最終更新:ID:RrGrG2IlaQ 2011年10月08日(土) 21:44:16履歴
ここはとある都市に設立された学校。
「デュエルアカデミア」
在籍する生徒は、全国からやってくる最強のデュエリストを目指す何万というデュエリストの中から選ばれし、デュエルエリート達だ。
彼らは切磋琢磨し、時には憎しみあい、日々しのぎを削っている。
そんなアカデミアのとある昼下がり。
学食にて、二人の生徒が争っていた。
( ・∀・)「こればかりは、譲れないねぇ……」
( ´∀`)「こっちだって、それに関しては一切、引く気は無いモナ」
(*゚ー゚)「また君達はしょうもない事で……」
二人の隣であきれ果てている少女の肩に、一人の女声が手を置いた。
(*゚∀゚)「おいおい、しぃよぅ。二人の男が、譲れねぇって言ってんだ、しょーもねェってのはねぇだろ?」
(*゚ー゚)「あっ、ツーチャン先輩!」
( ・∀・)「姉さん」
( ´∀`)「あっ、天条院先輩モナ」
(*゚∀゚)「よっ。一年坊共ー、なーに争ってんだ?しかも、モララーならともかく温和なモナーが喧嘩なんて珍しい」
(*゚ー゚)「それがですね……」
( ・∀・)「聞いてくれよ姉さん!僕はサイバー・チュチュが究極の女の子モンスターだと思うんだ、なのにモナーと来たら……」
( ´∀`)「モララー君、馬鹿な事を言うもんじゃないモナ。荒野の女戦士のフトモモこそ、至高!」
(#゚∀゚)「くっだらねェ事で争ってんじゃねぇえええええええええええええッッ!!」
どんがらがっしゃーん。
テーブルをひっくり返す。
モナーとモララーはテーブルの下敷きとなった。
(*゚ー゚)「ことのあらましはこうでした」
〜回想〜
( ・∀・)「ズルルル……可愛い女の子モンスターは沢山あるけどさ」
( ´∀`)「あるモナね」
(*゚∀゚)「回想とかいらねぇよ!大体想像付くわ!!オレは情けねぇよ……実の弟がよぉ……」
二人はテーブルの下から這いでて来て。
( ・∀・)「情け無いとは何さ!女の姉さんには分からないよ!」
( ´∀`)「そうモナ、そうモナ!」
(*゚ー゚)「(私が見ていた限り。二人とも、引込みが付かなくなっただけなんだけどね……)」
しかし、あえてソレを言わないしぃなのであった。
(*゚∀゚)「……あ゙?」
( ・∀・)「すいませんでした」
( ´∀`)「すいませんでした」
つーは二人を正座させ。
(*゚∀゚)「オレが情けねぇっつったのはだな、このアカデミアに入って4ヶ月も経ってんのに、お前がここ流の解決法ってのを理解してねぇ事だ」
( ・∀・)( ´∀`)「ここ流って言うと……」
(*゚∀゚)「デュエルだ、デュエル!ここは天下のデュエルアカデミアだぜェ!?解決法っつったらデュエル以外ねーだろうが!!ボケが!」
( ・∀・)「な、なるほど……そういうものなのか……!!」
( ´∀`)「まあ、言い争っていても何も解決しないとは思っていたモナ。建設的な解決方法だモナ…よし!」
( ・∀・)「デュエ……」(´∀` )
デュエルディスクを取り出し、デュエルを開始しようとする二人をつーは遮る。
(*゚∀゚)「ま、とりあえず……だ。このデュエルは俺に預からせてくれや。頭に血ィ登らせてちゃあいいデュエルはできえねぇよ、うん」
( ´∀`)「えー……このノリは止めちゃいけない気がする気がするモナ……」
(*゚∀゚)「時間・場所はオレが後で連絡する!以上・解散!午後の授業に励むよーに」
(*゚ー゚)「モナー君、諦めた方が良いと思うよ。この学校、完全に縦社会だもん」
( ・∀・)「しかも、相手が姉さんじゃ、反論なんて意味が無いさ……。まあ良い!首を洗って待っている事だね……フン」
( ´∀`)「そ、そっちこそ……っ!」
そして翌日。
(((;・∀・)))「えっ」
(((;´∀`)))「えっ」
二人は、断崖絶壁、底が見えない程の高さの谷にかけられた橋の上に立っていた。
びゅーびゅーと風が吹き荒れ、ギチギチと橋を揺らした。
(((;・∀・)))「う、うわ、うわわわわわわわわわァ────ッッ!!」
橋が揺れる度にモララーは欄干にしがみつく。
(((;´∀`)))「なに…が……起きてる……モナッ!」
(;・∀・)「しか……もッッ!なんか、足に付いてるんですけど、命綱にしては長すぎる気がするんですけどォ────!」
(;´∀`)「バンジーモナっ!バンジージャンプ用のひもモナっ!」
(;・∀・)「嫌な、予感が、プンプン……」
バラバラバラバラー。
そんな二人の目の前にヘリコプターが浮上して来た。
ヘリが起こす風で橋はさらにぐらぐらと揺れる。
(*゚∀゚)「ヒャヒャヒャ。気に入って貰えたかな?これぞアカデミアの伝統!恐怖のデスマッチ!敗者は谷の中に真っ逆さまって寸法よ!」
(,,^Д^)「そんな伝統、聞いた事もありませんけどねぇ……」
ヘリには操縦者を抜いて、2人の影があった。
( ・∀・)「タカラ……先輩……ッ!」
(,,^Д^)「やっほー、だいじょーぶですかー?元気してますかー?」
(#・∀・)「元気してますかじゃ無いですよー!!タカラコーポレーションの協力が無ければ、こんな事、出来ませんよね、そりゃぁ!」
(,,^Д^)「いやね、私は反対したんですよ?でも、こんな楽しそ……じゃなくて、ツーチャンの頼みとあらば、聞かない訳にはいかないじゃないですかー」
(;´∀`)「い、今ッ!今!楽しそうって言ってたモナ!この人、めちゃくちゃ楽しんでるモナ!ふざけるんじゃねぇモナ!」
二人が激しく文句を言えば言うほど、ぐらぐらと。橋は揺れる。
( ・∀・)「う、うぉお……モ、モナー……」
( ´∀`)「モララー……君……!」
(;・∀・)「ほ、ほんとは……!僕も荒野の女戦士のフトモモが好きだ……!つい……意地になって……!」
(;´∀`)「……!僕も、僕もそうモナ!本当はチュチュたんのレオタードが大好きだモナ!」
( ・∀・)「ばかだよな……つまらない意地を張って、親友の君にあんな事を……」
( ´∀`)「馬鹿なのは僕モナ!本当は、あの時、僕が……」
( ・∀・)「モナー……!」
( ´∀`)「モララー君……!」
( ・∀・)( ´∀`)「僕らの友情は(ry」
(,,^Д^)「凄い、この状況で和解していますよ。(はっ、もしかしてツーチャン、コレを狙って……?)」
(#゚∀゚)「くだらねぇ事、してんじゃねェぞ、テメェラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
(;・∀・)(;´∀`)「えっー!?」
(;^Д^)「(まあ、彼女に限ってそんな事は無かったか……)」
(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャァ!そんな詰まらねぇ友情ごっこじゃ視聴者は満足しねぇんだよ!」
(;・∀・)「おい、こら、ふざけんな!僕らは姉さんのおもちゃじゃないんだぞ!!」
(*゚∀゚)「……このままデュエルしねぇってんなら、二人とも叩き落すからな!アッヒャッヒャッヒャヒャヒャー!」
(,,^Д^)「橋も紐も、とても頑丈なのを用意していますので、命には別状は無いですから、安心して潰し合ってくださいね」
(*゚∀゚)「そんじゃ」
(,,^Д^)「デュエル」
(*゚∀゚)(,,^Д^)「START!あ、オレ(僕)達はその辺にセットされたカメラから見てるんで、それじゃー」
ばらばらばらー。
ヘリは去っていた。
(;´∀`)「酷過ぎるモナ……。モララー君!デュエルする事ないモナ!こんな事では僕らの友情は……」
( ・∀・)「ま、あれだ、やらなきゃ墜ちるってんなら……墜ちるのは、一人で……いいよね……」
ガチャガチャ。
(;´∀`)「も、モララー君……?僕らの友情があんな暴君に屈して良いモナか?いいや!そんな事はないはずモナ」
_,
( ・∀・)「え、だって……。僕、…… 高 い 所 苦 手 だ し 」
