事よ、それに対して降天使は神を見限って神に仕える事を降りた天使という意味になるわ」
('A`)「わかったようなわからんような…」
(*ﾟーﾟ)「お父さんにですか…？」
(´･ω･｀)「彼は職業柄世界の闇に接触する事もあったからね…」
(´･ω･｀)「まあそれはともかく降天使は表向きは宗教団体、裏の顔はありとあらゆる非合法活動を行う集団らしいんだ…」
从 ﾟ∀从（…ん？待てよ、どっかで聞いたような……）
(´･ω･｀)（ハインリッヒ君、某作者さんがとぼけてるんだから覚えがあろうとも知らぬぞんぜぬを貫かなきゃ駄目だよ）
（ ＾ω＾）「そんなヤバい人達がカード強奪とかスケールが小さいような気がするおｗｗｗｗｗ」
从 ﾟ∀从「（んー……んなもんかねぇ）つまり何か裏があるってぇ事だな」
川 ﾟ -ﾟ)「泪の言ってた『オリジナルカード』にはそこまでの力があるのか…？」
泪「私の知ってる限りでは特に普通のカードと変わりはない筈なんだけど…」
泪「私がウリアを渡したからこんな事になってしまったのよね…私は責任を取らなきゃいけないわ」
(´･ω･｀)「ツン君を助けに行く気だね？」
泪「ええ」
(´･ω･｀)「絶対に駄目だ！蜂の巣にされる可能性だってある、大人としてそれは褒められた行為じゃない！」
泪「…それでも行かないといけないわ」
(´･ω･｀)「だいたいどこに行けばいいのかなんてわからないだろう？僕達にできるのは、大人しく要求を飲む事なんだ…これは真実のじじｔ」
久井「…手がかりならあります」
(´･ω･｀)「？」
久井「アインさんは手紙をくれました、これに何か書いてあるはずです…」
川 ﾟ -ﾟ)「私も持っているぞ」
泪「私もよ…三つ手紙が揃った時に開けろってあのクラレは言っていたわ」
（ ＾ω＾）「じゃあこれがヒントになるのかお？」
久井「たぶん…読んでみるね」
久井は泪から手紙を受け取り、開封した。
二重封筒で厳重に保管されたそれには小さな便箋が入っていた。
『この手紙を読んでいるという事はおそらく我々の手に落ちた者が一人以上いるのでしょう。』
『捕らわれた者を助けたいのなら、第三の手紙に封入されたカードを賭けて貴方達は戦わなければなりません。』
（ ＾ω＾）「…第三の手紙って『絶対に最後に開封するように』って書かれてるこれかお？」
泪「開けてみるわね」
泪は開封口に沿って手紙を開いた…すると便箋にはこう書いてあった。
『警告を無視するなんて…まさか最初に開けようとしてませんよね？』
泪「……」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗｗ無言で破り捨てようとしちゃ駄目だおｗｗｗ」
慌ててクーが泪から手紙を取り上げ開封する。
便箋の中には、十枚のカードと手紙が入っていた。
从 ﾟ∀从「…何だこれ、て、てんぱらんす…ふぉーちゅん…？」
川 ﾟ -ﾟ)「タロットカードだな」
（ ＾ω＾）「タロットって何だお？」
川 ﾟ -ﾟ)「タロットとはアルカナフォースのモチーフになった占いのカードの事だ」
川 ﾟ -ﾟ)「タロットは大アルカナと小アルカナという区分がされているんだが封入されていたのは大アルカナのほうらしい」
（ ＾ω＾）「なるほどだお」
泪「皇帝・大司祭・恋人・戦車・運命の輪・力・吊られた男・塔・星・世界…中身はバラバラね」
('A`)「これを全部集めればツンを返してもらえるんだろうか？」
（ ＾ω＾）「…それはまだわからないお、第一の手紙の続きを読むお」
『このカードは全二十二種類、このカードの画像を一定枚数スキャンすると捕らわれた者の居場所が判明する仕掛けがしてあります。』
『カードがすべて正解とは限りませんので悪しからず…第二の手紙に続く。』
('A`)「スキャンするって一体何に……？」
久井「第二の手紙に書いてあるかも、読むね」
『大人数で来られてもこちらが面倒なだけなので、貴方達の参加可能人数は最大五人とさせて頂きます。』
『参加者は、必ずｿｽの結社製決闘盤を着用する事。封入カードまたは取得カードはこの決闘盤にカードをスキャンする事。』
『なお、カードを奪われた場合そのカードのデータは自動的にロストしますが仕様です…第三の手紙に続く。』
川 ﾟ -ﾟ)「…この決闘盤にはそんな秘密があったのか」
从 ﾟ∀从「ｿｽの結社製決闘盤を持ってるのは泪と久井、ブーンに俺か…一台足りねーな」
川 ﾟ -ﾟ)「いや、何故かツンのディスクは取らずに立ち去ったから五台あるぞ」
（ ＾ω＾）「…じゃあ誰が戦うかが肝心だお、皆はどうしたいお？」
川 ﾟ -ﾟ)「…私はツンを守れなかった、名誉挽回させてくれ」
泪「私も行くわ、ツンちゃんが攫われる原因を作ってしまったんだから…」
久井「僕も同じです」
从 ﾟ∀从「…悪い、俺明日歯医者なんだ、どうせ誰か抜けにゃならんし俺はパスだ」
(*ﾟーﾟ)「私も、明日はお父さんの仕事の手伝いをしないといけないからちょっと…」
（ ＾ω＾）「…じゃあ僕とドクオを合わせて五人かお？」
(´･ω･｀)「…確かにヒントはある、でも君達が言って帰ってこれる保証はない…」
(´･ω･｀)「仮にツン君を助けたとしても人間爆弾で皆死ぬ可能性だってある…僕には行ってらっしゃいなんて言えないよ…」
川 ﾟ -ﾟ)「大山のぶよ先生の古傷か…確かにあれはひどかった、だが店長、やるとやらないでは大違いなんだ」
川 ﾟ -ﾟ)「私達は常に何かを見捨てている、知っている事だけでも見捨ててはいけないんだ……」
('A`)（な、何言ってるんだクー？）
(´･ω･｀)「…………死んでも後悔しないかい？」
川 ﾟ -ﾟ)「ああ」
(´･ω･｀)「君達も？」
泪「…ええ」
久井「もちろんです」
（ ＾ω＾）「（一度こういう台詞言ってみたかったおｗｗｗｗ）構わないお！」
('A`)「あ、ああ…」
久井「ショボンさんは万が一の時に公的機関に訴える等の大人だからできる対応をお願いします」
(´･ω･｀)「……仕方がないね、そういえば第三の手紙は読まなくていいのかい？」
川 ﾟ -ﾟ)「そうだったな、第三の手紙を読むぞ…」
『こちらの使いの者が指示を出しますので五人以内で明日の十二時にＶＩＰ駅駅前広場に来る事。』
『一回に賭けるカードの上限は双方合意で決める事。それ相応の代償をつけるのであれば等しい枚数でなくても可とします。』
『ＰＳ・デュエルは必ず最新ルールで行うように。』
（ ＾ω＾）「最新ルールって何だお？」
(´･ω･｀)「僕が変わった部分だけ説明してあげるよ…それにしても君には辛い事かもしれないね」
（ ＾ω＾）「お？」
生贄→リリース
生け贄召喚→アドバンス召喚
融合デッキ→エクストラデッキ
デッキの上限無制限→六十枚
エクストラデッキの上限無制限→十五枚
ライボル等の曖昧な言い回しによるコスト、効果の差が明言化
他にもあるかもしれないけど作者はこれしか思い出せない
( ﾟдﾟ ) エクストラデッキの上限無制限→十五枚
( ﾟдﾟ )
(´･ω･｀)「こっちみんな」
（ ＾ω＾）「融合…じゃなくてエクストラデッキ十五枚はひどいお…僕に死ねって言ってるようなものだお」
('A`)「考えようによっては自分のデッキを見つめなおすチャンスかもしれないぞ」
（ ＾ω＾）「…となるとグローソスを切るしかなくなるお…」
≦光´・ω・）「！！」
（；＾ω＾）「そ、そんな目で見られても困るお…じゃあオーシャンを…」
≦水´・ω・）「！！！」
（＃＾ω＾）「なら僕にどうしろって言うんだお！」
川 ﾟ -ﾟ)「はいはい種種、ネタはともかくコンタクト融合とＶＨＥＲＯ融合でデッキを組みなおすしかないな」
('A`)「そもそもＨＥＲＯ融合とコンタクト融合が混じってるのが異常だったんだぞｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「その辺はノリだおｗｗｗ」
(´･ω･｀)「これを機にデッキを改造しないかい？」
（ ＾ω＾）「…するお、いい機会だしマジデッキでツンを助けるんだお！」
泪「デッキ改造案としてはグローをベースにするならランシャオを混ぜてカオス・ネオスかしら？」
ネオスペーシアン一の男前「誰がランシャオだｗｗ」
（ ＾ω＾）「トレードで竹光神とコンタクト・アウトを貰ってからぐらでぃえーたーずあさるとは買ってないお…」
(´･ω･｀)「今はツン君が攫われて緊急事態だし…僕も一肌脱ごうじゃないか」
久井「ショボンさん太っ腹ですね」
（ ＾ω＾）「じゃ、じゃあグロー１枚とブラック２枚とカオス３枚、アースは２枚のガイアとＺｅｒｏと…」
(´･ω･｀)「…はい、全部で三千えｎ」
（ ＾ω＾）「早速デッキを改良するお」
('A`)「まずは基本のアナザー・ネオスにヒーロー・マスクにコンダクターに…」
（ ＾ω＾）「僕には必殺の切り札があるお！」
从 ﾟ∀从「なんだそりゃ？」
（ ＾ω＾）「秘密だから切り札だお」
从 ﾟ∀从「日本語がおかしいぞｗｗｗｗｗｗｗ」
(；´･ω･｀)「あ、あの…」
久井「どうかしましたか？」
(´･ω･｀)「……ノーマル含めて全部で三千円ね」
（ ＾ω＾）「金取るのかおｗｗｗｗ」
泪「限定カードやウルトラレアが一枚二百円なら十分安いわね」
（ ＾ω＾）「で、でもこの流れ的には無償提供が普通だお…」
(´･ω･｀)「…人生夢で生きているなんて訳にはいかないんだよ、遊戯王専門店という茨の道を歩んでいるからね」
（；＾ω＾）「（今三千円も持ってないお…）タダにしてくれだお」
(；´･ω･｀)「…無理です、たようなら。って言って首吊っちゃいそうです」
（；＾ω＾）「じゃ、じゃあ半額にしてほしいお、僕がデュエルで勝ったらでいいお、だから頼むお…」
(´･ω･｀)「……いいよ、ちょっと待っててね、新ルールを体現したデッキを持ってくるから」
（ ＾ω＾） 光と闇と
デュエル！
心を一つに (´･ω･｀)
(´･ω･｀)「先攻は僕、ドロー」
(´･ω･｀)「終末の騎士召喚、誘発効果により不死武士を墓地へ…」
(´･ω･｀)「生還の宝札を発動してカードを１枚伏せ、ターン終了だよ」
ＬＰ ：８０００
モンスター：終末の騎士
魔法・罠 ：生還の宝札、（？？？）
手札 ：３枚
おろかな埋葬←伏せ
リミット・リバース
ニトロ・シンクロン
ヒーロー・キッズ
（ ＾ω＾）「僕のターンだお」
（ ＾ω＾）の手札
Ｎ・グロー・モス
Ｎ・グロー・モス
Ｎ・グロー・モス
カードトレーダー
Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス
（＃＾ω＾）「ﾋﾞｷﾋﾞｷ」
≦光´・ω・）「ごめんなさいごめんなさいごめんなさ（ｒｙ」
（ ＾ω＾）「ドローするお」
ドローカード：ヒーロー逆襲
（ ＾ω＾）「（微妙で扱いに困るお…）Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオスを召喚してバトルだお」
(´･ω･｀) LP8000→7500
（ ＾ω＾）「カードトレーダーを発動してターンエンドだお」
ＬＰ ：８０００
モンスター：アナザー・ネオス
魔法・罠 ：カードトレーダー
手札 ：４枚
(´･ω･｀)「僕のターン、不死武士は自分の効果で僕のフィールドに特殊召喚……」
(´･ω･｀)「おろかな埋葬を発動してボルト・ヘッジホッグを墓地に、手札からニトロ・シンクロンを召喚」
('A`)「…これがチューナーってカードなのか」
(´･ω･｀)「そう、そしてこのカードとフィールド上に存在する別のカードをリリースする事でシンクロモンスターが生まれるのさ」
(´･ω･｀)「墓地に存在するボルト・ヘッジホッグの効果で自分自身を特殊召喚、いくよ…」
(´･ω･｀)「レベル３が１体、レベル２が２体のシンクロ召喚！ニトロ・ウォリアーをシンクロ召喚！」
（ ＾ω＾）「攻撃力２８００…こ、これは強そうだお！」
(´･ω･｀)「ニトロ・シンクロンの効果でカードを１枚ドロー！」
久井（おまけに生還の宝札で２枚ドローしてるからアドバンテージの差が大きい…ブーンさん大ピンチだね）
(´･ω･｀)「魔法カード、連合軍を発動…行くよ！アナザー・ネオスを攻撃、灼光拳！」
ニトロ君「くぅだぁけぇぇちぃれぇぇぇ！！！」
(´･ω･｀)「ニトロ・ウォリアーの効果と合わせて攻撃力が１２００ポイントアップするよ！」
（ ´ω｀） LP8000→5900
(´･ω･｀)「カードを１枚伏せてターンエンド」
ＬＰ ：７５００
モンスター：ニトロ・ウォリアー
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、（？？？）
手札 ：３枚
砂塵の大竜巻←伏せ
