ブーンが異世界でＤＭを始めるようです 第二十話
最終更新：ID:XdKwWPTh6w 2010年03月01日(月) 18:46:28履歴
(´･ω･`)（どうも毎回、この手の事変は余計な面倒ごとまで引き連れてくるらしい）
(´･ω･`)（私としてはいつもどおりでも、外では厄介な事になっていたみたいだし）
(´･ω･`)（だがまあ、それは仕方のないことさ。彼がそういう存在である以上は）
(´･ω･`)（そしてもうすぐ、彼の物語は終わりを迎える）
(´･ω･`)（――同時に、ここまで続いていた最初の物語も終わる）
(´･ω･`)（……その意味では彼は確かに、ただの依頼の対象というわけではなかった）
ξﾟ��ﾟ)ξ「『裁きの龍』……」
('A`)「場は空で……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「内藤くんの手札は１枚……」
(,,ﾟДﾟ)「そして、魔法も罠も使えない、か……」
( ﾟ∀ﾟ)「ターン、エンドだ。さあ、試験を超えてみな」
（；＾ω＾）「……」
(´･ω･`)「先に言っておこうか。ありがとう」
１３ターン目 ブーンのドロー前
□□□□□ 手札：1枚 ブーン
□□□□□ □ LP：3300
□□�、□◆、◆ �LP：1600
□□□□□ 手札：1枚 ジョルジュ
�〆曚�の龍（ATK3000）
※大寒波効果適用中
（ ＾ω＾）ブーンが異世界でデュエルモンスターズを始めるようです
第２０話 さらば、決闘（後編）
（；＾ω＾）「……僕のターン」
('A`)「何か手はあるのか……？」
（ ＾ω＾）「……！ 『魔導騎士 ディフェンダー』を召喚！」
魔導騎士 ディフェンダー
効果モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻1600/守2000
このカードが召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを１つ置く（最大１つまで）。
フィールド上に表側表示で存在する魔法使い族モンスターが破壊される場合、
代わりに自分フィールド上に存在する魔力カウンターを、
破壊される魔法使い族モンスター１体につき１つ取り除く事ができる。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（ ＾ω＾）「その効果で、自身に魔力カウンターを乗せる
ξﾟ��ﾟ)ξ「この場合は、１度だけ戦闘・効果による破壊を無効にするモンスターね」
（ ＾ω＾）「ターンエンドだお」
(´･ω･`)「一応、即死確定は免れたみたいだね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「見てるこっちが怖いよ……」
(,,ﾟДﾟ)「……」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターンだ！ さて、どうするか……」
('A`)「手札にモンスターがなけりゃ、効果発動一択だろうな」
( ﾟ∀ﾟ)「……ええい、まどろっこしいのはなしだ！ 裁きの龍の効果発動！ 次元の顎に引き裂かれよ！」LP1600→600
（；＾ω＾）「魔力カウンターを取り除いて、破壊を免れるお」
( ﾟ∀ﾟ)「そして『光の援軍』を発動！」
光の援軍
通常魔法
自分のデッキの上からカードを３枚墓地へ送って発動する。
自分のデッキからレベル４以下の「ライトロード」と名のついたモンスター１体を手札に加える。
( ﾟ∀ﾟ)「デッキの上から３枚墓地へ送り！」
つ【神秘の中華なべ】 【閃光のイリュージョン】
【ライトロード・サモナー ルミナス】
( ﾟ∀ﾟ)「くっ、３枚目のルミナスが……『ライトロード・ウォリアー ガロス』を手札に加える！ そのまま召喚だ！」
ライトロード・ウォリアー ガロス
効果モンスター
星４/光属性/戦士族/攻1850/守1300
自分フィールド上に表側表示で存在する「ライトロード・ウォリアー ガロス」以外の
「ライトロード」と名のついたモンスターの効果によって
自分のデッキからカードが墓地に送られる度に、自分のデッキの上からカードを２枚墓地に送る。
このカードの効果で墓地に送られた「ライトロード」と名のついたモンスター１体につき、
自分のデッキからカードを１枚ドローする。
( ﾟ∀ﾟ)「裁きの龍でディフェンダーを攻撃！」
（ ＾ω＾）「ぐっ……」LP3300→1900
( ﾟ∀ﾟ)「そしてガロスでダイレクトアタック！ エクセリオン・バスター！」
（；＾ω＾）「おおおおぉぉッ！！」LP1900→50
(,,；ﾟДﾟ)「ブ、ブーン！」
ζ(ﾟーﾟ*；ζ「残りライフ50……！」
( ﾟ∀ﾟ)「これでリーチだ！ 俺はターンエンドと共に、デッキから４枚墓地へ送る」
つ【ライトロード・ビースト ウォルフ】 【光の召集】
【ライトロード・マジシャン ライラ】 【光の援軍】
( ﾟ∀ﾟ)「ウォルフの効果発動、攻撃表示で特殊召喚するぜ」
('A`)「おいおいおいおいおい……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「絶望的だよ……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……もうライフが回復しない限りは裁きの龍の効果を使われることはないわ。逆よ、『勝ち目が見えた』！」
(,,ﾟДﾟ)「そうは言ったって次のターンでどうにかできなきゃ……」
(´･ω･`)「信じてるんだね。彼の引きを」
ξﾟ��ﾟ)ξ「まあね」
□□□□□ 手札：1枚 ブーン
□□□□□ □ LP：50
□�´↓�□ □ LP：1600
□□□□□ 手札：1枚 ジョルジュ
�．薀ぅ肇蹇璽鼻ΕΕ�リアー ガロス（ATK1850）
�∈曚�の龍（ATK3000）
��ライトロード・ビースト ウォルフ（ATK2100）
（ ＾ω＾）「僕のタァーン！！ ――来たお、状況をひっくり返すカード！」
( ﾟ∀ﾟ)「ん？」
（ ＾ω＾）「墓地の『ブラック・マジシャン・ガール』と、『アーカナイト・マジシャン』を除外！」
(´･ω･`)「この条件は……！」
（ ＾ω＾）「『カオス・ソーサラー』を攻撃表示で特殊召喚するお！」
カオス・ソーサラー
効果モンスター（準制限カード）
星６/闇属性/魔法使い族/攻2300/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを１体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体をゲームから除外する事ができる。
この効果を発動する場合、このターンこのカードは攻撃する事ができない。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（ ＾ω＾）「カオス・ソーサラーの効果発動、裁きの龍を除外！ カオス・ディメンジョン！」
( ；ﾟ∀ﾟ)「げ……よりにもよって除外だと！？」
(´･ω･`)「ライトロードの天敵が出てきたね。まずいんじゃないの？」
( ﾟ∀ﾟ)「いやまだまだ、有利なのは俺のほうだ」
（ ＾ω＾）「モンスターを除外したターン、カオス・ソーサラーは攻撃できない……カードを１枚伏せて、ターンエンドだお」
( ﾟ∀ﾟ)「ドロー！ ……下級モンスターに簡単に撃破されても困るな。表示形式はそのまま、１枚伏せてターンエンドだ」
(´･ω･`)（私だからわかることだけど、引っ掛けようとしてるのがバレバレだよ）
□■□□□ 手札：0枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：50
□�□↓�□ □ LP：1600
□□■□□ 手札：1枚 ジョルジュ
�．�オス・ソーサラー（ATK2300）
�▲薀ぅ肇蹇璽鼻ΕΕ�リアー ガロス（ATK1850）
��ライトロード・ビースト ウォルフ（ATK2100）
（ ＾ω＾）「僕のターン！ 魔法カード『死者蘇生』！」
死者蘇生
通常魔法（勝手に制限カード）
自分または相手の墓地からモンスターを１体選択して発動する。
選択したモンスターを自分のフィールド上に特殊召喚する。
(,,ﾟДﾟ)「よし、いいぞ！」
（ ＾ω＾）「僕が蘇生させるのは……そっちの墓地の、『ライトロード・マジシャン ライラ』！」
ライトロード・マジシャン ライラ
効果モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻1700/守 200
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、
相手フィールド上の魔法または罠カード１枚を破壊する。
この効果を発動した場合、次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを３枚墓地に送る。
( ﾟ∀ﾟ)「な……」
（ ＾ω＾）「ライラの効果発動、守備表示にし、その伏せカードを破壊するお！」
( ﾟ∀ﾟ)「げ、『収縮』が……とりあえず発動するぜ」
収縮
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択する。
そのモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。
(´･ω･`)「やっぱりね」
（ ＾ω＾）「そして……カオス・ソーサラーの効果で、ガロスを除外」
( ﾟ∀ﾟ)「やってくれるぜ」
（ ＾ω＾）ターンエンドだお……あれ、ターンランプが動かない」
(´･ω･`)「ライトロードには別に隠されてない効果がある」
（ ＾ω＾）「あ、そうだった。それじゃあ３枚送ってと」
つ【黒・魔・導】 【カードエクスクルーダー】 【霊滅術師 カイクウ】
（；＾ω＾）「……今度こそターンエンドだお」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン！ 『貪欲な壺』を発動！」
貪欲な壺
通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター５体を選択し、デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを２枚ドローする。
( ﾟ∀ﾟ)「グラゴニス、ケルビム、ジェインを２体、ライコウをデッキに戻し、シャッフル。そして２枚ドローだ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「何かが来るかな……」
