最終話【光差す道】
最終更新：ID:dRiOZd0fNw 2010年09月03日(金) 21:33:07履歴
前回のあらすじ
ブーン同様、敵を倒したものの闇に飲み込まれるドクオ。最後の瞬間まで彼は仲間のことを思っていた。
そして全ての決着はテンに任されたのであった。
〜中央通路〜
（；α_α）「うえぇ、先に進んだはいいんだがこれじゃあこれ以上先には進めないぜ」
目の前の鎖で閉ざされた扉に目をやりながらテンはそう呟いた。しかしこれもすぐに杞憂に終わる。
何故なら二本の太い鎖に紅の光、少し遅れて蒼の光が走り鎖が崩れ落ちたからだ。これで閉ざされた扉を開けられるだろう。
（ α_α）「紅と蒼ってことはブーンとドクオも勝ったみたいだな」
（ α_α）「あいつらが開いてくれた道なんだ。この因縁には絶対に俺がけりをつける！」
扉を押すと見かけとは裏腹に軽く開くことが出来た。そして拓けた視界に入ったのは玉座に座る人影。
「思ったよりも早かったじゃないか」
（；α_α）「あ、あなたは！」
（｀･ω･´）「ようこそ、俺様の城へ」
（；α_α）「先生たちの話によれば外見から考えてあなたはシャキンさんのはずだ」
（｀･ω･´）「はーん、あいつらの知り合いか。前回封印が解けかかったときはあいつらのせいで復活を逃した」
（｀･ω･´）「今思い出しても苦々しい記憶だ。だがしかし、そんな俺様も得るものがあった。そう…この体だ」
（ α_α）「だとしたらシャキンさんの魂はどこに行ったんだよ！」
（｀･ω･´）「冥土の土産に教えてやろう。魂は俺様が幽閉している。これで満足か？」
（ α_α）「開放しろといっても開放する訳ないよな」
（｀･ω･´）「当たり前だ。俺様は平和主義が大っ嫌いだからな。欲しいのなら奪い取れ」
（｀･ω･´）「貴様らは俺様に滅ぼされる運命にある。抗う者は尚のこと優先的に滅ぼす」
（ α_α）「もう話は十分だ。お前をぶっ飛ばしてシャキンさんも世界も救うだけだぜ！」
（｀･ω･´）「血気は盛んだな。最後の相手が俺様であることを幸運に思え！」
（ α_α）「デュエル！！！」（｀･ω･´）
（ α_α）「先行は俺がもらう。ドロー」
（ α_α）「モンスターをセットしてターンエンドするぜ」
（｀･ω･´）「俺様のターン！ドロー」
（｀･ω･´）「俺様は終末の騎士を召喚する。出て来い、我がしもべよ」
（｀･ω･´）「召喚に成功したとき、終末の騎士の効果により闇属性のカードをデッキから一枚墓地へ送る」
（｀･ω･´）「俺様が送るカードは儀式魔人プレコグスター。次はバトルに入る」
＜儀式魔人(ぎしきまじん)プレコグスター＞
効果モンスター
星３/闇属性/悪魔族/攻 400/守 300
儀式モンスターの儀式召喚を行う場合、
その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター１体として、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事ができる。
このカードを儀式召喚に使用した儀式モンスターが
相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手は手札を１枚選択して捨てる。
（｀･ω･´）（貴様の戦いなど何度も見ている。その伏せカードも羊雲あたりだろう）
（｀･ω･´）「終末の騎士で裏側のカードを攻撃する」
終末の騎士（ATK1400） vs 雲魔物−羊雲（DEF0）
（｀･ω･´）「ふん、予想通りだな」
（；α_α）「戦闘で羊雲が破壊されたことによって二体のトークンを生成する！」
雲魔物トークン
DEF0
（｀･ω･´）「リバースカードを一枚セットして俺様のターンは終わりだ。ドローしろ、小僧」
Turn1
（ α_α）LP：4000 手札：5
□□□□□ 魔・罠
ＡＢ□□□ モ Ａ：トークン Ｂ：トークン
Ｆ□□□□ モ Ｆ：終末
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（｀･ω･´）LP：4000 手札：4
（ α_α）「言われなくたって引いてやるぜ。ドロー！」
（ α_α）「俺は魔法カード、冥界の宝札を発動する」
＜冥界(めいかい)の宝札(ほうさつ)＞
永続魔法
２体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、
デッキからカードを２枚ドローする。
（ α_α）「これで攻める。場に存在する二体のトークンをリリース！」
（ α_α）「雲魔物−ニンバスマンをアドバンス召喚！」
（ α_α）「冥界の宝札、ニンバスマンの効果が発動する」
（ α_α）「つまりカードを二枚ドローし、ニンバスマンにはカウンターが二つ乗る」
（ α_α）「これによりニンバスマンの攻撃力が上昇するぜ！」
雲魔物−ニンバスマン
ATK1000→2000
（ α_α）「ニンバスマンで終末の騎士を攻撃！」
（｀･ω･´）「俺様がその程度の攻撃を通すと思ったか？罠カード、カオス・バースト！」
＜カオス・バースト＞
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
自分フィールド上のモンスター１体を生け贄に捧げる事で、
その攻撃モンスター１体を破壊する。
その後、相手ライフに１０００ポイントダメージを与える。
（｀･ω･´）「俺の終末をリリースすることでお前のモンスターを破壊する」
（；α_α）「くっ…」
（｀･ω･´）「更に相手プレイヤーには1000ポイントのダメージを与える」
（ α_α）LP：4000→3000
（ α_α）「この程度、どうってことないぜ。俺は手札から永続魔法、召喚雲を発動！」
（ α_α）「手札から雲魔物−ポイズン・クラウドを守備表示で特殊召喚する」
雲魔物−ポイズン・クラウド
DEF1000
（ α_α）「これでターンエンドだ」
（｀･ω･´）「俺様のターン、ドロー！」
⊃【……の……】
（｀･ω･´）（俺様復活の時は近い。グハハハハ）
（｀･ω･´）「ふん。死霊騎士デスカリバー・ナイトで相手をしてやろう」
＜死霊騎士(しりょうきし)デスカリバー・ナイト＞
効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。
効果モンスターの効果が発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。
（｀･ω･´）「デスカリでポイズン・クラウドを攻撃」
死霊騎士デスカリバー・ナイト（ATK1900） vs 雲魔物−ポイズン・クラウド（DEF1000）
（ α_α）「ポイズンは表側表示で戦闘破壊されたとき相手を道連れにする効果があるが…」
（｀･ω･´）「俺様のデスカリをリリースしその効果は無効になる！」
（ α_α）（だがこれで相手の場はがら空きになったぜ）
（｀･ω･´）「俺様はリバースカードをセットする。これでターンエンドだ」
Turn2
（ α_α）LP：3000 手札：4
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
□□□□□ モ
□□□□□ モ
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（｀･ω･´）LP：4000 手札：3
（ α_α）「俺のターン。ドロー」
（ α_α）「よし！手札から雲魔物−タービュランスを召喚して効果を発動するぜ」
雲魔物−タービュランス
ATK800
（ α_α）「雲魔物−スモークボールを特殊召喚！いくぜ、相棒！」
雲魔物−スモークボール
DEF600
―――世界を守る為に、ね
（ α_α）「魔法カード、二重召喚を使う。こいつの効果で俺はもう一度通常召喚が出来る」
（ α_α）「タービュランスとスモボをリリース！雲魔物−アイ・オブ・ザ・タイフーンを召喚！！」
（ α_α）「宝札の効果で二枚ドロー！」
（ α_α）「何も無いそのフィールドにでかい一撃を放り込んでやるぜ。行け、タイフーン！」
（｀･ω･´）「俺様もなめられたものだな。相手の攻撃宣言時にエネミーコントローラーを発動！」
＜エネミーコントローラー＞
速攻魔法
次の効果から１つを選択して発動する。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体の表示形式を変更する。