リミット・リバース
ヒーロー・キッズ
共闘するランドスターの剣士
（ ＾ω＾）「僕のターンだお、ドローだお」
ドローカード：コンバート・コンタクト
（ ＾ω＾）「カードトレーダーの効果発動だお！デッキにカードを戻してシャッフｒ」
(´･ω･｀)「砂塵の大竜巻発動、カードトレーダーは破壊ね」
（；＾ω＾）「…という事はどうなるんだお？」
泪「デッキに戻してシャッフルまでしか効果に成功していないからカードはドローできないわ」
（ ＾ω＾）
（＾ω＾）
(´･ω･｀)「ﾌﾋﾋ、本気ださせてもらうよｗｗｗ」
（ ´ω｀）「…コンバート・コンタクト発動だお、グローｿｽとランシャオを墓地に送って二枚ドローだお」
手札のＮ・グロー・モス→墓地へ
デッキのＮ・ブラック・パンサー→墓地へ
ドローカード：クロス・ポーター、暗黒界の取引
（ ＾ω＾）「（ピンチをチャンスに変えられるかお？）暗黒界の取引を発動だお！お互いのプレイヤーはカードをドローしてカードを捨てるお！」
ドローカード：Ｅ−エマージェンシーコール
(´･ω･｀)「僕はヒーロー・キッズを……」
クロス・ポーター→墓地へ
ヒーロー・キッズ→墓地へ
（ ＾ω＾）「クロス・ポーターの効果でランシャオを手札に加えるお」
川 ﾟ -ﾟ)（うまい、暗黒界の取引は『効果』の『最後』に墓地に送ってるから問題はない…）
（ ＾ω＾）（ここで奇跡を起こすにはこうするしかないお）
（ ＾ω＾）「グローｿｽを召喚だお！」
≦光´・ω・）「ついに私の出番！…って攻撃表示！？」
（ ＾ω＾）「裏守備だとタイミングを逃すからこうするしかないお」
≦光´・ω・）「アニメのあのモンスターの気持ちがよくわかった今日この頃…」
（ ＾ω＾）「ターンエンドだお」
ＬＰ ：５９００
モンスター：グローｿｽ
魔法・罠 ：なし
手札 ：３枚
(´･ω･｀)「僕のターン、ドロー」
（ ＾ω＾）「お？どうして不死武士を場に出さないんだお？」
川 ﾟ -ﾟ)「不死武士は基本が黄泉ガエルで、戦士族以外のモンスターが墓地にいると復活できないんだ」
(*ﾟーﾟ)「ニトロ・シンクロンは機械族なんですよ」
（ ＾ω＾）「なるほどだお」
(´･ω･｀)「増援を発動、ダークヒーロー・ゾンバイアを手札に持ってくるよ…そのまま召喚してバトルフェイズに移行、ゾンバイアで攻撃するよ」
≦光´・ω・）「ﾅﾝﾏﾝﾀﾞﾌﾞﾅﾝﾏﾝﾀﾞﾌﾞ」
(´･ω･｀)「ドローカードは…残念、ジャンク・シンクロンか」
(´･ω･｀)「このターンのバトルは終了せざるを得ないね、カードを伏せてターン終了」
ＬＰ ：７５００
モンスター：強い筈なのに三百円程度で売られてる彼、ゾンバイア
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、？？？
手札 ：３枚
リミット・リバース（伏せ）
共闘するランドスターの剣士
？？？
ジャンク・シンクロン
（ ＾ω＾）「僕のターンだお」
ドローカード：スペーシア・ギフト
（ ＾ω＾）「ランシャオ召喚！そしてＥ−エマージェンシーコール発動だお」
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→手札へ
（ ＾ω＾）「いくお！スペーシア・ギフト発動！」
川 ﾟ -ﾟ)「Ｎは二種類いるから二枚のドローだな」
ドローカード：インスタント・ネオスペース、ヒーロー・マスク
（ ＾ω＾）（ｋｔｋｒ、グローもブラックも出せるお…）
（ ＾ω＾）「ヒーロー・マスク発動だお、ランシャオはネオスの名を得るお」
（ ＾ω＾）「グローｿｽとランシャオでコンタクト融合だお！グロー・ネオス降臨だお！」
(´･ω･｀)「来たね…！でも攻撃力はニトロ・ウォリアーの方がたかｉ」
（ ＾ω＾）「インスタント・ネオスペースをグロー・ネオスに装備だお、グロー・ネオスの効果でニトロ・ウォリアーを破壊するお！」
ニトロっつーぐらいだから破壊されたときぐらい何か道連れにしてもよかったんじゃね？な奴「アッサリ破壊ｱｯｰ！」
（ ＾ω＾）「（長すぎｗｗｗｗ）カードを１枚伏せてターン終了だお」
ＬＰ ：５９００
モンスター：グロー・ネオス
魔法・罠 ：簡易スペース（ヒーロー逆襲）
手札 ：１枚
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
(´･ω･｀)「僕のターン！ジャンク・シンクロンを召喚」
(´･ω･｀)「誘発効果により墓地のレベル２以下のモンスターを特殊召喚するよ」
（ ＾ω＾）「レベル２…ヒーロー・キッズかお？」
川 ﾟ -ﾟ)「そうしたい所だろうがジャンク・シンクロンの効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効になる」
（ ＾ω＾）「じゃあニトロ・シンクロンかお？」
(´･ω･｀)「その通り、ニトロ・シンクロンを特殊召喚するよ…ニトロ・シンクロンにゾンバイアをチューニング！」
(´･ω･｀)「レベルの合計は６、ふっふっふ……ゴヨウ・ガーディアンをシンクロ召喚だ！」
（ ＾ω＾）「こ…これはさっきのより強そうだお！」
(´･ω･｀)「更に罠発動、リミット・リバース！」
(´･ω･｀)「墓地のヒーロー・キッズを特殊召喚、誘発効果でデッキから更に二体特殊召喚して…」
(´･ω･｀)「ジャンク君にキッズ１体を墓地に送り、ジャンク・ウォリアーをシンクロ召喚！」
(´･ω･｀)「ジャンク・ウォリアーの効果発動！レベル２以下のモンスターの攻撃力の合計がこのカードに加算される！」
（；＾ω＾）「あばばばば、大ピンチだお」
(´･ω･｀)「ふふん、ゴヨウ・ガーディアンの攻撃！サウザンドウィップ！！」
（ ´ω｀） LP5900→4800
（ ＾ω＾）「エルネストさんｱｯｰ！インスタント・ネオスペースの効果でデッキからネオスを特殊召喚するお」
（ ＾ω＾）「更にヒーロー逆襲！僕の手札は１枚、ネオスだから特殊召喚できるお！」
（ ＾ω＾）「ヒーロー逆襲の効果でジャンク・ウォリアーを破壊するお」
ジャンク・ウォリアー／バスターﾏﾀﾞｰ？なモンスター「出番はこれだけだなんて…」
(´･ω･｀)「…カードを伏せてターン終了」
ＬＰ ：７５００
モンスター：ゴヨウ・ガーディアン、ヒーロー・キッズ×２
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、リミット・リバース、（？？？）
手札 ：４枚
共闘するランドスターの剣士
？？？
Ｘ−セイバー パシウル ジャンク生還
？？？リミット生還
（ ＾ω＾）「ドローだお」
ドローカード：？？？
（ ＾ω＾）「（これはさっきのカードだお、いい引きを頼むお）ネオス達でヒーロー・キッズ達を倒すお、カードを伏せてターンエンドだお」
ＬＰ ：４８００
モンスター：Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス×２
魔法・罠 ：（？？？）
手札 ：０枚
(´･ω･｀)「僕のターン！ゴヨウ・ガーディアンで攻撃！！」
（ ´ω｀） LP4800→4300
(´･ω･｀)「ネオスは貰ったよ！」
（；＾ω＾）「ｱｯｰ！でもネオスペーシア・ロード発動だお！」
(´･ω･｀)「！？」
ネオスペーシア・ロード
通常罠
「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」が戦闘で破壊されたとき発動可能。
バトルフェイズを終了させる。
その後、自分のデッキからカードを１枚ドローする。
（ ＾ω＾）「（こっそりガチャガチャやっといてよかったお）バトルフェイズを終了してカードを１枚ドローするお」
(´･ω･｀)「…ターンエンド」
ＬＰ ：７５００
モンスター：ゴヨウ・ガーディアン、Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、リミット・リバース、（？？？）
手札 ：６枚
共闘するランドスターの剣士
シンクロン・リフレクト
Ｘ−セイバー パシウル
ジュッテ・ナイト
威嚇する咆哮
？？？
（ ＾ω＾）「僕のターン！」
(´･ω･｀)（フォースみたいなカードを出されても僕の場にはシンクロン・リフレクトがあるから大丈夫…）
（ ＾ω＾）「僕はラス・オブ・ネオスを発動！全てのカードを破壊するお！」
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→デッキへ
ゴヨウ・ガーディアン→破壊！
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→破壊！
生還の宝札→破壊！
連合軍→破壊！
リミット・リバース→破壊！
シンクロン・リフレクト→破壊！
(；´･ω･｀)「しまった！」
ゴヨウ先生「スピリッツが少ない時に攻撃するな！弾かれるｚ何だとっ！」
（ ＾ω＾）「貪欲で二枚ドローだお！」
Ｅ・ＨＥＲＯ グロー・ネオス→デッキへ
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→デッキへ
Ｎ・ブラック・パンサー→デッキへ
Ｎ・グロー・モス→デッキへ
クロス・ポーター→デッキへ
ドローカード：Ｏ−オーバーソウル、ヒーロー・ブラスト
（ ＾ω＾）「Ｏ−オーバーソウルで僕の場にネオスが蘇るお！」
僕らのネオス「帰って来たウ…」
（ ＾ω＾）「大人の事情で強制終了！ダイレクトアタックだお、ラス・オブ・ネオス！！」
やさぐれネオス「いけず」
(´･ω･｀) LP7500→5000
（ ＾ω＾）「ターンエンドだお！」
ＬＰ ：４３００
モンスター：Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
魔法・罠 ：（ヒーロー・ブラスト）
手札 ：０枚
(´･ω･｀)（一ターンだけ、耐える事ができれば…）
(´･ω･｀)「僕のターン…モンスターを守備で出してエンド」
（ ＾ω＾）「僕のターン！ネオスで攻撃だお！」
(´･ω･｀)「残念、Ｘ−セイバー パシウルは戦闘では破壊されないよ…」
（ ＾ω＾）「（またチューナーｗｗｗｗｗ）罠オープン、ヒーロー・ブラストだお！アナザー・ネオスを手札に戻してパシウルを破壊だお」
ブラスト「チューナーチューナーチューナーチューナー…馬鹿みたい」
パシウル「ふざけるなｱｯｰ！」
（ ＾ω＾）「アナザー・ネオスを召喚してターン終了だお」
(´･ω･｀)「僕のターン！ふっふっふ……」
('A`)（これは何かいいカードを引いたみたいだな……）
(´･ω･｀)「モンスターとカードを伏せてエンド！！」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗｗｗｗｗ期待外れｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「僕のターン！アナザーを再召喚してバトルだお！」
(´･ω･｀)「はいはい威嚇威嚇」
（ ＾ω＾）「……エンドだお」
(´･ω･｀)「僕のターン……！」
(´･ω･｀)「……コホン、行くよ……僕の場のカード、不意打ち又佐を反転召喚！！そして手札のジュッテ・ナイトを召喚！」
(´･ω･｀)「レベル３、不意打ち又佐にレベル２のジュッテ・ナイトをチューニング！」
（ ＾ω＾）「ジャンク・ウォリアーじゃネオスに勝てないお」
(*ﾟーﾟ)「……そもそもこの組み合わせだと出せないですよ」
（；＾ω＾）「あばばばばばば」
(´･ω･｀)「ふふん、レベル５はジャンク君だけじゃないのさ…Ｘ−セイバー ウェインをシンクロ召喚！」
(´･ω･｀)「ウェインのモンスター効果は手札のレベル４以下の戦士族モンスター１体を特殊召喚できる！サバトマオン！」
ウェイン「それ没魔法ｗｗｗｗってか元ネタだと失敗するしｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
(´･ω･｀)「特殊召喚した共闘するランドスターの剣士をチューニング！ギガンテック・ファイターをシンクロ召喚！」
(´･ω･｀)「ギガンテックの効果…攻撃力が1400アップ！！」
(´･ω･｀)「そして彼は戦闘で破壊される度に戦士族一体を特殊召喚できる！実質戦闘では倒せない最強のシンクロモンスター！」
（ ＾ω＾）「…っ！」
(´･ω･｀)「行くよ…ギガンテック・ファイターの攻撃！岩投げアタック！」
アナザー「地味攻撃に負けるｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ´ω｀） LP4300→2000
