次々世代第二十四話
最終更新：ID:tAHyjprHRQ 2009年01月26日(月) 16:50:31履歴
正直間空きすぎて諸々忘れられてる気がするので
これまでの大体のあらすじ
ある朝
（ ¢ゝ¢）「おはようございました。」
（；¢ゝ¢）「俺の必殺サイカリエアゴーズガジェ風味閃光味のカードが見えねぇぇぇぇええええ！！」
ということで
（ ｀ーФ）「こんちゃーす」
（ ¢ゝ¢）「あんた誰よ」
（ ｀ーФ）「とりあえず来いよ」
精霊につれてかれたり
（ ¢ゝ¢）「キメラをコントロール奪取楽しいです」
（^ｏ^）「アッー！」
ギリギリで入学したり
（ ¢ゝ¢）「掘られてたまるものかぁぁあああ！！」
（｀・Ο・´)「そういうのを手ごめにするのが楽しいのさぁああああああ！！」
一年キングを争ったり
( ﾟΔﾒ)「キングのデッキは俺ルールで回ってる」
( ¢ゝ¢)「負けた。」
名無しのゴンベいの負けたり
( ^ω^)「君たち強そうでいい奴だお！」
( ¢ゝ¢)「お前もな！」
('Ａ`)「お前もな！」
(´・Ο・｀)「君もね！」
本校でタッグデュエルしたり
ハ・デス「最近私の出番が削られているんだが？」
( ¢ゝ¢)「ゾンビになってから来てください。」
精霊が襲いかかってきたり
●「おはよう。」
(´・Ο・｀)「うぎゃー」
邪神が来たり
( ¢ゝ¢)「こんちくしょう」
●「うぎゃー」
倒したり
( ¢ゝ¢)「倒す。」
(；^ω^)「理由から何やらかにやらわかんねーお！」
何か乗り移られたり
■「ふひひ、ふひひひひ」
( ﾟΔﾒ)「変装したりして変なやろーだぜー」
騙し打ちされたり
√「最後は俺だぜyeeeeee!!」
( ¢ゝ¢)「ゆけっ ラビエル！」
「ラビ者！？」
「ドレ者！！」
兄弟の対面があったり
( ¢ゝ¢)「セカンドバトル」
( ﾟΔﾒ)「レッドアイズ楽しいです」
(´・Ο・｀)「乗り越えるための岩石族」
夏が終わったり
( ^ω^)「ライダーにはアヌビスの呪いが最適」
('Ａ`)「腹痛かったなぁ…」
ξﾟ��ﾟ)ξ「何だったのかしらあれ…」
一回線突破したり
( ¢ゝ¢)(´・Ο・｀)「こんにちはー」
(´^ิ౪^ิ)川 ﾟ -ﾟ)「同じく」
そして何か色々とあり仲たがいあり諸々ありで今に至る。
(#¢ゝ¢)「死ねッ！饅頭頭！」
(#＾ω＾)「主人公もどきは首でも吊ってろッ！」
オネストの光に包まれた後の会場。
( ¢ゝ¢)「おわた。っと」
( ^ω^)「何か、違うデッキ持ってる気がするお」
( ¢ゝ¢)「実質違うデッキを組んだも同然だからな」
ξﾟ��ﾟ)ξ「あんたたち急ぎなさいよ！不戦敗なんて絶対に許さないわよ！」
( ^ω^)「大丈夫だお、近道があるお」
( ¢ゝ¢)「だな」
二人は、観客席のフェンスによじ登った。
次々世代第24話「せめぎあうもの達」
( ¢ゝ¢)「ふぅ」
( ^ω^)「ほぉ」
( ¢ゝ¢)「っだッ」
( ＾ω＾)「っど！」
着地成功。
≦6ll´・ω・） 「そこに正座しろ。観客席から落ちてくる出場者がどこにいる。」
（ ^ω^）「すいませんでしたお」
（ ¢ゝ¢）「どうやってもこれしかなかったんです」
≦6ll´・ω・） 「相手は…まだ来ないか、ちょっと呼びに行ってくる」
三沢が向こう側の控え室へと向かう。
その間二人は正座をしながら考えていた。
（ ¢ゝ¢）（俺の誘いに乗って、イチバチの改変をしたが…）
（ ^ω^）（回るかお…テストプレイもろくにしないデッキで二連戦はキツいお…メンタル的にも）
二つ目のことを考えようとしたとき、ちょうどよくなく三沢が控え室から出てくる。
≦6ll´・ω・） 「呼んできたぞ、では始めるぞ」
┌≦┌｀・ω・)┐「さぁやろうじゃないか」
┌≦┌´・ω・）┐「できるかなぁ…」
（ ¢ゝ¢）（ ＾ω＾）「「……」」
（¢ゝ¢）（＾ω＾）
≦6ll`・ω・） 「何故俺を見る」
( ¢ゝ¢)（このSSではこんなことくらい気にしてたら気が持ちませんよねー）
（ ＾ω＾）（本当に似ている人が多いSSだお…）
（ ＾＾ω）「へぶっし！」
☜´^ิ౪^ิิ☞「っどっうぇいいぃぃぃっぶっしゃぁあああ！！」
二つのくしゃみが会場に響いた。気が、した。
≦6ll´・ω・） 「はいはい始めるよっと」
（ ¢ゝ¢）（ ^ω^）「でゅえるー」
┌≦┌｀・ω・)┐「でゅ
┌≦┌´・ω・）┐ える！」
（ ¢ゝ¢）「先陣役は俺なんでね、ドロー。」
（ ¢ゝ¢）「カードを一枚伏せ、モンスターをセット。《生還の宝札》発動。これで終了」
┌≦┌｀・ω・)┐ 「ドロー、《終末の騎士》を召喚！その効果で墓地へ《ネクロ・ガードナー》を埋葬。
そして《終末の騎士》をリリースして《ターレット・ウォリアー》を特殊召喚」
（ ¢ゝ¢）「手札から、《ドラゴン・アイス》を捨て、捨てた《ドラゴン・アイス》を守備蘇生。
一枚をドローする。」
('A`)「悪魔ではない…のか？」
（高レベルシンクロへつなげられるのは避けなければ…）
┌≦┌｀・ω・)┐「《ターレット・ウォリアー》は自身の攻撃力にリリースしたモンスターの攻撃力を加えることができる
《ドラゴン・アイス》へ攻撃。リボルビング・ショット！」
(攻撃)《ターレット・ウォリアー》 2600VS2200 《ドラゴン・アイス》(守備)
《ドラゴン・アイス》を破壊！→墓地へ
( ¢ゝ¢)「まあそうなるよな」
┌≦┌｀・ω・)┐「二枚伏せ、ターン終了」
( ^ω^)「僕のターン、ドロー。」
( ^ω^)「《融合》！手札の《E・HERO ネクロダークマン》と《ボルト・ヘッジホッグ》を融合！」
( ^ω^)「《E・HERO ガイア》融合召喚！」
( ^ω^)「その効果で《ターレット・ウォリアー》の攻撃力の半分を吸収！」
┌≦┌｀・ω・)┐「くっ…」
( ^ω^)「そしてフィールドの《ダーク・リゾネーター》を反転召喚、
墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》を効果により蘇生し、一枚をドロー。手札から《E・HERO フェザーマン》を通常召喚！」
( ^ω^)「《ダーク・リゾネーター》を、《ボルト・ヘッジホッグ》、《E・HERO フェザーマン》にチチチチチチューニング！」
( ＾ω＾)「醜き肉体を、怨念を脱ぎ捨てて新たなる無数の星となれ。」
( ¢ゝ¢)「そして、輪廻を廻るその輝きで敵を打ち砕け！シンクロ召喚」
( ＾ω＾)「響け…《スターダスト・ドラゴン》！！」
('A`）「スターダスト、持ってたのか…」
ξﾟ��ﾟ）ξ「いきなり召喚したわ、あいつ…」
（；^^ω）「約束とはいえ、スゴイですね…」
（ ^ω^）（スターダスト・ドラゴン…）
〜〜
（ ¢ゝ¢）「んで渡されたのがこの二つなんだよ」
（ ^ω^）「これかお…一つはいいけど、もう一つは…」
ξﾟ��ﾟ）ξ「使いなさい。これ」
（ ¢ゝ¢）「おっ」
（ ^ω^）「いいのかお？これってやっぱり相当レアなんじゃ…」
ξ///）ξ「いいのよ！！けど絶対に召喚しなさいよ！後勝ちなさいよ！！」
（ ^ω^）「分かったお！！」
（ ¢ゝ¢）「[ﾋﾟｰ
（ ^^ω） ｰｰ]」
〜〜
（ ^ω^）（言われたとおり、こいつを活躍させてみせるお！）
「《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》で《ターレット・ウォーリアー》を攻撃！
コンティネンタルハンマー！」
┌≦┌｀・ω・)┐「リバースカード《収縮》！」
（攻撃）《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》 1100ＶＳ1300 《ターレット・ウォーリアー》（攻撃）
《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》を破壊！→墓地へ
（ ¢ゝ¢）「む…」
（；^ω^）（伏せが破壊効果付きと読んだことが裏目に出たお…）
「続けて《スターダスト・ドラゴン》の攻撃！シューティング・ソニック！」
┌≦┌｀・ω・)┐「墓地の《ネクロ・ガードナー》を除外して、攻撃を無効！」
( ^^ω)「ターン終了時にターレット・ウォリアーの攻撃力が戻ってしまう」
ξﾟ��ﾟ）ξ「このままじゃ《スターダスト・ドラゴン》が破壊されちゃう…」
┌≦┌｀・ω・)┐（やはりHEROデッキ…伏せておくものだぜ）
（ ^ω^）「《スターダスト・ドラゴン》をリリースし、罠発動」
（ ^ω^）「《バスター・モード》！！」
（ ¢ゝ¢）「精神の完璧同調へ、破壊者として、目覚めさせる。」
（ ^ω^）「輝く星々の輝きよ、再び一つの光の元に集まれ。」
（ ¢ゝ¢）「新たな力を開放せよ」
（ ^ω^）（ ¢ゝ¢）「「《スターダスト・ドラゴン/バスター》降臨」」
（ ^ω^）「《スターダスト・ドラゴン/バスター》で再び攻撃を再開！
ハイパー・シューティング・ソニックゥ！」
(；^ω^)「おっ！？」
ブーンの体がよろめく。
(攻撃)《スターダスト・ドラゴン/バスター》 3000VS1300 《ターレット・ウォリアー》(攻撃)
《ターレット・ウォリアー》を破壊！→墓地へ
LP8000→6300※6000→4300
┌≦┌；｀・ω・)┐「うっ、うぁぁぁぁ！？」