●自分フィールド上に存在するモンスター１体をリリースして発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター１体のコントロールを得る。
（｀･ω･´）「タイフーンを守備表示に変更させる。これで自壊だ」
（；α_α）「タイフーンまでも凌がれたか…！俺はリバースカードをセットしてターンを終了するぜ」
（｀･ω･´）「俺様のターンだ、ドロー」
（｀･ω･´）「儀式魔人プレサイダーを召喚する！」
＜儀式魔人(ぎしきまじん)プレサイダー＞
効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻1800/守1400
儀式モンスターの儀式召喚を行う場合、
その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター１体として、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事ができる。
このカードを儀式召喚に使用した儀式モンスターが
戦闘によってモンスターを破壊した場合、
その儀式モンスターのコントローラーはデッキからカードを１枚ドローする。
（｀･ω･´）「プレサイダーで直接攻撃！」
儀式魔人プレサイダー（ATK1800）→（ α_α）
（ α_α）LP：3000→1200
（；α_−）「…っぐ、だが俺は、俺は負けられないんだ！リバースカードオープン、ダメージ・ゲート！」
＜ダメージ・ゲート＞
通常罠
自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する事ができる。
その時に受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つ
モンスター１体を自分の墓地からフィールド上に特殊召喚する。
（ α_α）「墓地の雲魔物−ニンバスマンを蘇生する。戻って来い！」
雲魔物−ニンバスマン
ATK1000
（｀･ω･´）「そのしぶとさは評価してやる。だが所詮はそれだけのことだ」
（｀･ω･´）「俺様はターンエンドといこう」
Turn2
（ α_α）LP：1200 手札：3
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
Ａ□□□□ モ Ａ：ニンバスマン
Ｆ□□□□ モ Ｆ：プレサイダー
□□□□□ 魔・罠
（｀･ω･´）LP：4000 手札：3
（ α_α）「ドロー！墓地のポイズン・クラウドを除外して雲魔物−ストーム・ドラゴンを特殊召喚！」
（ α_α）「続けて雲魔物−アルトスを召喚。場の雲は三体。よって三つのカウンターが乗る」
雲魔物−ニンバスマン
ATK1000→2500
（ α_α）「プレサイダーを大きく上回った。今度こそ攻撃を受けてもらうぜ？」
（ α_α）「ニンバスマンでプレサイダーを攻撃！」
雲魔物−ニンバスマン（ATK2500） vs 儀式魔人プレサイダー（ATK1800）
（｀･ω･´）LP：4000→3300
（｀α_α）「ストドラ、アルトスで追撃！」
（｀･ω･´）LP：3300→2300→1000
（｀･ω･´）「ふんぬっ。俺様を唸らせるとはな…」
（ α_α）「カードを一枚セットしてターンエンド！」
（｀･ω･´）「ドロー」
⊃【…………】
（｀･ω･´）「揃ったか…。どうやら貴様もここまでのようだ」
（ α_α）「…！」
（｀･ω･´）「今この場に俺様を復活させ、降臨させる！グハハハ！残念だったな小僧！！！」
（｀･ω･´）「俺様の部下が集めた人間どもを有効に使ってやろう」
（；α_α）「やめろーッ！そんなことしちまったら皆が…！」
（｀･ω･´）「ふん、やめるわけないだろうが。グハハハハハハ！！！！」
（｀･ω･´）「しかし光栄なことだぞ？人間どもはこのデュエルが終われば俺様の力として完全に取り込まれるのだからな」
（｀･ω･´）「儀式魔法、破滅の儀式を発動！」
＜破滅(はめつ)の儀式(ぎしき)＞
儀式魔法
「破滅の魔王ガーランドルフ」の降臨に必要。
手札・自分フィールド上から、レベルの合計が
７以上になるようにモンスターをリリースしなければならない。
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
このターン自分フィールド上に表側表示で存在する
儀式モンスターが戦闘によって破壊したモンスターは
墓地へ送られずデッキの一番上に戻る。
（；α_α）「とてつもない重圧と禍々しさだぜ…。最早これは悪意そのものといってもいい！」
（｀･ω･´）「墓地の儀式魔人プレサイダーと儀式魔人プレコグスターを供物にささげ―」
（｀･ω･´）「俺様、破滅の魔王ガーランドルフ降臨！！！」
その時 世界に 闇が満ちた
（｀･ω･´）「グハハハ、感じるぞ。俺様が再び降り立ったことによって生じた世界の歪み！」
（｀･ω･´）「人は皆争い、大地は腐り果てる…」
（｀･ω･´）「実に愉快だ。貴様などすぐに捻りつぶし楽しみを満喫しにいこうではないか」
（ α_α）「それだけは絶対にやらせねえ！」
（｀･ω･´）「ほう、俺様の効果を見てもそう言えるか？」
＜破滅(はめつ)の魔王(まおう)ガーランドルフ＞
儀式・効果モンスター
星７/闇属性/悪魔族/攻2500/守1400
「破滅の儀式」により降臨。
このカードが儀式召喚に成功した時、
このカードの攻撃力以下の守備力を持つ、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターを全て破壊し、破壊したモンスター１体につき
このカードの攻撃力は１００ポイントアップする。
（｀･ω･´）「貴様の雲など全て塵に同じよ！デストラクションワールド！！！」
（；α_<）「くぅッ…！」
（；α_<）（悪意そのものが俺の雲を飲み込んじまった！だがこいつを倒さなければ取り込まれた皆は…）
（｀･ω･´）「破壊したモンスターは三体か。俺様の力となれ！」
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK2500→2800
（｀･ω･´）「俺様の一撃を受けろ！これで終わりだ！」
（ α_α）「まだだ…！希望は消えちゃいない！罠カード、ドレインシールドを発動！」
（ α_α）LP：600→3400
（｀･ω･´）「しぶとい。だが抗うものほど潰したくなるものだ。カードをセット。ターンエンド」
Turn3
（ α_α）LP：3400 手札：1
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
□□□□□ モ
Ｆ□□□□ モ Ｆ：ガーランドルフ
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（｀･ω･´）LP：1000 手札：1
（＃α_α）「うおぉぉぉ！ここで引かなきゃ世界が終わる！頼むぜ、俺のデッキ！ドロー！！」
⊃【サルベージ】
（ α_α）「うぉっしゃ！俺は魔法カード、サルベージを発動！」
（ α_α）「墓地のタービュランスとストームドラゴンを手札に回収する」
（ α_α）「そして墓地の羊雲を除外してストームドラゴンを再び特殊召喚するぜ」
（ α_α）「タービュランスも通常召喚する。場の雲は二体だからフォッグカウンターを二つ乗せられるぜ」
（ α_α）「まず一つ目のカウンターを取り除き、墓地のスモボを蘇生！」
―――ここが僕らの正念場さ
（ α_α）（俺のデッキトップから光を感じる。だから俺は安心して戦える！）
（ α_α）「手札にある最後のカード、馬の骨の対価を発動！」
＜馬(うま)の骨(ほね)の対価(たいか)＞
通常魔法
効果モンスター以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター１体を墓地へ送って発動する。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
（ α_α）「スモボを墓地へ送り二枚ドロー！！」
⊃【ギルフォード・ザ・ライトニング】【二重召喚】
（ α_α）「やっぱり来てくれたか！」
（ α_α）「二枚目の二重召喚を発動し、タービュランスの効果でスモボをまた蘇生！」
―――さあ行こう！テン！