( ﾟ∀ﾟ)「続いて『死者転生』を発動！」
死者転生
通常魔法
手札を１枚捨てて発動する。
自分の墓地に存在するモンスター１体を手札に加える。
( ﾟ∀ﾟ)「手札のオルクスを捨て、墓地のグラゴニスを手札に加える」
(,,ﾟДﾟ)「げ、まずい！」
( ﾟ∀ﾟ)「とどめだ！ ウォルフをリリースし、グラゴニスをアドバンス召喚！」
（ ＾ω＾）「まだまだ終わらないお、罠カード『激流葬』！」
激流葬
通常罠（制限カード）
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動する事ができる。
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
('A`)「しのいだ……」
( ﾟ∀ﾟ)「ちっ、全破壊か。カードを１枚伏せて、ターンエンドだ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「お互い手札０……ここからは引き勝負ね」
□□□□□ 手札：0枚 ブーン
□□□□□ □ LP：50
□□□□□ □ LP：600
□□■□□ 手札：0枚 ジョルジュ
（ ＾ω＾）「僕のターン。こっちも『貪欲な壺』を発動するお！」
(,,ﾟДﾟ)「来てる、来てるぜ」
（ ＾ω＾）「見習い魔術師、執念深き老魔術師、カイクウ、カオス・ソーサラー、カードエクスクルーダーをデッキに戻す！
そしてシャッフル、２枚ドロー！ 魔法カード発動、『黒魔術のカーテン』！」
黒魔術のカーテン
通常魔法
ライフポイントを半分払って発動する。
自分のデッキから「ブラック・マジシャン」１体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。
（ ＾ω＾）「ライフを半分払い、デッキから、『ブラック・マジシャン』を特殊召喚！」LP50→25
(´･ω･`)「完璧なタイミングで引いてきたね」
（ ＾ω＾）「バトル！ ブラック・マジシャンでダイレクトアタック――ブラック・マジック！」
( ﾟ∀ﾟ)「くっ……墓地の『ネクロ・ガードナー』を除外して、攻撃を無効にする！」
('A`)「そういやあったな」
（ ＾ω＾）「カードを１枚伏せ、ターンエンド！」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン。『光の護封剣』を発動！」
光の護封剣
通常魔法（制限カード）
相手フィールド上に存在するモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて３ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上に存在するモンスターは攻撃宣言をする事ができない。
(´･ω･`)「さて、３ターンも持つかな」
( ﾟ∀ﾟ)「自信ねえな。ターンエンド」
□■□□□ 手札：0枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：50
□□□□□ □ LP：600
□□■�□◆ ー蟷ァ�0枚 ジョルジュ
�．屮薀奪�・マジシャン（ATK2500）
��光の護封剣（通常魔法・０ターン経過）
（ ＾ω＾）「僕のターン。……このままターンエンド」
(,,ﾟДﾟ)「ここにきてグダってきたな」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン。よし、３枚目の貪欲な壺を発動だ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「３枚目？ ２枚目じゃないの？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ジェインの効果で１枚落ちてるわね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「……よく覚えてるね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「デュエリストならこれぐらいはやっておかないと」
('A`)「……デュエルディスクには相手の墓地を確認する機能が付いていてだな」
(´･ω･`)（……なるほど彼女、強いわけだ）
( ﾟ∀ﾟ)「ジェイン、ライコウ、ルミナスを２枚にウォルフを戻してシャッフル、その後２枚ドロー！
……なかなかいいのが来ないな。モンスターをセットしてターンエンドだ」
（ ＾ω＾）「僕のターン。１枚セットして、ターン終了だお」
(´･ω･`)「さあ、カードが溜まってきたよ」
□■□■□ 手札：1枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：25
□□□■□ □ LP：600
□□■�□◆ ー蟷ァ�1枚 ジョルジュ
�．屮薀奪�・マジシャン（ATK2500）
��光の護封剣（通常魔法・２ターン経過）
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン！ ……こいつか。魔法カード『ソーラー・エクスチェンジ』を発動だ」
ソーラー・エクスチェンジ
通常魔法
手札から「ライトロード」と名のついたモンスターカード１枚を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを２枚ドローし、その後デッキの上からカードを２枚墓地に送る。
ξﾟ��ﾟ)ξ「確か２枚目ね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ（２人の全部のカードの使ったタイミングとそのカードが何か、覚えてるの……？）
( ﾟ∀ﾟ)「手札のジェインを捨て、２枚ドロー。その後デッキより２枚墓地へ送る」
つ【ネクロ・ガードナー】 【ライトロード・ビースト ウォルフ】
(,,ﾟДﾟ)「ウォルフが特殊召喚か」
( -∀-)「……行くぜ相棒」
('A`)「ん？」
( ﾟ∀ﾟ)「伏せてあったガロスを反転召喚、手札からルミナスを通常召喚」
（ ＾ω＾）「効果を使ってくるかお……いや」
( ﾟ∀ﾟ)「そして魔法カード発動……『ライトニング・チューン』！」
ライトニング・チューン
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル４の光属性モンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターはフィールド上に表側表示で存在する限りチューナーとして扱う。
ζ(ﾟーﾟ*ζ「え……」
( ﾟ∀ﾟ)「これにより、ガロスはチューナーとなる」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……そう。最後の切り札ってわけね」
( ﾟ∀ﾟ)「レベル３、『ライトロード・サモナー ルミナス』に、
レベル４の『ライトロード・ウォリアー ガロス』をチューニング」
(,,ﾟДﾟ)「ここでシンクロ召喚か！」
( ﾟ∀ﾟ)「積み重なりし季節が、天空へ駆け上がる翼を開く！ 『光差す道』となれ！」
( ﾟ∀ﾟ)「シンクロ召喚。頼んだぜ――『エンシェント・ホーリー・ワイバーン』！」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/天使族/攻2100/守2000
光属性チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
自分のライフポイントが相手より上の場合、その数値だけこのカードの攻撃力はアップする。
自分のライフポイントが相手より下の場合、その数値だけこのカードの攻撃力がダウンする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
１０００ライフポイントを払う事でこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
('A`)「これが、最後の切り札……！」
( ﾟ∀ﾟ)「エンシェント・ホーリー・ワイバーンは、相手とのライフ差によって攻撃力が変動する。
俺のライフは、今お前のライフより575高い。よってその攻撃力は、2675！」
(,,；ﾟДﾟ)「に……」
ζ(ﾟーﾟ*；ζ「にせんろっぴゃくななじゅうご……」
( ﾟ∀ﾟ)「行くぜ！ エンシェント・ホーリー・ワイバーンで、ブラック・マジシャンを攻撃！ ライト・リサイレンス！」
（ ＾ω＾）「バトルフェイズに入った瞬間、『威嚇する咆哮』を発動するお！」
威嚇する咆哮
通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。
( ﾟ∀ﾟ)「決まらなかったか……ターンエンドだ」
（ ＾ω＾）「僕のターンだお！ いきなりで悪いけど、もう勝つ算段はできてるお！」
( ﾟ∀ﾟ)「へぇ、なんだ？」
（ ＾ω＾）「墓地の『ブラック・マジシャン』と『アーカナイト・マジシャン／バスター』を除外！
再び『カオス・ソーサラー』を特ｓｙ」
( ﾟ∀ﾟ)「おぉっと『ライト・バニッシュ』だ！」
ライト・バニッシュ
カウンター罠
自分フィールド上に存在する「ライトロード」
と名のついたモンスター１体をリリースして発動する。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。
( ﾟ∀ﾟ)「ウォルフをリリースし、その召喚を無効にする！ 二度も同じ手を食らうかよ！」
（ ＾ω＾）「うぐ……ブラック・マジシャンを守備表示にして、１枚セット。ターンエンドだお」
□■□■□ 手札：0枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：25
□□�□□◆、◆ �LP：600
□□□□□ 手札：0枚 ジョルジュ
�．屮薀奪�・マジシャン（DEF2100）
�▲┘鵐轡Д鵐函Ε曄璽蝓次Ε錺ぅ弌璽鵝�ATK2675 [2100+575]）
ξﾟ��ﾟ)ξ「まだもうしばらくは続きそうね……」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン。もう１度エンシェント・ホーリー・ワイバーンでバトルだ！ ライト・リサイレンス！」
（ ＾ω＾）「ブラック・マジシャンが……」
( ﾟ∀ﾟ)「カードを１枚伏せてターン……」
（ ＾ω＾）「ちょっと待つお！ エンドフェイズに永続罠『闇次元の解放』を発動するお！」
闇次元の解放
永続罠
ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター１体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、
そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
（ ＾ω＾）「除外されている『混沌の黒魔術師』を特殊召喚！ そして今度は効果を発動し、『死者蘇生』を回収するお」
( ﾟ∀ﾟ)「さっきからやたらモンスターを除外してたのはこのためだったのか」
（ ＾ω＾）「決めてやるお、僕のターン！ 『死者蘇生』を発動！」
('A`)「よし、そのまま決めてやれ！」
（ ＾ω＾）「僕が特殊召喚するのは……『神聖魔導王 エンディミオン』！！」
神聖魔導王 エンディミオン
効果モンスター
星７/闇属性/魔法使い族/攻2700/守1700
このカードは自分フィールド上に存在する
「魔法都市エンディミオン」に乗っている魔力カウンターを６つ取り除き、
自分の手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在する魔法カード１枚を手札に加える。
１ターンに１度、手札から魔法カード１枚を捨てる事で、フィールド上に存在するカード１枚を破壊する。
(,,ﾟДﾟ)「あ、あれ？ そんなカード墓地にあったか？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……なるほど、あの時のカードはそれだったのね」
(´･ω･`)「ああそうか、トリッキーだね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「え？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「『ＴＨＥ トリッキー』召喚の折に送った上級モンスターを死者蘇生で特殊召喚するというのは、
かの決闘王、武藤遊戯も好んで使ったコンボらしいわ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「へぇ……」
（ ＾ω＾）「エンディミオンの召喚に成功した瞬間、効果発動！ 『ディメンション・マジック』を捨てて……」
( ﾟ∀ﾟ)「……」
（ ＾ω＾）「その伏せカードを破壊するお！」
( ﾟ∀ﾟ)「読み違えたな！ チェーンして罠カード発動、『奈落の落とし穴』だ！」
奈落の落とし穴
通常罠
相手が攻撃力１５００以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動する事ができる。
そのモンスターを破壊しゲームから除外する。
（；＾ω＾）「くっ、エンディミオンが……いやでも、攻撃力ならこっちが勝ってるお！ 混沌の黒魔術師で攻撃！」
( ﾟ∀ﾟ)「最後の『ネクロ・ガードナー』だ！」
('A`)「これで相手の身を守る手段はなくなった……」
(´･ω･`)「あと、長くても５ターンってところだろうね」
（ ＾ω＾）「次のターンで……今度こそ決めてやるお！ ターンエンド！」
□■□�、◆ ー蟷ァ�0枚 ブーン
□□�□□◆、◆ �LP：25
□□��□□ □ LP：600
□□□□□ 手札：0枚 ジョルジュ
�＾納仝気硫鯤�（永続罠・対象�◆�
�∈�沌の黒魔術師（ATK2800）
��エンシェント・ホーリー・ワイバーン（ATK2675 [2100+575]）
( ﾟ∀ﾟ)「ドローだ！ よし、『サイクロン』を発動する！」
サイクロン
速攻魔法（制限カード）
フィールド上の魔法または罠カード１枚を破壊する。
( ﾟ∀ﾟ)「『闇次元の解放』を破壊する！」
（ ＾ω＾）「……！ 混沌の黒魔術師が破壊されるお」
( ﾟ∀ﾟ)「そしてエンシェント・ホーリー・ワイバーンでダイレクトアタック！」
（ ＾ω＾）「まだまだだお！ 罠発動、『ガード・ブロック』！」
ガード・ブロック
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは０になり、自分のデッキからカードを１枚ドローする。
（ ＾ω＾）「ダメージを０にして、１枚ドロー！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「本当に便利ね、ガード・ブロックは」
（ ＾ω＾）「……これは」
( ﾟ∀ﾟ)「ちっ、ターンエンドだ」
（ −ω−）「僕のターン……モンスターとカードをセットしてターンエンド」
( ﾟ∀ﾟ)「諦めたわけじゃなさそうだな。俺のターン！ ちっ、まあいいや。
エンシェント・ホーリー・ワイバーンで裏守備モンスターを攻撃！ ラァイト・リサイレンス！！！」
（ −ω−）「『ホーリー・エルフ』が破壊されるお」
ホーリー・エルフ
通常モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻 800/守2000
かよわいエルフだが、聖なる力で身を守りとても守備が高い。
( ﾟ∀ﾟ)「……カードを１枚伏せて、ターンエンドだ」
（ −ω−）「……今となっては懐かしいお」
(´･ω･`)「ん？」
（ ＾ω＾）「僕が初めて勝った時の事を思い出したお」
(,,ﾟДﾟ)「俺にとっちゃ昨日なんだがな」
( ﾟ∀ﾟ)「……言っておくと、多分俺のデッキはあと全部がモンスターだ」
（ ＾ω＾）「……次のターンが最後ってことかお」
( ﾟ∀ﾟ)「ああ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……」
□□■□□ 手札：0枚 ブーン
□□□□□ □ LP：25
□□�、□◆、◆ �LP：600
□□■□□ 手札：0枚 ジョルジュ
�．┘鵐轡Д鵐函Ε曄璽蝓次Ε錺ぅ弌璽鵝�ATK2675 [2100+575]）
（ ＾ω＾）「一つ一つ、ここまで積み重ねてきた」
('A`)「……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「内藤君……」
（ ＾ω＾）「僕自身の実力も、このデュエルも」
(,,ﾟДﾟ)「……ああ」
（ ＾ω＾）「勝利を信じて、絶対に諦めずにもがいて、最大限努力して……だからこそ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「――だからこそ、それは最後に奇跡のドローを呼ぶわ」
(´･ω･`)「……参ったね。このデュエル、勝ち目はなさそうだよ？」
■⊂（ ＾ω＾）「ドロォーーッ！！」
（ ω ）「……よし」
( ﾟ∀ﾟ)「へっ」
（ ＾ω＾）「フィールド魔法発動！ 『魔法都市エンディミオン』！」
魔法都市エンディミオン
フィールド魔法
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを１つ置く。
魔力カウンターが乗っているカードが破壊された場合、
破壊されたカードに乗っていた魔力カウンターと同じ数の魔力カウンターをこのカードに置く。
１ターンに１度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを取り除いて自分のカードの効果を発動する場合、
代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを取り除く事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを１つ取り除く事ができる。
( ﾟ∀ﾟ)「……当然、それ単体じゃ機能しねえな」
（ ＾ω＾）「だからこそ、このカードがあるんだお。単体じゃ役に立たないカード達を繋げるために」
( ﾟ∀ﾟ)「ああ、そうだな」
（ −ω−）「そして、これが最後のリバースカードだお」
( ﾟ∀ﾟ)「……来な」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
（ ＾ω＾）「――『異次元からの帰還』！！」
異次元からの帰還
通常罠（制限カード）
ライフポイントを半分払う。
ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを全てゲームから除外する。
（ ＾ω＾）「ライフを半分支払い、除外された僕のモンスターを全て特殊召喚する！」LP25→13
(´･ω･`)「……すごい」
（ ＾ω＾）「『神聖魔導王 エンディミオン』！ 『ブラック・マジシャン・ガール』！」
('A`)「……」
(,,ﾟДﾟ)「ブラック・マジシャン・ガールか……」
（ ＾ω＾）「『混沌の黒魔術師』！ 『アーカナイト・マジシャン』！」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「全部魔法使いの切り札モンスターばっかり……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……ブーン」
（ ＾ω＾）「そして――『ブラック・マジシャン』！」
( ﾟ∀ﾟ)「こいつは……想像以上だぜ。それで、回収した魔法で、どっちを破壊するんだ？ ２択の状況は変わってねえ」
（ ＾ω＾）「いや、１００％だお。この召喚を無効にしなかった時点で、勝負は付いた！
混沌の黒魔術師の効果発動！ 手札にこの魔法を加え、すぐに発動するお。『黒・魔・導』！」
黒・魔・導(ブラック・マジック)
通常魔法
自分フィールド上に「ブラック・マジシャン」が
表側表示で存在する時のみ発動する事ができる。
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
( ﾟ∀ﾟ)「……なるほどな。『突進』を発動して、エンシェント・ホーリー・ワイバーンの攻撃力を700上げる」
突進
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体の攻撃力は
エンドフェイズ時まで７００ポイントアップする。
(´･ω･`)「だけど……エンディミオンか」
（ ＾ω＾）「そう。魔法都市エンディミオンに乗った魔力カウンターを取り除き、アーカナイト・マジシャンの効果！
エンシェント・ホーリー・ワイバーンを破壊だお！」
('A`)「全てのカードを使って……こいつは、すげえや」
ﾌﾞﾗｯｸ･ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞ
（ ＾ω＾）「そして……ブラック・マジシャン・ガールでダイレクトアタック！ 黒魔導爆裂波！！」
( ﾟ∀ﾟ)「……完敗だよ。全くな」LP600→0
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