(´･ω･｀)「ふふふ…ターン終了！」
ＬＰ ：５０００
モンスター：ギガンテック・ファイター（攻＋1500）
魔法・罠 ：（？？？）
手札 ：２枚
？？？
？？？
（ ´ω｀）「僕のターン……」
ドローカード：ネオスペーシアン１空気の読めない奴ｗｗｗｗｗｗｗ
（ ＾ω＾）「ｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗｗｗ僕はＮ・グラン・モールを召喚するおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
泪「…」
久井「…」
( A ) ﾟ ﾟ
川 - ) ﾟ ﾟ
(*ﾟーﾟ)（これは……）
从 ﾟ∀从（ねーよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ）
この瞬間、デュエル中の二人をを除いた全員が固まったのは言うまでもなかった。
……のだが、ブーンの期待に結果がついてくる事はなかった。
(｀･ω･´)「 シ ン ク ロ ン ・ リ フ レ ク ト ！ ！ 」
（ ´ω｀）「ｱｯｰ！カードを伏せてエンドだお……」
从 ﾟ∀从「自業自得すぎて吹いたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
(*ﾟーﾟ)「ハインリッヒちゃん！」
从 ﾟ∀从「いーじゃねーかｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
ＬＰ ：４３００
モンスター：Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
魔法・罠 ：（？？？）
手札 ：１枚
Ｎ・ブラック・パンサー
(´･ω･｀)（危ない危ない……グラン・ネオス出されてたら厳しかったね）
(´･ω･｀)（あの伏せカードは収縮か何かかな…？よし、罠に乗ってあげよう）
(｀･ω･´)「僕のターン…ネオスに攻撃！」
（；＾ω＾）「守備にし忘れｱｯｰ！」
(´･ω･｀)「ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ´ω｀） LP2000→200
(´･ω･｀)「メテオ・ストライクを装備してターン終了！」
ＬＰ ：５０００
モンスター：ギガンテック・ファイター（攻＋1600）
魔法・罠 ：メテオ・ストライク（ギガンテック・ファイター）
手札 ：２枚
？？？
？？？
（ ´ω｀）「僕のターン……」
（ ´ω｀）（ブラフに引っかかってくれず今度の今度こそ大ピンチ……何を引けばいいんだお？）
≦光｀・ω・）（……一つだけ手があります！）
（ ＾ω＾）（お？）
≦光｀・ω・）（さっき手に入れたばかりのあのカードを引くんです！！）
（ ＾ω＾）（…そうだお、あのカードなら奇跡が……って確率低すぎるおｗｗｗｗｗｗｗｗｗ）
（ ＾ω＾）「…ドロー！」
(｀･ω･´)「ふふふ…いいカードは引けたかい？」
（ ＾ω＾）「僕は…Ｎ・ブラック・パンサーを召喚！ギガンテック・ファイターの能力をコピーだお！」
泪（これだけではギガンテック・ファイターは倒せない…どうする気かしら？）
（ ＾ω＾）「更に……僕はこのカードを発動するお！ミラクル・コンタクト！！」
ミラクル・コンタクト
通常魔法
自分の場か墓地から「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」を融合素材とする
融合モンスターカードによって決められたモンスターをデッキに戻し、
「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」を融合素材とする
「Ｅ・ＨＥＲＯ」と名の付く融合モンスター１体を召喚条件を無視して融合デッキから特殊召喚する。
（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）
(；´･ω･｀)「ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ!!」
川 ﾟ -ﾟ)「古代の融合体とかだーくるーらーとかでぃーえんどとかがＯＣＧ化されたのに何でこれだけ弾かれたんだろうな？」
从 ﾟ∀从「俺に言われてもわかんねぇよｗｗｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「ネオスとグローｿｽとランシャオをデッキに戻して――出でよ、Ｅ・ＨＥＲＯ カオス・ネオス！！！」
カオス大先生「マグマのようにフィニッシャーでもなくストームのようにやられ役でもない意味不明キャラな俺、参上！」
（ ＾ω＾）「カオス・ネオスの効果発動だお！」
カオス大先生「アホな効果だぜ？」
（ ＾ω＾）「…信じなければ奇跡は起きないんだお、信じてるお」
カオス大先生「そう言われちゃやらない訳にはいかんね…運命力解放！」
表 表 表
(´･ω･｀)「これはひどい御都合主義……！」
カオス大先生「聞こえないね！必殺！！！！ソルクラスタァァァァーーーーー！！」
強い筈だけど除去られて終わる彼「それ単体攻撃だろｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「（凄いハイテンションだお…）カオスでダイレクトアタックだお！ヴィシャス・クロー！！」
(´･ω･｀) LP5000→2000
(´･ω･｀)「くうっ…でもライフは２０００残った！まだ次の僕のターン…！？」
ブーンの場にはまだ一体モンスターが残っている――。
そう、ギガンテック・ファイターと化したネオスペーシアンが。
（ ＾ω＾）「ランシャオはギガンテック・ファイターの能力を得たから攻撃力が1600アップしてるお！」
（ ＾ω＾）「これで終わりだお、ランシャオで攻撃！！ダーク・バースト！！」
ランシャオ「やっぱフィニッシュは俺でしょう！！！」
(´･ω･｀)「それ本当は生存フラグｱｯｰ！」
(´･ω･｀) LP2000→0
≦光｀・ω・）「俺達の勝ちだ！」
ランシャオ「お前何した？」
≦光´・ω・）「…………」
(´･ω･｀)「…………負けた…………あはははははははははは……ふふふふふふふふ……」
川； ﾟ -ﾟ)「店長がぶっ壊れたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（；＾ω＾）「…………今二千五百円しか持ってないお、これじゃ駄目かお？」
(´･ω･｀)「……ごめんね、いやホントに経営が…」
('A`)「…………」
('A`)「……なあ店長、こんな時になんだが……」
(´･ω･｀)「…？」
('A`)「ふぃりにおんとかコウテンシとかいうのと戦うにあたって俺らもデッキ改良すべきだと思うんだが……いいか？」
(´･ω･｀)「たようなら。」
(*ﾟーﾟ)「にﾞゃ〜〜〜――っ！」
从 ﾟ∀从「…なんだかなあ」
つづく
泪「……次回に持ち越したら説明や前フリが面倒になるだけじゃない、まだ続くわよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「…？」
ξﾟ��ﾟ)ξ（く、車…？ど、どこよここ…）
ジェロム「リディア、お目覚めのようですよ」
リディア「あ、はい…」
ξﾟ��ﾟ)ξ（私は確かラーに攻撃されて…気絶した、のかしら？）
ξ#ﾟ��ﾟ)ξ「って何よコレ！？」
リディア「…念の為の応急処置ですよ、念の為、ね…」
ξﾟ��ﾟ)ξ「子供じゃないんだから…！」
ジェロム「…貴女は余程裕福に育ったようですね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「な、なによ…」
ジェロム「今自分が置かれている状況を理解していますか？」
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ「…！？」
ジェロム「胸先三寸という言葉を知ってますか？今まさにその状況です」
ジェロム「まあ防空壕に避難した人達に撃たないから出て来いと言っておきながら撃ち殺したなんて話もありますけどね」
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ「ひっ…」
リディア「……あ……ジェロムさん…」
ジェロム「……想定される範囲でしたからね、まさかとは思いましたが念の為先に買っておいて正解だったでしょう？」
ξ;��;)ξ「嫌…いやぁっ！」
リディア「認めたくないのはわかります、嫌ならドアを開けて逃げても構いませんけど……もちろん撃ちますよ」
リディア「私、銃の扱いはそんなに上手くないですから頭を撃ち抜いてしまうかもしれません…そしたらごめんなさいね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「な…！」
リディア「おとなしくしていてくれれば何も致しませんので大丈夫です…」
ξ#ﾟ��ﾟ)ξ（ふ、ふざけないでよ……！立派な違法行為して開き直って……！）
ジェロム「リディア、彼女は何か言いたそうですよ？」
リディア「話したいことがあるのならしっかりとお話しましょうね、……なんですから」
ξﾟ��ﾟ)ξ（な…え？今なんて言ったの？）
ジェロム「仕方のない事ですよリディア、得てして大人とはそういうものですから」
ξﾟ��ﾟ)ξ（ここは……廃ビル？）
ジェロム「さあ、お入りください」
ξﾟ��ﾟ)ξ（廃ビルなのに、ベッドとか服とか置いてある……何で？）
リディア「そこにあるクーラーボックスに食事が入っています……隅にはトイレもあります」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え…？」
リディア「貴女は明日の夕方過ぎにはここから脱出できますので、ゆっくりしていてください……さようなら」
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ（い、行っちゃうの！？見張ったりとか……？）
リディア「ああそうだ、逃げてもいいですよ……貴女が気絶している間にちょっとした仕掛けをしておきましたから」
ξﾟ��ﾟ)ξ「…？」
ジェロム「貴女に胃酸でも溶けない特殊チップを飲み込ませましたから、私達には貴女がどこにいるのかはすぐに分かるのです」
リディア「この廃ビル内側の敷居から出た瞬間、それは逃走とみなされ私達が発見次第その回数に応じて貴女を切り刻みます……」
ジェロム「一度目は二十の指全て、二度目は両腕を、三度目は両足を……以降は逃げたくても逃げれないでしょうけど四度目は性器を、五度目は目、鼻、耳を……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「…………」
リディア「これで二度目…同じ女として、情けなくなってきます……」
ジェロム「リディア、脅すのはこのぐらいにしておきましょうか……貴女の名前は知りませんがいい一夜をゆっくりとお過ごしください」
リディア「さようなら……」
ξ＃ﾟ��ﾟ)ξ「ふざけないでよっ！！！こんな、こんな事、許される訳………っ！！！」
ξ;��;)ξ「………助けて………ブーン………」
同時刻、ラメドたちの住む借家――。
メムとヌンはラメドにこってりとしぼられていた。
ラメド「 お 前 達 ！ ど こ へ 行 っ て い た ！ ！ 」
メム「そと…」
ヌン「だって…これ…」
アイン「…？（チラシ？）」
文章くん『×周年感謝祭 プロのケーキの味 ＶＩＰ市駅前にてケーキバイキング、お一人様二千円（小学生以下千円）本日限り』
ラメド「…何だこりゃ」
メム「たべほーだい」
ヌン「こどもだからせんえん」
ラメド「そういう事を聞いてるんじゃなくてだな…ってお前ら…まあいいか、行ったのか？」
メム「カードおとした」
ヌン「いくじかんなかった」
ラメド「ふう…ならいい、無駄な出費をするなとあいつは自分を棚に上げて…」
ラメド「…そういえばヴェパルがいないな」
メム「サンとでぃなーだって」
ヌン「おいしーのたべにいくなんてずるいよね」
ラメド「…俺が作ってやるから我慢しろ」
メム「ケーキ！」
ヌン「わんほーる！」
ラメド「うんうん、ケーキワンホール…ってそれは昼食だ！って誰が正宗だ！！」
アイン「…？（ヴェパルはいないわよ…）」
ラメド「ああそうだった、いつもの癖でつい口にしちまった…」
ラメド「そうだ、お前達…目立つからその奇抜な格好は駄目だ、鬘も服も没収だ」
メム「これすきなのに…」