（ α_α）「あぁ！俺は場のモンスター三体をリリースし！」
（ α_α）「闇打ち砕く光の剣、稲妻となりて敵を裂く！ギルフォード・ザ・ライトニングアドバンス召喚！！！」
（ α_α）「三体リリースで召喚したことによりギルフォードは相手の場のモンスターを全滅させる！」
（ α_α）「そしてて宝札の効果で二枚の追加ドローだ」
（ α_α）「お前こそこれで終わりだ！ガーランドルフ！」
（｀･ω･´）「やれやれ。詰めが甘い。我が血肉を糧として俺様は生き残る！」
（｀･ω･´）「稲妻にチェーンしてデストラクト・ポーション！俺様を破壊してその攻撃力分ライフを回復させる！」
（｀･ω･´）LP：1000→3800
（ α_α）「だがダイレクトは受けてもらうぜ！ライトニング・クラッシュ・ソード！」
（｀･ω･´）LP：3800→1000
（ α_α）「ライフもボードも完全に俺が有利だ。観念しろ、ガーランドルフ！！
（｀･ω･´）「ドロー。俺様は往生際が悪いんでな。カードをセットしてターンエンドだ」
Turn3
（ α_α）LP：3400 手札：2
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
Ａ□□□□ モ Ａ：ギルフォード
■□□□□ モ セットカード
□□□□□ 魔・罠
（｀･ω･´）LP：1000 手札：1
（ α_α）「俺のターン！ドロー」
（；α_α）（追撃が出来るカードはこなかったか）
（ α_α）「ギルフォードで裏側へ攻撃するぜ」
（｀･ω･´）「ふん。いい選択だ。勿論俺様にとってだが」
（；α_α）「なに！？」
ギルフォード・ザ・ライトニング（ATK2800） vs メタモルポット（DEF600）
＜メタモルポット＞
効果モンスター（制限カード）
星２/地属性/岩石族/攻 700/守 600
リバース：お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを５枚ドローする。
（｀･ω･´）「さあお互い五枚ドローしようじゃないか」
（；α_α）（間違いなく奴は次のターン仕掛けてくる。だがこの手札じゃ予防は出来ない！）
【スター・ブラスト】【雲魔物−スモークボール】【太陽の祭壇】【スターゲート】【奇跡の軌跡】
（ α_α）「リバースカードを二枚セットしてターンを終了する…」
（｀･ω･´）「ドロー。グハハハ！最高の手札だ」
（｀･ω･´）「俺様は死者蘇生を発動！」
＜死者蘇生(ししゃそせい)＞
通常魔法（制限カード）
自分または相手の墓地に存在するモンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
（｀･ω･´）「ガーランドルフを再び現世に呼び戻す」
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK2500
（；α_α）「予想は出来ていたが嫌なもんだぜ」
（｀･ω･´）「これだけでは終わらない。魔法カード、巨大化！」
＜巨大化(きょだいか)＞
装備魔法（制限カード）
自分のライフポイントが相手より下の場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
自分のライフポイントが相手より上の場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を半分にした数値になる。
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK2500→5000
（；α_α）「闇の塊、化け物め…」
（｀･ω･´）「徹底的に希望は消す。墓地に存在する破滅の儀式を除外してこいつの効果も発動させる」
（｀･ω･´）「儀式モンスターとの戦闘で破壊されたモンスターはデッキトップへ戻るのだ」
（｀･ω･´）「俺様の手で貴様に絶望の引導を渡してやる」
（；α_α）「攻撃宣言時にスターゲートを発動！」
＜スターゲート＞
永続罠
相手モンスターが戦闘を行った場合、
そのダメージステップ終了時にこのカードにゲートカウンターを１つ置く。
自分のターンのメインフェイズ時にこのカードを墓地に送る事で、
このカードに乗っているゲートカウンターの数以下の
レベルのモンスター１体を手札から特殊召喚する。
（ α_α）（ここで奇跡の軌跡も使えばライフは多少守れる）
（ α_α）（だがこれ以上相手ターン中に手札を増やすのは自殺行為。アドも稼げないなら尚更…）
（；α_α）（何もせず、通すしかない…！）
破滅の魔王ガーランドルフ（ATK5000） vs ギルフォード・ザ・ライトニング（ATK2800）
（ α_α）：LP3400→1200
（ α_α）「ゲートカウンターをひとつ乗せる…！」
（｀･ω･´）「無駄な足掻きだ。貴様は詰んでいる。魔法カード、儀式の檻を発動！」
＜儀式(ぎしき)の檻(おり)＞
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上に表側表示で存在する
儀式モンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは０になる。
また、自分フィールド上に表側表示で存在する儀式モンスターは
効果モンスターの効果の対象にならず、
効果モンスターの効果では破壊されない。
（｀･ω･´）「完璧な布陣だ。俺様の勝ちだ。グハハハハ！！！！」
Turn4
（ α_α）LP：1200 手札：3
�´↓�■□ 魔・罠 � �宝札 �◆Ьご�雲 ��スターゲート セットカード
□□□□□ モ
Ｆ□□□□ モ Ｆ：ガーランドルフ
一□□□□ 魔・罠 一：檻
（｀･ω･´）LP：1000 手札：3
（ α_α）「詰んでいるとしても諦められない戦いなんだよ、ドロー！」
（ α_α）（しかし確かに詰んでいる）
（；α_α）（戦闘ダメージを与えられない今、俺が考えられるこの方法じゃ勝てない）
【テンのタクティクス】
召喚雲の効果で墓地からスモボ蘇生
↓
スターブラストをギルフォードに使いレベルを6にする。これでライフが下回りガーランドの攻撃力が半減
↓
レベル6なのでスモボ一体をリリースすることでギルフォードを召喚
↓
攻撃力2800vs1250なので差分で勝利←しかし檻があるので戦闘ダメージが与えられない
（ α_α）「どうすれば、いいんだ…」
「よろしくないねぇ。そんな顔は…」
（ α_α）（こ、この声は！？）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（そうこの私だ。君の手札を良く見てご覧。試練を超えた証があるじゃあないか）
（ α_α）（で、でもこのカードじゃ戦況はひっくり返せない。勝てないぜ…）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（実はそのカード、真の姿がある）
（ α_α）（真の姿？）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（言葉のままの意味さ。君がこの戦いを通して見つけた大切なもの―）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（それが分かれば自ずから真の姿を見せてくれるはずさ）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（なーに、古の勇者も君のように追い詰められた状況で奇跡を起こしたんだ）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（君にも出来る。なぜなら君も勇者なんだから。ふぅ、しゃべりすぎたな。私は失礼するよ）
推奨ＢＧＭ：http://www.youtube.com/watch?v=Enj2qRG0UGE
（ −_−）（俺が見つけた大切なもの―）
ｽﾓﾎﾞ
（ −_−）「相棒、ブーン、ドクオ、モナー、先生、デュエルをした皆…」
ﾊﾟﾁｯ（！α_α）「そうか、わかったぜ。大切なもの！それは『仲間達との絆』だ！」
彼の言葉に呼応するかのように一枚のカードが宙に浮かぶと強い光を放った。
（｀･ω･´）「ぬぅ、何事だ！」
光を放ち終えたそれは再び彼の手札に舞い戻る。その姿を変えて。
（｀α_α）⊃■ﾊﾟｼｯ!