（ ＾ω＾）「……ハァ、ハァ……勝てた」
('A`)「……勝った！」
(,,ﾟДﾟ)「すっ、げえ……！」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「やった、やったよ！」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、すげーもんだ。１発勝負でこのデッキに勝ったのは、お前が初めてだよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「と、いうことは」
( ﾟ∀ﾟ)「俺を倒したら元の世界へ帰ることが出来るって約束だ。果たしてやる」
（ ＾ω＾）「……ついに、元の世界へ帰れるのかお」
('A`)「なんだブーン？ もっと喜びを全身で表現するとかさ」
（ ＾ω＾）「いや、なんというか疲れたお。それに、もう少し話がしていたいってのも」
(,,ﾟДﾟ)「話、か」
（ ＾ω＾）「特に、ギコと」
(,,ﾟДﾟ)「俺？」
（ ＾ω＾）「うん。ただまずは、うーんと、皆……」
（ ＾ω＾）「ありがとうだお」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「私なーんにもしてないけどねー」
( ﾟ∀ﾟ)「時間が惜しいんでな、挨拶が済んだらすぐ送り届けるぜ」
（ ＾ω＾）「ん、っと。なら……」
('A`)「挨拶か。余計なものは必要ない。明日からも、俺たちはブーンと居続けるんだからな」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「私も、なんというか、挨拶するほど実感来てないかな……」
(,,ﾟДﾟ)「おいおい、いくらなんでもそれは……」
（ ＾ω＾）「僕の挨拶は、終わってるお。そして……ジョルジュ、挨拶はいらないみたいだお」
( ﾟ∀ﾟ)「話するんじゃなかったのか？」
（ ＾ω＾）「いや、なんというか……元の世界に戻ったら、連絡を取ってみようって思ったんだお」
( ﾟ∀ﾟ)「そうか。ならいいのか」
（ ＾ω＾）「別に死んでるわけじゃないしね。うん、やってくれお」
( ﾟ∀ﾟ)「よし、やるか」
('A`)「おいツン、何も言ってないけどいいのか？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……心残りは、あるわよ。ただそれは、挨拶とか、そういうのじゃなくて……」
('A`)「……？」
( ﾟ∀ﾟ)「……ん、こいつは」
(´･ω･`)「どうかしたのかい？」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、ちょっとエネルギー量が足りねえんだ。さっきのデュエルで
十分たまると思ってたんだが、随分遠いところから来たらしいな」
（ ＾ω＾）「……つまり？」
( ﾟ∀ﾟ)「もう１戦ぐらいはやる必要があるってことだ」
（；＾ω＾）「もうあんな神経使う戦いは嫌だお」
( ﾟ∀ﾟ)「そう言わずに」
ξﾟ��ﾟ)ξ「じゃあショボンさん、ちょっとそのデッキを貸してもらえないかしら」
(´･ω･`)「ん？ そういえば、デッキホルダーに入れっぱなしだったな、『特別なデッキ』……」
（ ＾ω＾）「……え？」
(´･ω･`)「まあ、それぐらいならいいよ。はいこれだ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「そう。……【ブラック・マジシャン】デッキね」
(,,ﾟДﾟ)「お、おい」
ξﾟ��ﾟ)ξ「いい感じじゃない、ちょっと私が使ってたのとは細部が違うけど。同じ感覚で回せそうだわ」
（ ＾ω＾）「……まさか」
('A`)「ツンと、ブーンの……！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「昨日言ったでしょ、強いデュエリストとなら誰とでも戦うって。ちょうどデュエルしないといけねい状況みたいだし――」
ξﾟ��ﾟ)ξ「――そうね、私からの挨拶はこれよ。やってく？」
（ ＾ω＾）「……もちろんだお！」
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
――数日後
(,,ﾟДﾟ)「しかしブーン、本当に全く覚えてないのか？」
（ ＾ω＾）「全くってわけじゃなく、写真の風景には見覚えが無いこともないんだけど……」
('A`)「難儀なもんだな、全く」
（；＾ω＾）「ドクオ、それよりも問題な事があるお！」
('A`)「なんだよ」
（ ＾ω＾）「僕 の ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク は ！？」
('A`)「しらんがな」
（ ◎ω◎）「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ξﾟ��ﾟ)ξ「全く、騒がしいわね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「『逆に考えるんだ、宿題をしなくてよかった そう考えるんだ』ってウィンちゃんが言ってた」
（ ＾ω＾）「ん……ふむ」
(,,ﾟДﾟ)「納得したのかよ」
（ ＾ω＾）「いや、そういうわけじゃなく……そのカード、『風霊使いウィン』だっけ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「ウィンちゃんがどうかしたの？」
（ ＾ω＾）「あの、なんか今更こういうこと言うのも気が引けるんだけど」
('A`)「ふむ」
（ ＾ω＾）「教えてほしいんだお。デュエルモンスターズを」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「……あははっ」
(,,ﾟДﾟ)「なんだ、そういうことか」
（ ＾ω＾）「な、何かおかしなこといったかお？」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「理由まで同じだ。あははっ」
('A`)「いいや、全然。で、どうするツン」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え？」
('A`)「ここは、お前が決めるべきだろ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……」
ξ////)ξ「ま、全く、１度教えた相手に２度目は教えないなんて決まりの悪いことはできないわ。
教えてあげるわよ！ スパルタだから覚悟してなさいよ！」
（ ＾ω＾）「……ん。ありがとうだお」
(,,ﾟДﾟ)「またデッキ貸したりするのか？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え、あ……いや、あのデッキはカードが１枚無くなっちゃったから、貸すなら別のデッキね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「あれ？ 無くなってたの？」
('A`)「じゃあ、１からカードでも集めさせるか？」
（；＾ω＾）「ちょ……それは勘弁してほしいお」
(,,ﾟДﾟ)「じゃあ、俺のＨＥＲＯデッキをだな――」
('A`)（『この世界で、最後まで生きるかい？』か）
('A`)（ああ、生きていくさ。こいつらとなら）
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
――精霊界
(´･ω･`)「で？ 精霊問題は解決したのかい？」
( ﾟ∀ﾟ)「とりあえず抑えたそうな。俺らが出る幕でもなかったな」
(´･ω･`)「やれやれ」
( ﾟ∀ﾟ)「……なんか、明るい顔してるな」
(´･ω･`)「そうかい？ 私としては、いつも通りなんだが」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、わかるわかる。何年一緒にいると思ってるんだ」
(´･ω･`)「まあ、嬉しいことはあったからね」
( ﾟ∀ﾟ)「それよりだ、こないだの事件の影響で、精霊達の動きが活発になってきてる」
(´･ω･`)「ああ、知ってるよ。私のところにも、ロマネスク氏から連絡が入っている」
( ﾟ∀ﾟ)「ロマネスクっていうと、あの妙な眼鏡かけた野郎か」
(´･ω･`)「ビロードの上司とやらに、狙いを定めているみたいだね」
( ﾟ∀ﾟ)「……ほーう。なるほど、そいつが焚きつけたって訳か。なら話は早い、今から行ってそいつをとっちめようぜ」
(´･ω･`)「こらこら、人の話は聞かないと。一気に中を突くことはできない、１歩１歩だ」
(´･ω･`)（また新たな問題も浮上したこどだし、忙しい日々はまだもう少し続きそうだね）
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
――？？？
（ -ω-）「……ん……う」
（ ＾ω＾）「む……うん？」
（ ＾ω＾）（白い……天井？）
（ ＾ω＾）（えっと……あれ、ここどこだお……？）
（ ＾ω＾）（と、とりあえず起き……）
（；＾ω＾）（あれ……お、起き上がれない……というか体が動かないお）
（ ＾ω＾）「ぁ……ぁぁ……ぅ」
（ ＾ω＾）（声も……うまく出ない。一体何がどうなってるんだお……）
ｶﾞﾁｬｯ
「さて、内藤さんの容態は……」
（ ＾ω＾）（ドア？ 部屋？ ここはどこかの部屋なのかお？）
「って、え？」
（ ＾ω＾）「あ、ぁぁ……ｺﾞﾎﾝ、そこの、人……ここどこか、教えて、くれないかお」
「え、えっと……内藤君、この指を目で追ってみてくれる？」
（ ＾ω＾）「え？ わ、わかったお」
「右へ……左へ……」
（ ＾ω＾）（上へ……下へ……）
（ ＾ω＾）（この人、看護婦……？ 病院？）
（ ＾ω＾）「……あの、これ何の意味があるんだお？」
「た、大変ですー！ 内藤さんの意識が戻りましたー！」
（ ＾ω＾）（……え？）
（ ＾ω＾）（って、思い出したお！ デュエルモンスターズ！）
（ ＾ω＾）「そうか……戻ってきたのかお」
（ ＾ω＾）（ようやく、終わったのかお。奇妙な日々だった）
（ ＾ω＾）（あるいは、夢の話だったのかもしれないし）
（ ＾ω＾）（……でも、デュエルの決着は付けたかったお）
（ ＾ω＾）（最後、ブラック・マジシャンで攻撃したとき……光に包まれた）
（ ＾ω＾）（結局あの後どうなったのか。それがわからないのが、心残りで……）
（ ＾ω＾）「ん？ ベッドの脇に、何か……」
つ【ブラック・マジシャン】
（ ＾ω＾）「……ま、いいお。もしかしたら――」
