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boonyugioh 2007年10月11日(木) 18:18:22履歴
(`・_・) 「僕のターン、ドローします」
「ダディさん、確かに暗黒界モンスターの弱点はその攻撃力の低さです。
でも、僕のデッキにはそれを補うためのキーカードが入っているんですよ…
見せてあげましょう、僕の村に代々伝わる幻のカードを!」
(;,(●)ゞ(●)「幻のカード…!?」
(`・_・) 「僕は自分のフィールド上の悪魔族3体、シルバ・ゴルド*2を生贄に捧げ…」
(;,(○)ゞ(○)「さ、3体生贄!?」
(`・_・) 「ξξ遥かなる太古、その強大な力により大地を征服せし三幻魔が一人、
地に這い回る悪魔を糧とし、長きに渡る眠りより覚醒し、大地の底から再びこの世にその姿を現せ…ξξ」
(;,(●)ゞ(●)「な、なんだこのふいんき(なぜかry)は…」
(`・_・) 「手札より、幻魔皇ラビエルを特殊召喚!!」
《幻魔皇ラビエル》 効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する悪魔族3体を生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
相手がモンスターを召喚する度に自分フィールド上に「幻魔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守1000)を1体特殊召喚する。このトークンは攻撃宣言を行う事ができない。
1ターンに1度だけ、自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる事で、
このターンのエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(;,(●)ゞ(●)「こ、これが幻魔…」
(`・_・) 「このカードは、その昔僕たちの村に一夜の宿を求めて訪ねてきたデュエリストが、
そのお礼に置いていったと伝えられています。村の宝です」
(;,(●)ゞ(●)「効果が長い…のはともかくとして、ATK4000…とても倒せない…」
(`・_・) 「どうやら形勢逆転のようですね。ラビエルで混沌の黒魔術師を攻撃!・・・て、天界蹂躙拳!!」
ラビエルATK:4000 VS 混沌ryATK:2800
(;,(○)ゞ(○) LP:7200→6000
(`・_・) 「たしか混沌ryはフィールドから離れる時、墓地へいかず除外されますよね」
(;,(●)ゞ(●)「あ、ああそうだ。(まずい…ばーちゃんのカードなき今、どうやってラビエルを…)」
(`・_・) 「さらにブロンで綿毛トークンに攻撃、ぇと、・・・!!」
ブロンATK:1800 VS 綿毛DEF:0
(;,(●)ゞ(●)(そ、そうか…!ブロンを攻撃してなんとか相手のライフを0にできれば…)
(`・_・) 「このままだとブロンが狙われるので、場より魔法カード発動、レアゴールド・アーマー!」
《レアゴールド・アーマー》 装備魔法
このカードを装備したモンスターをコントロールしている限り、相手は装備モンスター以外のモンスターには攻撃できない。
(`・_・) 「これをラビエルに装備し、さらにカードを2枚伏せてターンエンドです」
(;,(●)ゞ(●)「ぐは…最後の望みが…(なんとしてもラビエルを倒さなければならないのか…)」
(`・_・) LP:400 手札:5 場:ラビエル(+アーマー)、ブロン(攻)、裏守備1 宝札 伏せカード*3
(;,(●)ゞ(●) LP:6000 手札:3 場:なし 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー」
つ 強欲な壺 手札:巨大化、早すぎた埋葬、ライトニング・ボルテックス
(;,(●)ゞ(●)「スタンバイフェイズに移行、マリーの効果を発動する」
(;,(●)ゞ(●) LP:6000→6200
(;,(●)ゞ(●)「手札より魔法カード、強欲な壺を発動」
つ 電動刃虫、ドラゴンの秘宝 手札:巨大化、早すぎた埋葬、ライトニング・ボルテックス
(`・_・) (…普通、この苦しい状況で強欲な壺を引いたら、思わず即行で使ってしまうはず…
だけどダディさんは常に冷静、マリーの効果を忘れなかった…やはりこの人は強敵だ。まだ油断はできない)
(;,(●)ゞ(●)(ライボルを使えばラビエルは倒せる…
だがあそこまで苦労して出したカードを、そう簡単に破壊させてもらえるだろうか、いやもらえない。
もう少し、複雑なコンボで攻めなくては…)
(;,(●)ゞ(●)「私は手札より、電動刃虫を攻撃表示で召喚する」
《電動刃虫(チェーンソー・インセクト)》 効果モンスター 星4/地属性/昆虫族/攻2400/守 0
このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時に相手プレイヤーはカード1枚をドローする。
(`・_・) 「ラビエルの効果発動、相手がモンスターを召喚した時、トークンを特殊召喚します。
僕は幻魔トークンを守備表示で特殊召喚!」
(;,(●)ゞ(●)「そうだったな…だが私はさらに手札より、魔法カード巨大化を発動!」
《巨大化》 装備魔法
自分のライフポイントが相手より下の場合、装備モンスター1体の元々の攻撃力を倍にする。
自分のライフポイントが相手より上の場合、装備モンスター1体の元々の攻撃力を半分にする。
(`・_・) 「あいにくですけれど、戦況は僕に有利ですがライフはまだダディさんのほうが上です。
電動刃虫の攻撃力を倍にしてラビエルを倒すつもりだったんでしょうが…致命的なプレイングミスでしたね」
(;,(●)ゞ(●)「だれも電動刃虫に装備するなんて言っていないさ…装備対象は幻魔皇ラビエル!!ダディクール!!」
(`・_・) 「なるほど…」
ラビエルATK:4000→2000
(;,(●)ゞ(●)「これで電動刃虫の攻撃力の方がわずかだが上になった、電動刃虫でラビエルに攻g」
(`・_・) 「そうはさせません!メインフェイズ終了時にトラップカード発動、威嚇する咆哮!」
《威嚇する咆哮》 通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。
(;,(●)ゞ(●)「やはり防衛策は練ってあったか…だが次のターンでラビエルを倒してみせる、ターンエンド!」
(`・_・) LP:400 手札:5 場:ラビエル(+アーマー)、ブロン(攻)、裏守備1、幻魔トークン 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:6200 手札:3 場:電動刃虫(攻) 巨大化(ラビエルに装備) 伏せカード*1
(`・_・) 「僕のターン、ドローです」
「ダディさん、幻魔を見くびり過ぎです…そんな小細工で倒されるラビエルではありません!
僕はラビエルの効果を発動!裏守備にしていたスカーを生贄にして…魔族吸収!!」
ラビエルATK:2000→2500
(;,(○)ゞ(○)「し、しまった…ラビエルの最後の効果か…」
(`・_・) 「トラップカード発動、暗黒よりの軍勢。シルバとゴルドを手札に戻します。
バトルフェイズに移行、ラビエルで電動刃虫を攻撃、天界蹂躙拳!!」
ラビエルATK:2500 VS 電動刃虫ATK:2400
(;,(○)ゞ(○) LP:6200→6100
(`・_・) 「さらにブロンでダイレクトアタック!」
(;,(○)ゞ(○) LP:6100→4300
(`・_・) 「ブロンの効果発動、手札よりシルバを捨て、さらに効果によりシルバを攻撃表示で特殊召喚。
宝札の効果により1枚ドローし、シルバで引き続きダイレクトアタック!」
(;,(○)ゞ(○) LP:4300→2000
(`・_・) 「僕はカードを1枚伏せ、ターンエンドです。手札枚数調整のため、ジャイアントウィルスを捨てます。
魔族吸収の効果はそのターンのみ、なのでラビエルの攻撃力は元に戻ります」
ラビエルATK:2500→2000
(`・_・) LP:400 手札:6 場:ラビエル(+アーマー)、シルバ、ブロン(攻)、幻魔トークン 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:2000 手札:3 場:なし 巨大化(ラビエルに装備) 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー」
つ ペンギン・ソルジャー 手札:早すぎた埋葬、ドラゴンの秘宝、ライトニング・ボルテックス
(;,(●)ゞ(●)「スタンバイフェイズにry」
(;,(●)ゞ(●) LP:2000→2200
(;,(●)ゞ(●)(さてどうする…ペンソルを伏せれば次のターンはしのげるだろうが、
彼は常に手札・フィールドを絶やさない…おそらくラビエルはすぐ再召喚され、しかも巨大化が外れてしまう…
早すぎた埋葬で電動刃虫を呼び戻し、再びラビエルを狙うか…?しかし今彼が伏せたカードが気になる…
ラビエルの攻撃力が2000に戻る事などわかっていたのだから、対策を立てているはずだ…
しかたない、温存してきたがライボルに賭けるか…ん?ちょっと待てよ…)
(;,(●)ゞ(●)「私はカードを1枚裏守備でセットし、ターンエンドだ」
(`・_・) LP:400 手札:6 場:ラビエル(アーマー)、シルバ、ブロン(攻)、幻魔トークン 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:2200 手札:3 場:裏守備 巨大化(ラビエルに装備) 伏せカード*1
(`・_・) 「僕のターン、ドローです。
悪いですが、このターンで決めさせてもらいます!僕は手札より3体目のブラウを召喚!
