ニュー速VIP及び製作速報のスレッド「（　＾ω＾）ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです」のまとめwikiです

ナンバーズ3 試験編集する

最終更新：ID:y9tv42cAoA 2012年04月25日(水) 22:26:16履歴


　イメージしろ――ここは俺達の世界より技術が進んだ世界。そこにあるのがブーン達が暮らす町、『ＶＩＰ町』だ。

　ＶＩＰ町には『ＳＳ高等学校』の他にも様々な学校や施設があり、色んなカードショップなんかもある。

　ブーン達がよくいくカードショップは『ミンナノヒツマブシ』。ここの店長はこのＳＳでまだ一行しか登場してない。

　さあ、ブーンが生徒として学校に登校したところから物語スタートだ。



　〜入学式の翌日〜


　ブーンは早めに登校したつもりだったが、既にドクオとツンとハインとショボンは教室にいた。

　軽く挨拶をしたあと、早速今日のテストの話になった。


( 'A`)「あー今日はテストかー……デュエルモンスターズのことでもテストって聞くと急にダルく感じられるな」

(　＾ω＾)「でも今日の授業はテストだけだお！午前授業だお！」

(　´・ω・)「えっ」

(　＾ω＾)「おっ？」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「……テストだけだけど、別に午前授業じゃないわよ。1年生全員の合同テストよ？午後も続くに決まってるでしょ」

(　＾ω＾)「」

( 'A`)「弁当いらないって言っちゃったのか」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「大丈夫よ、購買があるわ」

(＃＾ω＾)「パンなんかじゃ僕のお腹は満たされないお！お米が食べたいお！」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「おにぎりでも買えばいいじゃない……」

(＃＾ω＾)「あったかいご飯が食べたいんだお！」

( 'A`)「なにこいつめんどくさい」

从 ﾟ∀从「弁当だって昼時にはもう冷めてるだろーに」

(　´ω｀)「今日は家に直帰してあったかいご飯を貪る予定だったんだお……」

从；ﾟ∀从「どんだけ米好きなんだお前」

( 'A`)「ブーンは隙あらば米食ってるからな。中学の時の修学旅行でもおにぎり買いまくったり」

从 ﾟ∀从「なんだお前ら同じ中学だったのかよ！どおりで仲がいいと思ったぜ」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「あら、そういえば言ってなかったわね。私は中学の時から一緒なの」