(#´∀`)「(あ、あの目は……一切の躊躇無しに僕をたたき落とせる目だモナ……!腐れ外道の血筋だモナ!)」
( ・∀・)「デュエル!」(´∀`#)
( ´∀`)「糞ッ!やってやるモナ!僕のターン、マジック・コンダクターを召喚!」
《マジカル・コンダクター/Magical Exemplar》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1700/守1400
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンターを任意の個数取り除く事で、
取り除いた数と同じレベルの魔法使い族モンスター1体を、
手札または自分の墓地から特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
( ´∀`)「そして、フィールド魔法・魔法族の里……!」
《魔法族(まほうぞく)の里(さと)/Secret Village of the Spellcasters》 †
フィールド魔法
自分フィールド上にのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、
相手は魔法カードを発動する事ができない。
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在しない場合、
自分は魔法カードを発動することができない。
ソリッドビジョンによって創りだされる魔法族の里が、谷を覆い隠す。
(;´∀`)「相変わらず足元はぐらぐらしてるけど、これでちょっとはましになったモナ」
マジック・コンダクター(0)→(2)
( ・∀・)「1ターン目から魔法封じ……。本気だね、本気で僕を────」
(#´∀`)「モララー君はもっと本気だモナ……!」
( ・∀・)「はたして……どうかな?」
(;´∀`)「ど、どういう事モナ?」
( ・∀・)「心優しい君は、僕とのデュエルを躊躇するだろう……だから……あえて、僕は君を挑発したとすれば……!」
( ´∀`)「モララー君……」
( ・∀・)「分かって、くれたんだね?」
(#´∀`)「本当にそう思ってるなら、そんな事、言うはずないモナ!カードを1枚伏せてターンエンド!」
( ・∀・)「チッ。僕のターン、ドロー。ジェネクス・ニュートロンを召喚」
ATK:1800
( ・∀・)「攻撃だ!」
( ´∀`)「速攻魔法、エネミー・コントローラー!ジェネクス・ニュートロンは守備表示に!」
マジック・コンダクター (2)→(4)
( ・∀・)「ま……だろうね。収縮で破壊されなかっただけ儲け物と考えるか。カードを1枚伏せる、そしてターンエンドだ」
( ・∀・)「ジェネクス・ニュートロンの効果発動、召喚されたエンドフェイズに機械族のチューナーを手札に加える」
(;´∀`)「(確かに、収縮が良かったモナ……。この差は後々に響くモナよ……)」
( ・∀・)「ロード・シンクロンを手札に加えるよ、ターンエンドだ」
( ´∀`)LP:8000 手札:3枚
場:マジック・コンダクター(4) 伏せ:無し フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:8000 手札:5枚
場:ジェネクス・ニュートロン 伏せ:1枚
( ´∀`)「僕のターン、ドロー。エキセントリック・ボーイを召喚するモナ」
(;・∀・)「………………………糞、早いな」
( ´∀`)「察しの良いモララー君は、これから僕が何をするか分かったようだモナね」
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/魔法使い族/攻 800/守 200
このカードをシンクロ素材とする場合、
他のシンクロ素材モンスターは手札のモンスター1体でなければならない。
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターは
効果を発動する事ができず無効化され、
フィールド上から離れた時ゲームから除外される。
( ´∀`)「その特殊能力により手札のレベル2のシンクロ・フュージョニストをチューニングしてレベル5のシンクロ召喚を行うモナ!」
( ´∀`)「TG ハイパー・ライブラリアン!効果は無効化されてしまうモナが、大した問題じゃないモナ」
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
自分または相手がシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
( ´∀`)「さてさてシンクロ・フュージョニストの効果、魔法使い族のシンクロに使用された事でデッキから融合を手札に加えるモナ」
( ´∀`)「マジック・コンダクターの効果発動、魔力カウンターを2つ取り除き、シンクロ・フュージョニストを墓地から蘇生」
マジック・コンダクター (4)→(2)
( ´∀`)「手札から融合を発動し、TG ハイパー・ライブラリアンとシンクロ・フュージョニストを……《融合》」
( ´∀`)「それによって融合召喚されるモンスター、それは」
(;・∀・)「僕も愛用する最強クラス魔導師……!」
《覇魔導士(はまどうし)アーカナイト・マジシャン/Supreme Arcanite Magician》 †
融合・効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800
魔法使い族シンクロモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードが融合召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを1つ取り除く事で、
以下の効果を発動する事ができる。
●フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
●自分のデッキからカードを1枚ドローする。
( ´∀`)「覇魔導士アーカナイト・マジシャン!融合を発動した事により、コンダクターにも魔力カウンターが乗るモナ」
マジック・コンダクター (2)→(4)
覇魔導士アーカナイト・マジシャン (0)→(2)
覇魔導士アーカナイト・マジシャン ATK:1400→3400
( ´∀`)「そして、効果発動!マジック・コンダクターの魔力カウンターを取り除く事で……」
マジック・コンダクター (4)→(3)
( ´∀`)「モララー君の伏せカードを破壊するMONAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッ!!」
(;・∀・)「糞っミラフォだよ、ミラフォ!」
( ´∀`)「モナっ、モナっ、モナっ!僕を相手にするってのにフリーチェーンじゃないカードに頼るのは関心しないモナ」
( ・∀・)「他に来てたらミラフォなんかに頼らないよ……」
( ´∀`)「ま、そうだろうモナね。マジック・コンダクターでジェネクス・ニュートロンに攻撃!そのままアーカナイト・マジシャンで直接攻撃!」
DEF:400 vs ATK:1700
ジェネクス・ニュートロン → 破壊
(;・∀・)LP:8000→4600「うおぉおお……っ」
ぐらぐら。
(;・∀・)「クソがぁ……ッ。本気の本気かよ……本気で、僕を……殺す気か!モナー!」
( ´∀`)「ふっ、そうだその通りモナ」
( ・∀・)「え、マジかよ……」
(;´∀`)「……勢いで肯定したけど殺す気はないモナ!っていうか何で殺すとかの話になってるモナ」
( ・∀・)「いや、何となく……」
( ´∀`)「まったく……。リバースカードを1枚伏せてターンエンドモナよ」
( ・∀・)「僕のターン、ドロー……ん〜。あ」
(;・∀・)「( 詰 ん だ 気 が す る )」
