第４話 〜広がる異変〜
最終更新：ID:ltVMKbKT0A 2010年07月09日(金) 21:33:54履歴
『（ ＾ω＾）は死してなお戦うようです』
第４話 〜広がる異変〜
（ ΦωΦ）「それでは、デュエルはじめ」
ここは琵府高校、ブーンやドクオの属する２−１０組の教室だ。
教師の宣言とともに、今日もデュエル科の授業が始まる。
ブーンにとっても、ドクオにとっても、それはいつも通りの光景だった。
ただ一人欠席者がいることを除いて。
（'A`）「モナーの奴は、今日も欠席か」
モナーは、先日行われたデュエル科の授業中、態度が豹変し、その後体調が悪くなったのか早退していった生徒だ。
あれから２日ほど経つが、未だにモナーは登校してきてはいなかった。
（ ＾ω＾）「一体どうしたのかお……」
ξﾟ��ﾟ）ξ「気にしてても仕方ないでしょ」
（'A`）「まぁ、そうだよな」
来ていない生徒のことを気にしていても、何も始まらない。
ブーン達は、授業であるデュエルを始めることにした。
（＊＾ω＾）「勝ったおー！！」
ξﾟ��ﾟ）ξ「私が２度も負けるなんて…」
ほどなくして、ブーンとツンの勝敗が決する。
先日に引き続き、ブーンが勝利したようだ。
バーサークデッドを手に入れてからのブーンは、めきめきとデュエルの腕を上げていた。
（'A`）「次は俺とデュエルしようぜブーン」
ツンとのデュエルが終わったのを見計らって、ドクオが席へ戻ってくる。
結局先日も今日もデュエルをしていないので、今度こそブーンとデュエルをしようと思ったのだ。
デッキを取り出し、フィールドに置こうとする。
しかし、その時だった。
「デュエル……デュエルぅ……」
後ろから、誰かの声が聞こえた。
（'A`）「！？」
驚き振り返るドクオ。
そこに立っていたのは、モナーと同じくクラスメイトの一人であるギコだった。
ギコは明るくまっすぐな性格であり、クラスの中心的人物だ。
少々乱暴は面はあるが、ブーンにとってもドクオにとっても信頼できるクラスメイトだった。
だが、今のギコは……。
（,,ﾟДﾟ）「デュエル…デュエルしろよぉ……」
異常だった。
それも、モナーの時と同じ。
その眼、言動にはまるで生気が無く、ただただデュエルを望んでいる。
（;'A`）「こいつは……」
（；＾ω＾）「まさかモナーの時と同じかお！」
ξﾟ��ﾟ）ξ「ど、どうすんのよ」
２日前の謎の現象が、再び目の前で起きている。
このギコにデュエルで勝てば、またモナーのように、突然倒れてしまうかもしれない。
異常をきたしているギコには申し訳なかったが、ドクオは確かめたかった。
先日自分とデュエルをしたモナーが、一体どういう状態だったのか。
どうしたああなったのか。
（'A`）「ブーン」
（ ＾ω＾）「おっ」
（'A`）「悪いが、俺はギコとデュエルをする」
ドクオは決意した。
モナーに対しても、ギコに対しても、特別な感情を抱いているわけではなかったが、事の真理を知りたかったのだ。
デュエルをすれば、何か分かるかもしれない。
（,,ﾟДﾟ）「デュゥゥゥエルだあああああ！！」
（'A`）「おう」
今再び、異常をきたしたクラスメイト──ギコと、ドクオのデュエルが始まる。
（'A`）「「デュエル！！」」（,,ﾟДﾟ）
（ ＾ω＾）「ドクオ、負けるなお」
ξﾟ��ﾟ）ξ「そんな変なのに負けんじゃないわよ。……さてブーン、私達ももう１回デュエルしましょうか」
（＊＾ω＾）「おっおっ」
（'A`）LP:8000
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
（'A`）「俺の先行だ」
（'A`）（ギコのデッキは……どんなんだったかな。とりあえず様子見だ）
（'A`）「《トレード・イン》で光と闇の竜を捨てて２枚ドロー。更にトレード・イン。ドラグニティアームズ‐レヴァテインを捨てて２枚ドロー」
《トレード・イン/Trade In》
通常魔法
手札からレベル８のモンスターカードを１枚捨てる。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
（'A`）「カードを１枚セットしてターンエンドだ」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:4 除外:0
� �伏せ
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:0 除外:0
（,,ﾟДﾟ）「ひゃはあああああ僕のターンだあああああ」
（,,ﾟДﾟ）「私はモンスターをセットしてターンエンドォ！」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:4 除外:0
� �伏せ
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:0 除外:0
�機�伏せ
（'A`）（なんだ、ハイテンションな割には消極的だな…。モナーは積極的に突っ込んできたが）
（'A`）「俺のターン。伏せていた《リビングデッドの呼び声》を発動する」
《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠（制限カード）
自分の墓地からモンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
（'A`）「《ドラグニティアームズ‐レヴァテイン》を特殊召喚だ」
《ドラグニティアームズ−レヴァテイン》
効果モンスター
星８/風属性/ドラゴン族/攻2600/守1200
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する「ドラグニティ」と名のついたカードを装備したモンスター１体をゲームから除外し、手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、「ドラグニティアームズ−レヴァテイン」以外の
自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター１体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
このカードが相手のカードの効果によって墓地へ送られた時、装備カード扱いとしてこのカードに装備されたモンスター１体を特殊召喚する事ができる。
（'A`）「そしてその効果で、墓地の光と闇の竜を装備」
（'A`）「行くぞ、伏せモンスターに攻撃。ライトアンドダークネス・ドラゴンセイバー！」
（,,ﾟДﾟ）「俺のモンスターは《プチトマボー》オオオ！！効果で《トマボー》とプチトマボォをデッキから呼ぶぜえ！！」
《プチトマボー/Cherry Inmato》
チューナー（効果モンスター）
星２/闇属性/植物族/攻 700/守 400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから「トマボー」と名のついたモンスターを２体まで特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンシンクロ素材とする事はできない。
《トマボー/Inmato》
効果モンスター
星３/闇属性/植物族/攻1400/守 800
フィールド上に表側表示で存在するこのカード以外の植物族モンスター１体が相手の魔法・罠カードの対象となった時に発動する事ができる。
自分フィールド上に存在するこのカードをリリースする事で、自分のデッキからカードを２枚ドローする。
（'A`）（リクルーター…２体も呼んできて片方はチューナーか）
（'A`）（だが…）