( 'A`)「俺とブーンは小学校の時から一緒なんだ」

(　´・ω・)「それじゃあ3人でプロデュエリストを目指してここへ？」

( 'A`)「まあ、一応そうだな。なれるのは一握りだけだし、まだわかんねーけど」

(　＾ω＾)「なるお！絶対みんなでなるお！」

　ｶﾞﾗﾗｯ

<ヽ｀∀´>「はーいまだチャイムなってないけどみんな席に着くニダー。デュエリストたるもの常に自己管理ができていないとダメニダ」

( 'A`)「おっと、んじゃまた」

(　＾ω＾)「おっ」

从 ﾟ∀从「おう」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「ええ」

(　´・ω・)「うん」

<ヽ｀∀´>「チャイムがなったらホームルームは飛ばしてすぐにテストの準備をするニダ。指示に従って体育館に移動するニダ。あ、あと忘れ物をしないように」

<ヽ｀∀´>「とはいっても持っていくものはデッキとデュエルディスクとＤゲイザーだけニダ。あ、ただし試験中のデッキの交換は認めないニダよ」

<ヽ｀∀´>「ちなみにこのテストは勝てばいいってもんじゃないニダ。先生達が常にデュエルの状況を確認し、プレイングミスしてないかどうかチェックするニダ」

　ｴｴｰ　ﾏｼﾞｶﾖｰ　　ｹﾝﾘｮｸｯﾃﾔﾂｶ

(　＾ω＾)（意外とシビアだお……強引に攻めたりするのもプレイングミス扱いなのかお？その結果次第なのかお？）

　ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

<ヽ｀∀´>「チャイムが鳴ったニダ。それじゃ、1-Aが先に移動するから廊下で待つニダ」

　ｶﾞﾔｶﾞﾔ　ｻﾞﾜｻﾞﾜ

(　´∀｀)「ブーン、おはようモナ」

(　＾ω＾)「おっ！おはようだおモナー。いつからいたお？」

(　´∀｀)「先生とほぼ同時だったモナ。危なかったモナ」

(　＾ω＾)「意外と時間にルーズなのかお？」

(　´∀｀)「今朝はギリギリまでデッキ調整してたんだモナ」

(　＾ω＾)「……なんだかモナーには勝てる気しないお、テストで当たらないことを祈るお」

(　´∀｀)「僕も展開力があるデッキと当たるのは避けたいモナ」

<ヽ｀∀´>「はーい、それじゃ1-B、移動するニダ！」

(；＾ω＾)「おっ……緊張するお」


　〜体育館〜


　( ^Д^)　　( ∵)　　ドン☆


(；＾ω＾)（校長も立ち会うのかお！？……隣にいるのは、確か教頭だったかお？）

<ヽ｀∀´>「えー、校長と教頭も見てるから、みんなしっかりやるニダ。あ、でもあんまり気張りすぎてプレイングミスすることがないように気をつけるニダ」

(；＾ω＾)（そう言われても……）

<ヽ｀∀´>「じゃあ出席番号順にカードを配っていくニダ。カードに書いてある場所と時間でテストを行うニダ。20のデュエルコートを使って一斉にデュエルするニダ」

<ヽ｀∀´>「午前と午後で3時間ずつにわけて、1人2回デュエルするニダよ」


　ブーンは配られたカードを早速確認した。


(　＾ω＾)（時間は……1時間目のＡと5時間目のＤ。早速かお。でも早いほうがいいお。場所は……4番コートかお）

<ヽ｀∀´>「それじゃあ1時間目のＡを引いた生徒はそれぞれのコートに入るニダ」


　ブーンが4番コートに移動すると、3番コートにツンとショボンが移動していくのが見えた。


(　＾ω＾)（あの二人も早速デュエルかお……ショボンはエクシーズを使うって言ってたお、きっとツンの相手をするのは辛いお）

( ﾟДﾟ)「おい、お前」

(　＾ω＾)「おっ？君が対戦相手かお、よろしくだお」

( ﾟДﾟ)「ナンバーズって知ってるか？」

(　＾ω＾)「おっ？ナンバーズ？いや、知らないお。何の事だお？」

( ﾟДﾟ)「……そうか。いや、何でもない」

(；＾ω＾)（何気に挨拶スルーされたお……）


　『それでは、1時間目のＡの試合を開始します。デュエルスタンバイ！』


　( ﾟДﾟ)「「Ｄゲイザー、セット！デュエルディスク、セット！デュエルターゲット、ロックオン！」」(＾ω＾　)

　『ＡＲヴィジョン、リンク完了』

　( ﾟДﾟ)「「デュエル！！」」(＾ω＾　)


( ﾟДﾟ)「ターンランプがついた、俺の先攻だ。ドロー！モンスターをセットしてターンエンドだ」

(　＾ω＾)（判断が早いお、手札ほとんどチラ見だったお）


　( ﾟДﾟ)　LP8000　手札5枚
　モンスター：セット1体
　魔法・罠：なし
　
　(　＾ω＾)　LP8000　手札5枚
　モンスター：なし
　魔法・罠：なし


(　＾ω＾)「僕のターンだお、ドロー！」

(　＾ω＾)（手札は……ジャンク・ブレーダー、ジャンク・サーバント、ミラーフォース、スピード・ウォリアー、増援、強欲で謙虚な壺）

(　＾ω＾)（増援でジャンク・シンクロンを手札に加えて召喚し、サーバントを特殊召喚してジャンク・アーチャーをシンクロすればダイレクトアタックが狙えるお）

(　＾ω＾)（でも強欲で謙虚な壺を発動したいお。このターン特殊召喚は出来なくなるけど、デッキトップの3枚の中から好きなカードを手札に加えられるのは大きいお）

(　＾ω＾)（それに特殊召喚をしまくる僕のデッキだと強欲で謙虚な壺は後々腐る可能性があるお。発動するなら今しかないお！）

(　＾ω＾)「僕はてｈ(　´・ω・)「フォトン・スラッシャーと終末の騎士でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！」