音波によって作られた風が、服を切り裂いていく。
細かな傷をデュエルディスクや、服へと刻み込んでいった。
(；^ω^)（攻撃の瞬間、体からぐっと力が抜かれた気がするお…）
「二枚を伏せ、ターンエンド」
┌≦┌´・ω・）┐（何だこの状況…特殊召喚すれば、シンクロ素材を呼ばれ…
一度魔法・罠・効果を無効にする攻撃力3000の化け物…）
「ドローだよぉ！」
┌≦┌´・ω・）┐「《地砕き》を発動だよぉ！」
（ ^ω^）（効果誘発以外の目的は考えにくいお…）「《スターダスト・ドラゴン/バスター》の効果で、無効化するお」
┌≦┌´・ω・）┐「そして《おろかな埋葬》を発動だよぉ！これでデッキから《魂を削る死霊》を捨てんだよぉ！」
┌≦┌´・ω・）┐「《生者の書−禁断の呪術−》！これで《スターダスト・ドラゴン／バスター》を除外して、
今墓地へ送った《魂を削る死霊》を蘇生するんだよぉ！」
┌≦┌´・ω・）┐（これで《スターダスト・ドラゴン／バスター》はいなくなるんだよぉ…まったくよぉ…）
（ ^ω^）「速攻魔法《Ｒｅ−ＢＵＳＴＥＲ》。これは墓地の《バスター・モード》を除外して発動する。
僕のフィールドのモンスターを全て破壊し、墓地の《スターダスト・ドラゴン/バスター》を蘇生！
ただし効果は無効となり、リリースは不可能になる。」
（ ^ω^）「スターダストを、取り除かせはしない。」
┌≦┌´・ω・）┐「くぅっ…墓地から《魂を削る死霊》を守備表示で特殊召喚」
（ ^ω^）「そして手札を一枚を捨て、墓地から《ドラゴン・アイス》を蘇生、一枚ドロー」
('A`)「えっぐ…」
┌≦┌´・ω・）┐「さらにモンスターをセット！カードを二枚伏せ、ターン終了だ！」
（ ¢ゝ¢）「さて、ドロー。レベル2チューナー、《魔轟神レイヴン》を召喚。自身の効果で、手札を一枚捨て
レベルを一つ上げる。そして墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》を蘇生させ、一枚ドロー。」
（ ¢ゝ¢）「レベル3となったレイヴンを、《ドラゴン・アイス》へチューニング。」
（ ¢ゝ¢）「吠えよ。力の象徴よ！」
（ ^ω^）「炎を纏い、フィールドへ君臨せよ。」
（ ¢ゝ¢）「シンクロ召喚…《レッド・デーモンズ・ドラゴ」
┌≦┌´・ω・）┐「待ってましたんだよぉ！《死のデッキ破壊ウイルス》！」
（¢ゝ¢）
（ ^ω^）「ちょっと調子のりすぎだお」
（ ¢ゝ¢）「すいませんでしたー」
《スターダスト・ドラゴン／バスター》を破壊！→除外へ
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を破壊！→墓地へ
┌≦┌´・ω・）┐（たく、馬鹿みたいに攻めやがってんだよぉ…）
（ ¢ゝ¢）「手札に攻撃力1500以上のモンスターは奇跡的になし…と、リバースカード《ギブ＆テイク》。
墓地の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を相手の場に蘇生、《ボルト・ヘッジホッグ》のレベルが10になる。さらに一枚ドロー。」
（ ¢ゝ¢）「そして今ドローした《シンクロキャンセル》を発動。
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をエキストラデッキに戻し、墓地から《ドラゴン・アイス》、《魔轟神レイヴン》を蘇生。
またもや一枚ドロー」
┌≦┌´・ω・）┐（あーもうやってらんねぇんだよぉ…）
（ ¢ゝ¢）「んでドローカードを捨て、《魔轟神レイヴン》の効果を発動。そして再び《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をシンクロ召喚」
（ ¢ゝ¢）「そしてリバースカード、《ミラクル・フュージョン》。
墓地の《ドラゴン・アイス》と《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》を除外」
（ ^ω^）「全てを凍て付かせる氷の力で、敵を粉砕せよ」
（ ¢ゝ¢）「絶対零度・《E・HERO アブソルートZero》!!」
（ ¢ゝ¢）「行くぜ、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で裏守備モンスターを攻撃！しゃ」
┌≦┌´・ω・）┐「《炸裂装甲》！」
（ ¢ゝ¢）「……怒ったよ。俺は。二度までも台詞を阻害するとは……
絶対に許さない。」
（ ¢ゝ¢）「《バスター・モード》！破壊王は破壊神へ、進化する！」
（ ＾ω＾）「完全同調の元に、力を成せ！」
（ ¢ゝ¢）「畏怖の象徴よ！来たれ《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》！」
┌≦┌｀・ω・)┐（二枚目のバスター・モードか…けどレモンスラバスターにはデメリットがある…
俺のセットモンスターはキラー・トマト…Zeroで攻撃されたら防げるし、レモンバスターで攻撃すればZeroは巻き込まれることになる）
（ ¢ゝ¢）「罠カード《デーモンの雄叫び》。これで今リリースしたモンスターを呼び戻す。」
（ ¢ゝ¢）「再び叫べ！《レッド・デーモンズ・ドラゴン》！今度こそ通させてもらう！」
（ ¢ゝ¢）「灼熱の・クリムゾン…ヘルフレァアアアアアアアアア！！」
(攻撃)《レッド・デーモンズ・ドラゴン》 3000VS1100《キラー・トマト》(守備)
効果発動！！
( ¢ゝ¢)「効果発動！《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が守備モンスターを攻撃したとき！
ダメージ計算後、相手フィールドの全ての守備モンスターを破壊する！」
《キラー・トマト》を破壊！→墓地へ
(´・ω・｀)「バスター・シリーズ。か」
(；,(●)ゞ(●)「お前、またテコを入れたな」
(´・ω・｀)「やっぱりバレる？」
(；,(●)ゞ(●)「シンクロ・シリーズは発売されて間もなく、その中でもレッド・デーモンズ、スターダスト、ブラック・ローズは通常の決闘者が全て入手しようと思っても入手できないほどだ。
生徒なら尚更、そしてバスター・シリーズの入手は、現状の案ではまだ確立されてなかったはず」
(´・ω・｀)「いやー、ねぇ。ちょっと試してって言われたからさ。」
( ﾟΔﾒ)「どちらを？」
(；,(●)ゞ(●)「どちらもだな」
(´・ω・｀)「まぁこっちに来てる以上はそうなるけどねー」
（ ^ω^）「続けて、アブソルートZeroの攻撃！Freezing at moment！」
「っど…」
（ ¢ゝ¢）「冷やした後は加熱だ！トドメ、《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》のダイレクトアタック！」
エクストリーム・クリムゾン・フォーッス！」
(；¢ゝ¢)「むっ…ぐ！おぉぉぉぉ…」
体から搾り取られるような感覚がｺﾞﾙｴﾝﾀﾞを襲う。
くっと気をつけたときには
（；¢ゝ¢）「しまっ」
┌≦┌´・ω・）「ぎゃ」
レッド・デーモンズの火球が、相手プレイヤーを弾く。
（´・ω・｀）「………」
(;,（●）ゞ(●)「だからいわんこっちゃない…
えーこちら、校長。支給救護班頼む」
( ﾟΔﾒ)「調節ができないんすよ。調節するべきカードは調節しなくていい場合のみしか使いませんからあいつ」
（´・ω・｀）「調節はできると分かってたけど、まさかトチるとはね…」
火球の勢いは見た目ほどではなく、尻もちをついた程度で済んだ。
┌≦┌´0ω0）┐「っづぁぁ…」
プレイヤーの皮膚が赤くなり、火傷の症状を起こしていた。
そして衣類は黒い焦げ付きが火球の着弾部周辺に輪が描かれていた。
≦6ll；`・ω・） 「おい、大丈夫か！？おい！？」
┌≦┌´；ω：）┐「いっいたい・・・」
それほど火傷の症状自体はひどくはないが、範囲が大きすぎる。
≦6ll`・ω・） 「保健室へ運ぶとしよう…ソリッド・ビジョンシステムの異常か？
三人は待機していてくれ」
（ ^ω^）「……」
（ ¢ゝ¢）「おっく…とはい」
┌≦┌；｀・ω・)┐「あわわわわわ…」
到着した救護班と共に三沢はプレイヤーを保健室へと運んでいく。
（；^ω^）（やっぱり、このカードまずくないかお？ギリギリ踏ん張ったけど・・・）
（；¢ゝ¢）（性質が邪神に似てる…気張ってないと、エナジーを吸い取られモンスターの攻撃がリアルダメージに近くなる…
闇のゲームじゃないってのに…）
(;,（●）ゞ(●)「ソリッド・ビジョンシステムに異常が発生したため、今日のデュエルは中止とする。
異常発見次第、トーナメント再開とする。以上！」
ダディ校長の宣言がいきなり飛んでくる。
（ ^ω^）「…」
（ ¢ゝ¢）「…」
ざわついている会場を余所に、教員が生徒の呼び出しをはじめ
その場でお流れとなってしまった。
その昼、夕はその話で持ちきりだった。
ソリッド・ビジョンシステム、対戦者、バスター・モード…
相手を火傷するほどの攻撃を与えたものは何かと。
それ以前にデュエルで火傷などありえるのかと。
何故ダディ教頭はあそこまで迅速な対応が可能だったかと。
勿論追われること必至な二人はレッド寮へと立て篭もった。