（'A`）「ターンエンドだ」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][��][ ][ ]
手札:6 墓地:2 除外:0
� Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
�◆Д螢咼如淵譽凜．謄ぅ鵝�
��：ライダー（レヴァテイン）
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][��][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:1 除外:0
�機Д肇泪棔次深虍�
�供Д廛船肇泪棔次深虍�
（,,ﾟДﾟ）「ＭＥのターンだあああ」
（,,ﾟДﾟ）「拙者はトマボーとプチトマボォをチューニングウウウウウウ！！！」
（'A`）「やはりシンクロか」
（,,ﾟДﾟ）「光を切り裂く銀河の兵器ィ！今こそ世界を正しき闇にいいいいいいいい！！シンクロ召喚！起動せよ！《A・O・J カタストル》！！」
《Ａ・Ｏ・Ｊ カタストル/Ally of Justice Catastor》
シンクロ・効果モンスター
星５/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが闇属性以外のモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
（,,ﾟДﾟ）「ひひひひひ攻撃だ！！カタストルはなぁ！闇以外の属性のモンスターと戦闘するとき、問答無用でそいつを破壊すんだよ！！」
（'A`）「……」
（,,ﾟДﾟ）「そいつに攻撃！ブラックホール・ボォォォゥム！！」
（；ﾟДﾟ）「…………」
（；ﾟДﾟ）「な……なんで生きてんだああああ！？」
ドクオの場
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][��][ ][ ]
� Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
�◆Д薀ぅ澄次淵譽凜．謄ぅ鵝�
（'A`）「《光と闇の竜》の効果が発動した。レヴァテインは確かに一度破壊された。が、同時に破壊された光と闇の竜の効果により墓地から蘇生。そして蘇生したレヴァテインの効果により光と闇の竜を再び装備したって訳だ」
《光と闇の竜/Light and Darkness Dragon》
効果モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は５００ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター１体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。
選択したモンスター１体を自分フィールド上に特殊召喚する。
（＃ﾟДﾟ）「なななんあテメエエエエエエエ！！！」
（'A`）「れっきとしたコンボだぜ」
（＃ﾟДﾟ）「ぐああああモンスターとカードセットでターンエンドォォオオオオオ！！！」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][��][ ][ ]
手札:6 墓地:3 除外:0
� Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
�◆Д薀ぅ澄次淵譽凜．謄ぅ鵝�
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:3 除外:0
�機�伏せ
�供Д�タストル／攻撃表示
�掘�伏せ
（'A`）「俺のターン」
（'A`）（さて……どうしたもんか）
（'A`）（レヴァライダーコンボで時間稼ぎはできる…が、カタストルがいる以上本当に時間稼ぎだ）
（'A`）（攻めに転じられるカードが来るまで待つしかないな）
（'A`）「とりあえずレヴァテインでその伏せモンスターに攻撃」
（,,ﾟДﾟ）「あたいのモンスターは、《ピラミッド・タートル》だああああ！！」
（'A`）「なっ…ピラタだと」
《ピラミッド・タートル/Pyramid Turtle》
効果モンスター
星４/地属性/アンデット族/攻1200/守1400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから守備力２０００以下のアンデット族モンスター１対を自分フィールド上に特殊召喚する事が出来る。
（,,ﾟДﾟ）「デッキから呼ぶのは、こいつだああ《スカル・フレイム》ぅぅぅぅぅぅぅ」
《スカル・フレイム/Skull Flame》
効果モンスター
星８/炎属性/アンデット族/攻2600/守2000
１ターンに１度、手札から「バーニング・スカルヘッド」１体を特殊召喚する事ができる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事が出来ない。
また、自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、自分の墓地に存在する「バーニング・スカルヘッド」１体を手札に加える事ができる。
（'A`）「デッキからいきなり攻撃力2600…！ギコの奴一体どんなデッキ構築なんだ……！」
（'A`）「俺は、モンスターをセットしてターンエンドだ」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][��][ ][ ]
手札:6 墓地:3 除外:0
� �伏せ
�◆Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
��：ライダー（レヴァテイン）
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:4 除外:0
�機Д好�ルフレイム／攻撃表示
�供Д�タストル／攻撃表示
�掘�伏せ
（,,ﾟДﾟ）「ワイのタアアアアアァァァン！！」
（,,ﾟДﾟ）「ドクオォ、そいつが倒せねぇってんならこっちにも考えがあんだよォ」
（'A`）「何？」
（,,ﾟДﾟ）「こいつだァ！！罠発動《火霊術‐「紅」》！！」
《火霊術‐「紅」/Spiritual Fire Art - Kurenai》
通常罠
自分フィールド上に存在する炎属性モンスター１体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
（,,ﾟДﾟ）「スカルフレイムをリリースゥ、テメェにその攻撃力分のダメェエエエエジを与えるゥウウウウウ！！」
（;'A`）「バ、バーンか！！」
（'A`）LP8000→5400
（'A`）「くぅ……」
（,,ﾟДﾟ）「まだまだだゼドクオォ！レベル８のスカルフレイムが墓地に送られたァア！！」
（;'A`）「し、しま……！」
（,,ﾟДﾟ）「速攻魔法《デーモンとの駆け引き》発動ゥゥゥゥゥ！！！」
《デーモンとの駆け引き/A Deal with Dark Ruler》
速攻魔法
レベル８以上の自分フィールド上のモンスターが墓地へ送られたターンに発動する事ができる。
自分の手札またはデッキから「バーサーク・デッド・ドラゴン」１体を特殊召喚する。
（,,ﾟДﾟ）「《バーサーク・デッド・ドラゴン》召喚だああああああああ！！！」
《バーサーク・デッド・ドラゴン/Berserk Dragon》
効果モンスター
星８/闇属性/アンデット族/攻3500/守 0
このカードは「デーモンとの駆け引き」の効果でのみ特殊召喚が可能。