【太陽の祭壇】→【？？？】
（ α_α）（はじめてみるカードだが俺には分かる！こいつならいける！！）
（ α_α）「宣言するぜ。このターンでお前を倒す！」
（｀･ω･´）「俺様を倒すことなど出来はしない。グハハハ」
（ α_α）「なら見てろ！人の思いの強さって奴をな」
（ α_α）「魔法カード、スター・ブラスト発動！」
＜スター・ブラスト＞
通常魔法
５００の倍数のライフポイントを払って発動する。
自分の手札・フィールド上のモンスター１体のレベルを
このターンのエンドフェイズ時まで、５００ライフポイントにつき１つ下げる。
（ α_α）「俺はライフを1000支払い、手札のギルフォードのレベルを8から6まで下げるぜ」
（ α_α）：LP→1200→200
（ α_α）「これで俺のライフがお前のライフを下回った。巨大化によって適用されるのは攻撃力の半減効果！」
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK5000→1250
（｀･ω･´）「儀式の檻が目に入らないのか？俺様への戦闘ダメージは発生せぬ！」
（ α_α）「先刻承知！黙ってろ。召喚雲で墓地からスモボを蘇生する！相棒！！」
雲魔物−スモークボール
ATK200
―――うん！
（ α_α）「相棒をリリースしてレベル6扱いのギルフォードを召喚する！」
ギルフォード・ザ・ライトニング
ATK2800
（｀α_α）「こんなんじゃ止まれねえ！！！フィールドのスターゲートの効果を使う！」
（ α_α）「ゲートカウンターの数はひとつ。よって俺はレベル1のモンスターを手札から呼ぶことが出来る」
（ α_α）「ゲートを墓地に送り手札の相棒を俺の場に特殊召喚！！」
雲魔物−スモークボール
ATK200
（ α_α）「準備は整った。試練のカードの真の姿はコイツだ！」
（ α_α）「魔法カード、ナチュラル・チューン！！！」
＜ナチュラル・チューン＞
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル４以下の通常モンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターはフィールド上に
表側表示で存在する限りチューナーとして扱う。
（｀･ω･´）「チューナー！まさか”シンクロ召喚”か！？ありえない！あの術は俺様を封印する為に刺し違えた勇者の術…」
（｀･ω･´）「あの男が死んだ時点で術は世界から消え去ったのは確かな事実！」
（;｀･ω･´）（この男は勇者の術さえも継承したというのか！？）
チューナー
（｀α_α）「俺が『絆を繋ぐ者』として選ぶのは雲魔物−スモークボール！これが最後だ、任せたぜ！相棒！！！」
―――いつでもいけるよ。これで終わらせるんだ！！
（｀αдα）「うおぉぉ！！！レベル6ギルフォード・ザ・ライトニングに、レベル1スモークボールをチューニング！」
（｀α_α）「紡いだ全ての絆の力が暗黒貫く光となる！！シンクロ召喚！疾駆しろ閃光、ライトニング・ウォリアー！！！」
＜ライトニング・ウォリアー＞
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2400/守1200
？？？
（ α_α）「ここで罠カード、奇跡の軌跡を発動！ライトニングの攻撃力を1000上昇させ、お前にはカードを一枚引いてもらう！」
ライトニング・ウォリアー
ATK2400→3400
（｀･ω･´）hand：3→4
（｀･ω･´）「貴様、何を…」
（ α_α）「ライトニング・ウォリアーでガーランドルフを攻撃！！」
（｀αдα）「いっくぜえぇぇぇっ！！！！ライトニングーッ・パニッシャーッ！！！」
ライトニング・ウォリアー（ATK3400） vs 破滅の魔王ガーランドルフ（ATK1250）
光の拳が闇の魔王を貫いた。魔王は膝を折り、貫かれた部分から光を零した。
（｀･ω･´）「おのれ、貴様ァ…！」
（ α_α）「モンスターを破壊したことでライトニング・ウォリアーの効果が発動される…！」
＜ライトニング・ウォリアー＞
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手の手札の枚数×３００ポイントダメージを相手ライフに与える
（｀･ω･´）「これが狙いだったのか…、ぐっ！」
（ α_α）「これは封印なんて生易しいもんじゃない。光の彼方に消え失せろ！」
（｀αдα）「この長く続いた因縁の決着だ。ライトニングーッ・レイッ！！！！！！」
四本の閃光が魔王の体を完全に消し飛ばす。
その時 世界に 光が満ちた
（｀･ω･´）LP：1000→−200
（｀ ω ´）「ガアァッ――――！！！！」
ズガガガガガ！！
（；α_α）（崩れてきている！？そりゃ主がいなけりゃ城は落ちるだろうけどこれは早急すぎるだろ）
（｀･ω･´）「うぅ、ここで一体何を…？」
（ α_α）「っと、シャキンさん、話は後です。今はここから抜け出ないと―」
二人の目の前に大きな岩が突き刺さる。
（；α_α）「もう崩れちまうじゃねーか。糞ッ、ここまで来たのに埋もれて死ぬのか…」
―――なら僕の力で外に出れば―
（ α_α）「馬鹿野郎！俺は皆で生きて戻るって決めたんだ！お前が犠牲になったら意味なんて無い」
―――そう…。マスターはやっぱりいい人だね。…でも、ごめん
（ α_α）「うわっ！」
彼のデッキケースを精霊体から実体へと変化したスモークボールが飛び出し、天井に向かって飛び始めた。
（；α_α）「おい、スモボ！戻って来い！いくんじゃねぇ！！」
―――僕ら精霊はマスターの為に生きることが全て…
（ ぅ_；）「行くな、頼む、頼むから…」
―――その涙は再会するそのときまで取って置いて。だから、また、またきっと会おう
（ ；_；）「相棒ーッ！！！！！！！！」
次の瞬間、視界は白く霞んだ。
＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋
―あれから、五年の月日が流れていた。今でもあの事件の直後がお祭り騒ぎだったのは記憶に鮮明だ。
まず、ブーンとドクオに殴られた。「俺らは死に掛けた（お）」って言われて。生きてて良かったなっていったらまた殴られた。
それからは俺、ブーン、ドクオ、モナーは全校生徒、果ては教師にまでVIP校のヒーローと呼ばれてそりゃもう大変。
困ったことがあれば俺達四人が出向いて問題を解決する「便利なヒーロー」だったが学校生活は楽しかったな。
卒業後ブーンはプロに、ドクオとモナーはデュエル講師になるって大学へ進学したんだっけか。
ちなみに先生達は相変わらずVIP校で先生やってるらしい。シャキンさんは一線を退きハンバーガーショップを経営中だそうだ。
で、俺はといえば…。
〜とある孤島のとある遺跡にて〜
（ α_α）「I2社の下請けだっていう企業に入ったらブラック企業だったんだもんなー！」
（Ξα_α）「笑っちゃうよなー！！ハハ！！ハ、ハ…」
（；α_α）「『デュエルモンスターズの新カード製作のヒントになる世界中の遺跡を回って来い』とか当時新入社員の俺に言う言葉じゃねーよ…」
（ α_α）「まあ楽しいからいいんだけどさ。スモボともう一度出会う手がかりが見つかるかもしれないし」
（ α_α）「でもこの遺跡も外れ、か。一瞬いけるかと思ったんだが」
（ α_α）「とりあえず仕事的には面白いもんは見れたから本社にレポ送っとくかね」
そう言ってその場を去ろうとした彼の視界に見覚えのある小さな浮遊物が突如、飛び込んだ。
―――ただいま、マスター
（＊ぅ_；）「っ…！」
『おかえり、相棒』
雲魔物がウォーミングアップを始めたようです おしまい
【今日の最強カード】
＜ライトニング・ウォリアー＞
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手の手札の枚数×３００ポイントダメージを相手ライフに与える
（ α_α）「このお話で登場した唯一のシンクロモンスターだな！」
（ α_α）「雲のデッキパワーから考えて設定とかでシンクロは縛ってたんだけど」
（ α_α）「ナチュラル・チューンの絵がスモボの一枚絵だし、シンクロしようぜ！ってなったわけだ」
（ α_α）「相棒のスモボと切り札のギルフォードをシンクロさせようと頑張った結果がこれだよ」