( ・∀・)「(魔法使えねーし。罠張っても潰されるし。苦し紛れに攻撃しても伏せカードで吹っ飛ばされる気がするし)」
( ・∀・)「(最悪なパターンに入ったな)手札からカオスエンドマスターをしょうかーん」
ATK:1500 属性:光
(;´∀`)「やる気ないモナね……。デュエルはまだ始まったばかり、まだまだ何が起こるか分からないモナよ?」
(#・∀・)「あ?分かってんだよ、対攻撃カード張ってる事くらいなぁ!カマトトぶりやがって!おら!カオエンでアーカナイトに攻撃!」
( ´∀`)「ははっ。まあ、その通りなんだけどモナね。速攻魔法、ディメンション・マジック発動!」
( ´∀`)「マジック・コンダクターをリリースして、手札からブラック・マジシャン・ガールを特殊召喚して、カオスエンドマスターを破壊するモナ〜♪」
(#・∀・)「グギギ……。はいはい、オネスト手札に有るのモロバレな上、状況が悪化しましたよっと!ターンエンド」
( ´∀`)LP:8000 手札:1枚
場:ブラック・マジシャン・ガール 覇魔導士アーカナイト・マジシャン 伏せ:無し フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:4600 手札:5枚
場:無し 伏せ:無し
その頃、学園では。
イベントなどで仕様される巨大モニターの前に、
多人数の生徒が集まり、二人のデュエル映像を楽しんでいた。
(*゚∀゚)「アッヒャッヒャッヒャ!さっすがモナー。成績トップで入学した事はあるぜ!こりゃモララー勝てねぇな」
(;^Д^)「ツーチャン……。実の弟なんだから、少しはモララー君の事を信頼してあげましょうよ、手札もまだ5枚も有りますし」
(*゚∀゚)「いや〜。無理だろ、これは、無理ゲーだ。そもそも、手札良かったら、まずこんな状況になんねーからな、手札も終わってんだよ」
(,,^Д^)「いやいや……。まだですよ」
(*゚∀゚)「やけにモララーの肩を持つじゃねぇか、根拠はあんのか?」
(,,^Д^)「だって、ほら。貴方の弟ですからね……ね……まあ」
場面は橋の上に戻る。
( ´∀`)「僕のターン。手札から賢者の宝石を発動。ブラック・マジシャン・ガールが場に存在する時、デッキからブラック・マジシャンを特殊召喚!」
ATK:2500
( ´∀`)「うーん……。バトルフェイズ!3体の魔術師でトリプルアタック!」
ATK:3400\
ATK:2000─→ vs LP:4600
ATK:2500/
(;・∀・)LP:4600→2600→100「うぐお!」
( ´∀`)「何!?馬鹿な、ライフが100残っているモナ!……なんて言ってみたりして」
(;・∀・)「アルカナフォースXIV−TEMPERANCEを使用した!」
効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2400/守2400
手札からこのカードを捨てる事で、自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
●裏:相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
( ´∀`)「覇魔導士アーカナイト・マジシャンの戦闘ダメージ、3400を無効化したモナね。全然読み筋だモナ」
( ・∀・)「だろうね……」
( ´∀`)「最後に!カードを1枚伏せる事でターンエンドモナ」
( ・∀・)「僕のターン……ドロー。ん……」
(;#・∀・)「(おい、この野郎!今更来やがって……ふざけるなよ。クソッ、まあいい、ありがとうよ)サイバー・ヴァリーを召喚」
( ´∀`)「おや……?」
( ・∀・)「さらにリバースカードを2枚伏せてターンエンドさ」
( ´∀`)LP:8000 手札:0枚
場:ブラック・マジシャン・ガール 覇魔導士アーカナイト・マジシャン ブラック・マジシャン 伏せ:1枚 フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:100 手札:2枚
場:サイバー・ヴァリー 伏せ:2枚
( ´∀`)「僕のターン、ドロー。ふむ、サイバー・ヴァリーと合わせ、一見、このターンを凌ぎきるための布陣を整えたようにも見えるモナ」
( ・∀・)「……」
( ´∀`)「しかし、先ほどからの状況からして有用なカードが2枚も伏せられているとも考えにくいモナ、ていうかあったらもう使ってる」
( ´∀`)「おそらく、伏せられているカードはアーカナイトの標的をそらす為の無意味な魔法カード辺り……」
( ・∀・)「さあて、どうかな。単体では使えないが特定の組み合わせで効果を発揮するカードは沢山あるよ」
( ´∀`)「ははっ、言ってろモナ。……しかし、念には念を」
(;・∀・)「む」
( ´∀`)「多めにブラフを張り、引き込んだ有用な罠を隠すための二重のブラフとも考えられる。故に、コイツで確実に止めを指すモナ!」
( ´∀`)「ブラック・マジシャン、ブラック・マジシャン・ガール。二人の魔術師を生贄に降臨するは、僕のデッキ第二のエースカード」
( ´∀`)「 黒 の 魔 法 神 官 モナ!!」
《黒の魔法神官(マジック・ハイエロファント・オブ・ブラック)/Sorcerer of Dark Magic》
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3200/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するレベル6以上の魔法使い族モンスター2体を
生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
罠カードの発動を無効にし破壊する事ができる。
( ´∀`)「コイツと里を合わせて魔法、罠をロック!これで心置きなくサイバー・ヴァリーを破壊できるモナ」
( ´∀`)「覇魔導士アーカナイト・マジシャン、効果発動!モララー君を奈落へ送れ!」
覇魔導士アーカナイト・マジシャン (2) → (1)
覇魔導士アーカナイト・マジシャンATK:3400→2400
( ・∀・)「ふっ……クックック……。効果の発動って言ったね。引き返せないよ、もう!」
(;´∀`)「な、何を笑っているモナか」
( ・∀・)「これだからエリート坊ちゃんは……。爪が甘いッ!オネスト及び自身を墓地に送って、朱光の宣告者の効果を発動!」
チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/天使族/攻 300/守 500
このカードと天使族モンスター1体を手札から墓地へ送って発動する。
相手の効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
( ・∀・)「覇魔導士アーカナイト・マジシャンの効果を無効化し、破壊する」
(;´∀`)「モナっ!?土壇場で引き当てたというのかモナ」
( ・∀・)「いやぁ、ヒヤヒヤしたよ。しかし、ムダに深読みしまくってる君は実に笑えたよモナーくぅん?ハハハハハハー!」
(;´∀`)「うむぅ……手札から発動出来るカードを多く組み込んだハンドエフェクトタクティクス×光属性デッキ…・・!流石モナ」
( ・∀・)「実力者故の慢心という奴かね?ざまぁ無いことだねぇ!さあ、サイバー・ヴァリーへの攻撃はどうするんだい?」
( ´∀`)「勿論、仕掛けさせて貰うモナ。攻撃しなければ始まらないモナ」
( ・∀・)「へえぇ……良いのかなぁ?」
( ´∀`)「……まだ魔法罠ロックは健在だモナ」
( ・∀・)「次のドローと合わせて2枚ドロー。ソイツを潰せるカードを引けば、同時にロックは解除される」
( ´∀`)「引けたら……の話だモナ。引けなかったならば、それこそ本物の地獄が君をまっているモナ!」
