最終更新:ID:A9LrgwgQ4A 2010年02月23日(火) 22:33:42履歴
(=(∵)=)「これが世の終わりか……」
時は19XX年、国は壊滅状態にあった。
しかし、
まだデュエリスト達は生き延びていた―――
世紀末デュエル伝 fusiana
第1話「デュエル」
本で知ったのだが、ここは東京という都があった場所だ。
世界崩壊直前、最も栄えた都だと言う事だ。
俺の名前は……わからない………
数ヶ月前に砂漠の中で起きてから何も思い出せない………
これから人と会う事があるのだろうか?
俺は今、今日の寝床を探して荒野の中を彷徨っている所だ。
(=(∵)(街が見つからない……もう何日無飲無食だったか……)
(=(∵)(限界……か………)
ドサッ
!
何処だ此処は?
俺は……死んだのか?
気がつくと俺は荒野の中の廃墟にいた。
珍しく風化していないが、壁にヒビは入り窓とドアが無い。
(=(∵)「一体誰が?」
部屋の中は風化しかけている木製テーブルとベットが1つというシンプル極まりない構造だ。
しかし、テーブルの上にある―――なんだこれは?
機械だ。円盤状の本体から長方形の板が伸びている。
この時代に機械なんてものが存在するのか?
俺はとりあえず、この機械がなんなのか調べる事にした。
発見した。文字。「duel disk」……
デュエルディスク……?
そして、その機械にセットされた絵札の束。手にとって見る。
!!?
記憶が蘇る。記憶の断片。俺の昔の記憶。
これは「デュエルモンスターズ」……。
俺はデュエリストだ。このカードを使って勝負し……
勝ったなら、勝者は生きる。それだけだ。今はそれだけだ。
俺はデュエルディスクを腕にセットすると、また荒野を歩き始めた・・・
数時間後。
俺は荒野を抜けて今は砂漠にいた。
ここらの地形は西に砂漠、中心に荒野、さらに東に砂漠とあるらしい。
それより寒い。砂漠は昼は暑いのだが、夜は凍るほど寒い。
仕方なく、今日は野宿する事にした。カバンから布を取り出して、俺は寝た。
次の日、俺はまた歩く。この果てしない砂漠を。
(=(∵)「!」
街だ。街が見えた。もう少し。あと、もう少しで食料にありつける。
この街は鉄でできた大きな門が特徴だ。「鉄の都」とでも名付けようか。
俺は早速この門の扉を押そうとした。その時。
「おい!てめえ何勝手に俺達の街に入ろうとしてんだァ〜?」
上から声がする。門の上からか? 見上げると、そこには厳つい身体の男が俺を見下ろしている。
\_| ▼皿▼|_/「てめえ、どこから来やがった!名乗りな!」
どうやらここの門番だろうか?
(=(∵)「俺はfusiana(とでも名乗ろうか)。西の砂漠から来た。」
(=(∵)「もう何日も飲まず食わずだ。腹につめる物つめたらさっさと行くからよ……」
俺は門を開けようとするが、
\_| ▼皿▼|_/「ヘイ!待ったァ!その腕の機械はデュエルディスクだな?さてはてめえデュエリストか!」
門から飛び降りたマスクの男が言う。
(=(∵)「それがどうした。俺は行く。」
肩を掴まれ、後方に大きくよろめく俺。
\_| ▼皿▼|_/「待てってんだろ!この街は俺達「アウトロー一味」のナワバリだ!簡単に入って貰っちゃァ困る!」
\_| ▼皿▼|_/「そこでだ!デュエルで俺様に勝ったなら……!ここを通しても構わねえ!」
どうやらデュエルを挑まれたらしい。
コイツもデュエリストのようだ、初めてこのデッキを使うが……
腕鳴らしには丁度良い!