二人は寮の中でもその話をした。
そして、夜。例によって丑三つ時という奴である。
怪しげな計器のランプとモニターが、三沢の顔を照らす。
≦6ll´・ω・） 「……」
(;,（●）ゞ(●)「システムエラーは」
≦6ll´・ω・） 「なしです。全て正常です。他のデュエルは通常通り進みました。」
(;,（●）ゞ(●)「とすると…」
≦6ll´・ω・） 「やはりあのバスター・シリーズは三幻魔のようにカード特性を持っている可能性があります」
(;,（●）ゞ(●)「それを示すレポートは」
≦6ll´・ω・） 「データが二例しかないので、不確定です…
バスター・シリーズ自体の出所が不明なのでサンプルも、データも請求できません
しかしバスター・シリーズ二体の攻撃にゲームとは別のダメージが発生していることは事実です」
(;,（●）ゞ(●)「決闘者の方に要因は？」
≦6ll´・ω・） 「確かに二人は噂が立っていますが…それに関してもデータが…」
(;,（●）ゞ(●)「結局、継続するにはバスター・シリーズの使用中止を促すのが一番というわけか」
≦6ll´・ω・） 「ですね。」
（；,（●）ゞ（●）「分かった、わざわざ御苦労」
そのとき、レッド寮では
（ -ω-）「むーにゃむーにゃむにゃふーともも…ぽにょりむっちりすべすべべ…」
？？？「起きろー」
（ -ω-）「すらすすすっとすら足すべすべ捨てがたい・・・」
？？？「やれ」
（ ｀ーФ）「ダーク・ﾃﾞｨｽﾄﾗｸｼｮｰﾝ！」
（#)ω^）「ぶっころすぞてめー」
( ¢ゝ¢)「起きないお前が悪い。ディスク持って早く着いて来い」
(#)ω^)「ビンタされて誘拐までされるなんてタチ悪いのはそこら辺の小学生でも引っかからないお」
( ¢ゝ¢)「喋ってる暇はねーぞ。今日のデュエル以上にやばいみてぇだ」
(#)ω^)「ソースは？」
( ¢ゝ¢)「精霊だ、もう出るぞ」
二人は走る、走る、走る。走る
(；^ω^)「目的地はどこなのか教えろお！」
( ¢ゝ¢)「前森の中でダディ校長に止められた奥だ！」
(；^ω^)「はぁ？あんなところへ行ったら減点とかじゃ済まないお！」
( ¢ゝ¢)「行かなかったら停学どころじゃ済まないぞ！えっと…」
(；^ω^)「もう乗りかかった船だお！こっち来いお！」
ブーンはレッド寮付近の森に入り込む。
少し進むと洞穴が、口をあけて待っていた。
(；^ω^)「こっちのほうが速いお！」
( ¢ゝ¢)「信じるぞ！」
おどろおどろしい夜中だが、二人は洞穴へと入っていった。
「ウヒョー！」
「いってぇぇぇえ！！」
洞窟に破裂音が木霊した。
そして洞穴を抜けた先、
荒廃した土地に一人の少年が立っていた。
(；^ω^)「……」
(´^ิ౪^ิ)「…一枚、ない」
そう、ジュヘヘ。デュエルディスクを持ち、この土地の中心で立っていた。
(#)ゝ¢)「そこで何をしている！！」
大きな叫びが土地に響く。怒りなのか驚きなのか、込められてる感情は分からない。
しかし叫び声はジュヘヘを振り向かせる。
(´^ิ౪^ิ)「やはり、来たか」
いきなりの声には驚いたものの、
振りむいた後は落ち着いた動作で二人へと近づいていく。
（ ¢ゝ¢）「何をしていた」
(´^ิ౪^ิ)「幻魔との対面」
(；^ω^)「幻魔…」
ブーンの脳裏をふっと過ぎる三つの巨体。赤、青、黄、そして…
( ¢ゝ¢)「幻魔が何かは知らないが、どうせ何かやばいカードなんだろう」
（；＾ω＾）「おま、知らないって・・・」
(´^ิ౪^ิ)「勿論。強大な力を持ったカード、デュエルを介して強い力を生み出すカード」
（；＾ω＾）（強い力…）
（ ¢ゝ¢）「入手して、どうするつもりだ」
(´^ิ౪^ิ)「カードを解放する」
( ¢ゝ¢)「解放だと？」
(´^ิ౪^ิ)「どう見ても、精霊、カード、デュエルにおいてカード達はデュエリストの虐げられている。
本来カードとデュエリストは対等の立場にあるべきはず」
( ¢ゝ¢)「何言ってる。俺らはプレイヤーだ。あくまでカードはプレイされる側だろうが」
(´^ิ౪^ิ)「違う。デュエルがゲームならばその理屈は通じる。1vs1ならば。
けれどデュエルは違う。一人で戦ってるわけじゃない。カードも、精霊も戦っている」
(´^ิ౪^ิ)「僕ら、精霊が見えるもの、そして闇のゲームを行うものとして分かるはずジュヒ。
精霊もデュエルで苦痛を味わい、歓喜し、励ましあい、戦っていくのを。」
( ¢ゝ¢)（やはりこいつも見えるのか…）「……」
(；^ω^)「……」
(´^ิ౪^ิ)「どんな決闘者でも決闘者を名乗る以上その絆がある。
精霊達が、がその絆を信頼してくれる証拠が、二人の世界を繋ぐカードをぼくたちに身を任せることだと思ヒヒヒ」
(´^ิ౪^ิ)「けれども。信頼した結果は、これ。決闘者はカードを物としか扱わず、一方的な価値観でカードを使役しているにすぎない。
精霊達はこんな世界を望んでいない。」
( ¢ゝ¢)「精霊だって、襲いに来るだろうこちらに。ふざけんじゃねーぞと」
(´^ิ౪^ิ)「そんなのは一部。それよりも多くのカードが悲惨な目にあっている」
( ¢ゝ¢)「なら会ってるから やってもいいと？」
(´^ิ౪^ิ)「致し方ないこと。」
(；^ω^)「…まさか…初日に会ったときのって…」
初日に会ったとき、色々とありすぎてブーンの頭からかき消されたかもしれない。
森から聞こえた爆音のため、現場へ行くとそこにジュヘヘがいた。
そういえばあの時の帰りドクオが変なことになると言ってた気が。
(´^??^?)「…そう。」
( ¢ゝ¢)「狂ってるとしか思えないな。闇のゲームを使って人を殺すなんて。
そんな理由で」
(´^??^?)「僕だってやりたくてやってるわけじゃない。けれども」
(´^??^?)「僕らは精霊の声が聞こえる。悲鳴も、叫びも、歓喜も、断末魔も。それを止めるには僕らじゃないといけない。
これは僕らに任せられた任務」
( ¢ゝ¢)「妄想甚だしいんじゃねぇのか。」
(´^??^?)「かもしれない、けど僕はやる。この幻魔を手に入れるのも実行するための一つ。」
(´^??^?)「今は一枚ないが、三幻魔を揃え、力を解放してやれば…
パワーバランスを大きく変えることができる」
( ¢ゝ¢)「…でここまで話したということはだ」
(´^??^?)「そう。君たちにも手伝ってほしい。優秀な決闘者、そして精霊が見えるならばとてつもなく大きな力になってくれるはず。
前にブーン、君には話したはず」
（；＾ω＾）「！」
（ ¢ゝ¢）「先にこたえておくが俺は加わるつもりはない、というか」
（ ¢ゝ¢）「お前を潰すためにここへ来た」
デュエルディスクを構える。
(´^ิ౪^ิ)「…しかたがない」
同じく構えるジュヘヘ。
( ¢ゝ¢)（精霊に襲われる俺…その精霊を助けようとするヤツ…どちらにしろ闘うハメになる）
(´^ิ౪^ิ)「後は」
( ¢ゝ¢)「ブーン、お前だけだ」
（；＾ω＾）「へ？」
（ ¢ゝ¢）「付く方に加わりデュエルしろ。」
（；^ω^）（ということは…加わらなかった方は…）
(´^ิ౪^ิ)「僕とｺﾞﾙｴﾝﾀﾞの思想は現状正反対。君には二者択一を選んでもらうしかない」
(；^ω^)（そんな…）
（ ¢ゝ¢）「おっと勘違いするなよ。お前が選ばないなら、俺達が組んでお前を倒すことになるかもしれないぞ。
後でお前がどこへ転ぶかは分からないからな」
(´^ิ౪^ิ)
（；＾ω＾）（引くのも、なしってことかお…）
≦6ll`・ω・） 「校長！例のデュエルディスクの反応を感知しました！」
(;,（●）ゞ(●)「あれは探知が難しかったはずじゃ…」
≦6ll`・ω・） 「いえ、別の器具による探知です。けれど、場所は忌むべき場所…」
(;,（●）ゞ(●)「あそこに！？」
≦6ll`・ω・） 「もう一人いますが、まだ探知できません…しかしすぐに…」
(;,（●）ゞ(●)（…まずいな、一人ならまだしも二人とは…しかもあの場所で…）
（；＾ω＾）（どっちの気持ちだって、よく分かるお…でも、選ぶのとは別だお
選んでしまったら…けど選ばなかったら…）
(´^ิ౪^ิ)「あえて、こうはどうだろう？ブーン君を取りあうってのは」
( ¢ゝ¢)「ほう」
(´^ิ౪^ิ)「明日、僕たちは戦う。勝者がブーン君のコントロールを得るってのは」
( ¢ゝ¢)「面白そうだな。決められそうになかったら、それでもいいだろ？」
（；＾ω＾）（今は、この流れを止めることが重要だお）「…そう、するお」
（ ¢ゝ¢）「よし把握。明日見てろよ。」
(´^ิ౪^ิ)「ブーン君も、できれば君も、明日。協力してもらう。」
（；＾ω＾）（決断を、委ねて、本当によかったのかお……？…）
『早くそこから立ち去りなさい！』
どこからのスピーカーから、三人へ警告がなされる。
（；¢ゝ¢）「まずっ！ガーの字！」
( ｀ーФ)「はいよっと！」
(´^ิ౪^ิ)「同じく。」
ノーレラス「はい。」
ジュヘヘはノーレラスと共に異次元へと消える。
(；^ω^)「ぼ、僕は！？」
セイラー「いくぞっ！」
ブーンはセイラーマンに抱きかかえられて
(；^ω^)「アンカーによるターザンなんてしゅみうわぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」