ヌン「ラメドのいじわる…」
ラメド「ここはまだマシとはいえ外人とそれに似たような格好は目立つんだ、俺達の仕事は目立たずに…」
メム「でもラメドはそーそふだけじゃん」
ヌン「ニセがいじんー」
ラメド「…ほっといてくれ」
ラメドが子供達を躾けている同時刻、ヴェパルは高級レストランにいた。
ウェイター「いらっしゃいませ」
ヴェパル「予約しておいた××××という者です」
私が一般の名の偽名を名乗ると、奥に通された。
？？？「夜景の見えるレストラン、か…今時古すぎたか？」
ヴェパル「…サンですね？」
サン「ＹＥＳ！ＹＥＳ！ＹＥＳ！…なんてね、ダンタリオン殿の一の僕たるサンはここに」
ウェイター「子羊のローストでございます」
ヴェパル「サン、あの者達の情報は入りましたか？」
サン「…数か月粘ってみたが雲を掴むような話だね…君の話でなければ本当にいるのかどうかすら疑ってしまいそうだよ」
ヴェパル「そうですか…引き続き調査をお願いできますか？」
サン「それが君の望んだことなら…」
ヴェパル「…サン、貴女はこの世界をどう思いますか？」
サン「うーん……差別貧困戦いが世界を覆ってる以上、あまりよろしいとは言いがたいんじゃないか？」
ヴェパル「その通りです……ですから私達は『真実の事実』を教えねばなりません」
サン「……そういうものなのか？個人でなくなった思想などただの狂気でしかないと、あの御方が……」
ヴェパル「私には私のやり方があります……大丈夫、貴方に迷惑をおかけする事はございません」
サン「……」
ヴェパル「…Ｂ級店にしてはいい味でしたね」
サン「このレストランはミシュース…いや、酒乱…まあ何でもいいか、なんとかってのに三ツ星貰ってるのに手厳しい評価だね」
ヴェパル「いい物を使えば誰だっていい物が作れてしまいますよ」
サン「ふーむ…それはそれは君らしい考えだな」
ヴェパル「所詮中流階級や成金を相手にした料理ですからね、程度が知れていますよ」
サン「お支払い、お願いします…名前はheliotrope、カード一括で」
キャッシャー「畏まりました……」
ヴェパル「おや、私が出しますよ」
サン「いくらお金に困っていても女性にお金を出させるほど僕はマナーのなってない人じゃないよ」
ヴェパル「ふむ、そうですか……まあいいでしょう、引き続き調査の方お願い致します…」
サン「了解」
ヴェパル「世界を『解放』するために」
サン「世界を『解放』するために…」
サン「…………なあ」
ヴェパル「何でしょうか？」
サン「いつの間にか言うのが当たり前になっているがこの言葉はいったい…？」
ヴェパル「ふふ、ちょっとした遊び心ですよ」
サン「…？」
ヴェパルが会食を終えた同時刻。
泪達はデッキを調整し終え、各々帰宅した。
孤児Ａ「…ちゃんの明日の運勢は……最高！」
孤児Ｂ「やった！」
泪「ただいま、お父さんはいる？」
孤児Ａ「泪姉ちゃんだ！」
孤児Ｂ「クー姉ちゃんも！」
孤児Ａ「泪姉ちゃん、クー姉ちゃん！遊ぼう！」
孤児Ｂ「ポーカーしよポーカー！」
川 ﾟ -ﾟ)「…すまないが、私達は今大事な事をしないといけなくて…」
泪（…久しぶりにあれをやってみようかしら）
泪「…いいわよ、一回だけね」
川 ﾟ -ﾟ)「泪？」
泪「ちょっと確かめたい事があるの、すぐ終わるわ」
孤児Ｂ「わーい！カード配るね！」
泪「ありがとね…」
孤児Ａ「ズルなしだよ！」
泪「…あれはズルしてる訳じゃないのよ……」
川 ﾟ -ﾟ)（…ズル？何の事だ？）
以前泪と共に子供達とカードゲームで触れ合った時、とくに不審な点はなかったような……？
孤児Ｂ「クー姉ちゃんもやろう！」
川 ﾟ -ﾟ)「…すまないが見るだけにさせてくれ」
孤児Ａ「えー……しかたないなぁ」
泪にカードが配られる。
手札は赤色に偏っている――。
泪「…………」
川 ﾟ -ﾟ)（ダイヤのＡ、５、７、Ｊにクラブの２か…どう考えてもフラッシュ狙いが普通だな）
常識論ではそうなる――筈なのだが、泪は常識論を捨て奇行に走った。
泪「…４枚頂戴」
川 ﾟ -ﾟ)（…な、どういうことだ！？フラッシュを捨てるなんて…）
孤児Ａ「僕２枚引くね」
孤児Ｂ「私は１枚…」
川 ﾟ -ﾟ)（どういう事だ…？ここはフラッシュ狙いじゃないのか？）
孤児Ａ「ダイヤ、スペード、クラブの３とダイヤのＱ、Ｋで３カード！」
孤児Ｂ「ダイヤの２、４、９、１０とスペードの５でブタ…」
１ペアぐらいならともかく、３カード――２のペアでは勝つ事など不可能に等しい為厳密にはそれ以上の組み合わせ――以上を引き当てるなどまず不可能の筈だ。
常識論を無視した彼女の結果は――。
泪「…クラブの２と６、ハートの３と４、スペードの５でストレートよ」
泪（やっぱり…しばらく封印してたけどまだできるわ、万が一の時の為に…）
川 ﾟ -ﾟ)（な…４枚替えでストレートを引き当てるとは…）
……超常現象としか言いようがない。
彼女は何故、ストレートを完成させてしまったのか―――。
孤児Ｂ「うそー」
孤児Ａ「ダイヤ４枚も捨てるなんて変だよ、泪姉ちゃんまたズルした！」
捨て札をめくった男の子が、非難の声を浴びせるのも当然だ。
泪「ズルじゃないわよ？」
孤児Ａ「…でも、いつものまたやったでしょ？」
泪「貴方、ダイヤの６と８を最初に持ってたでしょ？だからフラッシュは無理って分かっただけよ」
孤児Ａ「うーん……確かにボクは６と８捨てたけど、でもダイヤを皆持ってるって何でわかるの…？」
泪「さっきダイヤのカードだけ使って占いしてたじゃない、それを見てたから…」
川 ﾟ -ﾟ)（…説明になっていないような）
孤児Ａ「まじめな時はそれやっちゃダメ！」
孤児Ｂ「私たちにできないことするのズルいもん」
泪「ごめんね…」
川 ﾟ -ﾟ)「なあ泪、一体何をしたんだ？」
泪「別に何もしてないわよ」
川 ﾟ -ﾟ)「何もしてなかったらダイヤが１３枚全て出きっている事がどうして分かる？」
泪「…理屈では簡単なんだけどちょっと説明しにくいのよ、また今度教えてあげるわ」
川 ﾟ -ﾟ)「そうか…それにしてもカードがどこにあるか分かったなんてあの金髪女みたいだな」
泪「…！？」
川 ﾟ -ﾟ)「泪？」
泪「クー！金髪女って誰！？」
川 ﾟ -ﾟ)「どうした？急に高い声を出すなんてお前らしｋ」
泪「 い い か ら 答 え な さ い ！ クー！」
いつものようにクールな泪はそこにはいなかった。
例えるなら、悪意の塊を見るかのような目で――怒りを露にした対象は金髪女の方なのだろうが――泪は私に迫ってきた。
川； ﾟ -ﾟ)「う…私達の所に来たのはヴェパルという女で、そいつはデッキに触れもせずどんどんカードを言い当て…」
泪「そうなの…取り乱してごめんなさいね」
まるで栓を抜いて放置した炭酸のような態度の変化に、私も少しだけ戸惑ってしまった。
川； ﾟ -ﾟ)「いや、いい…」
川 ﾟ -ﾟ)（泪があんなに取り乱すとは…その金髪女と何があったんだ？）
深夜――。
泪（まさか……いや、そんな筈はないわ、でも……）
泪は一つの可能性を思いつき、ハインリッヒとメールのやり取りをしていた。
『ハインリッヒ、あの女の苗字って覚えてる？』
『悪い、覚えてない…ツァディの奴はどう誤魔化してもツァディだってバレるほど濃いからな』
『俺らの覚えてる奴とクーやショボンの言ってた女の印象がどうにも合致しない…』
『だから俺は違うと思う、俺は歯医者で明日参加できないが泪は明日がんばれよ（おにぎりの絵文字）』
『…おにぎり？』
『元気出せって意味だとか何とかってテレビでやってたが…違うのか？』
『…そのテレビでやってた人ぐらいしか使ってないんじゃないかしら？』
泪たちが他愛もない話に花を咲かせていた同時刻。
クーは眠れなかった。
川 ﾟ -ﾟ)「…いろんな意味で眠れない、外の空気でも吸ってくるか」
外の空気を吸おうとサンダルを履こうとした所、部屋の電気がついているのが見えた。
…なにやら話し声がする。
川 ﾟ -ﾟ)（…久井と戸谷の声だな、何をしてるんだ？）
戸谷「君の心意気は知っているが今はそんな事を言っている事態ではない」
久井「…わかっています、ですが私は…」
戸谷「頑固だな…友と自身の信念とどちらが大事か問われた時どうする気だ？君の……は…」
久井「…………わかりました、明日だけ使います……………」
クーの位置からでは、何を言っているのかよく聞こえない――。
川 ﾟ -ﾟ)（…明日の事で相談してるだけだろうし邪魔してはいけないな）
川 ﾟ -ﾟ)（外の空気を吸って新呼吸…………）
川* ﾟ -ﾟ)（ついでに、戸谷の部屋に置いてあるあれを……むふふ）
次の日――決戦の時まで後十分――泪達は指定の駅前広場に集合していた。
（ ＾ω＾）「十二時まで後十分だお…」
川 ﾟ -ﾟ)（デッキは慎重に調整した、負ける気がしない…）
（ ＾ω＾）「泪と久井は店長のとこでカードを買ってなかったけど、デッキの調整をしたかお？」
泪「私も久井も家で使ってたお古を引っ張り出して再調整してきたわ」
('A`)「どんなデッキなんだ？」
泪「…アルティメットデッキとだけ言っておくわ」
久井「…そういえばカードを誰が何枚持つか決めてませんでしたよね？」
('A`)「ああ、そうだな…十枚あるし適当に二枚ずつでいいんじゃないか？」
（ ＾ω＾）「でも不正解もあるってあの紙には書いてあったお、慎重に決めた方が……」
川 ﾟ -ﾟ)「…うーむ、私にはどれがアタリなのかさっぱりだ……」
('A`)「……もう適当に五人で二枚ずつ分けちまおうぜ」
泪「悩んでいても仕方がないし、そうするしかないわね……」
文章くん『適当に選んだ結果分配は以下のようになった』
泪 塔・運命の輪
クー 皇帝・戦車
久井 大司祭・吊られた男
ブーン 世界・星
ドクオ 力・恋人
カードの分配がすんだ時、丁度時計が十二時を指した。
それと同時に、男の笑い声が響き渡った――。
？？？「はっはっは！よく来たな！」
('A`)「誰だ？」
≦｀・ω・）「一時間前からいた！三沢大地、参上！」
('A`)「！！！」
泪「…彼って実際にいたのね」
（ ＾ω＾）「な、生のｿｽイエローだお！」
≦´・ω・）「…リアクションが微妙だと反応に困る件」
川 ﾟ -ﾟ)「それよりも作者がキャラを生かし切れそうにない件」
≦｀・ω・）「…細かいルール説明だ！」
（ ＾ω＾）（なんというスルースキルｗｗｗｗｗｗｗｗ）
≦｀・ω・）「同じ人だけでの複数回デュエルは禁止！追加ルール効果は必ず決めるように！」
（ ＾ω＾）「…それだけかお？」
≦｀・ω・）「作者が思い出さなければ」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗｗｗｗｗ」
≦｀・ω・）「さあ！最初に俺とデュエルするのは誰だ！」
全員「…」
≦´・ω・）「あ、あれ？」
('A`)（…最初？冗談じゃない、やられ役になるに決まってる）
川 ﾟ -ﾟ)（こういう名有りキャラはたいてい幹部クラスと相場があるから玉砕する訳には…）
久井（…まあ中盤になるまでは…）
全員（ …放 置 で い い ん じ ゃ ね ？(ないかな？)《ないかしら？》 ）
≦´・ω・）「そんな ひどい…」
つづく
泪達の所持カード
塔・運命の輪
皇帝・戦車
力・恋人
世界・星
大司祭・吊られた男
ヴェパル達の所持カード
女帝・死神・太陽
魔術師・正義・節制
女祭司・悪魔
月・愚者
隠者・審判
文章くん『最新ルール施工記念！ＨＥＲＯのカードランダム５枚封入ガチャガチャ！５枚１００円』
文章くん『大当たりは一般流通していない幻のあのカード！運が良ければ複数枚…！？』
川 ﾟ -ﾟ)「…店長のせいではない、悪いのはグールズもどきの方だ」
（ ＾ω＾）（…気になるからちょっとやってみるお）
文章くん『ガラガラガッシャン』
≦光｀・ω・）（何が出るかな、何が出るかな…って奴ですね）
（ ＾ω＾）（ボンド、マスク、ブラスト……これはロードだお！？大当たりだお！）
≦水｀・ω・）（最後の一枚は何なんだ？）
（ ＾ω＾）（こ、これはアニメで活躍したのに何故か収録されなかったあのカードだお！こっそりやってよかったお）
≦´水・ω・）（俺のサポートじゃないのか…）
（ ＾ω＾）（作者がネオス融合にハマってるから仕方ないお）
从 ﾟ∀从「…おい、何やってんだ」
（；＾ω＾）「ＨＥＲＯ使いとしては見過ごせなかったんだお…もう真面目モードに入るから勘弁だお」
(´･ω･｀)「…コホン、まず状況を整理しようか」
泪「私の所には全身真っ黒のラメドって名乗ってるクラレが来たわ…しぃちゃんをダシに使うなんて酷い真似をして、許せないわ…」
（ ＾ω＾）「（なんという色黒ｗｗｗｗ）僕達は特に何も…強いて言うならコスプレした子供達を助けたぐらいだお」