相手フィールド上の全てのモンスターに１回ずつ攻撃が可能。
自分のターンのエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は５００ポイントダウンする。
（;'A`）「くそっ…出てきたかバーサーク」
（,,ﾟДﾟ）「オラ行くぜドクオォ！バーサークでレヴァテインに攻撃だアアア！！
（'A`）「ぐぅっ……」
（'A`）LP5400→4500
（'A`）「光と闇の竜の効果で、自分フィールド上のカードを全て破壊してレヴァテインを蘇生、光と闇の竜を装ｂ
（,,ﾟДﾟ）「オラァバーサークで攻撃ィィィィ！！！」
（;'A`）「なっ！！」
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
【ライダー装備】
（'A`）「お、お前……」
（,,ﾟДﾟ）「オイオイ、バーサークの効果忘れんなよ！！コイツは相手の全モンスターに攻撃できんダゼエエエエエエ！！！」
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
【ライダー装備】
（'A`）「く、くそ……」
（,,ﾟДﾟ）「アヒャヒャヒャ何度出てきても葬ってやるぜぇぇぇぇぇぇ！！！」
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
【ライダー装備】
（'A`）（…こ、これじゃキリがない……。まさかバーサークの連続攻撃でレヴァライダーが封じられるとは……）
（;'A`）（…クソッ！）
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
（,,ﾟДﾟ）「オオオォォィ？もうライダー装備はしないのかぁぁぁい！？」
（'A`）「…ああ」
（,,ﾟДﾟ）「じゃあ改めてバーサークで攻撃だあああああああひゃははああああああああああ！！！」
（,,ﾟДﾟ）「そしてカタストルでダイレクトじゃあああああああ！！！！」
（'A`）「ぐおおっ…！！」
（'A`）LP4500→2300
（,,ﾟДﾟ）「ヒャハッ！ドクオォ随分ライフ減っちまったなァ！？」
（'A`）「……」
（,,ﾟДﾟ）「おいらはターンエンドオオオオオオ！！！」
【バーサークATK3500→3000】
（'A`）LP:2300
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:6 墓地:6 除外:0
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:7 除外:0
�機Д弌璽機璽�／攻撃表示
�供Д�タストル／攻撃表示
（'A`）「俺の、ターンだ」
（'A`）（クソ、こいつ……相当強いぞ……）
（'A`）（ギコがこんなに強かったかどうかはわからないが、この状態になっても腕は衰えない、むしろ上がる可能性すらあるってことか……）
（'A`）（こいつに負けたら…どうなるんだ？）
（'A`）（オカルト的なことは考えたくないが、このギコは明らかに普通じゃない）
（'A`）（負けてどうなるかなんて、想像できたもんじゃない）
（'A`）（こんな奴に負ける訳には…いかねぇ！）
（'A`）「ドロー！」
（'A`）「…よし！おいギコ、俺も攻めさせてもらうぞ」
（,,ﾟДﾟ）「ヒャハァァァ！来いよォ！！」
（'A`）「まずは、《竜の渓谷》発動！フェルグラントドラゴンを捨ててドラグニティ‐レギオンを手札に加える」
《竜の渓谷》
フィールド魔法
１ターンに１度、自分のメインフェイズ時に手札を１枚捨てる事で以下の効果から１つを選択して発動する事ができる。
●自分のデッキからレベル４以下の「ドラグニティ」と名のついたモンスター１体を手札に加える。
●自分のデッキからドラゴン族モンスター１体を墓地へ送る。
（'A`）「そして《ドラグニティ‐レギオン》召喚。その効果で墓地のドラグニティ‐ブランディストックを装備する」
《ドラグニティ−レギオン/Dragunity Legionnaire》
効果モンスター
星３/風属性/鳥獣族/攻1200/守 800
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル３以下の「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター１体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
自分の魔法＆罠カードゾーンに存在する「ドラグニティ」と名のついたカード１枚を墓地へ送る事で、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊する。
（＃ﾟДﾟ）「ブランディストックだァ！？いつの間に墓地にインダヨ！！」
（'A`）「レヴァテインの隣に伏せたモンスターだ。光と闇の竜の効果でまとめて破壊された」
（,,ﾟДﾟ）「ヒャハァァァァァァァ」
（'A`）「…そして、ドラグニティを装備したレギオンを除外して、墓地のレヴァテインを蘇生だ！」
（＃ﾟДﾟ）「まぁたライダー装備かヨぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」
（'A`）「いいや…俺が装備するのは、フェルグラントドラゴンだ」
（,,ﾟДﾟ）「アァン！？」
（,,ﾟДﾟ）「何考えてんのか知らねえけどカタストルには勝てねえぜヒャッハアアアアア！！！」
（'A`）「わかってるさ」
（'A`）「わかってるから、そいつを利用させてもらうぜ！」
（,,ﾟДﾟ）「アァァァァン！！？」
（'A`）「レヴァテインで、カタストルに攻撃だ！フェルグラント・ドラゴンセイバー！！」
（,,ﾟДﾟ）「何のつもりダヨォォォォ！！ヒャッハ迎え撃てブラックホォォォル・ボム！！！」
【レヴァテイン破壊】
（'A`）「レヴァテインにはな」
（,,ﾟДﾟ）「アン？」
（'A`）「相手の効果によって破壊されたとき、装備していたドラゴンを特殊召喚する効果があるんだよ！！蘇れ、《フェルグラントドラゴン》！！」
（,,ﾟДﾟ）「ナァァァァァァニィィィィィィィィィ！！」
《フェルグラントドラゴン/Felgrand Dragon》
効果モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードはフィールド上から墓地に送られた場合のみ特殊召喚する事が可能になる。
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在するモンスター１体を選択する。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×２００ポイントアップする。
（'A`）「フェルグラントドラゴンは一度フィールドから墓地に送られなければ蘇生できないモンスター。だが、レヴァテインに装備されたことでその条件は満たされた」
（'A`）「そしてフェルグラントの効果！墓地のモンスターを選択し、そのレベル×２００ポイント攻撃力を上げる！選択するのはレヴァテインだ！！」
【フェルグラントATK2800+(8*200)→4400】
（,,ﾟДﾟ）「ヨォンセンヨンヒャクゥ！？だけどなァァァ、光属性じゃカタストルには勝てねえんだよ！！」
（'A`）「だから、さっき引いたこいつを使うんだよ」
（'A`）「《デーモンとの駆け引き》！！」
（；ﾟДﾟ）「！！！ チィィッ！！！」
（'A`）「《バーサーク・デッド・ドラゴン》特殊召喚！こいつの属性は分かるよな？」
（；ﾟДﾟ）「闇だヨォォォォォチキショオオオオオオオ！！」