( ・∀・)「引くさ。引くよ、引くに決まっている!モナー!次は君が奈落の底を見つめ、ガクガク足を震わせて怯える番だ!」
(;´∀`)「(そんなにビビってたのかモナ……)何と言おうと攻撃!」
( ・∀・)「サイバー・ヴァリーの効果、自身を除外して攻撃を無効化、さらに僕は1枚ドローできる」
( ´∀`)「ターンエンドモナ」
( ・∀・)「僕のターン、ドロー。来た、来たぞ……!放浪の勇者 フリードを召喚する!」
(;´∀`)「本当に引きやがったモナ!」
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1200
自分の墓地に存在する光属性モンスター2体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードの攻撃力より高い攻撃力を持つ、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
( ・∀・)「勇者フリードの効果……!ジェネクス・ニュートロンと朱光の宣告者を除外することで黒の魔法神官を破壊!」
( ´∀`)「うぬぅ」
( ・∀・)「これにより、魔法、罠ロックは解除され魔法族の里の効果で今度はそっちが魔法を使えなくなる番だ!」
( ・∀・)「デュエルの流れは完全にこちら側に向いた……!フリードでダイレクトアタック!」
( ´∀`)「おっと、僕の場にはオネスト対策が合った事を忘れてはいけないモナ。通常罠カード、くず鉄のかかし。攻撃を無効化」
(;・∀・)「ンなッ!」
( ´∀`)「さらにカカシをセットしなおすモナ。甘い甘い」
( ・∀・)「クソ……!ここまで来てカスリ傷も与えられないのか。だけど!」
( ・∀・)「リバースカード、未来融合−フューチャー・フュージョン!」
永続魔法(制限カード)
自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体をお互いに確認し、
決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
( ・∀・)「サイバー・ドラゴンを2枚を墓地に送り、2ターン後にサイバー・ツイン・ドラゴンを融合召喚!」
( ´∀`)「なるほど手数で攻める気かモナ」
( ・∀・)「さらに、もう一枚、リバースカード!光の護封剣!3ターンの間、そっちの攻撃を封じる。ターンエンド」
( ´∀`)LP:8000 手札:0枚
場:無し 伏せ:1枚 フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:100 手札:1枚
場:放浪の勇者 フリード 伏せ:無し 魔法:未来融合(0) 光の護封剣(0)
( ´∀`)「ボクのターン、ドロー。……モンスターをセットしてターンエンド」
( ・∀・)「(攻撃できず、魔法も使えない。となれば引いたカードをセットするしか無い……当然、当然のプレイング……)
ボクのターン、ドロー!」
(;・∀・)「(手札の関係上、彼の引いたカードは完全に運で引き寄せた、苦し紛れの弱小チューナーの可能性が高い!
場のアドバンテージを広げるチャンスは今しかないんじゃないか?)」
(;;・∀・)「(いや、待てよ、モナーのライフはまだ8000ある、くず鉄もある。これだけ余裕であって弱小モンスターをセットする
可能性は極めて低い……。いや!絶対に無いと言っても過言ではないはず!僕のライフは既に100……!)」
(;;;・∀・)「(フリードの攻撃力1700じゃ力不足にも程がある!魔法使い族は何気に守備力の高いカードが多いんだ!)」
(;;;;・∀・)グニャァア「(下手な手を打ったら反射ダメージで即死だ!ううっ……ここは……ッ!)」
場面はデュエルアカデミアで高みの見物をしているつー達に移る。
(*゚∀゚)「アッヒャッヒャ!迷ってる、迷ってる!ばっかだなぁ!アイツ!今更ごちゃごちゃ時間かけて考えたって無駄だってのに」
(,,^Д^)「迷いますよねぇ……ここまで来たらモナー君が何をしようが疑心暗鬼になって身動き出来ないじゃないですか?」
(*゚∀゚)「そうそう、こういう時はインスピレーションに任せるのが一番なんだよ。」
( ・∀・)「手札から……ロード・シンクロンを召還……」
( ・∀・)「二体のモンスターでオーバーレイネットワークがごにょにょ……」
( ・∀・)「希望皇ホープをエクシーズ召還」
《No(ナンバーズ).39 希望皇(きぼうおう)ホープ/Number 39: Utopia》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、
このカードを破壊する。
(*゚∀゚)「あ、終わったわ、あいつ」
(,,^Д^)「いやいや、何をすれば正しいかなんて、まだ分かりませんよ?モナー君が引くカード次第じゃないですか」
(*゚∀゚)「いやー、なんつうかな?流れが悪すぎるわ。ココに来て受け身になったら終わりだろ、完全に」
そして場面は吊り橋の上に戻り。
( ・∀・)「(これで、次のターンを凌げばサイバーツインとホープで3連打!)」
( ・∀・)「(凌げば、そう、凌げば……勝機はある……!)リバースカードをセットしてターンエンドだ!」
( ´∀`)LP:8000 手札:0枚
場:裏守備 伏せ:1枚 フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:100 手札:無し
場:希望皇ホープ 伏せ:1枚 魔法:未来融合(1) 光の護封剣(1)
( ´∀`)「ボクのターン、ドロー──……ッ!モララー君!」
( ・∀・)「……なんだよ」
( ´∀`)「デュエルの神様ってのは、攻め続けた物に微笑むモナ」
(#・∀・)「ああそうかよ!ドローする前に言ってたらかっこよかったね!バーヤバーヤ!」
(;´∀`)「ご、ごめんモナ……」
( ・∀・)「謝るなよ!」
( ´∀`)「では、執念深き老魔術師を反転召還。リバース効果で相手モンスターを破壊できるモナ!ホープを破壊!」
( ・∀・)「はい。」
( ´∀`)「僕の場に魔法使い族がいるから、これで魔法が使えて──」
( ・∀・)「僕は、魔法が使えない……と」
( ´∀`)「手札からハリケーンを発動!魔法・罠カードを全て手札に戻すモナ!」
(;;・∀・)「ギャーッス!」
( ´∀`)「光の護封剣が消えて、これで攻撃可能モナ!執念深き老魔術師でダイレクトアタック!」
(;・∀・)LP:100→0「ウワー!」
モララーの足場が消え、谷底に落下していく。
(;・∀・)「UWAWAWAWAWWWwwAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!ギョエー!HOWA──!!」
…………。
そして、翌日。
( ´∀`)「いやぁ、昨日は大変だったモナ……モララー君、おはようモナー」
モナーはモララーの部屋の前に立っていた。
しかし、モララーの返事は一向に返ってこない。
( ´∀`)「モララー君?いないモナか?」
ガチャリ、とドアノブを捻ると、鍵が開いていたのか扉が開く。
(;´∀`)「あれ、鍵が開いて────…………!!!!!!!たたたた、大変モナ!」
そこには、片付いた部屋とテーブルの上に1枚の置き手紙。
「探さないで下さい モララー」
──デュエルアカデミア編 完──
続く。
次回
決闘異聞録
「貴方には選択する権利がある……。人として死ぬか。デュエリストとして死ぬか……!」
カンプウショウリ
全校生徒の前で公開処刑にあったモララーは情けない事にデュエルアカデミアから逃走した!
しかしデュエルを捨て切れないモララーは憂さ晴らしにデュエリスト狩りを始める。
そこで出会ったシーンと名乗る男!彼の運命が動き出す──のだろうか!
次号!「墜落!死の決闘者達」?