(；＾ω＾)（しまったお……隣のデュエルとタイミングが被ってしまったお、なんか言い直すの恥ずかしいお）

(；ﾟДﾟ)「……！？このオーバーレイネットワークはっ！？」


ξ；ﾟ��ﾟ)ξ「何なの、この光は……！？」

(　´・ω・)「Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ！」

　Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ：ATK2500


( ^Д^)「まさか1年生で既に手に入れている生徒がいるとは……」

( ∵)「デュエルを強制終了させますか？」

( ^Д^)「いえ、あの生徒は見たところナンバーズに操られているわけではないようです。恐らく害はないでしょう」

( ^Д^)「それに女の子のほうはナンバーズの存在を知らないようです。ナンバーズ同士のデュエルではないのならば問題はありません」

( ^Д^)「しかしいつ何が起こるかわからないのも事実。いつでも強制終了できるようにしておきましょう」

( ∵)「わかりました」

( ^Д^)（最近は校内でナンバーズが発生することはなかった……あのナンバーズ、一体どこで手に入れたのでしょう……？）


(＊＾ω＾)「すごいお……こんなエクシーズモンスターが存在していたのかお！」

(；ﾟДﾟ)「やはりナンバーズ！」


(　´・ω・)「僕はさらに永続魔法、一族の結束を発動するよ。墓地には戦士族の不死武士がいるから僕の場の戦士族全ての攻撃力を800ポイントアップ」

　Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ：ATK2500→ATK3300

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「先攻1ターン目から攻撃力3300……昨日とは別人みたいだわ」

(　´・ω・)「ハインさんがくれたフォトン・スラッシャーのお陰かな。ターンエンドだよ」


　(　´・ω・)　LP8000　手札3枚
　モンスター：ホープ（フォトン・スラッシャー、終末の騎士）
　魔法・罠：一族の結束

　ξ ﾟ��ﾟ)ξ　LP8000　手札5枚
　モンスター：なし
　魔法・罠：なし


ξ ﾟ��ﾟ)ξ「でも私、結構強いのよ？私のターン！手札からギアギアーノを召喚！」

　ギアギアーノ:ATK500

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「さらに魔法カード機械複製術を発動！攻撃力500以下の機械族1体と同名の機械族を2体までデッキから特殊召喚するわ！」

　ギアギアーノ：ATK500　　ギアギアーノ：ATK500　　ギアギアーノ：ATK500

(；´・ω・)「えっ、そんな、もうエクシーズ召喚の準備が……」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「その通りよ。ギアギアーノ2体でオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！弦魔人ムズムズリズム！」

　弦魔人ムズムズリズム：ATK1500

(　´・ω・)（よし、ホープには勝てない！）

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「さらに墓地の魔法カード、機械複製術を除外することで手札からマジック・ストライカーを特殊召喚！」

　マジック・ストライカー：ATK600

(；´・ω・)「ま、まさか1ターンに2回もエクシーズ召喚を！？」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「2回じゃないわ……3回よ！攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚に成功した時、このカードは発動できる！速攻魔法、地獄の暴走召喚！」

(　´・ω・)「そ、そのカードは……」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「特殊召喚した攻撃力1500以下のモンスターを手札、デッキ、墓地から可能な限り特殊召喚する……マジックストライカーをデッキから2体特殊召喚するわ！」

　マジック・ストライカー：ATK600　　マジック・ストライカー：ATK600　　マジック・ストライカー：ATK600

(；´・ω・)「モンスターを1ターンで何回召喚するつもりなんだ！？」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「ちなみにあなたもモンスターを1体選択して同名モンスターを手札、デッキ、墓地から特殊召喚できるわ。あなたの場にはエクシーズモンスターしかいないけどね」

(；´・ω・)「うう……手札にもデッキにも墓地にもエクシーズモンスターはいないから、一方的にそっちだけが展開できるってことか……」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「エクシーズ召喚したのは失敗だったわね。マジック・ストライカーとギアギアーノでオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！太鼓魔人テンテンテンポ！」

　太鼓魔人テンテンテンポ：ATK1700

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「さらにマジック・ストライカー2体でオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！管魔人メロメロメロディ！」

　管魔人メロメロメロディ：ATK1400

(；´・ω・)「本当に1ターンに3回もエクシーズ召喚を……」


　弦魔人ムズムズリズム：ATK1500　　太鼓魔人テンテンテンポ：ATK1700　　管魔人メロメロメロディ：ATK1400



ξ ﾟ��ﾟ)ξ「メロメロメロディの効果発動！1ターンに1度、素材を一つ取り除き魔人エクシーズモンスター1体を選択してこのターン2回の攻撃を可能とさせるわ！効果はムズムズリズムへ」