飛んでいった。
≦6ll`・ω・） 「警告後、レーダーの二種の反応が消え、一種が確認されました」
(;,（●）ゞ(●)「つまり三人いたということか？」
≦6ll`・ω・） 「ですね。確認された一種の特定を行ってみます…」
(;,（●）ゞ(●)（三人か…やはりまだ話しては…）
≦6ll`・ω・） 「ディスクNo.009102。内藤ホライゾンです」
(;,（●）ゞ(●)（やはりか）「ふむ」
≦6ll`・ω・） 「何故アイツがこんな場所に…？」
(;,（●）ゞ(●)「理由も含め、明日倫理委員会を呼んで調べる」
≦6ll`・ω・） 「手続きを行っておきましょうか？」
(;,（●）ゞ(●)「いや、いい。自ら行っておく。今日はありがとう」
≦6ll`・ω・） 「はい。お疲れ様でした」
？？？「わざわざやってくれるとはね…こちらもはかどるよ…」
？？？「今日、最終結果が出ると思ってたけどまぁいいか」
？？？「日にちがずれても何も変わりはない・・・むしろいいデータが入った…」
？？？「明日が楽しみだ…心の底から」
？？？「ふふふ…明日じゃないか、これからか…」
残る最終戦を持って、明日は開けた。
ドンドン！
（うω-）「ふわぁぁぉおお…」
ドンドン！
（ -ゝ-）「後70分…」
「私だ。ここをすぐに開けなさい」
（；^ω-）「って何かこの威厳のある声は聞き覚えが！」
布団から飛びあがりドアをあける。
(;,（●）ゞ(●)「おはよう」
(；^ω^)「お、おはようございまーす…おい起きお！」
( ¢ゝ-)「むにゃにゃ…うまそうな饅頭だな」
(；^ω^)「きょ…じゃなくて校長がお目見えだお！」
( ¢ゝ¢)「あーはいおっはよー」
(；^ω^)（本当にこいつ死んでほしいお…）
(;,（●）ゞ(●)「とりあえず話ができる状態のようだな。少し話がある。レッドの食堂へ行こうか」
(；^ω^)（これはまずいフラグビンビン…）「えーと食堂はまだ開いてない…」
(;,（●）ゞ(●)「鍵は借りた。」
( ¢ゝ¢)（なんだか変な予感がするなー。たぶんばれたかな）
隣部屋では。
(-A-)「ぐーすかぴーすか…」
（´-Ο-｀）「みーするぴーする…」
幸いか、寝ていた。
食堂にて。
(;,（●）ゞ(●)「私もあまり時間がないので単刀直入に話そう」
(；¢ゝ¢)（まずいフラグビンビンっすねー）
（;,（●）ゞ（●）「君たちの持つ、《スターダスト･ドラゴン／バスター》と《レッド･デーモンズ･ドラゴン/バスター》の使用を禁じたい」
（；^ω^）（；¢ゝ¢）「「へ？」」
（;,（●）ゞ（●）「ソリッド・ヴィジョンシステムの異常はそれらが要因で起こってると突き止めた。
幸い、それらの使用中止で全システムの異常は消える。」
（；^ω^）（ショボンさんにもらったっていってたけどやっぱりいわくつきだったのかお…）「あ、は」
（ ¢ゝ¢）「いや、それはちょっと」
(;,（●）ゞ(●)「何故かね？」
( ¢ゝ¢)「今の私たちのデッキはバスター主軸で組んでいます。それらを禁じられるとデッキの力が相当なほど抑えられてしまう」
(;,(●)ゞ(●)「組み直す時間を与える」
( ¢ゝ¢)「今のデッキ以上のデッキを一日そこらでは考えられません」
(;,(●)ゞ(●)「君の我儘でこの大会を止める気か？」
(；^ω^)（……）「なら、何故…」
（；^ω^）「風紀委員がいないんだお？」
（ ¢ゝ¢）（ ）
(;,（●）ゞ(●)「どういう意味だ？」
(；^ω^)「ダディ校長は今、最高権力としてこの学校にいるお…
どうしてもこの大会を進めたいなら、風紀委員を呼んで強制没収なんてことは容易なはずだお…」
( ¢ゝ¢)「それならばあなたがここに来る理由も普通はなくなる。」
(;,(●)ゞ(●)「…結局は何が言いたい。私も忙しい。簡潔に頼もうか」
( ¢ゝ¢)「ショボンさんはあなたと関連があること、そしてこの大会があなたによって仕組まれているものと教えてくれました。後バスター・シリーズを渡したのもショボンさんです」
(;,(●)ゞ(●)（アイツそこまでいったのか…）
（；^ω^）「多分だけど、わざと僕たちを組ませて、バスター・シリーズを渡して何かしらのテストとしてジュヘヘと対峙させると思ってたお…」
（ ¢ゝ¢）「そして予想もしない事故が発生、回収と。」
(;,（●）ゞ(●)
( ¢ゝ¢)「けれどあなたはわざわざこちらに出向いて、回収はせず禁止を出す」
(；^ω^)「何か少し矛盾してる気がするんだお…」
( ¢ゝ¢)「どういう意図で、あなたはこちらに出向いてきたんですか？」
(；^ω^)「なんでわざわざジュヘヘと対峙しなければ、いけないんだお？」
(;,(●)ゞ(●)「…そうか、率直に話そうか」
(;,(●)ゞ(●)「まず1つめ、バスター・シリーズを回収しないわけ、それは君たちの力にするためだ。
データを取るわけではなく、純粋に君たちを伸ばしたいからだ。」
( ¢ゝ¢)「そんな慈善事業が…」
(;,(●)ゞ(●)「2つめ。対峙する理由。それは君たちの志す物が違うからだ。」
(；^ω^)「？」
( ¢ゝ¢)「いやだってあれは…」
(;,(●)ゞ(●)「それは分かっている。しかし、君たちが志す物が同じであればこのような事態になることはなかった。
前もって君たちはいつか出会う予定だった」
(；^ω^)「へっ？」
(;,(●)ゞ(●)「そして3つめ。この大会の開催理由。元々出会う予定だったが、急遽君たちを出合わせなければいけなくなった。
そして君たちを成長させなければいけない。」
( ¢ゝ¢)「全く理解不能なんですが…」
(;,(●)ゞ(●)「ジュヘヘと、デュエルしてジュヘヘも、君たちも成長してほしい。そのためにこの決勝も、バスター・シリーズもある」
(；^ω^)「…」
(;,(●)ゞ(●)「意見をぶつけ合い、力をぶつけ合え」
( ¢ゝ¢)「けど、バスターが使えなきゃどうしようも」
(;,(●)ゞ(●)「…そうだったな。ではこうしよう…」
( ＾ω＾)「…」
( ¢ゝ¢)「…」
そして、ダディ教頭は帰っていった。
( ¢ゝ¢)「さて、話の折り合いもついたな。いくか」
( ^ω^)「……」
( ¢ゝ¢)「デッキの調整なんてもういらねーよな………」
( ^ω^)「……」
( ¢ゝ¢)「一つ言っておくが、ちゃんとデュエルの中で自分の意思で決断しろよ」
( ¢ゝ¢)「俺を裏切るなら裏切れ。生半可な同情で助けられても寝首を掻かれるかもしんねーからな」
( ^ω^)「……」
( ¢ゝ¢)「俺も、恐らくジュヘヘも、最大限で行く。お前も、最大限で来てくれ。」
( ^ω^)「分かったお」
( ¢ゝ¢)「んじゃ行くぞー」
二人が部屋を出たとき、
空は深い青と太陽から零れるオレンジ色に染まっていた。
(´^ิ౪^ิ)「クー。話がある」
川 う -ﾟ)「なんだこの朝っぱらから…」
ブルー寮でも時同じくして。ドアのノックとジュヘヘの声が鳴る。
そして部屋からパジャマなクーが出てくる。
(´^ิ౪^ิ)「今日の決闘のことで…」
川 ﾟ -ﾟ)「まだやると決まったわけではないだろう…」
寝ぼけ眼で流石に口調もスローペースになる。
(´^ิ౪^ิ)「いや、やる。そこでクーに頼みがある」
川 ﾟ -ﾟ)「何だ」
(´^ิ౪^ิ)「次の試合、僕一人でやらせてほしい」
川 ﾟ -ﾟ)「…だめだ。」
(´^ิ౪^ิ)「次の試合は…」
川 ﾟ -ﾟ)「お前がそういう顔をするときは、いつも人に言えないようなことが起こるのだろう。
私は何度も見てきた。」
(´^ิ౪^ิ)「…」
川 ﾟ -ﾟ)「確かに私も彼らと戦い、優勝したい気持ちはある。
けれどそれ以上に、もうその顔をしたお前を、一人で行かせるようなことはしたくない。」
川 ﾟ -ﾟ)「うすうす、分かっていた。こっちに来てからも、お前が、何かをしているのは。」
(´^ิ౪^ิ)「何が起こるか分からない。死ぬかもしれない。だから君は絶対に行かせたくない。
今までもそんな事が確かにあった。けど、今回だけは。」
川 ﾟ -ﾟ)「私には荷が重いのか？」
(´^ิ౪^ิ)「理由はなんて、何でもいい。ただ、結果が君を置いていければ。」
川 ﾟ -ﾟ)「何故なの？」
(´^ิ౪^ิ)「クーは、大切なんだ。今までも、これからも。クーを僕の我儘につきあわせたくはない。失いたくない。」
川 ﾟ -ﾟ)「なら、何故いくの？」
(´^ิ౪^ิ)「約束だから。彼らも、その覚悟で来ている」
川 ﾟ -ﾟ）「なら、私もその覚悟よ。それでも駄目なの」
(´^ิ౪^ิ)「僕はいやだ」
川 ﾟ -ﾟ)「ならば私は行く。あなたの力になりたい。」
川 ﾟ -ﾟ)「もう、見てるだけなのは、いやなの」
(´^ิ౪^ิ)「……」
川 ﾟ -ﾟ)「私は、あなたのパートナーよ。」
coming soon…
( ^ω^)「決勝戦」
( ¢ゝ¢)「始まり始まり」
(´・Ο・｀)「両雄を迎えるは」
('A`)「アカデミアタワー」
(;,（●）ゞ(●)「始まり回る」
（´・ω・｀）「終わり始まる」
(´^ิ౪^ิ)「次回次々世代25話」
ξﾟ��ﾟ)ξ「つぶされるか」
( ^^ω)「まもりとおすか」
というわけで投下終了
何起こってるのかさっぱりわからねーっていう書いてる自分と同じ人は
とりあえずシリアスになったっぽいぜくらいで大丈夫です