バトルフェイズに移行、シルバで裏守備に攻撃!」
シルバATK:2300 VS ペンソルDEF:500
(;,(●)ゞ(●)「ペンソルのリバース効果発動!」
《ペンギン・ソルジャー》 効果モンスター 星2/水属性/水族/攻750/守500
リバース:フィールド上のモンスターカードを2枚まで持ち主の手札に戻す事ができる。
(;,(●)ゞ(●)「ラビエルとブロンを君の手札に戻す!」
(`・_・) 「一斉攻撃は防がれましたか…しかしこれで、巨大化は破壊されました。
ブラウでダイレクトアタック!」
(;,(○)ゞ(○) LP:2200→800
(`・_・) 「僕はメインフェイズ2に移り…場より魔法カード、デビルズ・サンクチュアリ発動!」
(;,(●)ゞ(●)(あれは前の戦いでペガソスが…召喚されるのは確かメタルデビル・トークン(悪魔族)!!時は今しかない!)
「その魔法にチェーンして私も伏せカードを発動する!」
(`・_・) 「その最初からずっと伏せたままのカードですか?一体なんなんです?」
(;,(●)ゞ(●)「私にもこのカードを使う機会が来るとは思わなかった…永続トラップ発動、DNA改造手術!!」
《DNA改造手術》 永続罠
発動時に1種類の種族を宣言する。このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した種族になる。
(`・_・) 「なっ…なぜそんなカードをデッキに…」
(;,(●)ゞ(●)「私にもわからないが、おそらくついさきほど開けたパックの中に入っていたのだろうな」
(`・_・) 「・・・・・」
(;,(●)ゞ(●)「これでフィールド上から悪魔族は消え、君はラビエルを召喚する事ができなくなる!ダディクール!!」
(`・_・) 「くっ…しかしラビエルがいなくたって…ところで、種族は何にするんです?」
(;,(●)ゞ(●)「おっとそうだったな…悪魔以外ならなんでもいいんだが…
(よく見れば、手札にドラゴンの秘宝があるではないか。DNA改造の効果は私のフィールドにも及ぶ…ならば)
ではドラゴン族にする」
(`・_・) (…まさかこの状況からシルバが倒される事はないだろうけど、
僕のライフは残り400しかない…一応、念には念を入れておいたほうがいいよな…)
「僕のメイン2はまだ続いています。手札より魔法カード、魔導師の力を発動!シルバに装備します」
《魔導師の力》 装備魔法
自分の魔法・罠ゾーンのカード1枚につき、装備モンスターの攻撃力と守備力を500ポイントアップする。
シルバATK:2300→3800
(`・_・) 「さらに手札から2枚目のレアゴールドアーマーを発動、シルバに装備!」
シルバATK:3800→4300
(`・_・) 「これでまず一安心…ターンエンドです」
(`・_・) LP:400 手札:6 場:シルバ(魔導師、アーマー)、ベージ(攻)、幻魔トークン、メタルデビルトークン 宝札 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●) LP:800 手札:3 場:なし DNA改造(ドラゴン) 伏せカード0
(;,(●)ゞ(●)(…私の墓地のモンスターはダンディ、マリー、電動刃虫、ペンソル、クリボー…
どれを蘇生させてもシルバには遠く及ばない…もちろんライボルはあるが、あの伏せカードはおそらく…
このドローで強力なモンスターが来てくれることに賭けるしかないのか?)
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、デ ス テ ィ ニ ー ド ロ ー!!」
(`・_・) (ダディさんがデスティニードロー宣言をした…このカードに全てを賭ける気だ…)
(;,(●)ゞ(●)「私はスタンバイフェイズにマリーの効果を発動!これがラストの回復だ」
(;,(●)ゞ(●) LP:800→1000
(`・_・) (ラスト…!?敗北宣言なのか、勝利宣言なのか、はたまた賭けにうってでてくるのか?)
(;,(●)ゞ(●)「私は手札からドラゴンの秘宝を捨て…ライトニング・ボルテックスを発動!!」
(`・_・) 「(勝った!!)甘い、あんみつのように甘いですよダディさん!
僕は、あなたが混沌の黒魔術師でそのカードを手札に戻した時からずっと、その発動を警戒していたんです。
手札よりブロンを捨て…トラップカード発動、マジックジャマー!!」
(;,(○)ゞ(○)
(`・_・) 「僕のトラップカードが1枚減った事により、魔導師の力を装備したシルバの攻撃力は少し落ちます」
シルバATK:4300→3800
(`・_・) 「巨大化の時にどれだけこのカードを発動させたかったことか…でもこの時のために耐えました。
どうやら勝負あったようですね…おそらく今のがあなたの最後の望み。
僕の場を一掃した後、適当なモンスターでダイレクトをして勝負をつけるつもりだったのでしょうが…」
(;,(●)ゞ(●)「ふふふ、ポーションのように甘いのはロベルト君、君の方さ」
(`・_・) 「なっ・・!」
(;,(●)ゞ(●)「私は、君のような優秀なデュエリストならば、かならずや私がライボルを回収した事を覚えていて、
なおかつその対策をうっているだろうと予想していた」
(`・_・) 「じゃ、じゃあ・・・」
(;,(★)ゞ(★)「今のは君の伏せカードを発動させるためのブラフだったのさ、ダディクール!!」
(`・_・) 「ライボルがブラフ!?でもあなたの手札は残り2枚、どうやっても強化シルバは倒せないはず…」
(;,(★)ゞ(★)「それはどうかな。私は手札より魔法カード、おろかな埋葬を発動!」
《おろかな埋葬》 通常魔法
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。その後デッキをシャッフルする。
(`・_・) 「このタイミングでおろかな埋葬??そうか、最後の手札は早すぎた埋葬ですね?