「デュエルアカデミア」
在籍する生徒は、全国からやってくる最強のデュエリストを目指す何万というデュエリストの中から選ばれし、デュエルエリート達だ。
彼らは切磋琢磨し、時には憎しみあい、日々しのぎを削っている。
そんなアカデミアのとある昼下がり。
学食にて、二人の生徒が争っていた。
( ・∀・)「こればかりは、譲れないねぇ……」
( ´∀`)「こっちだって、それに関しては一切、引く気は無いモナ」
(*゚ー゚)「また君達はしょうもない事で……」
二人の隣であきれ果てている少女の肩に、一人の女声が手を置いた。
(*゚∀゚)「おいおい、しぃよぅ。二人の男が、譲れねぇって言ってんだ、しょーもねェってのはねぇだろ?」
(*゚ー゚)「あっ、ツーチャン先輩!」
( ・∀・)「姉さん」
( ´∀`)「あっ、天条院先輩モナ」
(*゚∀゚)「よっ。一年坊共ー、なーに争ってんだ?しかも、モララーならともかく温和なモナーが喧嘩なんて珍しい」
(*゚ー゚)「それがですね……」
( ・∀・)「聞いてくれよ姉さん!僕はサイバー・チュチュが究極の女の子モンスターだと思うんだ、なのにモナーと来たら……」
( ´∀`)「モララー君、馬鹿な事を言うもんじゃないモナ。荒野の女戦士のフトモモこそ、至高!」
(#゚∀゚)「くっだらねェ事で争ってんじゃねぇえええええええええええええッッ!!」
どんがらがっしゃーん。
テーブルをひっくり返す。
モナーとモララーはテーブルの下敷きとなった。
(*゚ー゚)「ことのあらましはこうでした」
〜回想〜
( ・∀・)「ズルルル……可愛い女の子モンスターは沢山あるけどさ」
( ´∀`)「あるモナね」
- 強制終了-
(*゚∀゚)「回想とかいらねぇよ!大体想像付くわ!!オレは情けねぇよ……実の弟がよぉ……」
二人はテーブルの下から這いでて来て。
( ・∀・)「情け無いとは何さ!女の姉さんには分からないよ!」
( ´∀`)「そうモナ、そうモナ!」
(*゚ー゚)「(私が見ていた限り。二人とも、引込みが付かなくなっただけなんだけどね……)」
しかし、あえてソレを言わないしぃなのであった。
(*゚∀゚)「……あ゙?」
( ・∀・)「すいませんでした」
( ´∀`)「すいませんでした」
つーは二人を正座させ。
(*゚∀゚)「オレが情けねぇっつったのはだな、このアカデミアに入って4ヶ月も経ってんのに、お前がここ流の解決法ってのを理解してねぇ事だ」
( ・∀・)( ´∀`)「ここ流って言うと……」
(*゚∀゚)「デュエルだ、デュエル!ここは天下のデュエルアカデミアだぜェ!?解決法っつったらデュエル以外ねーだろうが!!ボケが!」
( ・∀・)「な、なるほど……そういうものなのか……!!」
( ´∀`)「まあ、言い争っていても何も解決しないとは思っていたモナ。建設的な解決方法だモナ…よし!」
( ・∀・)「デュエ……」(´∀` )
デュエルディスクを取り出し、デュエルを開始しようとする二人をつーは遮る。
(*゚∀゚)「ま、とりあえず……だ。このデュエルは俺に預からせてくれや。頭に血ィ登らせてちゃあいいデュエルはできえねぇよ、うん」
( ´∀`)「えー……このノリは止めちゃいけない気がする気がするモナ……」
(*゚∀゚)「時間・場所はオレが後で連絡する!以上・解散!午後の授業に励むよーに」
(*゚ー゚)「モナー君、諦めた方が良いと思うよ。この学校、完全に縦社会だもん」
( ・∀・)「しかも、相手が姉さんじゃ、反論なんて意味が無いさ……。まあ良い!首を洗って待っている事だね……フン」
( ´∀`)「そ、そっちこそ……っ!」
そして翌日。
(((;・∀・)))「えっ」
(((;´∀`)))「えっ」
二人は、断崖絶壁、底が見えない程の高さの谷にかけられた橋の上に立っていた。
びゅーびゅーと風が吹き荒れ、ギチギチと橋を揺らした。
(((;・∀・)))「う、うわ、うわわわわわわわわわァ────ッッ!!」
橋が揺れる度にモララーは欄干にしがみつく。
(((;´∀`)))「なに…が……起きてる……モナッ!」
(;・∀・)「しか……もッッ!なんか、足に付いてるんですけど、命綱にしては長すぎる気がするんですけどォ────!」
(;´∀`)「バンジーモナっ!バンジージャンプ用のひもモナっ!」
(;・∀・)「嫌な、予感が、プンプン……」
バラバラバラバラー。
そんな二人の目の前にヘリコプターが浮上して来た。
ヘリが起こす風で橋はさらにぐらぐらと揺れる。
(*゚∀゚)「ヒャヒャヒャ。気に入って貰えたかな?これぞアカデミアの伝統!恐怖のデスマッチ!敗者は谷の中に真っ逆さまって寸法よ!」
(,,^Д^)「そんな伝統、聞いた事もありませんけどねぇ……」
ヘリには操縦者を抜いて、2人の影があった。
( ・∀・)「タカラ……先輩……ッ!」
(,,^Д^)「やっほー、だいじょーぶですかー?元気してますかー?」
(#・∀・)「元気してますかじゃ無いですよー!!タカラコーポレーションの協力が無ければ、こんな事、出来ませんよね、そりゃぁ!」
(,,^Д^)「いやね、私は反対したんですよ?でも、こんな楽しそ……じゃなくて、ツーチャンの頼みとあらば、聞かない訳にはいかないじゃないですかー」
(;´∀`)「い、今ッ!今!楽しそうって言ってたモナ!この人、めちゃくちゃ楽しんでるモナ!ふざけるんじゃねぇモナ!」
二人が激しく文句を言えば言うほど、ぐらぐらと。橋は揺れる。
( ・∀・)「う、うぉお……モ、モナー……」
( ´∀`)「モララー……君……!」
(;・∀・)「ほ、ほんとは……!僕も荒野の女戦士のフトモモが好きだ……!つい……意地になって……!」
(;´∀`)「……!僕も、僕もそうモナ!本当はチュチュたんのレオタードが大好きだモナ!」
( ・∀・)「ばかだよな……つまらない意地を張って、親友の君にあんな事を……」
( ´∀`)「馬鹿なのは僕モナ!本当は、あの時、僕が……」
( ・∀・)「モナー……!」
( ´∀`)「モララー君……!」
( ・∀・)( ´∀`)「僕らの友情は(ry」
(,,^Д^)「凄い、この状況で和解していますよ。(はっ、もしかしてツーチャン、コレを狙って……?)」
(#゚∀゚)「くだらねぇ事、してんじゃねェぞ、テメェラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
(;・∀・)(;´∀`)「えっー!?」
(;^Д^)「(まあ、彼女に限ってそんな事は無かったか……)」
(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャァ!そんな詰まらねぇ友情ごっこじゃ視聴者は満足しねぇんだよ!」
(;・∀・)「おい、こら、ふざけんな!僕らは姉さんのおもちゃじゃないんだぞ!!」
(*゚∀゚)「……このままデュエルしねぇってんなら、二人とも叩き落すからな!アッヒャッヒャッヒャヒャヒャー!」
(,,^Д^)「橋も紐も、とても頑丈なのを用意していますので、命には別状は無いですから、安心して潰し合ってくださいね」
(*゚∀゚)「そんじゃ」
(,,^Д^)「デュエル」
(*゚∀゚)(,,^Д^)「START!あ、オレ(僕)達はその辺にセットされたカメラから見てるんで、それじゃー」
ばらばらばらー。
ヘリは去っていた。
(;´∀`)「酷過ぎるモナ……。モララー君!デュエルする事ないモナ!こんな事では僕らの友情は……」
( ・∀・)「ま、あれだ、やらなきゃ墜ちるってんなら……墜ちるのは、一人で……いいよね……」
ガチャガチャ。
(;´∀`)「も、モララー君……?僕らの友情があんな暴君に屈して良いモナか?いいや!そんな事はないはずモナ」
_,
( ・∀・)「え、だって……。僕、…… 高 い 所 苦 手 だ し 」
(#´∀`)「(あ、あの目は……一切の躊躇無しに僕をたたき落とせる目だモナ……!腐れ外道の血筋だモナ!)」
( ・∀・)「デュエル!」(´∀`#)
- TURN 1-
( ´∀`)「糞ッ!やってやるモナ!僕のターン、マジック・コンダクターを召喚!」