これまでの大体のあらすじ
ある朝
（ ¢ゝ¢）「おはようございました。」
（；¢ゝ¢）「俺の必殺サイカリエアゴーズガジェ風味閃光味のカードが見えねぇぇぇぇええええ！！」
ということで
（ ｀ーФ）「こんちゃーす」
（ ¢ゝ¢）「あんた誰よ」
（ ｀ーФ）「とりあえず来いよ」
精霊につれてかれたり
（ ¢ゝ¢）「キメラをコントロール奪取楽しいです」
（^ｏ^）「アッー！」
ギリギリで入学したり
（ ¢ゝ¢）「掘られてたまるものかぁぁあああ！！」
（｀・Ο・´)「そういうのを手ごめにするのが楽しいのさぁああああああ！！」
一年キングを争ったり
( ﾟΔﾒ)「キングのデッキは俺ルールで回ってる」
( ¢ゝ¢)「負けた。」
名無しのゴンベいの負けたり
( ^ω^)「君たち強そうでいい奴だお！」
( ¢ゝ¢)「お前もな！」
('Ａ`)「お前もな！」
(´・Ο・｀)「君もね！」
本校でタッグデュエルしたり
ハ・デス「最近私の出番が削られているんだが？」
( ¢ゝ¢)「ゾンビになってから来てください。」
精霊が襲いかかってきたり
●「おはよう。」
(´・Ο・｀)「うぎゃー」
邪神が来たり
( ¢ゝ¢)「こんちくしょう」
●「うぎゃー」
倒したり
( ¢ゝ¢)「倒す。」
(；^ω^)「理由から何やらかにやらわかんねーお！」
何か乗り移られたり
■「ふひひ、ふひひひひ」
( ﾟΔﾒ)「変装したりして変なやろーだぜー」
騙し打ちされたり
√「最後は俺だぜyeeeeee!!」
( ¢ゝ¢)「ゆけっ ラビエル！」
「ラビ者！？」
「ドレ者！！」
兄弟の対面があったり
( ¢ゝ¢)「セカンドバトル」
( ﾟΔﾒ)「レッドアイズ楽しいです」
(´・Ο・｀)「乗り越えるための岩石族」
夏が終わったり
( ^ω^)「ライダーにはアヌビスの呪いが最適」
('Ａ`)「腹痛かったなぁ…」
ξﾟ��ﾟ)ξ「何だったのかしらあれ…」
一回線突破したり
( ¢ゝ¢)(´・Ο・｀)「こんにちはー」
(´^ิ౪^ิ)川 ﾟ -ﾟ)「同じく」
そして何か色々とあり仲たがいあり諸々ありで今に至る。
(#¢ゝ¢)「死ねッ！饅頭頭！」
(#＾ω＾)「主人公もどきは首でも吊ってろッ！」
オネストの光に包まれた後の会場。
( ¢ゝ¢)「おわた。っと」
( ^ω^)「何か、違うデッキ持ってる気がするお」
( ¢ゝ¢)「実質違うデッキを組んだも同然だからな」
ξﾟ��ﾟ)ξ「あんたたち急ぎなさいよ！不戦敗なんて絶対に許さないわよ！」
( ^ω^)「大丈夫だお、近道があるお」
( ¢ゝ¢)「だな」
二人は、観客席のフェンスによじ登った。
次々世代第24話「せめぎあうもの達」
( ¢ゝ¢)「ふぅ」
( ^ω^)「ほぉ」
( ¢ゝ¢)「っだッ」
( ＾ω＾)「っど！」
着地成功。
≦6ll´・ω・） 「そこに正座しろ。観客席から落ちてくる出場者がどこにいる。」
（ ^ω^）「すいませんでしたお」
（ ¢ゝ¢）「どうやってもこれしかなかったんです」
≦6ll´・ω・） 「相手は…まだ来ないか、ちょっと呼びに行ってくる」
三沢が向こう側の控え室へと向かう。
その間二人は正座をしながら考えていた。
（ ¢ゝ¢）（俺の誘いに乗って、イチバチの改変をしたが…）
（ ^ω^）（回るかお…テストプレイもろくにしないデッキで二連戦はキツいお…メンタル的にも）
二つ目のことを考えようとしたとき、ちょうどよくなく三沢が控え室から出てくる。
≦6ll´・ω・） 「呼んできたぞ、では始めるぞ」
┌≦┌｀・ω・)┐「さぁやろうじゃないか」
┌≦┌´・ω・）┐「できるかなぁ…」
（ ¢ゝ¢）（ ＾ω＾）「「……」」
（¢ゝ¢）（＾ω＾）
≦6ll`・ω・） 「何故俺を見る」
( ¢ゝ¢)（このSSではこんなことくらい気にしてたら気が持ちませんよねー）
（ ＾ω＾）（本当に似ている人が多いSSだお…）
（ ＾＾ω）「へぶっし！」
☜´^ิ౪^ิิ☞「っどっうぇいいぃぃぃっぶっしゃぁあああ！！」
二つのくしゃみが会場に響いた。気が、した。
≦6ll´・ω・） 「はいはい始めるよっと」
（ ¢ゝ¢）（ ^ω^）「でゅえるー」
┌≦┌｀・ω・)┐「でゅ
┌≦┌´・ω・）┐ える！」
（ ¢ゝ¢）「先陣役は俺なんでね、ドロー。」
（ ¢ゝ¢）「カードを一枚伏せ、モンスターをセット。《生還の宝札》発動。これで終了」
┌≦┌｀・ω・)┐ 「ドロー、《終末の騎士》を召喚！その効果で墓地へ《ネクロ・ガードナー》を埋葬。
そして《終末の騎士》をリリースして《ターレット・ウォリアー》を特殊召喚」
（ ¢ゝ¢）「手札から、《ドラゴン・アイス》を捨て、捨てた《ドラゴン・アイス》を守備蘇生。
一枚をドローする。」
('A`)「悪魔ではない…のか？」
（高レベルシンクロへつなげられるのは避けなければ…）
┌≦┌｀・ω・)┐「《ターレット・ウォリアー》は自身の攻撃力にリリースしたモンスターの攻撃力を加えることができる
《ドラゴン・アイス》へ攻撃。リボルビング・ショット！」
(攻撃)《ターレット・ウォリアー》 2600VS2200 《ドラゴン・アイス》(守備)
《ドラゴン・アイス》を破壊！→墓地へ
( ¢ゝ¢)「まあそうなるよな」
┌≦┌｀・ω・)┐「二枚伏せ、ターン終了」
( ^ω^)「僕のターン、ドロー。」
( ^ω^)「《融合》！手札の《E・HERO ネクロダークマン》と《ボルト・ヘッジホッグ》を融合！」
( ^ω^)「《E・HERO ガイア》融合召喚！」
( ^ω^)「その効果で《ターレット・ウォリアー》の攻撃力の半分を吸収！」
┌≦┌｀・ω・)┐「くっ…」
( ^ω^)「そしてフィールドの《ダーク・リゾネーター》を反転召喚、
墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》を効果により蘇生し、一枚をドロー。手札から《E・HERO フェザーマン》を通常召喚！」
( ^ω^)「《ダーク・リゾネーター》を、《ボルト・ヘッジホッグ》、《E・HERO フェザーマン》にチチチチチチューニング！」
( ＾ω＾)「醜き肉体を、怨念を脱ぎ捨てて新たなる無数の星となれ。」
( ¢ゝ¢)「そして、輪廻を廻るその輝きで敵を打ち砕け！シンクロ召喚」
( ＾ω＾)「響け…《スターダスト・ドラゴン》！！」
('A`）「スターダスト、持ってたのか…」
ξﾟ��ﾟ）ξ「いきなり召喚したわ、あいつ…」
（；^^ω）「約束とはいえ、スゴイですね…」
（ ^ω^）（スターダスト・ドラゴン…）
〜〜
（ ¢ゝ¢）「んで渡されたのがこの二つなんだよ」
（ ^ω^）「これかお…一つはいいけど、もう一つは…」
ξﾟ��ﾟ）ξ「使いなさい。これ」
（ ¢ゝ¢）「おっ」
（ ^ω^）「いいのかお？これってやっぱり相当レアなんじゃ…」
ξ///）ξ「いいのよ！！けど絶対に召喚しなさいよ！後勝ちなさいよ！！」
（ ^ω^）「分かったお！！」
（ ¢ゝ¢）「[ﾋﾟｰ
（ ^^ω） ｰｰ]」
〜〜
（ ^ω^）（言われたとおり、こいつを活躍させてみせるお！）
「《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》で《ターレット・ウォーリアー》を攻撃！
コンティネンタルハンマー！」
┌≦┌｀・ω・)┐「リバースカード《収縮》！」
（攻撃）《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》 1100ＶＳ1300 《ターレット・ウォーリアー》（攻撃）
《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》を破壊！→墓地へ
（ ¢ゝ¢）「む…」
（；^ω^）（伏せが破壊効果付きと読んだことが裏目に出たお…）
「続けて《スターダスト・ドラゴン》の攻撃！シューティング・ソニック！」
┌≦┌｀・ω・)┐「墓地の《ネクロ・ガードナー》を除外して、攻撃を無効！」
( ^^ω)「ターン終了時にターレット・ウォリアーの攻撃力が戻ってしまう」
ξﾟ��ﾟ）ξ「このままじゃ《スターダスト・ドラゴン》が破壊されちゃう…」
┌≦┌｀・ω・)┐（やはりHEROデッキ…伏せておくものだぜ）
（ ^ω^）「《スターダスト・ドラゴン》をリリースし、罠発動」
（ ^ω^）「《バスター・モード》！！」
（ ¢ゝ¢）「精神の完璧同調へ、破壊者として、目覚めさせる。」
（ ^ω^）「輝く星々の輝きよ、再び一つの光の元に集まれ。」
（ ¢ゝ¢）「新たな力を開放せよ」
（ ^ω^）（ ¢ゝ¢）「「《スターダスト・ドラゴン/バスター》降臨」」
（ ^ω^）「《スターダスト・ドラゴン/バスター》で再び攻撃を再開！
ハイパー・シューティング・ソニックゥ！」
(；^ω^)「おっ！？」
ブーンの体がよろめく。
(攻撃)《スターダスト・ドラゴン/バスター》 3000VS1300 《ターレット・ウォリアー》(攻撃)
《ターレット・ウォリアー》を破壊！→墓地へ
LP8000→6300※6000→4300
┌≦┌；｀・ω・)┐「うっ、うぁぁぁぁ！？」
音波によって作られた風が、服を切り裂いていく。
細かな傷をデュエルディスクや、服へと刻み込んでいった。