（'A`）「行くぞ！バーサークデッドで、ギコのバーサークデッドとカタストルに攻撃！デモンズディザスター！！」
（,,ﾟДﾟ）「ウワアアアアアアアアアア！！！！」
（,,ﾟДﾟ）LP8000→7500→6200
（'A`）「そして、フェルグラントでダイレクトアタックだ！喰らえ、オーバー・シャイニング・プレッシャー・レベル８！！」
（,,ﾟДﾟ）「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！！！」
（,,ﾟДﾟ）LP6200→1800
（'A`）「これで、差は取り戻したな。ターンエンドだ」
（；ﾟДﾟ）「ググググググウ……」
【バーサークATK3500→3000】
（'A`）LP:2300
モンスター:[ ][ ][��][��][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][��]
手札:5 墓地:7 除外:1
� Д侫Д襯哀薀鵐函森況睇充�
�◆Д弌璽機璽�／攻撃表示
��：竜の渓谷
（,,ﾟДﾟ）LP:1800
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:9 除外:0
（,,ﾟДﾟ）「俺のターン……」
（'A`）（一気にライフ差を縮めたが…少し落ち着いたのか？）
（,,ﾟДﾟ）「ヒ、ヒヒヒ…………」
（'A`）（……？）
（＃ﾟДﾟ）「ヒヒヒヒヒヒャヒャヒャヒャヒャヒャハハハハハハハハハーーーーーーハハハハハ」
（;'A`）「！？」
（＃ﾟДﾟ）「ドクオォォォォ！！テメェ、ぶっころおおおおおおおおす！！！！！ヒャハハハハハハ！！！」
（;'A`）（ぶ、ぶっ壊れた！？）
（'A`）（そういえば、モナーも終盤になって特にひどくなったような……）
（,,ﾟДﾟ）「ギコは、手札からこいつを召喚するゥゥゥゥゥゥゥ！！《フェニキシアン・シード》！！」
（'A`）「フェニキシアン・シード……？」
（,,ﾟДﾟ）「更にィィィィこの種を墓地へ送ることで、手札から《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》を特殊召喚するゥゥゥ！！！」
《フェニキシアン・シード/Phoenixian Seed》
効果モンスター
星２/炎属性/植物族/攻 800/守 0
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動する。
自分の手札から「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」１体を特殊召喚する。
《フェニキシアン・クラスター・アマリリス/Phoenixian Cluster Amaryllis》
効果モンスター
星８/炎属性/植物族/攻2200/守 0
このカードは「フェニキシアン・シード」またはこのカードの効果でしか特殊召喚できない。
このカードは攻撃した場合、ダメージ計算後に破壊される。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され、墓地へ送られた時、８００ポイントダメージを相手ライフに与える。
自分のエンドフェイズ時にこのカードが墓地に存在する場合、自分の墓地に存在する植物族モンスター１体をゲームから除外する事で、このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する事ができる。
（;'A`）「な、なんだ…このモンスターは……」
（,,ﾟДﾟ）「そして我は《サンダー・クラッシュ》発動！！ヒャハハ！！ヒャハハハ！！おいどんはアマリリスを破壊し、お前に300ポイントのダメージを与えるゥゥゥゥ！！」
《サンダー・クラッシュ/Thunder Crash》
通常魔法
自分フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。
相手ライフに破壊したモンスター×３００のダメージを与える。
（'A`）「サ、サンダークラッシュ！？うおっ」
（'A`）LP2300→2000
（,,ﾟДﾟ）「教えてやるぜドクオォォォ…アマリリスはなぁ！破壊された瞬間相手に800ダメージ与えンだよ！！！スキャッター・フレイム！！！」
（;'A`）「ぐああっ…バーンに切り替えてきたか！」
（'A`）LP2000→1200
（,,ﾟДﾟ）「ヒヒヒ…そしてわっちは永続魔法《エクトプラズマー》を発動し、ターンエンドォォォ！！」
《エクトプラズマー/Ectoplasmer》
永続魔法
各プレイヤーは自分のターンのエンドフェイズ時に１度だけ、自分フィールド上の表側表示モンスター１体の生け贄に捧げ、元々の攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与える。
（'A`）「エクトプラズマー……？しかしリリースがいない」
（,,ﾟДﾟ）「リリースならなァここにいんだヨ！！墓地のアマリリスの効果ァ！！」
（,,ﾟДﾟ）「墓地の植物を除外することで、エンドフェイズに復活するゥ！！プチトマボーを糧に出ろォフェニキシアン・クラスター・アマリリスゥゥゥ！！！」
（;'A`）「エ、エンドフェイズに墓地から復活だと！」
（,,ﾟДﾟ）「そうだァ、これでエクトプラズマーの弾が出来たなァ！喰らえよ！！！！」
（;'A`）「ぐああああああっ」
（'A`）LP1200→100
（,,ﾟДﾟ）「ヒヒヒ、そしてなぁ！アマリリスは墓地にいる限り、１度のエンドフェイズに何度だって復活する！トマボーを糧に復活！！フェニキシアン・クラスター・アマリリスゥゥゥ！！！」
（'A`）「なっ…これじゃ……」
（,,ﾟДﾟ）「そうさァドクオ。テメェのライフは残り100。アマリリスぶっ殺したらテメェも道連れって訳だァァァァァ！！」
（,,ﾟДﾟ）「しかもなァドクオ。エクトプラズマーがある限り、次の我輩のエンドフェイズにテメェの死も決まる」
（＊ﾟДﾟ）「勝った！勝ったなァ！！！ヒャハハハハハハハハハハハハハ！！！！！」
（'A`）LP:100
モンスター:[ ][ ][��][��][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][��]
手札:5 墓地:7 除外:1
� Д侫Д襯哀薀鵐函森況睇充�
�◆Д弌璽機璽�／攻撃表示
��：竜の渓谷
（,,ﾟДﾟ）LP:1800
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:1 墓地:8 除外:2
�機Д▲泪螢螢后深虍�
�供Д┘�トプラズマー
（'A`）「俺のターン……」
（'A`）（これは…まずい……）
（ A ）（アマリリスを破壊すれば、俺の負け。ターンを渡しても、俺の負け）
（ A ）（エクトプラズマーを破壊してもアマリリスがいる限りすぐに自爆特攻される）
（ A ）（逆にエクトプラズマーを利用しようにも、与えるのは元々の攻撃力の半分）
（ A ）（フェルグラントでは1400…バーサークでも1750…50届かない）
（ A ）（このままじゃ、負ける）
（'A`）「ドロー」
（ A ）（負ける訳にはいかないんだ。こんな所で負けて、どうにかなるわけにはいかないんだ）
（ A ）（なんとなく、なんとなくだが。ここで俺が負けたら、ギコやモナーの様な奴がもっと現れる気がする）
（ A ）（下手したら、俺自身も）
（ A ）（そんな訳にはいかない。俺は平和にデュエルをして行きたいだけなんだ）
（ A ）（そのための障害は、どかさなければいけないが）
（ A ）（こんな奴に負ける訳には行かないんだ）