(=(∵)「……OK、そこまでデュエルがしてえなら乗ってやる」
\_| ▼皿▼|_/(ケッ!調子に乗りやがって)「ライフは8000!お互いに手札を5枚引き・・・」
(=(∵)「そんな事はわかっている、デュエル!」
\_| ▼皿▼|_/「デュエル!」
(=(∵)fusiana 【無題】 VS 【あらくれボンバー】 ???\_|▼皿▼ |_/
(=(∵)「俺のターン。手札を1枚伏せエンドだ。」
\_| ▼皿▼|_/「俺のターンだ!ドロー!手札から《ゴブリン突撃部隊》を召喚!直接攻撃ィ!」
ゴブリン突撃部隊 ATK 2300
(=(∵) LP8000→5700
\_| ▼皿▼|_/「オラ、オラ!どうしたァ!」
(=(∵)「く……!」
\_| ▼皿▼|_/「バトルフェイズ終了時にゴブリンは守備表示になる!てめえのターンだ!」
《ゴブリン突撃部隊(とつげきぶたい)/Goblin Attack Force》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。
ゴブリン突撃部隊 DEF 0
(=(∵)「ドロー、手札からモンスターをセットし、《血の代償》!ライフを500払い、もう1度通常召喚する!」
《血(ち)の代償(だいしょう)/Ultimate Offering》 †
永続罠(準制限カード)
500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。
この効果は自分のメインフェイズ時及び
相手のバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
(=(∵) LP5700→5200
(=(∵)「セットモンスターをリリースし、《ダークネス・デストロイヤー》をアドバンス召喚!」
ダークネス・デストロイヤー ATK 2300
\_| ▼皿▼|_/「ちょっと待ったァ!そのモンスターはレベル7!リリースは2体必要だぜ?」
(=(∵)「リリースしたモンスターは《ダブルコストン》だ。」
(=(∵)「こいつは闇属性モンスターのアドバンス召喚の為のリリースになる場合、2体分のリリースとして数える事ができる!」
\_|;▼皿▼|_/「何ィ!?」
《ダブルコストン/Double Coston》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1700/守1650
闇属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。
(=(∵)「さらにライフを500払い、《ダブルコストン》召喚!ライフ500払い2体目の《ダークネス・デストロイヤー》!」
(=(∵) LP5200→4200
(=(∵)「デストロイヤーでゴブリンに攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「ぐあああああああ!!!!」
\_| ▼皿▼|_/ LP8000→5700
(=(∵)「デストロイヤーは貫通効果を持つ!そして、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃ができる!」
\_|;▼皿▼|_/「何だとォ!?」
《ダークネス・デストロイヤー/Darkness Destroyer》 †
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2300/守1800
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
(=(∵)「デストロイヤーで直接攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「あああああ!!」
\_| ▼皿▼|_/ LP5700→3400
(=(∵)「まだまだァ!デストロイヤーで直接攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「あああ…あ…!」
\_| ▼皿▼|_/ LP3400→1100
(=(∵)「止めだ!デストロイヤーで直接攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「……!……!」
\_| ▼皿▼|_/ LP1100→0
ビー!
ドォン!
大男のライフポイントが0になると同時に大男のデュエルディスクが爆破された。
(=(∵)「何!」
\_| ▼皿▼|_/ …ビクン! …ビクン!
そして、大男は体を大きく痙攣させ、力尽きた。
左腕からはまだ黒煙が立ち上っている。
(=(∵)「何が起こったんだ!大丈夫か!?」
幸い、息はまだある。俺は大男の重い体を持ち上げると、街の中に入っていった………
次回予告
無事、門番を倒し街へ入る事に成功したfusiana仮面!でもそこにも敵が居て……?
次回、「3人」
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,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "- ズ て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ { ド (" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii | ,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-" | "'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''" |  ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''" | ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,, | ,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、 ン ._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i !!!!!!!!! .(:::::{:(i(____ i| .|i _,,-':/:::} `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-' "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~  ̄ ̄"..i| .|i .i| |i i| |i .i| .|i .i| |i .i| ,,-、 、 |i i| ノ::::i:::トiヽ、_.|i _,, i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、 ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::
時は19XX年、国は壊滅状態にあった。
しかし、
まだデュエリスト達は生き延びていた―――
世紀末デュエル伝 fusiana
第1話「デュエル」
本で知ったのだが、ここは東京という都があった場所だ。
世界崩壊直前、最も栄えた都だと言う事だ。
俺の名前は……わからない………
数ヶ月前に砂漠の中で起きてから何も思い出せない………
これから人と会う事があるのだろうか?
俺は今、今日の寝床を探して荒野の中を彷徨っている所だ。
(=(∵)(街が見つからない……もう何日無飲無食だったか……)
(=(∵)(限界……か………)
ドサッ
!
何処だ此処は?
俺は……死んだのか?
気がつくと俺は荒野の中の廃墟にいた。
珍しく風化していないが、壁にヒビは入り窓とドアが無い。
(=(∵)「一体誰が?」
部屋の中は風化しかけている木製テーブルとベットが1つというシンプル極まりない構造だ。
しかし、テーブルの上にある―――なんだこれは?
機械だ。円盤状の本体から長方形の板が伸びている。
この時代に機械なんてものが存在するのか?
俺はとりあえず、この機械がなんなのか調べる事にした。
発見した。文字。「duel disk」……
デュエルディスク……?
そして、その機械にセットされた絵札の束。手にとって見る。
!!?
記憶が蘇る。記憶の断片。俺の昔の記憶。
これは「デュエルモンスターズ」……。
俺はデュエリストだ。このカードを使って勝負し……
勝ったなら、勝者は生きる。それだけだ。今はそれだけだ。
俺はデュエルディスクを腕にセットすると、また荒野を歩き始めた・・・
数時間後。
俺は荒野を抜けて今は砂漠にいた。
ここらの地形は西に砂漠、中心に荒野、さらに東に砂漠とあるらしい。
それより寒い。砂漠は昼は暑いのだが、夜は凍るほど寒い。
仕方なく、今日は野宿する事にした。カバンから布を取り出して、俺は寝た。
次の日、俺はまた歩く。この果てしない砂漠を。
(=(∵)「!」
街だ。街が見えた。もう少し。あと、もう少しで食料にありつける。
この街は鉄でできた大きな門が特徴だ。「鉄の都」とでも名付けようか。
俺は早速この門の扉を押そうとした。その時。
「おい!てめえ何勝手に俺達の街に入ろうとしてんだァ〜?」
上から声がする。門の上からか? 見上げると、そこには厳つい身体の男が俺を見下ろしている。
\_| ▼皿▼|_/「てめえ、どこから来やがった!名乗りな!」
どうやらここの門番だろうか?