(；^ω^)（攻撃の瞬間、体からぐっと力が抜かれた気がするお…）
「二枚を伏せ、ターンエンド」
┌≦┌´・ω・）┐（何だこの状況…特殊召喚すれば、シンクロ素材を呼ばれ…
一度魔法・罠・効果を無効にする攻撃力3000の化け物…）
「ドローだよぉ！」
┌≦┌´・ω・）┐「《地砕き》を発動だよぉ！」
（ ^ω^）（効果誘発以外の目的は考えにくいお…）「《スターダスト・ドラゴン/バスター》の効果で、無効化するお」
┌≦┌´・ω・）┐「そして《おろかな埋葬》を発動だよぉ！これでデッキから《魂を削る死霊》を捨てんだよぉ！」
┌≦┌´・ω・）┐「《生者の書−禁断の呪術−》！これで《スターダスト・ドラゴン／バスター》を除外して、
今墓地へ送った《魂を削る死霊》を蘇生するんだよぉ！」
┌≦┌´・ω・）┐（これで《スターダスト・ドラゴン／バスター》はいなくなるんだよぉ…まったくよぉ…）
（ ^ω^）「速攻魔法《Ｒｅ−ＢＵＳＴＥＲ》。これは墓地の《バスター・モード》を除外して発動する。
僕のフィールドのモンスターを全て破壊し、墓地の《スターダスト・ドラゴン/バスター》を蘇生！
ただし効果は無効となり、リリースは不可能になる。」
（ ^ω^）「スターダストを、取り除かせはしない。」
┌≦┌´・ω・）┐「くぅっ…墓地から《魂を削る死霊》を守備表示で特殊召喚」
（ ^ω^）「そして手札を一枚を捨て、墓地から《ドラゴン・アイス》を蘇生、一枚ドロー」
('A`)「えっぐ…」
┌≦┌´・ω・）┐「さらにモンスターをセット！カードを二枚伏せ、ターン終了だ！」
（ ¢ゝ¢）「さて、ドロー。レベル2チューナー、《魔轟神レイヴン》を召喚。自身の効果で、手札を一枚捨て
レベルを一つ上げる。そして墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》を蘇生させ、一枚ドロー。」
（ ¢ゝ¢）「レベル3となったレイヴンを、《ドラゴン・アイス》へチューニング。」
（ ¢ゝ¢）「吠えよ。力の象徴よ！」
（ ^ω^）「炎を纏い、フィールドへ君臨せよ。」
（ ¢ゝ¢）「シンクロ召喚…《レッド・デーモンズ・ドラゴ」
┌≦┌´・ω・）┐「待ってましたんだよぉ！《死のデッキ破壊ウイルス》！」
（¢ゝ¢）
（ ^ω^）「ちょっと調子のりすぎだお」
（ ¢ゝ¢）「すいませんでしたー」
《スターダスト・ドラゴン／バスター》を破壊！→除外へ
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を破壊！→墓地へ
┌≦┌´・ω・）┐（たく、馬鹿みたいに攻めやがってんだよぉ…）
（ ¢ゝ¢）「手札に攻撃力1500以上のモンスターは奇跡的になし…と、リバースカード《ギブ＆テイク》。
墓地の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を相手の場に蘇生、《ボルト・ヘッジホッグ》のレベルが10になる。さらに一枚ドロー。」
（ ¢ゝ¢）「そして今ドローした《シンクロキャンセル》を発動。
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をエキストラデッキに戻し、墓地から《ドラゴン・アイス》、《魔轟神レイヴン》を蘇生。
またもや一枚ドロー」
┌≦┌´・ω・）┐（あーもうやってらんねぇんだよぉ…）
（ ¢ゝ¢）「んでドローカードを捨て、《魔轟神レイヴン》の効果を発動。そして再び《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をシンクロ召喚」
（ ¢ゝ¢）「そしてリバースカード、《ミラクル・フュージョン》。
墓地の《ドラゴン・アイス》と《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》を除外」
（ ^ω^）「全てを凍て付かせる氷の力で、敵を粉砕せよ」
（ ¢ゝ¢）「絶対零度・《E・HERO アブソルートZero》!!」
（ ¢ゝ¢）「行くぜ、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で裏守備モンスターを攻撃！しゃ」
┌≦┌´・ω・）┐「《炸裂装甲》！」
（ ¢ゝ¢）「……怒ったよ。俺は。二度までも台詞を阻害するとは……
絶対に許さない。」
（ ¢ゝ¢）「《バスター・モード》！破壊王は破壊神へ、進化する！」
（ ＾ω＾）「完全同調の元に、力を成せ！」
（ ¢ゝ¢）「畏怖の象徴よ！来たれ《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》！」
┌≦┌｀・ω・)┐（二枚目のバスター・モードか…けどレモンスラバスターにはデメリットがある…
俺のセットモンスターはキラー・トマト…Zeroで攻撃されたら防げるし、レモンバスターで攻撃すればZeroは巻き込まれることになる）
（ ¢ゝ¢）「罠カード《デーモンの雄叫び》。これで今リリースしたモンスターを呼び戻す。」
（ ¢ゝ¢）「再び叫べ！《レッド・デーモンズ・ドラゴン》！今度こそ通させてもらう！」
（ ¢ゝ¢）「灼熱の・クリムゾン…ヘルフレァアアアアアアアアア！！」
(攻撃)《レッド・デーモンズ・ドラゴン》 3000VS1100《キラー・トマト》(守備)
効果発動！！
( ¢ゝ¢)「効果発動！《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が守備モンスターを攻撃したとき！
ダメージ計算後、相手フィールドの全ての守備モンスターを破壊する！」
《キラー・トマト》を破壊！→墓地へ
(´・ω・｀)「バスター・シリーズ。か」
(；,(●)ゞ(●)「お前、またテコを入れたな」
(´・ω・｀)「やっぱりバレる？」
(；,(●)ゞ(●)「シンクロ・シリーズは発売されて間もなく、その中でもレッド・デーモンズ、スターダスト、ブラック・ローズは通常の決闘者が全て入手しようと思っても入手できないほどだ。
生徒なら尚更、そしてバスター・シリーズの入手は、現状の案ではまだ確立されてなかったはず」
(´・ω・｀)「いやー、ねぇ。ちょっと試してって言われたからさ。」
( ﾟΔﾒ)「どちらを？」
(；,(●)ゞ(●)「どちらもだな」
(´・ω・｀)「まぁこっちに来てる以上はそうなるけどねー」
（ ^ω^）「続けて、アブソルートZeroの攻撃！Freezing at moment！」
「っど…」
（ ¢ゝ¢）「冷やした後は加熱だ！トドメ、《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》のダイレクトアタック！」
エクストリーム・クリムゾン・フォーッス！」
(；¢ゝ¢)「むっ…ぐ！おぉぉぉぉ…」
体から搾り取られるような感覚がｺﾞﾙｴﾝﾀﾞを襲う。
くっと気をつけたときには
（；¢ゝ¢）「しまっ」
┌≦┌´・ω・）「ぎゃ」
レッド・デーモンズの火球が、相手プレイヤーを弾く。
（´・ω・｀）「………」
(;,（●）ゞ(●)「だからいわんこっちゃない…
えーこちら、校長。支給救護班頼む」
( ﾟΔﾒ)「調節ができないんすよ。調節するべきカードは調節しなくていい場合のみしか使いませんからあいつ」
（´・ω・｀）「調節はできると分かってたけど、まさかトチるとはね…」
火球の勢いは見た目ほどではなく、尻もちをついた程度で済んだ。
┌≦┌´0ω0）┐「っづぁぁ…」
プレイヤーの皮膚が赤くなり、火傷の症状を起こしていた。
そして衣類は黒い焦げ付きが火球の着弾部周辺に輪が描かれていた。
≦6ll；`・ω・） 「おい、大丈夫か！？おい！？」
┌≦┌´；ω：）┐「いっいたい・・・」
それほど火傷の症状自体はひどくはないが、範囲が大きすぎる。
≦6ll`・ω・） 「保健室へ運ぶとしよう…ソリッド・ビジョンシステムの異常か？
三人は待機していてくれ」
（ ^ω^）「……」
（ ¢ゝ¢）「おっく…とはい」
┌≦┌；｀・ω・)┐「あわわわわわ…」
到着した救護班と共に三沢はプレイヤーを保健室へと運んでいく。
（；^ω^）（やっぱり、このカードまずくないかお？ギリギリ踏ん張ったけど・・・）
（；¢ゝ¢）（性質が邪神に似てる…気張ってないと、エナジーを吸い取られモンスターの攻撃がリアルダメージに近くなる…
闇のゲームじゃないってのに…）
(;,（●）ゞ(●)「ソリッド・ビジョンシステムに異常が発生したため、今日のデュエルは中止とする。
異常発見次第、トーナメント再開とする。以上！」
ダディ校長の宣言がいきなり飛んでくる。
（ ^ω^）「…」
（ ¢ゝ¢）「…」
ざわついている会場を余所に、教員が生徒の呼び出しをはじめ
その場でお流れとなってしまった。
その昼、夕はその話で持ちきりだった。
ソリッド・ビジョンシステム、対戦者、バスター・モード…
相手を火傷するほどの攻撃を与えたものは何かと。
それ以前にデュエルで火傷などありえるのかと。
何故ダディ教頭はあそこまで迅速な対応が可能だったかと。
勿論追われること必至な二人はレッド寮へと立て篭もった。
二人は寮の中でもその話をした。
そして、夜。例によって丑三つ時という奴である。
怪しげな計器のランプとモニターが、三沢の顔を照らす。