《マジカル・コンダクター/Magical Exemplar》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1700/守1400
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンターを任意の個数取り除く事で、
取り除いた数と同じレベルの魔法使い族モンスター1体を、
手札または自分の墓地から特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
( ´∀`)「そして、フィールド魔法・魔法族の里……!」
《魔法族(まほうぞく)の里(さと)/Secret Village of the Spellcasters》 †
フィールド魔法
自分フィールド上にのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、
相手は魔法カードを発動する事ができない。
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在しない場合、
自分は魔法カードを発動することができない。
ソリッドビジョンによって創りだされる魔法族の里が、谷を覆い隠す。
(;´∀`)「相変わらず足元はぐらぐらしてるけど、これでちょっとはましになったモナ」
マジック・コンダクター(0)→(2)
( ・∀・)「1ターン目から魔法封じ……。本気だね、本気で僕を────」
(#´∀`)「モララー君はもっと本気だモナ……!」
( ・∀・)「はたして……どうかな?」
(;´∀`)「ど、どういう事モナ?」
( ・∀・)「心優しい君は、僕とのデュエルを躊躇するだろう……だから……あえて、僕は君を挑発したとすれば……!」
( ´∀`)「モララー君……」
( ・∀・)「分かって、くれたんだね?」
(#´∀`)「本当にそう思ってるなら、そんな事、言うはずないモナ!カードを1枚伏せてターンエンド!」
- TURN 2-
( ・∀・)「チッ。僕のターン、ドロー。ジェネクス・ニュートロンを召喚」
ATK:1800
( ・∀・)「攻撃だ!」
( ´∀`)「速攻魔法、エネミー・コントローラー!ジェネクス・ニュートロンは守備表示に!」
マジック・コンダクター (2)→(4)
( ・∀・)「ま……だろうね。収縮で破壊されなかっただけ儲け物と考えるか。カードを1枚伏せる、そしてターンエンドだ」
( ・∀・)「ジェネクス・ニュートロンの効果発動、召喚されたエンドフェイズに機械族のチューナーを手札に加える」
(;´∀`)「(確かに、収縮が良かったモナ……。この差は後々に響くモナよ……)」
( ・∀・)「ロード・シンクロンを手札に加えるよ、ターンエンドだ」
- TURN 2- 終了時までの状況
( ´∀`)LP:8000 手札:3枚
場:マジック・コンダクター(4) 伏せ:無し フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:8000 手札:5枚
場:ジェネクス・ニュートロン 伏せ:1枚
- TURN 3-
( ´∀`)「僕のターン、ドロー。エキセントリック・ボーイを召喚するモナ」
(;・∀・)「………………………糞、早いな」
( ´∀`)「察しの良いモララー君は、これから僕が何をするか分かったようだモナね」
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/魔法使い族/攻 800/守 200
このカードをシンクロ素材とする場合、
他のシンクロ素材モンスターは手札のモンスター1体でなければならない。
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターは
効果を発動する事ができず無効化され、
フィールド上から離れた時ゲームから除外される。
( ´∀`)「その特殊能力により手札のレベル2のシンクロ・フュージョニストをチューニングしてレベル5のシンクロ召喚を行うモナ!」
( ´∀`)「TG ハイパー・ライブラリアン!効果は無効化されてしまうモナが、大した問題じゃないモナ」
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
自分または相手がシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
( ´∀`)「さてさてシンクロ・フュージョニストの効果、魔法使い族のシンクロに使用された事でデッキから融合を手札に加えるモナ」
( ´∀`)「マジック・コンダクターの効果発動、魔力カウンターを2つ取り除き、シンクロ・フュージョニストを墓地から蘇生」
マジック・コンダクター (4)→(2)
( ´∀`)「手札から融合を発動し、TG ハイパー・ライブラリアンとシンクロ・フュージョニストを……《融合》」
( ´∀`)「それによって融合召喚されるモンスター、それは」
(;・∀・)「僕も愛用する最強クラス魔導師……!」
《覇魔導士(はまどうし)アーカナイト・マジシャン/Supreme Arcanite Magician》 †
融合・効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800
魔法使い族シンクロモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードが融合召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを1つ取り除く事で、
以下の効果を発動する事ができる。
●フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
●自分のデッキからカードを1枚ドローする。
( ´∀`)「覇魔導士アーカナイト・マジシャン!融合を発動した事により、コンダクターにも魔力カウンターが乗るモナ」
マジック・コンダクター (2)→(4)
覇魔導士アーカナイト・マジシャン (0)→(2)
覇魔導士アーカナイト・マジシャン ATK:1400→3400
( ´∀`)「そして、効果発動!マジック・コンダクターの魔力カウンターを取り除く事で……」
マジック・コンダクター (4)→(3)
( ´∀`)「モララー君の伏せカードを破壊するMONAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッ!!」
(;・∀・)「糞っミラフォだよ、ミラフォ!」
( ´∀`)「モナっ、モナっ、モナっ!僕を相手にするってのにフリーチェーンじゃないカードに頼るのは関心しないモナ」
( ・∀・)「他に来てたらミラフォなんかに頼らないよ……」
( ´∀`)「ま、そうだろうモナね。マジック・コンダクターでジェネクス・ニュートロンに攻撃!そのままアーカナイト・マジシャンで直接攻撃!」
DEF:400 vs ATK:1700
ジェネクス・ニュートロン → 破壊
(;・∀・)LP:8000→4600「うおぉおお……っ」
ぐらぐら。
(;・∀・)「クソがぁ……ッ。本気の本気かよ……本気で、僕を……殺す気か!モナー!」
( ´∀`)「ふっ、そうだその通りモナ」
( ・∀・)「え、マジかよ……」
(;´∀`)「……勢いで肯定したけど殺す気はないモナ!っていうか何で殺すとかの話になってるモナ」
( ・∀・)「いや、何となく……」
( ´∀`)「まったく……。リバースカードを1枚伏せてターンエンドモナよ」
- TURN 4-
( ・∀・)「僕のターン、ドロー……ん〜。あ」
(;・∀・)「( 詰 ん だ 気 が す る )」
( ・∀・)「(魔法使えねーし。罠張っても潰されるし。苦し紛れに攻撃しても伏せカードで吹っ飛ばされる気がするし)」
( ・∀・)「(最悪なパターンに入ったな)手札からカオスエンドマスターをしょうかーん」