（ ＾ω＾）「いつか別れの挨拶に行くかもしれないし」
■ブーンが異世界でデュエルモンスターズを始めるようです
おわり
(´･ω･`)（私としてはいつもどおりでも、外では厄介な事になっていたみたいだし）
(´･ω･`)（だがまあ、それは仕方のないことさ。彼がそういう存在である以上は）
(´･ω･`)（そしてもうすぐ、彼の物語は終わりを迎える）
(´･ω･`)（――同時に、ここまで続いていた最初の物語も終わる）
(´･ω･`)（……その意味では彼は確かに、ただの依頼の対象というわけではなかった）
ξﾟ��ﾟ)ξ「『裁きの龍』……」
('A`)「場は空で……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「内藤くんの手札は１枚……」
(,,ﾟДﾟ)「そして、魔法も罠も使えない、か……」
( ﾟ∀ﾟ)「ターン、エンドだ。さあ、試験を超えてみな」
（；＾ω＾）「……」
(´･ω･`)「先に言っておこうか。ありがとう」
１３ターン目 ブーンのドロー前
□□□□□ 手札：1枚 ブーン
□□□□□ □ LP：3300
□□�、□◆、◆ �LP：1600
□□□□□ 手札：1枚 ジョルジュ
�〆曚�の龍（ATK3000）
※大寒波効果適用中
（ ＾ω＾）ブーンが異世界でデュエルモンスターズを始めるようです
第２０話 さらば、決闘（後編）
（；＾ω＾）「……僕のターン」
('A`)「何か手はあるのか……？」
（ ＾ω＾）「……！ 『魔導騎士 ディフェンダー』を召喚！」
魔導騎士 ディフェンダー
効果モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻1600/守2000
このカードが召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを１つ置く（最大１つまで）。
フィールド上に表側表示で存在する魔法使い族モンスターが破壊される場合、
代わりに自分フィールド上に存在する魔力カウンターを、
破壊される魔法使い族モンスター１体につき１つ取り除く事ができる。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（ ＾ω＾）「その効果で、自身に魔力カウンターを乗せる
ξﾟ��ﾟ)ξ「この場合は、１度だけ戦闘・効果による破壊を無効にするモンスターね」
（ ＾ω＾）「ターンエンドだお」
(´･ω･`)「一応、即死確定は免れたみたいだね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「見てるこっちが怖いよ……」
(,,ﾟДﾟ)「……」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターンだ！ さて、どうするか……」
('A`)「手札にモンスターがなけりゃ、効果発動一択だろうな」
( ﾟ∀ﾟ)「……ええい、まどろっこしいのはなしだ！ 裁きの龍の効果発動！ 次元の顎に引き裂かれよ！」LP1600→600
（；＾ω＾）「魔力カウンターを取り除いて、破壊を免れるお」
( ﾟ∀ﾟ)「そして『光の援軍』を発動！」
光の援軍
通常魔法
自分のデッキの上からカードを３枚墓地へ送って発動する。
自分のデッキからレベル４以下の「ライトロード」と名のついたモンスター１体を手札に加える。
( ﾟ∀ﾟ)「デッキの上から３枚墓地へ送り！」
つ【神秘の中華なべ】 【閃光のイリュージョン】
【ライトロード・サモナー ルミナス】
( ﾟ∀ﾟ)「くっ、３枚目のルミナスが……『ライトロード・ウォリアー ガロス』を手札に加える！ そのまま召喚だ！」
ライトロード・ウォリアー ガロス
効果モンスター
星４/光属性/戦士族/攻1850/守1300
自分フィールド上に表側表示で存在する「ライトロード・ウォリアー ガロス」以外の
「ライトロード」と名のついたモンスターの効果によって
自分のデッキからカードが墓地に送られる度に、自分のデッキの上からカードを２枚墓地に送る。
このカードの効果で墓地に送られた「ライトロード」と名のついたモンスター１体につき、
自分のデッキからカードを１枚ドローする。
( ﾟ∀ﾟ)「裁きの龍でディフェンダーを攻撃！」
（ ＾ω＾）「ぐっ……」LP3300→1900
( ﾟ∀ﾟ)「そしてガロスでダイレクトアタック！ エクセリオン・バスター！」
（；＾ω＾）「おおおおぉぉッ！！」LP1900→50
(,,；ﾟДﾟ)「ブ、ブーン！」
ζ(ﾟーﾟ*；ζ「残りライフ50……！」
( ﾟ∀ﾟ)「これでリーチだ！ 俺はターンエンドと共に、デッキから４枚墓地へ送る」
つ【ライトロード・ビースト ウォルフ】 【光の召集】
【ライトロード・マジシャン ライラ】 【光の援軍】
( ﾟ∀ﾟ)「ウォルフの効果発動、攻撃表示で特殊召喚するぜ」
('A`)「おいおいおいおいおい……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「絶望的だよ……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……もうライフが回復しない限りは裁きの龍の効果を使われることはないわ。逆よ、『勝ち目が見えた』！」
(,,ﾟДﾟ)「そうは言ったって次のターンでどうにかできなきゃ……」
(´･ω･`)「信じてるんだね。彼の引きを」
ξﾟ��ﾟ)ξ「まあね」
□□□□□ 手札：1枚 ブーン
□□□□□ □ LP：50
□�´↓�□ □ LP：1600
□□□□□ 手札：1枚 ジョルジュ
�．薀ぅ肇蹇璽鼻ΕΕ�リアー ガロス（ATK1850）
�∈曚�の龍（ATK3000）
��ライトロード・ビースト ウォルフ（ATK2100）
（ ＾ω＾）「僕のタァーン！！ ――来たお、状況をひっくり返すカード！」
( ﾟ∀ﾟ)「ん？」
（ ＾ω＾）「墓地の『ブラック・マジシャン・ガール』と、『アーカナイト・マジシャン』を除外！」
(´･ω･`)「この条件は……！」
（ ＾ω＾）「『カオス・ソーサラー』を攻撃表示で特殊召喚するお！」
カオス・ソーサラー
効果モンスター（準制限カード）
星６/闇属性/魔法使い族/攻2300/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを１体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体をゲームから除外する事ができる。
この効果を発動する場合、このターンこのカードは攻撃する事ができない。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（ ＾ω＾）「カオス・ソーサラーの効果発動、裁きの龍を除外！ カオス・ディメンジョン！」
( ；ﾟ∀ﾟ)「げ……よりにもよって除外だと！？」
(´･ω･`)「ライトロードの天敵が出てきたね。まずいんじゃないの？」
( ﾟ∀ﾟ)「いやまだまだ、有利なのは俺のほうだ」
（ ＾ω＾）「モンスターを除外したターン、カオス・ソーサラーは攻撃できない……カードを１枚伏せて、ターンエンドだお」
( ﾟ∀ﾟ)「ドロー！ ……下級モンスターに簡単に撃破されても困るな。表示形式はそのまま、１枚伏せてターンエンドだ」
(´･ω･`)（私だからわかることだけど、引っ掛けようとしてるのがバレバレだよ）
□■□□□ 手札：0枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：50
□�□↓�□ □ LP：1600
□□■□□ 手札：1枚 ジョルジュ
�．�オス・ソーサラー（ATK2300）
�▲薀ぅ肇蹇璽鼻ΕΕ�リアー ガロス（ATK1850）
��ライトロード・ビースト ウォルフ（ATK2100）
（ ＾ω＾）「僕のターン！ 魔法カード『死者蘇生』！」
死者蘇生
通常魔法（勝手に制限カード）
自分または相手の墓地からモンスターを１体選択して発動する。
選択したモンスターを自分のフィールド上に特殊召喚する。
(,,ﾟДﾟ)「よし、いいぞ！」
（ ＾ω＾）「僕が蘇生させるのは……そっちの墓地の、『ライトロード・マジシャン ライラ』！」
ライトロード・マジシャン ライラ
効果モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻1700/守 200
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、
相手フィールド上の魔法または罠カード１枚を破壊する。
この効果を発動した場合、次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを３枚墓地に送る。
( ﾟ∀ﾟ)「な……」
（ ＾ω＾）「ライラの効果発動、守備表示にし、その伏せカードを破壊するお！」
( ﾟ∀ﾟ)「げ、『収縮』が……とりあえず発動するぜ」
収縮
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択する。
そのモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。
(´･ω･`)「やっぱりね」
（ ＾ω＾）「そして……カオス・ソーサラーの効果で、ガロスを除外」
( ﾟ∀ﾟ)「やってくれるぜ」
（ ＾ω＾）ターンエンドだお……あれ、ターンランプが動かない」
(´･ω･`)「ライトロードには別に隠されてない効果がある」
（ ＾ω＾）「あ、そうだった。それじゃあ３枚送ってと」
つ【黒・魔・導】 【カードエクスクルーダー】 【霊滅術師 カイクウ】
（；＾ω＾）「……今度こそターンエンドだお」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン！ 『貪欲な壺』を発動！」
貪欲な壺
通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター５体を選択し、デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを２枚ドローする。
( ﾟ∀ﾟ)「グラゴニス、ケルビム、ジェインを２体、ライコウをデッキに戻し、シャッフル。そして２枚ドローだ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「何かが来るかな……」
( ﾟ∀ﾟ)「続いて『死者転生』を発動！」
死者転生
通常魔法
手札を１枚捨てて発動する。