しかし通常召喚可能で、攻撃力3800を超えるモンスターなんていませんよ?」
(;,(★)ゞ(★)「確かに普通の状況では無理だ…だが、今君のフィールドは普通ではない」
(`・_・) 「何を言って…アッーーー!!!もしかして!!!」
(;,(★)ゞ(★)「私はデッキよりバスター・ブレイダーを墓地に送り、ライフを800払い手札より早すぎた埋葬を発動!ダディクール!!」
(;,(●)ゞ(●) LP:1000→200
《バスター・ブレイダー》 効果モンスター 星7/地属性/戦士族/攻2600/守2300
相手のフィールド上と相手の墓地のドラゴン族モンスター1体につき、このカードの攻撃力が500ポイントアップする。
(;,(★)ゞ(★)「DNA改造により君の場のシルバ、ベージ、幻魔トークン、メタルデビルトークンはドラゴン族となっている…
ブレイダーの攻撃力は500*4=2000アップ!!ダディクール!!」
ブレイダーATK:2600→4600
(`・_・) 「4千…600…」
(;,(★)ゞ(★)「ブレイダーでシルバに攻撃!!竜破壊の剣・ドラゴンバスターブレード!!」
ブレイダーATK:4600 VS シルバATK:3800
(`・_・) LP:400→0
(`・_・) 「僕の負けです…いいデュエルでした、ありがとうございました」
(;,(●)ゞ(●)「うむ、いいデュエルを楽しませてもらった。ありがとう」
(`・_・) 「DNA改造は完全に計算外でした…」
(;,(●)ゞ(●)「私としてはラビエルが召喚された時はもうだめかと思ったよ」
(`・_・) 「さあ、最初の約束どおり僕のパズルカード2枚とラビエルをもらってください。
決勝トーナメント出場決定ですね、おめでとうございます」
(;,(●)ゞ(●)「だが断る」
(`・_・) 「はい??」
(;,(●)ゞ(●)「ラビエルは君の村の宝なんだろう?そんな話を聞いた後でそのカードを持っていくことなど私にはできない。
代わりに…」
(`・_・) 「ちょっと、このラビエルのカードを見てください」
(;,(●)ゞ(●)「ん…?なにやらスリーブの表側に何か書かれているがこれは…」
(`・_・) 「僕たち10人の名前と、村の名前です。僕が決勝トーナメントに進みたかったのは賞金のためなんかじゃない…
こんな貧しい僕たちでも努力すれば、お金に物を言わせて世の中を取り仕切ってる人達を見返せる…
その事を、決勝トーナメントで示したかったんです。あれはテレビ放送されるはずなので、
ラビエルを召喚すればきっとカメラはアップでこのカードを映すはず…」
(;,(●)ゞ(●)「そ、そんな目標が…」
(`・_・) 「しかし僕の出番はここで終わりです。あとはダディさん、あなたがこの意志を受け継いでください」
(;,(●)ゞ(●)「しかし…もし私が負けてしまったらラビエルは…」
(`・_・) 「くどいですよダディさん!僕たちは貧しいけれど、プライドだけは誰にも負けません。
もしあなたがどうしてもこのカードを受け取らないならば…この場で破り捨てるまでです!!」
そういうと、ロベルトはラビエルのカードに手をかけた。
(;,(○)ゞ(○)「m
♪ピンポンパ〜ン
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
無機質な電子音によって、ダディの思考は邪魔された。
穴子<<「まもなく、決勝トーナメント第一戦、モナーVSイシュタール 戦が行われます。観戦希望者は最上階にお集まりください!」
(…のちほど相手になる人物のデュエルを見るのはあまりよろしくない気がするが、
全員観戦に来ている中で私だけいないのは非紳士的だ。ここは見に行くしかなかろう)
ダディは眺め続けていたカードをデッキに戻し、ポケットに入れると、ソファから立ち上がり部屋を出た。
<<バトルシティ・ダディ外伝 第3章(回想) 完 >>
「ダディさん、確かに暗黒界モンスターの弱点はその攻撃力の低さです。
でも、僕のデッキにはそれを補うためのキーカードが入っているんですよ…
見せてあげましょう、僕の村に代々伝わる幻のカードを!」
(;,(●)ゞ(●)「幻のカード…!?」
(`・_・) 「僕は自分のフィールド上の悪魔族3体、シルバ・ゴルド*2を生贄に捧げ…」
(;,(○)ゞ(○)「さ、3体生贄!?」
(`・_・) 「ξξ遥かなる太古、その強大な力により大地を征服せし三幻魔が一人、
地に這い回る悪魔を糧とし、長きに渡る眠りより覚醒し、大地の底から再びこの世にその姿を現せ…ξξ」