ATK:1500 属性:光
(;´∀`)「やる気ないモナね……。デュエルはまだ始まったばかり、まだまだ何が起こるか分からないモナよ?」
(#・∀・)「あ?分かってんだよ、対攻撃カード張ってる事くらいなぁ!カマトトぶりやがって!おら!カオエンでアーカナイトに攻撃!」
( ´∀`)「ははっ。まあ、その通りなんだけどモナね。速攻魔法、ディメンション・マジック発動!」
( ´∀`)「マジック・コンダクターをリリースして、手札からブラック・マジシャン・ガールを特殊召喚して、カオスエンドマスターを破壊するモナ〜♪」
(#・∀・)「グギギ……。はいはい、オネスト手札に有るのモロバレな上、状況が悪化しましたよっと!ターンエンド」
- TURN 4- 終了時までの状況
( ´∀`)LP:8000 手札:1枚
場:ブラック・マジシャン・ガール 覇魔導士アーカナイト・マジシャン 伏せ:無し フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:4600 手札:5枚
場:無し 伏せ:無し
その頃、学園では。
イベントなどで仕様される巨大モニターの前に、
多人数の生徒が集まり、二人のデュエル映像を楽しんでいた。
(*゚∀゚)「アッヒャッヒャッヒャ!さっすがモナー。成績トップで入学した事はあるぜ!こりゃモララー勝てねぇな」
(;^Д^)「ツーチャン……。実の弟なんだから、少しはモララー君の事を信頼してあげましょうよ、手札もまだ5枚も有りますし」
(*゚∀゚)「いや〜。無理だろ、これは、無理ゲーだ。そもそも、手札良かったら、まずこんな状況になんねーからな、手札も終わってんだよ」
(,,^Д^)「いやいや……。まだですよ」
(*゚∀゚)「やけにモララーの肩を持つじゃねぇか、根拠はあんのか?」
(,,^Д^)「だって、ほら。貴方の弟ですからね……ね……まあ」
場面は橋の上に戻る。
- TURN 5-
( ´∀`)「僕のターン。手札から賢者の宝石を発動。ブラック・マジシャン・ガールが場に存在する時、デッキからブラック・マジシャンを特殊召喚!」
ATK:2500
( ´∀`)「うーん……。バトルフェイズ!3体の魔術師でトリプルアタック!」
ATK:3400\
ATK:2000─→ vs LP:4600
ATK:2500/
(;・∀・)LP:4600→2600→100「うぐお!」
( ´∀`)「何!?馬鹿な、ライフが100残っているモナ!……なんて言ってみたりして」
(;・∀・)「アルカナフォースXIV−TEMPERANCEを使用した!」
効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2400/守2400
手札からこのカードを捨てる事で、自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
●裏:相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
( ´∀`)「覇魔導士アーカナイト・マジシャンの戦闘ダメージ、3400を無効化したモナね。全然読み筋だモナ」
( ・∀・)「だろうね……」
( ´∀`)「最後に!カードを1枚伏せる事でターンエンドモナ」
- TURN 6-
( ・∀・)「僕のターン……ドロー。ん……」
(;#・∀・)「(おい、この野郎!今更来やがって……ふざけるなよ。クソッ、まあいい、ありがとうよ)サイバー・ヴァリーを召喚」
( ´∀`)「おや……?」
( ・∀・)「さらにリバースカードを2枚伏せてターンエンドさ」
- TURN 6- 終了時までの状況
( ´∀`)LP:8000 手札:0枚
場:ブラック・マジシャン・ガール 覇魔導士アーカナイト・マジシャン ブラック・マジシャン 伏せ:1枚 フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:100 手札:2枚
場:サイバー・ヴァリー 伏せ:2枚
- TURN 7-
( ´∀`)「僕のターン、ドロー。ふむ、サイバー・ヴァリーと合わせ、一見、このターンを凌ぎきるための布陣を整えたようにも見えるモナ」
( ・∀・)「……」
( ´∀`)「しかし、先ほどからの状況からして有用なカードが2枚も伏せられているとも考えにくいモナ、ていうかあったらもう使ってる」
( ´∀`)「おそらく、伏せられているカードはアーカナイトの標的をそらす為の無意味な魔法カード辺り……」
( ・∀・)「さあて、どうかな。単体では使えないが特定の組み合わせで効果を発揮するカードは沢山あるよ」
( ´∀`)「ははっ、言ってろモナ。……しかし、念には念を」
(;・∀・)「む」
( ´∀`)「多めにブラフを張り、引き込んだ有用な罠を隠すための二重のブラフとも考えられる。故に、コイツで確実に止めを指すモナ!」
( ´∀`)「ブラック・マジシャン、ブラック・マジシャン・ガール。二人の魔術師を生贄に降臨するは、僕のデッキ第二のエースカード」
( ´∀`)「 黒 の 魔 法 神 官 モナ!!」
《黒の魔法神官(マジック・ハイエロファント・オブ・ブラック)/Sorcerer of Dark Magic》
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3200/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するレベル6以上の魔法使い族モンスター2体を
生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
罠カードの発動を無効にし破壊する事ができる。
( ´∀`)「コイツと里を合わせて魔法、罠をロック!これで心置きなくサイバー・ヴァリーを破壊できるモナ」
( ´∀`)「覇魔導士アーカナイト・マジシャン、効果発動!モララー君を奈落へ送れ!」
覇魔導士アーカナイト・マジシャン (2) → (1)
覇魔導士アーカナイト・マジシャンATK:3400→2400
( ・∀・)「ふっ……クックック……。効果の発動って言ったね。引き返せないよ、もう!」
(;´∀`)「な、何を笑っているモナか」
( ・∀・)「これだからエリート坊ちゃんは……。爪が甘いッ!オネスト及び自身を墓地に送って、朱光の宣告者の効果を発動!」
チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/天使族/攻 300/守 500
このカードと天使族モンスター1体を手札から墓地へ送って発動する。
相手の効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
( ・∀・)「覇魔導士アーカナイト・マジシャンの効果を無効化し、破壊する」
(;´∀`)「モナっ!?土壇場で引き当てたというのかモナ」
( ・∀・)「いやぁ、ヒヤヒヤしたよ。しかし、ムダに深読みしまくってる君は実に笑えたよモナーくぅん?ハハハハハハー!」
(;´∀`)「うむぅ……手札から発動出来るカードを多く組み込んだハンドエフェクトタクティクス×光属性デッキ…・・!流石モナ」
( ・∀・)「実力者故の慢心という奴かね?ざまぁ無いことだねぇ!さあ、サイバー・ヴァリーへの攻撃はどうするんだい?」
( ´∀`)「勿論、仕掛けさせて貰うモナ。攻撃しなければ始まらないモナ」
( ・∀・)「へえぇ……良いのかなぁ?」
( ´∀`)「……まだ魔法罠ロックは健在だモナ」
( ・∀・)「次のドローと合わせて2枚ドロー。ソイツを潰せるカードを引けば、同時にロックは解除される」
( ´∀`)「引けたら……の話だモナ。引けなかったならば、それこそ本物の地獄が君をまっているモナ!」
( ・∀・)「引くさ。引くよ、引くに決まっている!モナー!次は君が奈落の底を見つめ、ガクガク足を震わせて怯える番だ!」