≦6ll´・ω・） 「……」
(;,（●）ゞ(●)「システムエラーは」
≦6ll´・ω・） 「なしです。全て正常です。他のデュエルは通常通り進みました。」
(;,（●）ゞ(●)「とすると…」
≦6ll´・ω・） 「やはりあのバスター・シリーズは三幻魔のようにカード特性を持っている可能性があります」
(;,（●）ゞ(●)「それを示すレポートは」
≦6ll´・ω・） 「データが二例しかないので、不確定です…
バスター・シリーズ自体の出所が不明なのでサンプルも、データも請求できません
しかしバスター・シリーズ二体の攻撃にゲームとは別のダメージが発生していることは事実です」
(;,（●）ゞ(●)「決闘者の方に要因は？」
≦6ll´・ω・） 「確かに二人は噂が立っていますが…それに関してもデータが…」
(;,（●）ゞ(●)「結局、継続するにはバスター・シリーズの使用中止を促すのが一番というわけか」
≦6ll´・ω・） 「ですね。」
（；,（●）ゞ（●）「分かった、わざわざ御苦労」
そのとき、レッド寮では
（ -ω-）「むーにゃむーにゃむにゃふーともも…ぽにょりむっちりすべすべべ…」
？？？「起きろー」
（ -ω-）「すらすすすっとすら足すべすべ捨てがたい・・・」
？？？「やれ」
（ ｀ーФ）「ダーク・ﾃﾞｨｽﾄﾗｸｼｮｰﾝ！」
（#)ω^）「ぶっころすぞてめー」
( ¢ゝ¢)「起きないお前が悪い。ディスク持って早く着いて来い」
(#)ω^)「ビンタされて誘拐までされるなんてタチ悪いのはそこら辺の小学生でも引っかからないお」
( ¢ゝ¢)「喋ってる暇はねーぞ。今日のデュエル以上にやばいみてぇだ」
(#)ω^)「ソースは？」
( ¢ゝ¢)「精霊だ、もう出るぞ」
二人は走る、走る、走る。走る
(；^ω^)「目的地はどこなのか教えろお！」
( ¢ゝ¢)「前森の中でダディ校長に止められた奥だ！」
(；^ω^)「はぁ？あんなところへ行ったら減点とかじゃ済まないお！」
( ¢ゝ¢)「行かなかったら停学どころじゃ済まないぞ！えっと…」
(；^ω^)「もう乗りかかった船だお！こっち来いお！」
ブーンはレッド寮付近の森に入り込む。
少し進むと洞穴が、口をあけて待っていた。
(；^ω^)「こっちのほうが速いお！」
( ¢ゝ¢)「信じるぞ！」
おどろおどろしい夜中だが、二人は洞穴へと入っていった。
「ウヒョー！」
「いってぇぇぇえ！！」
洞窟に破裂音が木霊した。
そして洞穴を抜けた先、
荒廃した土地に一人の少年が立っていた。
(；^ω^)「……」
(´^ิ౪^ิ)「…一枚、ない」
そう、ジュヘヘ。デュエルディスクを持ち、この土地の中心で立っていた。
(#)ゝ¢)「そこで何をしている！！」
大きな叫びが土地に響く。怒りなのか驚きなのか、込められてる感情は分からない。
しかし叫び声はジュヘヘを振り向かせる。
(´^ิ౪^ิ)「やはり、来たか」
いきなりの声には驚いたものの、
振りむいた後は落ち着いた動作で二人へと近づいていく。
（ ¢ゝ¢）「何をしていた」
(´^ิ౪^ิ)「幻魔との対面」
(；^ω^)「幻魔…」
ブーンの脳裏をふっと過ぎる三つの巨体。赤、青、黄、そして…
( ¢ゝ¢)「幻魔が何かは知らないが、どうせ何かやばいカードなんだろう」
（；＾ω＾）「おま、知らないって・・・」
(´^ิ౪^ิ)「勿論。強大な力を持ったカード、デュエルを介して強い力を生み出すカード」
（；＾ω＾）（強い力…）
（ ¢ゝ¢）「入手して、どうするつもりだ」
(´^ิ౪^ิ)「カードを解放する」
( ¢ゝ¢)「解放だと？」
(´^ิ౪^ิ)「どう見ても、精霊、カード、デュエルにおいてカード達はデュエリストの虐げられている。
本来カードとデュエリストは対等の立場にあるべきはず」
( ¢ゝ¢)「何言ってる。俺らはプレイヤーだ。あくまでカードはプレイされる側だろうが」
(´^ิ౪^ิ)「違う。デュエルがゲームならばその理屈は通じる。1vs1ならば。
けれどデュエルは違う。一人で戦ってるわけじゃない。カードも、精霊も戦っている」
(´^ิ౪^ิ)「僕ら、精霊が見えるもの、そして闇のゲームを行うものとして分かるはずジュヒ。
精霊もデュエルで苦痛を味わい、歓喜し、励ましあい、戦っていくのを。」
( ¢ゝ¢)（やはりこいつも見えるのか…）「……」
(；^ω^)「……」
(´^ิ౪^ิ)「どんな決闘者でも決闘者を名乗る以上その絆がある。
精霊達が、がその絆を信頼してくれる証拠が、二人の世界を繋ぐカードをぼくたちに身を任せることだと思ヒヒヒ」
(´^ิ౪^ิ)「けれども。信頼した結果は、これ。決闘者はカードを物としか扱わず、一方的な価値観でカードを使役しているにすぎない。
精霊達はこんな世界を望んでいない。」
( ¢ゝ¢)「精霊だって、襲いに来るだろうこちらに。ふざけんじゃねーぞと」
(´^ิ౪^ิ)「そんなのは一部。それよりも多くのカードが悲惨な目にあっている」
( ¢ゝ¢)「なら会ってるから やってもいいと？」
(´^ิ౪^ิ)「致し方ないこと。」
(；^ω^)「…まさか…初日に会ったときのって…」
初日に会ったとき、色々とありすぎてブーンの頭からかき消されたかもしれない。
森から聞こえた爆音のため、現場へ行くとそこにジュヘヘがいた。
そういえばあの時の帰りドクオが変なことになると言ってた気が。
(´^??^?)「…そう。」
( ¢ゝ¢)「狂ってるとしか思えないな。闇のゲームを使って人を殺すなんて。
そんな理由で」
(´^??^?)「僕だってやりたくてやってるわけじゃない。けれども」
(´^??^?)「僕らは精霊の声が聞こえる。悲鳴も、叫びも、歓喜も、断末魔も。それを止めるには僕らじゃないといけない。
これは僕らに任せられた任務」
( ¢ゝ¢)「妄想甚だしいんじゃねぇのか。」
(´^??^?)「かもしれない、けど僕はやる。この幻魔を手に入れるのも実行するための一つ。」
(´^??^?)「今は一枚ないが、三幻魔を揃え、力を解放してやれば…
パワーバランスを大きく変えることができる」
( ¢ゝ¢)「…でここまで話したということはだ」
(´^??^?)「そう。君たちにも手伝ってほしい。優秀な決闘者、そして精霊が見えるならばとてつもなく大きな力になってくれるはず。
前にブーン、君には話したはず」
（；＾ω＾）「！」
（ ¢ゝ¢）「先にこたえておくが俺は加わるつもりはない、というか」
（ ¢ゝ¢）「お前を潰すためにここへ来た」
デュエルディスクを構える。
(´^ิ౪^ิ)「…しかたがない」
同じく構えるジュヘヘ。
( ¢ゝ¢)（精霊に襲われる俺…その精霊を助けようとするヤツ…どちらにしろ闘うハメになる）
(´^ิ౪^ิ)「後は」
( ¢ゝ¢)「ブーン、お前だけだ」
（；＾ω＾）「へ？」
（ ¢ゝ¢）「付く方に加わりデュエルしろ。」
（；^ω^）（ということは…加わらなかった方は…）
(´^ิ౪^ิ)「僕とｺﾞﾙｴﾝﾀﾞの思想は現状正反対。君には二者択一を選んでもらうしかない」
(；^ω^)（そんな…）
（ ¢ゝ¢）「おっと勘違いするなよ。お前が選ばないなら、俺達が組んでお前を倒すことになるかもしれないぞ。
後でお前がどこへ転ぶかは分からないからな」
(´^ิ౪^ิ)
（；＾ω＾）（引くのも、なしってことかお…）
≦6ll`・ω・） 「校長！例のデュエルディスクの反応を感知しました！」
(;,（●）ゞ(●)「あれは探知が難しかったはずじゃ…」
≦6ll`・ω・） 「いえ、別の器具による探知です。けれど、場所は忌むべき場所…」
(;,（●）ゞ(●)「あそこに！？」
≦6ll`・ω・） 「もう一人いますが、まだ探知できません…しかしすぐに…」
(;,（●）ゞ(●)（…まずいな、一人ならまだしも二人とは…しかもあの場所で…）
（；＾ω＾）（どっちの気持ちだって、よく分かるお…でも、選ぶのとは別だお
選んでしまったら…けど選ばなかったら…）
(´^ิ౪^ิ)「あえて、こうはどうだろう？ブーン君を取りあうってのは」
( ¢ゝ¢)「ほう」
(´^ิ౪^ิ)「明日、僕たちは戦う。勝者がブーン君のコントロールを得るってのは」
( ¢ゝ¢)「面白そうだな。決められそうになかったら、それでもいいだろ？」
（；＾ω＾）（今は、この流れを止めることが重要だお）「…そう、するお」
（ ¢ゝ¢）「よし把握。明日見てろよ。」
(´^ิ౪^ิ)「ブーン君も、できれば君も、明日。協力してもらう。」
（；＾ω＾）（決断を、委ねて、本当によかったのかお……？…）
『早くそこから立ち去りなさい！』
どこからのスピーカーから、三人へ警告がなされる。
（；¢ゝ¢）「まずっ！ガーの字！」
( ｀ーФ)「はいよっと！」
(´^ิ౪^ิ)「同じく。」
ノーレラス「はい。」
ジュヘヘはノーレラスと共に異次元へと消える。
(；^ω^)「ぼ、僕は！？」
セイラー「いくぞっ！」
ブーンはセイラーマンに抱きかかえられて
(；^ω^)「アンカーによるターザンなんてしゅみうわぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」
飛んでいった。
≦6ll`・ω・） 「警告後、レーダーの二種の反応が消え、一種が確認されました」