自分の墓地に存在するモンスター１体を手札に加える。
( ﾟ∀ﾟ)「手札のオルクスを捨て、墓地のグラゴニスを手札に加える」
(,,ﾟДﾟ)「げ、まずい！」
( ﾟ∀ﾟ)「とどめだ！ ウォルフをリリースし、グラゴニスをアドバンス召喚！」
（ ＾ω＾）「まだまだ終わらないお、罠カード『激流葬』！」
激流葬
通常罠（制限カード）
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動する事ができる。
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
('A`)「しのいだ……」
( ﾟ∀ﾟ)「ちっ、全破壊か。カードを１枚伏せて、ターンエンドだ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「お互い手札０……ここからは引き勝負ね」
□□□□□ 手札：0枚 ブーン
□□□□□ □ LP：50
□□□□□ □ LP：600
□□■□□ 手札：0枚 ジョルジュ
（ ＾ω＾）「僕のターン。こっちも『貪欲な壺』を発動するお！」
(,,ﾟДﾟ)「来てる、来てるぜ」
（ ＾ω＾）「見習い魔術師、執念深き老魔術師、カイクウ、カオス・ソーサラー、カードエクスクルーダーをデッキに戻す！
そしてシャッフル、２枚ドロー！ 魔法カード発動、『黒魔術のカーテン』！」
黒魔術のカーテン
通常魔法
ライフポイントを半分払って発動する。
自分のデッキから「ブラック・マジシャン」１体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。
（ ＾ω＾）「ライフを半分払い、デッキから、『ブラック・マジシャン』を特殊召喚！」LP50→25
(´･ω･`)「完璧なタイミングで引いてきたね」
（ ＾ω＾）「バトル！ ブラック・マジシャンでダイレクトアタック――ブラック・マジック！」
( ﾟ∀ﾟ)「くっ……墓地の『ネクロ・ガードナー』を除外して、攻撃を無効にする！」
('A`)「そういやあったな」
（ ＾ω＾）「カードを１枚伏せ、ターンエンド！」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン。『光の護封剣』を発動！」
光の護封剣
通常魔法（制限カード）
相手フィールド上に存在するモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて３ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上に存在するモンスターは攻撃宣言をする事ができない。
(´･ω･`)「さて、３ターンも持つかな」
( ﾟ∀ﾟ)「自信ねえな。ターンエンド」
□■□□□ 手札：0枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：50
□□□□□ □ LP：600
□□■�□◆ ー蟷ァ�0枚 ジョルジュ
�．屮薀奪�・マジシャン（ATK2500）
��光の護封剣（通常魔法・０ターン経過）
（ ＾ω＾）「僕のターン。……このままターンエンド」
(,,ﾟДﾟ)「ここにきてグダってきたな」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン。よし、３枚目の貪欲な壺を発動だ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「３枚目？ ２枚目じゃないの？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ジェインの効果で１枚落ちてるわね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「……よく覚えてるね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「デュエリストならこれぐらいはやっておかないと」
('A`)「……デュエルディスクには相手の墓地を確認する機能が付いていてだな」
(´･ω･`)（……なるほど彼女、強いわけだ）
( ﾟ∀ﾟ)「ジェイン、ライコウ、ルミナスを２枚にウォルフを戻してシャッフル、その後２枚ドロー！
……なかなかいいのが来ないな。モンスターをセットしてターンエンドだ」
（ ＾ω＾）「僕のターン。１枚セットして、ターン終了だお」
(´･ω･`)「さあ、カードが溜まってきたよ」
□■□■□ 手札：1枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：25
□□□■□ □ LP：600
□□■�□◆ ー蟷ァ�1枚 ジョルジュ
�．屮薀奪�・マジシャン（ATK2500）
��光の護封剣（通常魔法・２ターン経過）
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン！ ……こいつか。魔法カード『ソーラー・エクスチェンジ』を発動だ」
ソーラー・エクスチェンジ
通常魔法
手札から「ライトロード」と名のついたモンスターカード１枚を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを２枚ドローし、その後デッキの上からカードを２枚墓地に送る。
ξﾟ��ﾟ)ξ「確か２枚目ね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ（２人の全部のカードの使ったタイミングとそのカードが何か、覚えてるの……？）
( ﾟ∀ﾟ)「手札のジェインを捨て、２枚ドロー。その後デッキより２枚墓地へ送る」
つ【ネクロ・ガードナー】 【ライトロード・ビースト ウォルフ】
(,,ﾟДﾟ)「ウォルフが特殊召喚か」
( -∀-)「……行くぜ相棒」
('A`)「ん？」
( ﾟ∀ﾟ)「伏せてあったガロスを反転召喚、手札からルミナスを通常召喚」
（ ＾ω＾）「効果を使ってくるかお……いや」
( ﾟ∀ﾟ)「そして魔法カード発動……『ライトニング・チューン』！」
ライトニング・チューン
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル４の光属性モンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターはフィールド上に表側表示で存在する限りチューナーとして扱う。
ζ(ﾟーﾟ*ζ「え……」
( ﾟ∀ﾟ)「これにより、ガロスはチューナーとなる」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……そう。最後の切り札ってわけね」
( ﾟ∀ﾟ)「レベル３、『ライトロード・サモナー ルミナス』に、
レベル４の『ライトロード・ウォリアー ガロス』をチューニング」
(,,ﾟДﾟ)「ここでシンクロ召喚か！」
( ﾟ∀ﾟ)「積み重なりし季節が、天空へ駆け上がる翼を開く！ 『光差す道』となれ！」
( ﾟ∀ﾟ)「シンクロ召喚。頼んだぜ――『エンシェント・ホーリー・ワイバーン』！」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/天使族/攻2100/守2000
光属性チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
自分のライフポイントが相手より上の場合、その数値だけこのカードの攻撃力はアップする。
自分のライフポイントが相手より下の場合、その数値だけこのカードの攻撃力がダウンする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
１０００ライフポイントを払う事でこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
('A`)「これが、最後の切り札……！」
( ﾟ∀ﾟ)「エンシェント・ホーリー・ワイバーンは、相手とのライフ差によって攻撃力が変動する。
俺のライフは、今お前のライフより575高い。よってその攻撃力は、2675！」
(,,；ﾟДﾟ)「に……」
ζ(ﾟーﾟ*；ζ「にせんろっぴゃくななじゅうご……」
( ﾟ∀ﾟ)「行くぜ！ エンシェント・ホーリー・ワイバーンで、ブラック・マジシャンを攻撃！ ライト・リサイレンス！」
（ ＾ω＾）「バトルフェイズに入った瞬間、『威嚇する咆哮』を発動するお！」
威嚇する咆哮
通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。
( ﾟ∀ﾟ)「決まらなかったか……ターンエンドだ」
（ ＾ω＾）「僕のターンだお！ いきなりで悪いけど、もう勝つ算段はできてるお！」
( ﾟ∀ﾟ)「へぇ、なんだ？」
（ ＾ω＾）「墓地の『ブラック・マジシャン』と『アーカナイト・マジシャン／バスター』を除外！
再び『カオス・ソーサラー』を特ｓｙ」
( ﾟ∀ﾟ)「おぉっと『ライト・バニッシュ』だ！」
ライト・バニッシュ
カウンター罠
自分フィールド上に存在する「ライトロード」
と名のついたモンスター１体をリリースして発動する。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。
( ﾟ∀ﾟ)「ウォルフをリリースし、その召喚を無効にする！ 二度も同じ手を食らうかよ！」
（ ＾ω＾）「うぐ……ブラック・マジシャンを守備表示にして、１枚セット。ターンエンドだお」
□■□■□ 手札：0枚 ブーン
□□�、□◆、◆ �LP：25
□□�□□◆、◆ �LP：600
□□□□□ 手札：0枚 ジョルジュ
�．屮薀奪�・マジシャン（DEF2100）
�▲┘鵐轡Д鵐函Ε曄璽蝓次Ε錺ぅ弌璽鵝�ATK2675 [2100+575]）
ξﾟ��ﾟ)ξ「まだもうしばらくは続きそうね……」
( ﾟ∀ﾟ)「俺のターン。もう１度エンシェント・ホーリー・ワイバーンでバトルだ！ ライト・リサイレンス！」
（ ＾ω＾）「ブラック・マジシャンが……」
( ﾟ∀ﾟ)「カードを１枚伏せてターン……」
（ ＾ω＾）「ちょっと待つお！ エンドフェイズに永続罠『闇次元の解放』を発動するお！」
闇次元の解放
永続罠
ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター１体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、
そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