久井「僕の所にはアインさん…青い髪で青い目の奇麗な女の人が来て、デュエルしたよ」
川 ﾟ -ﾟ)「そして私達の所にべっぴんな女が来てツンを強奪した…」
从 ﾟ∀从「俺の悪い予感が大当たりってこったか」
(*ﾟーﾟ)「こんな手の込んだ事をする理由は一体…？」
久井「さっぱりわかりませんね」
(´･ω･｀)「……まさか……？」
（ ＾ω＾）「店長、どうしたお？」
(´･ω･｀)「…肌まで真っ黒男、青で固めた女、そして…あの人を小馬鹿にしたべっぴんなねーちゃん…」
(´･ω･｀)「僕の友人に聞いた事がある…きっと彼等は『フィリニオン』だ」
泪（…おかしいわ、私はどこかでこの名を聞いたような……？）
川 ﾟ -ﾟ)（…？どうして泪は頭を抱えて悩んでるんだ？）
（ ＾ω＾）「ふぃりに…お？」
('A`)（何だそりゃ？）
(´･ω･｀)「うん、ネーミングセンスがアレなんだけど…事実そうだからそうとしか言いようがないんだ」
(´･ω･｀)「日本での通称は『降天使』ってジョルジュ君は言っていたけど……」
('A`)「コウテンシ…？二次元なんかでよく使われる堕天使ってのとは違うのか？」
泪「堕天使は神に負けて堕ちた天使の事よ、それに対して降天使は神を見限って神に仕える事を降りた天使という意味になるわ」
('A`)「わかったようなわからんような…」
(*ﾟーﾟ)「お父さんにですか…？」
(´･ω･｀)「彼は職業柄世界の闇に接触する事もあったからね…」
(´･ω･｀)「まあそれはともかく降天使は表向きは宗教団体、裏の顔はありとあらゆる非合法活動を行う集団らしいんだ…」
从 ﾟ∀从（…ん？待てよ、どっかで聞いたような……）
(´･ω･｀)（ハインリッヒ君、某作者さんがとぼけてるんだから覚えがあろうとも知らぬぞんぜぬを貫かなきゃ駄目だよ）
（ ＾ω＾）「そんなヤバい人達がカード強奪とかスケールが小さいような気がするおｗｗｗｗｗ」
从 ﾟ∀从「（んー……んなもんかねぇ）つまり何か裏があるってぇ事だな」
川 ﾟ -ﾟ)「泪の言ってた『オリジナルカード』にはそこまでの力があるのか…？」
泪「私の知ってる限りでは特に普通のカードと変わりはない筈なんだけど…」
泪「私がウリアを渡したからこんな事になってしまったのよね…私は責任を取らなきゃいけないわ」
(´･ω･｀)「ツン君を助けに行く気だね？」
泪「ええ」
(´･ω･｀)「絶対に駄目だ！蜂の巣にされる可能性だってある、大人としてそれは褒められた行為じゃない！」
泪「…それでも行かないといけないわ」
(´･ω･｀)「だいたいどこに行けばいいのかなんてわからないだろう？僕達にできるのは、大人しく要求を飲む事なんだ…これは真実のじじｔ」
久井「…手がかりならあります」
(´･ω･｀)「？」
久井「アインさんは手紙をくれました、これに何か書いてあるはずです…」
川 ﾟ -ﾟ)「私も持っているぞ」
泪「私もよ…三つ手紙が揃った時に開けろってあのクラレは言っていたわ」
（ ＾ω＾）「じゃあこれがヒントになるのかお？」
久井「たぶん…読んでみるね」
久井は泪から手紙を受け取り、開封した。
二重封筒で厳重に保管されたそれには小さな便箋が入っていた。
『この手紙を読んでいるという事はおそらく我々の手に落ちた者が一人以上いるのでしょう。』
『捕らわれた者を助けたいのなら、第三の手紙に封入されたカードを賭けて貴方達は戦わなければなりません。』
（ ＾ω＾）「…第三の手紙って『絶対に最後に開封するように』って書かれてるこれかお？」
泪「開けてみるわね」
泪は開封口に沿って手紙を開いた…すると便箋にはこう書いてあった。
『警告を無視するなんて…まさか最初に開けようとしてませんよね？』
泪「……」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗｗ無言で破り捨てようとしちゃ駄目だおｗｗｗ」
慌ててクーが泪から手紙を取り上げ開封する。
便箋の中には、十枚のカードと手紙が入っていた。
从 ﾟ∀从「…何だこれ、て、てんぱらんす…ふぉーちゅん…？」
川 ﾟ -ﾟ)「タロットカードだな」
（ ＾ω＾）「タロットって何だお？」
川 ﾟ -ﾟ)「タロットとはアルカナフォースのモチーフになった占いのカードの事だ」
川 ﾟ -ﾟ)「タロットは大アルカナと小アルカナという区分がされているんだが封入されていたのは大アルカナのほうらしい」
（ ＾ω＾）「なるほどだお」
泪「皇帝・大司祭・恋人・戦車・運命の輪・力・吊られた男・塔・星・世界…中身はバラバラね」
('A`)「これを全部集めればツンを返してもらえるんだろうか？」
（ ＾ω＾）「…それはまだわからないお、第一の手紙の続きを読むお」
『このカードは全二十二種類、このカードの画像を一定枚数スキャンすると捕らわれた者の居場所が判明する仕掛けがしてあります。』
『カードがすべて正解とは限りませんので悪しからず…第二の手紙に続く。』
('A`)「スキャンするって一体何に……？」
久井「第二の手紙に書いてあるかも、読むね」
『大人数で来られてもこちらが面倒なだけなので、貴方達の参加可能人数は最大五人とさせて頂きます。』
『参加者は、必ずｿｽの結社製決闘盤を着用する事。封入カードまたは取得カードはこの決闘盤にカードをスキャンする事。』
『なお、カードを奪われた場合そのカードのデータは自動的にロストしますが仕様です…第三の手紙に続く。』
川 ﾟ -ﾟ)「…この決闘盤にはそんな秘密があったのか」
从 ﾟ∀从「ｿｽの結社製決闘盤を持ってるのは泪と久井、ブーンに俺か…一台足りねーな」
川 ﾟ -ﾟ)「いや、何故かツンのディスクは取らずに立ち去ったから五台あるぞ」
（ ＾ω＾）「…じゃあ誰が戦うかが肝心だお、皆はどうしたいお？」
川 ﾟ -ﾟ)「…私はツンを守れなかった、名誉挽回させてくれ」
泪「私も行くわ、ツンちゃんが攫われる原因を作ってしまったんだから…」
久井「僕も同じです」
从 ﾟ∀从「…悪い、俺明日歯医者なんだ、どうせ誰か抜けにゃならんし俺はパスだ」
(*ﾟーﾟ)「私も、明日はお父さんの仕事の手伝いをしないといけないからちょっと…」
（ ＾ω＾）「…じゃあ僕とドクオを合わせて五人かお？」
(´･ω･｀)「…確かにヒントはある、でも君達が言って帰ってこれる保証はない…」
(´･ω･｀)「仮にツン君を助けたとしても人間爆弾で皆死ぬ可能性だってある…僕には行ってらっしゃいなんて言えないよ…」
川 ﾟ -ﾟ)「大山のぶよ先生の古傷か…確かにあれはひどかった、だが店長、やるとやらないでは大違いなんだ」
川 ﾟ -ﾟ)「私達は常に何かを見捨てている、知っている事だけでも見捨ててはいけないんだ……」
('A`)（な、何言ってるんだクー？）
(´･ω･｀)「…………死んでも後悔しないかい？」
川 ﾟ -ﾟ)「ああ」
(´･ω･｀)「君達も？」
泪「…ええ」
久井「もちろんです」
（ ＾ω＾）「（一度こういう台詞言ってみたかったおｗｗｗｗ）構わないお！」
('A`)「あ、ああ…」
久井「ショボンさんは万が一の時に公的機関に訴える等の大人だからできる対応をお願いします」
(´･ω･｀)「……仕方がないね、そういえば第三の手紙は読まなくていいのかい？」
川 ﾟ -ﾟ)「そうだったな、第三の手紙を読むぞ…」
『こちらの使いの者が指示を出しますので五人以内で明日の十二時にＶＩＰ駅駅前広場に来る事。』
『一回に賭けるカードの上限は双方合意で決める事。それ相応の代償をつけるのであれば等しい枚数でなくても可とします。』
『ＰＳ・デュエルは必ず最新ルールで行うように。』
（ ＾ω＾）「最新ルールって何だお？」
(´･ω･｀)「僕が変わった部分だけ説明してあげるよ…それにしても君には辛い事かもしれないね」
（ ＾ω＾）「お？」
生贄→リリース
生け贄召喚→アドバンス召喚
融合デッキ→エクストラデッキ
デッキの上限無制限→六十枚
エクストラデッキの上限無制限→十五枚
ライボル等の曖昧な言い回しによるコスト、効果の差が明言化
他にもあるかもしれないけど作者はこれしか思い出せない
( ﾟдﾟ ) エクストラデッキの上限無制限→十五枚
( ﾟдﾟ )
(´･ω･｀)「こっちみんな」
（ ＾ω＾）「融合…じゃなくてエクストラデッキ十五枚はひどいお…僕に死ねって言ってるようなものだお」
('A`)「考えようによっては自分のデッキを見つめなおすチャンスかもしれないぞ」
（ ＾ω＾）「…となるとグローソスを切るしかなくなるお…」
≦光´・ω・）「！！」
（；＾ω＾）「そ、そんな目で見られても困るお…じゃあオーシャンを…」
≦水´・ω・）「！！！」
（＃＾ω＾）「なら僕にどうしろって言うんだお！」
川 ﾟ -ﾟ)「はいはい種種、ネタはともかくコンタクト融合とＶＨＥＲＯ融合でデッキを組みなおすしかないな」
('A`)「そもそもＨＥＲＯ融合とコンタクト融合が混じってるのが異常だったんだぞｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「その辺はノリだおｗｗｗ」
(´･ω･｀)「これを機にデッキを改造しないかい？」
（ ＾ω＾）「…するお、いい機会だしマジデッキでツンを助けるんだお！」
泪「デッキ改造案としてはグローをベースにするならランシャオを混ぜてカオス・ネオスかしら？」
ネオスペーシアン一の男前「誰がランシャオだｗｗ」
（ ＾ω＾）「トレードで竹光神とコンタクト・アウトを貰ってからぐらでぃえーたーずあさるとは買ってないお…」
(´･ω･｀)「今はツン君が攫われて緊急事態だし…僕も一肌脱ごうじゃないか」
久井「ショボンさん太っ腹ですね」
（ ＾ω＾）「じゃ、じゃあグロー１枚とブラック２枚とカオス３枚、アースは２枚のガイアとＺｅｒｏと…」
(´･ω･｀)「…はい、全部で三千えｎ」
（ ＾ω＾）「早速デッキを改良するお」
('A`)「まずは基本のアナザー・ネオスにヒーロー・マスクにコンダクターに…」
（ ＾ω＾）「僕には必殺の切り札があるお！」
从 ﾟ∀从「なんだそりゃ？」
（ ＾ω＾）「秘密だから切り札だお」
从 ﾟ∀从「日本語がおかしいぞｗｗｗｗｗｗｗ」
(；´･ω･｀)「あ、あの…」
久井「どうかしましたか？」
(´･ω･｀)「……ノーマル含めて全部で三千円ね」
（ ＾ω＾）「金取るのかおｗｗｗｗ」
泪「限定カードやウルトラレアが一枚二百円なら十分安いわね」
（ ＾ω＾）「で、でもこの流れ的には無償提供が普通だお…」
(´･ω･｀)「…人生夢で生きているなんて訳にはいかないんだよ、遊戯王専門店という茨の道を歩んでいるからね」
（；＾ω＾）「（今三千円も持ってないお…）タダにしてくれだお」
(；´･ω･｀)「…無理です、たようなら。って言って首吊っちゃいそうです」
（；＾ω＾）「じゃ、じゃあ半額にしてほしいお、僕がデュエルで勝ったらでいいお、だから頼むお…」
(´･ω･｀)「……いいよ、ちょっと待っててね、新ルールを体現したデッキを持ってくるから」
（ ＾ω＾） 光と闇と
デュエル！
心を一つに (´･ω･｀)
(´･ω･｀)「先攻は僕、ドロー」
(´･ω･｀)「終末の騎士召喚、誘発効果により不死武士を墓地へ…」
(´･ω･｀)「生還の宝札を発動してカードを１枚伏せ、ターン終了だよ」
ＬＰ ：８０００
モンスター：終末の騎士
魔法・罠 ：生還の宝札、（？？？）
手札 ：３枚
おろかな埋葬←伏せ
リミット・リバース
ニトロ・シンクロン
ヒーロー・キッズ
（ ＾ω＾）「僕のターンだお」
（ ＾ω＾）の手札
Ｎ・グロー・モス
Ｎ・グロー・モス
Ｎ・グロー・モス
カードトレーダー
Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス
（＃＾ω＾）「ﾋﾞｷﾋﾞｷ」
≦光´・ω・）「ごめんなさいごめんなさいごめんなさ（ｒｙ」
（ ＾ω＾）「ドローするお」
ドローカード：ヒーロー逆襲
（ ＾ω＾）「（微妙で扱いに困るお…）Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオスを召喚してバトルだお」
(´･ω･｀) LP8000→7500
（ ＾ω＾）「カードトレーダーを発動してターンエンドだお」
ＬＰ ：８０００
モンスター：アナザー・ネオス
魔法・罠 ：カードトレーダー
手札 ：４枚
(´･ω･｀)「僕のターン、不死武士は自分の効果で僕のフィールドに特殊召喚……」
(´･ω･｀)「おろかな埋葬を発動してボルト・ヘッジホッグを墓地に、手札からニトロ・シンクロンを召喚」
('A`)「…これがチューナーってカードなのか」