(=(∵)「俺はfusiana(とでも名乗ろうか)。西の砂漠から来た。」
(=(∵)「もう何日も飲まず食わずだ。腹につめる物つめたらさっさと行くからよ……」
俺は門を開けようとするが、
\_| ▼皿▼|_/「ヘイ!待ったァ!その腕の機械はデュエルディスクだな?さてはてめえデュエリストか!」
門から飛び降りたマスクの男が言う。
(=(∵)「それがどうした。俺は行く。」
肩を掴まれ、後方に大きくよろめく俺。
\_| ▼皿▼|_/「待てってんだろ!この街は俺達「アウトロー一味」のナワバリだ!簡単に入って貰っちゃァ困る!」
\_| ▼皿▼|_/「そこでだ!デュエルで俺様に勝ったなら……!ここを通しても構わねえ!」
どうやらデュエルを挑まれたらしい。
コイツもデュエリストのようだ、初めてこのデッキを使うが……
腕鳴らしには丁度良い!
(=(∵)「……OK、そこまでデュエルがしてえなら乗ってやる」
\_| ▼皿▼|_/(ケッ!調子に乗りやがって)「ライフは8000!お互いに手札を5枚引き・・・」
(=(∵)「そんな事はわかっている、デュエル!」
\_| ▼皿▼|_/「デュエル!」
(=(∵)fusiana 【無題】 VS 【あらくれボンバー】 ???\_|▼皿▼ |_/
(=(∵)「俺のターン。手札を1枚伏せエンドだ。」
\_| ▼皿▼|_/「俺のターンだ!ドロー!手札から《ゴブリン突撃部隊》を召喚!直接攻撃ィ!」
ゴブリン突撃部隊 ATK 2300
(=(∵) LP8000→5700
\_| ▼皿▼|_/「オラ、オラ!どうしたァ!」
(=(∵)「く……!」
\_| ▼皿▼|_/「バトルフェイズ終了時にゴブリンは守備表示になる!てめえのターンだ!」
《ゴブリン突撃部隊(とつげきぶたい)/Goblin Attack Force》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。
ゴブリン突撃部隊 DEF 0
(=(∵)「ドロー、手札からモンスターをセットし、《血の代償》!ライフを500払い、もう1度通常召喚する!」
《血(ち)の代償(だいしょう)/Ultimate Offering》 †
永続罠(準制限カード)
500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。
この効果は自分のメインフェイズ時及び
相手のバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
(=(∵) LP5700→5200
(=(∵)「セットモンスターをリリースし、《ダークネス・デストロイヤー》をアドバンス召喚!」
ダークネス・デストロイヤー ATK 2300
\_| ▼皿▼|_/「ちょっと待ったァ!そのモンスターはレベル7!リリースは2体必要だぜ?」
(=(∵)「リリースしたモンスターは《ダブルコストン》だ。」
(=(∵)「こいつは闇属性モンスターのアドバンス召喚の為のリリースになる場合、2体分のリリースとして数える事ができる!」
\_|;▼皿▼|_/「何ィ!?」
《ダブルコストン/Double Coston》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1700/守1650
闇属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。
(=(∵)「さらにライフを500払い、《ダブルコストン》召喚!ライフ500払い2体目の《ダークネス・デストロイヤー》!」
(=(∵) LP5200→4200
(=(∵)「デストロイヤーでゴブリンに攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「ぐあああああああ!!!!」
\_| ▼皿▼|_/ LP8000→5700
(=(∵)「デストロイヤーは貫通効果を持つ!そして、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃ができる!」
\_|;▼皿▼|_/「何だとォ!?」
《ダークネス・デストロイヤー/Darkness Destroyer》 †
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2300/守1800
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
(=(∵)「デストロイヤーで直接攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「あああああ!!」
\_| ▼皿▼|_/ LP5700→3400
(=(∵)「まだまだァ!デストロイヤーで直接攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「あああ…あ…!」
\_| ▼皿▼|_/ LP3400→1100
(=(∵)「止めだ!デストロイヤーで直接攻撃!ダークネス・スラッシュ!」
\_|;▼皿▼|_/「……!……!」
\_| ▼皿▼|_/ LP1100→0
ビー!
ドォン!
大男のライフポイントが0になると同時に大男のデュエルディスクが爆破された。
(=(∵)「何!」
\_| ▼皿▼|_/ …ビクン! …ビクン!
そして、大男は体を大きく痙攣させ、力尽きた。
左腕からはまだ黒煙が立ち上っている。
(=(∵)「何が起こったんだ!大丈夫か!?」
幸い、息はまだある。俺は大男の重い体を持ち上げると、街の中に入っていった………
次回予告
無事、門番を倒し街へ入る事に成功したfusiana仮面!でもそこにも敵が居て……?
次回、「3人」
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