（ ＾ω＾）「除外されている『混沌の黒魔術師』を特殊召喚！ そして今度は効果を発動し、『死者蘇生』を回収するお」
( ﾟ∀ﾟ)「さっきからやたらモンスターを除外してたのはこのためだったのか」
（ ＾ω＾）「決めてやるお、僕のターン！ 『死者蘇生』を発動！」
('A`)「よし、そのまま決めてやれ！」
（ ＾ω＾）「僕が特殊召喚するのは……『神聖魔導王 エンディミオン』！！」
神聖魔導王 エンディミオン
効果モンスター
星７/闇属性/魔法使い族/攻2700/守1700
このカードは自分フィールド上に存在する
「魔法都市エンディミオン」に乗っている魔力カウンターを６つ取り除き、
自分の手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在する魔法カード１枚を手札に加える。
１ターンに１度、手札から魔法カード１枚を捨てる事で、フィールド上に存在するカード１枚を破壊する。
(,,ﾟДﾟ)「あ、あれ？ そんなカード墓地にあったか？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……なるほど、あの時のカードはそれだったのね」
(´･ω･`)「ああそうか、トリッキーだね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「え？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「『ＴＨＥ トリッキー』召喚の折に送った上級モンスターを死者蘇生で特殊召喚するというのは、
かの決闘王、武藤遊戯も好んで使ったコンボらしいわ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「へぇ……」
（ ＾ω＾）「エンディミオンの召喚に成功した瞬間、効果発動！ 『ディメンション・マジック』を捨てて……」
( ﾟ∀ﾟ)「……」
（ ＾ω＾）「その伏せカードを破壊するお！」
( ﾟ∀ﾟ)「読み違えたな！ チェーンして罠カード発動、『奈落の落とし穴』だ！」
奈落の落とし穴
通常罠
相手が攻撃力１５００以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動する事ができる。
そのモンスターを破壊しゲームから除外する。
（；＾ω＾）「くっ、エンディミオンが……いやでも、攻撃力ならこっちが勝ってるお！ 混沌の黒魔術師で攻撃！」
( ﾟ∀ﾟ)「最後の『ネクロ・ガードナー』だ！」
('A`)「これで相手の身を守る手段はなくなった……」
(´･ω･`)「あと、長くても５ターンってところだろうね」
（ ＾ω＾）「次のターンで……今度こそ決めてやるお！ ターンエンド！」
□■□�、◆ ー蟷ァ�0枚 ブーン
□□�□□◆、◆ �LP：25
□□��□□ □ LP：600
□□□□□ 手札：0枚 ジョルジュ
�＾納仝気硫鯤�（永続罠・対象�◆�
�∈�沌の黒魔術師（ATK2800）
��エンシェント・ホーリー・ワイバーン（ATK2675 [2100+575]）
( ﾟ∀ﾟ)「ドローだ！ よし、『サイクロン』を発動する！」
サイクロン
速攻魔法（制限カード）
フィールド上の魔法または罠カード１枚を破壊する。
( ﾟ∀ﾟ)「『闇次元の解放』を破壊する！」
（ ＾ω＾）「……！ 混沌の黒魔術師が破壊されるお」
( ﾟ∀ﾟ)「そしてエンシェント・ホーリー・ワイバーンでダイレクトアタック！」
（ ＾ω＾）「まだまだだお！ 罠発動、『ガード・ブロック』！」
ガード・ブロック
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは０になり、自分のデッキからカードを１枚ドローする。
（ ＾ω＾）「ダメージを０にして、１枚ドロー！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「本当に便利ね、ガード・ブロックは」
（ ＾ω＾）「……これは」
( ﾟ∀ﾟ)「ちっ、ターンエンドだ」
（ −ω−）「僕のターン……モンスターとカードをセットしてターンエンド」
( ﾟ∀ﾟ)「諦めたわけじゃなさそうだな。俺のターン！ ちっ、まあいいや。
エンシェント・ホーリー・ワイバーンで裏守備モンスターを攻撃！ ラァイト・リサイレンス！！！」
（ −ω−）「『ホーリー・エルフ』が破壊されるお」
ホーリー・エルフ
通常モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻 800/守2000
かよわいエルフだが、聖なる力で身を守りとても守備が高い。
( ﾟ∀ﾟ)「……カードを１枚伏せて、ターンエンドだ」
（ −ω−）「……今となっては懐かしいお」
(´･ω･`)「ん？」
（ ＾ω＾）「僕が初めて勝った時の事を思い出したお」
(,,ﾟДﾟ)「俺にとっちゃ昨日なんだがな」
( ﾟ∀ﾟ)「……言っておくと、多分俺のデッキはあと全部がモンスターだ」
（ ＾ω＾）「……次のターンが最後ってことかお」
( ﾟ∀ﾟ)「ああ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……」
□□■□□ 手札：0枚 ブーン
□□□□□ □ LP：25
□□�、□◆、◆ �LP：600
□□■□□ 手札：0枚 ジョルジュ
�．┘鵐轡Д鵐函Ε曄璽蝓次Ε錺ぅ弌璽鵝�ATK2675 [2100+575]）
（ ＾ω＾）「一つ一つ、ここまで積み重ねてきた」
('A`)「……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「内藤君……」
（ ＾ω＾）「僕自身の実力も、このデュエルも」
(,,ﾟДﾟ)「……ああ」
（ ＾ω＾）「勝利を信じて、絶対に諦めずにもがいて、最大限努力して……だからこそ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「――だからこそ、それは最後に奇跡のドローを呼ぶわ」
(´･ω･`)「……参ったね。このデュエル、勝ち目はなさそうだよ？」
■⊂（ ＾ω＾）「ドロォーーッ！！」
（ ω ）「……よし」
( ﾟ∀ﾟ)「へっ」
（ ＾ω＾）「フィールド魔法発動！ 『魔法都市エンディミオン』！」
魔法都市エンディミオン
フィールド魔法
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを１つ置く。
魔力カウンターが乗っているカードが破壊された場合、
破壊されたカードに乗っていた魔力カウンターと同じ数の魔力カウンターをこのカードに置く。
１ターンに１度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを取り除いて自分のカードの効果を発動する場合、
代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを取り除く事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを１つ取り除く事ができる。
( ﾟ∀ﾟ)「……当然、それ単体じゃ機能しねえな」
（ ＾ω＾）「だからこそ、このカードがあるんだお。単体じゃ役に立たないカード達を繋げるために」
( ﾟ∀ﾟ)「ああ、そうだな」
（ −ω−）「そして、これが最後のリバースカードだお」
( ﾟ∀ﾟ)「……来な」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
（ ＾ω＾）「――『異次元からの帰還』！！」
異次元からの帰還
通常罠（制限カード）
ライフポイントを半分払う。
ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを全てゲームから除外する。
（ ＾ω＾）「ライフを半分支払い、除外された僕のモンスターを全て特殊召喚する！」LP25→13
(´･ω･`)「……すごい」
（ ＾ω＾）「『神聖魔導王 エンディミオン』！ 『ブラック・マジシャン・ガール』！」
('A`)「……」
(,,ﾟДﾟ)「ブラック・マジシャン・ガールか……」
（ ＾ω＾）「『混沌の黒魔術師』！ 『アーカナイト・マジシャン』！」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「全部魔法使いの切り札モンスターばっかり……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……ブーン」
（ ＾ω＾）「そして――『ブラック・マジシャン』！」
( ﾟ∀ﾟ)「こいつは……想像以上だぜ。それで、回収した魔法で、どっちを破壊するんだ？ ２択の状況は変わってねえ」
（ ＾ω＾）「いや、１００％だお。この召喚を無効にしなかった時点で、勝負は付いた！
混沌の黒魔術師の効果発動！ 手札にこの魔法を加え、すぐに発動するお。『黒・魔・導』！」
黒・魔・導(ブラック・マジック)
通常魔法
自分フィールド上に「ブラック・マジシャン」が
表側表示で存在する時のみ発動する事ができる。
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
( ﾟ∀ﾟ)「……なるほどな。『突進』を発動して、エンシェント・ホーリー・ワイバーンの攻撃力を700上げる」
突進
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体の攻撃力は
エンドフェイズ時まで７００ポイントアップする。
(´･ω･`)「だけど……エンディミオンか」
（ ＾ω＾）「そう。魔法都市エンディミオンに乗った魔力カウンターを取り除き、アーカナイト・マジシャンの効果！
エンシェント・ホーリー・ワイバーンを破壊だお！」
('A`)「全てのカードを使って……こいつは、すげえや」
ﾌﾞﾗｯｸ･ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞ
（ ＾ω＾）「そして……ブラック・マジシャン・ガールでダイレクトアタック！ 黒魔導爆裂波！！」
( ﾟ∀ﾟ)「……完敗だよ。全くな」LP600→0
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
（ ＾ω＾）「……ハァ、ハァ……勝てた」
('A`)「……勝った！」