(　´・ω・)「で、でもホープの攻撃力には届かないはず……」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「それはどうかしら？テンテンテンポの効果発動！素材を一つ取り除き相手のエクシーズモンスターを1体選択し、その素材を一つ取り除く！ドラミング・ソニック！」

(；´・ω・)「ホープのエクシーズ素材が……！？」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「そして自分の場の魔人エクシーズモンスター全ての攻撃力を500ポイントアップさせるわ」

　弦魔人ムズムズリズム：ATK1500→ATK2000　　太鼓魔人テンテンテンポ：ATK1700→ATK2200　　管魔人メロメロメロディ：ATK1400→ATK1900

(　´・ω・)「でもホープの攻撃力は3300、それは変わらないよ！」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「そっちが変わらなくても、こっちが変わるのよ。バトル、ムズムズリズムでホープを攻撃！」

(；´・ω・)「攻撃力2000のムズムズリズムで攻撃力3300のホープへ攻撃だって！？」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「ムズムズリズムは魔人エクシーズモンスターの攻撃したダメージステップ時に素材を一つ取り除き、そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズまで倍にできるのよ」

(；´・ω・)「そ、そんな……なら攻撃宣言時にホープの効果発動！素材を一つ取り除いて、モンスターの攻撃を無効にするよ！」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「ランク4にしては強力な効果を持ってるのね……でもムズムズリズムはメロメロメロディの効果でもう一度攻撃できるわ！再びホープに攻撃！」

(；´・ω・)「うう……エクシーズ素材を持たないホープは、攻撃対象に選択された時、破壊されるよ……」

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「あら、デメリット持ちだったのね……なら攻撃対象を変更、ムズムズリズムでダイレクトアタック！そして効果を発動するわ！」

　弦魔人ムズムズリズム：ATK2000→ATK4000

(；´・ω・)「うわあああああああ！！」LP8000→4000

ξ ﾟ��ﾟ)ξ「さらにテンテンテンポとメロメロメロディでダイレクトアタック！ムズテンメロウェーブ！」

　太鼓魔人テンテンテンポ：ATK2200　　管魔人メロメロメロディ：ATK1900

(；´・ω・)「えっと……僕のライフは4000だから……そ、そんな！」

　(　´・ω・)LP4000→LP1800→LP0　ﾋﾟｯｰ　ξ ﾟ��ﾟ)ξWIN!