(;,(●)ゞ(●)「な、なんだこのふいんき(なぜかry)は…」
(`・_・) 「手札より、幻魔皇ラビエルを特殊召喚!!」
《幻魔皇ラビエル》 効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する悪魔族3体を生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
相手がモンスターを召喚する度に自分フィールド上に「幻魔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守1000)を1体特殊召喚する。このトークンは攻撃宣言を行う事ができない。
1ターンに1度だけ、自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる事で、
このターンのエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(;,(●)ゞ(●)「こ、これが幻魔…」
(`・_・) 「このカードは、その昔僕たちの村に一夜の宿を求めて訪ねてきたデュエリストが、
そのお礼に置いていったと伝えられています。村の宝です」
(;,(●)ゞ(●)「効果が長い…のはともかくとして、ATK4000…とても倒せない…」
(`・_・) 「どうやら形勢逆転のようですね。ラビエルで混沌の黒魔術師を攻撃!・・・て、天界蹂躙拳!!」
ラビエルATK:4000 VS 混沌ryATK:2800
(;,(○)ゞ(○) LP:7200→6000
(`・_・) 「たしか混沌ryはフィールドから離れる時、墓地へいかず除外されますよね」
(;,(●)ゞ(●)「あ、ああそうだ。(まずい…ばーちゃんのカードなき今、どうやってラビエルを…)」
(`・_・) 「さらにブロンで綿毛トークンに攻撃、ぇと、・・・!!」
ブロンATK:1800 VS 綿毛DEF:0
(;,(●)ゞ(●)(そ、そうか…!ブロンを攻撃してなんとか相手のライフを0にできれば…)
(`・_・) 「このままだとブロンが狙われるので、場より魔法カード発動、レアゴールド・アーマー!」
《レアゴールド・アーマー》 装備魔法
このカードを装備したモンスターをコントロールしている限り、相手は装備モンスター以外のモンスターには攻撃できない。
(`・_・) 「これをラビエルに装備し、さらにカードを2枚伏せてターンエンドです」
(;,(●)ゞ(●)「ぐは…最後の望みが…(なんとしてもラビエルを倒さなければならないのか…)」
(`・_・) LP:400 手札:5 場:ラビエル(+アーマー)、ブロン(攻)、裏守備1 宝札 伏せカード*3
(;,(●)ゞ(●) LP:6000 手札:3 場:なし 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー」
つ 強欲な壺 手札:巨大化、早すぎた埋葬、ライトニング・ボルテックス
(;,(●)ゞ(●)「スタンバイフェイズに移行、マリーの効果を発動する」
(;,(●)ゞ(●) LP:6000→6200
(;,(●)ゞ(●)「手札より魔法カード、強欲な壺を発動」
つ 電動刃虫、ドラゴンの秘宝 手札:巨大化、早すぎた埋葬、ライトニング・ボルテックス
(`・_・) (…普通、この苦しい状況で強欲な壺を引いたら、思わず即行で使ってしまうはず…
だけどダディさんは常に冷静、マリーの効果を忘れなかった…やはりこの人は強敵だ。まだ油断はできない)
(;,(●)ゞ(●)(ライボルを使えばラビエルは倒せる…
だがあそこまで苦労して出したカードを、そう簡単に破壊させてもらえるだろうか、いやもらえない。
もう少し、複雑なコンボで攻めなくては…)
(;,(●)ゞ(●)「私は手札より、電動刃虫を攻撃表示で召喚する」
《電動刃虫(チェーンソー・インセクト)》 効果モンスター 星4/地属性/昆虫族/攻2400/守 0
このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時に相手プレイヤーはカード1枚をドローする。
(`・_・) 「ラビエルの効果発動、相手がモンスターを召喚した時、トークンを特殊召喚します。
僕は幻魔トークンを守備表示で特殊召喚!」
(;,(●)ゞ(●)「そうだったな…だが私はさらに手札より、魔法カード巨大化を発動!」
《巨大化》 装備魔法