（ α_α）「わざわざギルフォードのレベルを意味ありげに6にしてみたり苦労しました」
（ α_α）「え、太陽の祭壇からカード変化とかチート？」
（；α_α）「まあ手札枚数変わってないのでメタポの時点で引いたのと変わらないし許してくれ」
ブーン同様、敵を倒したものの闇に飲み込まれるドクオ。最後の瞬間まで彼は仲間のことを思っていた。
そして全ての決着はテンに任されたのであった。
〜中央通路〜
（；α_α）「うえぇ、先に進んだはいいんだがこれじゃあこれ以上先には進めないぜ」
目の前の鎖で閉ざされた扉に目をやりながらテンはそう呟いた。しかしこれもすぐに杞憂に終わる。
何故なら二本の太い鎖に紅の光、少し遅れて蒼の光が走り鎖が崩れ落ちたからだ。これで閉ざされた扉を開けられるだろう。
（ α_α）「紅と蒼ってことはブーンとドクオも勝ったみたいだな」
（ α_α）「あいつらが開いてくれた道なんだ。この因縁には絶対に俺がけりをつける！」
扉を押すと見かけとは裏腹に軽く開くことが出来た。そして拓けた視界に入ったのは玉座に座る人影。
「思ったよりも早かったじゃないか」
（；α_α）「あ、あなたは！」
（｀･ω･´）「ようこそ、俺様の城へ」
（；α_α）「先生たちの話によれば外見から考えてあなたはシャキンさんのはずだ」
（｀･ω･´）「はーん、あいつらの知り合いか。前回封印が解けかかったときはあいつらのせいで復活を逃した」
（｀･ω･´）「今思い出しても苦々しい記憶だ。だがしかし、そんな俺様も得るものがあった。そう…この体だ」
（ α_α）「だとしたらシャキンさんの魂はどこに行ったんだよ！」
（｀･ω･´）「冥土の土産に教えてやろう。魂は俺様が幽閉している。これで満足か？」
（ α_α）「開放しろといっても開放する訳ないよな」
（｀･ω･´）「当たり前だ。俺様は平和主義が大っ嫌いだからな。欲しいのなら奪い取れ」
（｀･ω･´）「貴様らは俺様に滅ぼされる運命にある。抗う者は尚のこと優先的に滅ぼす」
（ α_α）「もう話は十分だ。お前をぶっ飛ばしてシャキンさんも世界も救うだけだぜ！」
（｀･ω･´）「血気は盛んだな。最後の相手が俺様であることを幸運に思え！」
（ α_α）「デュエル！！！」（｀･ω･´）
（ α_α）「先行は俺がもらう。ドロー」
（ α_α）「モンスターをセットしてターンエンドするぜ」
（｀･ω･´）「俺様のターン！ドロー」
（｀･ω･´）「俺様は終末の騎士を召喚する。出て来い、我がしもべよ」
（｀･ω･´）「召喚に成功したとき、終末の騎士の効果により闇属性のカードをデッキから一枚墓地へ送る」
（｀･ω･´）「俺様が送るカードは儀式魔人プレコグスター。次はバトルに入る」
＜儀式魔人(ぎしきまじん)プレコグスター＞
効果モンスター
星３/闇属性/悪魔族/攻 400/守 300
儀式モンスターの儀式召喚を行う場合、
その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター１体として、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事ができる。
このカードを儀式召喚に使用した儀式モンスターが
相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手は手札を１枚選択して捨てる。
（｀･ω･´）（貴様の戦いなど何度も見ている。その伏せカードも羊雲あたりだろう）
（｀･ω･´）「終末の騎士で裏側のカードを攻撃する」
終末の騎士（ATK1400） vs 雲魔物−羊雲（DEF0）
（｀･ω･´）「ふん、予想通りだな」
（；α_α）「戦闘で羊雲が破壊されたことによって二体のトークンを生成する！」
雲魔物トークン
DEF0
（｀･ω･´）「リバースカードを一枚セットして俺様のターンは終わりだ。ドローしろ、小僧」
Turn1
（ α_α）LP：4000 手札：5
□□□□□ 魔・罠
ＡＢ□□□ モ Ａ：トークン Ｂ：トークン
Ｆ□□□□ モ Ｆ：終末
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（｀･ω･´）LP：4000 手札：4
（ α_α）「言われなくたって引いてやるぜ。ドロー！」
（ α_α）「俺は魔法カード、冥界の宝札を発動する」
＜冥界(めいかい)の宝札(ほうさつ)＞
永続魔法
２体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、
デッキからカードを２枚ドローする。
（ α_α）「これで攻める。場に存在する二体のトークンをリリース！」
（ α_α）「雲魔物−ニンバスマンをアドバンス召喚！」
（ α_α）「冥界の宝札、ニンバスマンの効果が発動する」
（ α_α）「つまりカードを二枚ドローし、ニンバスマンにはカウンターが二つ乗る」
（ α_α）「これによりニンバスマンの攻撃力が上昇するぜ！」
雲魔物−ニンバスマン
ATK1000→2000
（ α_α）「ニンバスマンで終末の騎士を攻撃！」
（｀･ω･´）「俺様がその程度の攻撃を通すと思ったか？罠カード、カオス・バースト！」
＜カオス・バースト＞
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
自分フィールド上のモンスター１体を生け贄に捧げる事で、
その攻撃モンスター１体を破壊する。
その後、相手ライフに１０００ポイントダメージを与える。
（｀･ω･´）「俺の終末をリリースすることでお前のモンスターを破壊する」
（；α_α）「くっ…」
（｀･ω･´）「更に相手プレイヤーには1000ポイントのダメージを与える」
（ α_α）LP：4000→3000
（ α_α）「この程度、どうってことないぜ。俺は手札から永続魔法、召喚雲を発動！」
（ α_α）「手札から雲魔物−ポイズン・クラウドを守備表示で特殊召喚する」
雲魔物−ポイズン・クラウド
DEF1000
（ α_α）「これでターンエンドだ」
（｀･ω･´）「俺様のターン、ドロー！」
⊃【……の……】
（｀･ω･´）（俺様復活の時は近い。グハハハハ）
（｀･ω･´）「ふん。死霊騎士デスカリバー・ナイトで相手をしてやろう」
＜死霊騎士(しりょうきし)デスカリバー・ナイト＞
効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。
効果モンスターの効果が発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。
（｀･ω･´）「デスカリでポイズン・クラウドを攻撃」
死霊騎士デスカリバー・ナイト（ATK1900） vs 雲魔物−ポイズン・クラウド（DEF1000）
（ α_α）「ポイズンは表側表示で戦闘破壊されたとき相手を道連れにする効果があるが…」
（｀･ω･´）「俺様のデスカリをリリースしその効果は無効になる！」
（ α_α）（だがこれで相手の場はがら空きになったぜ）
（｀･ω･´）「俺様はリバースカードをセットする。これでターンエンドだ」
Turn2
（ α_α）LP：3000 手札：4
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
□□□□□ モ
□□□□□ モ
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（｀･ω･´）LP：4000 手札：3
（ α_α）「俺のターン。ドロー」
（ α_α）「よし！手札から雲魔物−タービュランスを召喚して効果を発動するぜ」
雲魔物−タービュランス
ATK800
（ α_α）「雲魔物−スモークボールを特殊召喚！いくぜ、相棒！」
雲魔物−スモークボール
DEF600
―――世界を守る為に、ね
（ α_α）「魔法カード、二重召喚を使う。こいつの効果で俺はもう一度通常召喚が出来る」
（ α_α）「タービュランスとスモボをリリース！雲魔物−アイ・オブ・ザ・タイフーンを召喚！！」
（ α_α）「宝札の効果で二枚ドロー！」
（ α_α）「何も無いそのフィールドにでかい一撃を放り込んでやるぜ。行け、タイフーン！」
（｀･ω･´）「俺様もなめられたものだな。相手の攻撃宣言時にエネミーコントローラーを発動！」
＜エネミーコントローラー＞
速攻魔法