(;´∀`)「(そんなにビビってたのかモナ……)何と言おうと攻撃!」
( ・∀・)「サイバー・ヴァリーの効果、自身を除外して攻撃を無効化、さらに僕は1枚ドローできる」
( ´∀`)「ターンエンドモナ」
- TURN 8-
( ・∀・)「僕のターン、ドロー。来た、来たぞ……!放浪の勇者 フリードを召喚する!」
(;´∀`)「本当に引きやがったモナ!」
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1200
自分の墓地に存在する光属性モンスター2体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードの攻撃力より高い攻撃力を持つ、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
( ・∀・)「勇者フリードの効果……!ジェネクス・ニュートロンと朱光の宣告者を除外することで黒の魔法神官を破壊!」
( ´∀`)「うぬぅ」
( ・∀・)「これにより、魔法、罠ロックは解除され魔法族の里の効果で今度はそっちが魔法を使えなくなる番だ!」
( ・∀・)「デュエルの流れは完全にこちら側に向いた……!フリードでダイレクトアタック!」
( ´∀`)「おっと、僕の場にはオネスト対策が合った事を忘れてはいけないモナ。通常罠カード、くず鉄のかかし。攻撃を無効化」
(;・∀・)「ンなッ!」
( ´∀`)「さらにカカシをセットしなおすモナ。甘い甘い」
( ・∀・)「クソ……!ここまで来てカスリ傷も与えられないのか。だけど!」
( ・∀・)「リバースカード、未来融合−フューチャー・フュージョン!」
永続魔法(制限カード)
自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体をお互いに確認し、
決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
( ・∀・)「サイバー・ドラゴンを2枚を墓地に送り、2ターン後にサイバー・ツイン・ドラゴンを融合召喚!」
( ´∀`)「なるほど手数で攻める気かモナ」
( ・∀・)「さらに、もう一枚、リバースカード!光の護封剣!3ターンの間、そっちの攻撃を封じる。ターンエンド」
- TURN 8-終了時までの状況
( ´∀`)LP:8000 手札:0枚
場:無し 伏せ:1枚 フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:100 手札:1枚
場:放浪の勇者 フリード 伏せ:無し 魔法:未来融合(0) 光の護封剣(0)
- TURN 9-
( ´∀`)「ボクのターン、ドロー。……モンスターをセットしてターンエンド」
- TURN 10-
( ・∀・)「(攻撃できず、魔法も使えない。となれば引いたカードをセットするしか無い……当然、当然のプレイング……)
ボクのターン、ドロー!」
(;・∀・)「(手札の関係上、彼の引いたカードは完全に運で引き寄せた、苦し紛れの弱小チューナーの可能性が高い!
場のアドバンテージを広げるチャンスは今しかないんじゃないか?)」
(;;・∀・)「(いや、待てよ、モナーのライフはまだ8000ある、くず鉄もある。これだけ余裕であって弱小モンスターをセットする
可能性は極めて低い……。いや!絶対に無いと言っても過言ではないはず!僕のライフは既に100……!)」
(;;;・∀・)「(フリードの攻撃力1700じゃ力不足にも程がある!魔法使い族は何気に守備力の高いカードが多いんだ!)」
(;;;;・∀・)グニャァア「(下手な手を打ったら反射ダメージで即死だ!ううっ……ここは……ッ!)」
場面はデュエルアカデミアで高みの見物をしているつー達に移る。
(*゚∀゚)「アッヒャッヒャ!迷ってる、迷ってる!ばっかだなぁ!アイツ!今更ごちゃごちゃ時間かけて考えたって無駄だってのに」
(,,^Д^)「迷いますよねぇ……ここまで来たらモナー君が何をしようが疑心暗鬼になって身動き出来ないじゃないですか?」
(*゚∀゚)「そうそう、こういう時はインスピレーションに任せるのが一番なんだよ。」
- 橋の上の映像-
( ・∀・)「手札から……ロード・シンクロンを召還……」
( ・∀・)「二体のモンスターでオーバーレイネットワークがごにょにょ……」
( ・∀・)「希望皇ホープをエクシーズ召還」
《No(ナンバーズ).39 希望皇(きぼうおう)ホープ/Number 39: Utopia》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、
このカードを破壊する。
- 映像ここまで-
(*゚∀゚)「あ、終わったわ、あいつ」
(,,^Д^)「いやいや、何をすれば正しいかなんて、まだ分かりませんよ?モナー君が引くカード次第じゃないですか」
(*゚∀゚)「いやー、なんつうかな?流れが悪すぎるわ。ココに来て受け身になったら終わりだろ、完全に」
そして場面は吊り橋の上に戻り。
( ・∀・)「(これで、次のターンを凌げばサイバーツインとホープで3連打!)」
( ・∀・)「(凌げば、そう、凌げば……勝機はある……!)リバースカードをセットしてターンエンドだ!」
- TURN 10- 終了時まで
( ´∀`)LP:8000 手札:0枚
場:裏守備 伏せ:1枚 フィールド:魔法族の里
( ・∀・)LP:100 手札:無し
場:希望皇ホープ 伏せ:1枚 魔法:未来融合(1) 光の護封剣(1)
- TURN 11-
( ´∀`)「ボクのターン、ドロー──……ッ!モララー君!」
( ・∀・)「……なんだよ」
( ´∀`)「デュエルの神様ってのは、攻め続けた物に微笑むモナ」
(#・∀・)「ああそうかよ!ドローする前に言ってたらかっこよかったね!バーヤバーヤ!」
(;´∀`)「ご、ごめんモナ……」
( ・∀・)「謝るなよ!」
( ´∀`)「では、執念深き老魔術師を反転召還。リバース効果で相手モンスターを破壊できるモナ!ホープを破壊!」
( ・∀・)「はい。」
( ´∀`)「僕の場に魔法使い族がいるから、これで魔法が使えて──」
( ・∀・)「僕は、魔法が使えない……と」
( ´∀`)「手札からハリケーンを発動!魔法・罠カードを全て手札に戻すモナ!」
(;;・∀・)「ギャーッス!」
( ´∀`)「光の護封剣が消えて、これで攻撃可能モナ!執念深き老魔術師でダイレクトアタック!」
(;・∀・)LP:100→0「ウワー!」
モララーの足場が消え、谷底に落下していく。
(;・∀・)「UWAWAWAWAWWWwwAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!ギョエー!HOWA──!!」
…………。
そして、翌日。
( ´∀`)「いやぁ、昨日は大変だったモナ……モララー君、おはようモナー」
モナーはモララーの部屋の前に立っていた。
しかし、モララーの返事は一向に返ってこない。
( ´∀`)「モララー君?いないモナか?」
ガチャリ、とドアノブを捻ると、鍵が開いていたのか扉が開く。
(;´∀`)「あれ、鍵が開いて────…………!!!!!!!たたたた、大変モナ!」
そこには、片付いた部屋とテーブルの上に1枚の置き手紙。
「探さないで下さい モララー」
──デュエルアカデミア編 完──
続く。
次回
決闘異聞録
「貴方には選択する権利がある……。人として死ぬか。デュエリストとして死ぬか……!」
カンプウショウリ
全校生徒の前で公開処刑にあったモララーは情けない事にデュエルアカデミアから逃走した!
しかしデュエルを捨て切れないモララーは憂さ晴らしにデュエリスト狩りを始める。
そこで出会ったシーンと名乗る男!彼の運命が動き出す──のだろうか!
次号!「墜落!死の決闘者達」?
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