（ A ）（考えろ。考えるんだ、ドクオ。ドラグニティは鳥獣とドラゴンの混合デッキ）
（ A ）（手は…いくらでもあるはずなんだ……！）
（,,ﾟДﾟ）「いつまで考えてんだァオォイ！」
（ A ）（こいつから、こいつで、エクストラのあいつを……ダメか）
（ A ）（これで、エクストラのあいつであいつを……これもダメか）
（ A ）（エクストラの中に何かいないのか。この状況を打開できるカードは）
（ A ）（ドラグテニィナイト……ドラゴンシンクロ……ブリューナクなんて高級カードは持ってない）
（ A ）（ドラゴンシンクロ……ん？そうか、待てよ？）
（,,ﾟДﾟ）「オォォォォォォォイ！！！」
（'A`）（そうか……可能性が…見えてきた）
（'A`）「待たせたな、俺のターンだ」
（,,ﾟДﾟ）「死ぬ覚悟は出来たかよ、ヒャハハハハハ！！」
（'A`）「……いいや」
（'A`）「勝利への道が固まったさ」
（,,ﾟДﾟ）「アァァァァァン！？ヒャハハハやってみロヨォォォ！！！」
（'A`）「行くぞ、まずは永続魔法《竜操術》を発動！」
《竜操術》
永続魔法
「ドラグニティ」と名のついたモンスターを装備した、自分フィールド上に存在するモンスターの攻撃力は５００ポイントアップする。
また、１ターンに１度、手札から「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター１体を装備カード扱いとして自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体に装備する事ができる。
（'A`）「この効果で、手札のドラグニティ‐ファランクスをバーサークデッドに装備！」
【バーサークATK3000→3500】
（'A`）「そして、ファランクスを装備したバーサークデッドを除外……墓地のレヴァテインを特殊召喚する！」
（,,ﾟДﾟ）「バーサークデッド除外ダアァァァァ？ヒャハハ！！」
（'A`）「まぁ見てろ…レヴァテインの装備効果は使わない。すぐに墓地に送る」
（'A`）「《ドラグニティアームズ‐ミスティル》を特殊召喚！！」
《ドラグニティアームズ−ミスティル》
効果モンスター
星６/風属性/ドラゴン族/攻2100/守1500
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する「ドラグニティ」と名のついたモンスター１体を墓地へ送り、手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが手札から召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「ドラグニティ」と名のついた
ドラゴン族モンスター１体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
（'A`）「そしてミスティルの効果で墓地のブランディストックを装備」
【ミスティルATK2100→2600】
（'A`）「次は竜の渓谷の効果手札を１枚捨ててデッキから……ドラグニティ‐ミリトゥムを手札に加える！」
（＃ﾟДﾟ）「タァーンが長エエぞ！！！！！！」
（'A`）「もう少しだ、黙ってろ」
（'A`）「そして、《ドラグニティ‐ミリトゥム》召喚……！こいつの効果は！」
《ドラグニティ−ミリトゥム》
効果モンスター
星４/風属性/鳥獣族/攻1700/守1200
自分の魔法＆罠カードゾーンに存在する「ドラグニティ」と名のついたカード１枚を選択して発動する。
選択したカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（'A`）「装備カード状態のドラグニティをフィールドに特殊召喚できる！現れろ《ドラグニティ‐ブランディストック》」
《ドラグニティ−ブランディストック》
チューナー（効果モンスター）
星１/風属性/ドラゴン族/攻 600/守 400
このカードがカードの効果によって装備カード扱いとして装備されている場合、 装備モンスターは１度のバトルフェイズ中に２回攻撃する事ができる。
（'A`）「これで…準備は整った」
（,,ﾟДﾟ）「レベル１チューナだァ？それで何すんだよォォォォォォォォォ！！」
（'A`）「こうするんだ！レベル６ドラゴン、ドラグニティアームズ‐ミスティルに、レベル１ドラグニティ‐ブランディストックをチューニング！！」
（'A`）「王者の叫びがこだまする…勝利の鉄槌よ、大地を砕け！！シンクロ召喚！羽ばたけ、《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》！！」
（＃ﾟДﾟ）「シンクロモンスターだァ……？そいつはなんなんだよォォ！！！！」
（'A`）「こいつの効果を教えてやる…！こいつは自分よりも攻撃力が低いモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずにそのモンスターを破壊…」
（＊ﾟДﾟ）「アァ！？破壊すんのかよ！！じゃあ800ダメージ食らって死んじまいなヒャッハアアアアアアア！！！」
（'A`）「すると同時に、相手にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える」
（；ﾟДﾟ）「アアアアアア……アァ！！？？」
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン/Exploder Dragonwing》
シンクロ・効果モンスター
星７/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1600
チューナー＋チューナー以外のドラゴン族モンスター１体以上
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ、フィールド上に表側表示で存在するモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
（'A`）「俺が死ぬよりも、お前が倒れる方が先ってことだ！行くぞギコ！エクスプロード・ウィングでアマリリスを攻撃！！」
（＃ﾟДﾟ）「ウ、ウ、ウ、ウガアアアアアアガガガガガガガガガガガｇ」
（#'A`）「キング・ストォォーーーーーーム！！！」
（＃ﾟДﾟ）「ヤメロテメエエエエエエエエウガアアアアアアアアアアア！！！！！！」
（＃ﾟДﾟ）「ギャアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！」
（,,ﾟДﾟ）LP1800→0
（'A`）「ギリギリ…だったな……」
デュエルが無事に終わり、ほっと胸を撫で下ろすドクオ。
（,,ﾟДﾟ）「ガッ…グッ……ゴホ」
（;'A`）「お、おい大丈夫かギコ」
しかしギコは、デュエルが終わると同時、突然胸を押さえて苦しみ始めた。
（ ＾ω＾）「ドクオ！大丈夫かお！？」
（'A`）「俺は大丈夫だ。だがギコが……」
（,,ﾟДﾟ）「グゥゥゥ……！」
やがて苦しんでいたギコは、床に倒れこんで動かなくなってしまった。
ξﾟ��ﾟ）ξ「ほ、保健委員！しぃちゃん！」
（;ﾟーﾟ）「ギコくん！ギコくん！！」
ツンが保健委員であるしぃを呼ぶ。
しぃはギコの様子に気付くと、すぐにデュエルを中断して駆けつけてきた。
しぃはギコの幼馴染であり、お互いに口にすることこそないが信頼しあった関係だったのだ。
声を掛けながら、動かないギコの肩を必死に揺すっている。
しぃは一部男子の手を借り、ギコを保健室へと連れて行く。
それは先日のモナーの件と、全く同じ光景だった。
（'A`）「一体どうなってるんだよ……！」