自分のライフポイントが相手より下の場合、装備モンスター1体の元々の攻撃力を倍にする。
自分のライフポイントが相手より上の場合、装備モンスター1体の元々の攻撃力を半分にする。
(`・_・) 「あいにくですけれど、戦況は僕に有利ですがライフはまだダディさんのほうが上です。
電動刃虫の攻撃力を倍にしてラビエルを倒すつもりだったんでしょうが…致命的なプレイングミスでしたね」
(;,(●)ゞ(●)「だれも電動刃虫に装備するなんて言っていないさ…装備対象は幻魔皇ラビエル!!ダディクール!!」
(`・_・) 「なるほど…」
ラビエルATK:4000→2000
(;,(●)ゞ(●)「これで電動刃虫の攻撃力の方がわずかだが上になった、電動刃虫でラビエルに攻g」
(`・_・) 「そうはさせません!メインフェイズ終了時にトラップカード発動、威嚇する咆哮!」
《威嚇する咆哮》 通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。
(;,(●)ゞ(●)「やはり防衛策は練ってあったか…だが次のターンでラビエルを倒してみせる、ターンエンド!」
(`・_・) LP:400 手札:5 場:ラビエル(+アーマー)、ブロン(攻)、裏守備1、幻魔トークン 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:6200 手札:3 場:電動刃虫(攻) 巨大化(ラビエルに装備) 伏せカード*1
(`・_・) 「僕のターン、ドローです」
「ダディさん、幻魔を見くびり過ぎです…そんな小細工で倒されるラビエルではありません!
僕はラビエルの効果を発動!裏守備にしていたスカーを生贄にして…魔族吸収!!」
ラビエルATK:2000→2500
(;,(○)ゞ(○)「し、しまった…ラビエルの最後の効果か…」
(`・_・) 「トラップカード発動、暗黒よりの軍勢。シルバとゴルドを手札に戻します。
バトルフェイズに移行、ラビエルで電動刃虫を攻撃、天界蹂躙拳!!」
ラビエルATK:2500 VS 電動刃虫ATK:2400
(;,(○)ゞ(○) LP:6200→6100
(`・_・) 「さらにブロンでダイレクトアタック!」
(;,(○)ゞ(○) LP:6100→4300
(`・_・) 「ブロンの効果発動、手札よりシルバを捨て、さらに効果によりシルバを攻撃表示で特殊召喚。
宝札の効果により1枚ドローし、シルバで引き続きダイレクトアタック!」
(;,(○)ゞ(○) LP:4300→2000
(`・_・) 「僕はカードを1枚伏せ、ターンエンドです。手札枚数調整のため、ジャイアントウィルスを捨てます。
魔族吸収の効果はそのターンのみ、なのでラビエルの攻撃力は元に戻ります」
ラビエルATK:2500→2000
(`・_・) LP:400 手札:6 場:ラビエル(+アーマー)、シルバ、ブロン(攻)、幻魔トークン 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:2000 手札:3 場:なし 巨大化(ラビエルに装備) 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー」
つ ペンギン・ソルジャー 手札:早すぎた埋葬、ドラゴンの秘宝、ライトニング・ボルテックス
(;,(●)ゞ(●)「スタンバイフェイズにry」
(;,(●)ゞ(●) LP:2000→2200
(;,(●)ゞ(●)(さてどうする…ペンソルを伏せれば次のターンはしのげるだろうが、
彼は常に手札・フィールドを絶やさない…おそらくラビエルはすぐ再召喚され、しかも巨大化が外れてしまう…
早すぎた埋葬で電動刃虫を呼び戻し、再びラビエルを狙うか…?しかし今彼が伏せたカードが気になる…
ラビエルの攻撃力が2000に戻る事などわかっていたのだから、対策を立てているはずだ…
しかたない、温存してきたがライボルに賭けるか…ん?ちょっと待てよ…)
(;,(●)ゞ(●)「私はカードを1枚裏守備でセットし、ターンエンドだ」
(`・_・) LP:400 手札:6 場:ラビエル(アーマー)、シルバ、ブロン(攻)、幻魔トークン 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:2200 手札:3 場:裏守備 巨大化(ラビエルに装備) 伏せカード*1
(`・_・) 「僕のターン、ドローです。
悪いですが、このターンで決めさせてもらいます!僕は手札より3体目のブラウを召喚!