(,,ﾟДﾟ)「すっ、げえ……！」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「やった、やったよ！」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、すげーもんだ。１発勝負でこのデッキに勝ったのは、お前が初めてだよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「と、いうことは」
( ﾟ∀ﾟ)「俺を倒したら元の世界へ帰ることが出来るって約束だ。果たしてやる」
（ ＾ω＾）「……ついに、元の世界へ帰れるのかお」
('A`)「なんだブーン？ もっと喜びを全身で表現するとかさ」
（ ＾ω＾）「いや、なんというか疲れたお。それに、もう少し話がしていたいってのも」
(,,ﾟДﾟ)「話、か」
（ ＾ω＾）「特に、ギコと」
(,,ﾟДﾟ)「俺？」
（ ＾ω＾）「うん。ただまずは、うーんと、皆……」
（ ＾ω＾）「ありがとうだお」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「私なーんにもしてないけどねー」
( ﾟ∀ﾟ)「時間が惜しいんでな、挨拶が済んだらすぐ送り届けるぜ」
（ ＾ω＾）「ん、っと。なら……」
('A`)「挨拶か。余計なものは必要ない。明日からも、俺たちはブーンと居続けるんだからな」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「私も、なんというか、挨拶するほど実感来てないかな……」
(,,ﾟДﾟ)「おいおい、いくらなんでもそれは……」
（ ＾ω＾）「僕の挨拶は、終わってるお。そして……ジョルジュ、挨拶はいらないみたいだお」
( ﾟ∀ﾟ)「話するんじゃなかったのか？」
（ ＾ω＾）「いや、なんというか……元の世界に戻ったら、連絡を取ってみようって思ったんだお」
( ﾟ∀ﾟ)「そうか。ならいいのか」
（ ＾ω＾）「別に死んでるわけじゃないしね。うん、やってくれお」
( ﾟ∀ﾟ)「よし、やるか」
('A`)「おいツン、何も言ってないけどいいのか？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……心残りは、あるわよ。ただそれは、挨拶とか、そういうのじゃなくて……」
('A`)「……？」
( ﾟ∀ﾟ)「……ん、こいつは」
(´･ω･`)「どうかしたのかい？」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、ちょっとエネルギー量が足りねえんだ。さっきのデュエルで
十分たまると思ってたんだが、随分遠いところから来たらしいな」
（ ＾ω＾）「……つまり？」
( ﾟ∀ﾟ)「もう１戦ぐらいはやる必要があるってことだ」
（；＾ω＾）「もうあんな神経使う戦いは嫌だお」
( ﾟ∀ﾟ)「そう言わずに」
ξﾟ��ﾟ)ξ「じゃあショボンさん、ちょっとそのデッキを貸してもらえないかしら」
(´･ω･`)「ん？ そういえば、デッキホルダーに入れっぱなしだったな、『特別なデッキ』……」
（ ＾ω＾）「……え？」
(´･ω･`)「まあ、それぐらいならいいよ。はいこれだ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「そう。……【ブラック・マジシャン】デッキね」
(,,ﾟДﾟ)「お、おい」
ξﾟ��ﾟ)ξ「いい感じじゃない、ちょっと私が使ってたのとは細部が違うけど。同じ感覚で回せそうだわ」
（ ＾ω＾）「……まさか」
('A`)「ツンと、ブーンの……！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「昨日言ったでしょ、強いデュエリストとなら誰とでも戦うって。ちょうどデュエルしないといけねい状況みたいだし――」
ξﾟ��ﾟ)ξ「――そうね、私からの挨拶はこれよ。やってく？」
（ ＾ω＾）「……もちろんだお！」
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
――数日後
(,,ﾟДﾟ)「しかしブーン、本当に全く覚えてないのか？」
（ ＾ω＾）「全くってわけじゃなく、写真の風景には見覚えが無いこともないんだけど……」
('A`)「難儀なもんだな、全く」
（；＾ω＾）「ドクオ、それよりも問題な事があるお！」
('A`)「なんだよ」
（ ＾ω＾）「僕 の ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク は ！？」
('A`)「しらんがな」
（ ◎ω◎）「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ξﾟ��ﾟ)ξ「全く、騒がしいわね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「『逆に考えるんだ、宿題をしなくてよかった そう考えるんだ』ってウィンちゃんが言ってた」
（ ＾ω＾）「ん……ふむ」
(,,ﾟДﾟ)「納得したのかよ」
（ ＾ω＾）「いや、そういうわけじゃなく……そのカード、『風霊使いウィン』だっけ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「ウィンちゃんがどうかしたの？」
（ ＾ω＾）「あの、なんか今更こういうこと言うのも気が引けるんだけど」
('A`)「ふむ」
（ ＾ω＾）「教えてほしいんだお。デュエルモンスターズを」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「……あははっ」
(,,ﾟДﾟ)「なんだ、そういうことか」
（ ＾ω＾）「な、何かおかしなこといったかお？」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「理由まで同じだ。あははっ」
('A`)「いいや、全然。で、どうするツン」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え？」
('A`)「ここは、お前が決めるべきだろ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……」
ξ////)ξ「ま、全く、１度教えた相手に２度目は教えないなんて決まりの悪いことはできないわ。
教えてあげるわよ！ スパルタだから覚悟してなさいよ！」
（ ＾ω＾）「……ん。ありがとうだお」
(,,ﾟДﾟ)「またデッキ貸したりするのか？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え、あ……いや、あのデッキはカードが１枚無くなっちゃったから、貸すなら別のデッキね」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「あれ？ 無くなってたの？」
('A`)「じゃあ、１からカードでも集めさせるか？」
（；＾ω＾）「ちょ……それは勘弁してほしいお」
(,,ﾟДﾟ)「じゃあ、俺のＨＥＲＯデッキをだな――」
('A`)（『この世界で、最後まで生きるかい？』か）
('A`)（ああ、生きていくさ。こいつらとなら）
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
――精霊界
(´･ω･`)「で？ 精霊問題は解決したのかい？」
( ﾟ∀ﾟ)「とりあえず抑えたそうな。俺らが出る幕でもなかったな」
(´･ω･`)「やれやれ」
( ﾟ∀ﾟ)「……なんか、明るい顔してるな」
(´･ω･`)「そうかい？ 私としては、いつも通りなんだが」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、わかるわかる。何年一緒にいると思ってるんだ」
(´･ω･`)「まあ、嬉しいことはあったからね」
( ﾟ∀ﾟ)「それよりだ、こないだの事件の影響で、精霊達の動きが活発になってきてる」
(´･ω･`)「ああ、知ってるよ。私のところにも、ロマネスク氏から連絡が入っている」
( ﾟ∀ﾟ)「ロマネスクっていうと、あの妙な眼鏡かけた野郎か」
(´･ω･`)「ビロードの上司とやらに、狙いを定めているみたいだね」
( ﾟ∀ﾟ)「……ほーう。なるほど、そいつが焚きつけたって訳か。なら話は早い、今から行ってそいつをとっちめようぜ」
(´･ω･`)「こらこら、人の話は聞かないと。一気に中を突くことはできない、１歩１歩だ」
(´･ω･`)（また新たな問題も浮上したこどだし、忙しい日々はまだもう少し続きそうだね）
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
――？？？
（ -ω-）「……ん……う」
（ ＾ω＾）「む……うん？」
（ ＾ω＾）（白い……天井？）
（ ＾ω＾）（えっと……あれ、ここどこだお……？）
（ ＾ω＾）（と、とりあえず起き……）
（；＾ω＾）（あれ……お、起き上がれない……というか体が動かないお）
（ ＾ω＾）「ぁ……ぁぁ……ぅ」
（ ＾ω＾）（声も……うまく出ない。一体何がどうなってるんだお……）
ｶﾞﾁｬｯ
「さて、内藤さんの容態は……」
（ ＾ω＾）（ドア？ 部屋？ ここはどこかの部屋なのかお？）
「って、え？」
（ ＾ω＾）「あ、ぁぁ……ｺﾞﾎﾝ、そこの、人……ここどこか、教えて、くれないかお」
「え、えっと……内藤君、この指を目で追ってみてくれる？」
（ ＾ω＾）「え？ わ、わかったお」
「右へ……左へ……」
（ ＾ω＾）（上へ……下へ……）
（ ＾ω＾）（この人、看護婦……？ 病院？）
（ ＾ω＾）「……あの、これ何の意味があるんだお？」
「た、大変ですー！ 内藤さんの意識が戻りましたー！」
（ ＾ω＾）（……え？）
（ ＾ω＾）（って、思い出したお！ デュエルモンスターズ！）
（ ＾ω＾）「そうか……戻ってきたのかお」
（ ＾ω＾）（ようやく、終わったのかお。奇妙な日々だった）
（ ＾ω＾）（あるいは、夢の話だったのかもしれないし）
（ ＾ω＾）（……でも、デュエルの決着は付けたかったお）
（ ＾ω＾）（最後、ブラック・マジシャンで攻撃したとき……光に包まれた）
（ ＾ω＾）（結局あの後どうなったのか。それがわからないのが、心残りで……）
（ ＾ω＾）「ん？ ベッドの脇に、何か……」
つ【ブラック・マジシャン】
（ ＾ω＾）「……ま、いいお。もしかしたら――」
（ ＾ω＾）「いつか別れの挨拶に行くかもしれないし」
■ブーンが異世界でデュエルモンスターズを始めるようです
おわり
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