なんとなく予想できてはいたが、自分がデュエルに勝ったことでギコもモナーと同じく容態が急変した。
今のデュエルに一体どのような意味があったのか、ドクオはますます真意を知るべきだと思っていた。
ワイワイガヤガヤ……
（；ΦωΦ）「みんな、落ち着くのである」
さすがに同じ事件が２回起きたともなると、クラスの中にも不安が広がっている。
自分はデュエルしても大丈夫なのか。もしかしたら自分もああなってしまうのではないかと、デュエルをしたくなくなる生徒も少なくなかった。
教師──ロマネスクは、生徒達をどうにか落ち着ける。
モナーもギコも、急に体調が悪くなっただけかもしれない。
原因がわかれば知らせるので、今は気にしないで欲しいと。
生徒達も、一先ずは落ち着くことができた。
……残りの時間は、いつも通り平和に進んでいく。
ギコと、それに付き添ったしぃが教室にいないことを除いて。
そうしてブーン達は、放課後を迎えた。
（'A`）「ロマネスク先生」
放課後になると同時、ドクオはロマネスクを呼び止めた。
（ ΦωΦ）「お、なんであるか？」
ロマネスクは生徒名簿を手に振り返る。
ドクオには、どうしても確かめたいことがあったのだ。
（ ＾ω＾）「どうしたんだお、ドクオ」
ξﾟ��ﾟ）ξ「早く帰りましょうよ」
（'A`）「ロマネスク先生、モナーとギコに、何か接点ってありませんか。つい最近」
ブーンとツンは、ドクオの考えが理解できず急かしているが、ドクオは気にせずロマネスクの回答を待つ。
（；ΦωΦ）「うーん…接点といっても……」
ロマネスクは、必死に記憶をめぐらせる。
クラスの生徒全員の交友関係など把握しているわけではない。
だが、ただ一つ、心当たりはあった。
（；ΦωΦ）「こないだの授業で２人がデュエルした、くらいしかないのである……」
聞きたかった、いや、聞きたくなかったのかもしれない予想通りの答えが返ってきた。
ドクオは背中に嫌な汗をかく。
（'A`）「…それで、勝敗は？」
もしも、更にその勝敗が、自分の予想通りだとしたら…恐らくは……
（ ΦωΦ）「モナーが勝ったのである」
ドンピシャ、だった。
もちろん確信するにはまだ早い。確証がない。
だが、恐らくは……
彼らのような状態の生徒とデュエルをし、負ければ自分も同じ状態になる。
ドクオのデュエル中の勘は当たっていたようだ。
（'A`）「…そういうことか……」
（；＾ω＾）「どういうことなんだお」
（'A`）「モナーやギコのような……なんて言ったらいいかわからないが。とにかくあいつらみたいな状態の奴とデュエルをして。もしも負ければ、自分もああなっちまうって事だよ」
（；＾ω＾）「！！」
ξﾟ��ﾟ）ξ「な、何よ。それってゾンビだか吸血鬼みたいな…そんなオカルトめいた話……」
ドクオの推理に、ブーンもツンも、俄かには信じられないといった顔をする。
それもそのはずである。
それが病気か何かなのかはわからないが、それの感染経路がデュエルであるなど、普通にはありえないことだ。
（'A`）「先生……今日ギコとデュエルをして、負けた生徒は？」
（；ΦωΦ）「えっと、プギャーとビロードが負けているのである」
ロマネスクの答えに、ドクオは目を伏せた。
ドクオの考えが信じられなかった２人も、最悪の展開を想像し、ぞっとする。
（'A`）「もしかしたら…そいつらも……」
ξﾟ��ﾟ）ξ「う、嘘でしょ…」
（；＾ω＾）「冗談じゃないお……」
次のデュエル科授業は２日後だ。
もしも次のデュエル科の授業……プギャーやビロードが同じような状態になっていたら……。
その時は、この悪夢のような予想が現実であることを認めなければいけないのかもしれない。
今は、何も変わっていない事を祈るしかない。
ドクオ、ブーン、ツンの３人はそれぞれの想いを胸に家路に着く。
ただ一つ、２日後の授業を平和に過ごしたいという願いを共にして。
第５話に続く
第４話 〜広がる異変〜
（ ΦωΦ）「それでは、デュエルはじめ」
ここは琵府高校、ブーンやドクオの属する２−１０組の教室だ。
教師の宣言とともに、今日もデュエル科の授業が始まる。
ブーンにとっても、ドクオにとっても、それはいつも通りの光景だった。
ただ一人欠席者がいることを除いて。
（'A`）「モナーの奴は、今日も欠席か」
モナーは、先日行われたデュエル科の授業中、態度が豹変し、その後体調が悪くなったのか早退していった生徒だ。
あれから２日ほど経つが、未だにモナーは登校してきてはいなかった。
（ ＾ω＾）「一体どうしたのかお……」
ξﾟ��ﾟ）ξ「気にしてても仕方ないでしょ」
（'A`）「まぁ、そうだよな」
来ていない生徒のことを気にしていても、何も始まらない。
ブーン達は、授業であるデュエルを始めることにした。
（＊＾ω＾）「勝ったおー！！」
ξﾟ��ﾟ）ξ「私が２度も負けるなんて…」
ほどなくして、ブーンとツンの勝敗が決する。
先日に引き続き、ブーンが勝利したようだ。
バーサークデッドを手に入れてからのブーンは、めきめきとデュエルの腕を上げていた。
（'A`）「次は俺とデュエルしようぜブーン」
ツンとのデュエルが終わったのを見計らって、ドクオが席へ戻ってくる。
結局先日も今日もデュエルをしていないので、今度こそブーンとデュエルをしようと思ったのだ。
デッキを取り出し、フィールドに置こうとする。
しかし、その時だった。
「デュエル……デュエルぅ……」
後ろから、誰かの声が聞こえた。
（'A`）「！？」
驚き振り返るドクオ。
そこに立っていたのは、モナーと同じくクラスメイトの一人であるギコだった。
ギコは明るくまっすぐな性格であり、クラスの中心的人物だ。
少々乱暴は面はあるが、ブーンにとってもドクオにとっても信頼できるクラスメイトだった。
だが、今のギコは……。
（,,ﾟДﾟ）「デュエル…デュエルしろよぉ……」
異常だった。
それも、モナーの時と同じ。
その眼、言動にはまるで生気が無く、ただただデュエルを望んでいる。
（;'A`）「こいつは……」
（；＾ω＾）「まさかモナーの時と同じかお！」
ξﾟ��ﾟ）ξ「ど、どうすんのよ」
２日前の謎の現象が、再び目の前で起きている。
このギコにデュエルで勝てば、またモナーのように、突然倒れてしまうかもしれない。
異常をきたしているギコには申し訳なかったが、ドクオは確かめたかった。
先日自分とデュエルをしたモナーが、一体どういう状態だったのか。
どうしたああなったのか。
（'A`）「ブーン」
（ ＾ω＾）「おっ」
（'A`）「悪いが、俺はギコとデュエルをする」
ドクオは決意した。
モナーに対しても、ギコに対しても、特別な感情を抱いているわけではなかったが、事の真理を知りたかったのだ。
デュエルをすれば、何か分かるかもしれない。
（,,ﾟДﾟ）「デュゥゥゥエルだあああああ！！」
（'A`）「おう」
今再び、異常をきたしたクラスメイト──ギコと、ドクオのデュエルが始まる。
（'A`）「「デュエル！！」」（,,ﾟДﾟ）
（ ＾ω＾）「ドクオ、負けるなお」
ξﾟ��ﾟ）ξ「そんな変なのに負けんじゃないわよ。……さてブーン、私達ももう１回デュエルしましょうか」
（＊＾ω＾）「おっおっ」
（'A`）LP:8000
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
（'A`）「俺の先行だ」
（'A`）（ギコのデッキは……どんなんだったかな。とりあえず様子見だ）
（'A`）「《トレード・イン》で光と闇の竜を捨てて２枚ドロー。更にトレード・イン。ドラグニティアームズ‐レヴァテインを捨てて２枚ドロー」
《トレード・イン/Trade In》
通常魔法
手札からレベル８のモンスターカードを１枚捨てる。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