(´･ω･｀)「そう、そしてこのカードとフィールド上に存在する別のカードをリリースする事でシンクロモンスターが生まれるのさ」
(´･ω･｀)「墓地に存在するボルト・ヘッジホッグの効果で自分自身を特殊召喚、いくよ…」
(´･ω･｀)「レベル３が１体、レベル２が２体のシンクロ召喚！ニトロ・ウォリアーをシンクロ召喚！」
（ ＾ω＾）「攻撃力２８００…こ、これは強そうだお！」
(´･ω･｀)「ニトロ・シンクロンの効果でカードを１枚ドロー！」
久井（おまけに生還の宝札で２枚ドローしてるからアドバンテージの差が大きい…ブーンさん大ピンチだね）
(´･ω･｀)「魔法カード、連合軍を発動…行くよ！アナザー・ネオスを攻撃、灼光拳！」
ニトロ君「くぅだぁけぇぇちぃれぇぇぇ！！！」
(´･ω･｀)「ニトロ・ウォリアーの効果と合わせて攻撃力が１２００ポイントアップするよ！」
（ ´ω｀） LP8000→5900
(´･ω･｀)「カードを１枚伏せてターンエンド」
ＬＰ ：７５００
モンスター：ニトロ・ウォリアー
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、（？？？）
手札 ：３枚
砂塵の大竜巻←伏せ
リミット・リバース
ヒーロー・キッズ
共闘するランドスターの剣士
（ ＾ω＾）「僕のターンだお、ドローだお」
ドローカード：コンバート・コンタクト
（ ＾ω＾）「カードトレーダーの効果発動だお！デッキにカードを戻してシャッフｒ」
(´･ω･｀)「砂塵の大竜巻発動、カードトレーダーは破壊ね」
（；＾ω＾）「…という事はどうなるんだお？」
泪「デッキに戻してシャッフルまでしか効果に成功していないからカードはドローできないわ」
（ ＾ω＾）
（＾ω＾）
(´･ω･｀)「ﾌﾋﾋ、本気ださせてもらうよｗｗｗ」
（ ´ω｀）「…コンバート・コンタクト発動だお、グローｿｽとランシャオを墓地に送って二枚ドローだお」
手札のＮ・グロー・モス→墓地へ
デッキのＮ・ブラック・パンサー→墓地へ
ドローカード：クロス・ポーター、暗黒界の取引
（ ＾ω＾）「（ピンチをチャンスに変えられるかお？）暗黒界の取引を発動だお！お互いのプレイヤーはカードをドローしてカードを捨てるお！」
ドローカード：Ｅ−エマージェンシーコール
(´･ω･｀)「僕はヒーロー・キッズを……」
クロス・ポーター→墓地へ
ヒーロー・キッズ→墓地へ
（ ＾ω＾）「クロス・ポーターの効果でランシャオを手札に加えるお」
川 ﾟ -ﾟ)（うまい、暗黒界の取引は『効果』の『最後』に墓地に送ってるから問題はない…）
（ ＾ω＾）（ここで奇跡を起こすにはこうするしかないお）
（ ＾ω＾）「グローｿｽを召喚だお！」
≦光´・ω・）「ついに私の出番！…って攻撃表示！？」
（ ＾ω＾）「裏守備だとタイミングを逃すからこうするしかないお」
≦光´・ω・）「アニメのあのモンスターの気持ちがよくわかった今日この頃…」
（ ＾ω＾）「ターンエンドだお」
ＬＰ ：５９００
モンスター：グローｿｽ
魔法・罠 ：なし
手札 ：３枚
(´･ω･｀)「僕のターン、ドロー」
（ ＾ω＾）「お？どうして不死武士を場に出さないんだお？」
川 ﾟ -ﾟ)「不死武士は基本が黄泉ガエルで、戦士族以外のモンスターが墓地にいると復活できないんだ」
(*ﾟーﾟ)「ニトロ・シンクロンは機械族なんですよ」
（ ＾ω＾）「なるほどだお」
(´･ω･｀)「増援を発動、ダークヒーロー・ゾンバイアを手札に持ってくるよ…そのまま召喚してバトルフェイズに移行、ゾンバイアで攻撃するよ」
≦光´・ω・）「ﾅﾝﾏﾝﾀﾞﾌﾞﾅﾝﾏﾝﾀﾞﾌﾞ」
(´･ω･｀)「ドローカードは…残念、ジャンク・シンクロンか」
(´･ω･｀)「このターンのバトルは終了せざるを得ないね、カードを伏せてターン終了」
ＬＰ ：７５００
モンスター：強い筈なのに三百円程度で売られてる彼、ゾンバイア
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、？？？
手札 ：３枚
リミット・リバース（伏せ）
共闘するランドスターの剣士
？？？
ジャンク・シンクロン
（ ＾ω＾）「僕のターンだお」
ドローカード：スペーシア・ギフト
（ ＾ω＾）「ランシャオ召喚！そしてＥ−エマージェンシーコール発動だお」
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→手札へ
（ ＾ω＾）「いくお！スペーシア・ギフト発動！」
川 ﾟ -ﾟ)「Ｎは二種類いるから二枚のドローだな」
ドローカード：インスタント・ネオスペース、ヒーロー・マスク
（ ＾ω＾）（ｋｔｋｒ、グローもブラックも出せるお…）
（ ＾ω＾）「ヒーロー・マスク発動だお、ランシャオはネオスの名を得るお」
（ ＾ω＾）「グローｿｽとランシャオでコンタクト融合だお！グロー・ネオス降臨だお！」
(´･ω･｀)「来たね…！でも攻撃力はニトロ・ウォリアーの方がたかｉ」
（ ＾ω＾）「インスタント・ネオスペースをグロー・ネオスに装備だお、グロー・ネオスの効果でニトロ・ウォリアーを破壊するお！」
ニトロっつーぐらいだから破壊されたときぐらい何か道連れにしてもよかったんじゃね？な奴「アッサリ破壊ｱｯｰ！」
（ ＾ω＾）「（長すぎｗｗｗｗ）カードを１枚伏せてターン終了だお」
ＬＰ ：５９００
モンスター：グロー・ネオス
魔法・罠 ：簡易スペース（ヒーロー逆襲）
手札 ：１枚
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
(´･ω･｀)「僕のターン！ジャンク・シンクロンを召喚」
(´･ω･｀)「誘発効果により墓地のレベル２以下のモンスターを特殊召喚するよ」
（ ＾ω＾）「レベル２…ヒーロー・キッズかお？」
川 ﾟ -ﾟ)「そうしたい所だろうがジャンク・シンクロンの効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効になる」
（ ＾ω＾）「じゃあニトロ・シンクロンかお？」
(´･ω･｀)「その通り、ニトロ・シンクロンを特殊召喚するよ…ニトロ・シンクロンにゾンバイアをチューニング！」
(´･ω･｀)「レベルの合計は６、ふっふっふ……ゴヨウ・ガーディアンをシンクロ召喚だ！」
（ ＾ω＾）「こ…これはさっきのより強そうだお！」
(´･ω･｀)「更に罠発動、リミット・リバース！」
(´･ω･｀)「墓地のヒーロー・キッズを特殊召喚、誘発効果でデッキから更に二体特殊召喚して…」
(´･ω･｀)「ジャンク君にキッズ１体を墓地に送り、ジャンク・ウォリアーをシンクロ召喚！」
(´･ω･｀)「ジャンク・ウォリアーの効果発動！レベル２以下のモンスターの攻撃力の合計がこのカードに加算される！」
（；＾ω＾）「あばばばば、大ピンチだお」
(´･ω･｀)「ふふん、ゴヨウ・ガーディアンの攻撃！サウザンドウィップ！！」
（ ´ω｀） LP5900→4800
（ ＾ω＾）「エルネストさんｱｯｰ！インスタント・ネオスペースの効果でデッキからネオスを特殊召喚するお」
（ ＾ω＾）「更にヒーロー逆襲！僕の手札は１枚、ネオスだから特殊召喚できるお！」
（ ＾ω＾）「ヒーロー逆襲の効果でジャンク・ウォリアーを破壊するお」
ジャンク・ウォリアー／バスターﾏﾀﾞｰ？なモンスター「出番はこれだけだなんて…」
(´･ω･｀)「…カードを伏せてターン終了」
ＬＰ ：７５００
モンスター：ゴヨウ・ガーディアン、ヒーロー・キッズ×２
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、リミット・リバース、（？？？）
手札 ：４枚
共闘するランドスターの剣士
？？？
Ｘ−セイバー パシウル ジャンク生還
？？？リミット生還
（ ＾ω＾）「ドローだお」
ドローカード：？？？
（ ＾ω＾）「（これはさっきのカードだお、いい引きを頼むお）ネオス達でヒーロー・キッズ達を倒すお、カードを伏せてターンエンドだお」
ＬＰ ：４８００
モンスター：Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス×２
魔法・罠 ：（？？？）
手札 ：０枚
(´･ω･｀)「僕のターン！ゴヨウ・ガーディアンで攻撃！！」
（ ´ω｀） LP4800→4300
(´･ω･｀)「ネオスは貰ったよ！」
（；＾ω＾）「ｱｯｰ！でもネオスペーシア・ロード発動だお！」
(´･ω･｀)「！？」
ネオスペーシア・ロード
通常罠
「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」が戦闘で破壊されたとき発動可能。
バトルフェイズを終了させる。
その後、自分のデッキからカードを１枚ドローする。
（ ＾ω＾）「（こっそりガチャガチャやっといてよかったお）バトルフェイズを終了してカードを１枚ドローするお」
(´･ω･｀)「…ターンエンド」
ＬＰ ：７５００
モンスター：ゴヨウ・ガーディアン、Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
魔法・罠 ：生還の宝札、連合軍、リミット・リバース、（？？？）
手札 ：６枚
共闘するランドスターの剣士
シンクロン・リフレクト
Ｘ−セイバー パシウル
ジュッテ・ナイト
威嚇する咆哮
？？？
（ ＾ω＾）「僕のターン！」
(´･ω･｀)（フォースみたいなカードを出されても僕の場にはシンクロン・リフレクトがあるから大丈夫…）
（ ＾ω＾）「僕はラス・オブ・ネオスを発動！全てのカードを破壊するお！」
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→デッキへ
ゴヨウ・ガーディアン→破壊！
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→破壊！
生還の宝札→破壊！
連合軍→破壊！
リミット・リバース→破壊！
シンクロン・リフレクト→破壊！
(；´･ω･｀)「しまった！」
ゴヨウ先生「スピリッツが少ない時に攻撃するな！弾かれるｚ何だとっ！」
（ ＾ω＾）「貪欲で二枚ドローだお！」
Ｅ・ＨＥＲＯ グロー・ネオス→デッキへ
Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス→デッキへ
Ｎ・ブラック・パンサー→デッキへ
Ｎ・グロー・モス→デッキへ
クロス・ポーター→デッキへ
ドローカード：Ｏ−オーバーソウル、ヒーロー・ブラスト
（ ＾ω＾）「Ｏ−オーバーソウルで僕の場にネオスが蘇るお！」
僕らのネオス「帰って来たウ…」
（ ＾ω＾）「大人の事情で強制終了！ダイレクトアタックだお、ラス・オブ・ネオス！！」
やさぐれネオス「いけず」
(´･ω･｀) LP7500→5000
（ ＾ω＾）「ターンエンドだお！」
ＬＰ ：４３００
モンスター：Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
魔法・罠 ：（ヒーロー・ブラスト）
手札 ：０枚
(´･ω･｀)（一ターンだけ、耐える事ができれば…）
(´･ω･｀)「僕のターン…モンスターを守備で出してエンド」
（ ＾ω＾）「僕のターン！ネオスで攻撃だお！」
(´･ω･｀)「残念、Ｘ−セイバー パシウルは戦闘では破壊されないよ…」
（ ＾ω＾）「（またチューナーｗｗｗｗｗ）罠オープン、ヒーロー・ブラストだお！アナザー・ネオスを手札に戻してパシウルを破壊だお」
ブラスト「チューナーチューナーチューナーチューナー…馬鹿みたい」
パシウル「ふざけるなｱｯｰ！」
（ ＾ω＾）「アナザー・ネオスを召喚してターン終了だお」
(´･ω･｀)「僕のターン！ふっふっふ……」
('A`)（これは何かいいカードを引いたみたいだな……）
(´･ω･｀)「モンスターとカードを伏せてエンド！！」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗｗｗｗｗ期待外れｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「僕のターン！アナザーを再召喚してバトルだお！」
(´･ω･｀)「はいはい威嚇威嚇」
（ ＾ω＾）「……エンドだお」
(´･ω･｀)「僕のターン……！」
(´･ω･｀)「……コホン、行くよ……僕の場のカード、不意打ち又佐を反転召喚！！そして手札のジュッテ・ナイトを召喚！」
(´･ω･｀)「レベル３、不意打ち又佐にレベル２のジュッテ・ナイトをチューニング！」