(；^Д^)「本当に何が起きるかわかりませんね」

( ∵)「まさかナンバーズを使用しているにも関わらず負けるとは……あのナンバーズは特別な力を持っていないのでしょうか？」

( ^Д^)「しかしあのオーバーレイネットワークは確かにナンバーズのもの……」

( ∵)「ただ単に所有者に実力がなかっただけ……？」

( ^Д^)「しかしそれならナンバーズに操られてしまうはず。おかしいですね……」

( ∵)「観察を続けるしかなさそうですね」

( ^Д^)「そうですね。出来るだけあの生徒から目を離さないように。お願いしますよ」

( ∵)「わかりました」


(　＾ω＾)「何平然とワンキルしてるのあの子こわい」

( ﾟДﾟ)（あのナンバーズ、かなり強力だな……所有者が残念だが。しかし所有者が残念なのは好都合だ）

(；＾ω＾)「はっ……いけないお、あっちのデュエルに集中しててデュエルを忘れてたお。えーとターン制限時間は……あと30秒！？おおっ、デュエルを続行するお！」

( ﾟДﾟ)「あ、ああ」

(；＾ω＾)「スピード・ウォリアーを召喚！バトルフェイズに入り、効果を発動！元々の攻撃力を倍にするお！」

　スピード・ウォリアー：ATK900→ATK1800

(　＾ω＾)「裏守備モンスターに攻撃！」

( ﾟДﾟ)「裏守備モンスターはスノーマンイーター。守備力は1900、100ポイントの反射ダメージを受けてもらう」

　スノーマンイーター：DEF1900

(；＾ω＾)「おっ……」LP8000→LP7900

( ﾟДﾟ)「さらにスノーマンイーターはリバースした時発動する効果を持っている。表側表示のモンスター1体を破壊する」

(；＾ω＾)「スピード・ウォリアーが！？……でもスピード・ウォリアーでよかったお、カードを1枚セットしてターンエンド！」

(；＾ω＾)（あっ、焦って強欲で謙虚な壺使い忘れたお……い、いやでもデッキ内容をバラさないためともとれるから必ずしもマイナス評価とは限らないはずだお！）


　( ﾟДﾟ)　LP8000　手札5枚
　モンスター：スノーマンイーター
　魔法・罠：なし

　(　＾ω＾)　LP8000　手札4枚
　モンスター：なし
　魔法・罠：セット1枚


( ﾟДﾟ)「俺のターンだ、ドロー。メインフェイズに入り、速攻魔法サイクロンを発動。リバースカードを破壊する」

(；＾ω＾)「おっ、ミラーフォースが……」

( ﾟДﾟ)「さらに手札からハンマー・シャークを召喚！そしてその効果を発動する。手札からレベル3以下の水属性モンスターを特殊召喚する。現れろ、ニードル・ギルマン」

( ﾟДﾟ)「ハンマー・シャークはレベルが一つ下がり、3となる。さらにニードル・ギルマンが存在する限り自分の場の魚族、海竜族、水族は攻撃力400ポイントアップ」

　ハンマー・シャーク：ATK1700→ATK2100　　ニードル・ギルマン：ATK1300→ATK1700

(　＾ω＾)（このダイレクトアタックを全て食らうのは痛いお……）

( ﾟДﾟ)「さらに自分の場に魚族、海竜族、水族のどれかが召喚、特殊召喚された時、手札からシャーク・サッカーの効果を発動できる。このカードを特殊召喚する」

　シャーク・サッカー：ATK200→600

(　＾ω＾)（どんだけ展開すんだお……まさかこのターンで決める気かお？）

( ﾟДﾟ)「スノーマンイーターとシャーク・サッカーでオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！現れろ、虚空海竜リヴァイエール！」

　虚空海竜リヴァイエール：ATK1800→ATK2200

(　＾ω＾)（このタイミングでリヴァイエール？他のエクシーズモンスターを持っていないのかお……いや、違うお）

( ﾟДﾟ)「手札から封印の黄金櫃を発動。自分のデッキからカードを1枚選択し、ゲームから除外する。そして2ターン後の自分のスタンバイフェイズにそれを手札に加える」

(　＾ω＾)（やられたお。手札に妨害できるカードはない……このデュエル、僕の負けかお）

( ﾟДﾟ)「俺が除外するのは2体目のニードル・ギルマン。そしてリヴァイエールの効果発動。素材を一つ取り除き、ゲームから除外されたレベル4以下のモンスターを特殊召喚する」

( ﾟДﾟ)「ゲームから除外されているのはニードル・ギルマンのみ。特殊召喚し、効果で俺の場のモンスター全ての攻撃力をアップ」


　ニードル・ギルマン：ATK1300→ATK1700→ATK2100　　ニードル・ギルマン：ATK1700→ATK2100　　ハンマー・シャーク：ATK2100→ATK2500　　虚空海竜リヴァイエール：ATK2200→ATK2600


(　＾ω＾)（強欲で謙虚な壺を使ってたら変わってたかお……？増援でジャンク・ディフェンダーを加えるっていう手もあったお）

( ﾟДﾟ)「……サレンダーはしないのか？」

(　＾ω＾)「お？しないお！こんなデュエル、滅多にできないお！最後まで楽しむお！」

( ﾟДﾟ)「……バトルフェイズに入る。ニードル・ギルマンでダイレクトアタック」

　(　＾ω＾)LP7900→LP5800

( ﾟДﾟ)「さらに2体目のギルマンでダイレクトアタック」

　(　＾ω＾)LP5800→LP3700

( ﾟДﾟ)「ハンマー・シャークでダイレクトアタック」

　(　＾ω＾)LP3700→LP1200

( ﾟДﾟ)「……リヴァイエールでダイレクトアタック」

　(　＾ω＾)LP1200→LP0　ﾋﾟｯｰ　( ﾟДﾟ)WIN!