バトルフェイズに移行、シルバで裏守備に攻撃!」
シルバATK:2300 VS ペンソルDEF:500
(;,(●)ゞ(●)「ペンソルのリバース効果発動!」
《ペンギン・ソルジャー》 効果モンスター 星2/水属性/水族/攻750/守500
リバース:フィールド上のモンスターカードを2枚まで持ち主の手札に戻す事ができる。
(;,(●)ゞ(●)「ラビエルとブロンを君の手札に戻す!」
(`・_・) 「一斉攻撃は防がれましたか…しかしこれで、巨大化は破壊されました。
ブラウでダイレクトアタック!」
(;,(○)ゞ(○) LP:2200→800
(`・_・) 「僕はメインフェイズ2に移り…場より魔法カード、デビルズ・サンクチュアリ発動!」
(;,(●)ゞ(●)(あれは前の戦いでペガソスが…召喚されるのは確かメタルデビル・トークン(悪魔族)!!時は今しかない!)
「その魔法にチェーンして私も伏せカードを発動する!」
(`・_・) 「その最初からずっと伏せたままのカードですか?一体なんなんです?」
(;,(●)ゞ(●)「私にもこのカードを使う機会が来るとは思わなかった…永続トラップ発動、DNA改造手術!!」
《DNA改造手術》 永続罠
発動時に1種類の種族を宣言する。このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した種族になる。
(`・_・) 「なっ…なぜそんなカードをデッキに…」
(;,(●)ゞ(●)「私にもわからないが、おそらくついさきほど開けたパックの中に入っていたのだろうな」
(`・_・) 「・・・・・」
(;,(●)ゞ(●)「これでフィールド上から悪魔族は消え、君はラビエルを召喚する事ができなくなる!ダディクール!!」
(`・_・) 「くっ…しかしラビエルがいなくたって…ところで、種族は何にするんです?」
(;,(●)ゞ(●)「おっとそうだったな…悪魔以外ならなんでもいいんだが…
(よく見れば、手札にドラゴンの秘宝があるではないか。DNA改造の効果は私のフィールドにも及ぶ…ならば)
ではドラゴン族にする」
(`・_・) (…まさかこの状況からシルバが倒される事はないだろうけど、
僕のライフは残り400しかない…一応、念には念を入れておいたほうがいいよな…)
「僕のメイン2はまだ続いています。手札より魔法カード、魔導師の力を発動!シルバに装備します」
《魔導師の力》 装備魔法
自分の魔法・罠ゾーンのカード1枚につき、装備モンスターの攻撃力と守備力を500ポイントアップする。
シルバATK:2300→3800
(`・_・) 「さらに手札から2枚目のレアゴールドアーマーを発動、シルバに装備!」
シルバATK:3800→4300
(`・_・) 「これでまず一安心…ターンエンドです」
(`・_・) LP:400 手札:6 場:シルバ(魔導師、アーマー)、ベージ(攻)、幻魔トークン、メタルデビルトークン 宝札 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●) LP:800 手札:3 場:なし DNA改造(ドラゴン) 伏せカード0
(;,(●)ゞ(●)(…私の墓地のモンスターはダンディ、マリー、電動刃虫、ペンソル、クリボー…
どれを蘇生させてもシルバには遠く及ばない…もちろんライボルはあるが、あの伏せカードはおそらく…
このドローで強力なモンスターが来てくれることに賭けるしかないのか?)
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、デ ス テ ィ ニ ー ド ロ ー!!」
(`・_・) (ダディさんがデスティニードロー宣言をした…このカードに全てを賭ける気だ…)
(;,(●)ゞ(●)「私はスタンバイフェイズにマリーの効果を発動!これがラストの回復だ」
(;,(●)ゞ(●) LP:800→1000
(`・_・) (ラスト…!?敗北宣言なのか、勝利宣言なのか、はたまた賭けにうってでてくるのか?)
(;,(●)ゞ(●)「私は手札からドラゴンの秘宝を捨て…ライトニング・ボルテックスを発動!!」
(`・_・) 「(勝った!!)甘い、あんみつのように甘いですよダディさん!
僕は、あなたが混沌の黒魔術師でそのカードを手札に戻した時からずっと、その発動を警戒していたんです。
手札よりブロンを捨て…トラップカード発動、マジックジャマー!!」
(;,(○)ゞ(○)
(`・_・) 「僕のトラップカードが1枚減った事により、魔導師の力を装備したシルバの攻撃力は少し落ちます」
シルバATK:4300→3800
(`・_・) 「巨大化の時にどれだけこのカードを発動させたかったことか…でもこの時のために耐えました。
どうやら勝負あったようですね…おそらく今のがあなたの最後の望み。
僕の場を一掃した後、適当なモンスターでダイレクトをして勝負をつけるつもりだったのでしょうが…」
(;,(●)ゞ(●)「ふふふ、ポーションのように甘いのはロベルト君、君の方さ」
(`・_・) 「なっ・・!」
(;,(●)ゞ(●)「私は、君のような優秀なデュエリストならば、かならずや私がライボルを回収した事を覚えていて、
なおかつその対策をうっているだろうと予想していた」
(`・_・) 「じゃ、じゃあ・・・」
(;,(★)ゞ(★)「今のは君の伏せカードを発動させるためのブラフだったのさ、ダディクール!!」
(`・_・) 「ライボルがブラフ!?でもあなたの手札は残り2枚、どうやっても強化シルバは倒せないはず…」
(;,(★)ゞ(★)「それはどうかな。私は手札より魔法カード、おろかな埋葬を発動!」
《おろかな埋葬》 通常魔法
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。その後デッキをシャッフルする。
(`・_・) 「このタイミングでおろかな埋葬??そうか、最後の手札は早すぎた埋葬ですね?