次の効果から１つを選択して発動する。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体の表示形式を変更する。
●自分フィールド上に存在するモンスター１体をリリースして発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター１体のコントロールを得る。
（｀･ω･´）「タイフーンを守備表示に変更させる。これで自壊だ」
（；α_α）「タイフーンまでも凌がれたか…！俺はリバースカードをセットしてターンを終了するぜ」
（｀･ω･´）「俺様のターンだ、ドロー」
（｀･ω･´）「儀式魔人プレサイダーを召喚する！」
＜儀式魔人(ぎしきまじん)プレサイダー＞
効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻1800/守1400
儀式モンスターの儀式召喚を行う場合、
その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター１体として、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事ができる。
このカードを儀式召喚に使用した儀式モンスターが
戦闘によってモンスターを破壊した場合、
その儀式モンスターのコントローラーはデッキからカードを１枚ドローする。
（｀･ω･´）「プレサイダーで直接攻撃！」
儀式魔人プレサイダー（ATK1800）→（ α_α）
（ α_α）LP：3000→1200
（；α_−）「…っぐ、だが俺は、俺は負けられないんだ！リバースカードオープン、ダメージ・ゲート！」
＜ダメージ・ゲート＞
通常罠
自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する事ができる。
その時に受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つ
モンスター１体を自分の墓地からフィールド上に特殊召喚する。
（ α_α）「墓地の雲魔物−ニンバスマンを蘇生する。戻って来い！」
雲魔物−ニンバスマン
ATK1000
（｀･ω･´）「そのしぶとさは評価してやる。だが所詮はそれだけのことだ」
（｀･ω･´）「俺様はターンエンドといこう」
Turn2
（ α_α）LP：1200 手札：3
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
Ａ□□□□ モ Ａ：ニンバスマン
Ｆ□□□□ モ Ｆ：プレサイダー
□□□□□ 魔・罠
（｀･ω･´）LP：4000 手札：3
（ α_α）「ドロー！墓地のポイズン・クラウドを除外して雲魔物−ストーム・ドラゴンを特殊召喚！」
（ α_α）「続けて雲魔物−アルトスを召喚。場の雲は三体。よって三つのカウンターが乗る」
雲魔物−ニンバスマン
ATK1000→2500
（ α_α）「プレサイダーを大きく上回った。今度こそ攻撃を受けてもらうぜ？」
（ α_α）「ニンバスマンでプレサイダーを攻撃！」
雲魔物−ニンバスマン（ATK2500） vs 儀式魔人プレサイダー（ATK1800）
（｀･ω･´）LP：4000→3300
（｀α_α）「ストドラ、アルトスで追撃！」
（｀･ω･´）LP：3300→2300→1000
（｀･ω･´）「ふんぬっ。俺様を唸らせるとはな…」
（ α_α）「カードを一枚セットしてターンエンド！」
（｀･ω･´）「ドロー」
⊃【…………】
（｀･ω･´）「揃ったか…。どうやら貴様もここまでのようだ」
（ α_α）「…！」
（｀･ω･´）「今この場に俺様を復活させ、降臨させる！グハハハ！残念だったな小僧！！！」
（｀･ω･´）「俺様の部下が集めた人間どもを有効に使ってやろう」
（；α_α）「やめろーッ！そんなことしちまったら皆が…！」
（｀･ω･´）「ふん、やめるわけないだろうが。グハハハハハハ！！！！」
（｀･ω･´）「しかし光栄なことだぞ？人間どもはこのデュエルが終われば俺様の力として完全に取り込まれるのだからな」
（｀･ω･´）「儀式魔法、破滅の儀式を発動！」
＜破滅(はめつ)の儀式(ぎしき)＞
儀式魔法
「破滅の魔王ガーランドルフ」の降臨に必要。
手札・自分フィールド上から、レベルの合計が
７以上になるようにモンスターをリリースしなければならない。
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
このターン自分フィールド上に表側表示で存在する
儀式モンスターが戦闘によって破壊したモンスターは
墓地へ送られずデッキの一番上に戻る。
（；α_α）「とてつもない重圧と禍々しさだぜ…。最早これは悪意そのものといってもいい！」
（｀･ω･´）「墓地の儀式魔人プレサイダーと儀式魔人プレコグスターを供物にささげ―」
（｀･ω･´）「俺様、破滅の魔王ガーランドルフ降臨！！！」
その時 世界に 闇が満ちた
（｀･ω･´）「グハハハ、感じるぞ。俺様が再び降り立ったことによって生じた世界の歪み！」
（｀･ω･´）「人は皆争い、大地は腐り果てる…」
（｀･ω･´）「実に愉快だ。貴様などすぐに捻りつぶし楽しみを満喫しにいこうではないか」
（ α_α）「それだけは絶対にやらせねえ！」
（｀･ω･´）「ほう、俺様の効果を見てもそう言えるか？」
＜破滅(はめつ)の魔王(まおう)ガーランドルフ＞
儀式・効果モンスター
星７/闇属性/悪魔族/攻2500/守1400
「破滅の儀式」により降臨。
このカードが儀式召喚に成功した時、
このカードの攻撃力以下の守備力を持つ、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターを全て破壊し、破壊したモンスター１体につき
このカードの攻撃力は１００ポイントアップする。
（｀･ω･´）「貴様の雲など全て塵に同じよ！デストラクションワールド！！！」
（；α_<）「くぅッ…！」
（；α_<）（悪意そのものが俺の雲を飲み込んじまった！だがこいつを倒さなければ取り込まれた皆は…）
（｀･ω･´）「破壊したモンスターは三体か。俺様の力となれ！」
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK2500→2800
（｀･ω･´）「俺様の一撃を受けろ！これで終わりだ！」
（ α_α）「まだだ…！希望は消えちゃいない！罠カード、ドレインシールドを発動！」
（ α_α）LP：600→3400
（｀･ω･´）「しぶとい。だが抗うものほど潰したくなるものだ。カードをセット。ターンエンド」
Turn3
（ α_α）LP：3400 手札：1
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
□□□□□ モ
Ｆ□□□□ モ Ｆ：ガーランドルフ
■□□□□ 魔・罠 セットカード
（｀･ω･´）LP：1000 手札：1
（＃α_α）「うおぉぉぉ！ここで引かなきゃ世界が終わる！頼むぜ、俺のデッキ！ドロー！！」
⊃【サルベージ】
（ α_α）「うぉっしゃ！俺は魔法カード、サルベージを発動！」
（ α_α）「墓地のタービュランスとストームドラゴンを手札に回収する」
（ α_α）「そして墓地の羊雲を除外してストームドラゴンを再び特殊召喚するぜ」
（ α_α）「タービュランスも通常召喚する。場の雲は二体だからフォッグカウンターを二つ乗せられるぜ」
（ α_α）「まず一つ目のカウンターを取り除き、墓地のスモボを蘇生！」
―――ここが僕らの正念場さ
（ α_α）（俺のデッキトップから光を感じる。だから俺は安心して戦える！）
（ α_α）「手札にある最後のカード、馬の骨の対価を発動！」
＜馬(うま)の骨(ほね)の対価(たいか)＞
通常魔法
効果モンスター以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター１体を墓地へ送って発動する。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
（ α_α）「スモボを墓地へ送り二枚ドロー！！」
⊃【ギルフォード・ザ・ライトニング】【二重召喚】
（ α_α）「やっぱり来てくれたか！」