（'A`）「カードを１枚セットしてターンエンドだ」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:4 除外:0
� �伏せ
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:0 除外:0
（,,ﾟДﾟ）「ひゃはあああああ僕のターンだあああああ」
（,,ﾟДﾟ）「私はモンスターをセットしてターンエンドォ！」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:4 除外:0
� �伏せ
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:0 除外:0
�機�伏せ
（'A`）（なんだ、ハイテンションな割には消極的だな…。モナーは積極的に突っ込んできたが）
（'A`）「俺のターン。伏せていた《リビングデッドの呼び声》を発動する」
《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠（制限カード）
自分の墓地からモンスター１体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
（'A`）「《ドラグニティアームズ‐レヴァテイン》を特殊召喚だ」
《ドラグニティアームズ−レヴァテイン》
効果モンスター
星８/風属性/ドラゴン族/攻2600/守1200
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する「ドラグニティ」と名のついたカードを装備したモンスター１体をゲームから除外し、手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、「ドラグニティアームズ−レヴァテイン」以外の
自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター１体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
このカードが相手のカードの効果によって墓地へ送られた時、装備カード扱いとしてこのカードに装備されたモンスター１体を特殊召喚する事ができる。
（'A`）「そしてその効果で、墓地の光と闇の竜を装備」
（'A`）「行くぞ、伏せモンスターに攻撃。ライトアンドダークネス・ドラゴンセイバー！」
（,,ﾟДﾟ）「俺のモンスターは《プチトマボー》オオオ！！効果で《トマボー》とプチトマボォをデッキから呼ぶぜえ！！」
《プチトマボー/Cherry Inmato》
チューナー（効果モンスター）
星２/闇属性/植物族/攻 700/守 400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから「トマボー」と名のついたモンスターを２体まで特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンシンクロ素材とする事はできない。
《トマボー/Inmato》
効果モンスター
星３/闇属性/植物族/攻1400/守 800
フィールド上に表側表示で存在するこのカード以外の植物族モンスター１体が相手の魔法・罠カードの対象となった時に発動する事ができる。
自分フィールド上に存在するこのカードをリリースする事で、自分のデッキからカードを２枚ドローする。
（'A`）（リクルーター…２体も呼んできて片方はチューナーか）
（'A`）（だが…）
（'A`）「ターンエンドだ」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][��][ ][ ]
手札:6 墓地:2 除外:0
� Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
�◆Д螢咼如淵譽凜．謄ぅ鵝�
��：ライダー（レヴァテイン）
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][��][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:5 墓地:1 除外:0
�機Д肇泪棔次深虍�
�供Д廛船肇泪棔次深虍�
（,,ﾟДﾟ）「ＭＥのターンだあああ」
（,,ﾟДﾟ）「拙者はトマボーとプチトマボォをチューニングウウウウウウ！！！」
（'A`）「やはりシンクロか」
（,,ﾟДﾟ）「光を切り裂く銀河の兵器ィ！今こそ世界を正しき闇にいいいいいいいい！！シンクロ召喚！起動せよ！《A・O・J カタストル》！！」
《Ａ・Ｏ・Ｊ カタストル/Ally of Justice Catastor》
シンクロ・効果モンスター
星５/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが闇属性以外のモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
（,,ﾟДﾟ）「ひひひひひ攻撃だ！！カタストルはなぁ！闇以外の属性のモンスターと戦闘するとき、問答無用でそいつを破壊すんだよ！！」
（'A`）「……」
（,,ﾟДﾟ）「そいつに攻撃！ブラックホール・ボォォォゥム！！」
（；ﾟДﾟ）「…………」
（；ﾟДﾟ）「な……なんで生きてんだああああ！？」
ドクオの場
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][��][ ][ ]
� Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
�◆Д薀ぅ澄次淵譽凜．謄ぅ鵝�
（'A`）「《光と闇の竜》の効果が発動した。レヴァテインは確かに一度破壊された。が、同時に破壊された光と闇の竜の効果により墓地から蘇生。そして蘇生したレヴァテインの効果により光と闇の竜を再び装備したって訳だ」
《光と闇の竜/Light and Darkness Dragon》
効果モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は５００ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター１体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。
選択したモンスター１体を自分フィールド上に特殊召喚する。
（＃ﾟДﾟ）「なななんあテメエエエエエエエ！！！」
（'A`）「れっきとしたコンボだぜ」
（＃ﾟДﾟ）「ぐああああモンスターとカードセットでターンエンドォォオオオオオ！！！」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][��][ ][ ]
手札:6 墓地:3 除外:0
� Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
�◆Д薀ぅ澄次淵譽凜．謄ぅ鵝�
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:3 除外:0
�機�伏せ
�供Д�タストル／攻撃表示
�掘�伏せ
（'A`）「俺のターン」
（'A`）（さて……どうしたもんか）
（'A`）（レヴァライダーコンボで時間稼ぎはできる…が、カタストルがいる以上本当に時間稼ぎだ）
（'A`）（攻めに転じられるカードが来るまで待つしかないな）