しかし通常召喚可能で、攻撃力3800を超えるモンスターなんていませんよ?」
(;,(★)ゞ(★)「確かに普通の状況では無理だ…だが、今君のフィールドは普通ではない」
(`・_・) 「何を言って…アッーーー!!!もしかして!!!」
(;,(★)ゞ(★)「私はデッキよりバスター・ブレイダーを墓地に送り、ライフを800払い手札より早すぎた埋葬を発動!ダディクール!!」
(;,(●)ゞ(●) LP:1000→200
《バスター・ブレイダー》 効果モンスター 星7/地属性/戦士族/攻2600/守2300
相手のフィールド上と相手の墓地のドラゴン族モンスター1体につき、このカードの攻撃力が500ポイントアップする。
(;,(★)ゞ(★)「DNA改造により君の場のシルバ、ベージ、幻魔トークン、メタルデビルトークンはドラゴン族となっている…
ブレイダーの攻撃力は500*4=2000アップ!!ダディクール!!」
ブレイダーATK:2600→4600
(`・_・) 「4千…600…」
(;,(★)ゞ(★)「ブレイダーでシルバに攻撃!!竜破壊の剣・ドラゴンバスターブレード!!」
ブレイダーATK:4600 VS シルバATK:3800
(`・_・) LP:400→0
(`・_・) 「僕の負けです…いいデュエルでした、ありがとうございました」
(;,(●)ゞ(●)「うむ、いいデュエルを楽しませてもらった。ありがとう」
(`・_・) 「DNA改造は完全に計算外でした…」
(;,(●)ゞ(●)「私としてはラビエルが召喚された時はもうだめかと思ったよ」
(`・_・) 「さあ、最初の約束どおり僕のパズルカード2枚とラビエルをもらってください。
決勝トーナメント出場決定ですね、おめでとうございます」
(;,(●)ゞ(●)「だが断る」
(`・_・) 「はい??」
(;,(●)ゞ(●)「ラビエルは君の村の宝なんだろう?そんな話を聞いた後でそのカードを持っていくことなど私にはできない。
代わりに…」
(`・_・) 「ちょっと、このラビエルのカードを見てください」
(;,(●)ゞ(●)「ん…?なにやらスリーブの表側に何か書かれているがこれは…」
(`・_・) 「僕たち10人の名前と、村の名前です。僕が決勝トーナメントに進みたかったのは賞金のためなんかじゃない…
こんな貧しい僕たちでも努力すれば、お金に物を言わせて世の中を取り仕切ってる人達を見返せる…
その事を、決勝トーナメントで示したかったんです。あれはテレビ放送されるはずなので、
ラビエルを召喚すればきっとカメラはアップでこのカードを映すはず…」
(;,(●)ゞ(●)「そ、そんな目標が…」
(`・_・) 「しかし僕の出番はここで終わりです。あとはダディさん、あなたがこの意志を受け継いでください」
(;,(●)ゞ(●)「しかし…もし私が負けてしまったらラビエルは…」
(`・_・) 「くどいですよダディさん!僕たちは貧しいけれど、プライドだけは誰にも負けません。
もしあなたがどうしてもこのカードを受け取らないならば…この場で破り捨てるまでです!!」
そういうと、ロベルトはラビエルのカードに手をかけた。
(;,(○)ゞ(○)「m
♪ピンポンパ〜ン
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
無機質な電子音によって、ダディの思考は邪魔された。
穴子<<「まもなく、決勝トーナメント第一戦、モナーVSイシュタール 戦が行われます。観戦希望者は最上階にお集まりください!」
(…のちほど相手になる人物のデュエルを見るのはあまりよろしくない気がするが、
全員観戦に来ている中で私だけいないのは非紳士的だ。ここは見に行くしかなかろう)
ダディは眺め続けていたカードをデッキに戻し、ポケットに入れると、ソファから立ち上がり部屋を出た。
<<バトルシティ・ダディ外伝 第3章(回想) 完 >>
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