（ ＾ω＾）「ジャンク・ウォリアーじゃネオスに勝てないお」
(*ﾟーﾟ)「……そもそもこの組み合わせだと出せないですよ」
（；＾ω＾）「あばばばばばば」
(´･ω･｀)「ふふん、レベル５はジャンク君だけじゃないのさ…Ｘ−セイバー ウェインをシンクロ召喚！」
(´･ω･｀)「ウェインのモンスター効果は手札のレベル４以下の戦士族モンスター１体を特殊召喚できる！サバトマオン！」
ウェイン「それ没魔法ｗｗｗｗってか元ネタだと失敗するしｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
(´･ω･｀)「特殊召喚した共闘するランドスターの剣士をチューニング！ギガンテック・ファイターをシンクロ召喚！」
(´･ω･｀)「ギガンテックの効果…攻撃力が1400アップ！！」
(´･ω･｀)「そして彼は戦闘で破壊される度に戦士族一体を特殊召喚できる！実質戦闘では倒せない最強のシンクロモンスター！」
（ ＾ω＾）「…っ！」
(´･ω･｀)「行くよ…ギガンテック・ファイターの攻撃！岩投げアタック！」
アナザー「地味攻撃に負けるｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ´ω｀） LP4300→2000
(´･ω･｀)「ふふふ…ターン終了！」
ＬＰ ：５０００
モンスター：ギガンテック・ファイター（攻＋1500）
魔法・罠 ：（？？？）
手札 ：２枚
？？？
？？？
（ ´ω｀）「僕のターン……」
ドローカード：ネオスペーシアン１空気の読めない奴ｗｗｗｗｗｗｗ
（ ＾ω＾）「ｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗｗｗ僕はＮ・グラン・モールを召喚するおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
泪「…」
久井「…」
( A ) ﾟ ﾟ
川 - ) ﾟ ﾟ
(*ﾟーﾟ)（これは……）
从 ﾟ∀从（ねーよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ）
この瞬間、デュエル中の二人をを除いた全員が固まったのは言うまでもなかった。
……のだが、ブーンの期待に結果がついてくる事はなかった。
(｀･ω･´)「 シ ン ク ロ ン ・ リ フ レ ク ト ！ ！ 」
（ ´ω｀）「ｱｯｰ！カードを伏せてエンドだお……」
从 ﾟ∀从「自業自得すぎて吹いたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
(*ﾟーﾟ)「ハインリッヒちゃん！」
从 ﾟ∀从「いーじゃねーかｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
ＬＰ ：４３００
モンスター：Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス
魔法・罠 ：（？？？）
手札 ：１枚
Ｎ・ブラック・パンサー
(´･ω･｀)（危ない危ない……グラン・ネオス出されてたら厳しかったね）
(´･ω･｀)（あの伏せカードは収縮か何かかな…？よし、罠に乗ってあげよう）
(｀･ω･´)「僕のターン…ネオスに攻撃！」
（；＾ω＾）「守備にし忘れｱｯｰ！」
(´･ω･｀)「ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ´ω｀） LP2000→200
(´･ω･｀)「メテオ・ストライクを装備してターン終了！」
ＬＰ ：５０００
モンスター：ギガンテック・ファイター（攻＋1600）
魔法・罠 ：メテオ・ストライク（ギガンテック・ファイター）
手札 ：２枚
？？？
？？？
（ ´ω｀）「僕のターン……」
（ ´ω｀）（ブラフに引っかかってくれず今度の今度こそ大ピンチ……何を引けばいいんだお？）
≦光｀・ω・）（……一つだけ手があります！）
（ ＾ω＾）（お？）
≦光｀・ω・）（さっき手に入れたばかりのあのカードを引くんです！！）
（ ＾ω＾）（…そうだお、あのカードなら奇跡が……って確率低すぎるおｗｗｗｗｗｗｗｗｗ）
（ ＾ω＾）「…ドロー！」
(｀･ω･´)「ふふふ…いいカードは引けたかい？」
（ ＾ω＾）「僕は…Ｎ・ブラック・パンサーを召喚！ギガンテック・ファイターの能力をコピーだお！」
泪（これだけではギガンテック・ファイターは倒せない…どうする気かしら？）
（ ＾ω＾）「更に……僕はこのカードを発動するお！ミラクル・コンタクト！！」
ミラクル・コンタクト
通常魔法
自分の場か墓地から「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」を融合素材とする
融合モンスターカードによって決められたモンスターをデッキに戻し、
「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」を融合素材とする
「Ｅ・ＨＥＲＯ」と名の付く融合モンスター１体を召喚条件を無視して融合デッキから特殊召喚する。
（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）
(；´･ω･｀)「ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ!!」
川 ﾟ -ﾟ)「古代の融合体とかだーくるーらーとかでぃーえんどとかがＯＣＧ化されたのに何でこれだけ弾かれたんだろうな？」
从 ﾟ∀从「俺に言われてもわかんねぇよｗｗｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「ネオスとグローｿｽとランシャオをデッキに戻して――出でよ、Ｅ・ＨＥＲＯ カオス・ネオス！！！」
カオス大先生「マグマのようにフィニッシャーでもなくストームのようにやられ役でもない意味不明キャラな俺、参上！」
（ ＾ω＾）「カオス・ネオスの効果発動だお！」
カオス大先生「アホな効果だぜ？」
（ ＾ω＾）「…信じなければ奇跡は起きないんだお、信じてるお」
カオス大先生「そう言われちゃやらない訳にはいかんね…運命力解放！」
表 表 表
(´･ω･｀)「これはひどい御都合主義……！」
カオス大先生「聞こえないね！必殺！！！！ソルクラスタァァァァーーーーー！！」
強い筈だけど除去られて終わる彼「それ単体攻撃だろｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「（凄いハイテンションだお…）カオスでダイレクトアタックだお！ヴィシャス・クロー！！」
(´･ω･｀) LP5000→2000
(´･ω･｀)「くうっ…でもライフは２０００残った！まだ次の僕のターン…！？」
ブーンの場にはまだ一体モンスターが残っている――。
そう、ギガンテック・ファイターと化したネオスペーシアンが。
（ ＾ω＾）「ランシャオはギガンテック・ファイターの能力を得たから攻撃力が1600アップしてるお！」
（ ＾ω＾）「これで終わりだお、ランシャオで攻撃！！ダーク・バースト！！」
ランシャオ「やっぱフィニッシュは俺でしょう！！！」
(´･ω･｀)「それ本当は生存フラグｱｯｰ！」
(´･ω･｀) LP2000→0
≦光｀・ω・）「俺達の勝ちだ！」
ランシャオ「お前何した？」
≦光´・ω・）「…………」
(´･ω･｀)「…………負けた…………あはははははははははは……ふふふふふふふふ……」
川； ﾟ -ﾟ)「店長がぶっ壊れたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
（；＾ω＾）「…………今二千五百円しか持ってないお、これじゃ駄目かお？」
(´･ω･｀)「……ごめんね、いやホントに経営が…」
('A`)「…………」
('A`)「……なあ店長、こんな時になんだが……」
(´･ω･｀)「…？」
('A`)「ふぃりにおんとかコウテンシとかいうのと戦うにあたって俺らもデッキ改良すべきだと思うんだが……いいか？」
(´･ω･｀)「たようなら。」
(*ﾟーﾟ)「にﾞゃ〜〜〜――っ！」
从 ﾟ∀从「…なんだかなあ」
つづく
泪「……次回に持ち越したら説明や前フリが面倒になるだけじゃない、まだ続くわよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「…？」
ξﾟ��ﾟ)ξ（く、車…？ど、どこよここ…）
ジェロム「リディア、お目覚めのようですよ」
リディア「あ、はい…」
ξﾟ��ﾟ)ξ（私は確かラーに攻撃されて…気絶した、のかしら？）
ξ#ﾟ��ﾟ)ξ「って何よコレ！？」
リディア「…念の為の応急処置ですよ、念の為、ね…」
ξﾟ��ﾟ)ξ「子供じゃないんだから…！」
ジェロム「…貴女は余程裕福に育ったようですね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「な、なによ…」
ジェロム「今自分が置かれている状況を理解していますか？」
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ「…！？」
ジェロム「胸先三寸という言葉を知ってますか？今まさにその状況です」
ジェロム「まあ防空壕に避難した人達に撃たないから出て来いと言っておきながら撃ち殺したなんて話もありますけどね」
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ「ひっ…」
リディア「……あ……ジェロムさん…」
ジェロム「……想定される範囲でしたからね、まさかとは思いましたが念の為先に買っておいて正解だったでしょう？」
ξ;��;)ξ「嫌…いやぁっ！」
リディア「認めたくないのはわかります、嫌ならドアを開けて逃げても構いませんけど……もちろん撃ちますよ」
リディア「私、銃の扱いはそんなに上手くないですから頭を撃ち抜いてしまうかもしれません…そしたらごめんなさいね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「な…！」
リディア「おとなしくしていてくれれば何も致しませんので大丈夫です…」
ξ#ﾟ��ﾟ)ξ（ふ、ふざけないでよ……！立派な違法行為して開き直って……！）
ジェロム「リディア、彼女は何か言いたそうですよ？」
リディア「話したいことがあるのならしっかりとお話しましょうね、……なんですから」
ξﾟ��ﾟ)ξ（な…え？今なんて言ったの？）
ジェロム「仕方のない事ですよリディア、得てして大人とはそういうものですから」
ξﾟ��ﾟ)ξ（ここは……廃ビル？）
ジェロム「さあ、お入りください」
ξﾟ��ﾟ)ξ（廃ビルなのに、ベッドとか服とか置いてある……何で？）
リディア「そこにあるクーラーボックスに食事が入っています……隅にはトイレもあります」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え…？」
リディア「貴女は明日の夕方過ぎにはここから脱出できますので、ゆっくりしていてください……さようなら」
ξ；ﾟ��ﾟ)ξ（い、行っちゃうの！？見張ったりとか……？）
リディア「ああそうだ、逃げてもいいですよ……貴女が気絶している間にちょっとした仕掛けをしておきましたから」
ξﾟ��ﾟ)ξ「…？」
ジェロム「貴女に胃酸でも溶けない特殊チップを飲み込ませましたから、私達には貴女がどこにいるのかはすぐに分かるのです」
リディア「この廃ビル内側の敷居から出た瞬間、それは逃走とみなされ私達が発見次第その回数に応じて貴女を切り刻みます……」
ジェロム「一度目は二十の指全て、二度目は両腕を、三度目は両足を……以降は逃げたくても逃げれないでしょうけど四度目は性器を、五度目は目、鼻、耳を……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「…………」
リディア「これで二度目…同じ女として、情けなくなってきます……」
ジェロム「リディア、脅すのはこのぐらいにしておきましょうか……貴女の名前は知りませんがいい一夜をゆっくりとお過ごしください」
リディア「さようなら……」
ξ＃ﾟ��ﾟ)ξ「ふざけないでよっ！！！こんな、こんな事、許される訳………っ！！！」
ξ;��;)ξ「………助けて………ブーン………」
同時刻、ラメドたちの住む借家――。
メムとヌンはラメドにこってりとしぼられていた。