（ α_α）「二枚目の二重召喚を発動し、タービュランスの効果でスモボをまた蘇生！」
―――さあ行こう！テン！
（ α_α）「あぁ！俺は場のモンスター三体をリリースし！」
（ α_α）「闇打ち砕く光の剣、稲妻となりて敵を裂く！ギルフォード・ザ・ライトニングアドバンス召喚！！！」
（ α_α）「三体リリースで召喚したことによりギルフォードは相手の場のモンスターを全滅させる！」
（ α_α）「そしてて宝札の効果で二枚の追加ドローだ」
（ α_α）「お前こそこれで終わりだ！ガーランドルフ！」
（｀･ω･´）「やれやれ。詰めが甘い。我が血肉を糧として俺様は生き残る！」
（｀･ω･´）「稲妻にチェーンしてデストラクト・ポーション！俺様を破壊してその攻撃力分ライフを回復させる！」
（｀･ω･´）LP：1000→3800
（ α_α）「だがダイレクトは受けてもらうぜ！ライトニング・クラッシュ・ソード！」
（｀･ω･´）LP：3800→1000
（ α_α）「ライフもボードも完全に俺が有利だ。観念しろ、ガーランドルフ！！
（｀･ω･´）「ドロー。俺様は往生際が悪いんでな。カードをセットしてターンエンドだ」
Turn3
（ α_α）LP：3400 手札：2
�´□□□◆）癲�罠 � �宝札 �◆Ьご�雲
Ａ□□□□ モ Ａ：ギルフォード
■□□□□ モ セットカード
□□□□□ 魔・罠
（｀･ω･´）LP：1000 手札：1
（ α_α）「俺のターン！ドロー」
（；α_α）（追撃が出来るカードはこなかったか）
（ α_α）「ギルフォードで裏側へ攻撃するぜ」
（｀･ω･´）「ふん。いい選択だ。勿論俺様にとってだが」
（；α_α）「なに！？」
ギルフォード・ザ・ライトニング（ATK2800） vs メタモルポット（DEF600）
＜メタモルポット＞
効果モンスター（制限カード）
星２/地属性/岩石族/攻 700/守 600
リバース：お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを５枚ドローする。
（｀･ω･´）「さあお互い五枚ドローしようじゃないか」
（；α_α）（間違いなく奴は次のターン仕掛けてくる。だがこの手札じゃ予防は出来ない！）
【スター・ブラスト】【雲魔物−スモークボール】【太陽の祭壇】【スターゲート】【奇跡の軌跡】
（ α_α）「リバースカードを二枚セットしてターンを終了する…」
（｀･ω･´）「ドロー。グハハハ！最高の手札だ」
（｀･ω･´）「俺様は死者蘇生を発動！」
＜死者蘇生(ししゃそせい)＞
通常魔法（制限カード）
自分または相手の墓地に存在するモンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
（｀･ω･´）「ガーランドルフを再び現世に呼び戻す」
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK2500
（；α_α）「予想は出来ていたが嫌なもんだぜ」
（｀･ω･´）「これだけでは終わらない。魔法カード、巨大化！」
＜巨大化(きょだいか)＞
装備魔法（制限カード）
自分のライフポイントが相手より下の場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
自分のライフポイントが相手より上の場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を半分にした数値になる。
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK2500→5000
（；α_α）「闇の塊、化け物め…」
（｀･ω･´）「徹底的に希望は消す。墓地に存在する破滅の儀式を除外してこいつの効果も発動させる」
（｀･ω･´）「儀式モンスターとの戦闘で破壊されたモンスターはデッキトップへ戻るのだ」
（｀･ω･´）「俺様の手で貴様に絶望の引導を渡してやる」
（；α_α）「攻撃宣言時にスターゲートを発動！」
＜スターゲート＞
永続罠
相手モンスターが戦闘を行った場合、
そのダメージステップ終了時にこのカードにゲートカウンターを１つ置く。
自分のターンのメインフェイズ時にこのカードを墓地に送る事で、
このカードに乗っているゲートカウンターの数以下の
レベルのモンスター１体を手札から特殊召喚する。
（ α_α）（ここで奇跡の軌跡も使えばライフは多少守れる）
（ α_α）（だがこれ以上相手ターン中に手札を増やすのは自殺行為。アドも稼げないなら尚更…）
（；α_α）（何もせず、通すしかない…！）
破滅の魔王ガーランドルフ（ATK5000） vs ギルフォード・ザ・ライトニング（ATK2800）
（ α_α）：LP3400→1200
（ α_α）「ゲートカウンターをひとつ乗せる…！」
（｀･ω･´）「無駄な足掻きだ。貴様は詰んでいる。魔法カード、儀式の檻を発動！」
＜儀式(ぎしき)の檻(おり)＞
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上に表側表示で存在する
儀式モンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは０になる。
また、自分フィールド上に表側表示で存在する儀式モンスターは
効果モンスターの効果の対象にならず、
効果モンスターの効果では破壊されない。
（｀･ω･´）「完璧な布陣だ。俺様の勝ちだ。グハハハハ！！！！」
Turn4
（ α_α）LP：1200 手札：3
�´↓�■□ 魔・罠 � �宝札 �◆Ьご�雲 ��スターゲート セットカード
□□□□□ モ
Ｆ□□□□ モ Ｆ：ガーランドルフ
一□□□□ 魔・罠 一：檻
（｀･ω･´）LP：1000 手札：3
（ α_α）「詰んでいるとしても諦められない戦いなんだよ、ドロー！」
（ α_α）（しかし確かに詰んでいる）
（；α_α）（戦闘ダメージを与えられない今、俺が考えられるこの方法じゃ勝てない）
【テンのタクティクス】
召喚雲の効果で墓地からスモボ蘇生
↓
スターブラストをギルフォードに使いレベルを6にする。これでライフが下回りガーランドの攻撃力が半減
↓
レベル6なのでスモボ一体をリリースすることでギルフォードを召喚
↓
攻撃力2800vs1250なので差分で勝利←しかし檻があるので戦闘ダメージが与えられない
（ α_α）「どうすれば、いいんだ…」
「よろしくないねぇ。そんな顔は…」
（ α_α）（こ、この声は！？）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（そうこの私だ。君の手札を良く見てご覧。試練を超えた証があるじゃあないか）
（ α_α）（で、でもこのカードじゃ戦況はひっくり返せない。勝てないぜ…）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（実はそのカード、真の姿がある）
（ α_α）（真の姿？）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（言葉のままの意味さ。君がこの戦いを通して見つけた大切なもの―）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（それが分かれば自ずから真の姿を見せてくれるはずさ）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（なーに、古の勇者も君のように追い詰められた状況で奇跡を起こしたんだ）
_、_
( ,_ﾉ` )y━･~（君にも出来る。なぜなら君も勇者なんだから。ふぅ、しゃべりすぎたな。私は失礼するよ）
推奨ＢＧＭ：http://www.youtube.com/watch?v=Enj2qRG0UGE
（ −_−）（俺が見つけた大切なもの―）
ｽﾓﾎﾞ
（ −_−）「相棒、ブーン、ドクオ、モナー、先生、デュエルをした皆…」
ﾊﾟﾁｯ（！α_α）「そうか、わかったぜ。大切なもの！それは『仲間達との絆』だ！」
彼の言葉に呼応するかのように一枚のカードが宙に浮かぶと強い光を放った。
（｀･ω･´）「ぬぅ、何事だ！」
光を放ち終えたそれは再び彼の手札に舞い戻る。その姿を変えて。
（｀α_α）⊃■ﾊﾟｼｯ!