(;,（●）ゞ(●)「つまり三人いたということか？」
≦6ll`・ω・） 「ですね。確認された一種の特定を行ってみます…」
(;,（●）ゞ(●)（三人か…やはりまだ話しては…）
≦6ll`・ω・） 「ディスクNo.009102。内藤ホライゾンです」
(;,（●）ゞ(●)（やはりか）「ふむ」
≦6ll`・ω・） 「何故アイツがこんな場所に…？」
(;,（●）ゞ(●)「理由も含め、明日倫理委員会を呼んで調べる」
≦6ll`・ω・） 「手続きを行っておきましょうか？」
(;,（●）ゞ(●)「いや、いい。自ら行っておく。今日はありがとう」
≦6ll`・ω・） 「はい。お疲れ様でした」
？？？「わざわざやってくれるとはね…こちらもはかどるよ…」
？？？「今日、最終結果が出ると思ってたけどまぁいいか」
？？？「日にちがずれても何も変わりはない・・・むしろいいデータが入った…」
？？？「明日が楽しみだ…心の底から」
？？？「ふふふ…明日じゃないか、これからか…」
残る最終戦を持って、明日は開けた。
ドンドン！
（うω-）「ふわぁぁぉおお…」
ドンドン！
（ -ゝ-）「後70分…」
「私だ。ここをすぐに開けなさい」
（；^ω-）「って何かこの威厳のある声は聞き覚えが！」
布団から飛びあがりドアをあける。
(;,（●）ゞ(●)「おはよう」
(；^ω^)「お、おはようございまーす…おい起きお！」
( ¢ゝ-)「むにゃにゃ…うまそうな饅頭だな」
(；^ω^)「きょ…じゃなくて校長がお目見えだお！」
( ¢ゝ¢)「あーはいおっはよー」
(；^ω^)（本当にこいつ死んでほしいお…）
(;,（●）ゞ(●)「とりあえず話ができる状態のようだな。少し話がある。レッドの食堂へ行こうか」
(；^ω^)（これはまずいフラグビンビン…）「えーと食堂はまだ開いてない…」
(;,（●）ゞ(●)「鍵は借りた。」
( ¢ゝ¢)（なんだか変な予感がするなー。たぶんばれたかな）
隣部屋では。
(-A-)「ぐーすかぴーすか…」
（´-Ο-｀）「みーするぴーする…」
幸いか、寝ていた。
食堂にて。
(;,（●）ゞ(●)「私もあまり時間がないので単刀直入に話そう」
(；¢ゝ¢)（まずいフラグビンビンっすねー）
（;,（●）ゞ（●）「君たちの持つ、《スターダスト･ドラゴン／バスター》と《レッド･デーモンズ･ドラゴン/バスター》の使用を禁じたい」
（；^ω^）（；¢ゝ¢）「「へ？」」
（;,（●）ゞ（●）「ソリッド・ヴィジョンシステムの異常はそれらが要因で起こってると突き止めた。
幸い、それらの使用中止で全システムの異常は消える。」
（；^ω^）（ショボンさんにもらったっていってたけどやっぱりいわくつきだったのかお…）「あ、は」
（ ¢ゝ¢）「いや、それはちょっと」
(;,（●）ゞ(●)「何故かね？」
( ¢ゝ¢)「今の私たちのデッキはバスター主軸で組んでいます。それらを禁じられるとデッキの力が相当なほど抑えられてしまう」
(;,(●)ゞ(●)「組み直す時間を与える」
( ¢ゝ¢)「今のデッキ以上のデッキを一日そこらでは考えられません」
(;,(●)ゞ(●)「君の我儘でこの大会を止める気か？」
(；^ω^)（……）「なら、何故…」
（；^ω^）「風紀委員がいないんだお？」
（ ¢ゝ¢）（ ）
(;,（●）ゞ(●)「どういう意味だ？」
(；^ω^)「ダディ校長は今、最高権力としてこの学校にいるお…
どうしてもこの大会を進めたいなら、風紀委員を呼んで強制没収なんてことは容易なはずだお…」
( ¢ゝ¢)「それならばあなたがここに来る理由も普通はなくなる。」
(;,(●)ゞ(●)「…結局は何が言いたい。私も忙しい。簡潔に頼もうか」
( ¢ゝ¢)「ショボンさんはあなたと関連があること、そしてこの大会があなたによって仕組まれているものと教えてくれました。後バスター・シリーズを渡したのもショボンさんです」
(;,(●)ゞ(●)（アイツそこまでいったのか…）
（；^ω^）「多分だけど、わざと僕たちを組ませて、バスター・シリーズを渡して何かしらのテストとしてジュヘヘと対峙させると思ってたお…」
（ ¢ゝ¢）「そして予想もしない事故が発生、回収と。」
(;,（●）ゞ(●)
( ¢ゝ¢)「けれどあなたはわざわざこちらに出向いて、回収はせず禁止を出す」
(；^ω^)「何か少し矛盾してる気がするんだお…」
( ¢ゝ¢)「どういう意図で、あなたはこちらに出向いてきたんですか？」
(；^ω^)「なんでわざわざジュヘヘと対峙しなければ、いけないんだお？」
(;,(●)ゞ(●)「…そうか、率直に話そうか」
(;,(●)ゞ(●)「まず1つめ、バスター・シリーズを回収しないわけ、それは君たちの力にするためだ。
データを取るわけではなく、純粋に君たちを伸ばしたいからだ。」
( ¢ゝ¢)「そんな慈善事業が…」
(;,(●)ゞ(●)「2つめ。対峙する理由。それは君たちの志す物が違うからだ。」
(；^ω^)「？」
( ¢ゝ¢)「いやだってあれは…」
(;,(●)ゞ(●)「それは分かっている。しかし、君たちが志す物が同じであればこのような事態になることはなかった。
前もって君たちはいつか出会う予定だった」
(；^ω^)「へっ？」
(;,(●)ゞ(●)「そして3つめ。この大会の開催理由。元々出会う予定だったが、急遽君たちを出合わせなければいけなくなった。
そして君たちを成長させなければいけない。」
( ¢ゝ¢)「全く理解不能なんですが…」
(;,(●)ゞ(●)「ジュヘヘと、デュエルしてジュヘヘも、君たちも成長してほしい。そのためにこの決勝も、バスター・シリーズもある」
(；^ω^)「…」
(;,(●)ゞ(●)「意見をぶつけ合い、力をぶつけ合え」
( ¢ゝ¢)「けど、バスターが使えなきゃどうしようも」
(;,(●)ゞ(●)「…そうだったな。ではこうしよう…」
( ＾ω＾)「…」
( ¢ゝ¢)「…」
そして、ダディ教頭は帰っていった。
( ¢ゝ¢)「さて、話の折り合いもついたな。いくか」
( ^ω^)「……」
( ¢ゝ¢)「デッキの調整なんてもういらねーよな………」
( ^ω^)「……」
( ¢ゝ¢)「一つ言っておくが、ちゃんとデュエルの中で自分の意思で決断しろよ」
( ¢ゝ¢)「俺を裏切るなら裏切れ。生半可な同情で助けられても寝首を掻かれるかもしんねーからな」
( ^ω^)「……」
( ¢ゝ¢)「俺も、恐らくジュヘヘも、最大限で行く。お前も、最大限で来てくれ。」
( ^ω^)「分かったお」
( ¢ゝ¢)「んじゃ行くぞー」
二人が部屋を出たとき、
空は深い青と太陽から零れるオレンジ色に染まっていた。
(´^ิ౪^ิ)「クー。話がある」
川 う -ﾟ)「なんだこの朝っぱらから…」
ブルー寮でも時同じくして。ドアのノックとジュヘヘの声が鳴る。
そして部屋からパジャマなクーが出てくる。
(´^ิ౪^ิ)「今日の決闘のことで…」
川 ﾟ -ﾟ)「まだやると決まったわけではないだろう…」
寝ぼけ眼で流石に口調もスローペースになる。
(´^ิ౪^ิ)「いや、やる。そこでクーに頼みがある」
川 ﾟ -ﾟ)「何だ」
(´^ิ౪^ิ)「次の試合、僕一人でやらせてほしい」
川 ﾟ -ﾟ)「…だめだ。」
(´^ิ౪^ิ)「次の試合は…」
川 ﾟ -ﾟ)「お前がそういう顔をするときは、いつも人に言えないようなことが起こるのだろう。
私は何度も見てきた。」
(´^ิ౪^ิ)「…」
川 ﾟ -ﾟ)「確かに私も彼らと戦い、優勝したい気持ちはある。
けれどそれ以上に、もうその顔をしたお前を、一人で行かせるようなことはしたくない。」
川 ﾟ -ﾟ)「うすうす、分かっていた。こっちに来てからも、お前が、何かをしているのは。」
(´^ิ౪^ิ)「何が起こるか分からない。死ぬかもしれない。だから君は絶対に行かせたくない。
今までもそんな事が確かにあった。けど、今回だけは。」
川 ﾟ -ﾟ)「私には荷が重いのか？」
(´^ิ౪^ิ)「理由はなんて、何でもいい。ただ、結果が君を置いていければ。」
川 ﾟ -ﾟ)「何故なの？」
(´^ิ౪^ิ)「クーは、大切なんだ。今までも、これからも。クーを僕の我儘につきあわせたくはない。失いたくない。」
川 ﾟ -ﾟ)「なら、何故いくの？」
(´^ิ౪^ิ)「約束だから。彼らも、その覚悟で来ている」
川 ﾟ -ﾟ）「なら、私もその覚悟よ。それでも駄目なの」
(´^ิ౪^ิ)「僕はいやだ」
川 ﾟ -ﾟ)「ならば私は行く。あなたの力になりたい。」
川 ﾟ -ﾟ)「もう、見てるだけなのは、いやなの」
(´^ิ౪^ิ)「……」
川 ﾟ -ﾟ)「私は、あなたのパートナーよ。」
coming soon…
( ^ω^)「決勝戦」
( ¢ゝ¢)「始まり始まり」
(´・Ο・｀)「両雄を迎えるは」
('A`)「アカデミアタワー」
(;,（●）ゞ(●)「始まり回る」
（´・ω・｀）「終わり始まる」
(´^ิ౪^ิ)「次回次々世代25話」
ξﾟ��ﾟ)ξ「つぶされるか」
( ^^ω)「まもりとおすか」
というわけで投下終了
何起こってるのかさっぱりわからねーっていう書いてる自分と同じ人は
とりあえずシリアスになったっぽいぜくらいで大丈夫です
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