(　＾ω＾)「君、すごく強いんだお！名前はなんていうんだお？」

( ﾟДﾟ)「……どうしてサレンダーしなかった？妨害する手段はなかったはずだ」

(　＾ω＾)「おっ？えーと……デュエルは最後まで何が起きるかわからないからだお(ｷﾘｯ」

( -Д-)「……おかしなヤツだな。俺はギコだ。じゃあな」

(　＾ω＾)「あっ……僕はブーンだお！また今度デュエルしようお！」


　ギコと名乗った男子がデュエルコートから離れようとしたその時、タカラ校長が近づいてきた。


( ^Д^)「ギコ。さっきのデュエル、見事でした。あれなら問題なくＡクラスに選ばれるでしょう」

(；＾ω＾)（あああああそういえば授業に影響が出るんだったあああああああああ！！！！！つーか校長なんで来たんだお！？）

( ﾟДﾟ)「アンタがこうやって近づいてきた時点で間違いなく他の奴らには不正だと思われてるだろうな。父親である前に校長であるという自覚を持って欲しいもんだ」

(；＾ω＾)（校長の息子なのかお！？どうりで強いわけだお……いやそれは関係ないのかお？）

( ^Д^)「……ギコ、隣のデュエルを見たでしょう。ナンバーズを手に入れたからといって強くなれるわけじゃないのです。ナンバーズに関わろうとするのはやめなさい」

(　＾ω＾)（ナンバーズって……さっきショボンが使ってたカードかお？そんなに特別なのかお？というか僕はここにいてもいいのかお？）

( ﾟДﾟ)「俺はもう既にナンバーズと無関係なんかじゃない」


　そう言ってギコはデッキケースから一枚のエクシーズモンスターを取り出した。

　そのカードからは、黒いオーラのようなものが滲み出ているように見えた。


(；＾ω＾)（ＡＲヴィジョン……じゃないお！僕は今Ｄゲイザーを付けてないお！）

(；^Д^)「ギ、ギコ！どこでそれを！？」

( ﾟДﾟ)「アンタに言う必要はない」

(；^Д^)「ギコ！絶対にナンバーズ同士でデュエルをしてはなりませんよ！さもなくば……！」

( ﾟДﾟ)「ナンバーズ同士でデュエルをすれば、勝者が敗者のナンバーズとその魂を得る……俺が勝って戻してやればいいだけだ」

(；^Д^)「負ければ相手がどうするかなんてわかりません！ギコ……あなたはナンバーズなんて使わなくても十分プロになれる才能を持っているのですよ！？」

( -Д-)「……このままじゃ、兄さんには一生追いつけないんだよ」


　そう言うとギコは体育館の出口へ向かって歩いていってしまった。その手に持つカードからは、やはり黒いオーラが滲み出ていた。


(；＾ω＾)（あのカード、本当に何か不思議な力が……？）

( ^Д^)「……君」

(；＾ω＾)「えっ、はい！僕ですかお！？」

( ^Д^)「このことは他言無用でお願いしますよ。あとさっきのデュエル、もっと落ち着いてデュエルすれば結果は変わっていたかもしれません」

(；＾ω＾)「あ、はい、すみませんお……隣のデュエルを見てたらターン制限時間が……」

( ^Д^)「いい集中力です。本当はもっと実力があるのでしょうね。それに、あの諦めない表情……ギコは内心焦っていたはずです。このターンで決まらないのではないかと」

(　＾ω＾)「おっ……そうだったんですかお？」

( ^Д^)「自分の息子のことです。それぐらいはわかります。もっとわかってあげられるといいのですが……」

(　＾ω＾)「はぁ……」

( ^Д^)「ワンショットキルされてはいますが、あなたのクラスはＢ以上は確定にしておきましょう。あなたはまだまだ伸びるはずです」

(　＾ω＾)「おっ……いいんですかお？」

( ^Д^)「ええ。午後のテストの結果次第では、Ａもありえますよ。それでは」


　そういってタカラ校長もパソコンが置いてある机が並んでいる体育館の隅に歩いていってしまった。

　どうやらあのパソコンでテストしている生徒の手札などを確認しているようだった。


(　＾ω＾)（……午後まで何もないし、僕も教室に戻るお。ツンとショボンも既に教室に戻っているみたいだお）


　教室に戻る途中、ブーンはショボンがナンバーズの所持者であることを思い出した。

　もしも、ギコが言っていたことが本当だったら――


(　＾ω＾)（校長は他言無用だって言っていたけど、ショボンには話したほうがいいかお……？）


　とても信じられるような話ではなかったが、タカラ校長のあの顔は息子のことを本気で心配している親の顔だった。


　ナンバーズ3　試験　〜完〜
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