【太陽の祭壇】→【？？？】
（ α_α）（はじめてみるカードだが俺には分かる！こいつならいける！！）
（ α_α）「宣言するぜ。このターンでお前を倒す！」
（｀･ω･´）「俺様を倒すことなど出来はしない。グハハハ」
（ α_α）「なら見てろ！人の思いの強さって奴をな」
（ α_α）「魔法カード、スター・ブラスト発動！」
＜スター・ブラスト＞
通常魔法
５００の倍数のライフポイントを払って発動する。
自分の手札・フィールド上のモンスター１体のレベルを
このターンのエンドフェイズ時まで、５００ライフポイントにつき１つ下げる。
（ α_α）「俺はライフを1000支払い、手札のギルフォードのレベルを8から6まで下げるぜ」
（ α_α）：LP→1200→200
（ α_α）「これで俺のライフがお前のライフを下回った。巨大化によって適用されるのは攻撃力の半減効果！」
破滅の魔王ガーランドルフ
ATK5000→1250
（｀･ω･´）「儀式の檻が目に入らないのか？俺様への戦闘ダメージは発生せぬ！」
（ α_α）「先刻承知！黙ってろ。召喚雲で墓地からスモボを蘇生する！相棒！！」
雲魔物−スモークボール
ATK200
―――うん！
（ α_α）「相棒をリリースしてレベル6扱いのギルフォードを召喚する！」
ギルフォード・ザ・ライトニング
ATK2800
（｀α_α）「こんなんじゃ止まれねえ！！！フィールドのスターゲートの効果を使う！」
（ α_α）「ゲートカウンターの数はひとつ。よって俺はレベル1のモンスターを手札から呼ぶことが出来る」
（ α_α）「ゲートを墓地に送り手札の相棒を俺の場に特殊召喚！！」
雲魔物−スモークボール
ATK200
（ α_α）「準備は整った。試練のカードの真の姿はコイツだ！」
（ α_α）「魔法カード、ナチュラル・チューン！！！」
＜ナチュラル・チューン＞
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル４以下の通常モンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターはフィールド上に
表側表示で存在する限りチューナーとして扱う。
（｀･ω･´）「チューナー！まさか”シンクロ召喚”か！？ありえない！あの術は俺様を封印する為に刺し違えた勇者の術…」
（｀･ω･´）「あの男が死んだ時点で術は世界から消え去ったのは確かな事実！」
（;｀･ω･´）（この男は勇者の術さえも継承したというのか！？）
チューナー
（｀α_α）「俺が『絆を繋ぐ者』として選ぶのは雲魔物−スモークボール！これが最後だ、任せたぜ！相棒！！！」
―――いつでもいけるよ。これで終わらせるんだ！！
（｀αдα）「うおぉぉ！！！レベル6ギルフォード・ザ・ライトニングに、レベル1スモークボールをチューニング！」
（｀α_α）「紡いだ全ての絆の力が暗黒貫く光となる！！シンクロ召喚！疾駆しろ閃光、ライトニング・ウォリアー！！！」
＜ライトニング・ウォリアー＞
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2400/守1200
？？？
（ α_α）「ここで罠カード、奇跡の軌跡を発動！ライトニングの攻撃力を1000上昇させ、お前にはカードを一枚引いてもらう！」
ライトニング・ウォリアー
ATK2400→3400
（｀･ω･´）hand：3→4
（｀･ω･´）「貴様、何を…」
（ α_α）「ライトニング・ウォリアーでガーランドルフを攻撃！！」
（｀αдα）「いっくぜえぇぇぇっ！！！！ライトニングーッ・パニッシャーッ！！！」
ライトニング・ウォリアー（ATK3400） vs 破滅の魔王ガーランドルフ（ATK1250）
光の拳が闇の魔王を貫いた。魔王は膝を折り、貫かれた部分から光を零した。
（｀･ω･´）「おのれ、貴様ァ…！」
（ α_α）「モンスターを破壊したことでライトニング・ウォリアーの効果が発動される…！」
＜ライトニング・ウォリアー＞
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手の手札の枚数×３００ポイントダメージを相手ライフに与える
（｀･ω･´）「これが狙いだったのか…、ぐっ！」
（ α_α）「これは封印なんて生易しいもんじゃない。光の彼方に消え失せろ！」
（｀αдα）「この長く続いた因縁の決着だ。ライトニングーッ・レイッ！！！！！！」
四本の閃光が魔王の体を完全に消し飛ばす。
その時 世界に 光が満ちた
（｀･ω･´）LP：1000→−200
（｀ ω ´）「ガアァッ――――！！！！」
ズガガガガガ！！
（；α_α）（崩れてきている！？そりゃ主がいなけりゃ城は落ちるだろうけどこれは早急すぎるだろ）
（｀･ω･´）「うぅ、ここで一体何を…？」
（ α_α）「っと、シャキンさん、話は後です。今はここから抜け出ないと―」
二人の目の前に大きな岩が突き刺さる。
（；α_α）「もう崩れちまうじゃねーか。糞ッ、ここまで来たのに埋もれて死ぬのか…」
―――なら僕の力で外に出れば―
（ α_α）「馬鹿野郎！俺は皆で生きて戻るって決めたんだ！お前が犠牲になったら意味なんて無い」
―――そう…。マスターはやっぱりいい人だね。…でも、ごめん
（ α_α）「うわっ！」
彼のデッキケースを精霊体から実体へと変化したスモークボールが飛び出し、天井に向かって飛び始めた。
（；α_α）「おい、スモボ！戻って来い！いくんじゃねぇ！！」
―――僕ら精霊はマスターの為に生きることが全て…
（ ぅ_；）「行くな、頼む、頼むから…」
―――その涙は再会するそのときまで取って置いて。だから、また、またきっと会おう
（ ；_；）「相棒ーッ！！！！！！！！」
次の瞬間、視界は白く霞んだ。
＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋
―あれから、五年の月日が流れていた。今でもあの事件の直後がお祭り騒ぎだったのは記憶に鮮明だ。
まず、ブーンとドクオに殴られた。「俺らは死に掛けた（お）」って言われて。生きてて良かったなっていったらまた殴られた。
それからは俺、ブーン、ドクオ、モナーは全校生徒、果ては教師にまでVIP校のヒーローと呼ばれてそりゃもう大変。
困ったことがあれば俺達四人が出向いて問題を解決する「便利なヒーロー」だったが学校生活は楽しかったな。
卒業後ブーンはプロに、ドクオとモナーはデュエル講師になるって大学へ進学したんだっけか。
ちなみに先生達は相変わらずVIP校で先生やってるらしい。シャキンさんは一線を退きハンバーガーショップを経営中だそうだ。
で、俺はといえば…。
〜とある孤島のとある遺跡にて〜
（ α_α）「I2社の下請けだっていう企業に入ったらブラック企業だったんだもんなー！」
（Ξα_α）「笑っちゃうよなー！！ハハ！！ハ、ハ…」
（；α_α）「『デュエルモンスターズの新カード製作のヒントになる世界中の遺跡を回って来い』とか当時新入社員の俺に言う言葉じゃねーよ…」
（ α_α）「まあ楽しいからいいんだけどさ。スモボともう一度出会う手がかりが見つかるかもしれないし」
（ α_α）「でもこの遺跡も外れ、か。一瞬いけるかと思ったんだが」
（ α_α）「とりあえず仕事的には面白いもんは見れたから本社にレポ送っとくかね」
そう言ってその場を去ろうとした彼の視界に見覚えのある小さな浮遊物が突如、飛び込んだ。
―――ただいま、マスター
（＊ぅ_；）「っ…！」
『おかえり、相棒』
雲魔物がウォーミングアップを始めたようです おしまい
【今日の最強カード】
＜ライトニング・ウォリアー＞
シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手の手札の枚数×３００ポイントダメージを相手ライフに与える
（ α_α）「このお話で登場した唯一のシンクロモンスターだな！」
（ α_α）「雲のデッキパワーから考えて設定とかでシンクロは縛ってたんだけど」
（ α_α）「ナチュラル・チューンの絵がスモボの一枚絵だし、シンクロしようぜ！ってなったわけだ」
（ α_α）「相棒のスモボと切り札のギルフォードをシンクロさせようと頑張った結果がこれだよ」
（ α_α）「わざわざギルフォードのレベルを意味ありげに6にしてみたり苦労しました」
（ α_α）「え、太陽の祭壇からカード変化とかチート？」
（；α_α）「まあ手札枚数変わってないのでメタポの時点で引いたのと変わらないし許してくれ」
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