ラメド「 お 前 達 ！ ど こ へ 行 っ て い た ！ ！ 」
メム「そと…」
ヌン「だって…これ…」
アイン「…？（チラシ？）」
文章くん『×周年感謝祭 プロのケーキの味 ＶＩＰ市駅前にてケーキバイキング、お一人様二千円（小学生以下千円）本日限り』
ラメド「…何だこりゃ」
メム「たべほーだい」
ヌン「こどもだからせんえん」
ラメド「そういう事を聞いてるんじゃなくてだな…ってお前ら…まあいいか、行ったのか？」
メム「カードおとした」
ヌン「いくじかんなかった」
ラメド「ふう…ならいい、無駄な出費をするなとあいつは自分を棚に上げて…」
ラメド「…そういえばヴェパルがいないな」
メム「サンとでぃなーだって」
ヌン「おいしーのたべにいくなんてずるいよね」
ラメド「…俺が作ってやるから我慢しろ」
メム「ケーキ！」
ヌン「わんほーる！」
ラメド「うんうん、ケーキワンホール…ってそれは昼食だ！って誰が正宗だ！！」
アイン「…？（ヴェパルはいないわよ…）」
ラメド「ああそうだった、いつもの癖でつい口にしちまった…」
ラメド「そうだ、お前達…目立つからその奇抜な格好は駄目だ、鬘も服も没収だ」
メム「これすきなのに…」
ヌン「ラメドのいじわる…」
ラメド「ここはまだマシとはいえ外人とそれに似たような格好は目立つんだ、俺達の仕事は目立たずに…」
メム「でもラメドはそーそふだけじゃん」
ヌン「ニセがいじんー」
ラメド「…ほっといてくれ」
ラメドが子供達を躾けている同時刻、ヴェパルは高級レストランにいた。
ウェイター「いらっしゃいませ」
ヴェパル「予約しておいた××××という者です」
私が一般の名の偽名を名乗ると、奥に通された。
？？？「夜景の見えるレストラン、か…今時古すぎたか？」
ヴェパル「…サンですね？」
サン「ＹＥＳ！ＹＥＳ！ＹＥＳ！…なんてね、ダンタリオン殿の一の僕たるサンはここに」
ウェイター「子羊のローストでございます」
ヴェパル「サン、あの者達の情報は入りましたか？」
サン「…数か月粘ってみたが雲を掴むような話だね…君の話でなければ本当にいるのかどうかすら疑ってしまいそうだよ」
ヴェパル「そうですか…引き続き調査をお願いできますか？」
サン「それが君の望んだことなら…」
ヴェパル「…サン、貴女はこの世界をどう思いますか？」
サン「うーん……差別貧困戦いが世界を覆ってる以上、あまりよろしいとは言いがたいんじゃないか？」
ヴェパル「その通りです……ですから私達は『真実の事実』を教えねばなりません」
サン「……そういうものなのか？個人でなくなった思想などただの狂気でしかないと、あの御方が……」
ヴェパル「私には私のやり方があります……大丈夫、貴方に迷惑をおかけする事はございません」
サン「……」
ヴェパル「…Ｂ級店にしてはいい味でしたね」
サン「このレストランはミシュース…いや、酒乱…まあ何でもいいか、なんとかってのに三ツ星貰ってるのに手厳しい評価だね」
ヴェパル「いい物を使えば誰だっていい物が作れてしまいますよ」
サン「ふーむ…それはそれは君らしい考えだな」
ヴェパル「所詮中流階級や成金を相手にした料理ですからね、程度が知れていますよ」
サン「お支払い、お願いします…名前はheliotrope、カード一括で」
キャッシャー「畏まりました……」
ヴェパル「おや、私が出しますよ」
サン「いくらお金に困っていても女性にお金を出させるほど僕はマナーのなってない人じゃないよ」
ヴェパル「ふむ、そうですか……まあいいでしょう、引き続き調査の方お願い致します…」
サン「了解」
ヴェパル「世界を『解放』するために」
サン「世界を『解放』するために…」
サン「…………なあ」
ヴェパル「何でしょうか？」
サン「いつの間にか言うのが当たり前になっているがこの言葉はいったい…？」
ヴェパル「ふふ、ちょっとした遊び心ですよ」
サン「…？」
ヴェパルが会食を終えた同時刻。
泪達はデッキを調整し終え、各々帰宅した。
孤児Ａ「…ちゃんの明日の運勢は……最高！」
孤児Ｂ「やった！」
泪「ただいま、お父さんはいる？」
孤児Ａ「泪姉ちゃんだ！」
孤児Ｂ「クー姉ちゃんも！」
孤児Ａ「泪姉ちゃん、クー姉ちゃん！遊ぼう！」
孤児Ｂ「ポーカーしよポーカー！」
川 ﾟ -ﾟ)「…すまないが、私達は今大事な事をしないといけなくて…」
泪（…久しぶりにあれをやってみようかしら）
泪「…いいわよ、一回だけね」
川 ﾟ -ﾟ)「泪？」
泪「ちょっと確かめたい事があるの、すぐ終わるわ」
孤児Ｂ「わーい！カード配るね！」
泪「ありがとね…」
孤児Ａ「ズルなしだよ！」
泪「…あれはズルしてる訳じゃないのよ……」
川 ﾟ -ﾟ)（…ズル？何の事だ？）
以前泪と共に子供達とカードゲームで触れ合った時、とくに不審な点はなかったような……？
孤児Ｂ「クー姉ちゃんもやろう！」
川 ﾟ -ﾟ)「…すまないが見るだけにさせてくれ」
孤児Ａ「えー……しかたないなぁ」
泪にカードが配られる。
手札は赤色に偏っている――。
泪「…………」
川 ﾟ -ﾟ)（ダイヤのＡ、５、７、Ｊにクラブの２か…どう考えてもフラッシュ狙いが普通だな）
常識論ではそうなる――筈なのだが、泪は常識論を捨て奇行に走った。
泪「…４枚頂戴」
川 ﾟ -ﾟ)（…な、どういうことだ！？フラッシュを捨てるなんて…）
孤児Ａ「僕２枚引くね」
孤児Ｂ「私は１枚…」
川 ﾟ -ﾟ)（どういう事だ…？ここはフラッシュ狙いじゃないのか？）
孤児Ａ「ダイヤ、スペード、クラブの３とダイヤのＱ、Ｋで３カード！」
孤児Ｂ「ダイヤの２、４、９、１０とスペードの５でブタ…」
１ペアぐらいならともかく、３カード――２のペアでは勝つ事など不可能に等しい為厳密にはそれ以上の組み合わせ――以上を引き当てるなどまず不可能の筈だ。
常識論を無視した彼女の結果は――。
泪「…クラブの２と６、ハートの３と４、スペードの５でストレートよ」
泪（やっぱり…しばらく封印してたけどまだできるわ、万が一の時の為に…）
川 ﾟ -ﾟ)（な…４枚替えでストレートを引き当てるとは…）
……超常現象としか言いようがない。
彼女は何故、ストレートを完成させてしまったのか―――。
孤児Ｂ「うそー」
孤児Ａ「ダイヤ４枚も捨てるなんて変だよ、泪姉ちゃんまたズルした！」
捨て札をめくった男の子が、非難の声を浴びせるのも当然だ。
泪「ズルじゃないわよ？」
孤児Ａ「…でも、いつものまたやったでしょ？」
泪「貴方、ダイヤの６と８を最初に持ってたでしょ？だからフラッシュは無理って分かっただけよ」
孤児Ａ「うーん……確かにボクは６と８捨てたけど、でもダイヤを皆持ってるって何でわかるの…？」
泪「さっきダイヤのカードだけ使って占いしてたじゃない、それを見てたから…」
川 ﾟ -ﾟ)（…説明になっていないような）
孤児Ａ「まじめな時はそれやっちゃダメ！」
孤児Ｂ「私たちにできないことするのズルいもん」
泪「ごめんね…」
川 ﾟ -ﾟ)「なあ泪、一体何をしたんだ？」
泪「別に何もしてないわよ」
川 ﾟ -ﾟ)「何もしてなかったらダイヤが１３枚全て出きっている事がどうして分かる？」
泪「…理屈では簡単なんだけどちょっと説明しにくいのよ、また今度教えてあげるわ」
川 ﾟ -ﾟ)「そうか…それにしてもカードがどこにあるか分かったなんてあの金髪女みたいだな」
泪「…！？」
川 ﾟ -ﾟ)「泪？」
泪「クー！金髪女って誰！？」
川 ﾟ -ﾟ)「どうした？急に高い声を出すなんてお前らしｋ」
泪「 い い か ら 答 え な さ い ！ クー！」
いつものようにクールな泪はそこにはいなかった。
例えるなら、悪意の塊を見るかのような目で――怒りを露にした対象は金髪女の方なのだろうが――泪は私に迫ってきた。
川； ﾟ -ﾟ)「う…私達の所に来たのはヴェパルという女で、そいつはデッキに触れもせずどんどんカードを言い当て…」
泪「そうなの…取り乱してごめんなさいね」
まるで栓を抜いて放置した炭酸のような態度の変化に、私も少しだけ戸惑ってしまった。
川； ﾟ -ﾟ)「いや、いい…」
川 ﾟ -ﾟ)（泪があんなに取り乱すとは…その金髪女と何があったんだ？）
深夜――。
泪（まさか……いや、そんな筈はないわ、でも……）
泪は一つの可能性を思いつき、ハインリッヒとメールのやり取りをしていた。
『ハインリッヒ、あの女の苗字って覚えてる？』
『悪い、覚えてない…ツァディの奴はどう誤魔化してもツァディだってバレるほど濃いからな』
『俺らの覚えてる奴とクーやショボンの言ってた女の印象がどうにも合致しない…』
『だから俺は違うと思う、俺は歯医者で明日参加できないが泪は明日がんばれよ（おにぎりの絵文字）』
『…おにぎり？』
『元気出せって意味だとか何とかってテレビでやってたが…違うのか？』
『…そのテレビでやってた人ぐらいしか使ってないんじゃないかしら？』
泪たちが他愛もない話に花を咲かせていた同時刻。
クーは眠れなかった。
川 ﾟ -ﾟ)「…いろんな意味で眠れない、外の空気でも吸ってくるか」
外の空気を吸おうとサンダルを履こうとした所、部屋の電気がついているのが見えた。
…なにやら話し声がする。
川 ﾟ -ﾟ)（…久井と戸谷の声だな、何をしてるんだ？）
戸谷「君の心意気は知っているが今はそんな事を言っている事態ではない」
久井「…わかっています、ですが私は…」
戸谷「頑固だな…友と自身の信念とどちらが大事か問われた時どうする気だ？君の……は…」
久井「…………わかりました、明日だけ使います……………」
クーの位置からでは、何を言っているのかよく聞こえない――。
川 ﾟ -ﾟ)（…明日の事で相談してるだけだろうし邪魔してはいけないな）
川 ﾟ -ﾟ)（外の空気を吸って新呼吸…………）
川* ﾟ -ﾟ)（ついでに、戸谷の部屋に置いてあるあれを……むふふ）
次の日――決戦の時まで後十分――泪達は指定の駅前広場に集合していた。
（ ＾ω＾）「十二時まで後十分だお…」
川 ﾟ -ﾟ)（デッキは慎重に調整した、負ける気がしない…）
（ ＾ω＾）「泪と久井は店長のとこでカードを買ってなかったけど、デッキの調整をしたかお？」
泪「私も久井も家で使ってたお古を引っ張り出して再調整してきたわ」
('A`)「どんなデッキなんだ？」
泪「…アルティメットデッキとだけ言っておくわ」
久井「…そういえばカードを誰が何枚持つか決めてませんでしたよね？」
('A`)「ああ、そうだな…十枚あるし適当に二枚ずつでいいんじゃないか？」
（ ＾ω＾）「でも不正解もあるってあの紙には書いてあったお、慎重に決めた方が……」
川 ﾟ -ﾟ)「…うーむ、私にはどれがアタリなのかさっぱりだ……」
('A`)「……もう適当に五人で二枚ずつ分けちまおうぜ」
泪「悩んでいても仕方がないし、そうするしかないわね……」
文章くん『適当に選んだ結果分配は以下のようになった』
泪 塔・運命の輪
クー 皇帝・戦車
久井 大司祭・吊られた男
ブーン 世界・星
ドクオ 力・恋人
カードの分配がすんだ時、丁度時計が十二時を指した。
それと同時に、男の笑い声が響き渡った――。
？？？「はっはっは！よく来たな！」
('A`)「誰だ？」
≦｀・ω・）「一時間前からいた！三沢大地、参上！」
('A`)「！！！」
泪「…彼って実際にいたのね」
（ ＾ω＾）「な、生のｿｽイエローだお！」
≦´・ω・）「…リアクションが微妙だと反応に困る件」
川 ﾟ -ﾟ)「それよりも作者がキャラを生かし切れそうにない件」
≦｀・ω・）「…細かいルール説明だ！」
（ ＾ω＾）（なんというスルースキルｗｗｗｗｗｗｗｗ）
≦｀・ω・）「同じ人だけでの複数回デュエルは禁止！追加ルール効果は必ず決めるように！」
（ ＾ω＾）「…それだけかお？」
≦｀・ω・）「作者が思い出さなければ」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗｗｗｗｗ」
≦｀・ω・）「さあ！最初に俺とデュエルするのは誰だ！」
全員「…」
≦´・ω・）「あ、あれ？」
('A`)（…最初？冗談じゃない、やられ役になるに決まってる）
川 ﾟ -ﾟ)（こういう名有りキャラはたいてい幹部クラスと相場があるから玉砕する訳には…）
久井（…まあ中盤になるまでは…）
全員（ …放 置 で い い ん じ ゃ ね ？(ないかな？)《ないかしら？》 ）
≦´・ω・）「そんな ひどい…」
つづく
泪達の所持カード
塔・運命の輪
皇帝・戦車
力・恋人
世界・星
大司祭・吊られた男
ヴェパル達の所持カード
女帝・死神・太陽
魔術師・正義・節制
女祭司・悪魔
月・愚者
隠者・審判
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