（'A`）「とりあえずレヴァテインでその伏せモンスターに攻撃」
（,,ﾟДﾟ）「あたいのモンスターは、《ピラミッド・タートル》だああああ！！」
（'A`）「なっ…ピラタだと」
《ピラミッド・タートル/Pyramid Turtle》
効果モンスター
星４/地属性/アンデット族/攻1200/守1400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから守備力２０００以下のアンデット族モンスター１対を自分フィールド上に特殊召喚する事が出来る。
（,,ﾟДﾟ）「デッキから呼ぶのは、こいつだああ《スカル・フレイム》ぅぅぅぅぅぅぅ」
《スカル・フレイム/Skull Flame》
効果モンスター
星８/炎属性/アンデット族/攻2600/守2000
１ターンに１度、手札から「バーニング・スカルヘッド」１体を特殊召喚する事ができる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事が出来ない。
また、自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、自分の墓地に存在する「バーニング・スカルヘッド」１体を手札に加える事ができる。
（'A`）「デッキからいきなり攻撃力2600…！ギコの奴一体どんなデッキ構築なんだ……！」
（'A`）「俺は、モンスターをセットしてターンエンドだ」
（'A`）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][��][ ][ ]
手札:6 墓地:3 除外:0
� �伏せ
�◆Д譽凜．謄ぅ鵝森況睇充�
��：ライダー（レヴァテイン）
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:4 除外:0
�機Д好�ルフレイム／攻撃表示
�供Д�タストル／攻撃表示
�掘�伏せ
（,,ﾟДﾟ）「ワイのタアアアアアァァァン！！」
（,,ﾟДﾟ）「ドクオォ、そいつが倒せねぇってんならこっちにも考えがあんだよォ」
（'A`）「何？」
（,,ﾟДﾟ）「こいつだァ！！罠発動《火霊術‐「紅」》！！」
《火霊術‐「紅」/Spiritual Fire Art - Kurenai》
通常罠
自分フィールド上に存在する炎属性モンスター１体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
（,,ﾟДﾟ）「スカルフレイムをリリースゥ、テメェにその攻撃力分のダメェエエエエジを与えるゥウウウウウ！！」
（;'A`）「バ、バーンか！！」
（'A`）LP8000→5400
（'A`）「くぅ……」
（,,ﾟДﾟ）「まだまだだゼドクオォ！レベル８のスカルフレイムが墓地に送られたァア！！」
（;'A`）「し、しま……！」
（,,ﾟДﾟ）「速攻魔法《デーモンとの駆け引き》発動ゥゥゥゥゥ！！！」
《デーモンとの駆け引き/A Deal with Dark Ruler》
速攻魔法
レベル８以上の自分フィールド上のモンスターが墓地へ送られたターンに発動する事ができる。
自分の手札またはデッキから「バーサーク・デッド・ドラゴン」１体を特殊召喚する。
（,,ﾟДﾟ）「《バーサーク・デッド・ドラゴン》召喚だああああああああ！！！」
《バーサーク・デッド・ドラゴン/Berserk Dragon》
効果モンスター
星８/闇属性/アンデット族/攻3500/守 0
このカードは「デーモンとの駆け引き」の効果でのみ特殊召喚が可能。
相手フィールド上の全てのモンスターに１回ずつ攻撃が可能。
自分のターンのエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は５００ポイントダウンする。
（;'A`）「くそっ…出てきたかバーサーク」
（,,ﾟДﾟ）「オラ行くぜドクオォ！バーサークでレヴァテインに攻撃だアアア！！
（'A`）「ぐぅっ……」
（'A`）LP5400→4500
（'A`）「光と闇の竜の効果で、自分フィールド上のカードを全て破壊してレヴァテインを蘇生、光と闇の竜を装ｂ
（,,ﾟДﾟ）「オラァバーサークで攻撃ィィィィ！！！」
（;'A`）「なっ！！」
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
【ライダー装備】
（'A`）「お、お前……」
（,,ﾟДﾟ）「オイオイ、バーサークの効果忘れんなよ！！コイツは相手の全モンスターに攻撃できんダゼエエエエエエ！！！」
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
【ライダー装備】
（'A`）「く、くそ……」
（,,ﾟДﾟ）「アヒャヒャヒャ何度出てきても葬ってやるぜぇぇぇぇぇぇ！！！」
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
【ライダー装備】
（'A`）（…こ、これじゃキリがない……。まさかバーサークの連続攻撃でレヴァライダーが封じられるとは……）
（;'A`）（…クソッ！）
【レヴァテイン破壊】
【レヴァテイン蘇生】
（,,ﾟДﾟ）「オオオォォィ？もうライダー装備はしないのかぁぁぁい！？」
（'A`）「…ああ」
（,,ﾟДﾟ）「じゃあ改めてバーサークで攻撃だあああああああひゃははああああああああああ！！！」
（,,ﾟДﾟ）「そしてカタストルでダイレクトじゃあああああああ！！！！」
（'A`）「ぐおおっ…！！」
（'A`）LP4500→2300
（,,ﾟДﾟ）「ヒャハッ！ドクオォ随分ライフ減っちまったなァ！？」
（'A`）「……」
（,,ﾟДﾟ）「おいらはターンエンドオオオオオオ！！！」
【バーサークATK3500→3000】
（'A`）LP:2300
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:6 墓地:6 除外:0
（,,ﾟДﾟ）LP:8000
モンスター:[ ][��][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:7 除外:0
�機Д弌璽機璽�／攻撃表示
�供Д�タストル／攻撃表示
（'A`）「俺の、ターンだ」
（'A`）（クソ、こいつ……相当強いぞ……）
（'A`）（ギコがこんなに強かったかどうかはわからないが、この状態になっても腕は衰えない、むしろ上がる可能性すらあるってことか……）
（'A`）（こいつに負けたら…どうなるんだ？）
（'A`）（オカルト的なことは考えたくないが、このギコは明らかに普通じゃない）
（'A`）（負けてどうなるかなんて、想像できたもんじゃない）
（'A`）（こんな奴に負ける訳には…いかねぇ！）
（'A`）「ドロー！」
（'A`）「…よし！おいギコ、俺も攻めさせてもらうぞ」
（,,ﾟДﾟ）「ヒャハァァァ！来いよォ！！」
（'A`）「まずは、《竜の渓谷》発動！フェルグラントドラゴンを捨ててドラグニティ‐レギオンを手札に加える」
《竜の渓谷》
フィールド魔法
１ターンに１度、自分のメインフェイズ時に手札を１枚捨てる事で以下の効果から１つを選択して発動する事ができる。
●自分のデッキからレベル４以下の「ドラグニティ」と名のついたモンスター１体を手札に加える。
●自分のデッキからドラゴン族モンスター１体を墓地へ送る。
（'A`）「そして《ドラグニティ‐レギオン》召喚。その効果で墓地のドラグニティ‐ブランディストックを装備する」
《ドラグニティ−レギオン/Dragunity Legionnaire》
効果モンスター
星３/風属性/鳥獣族/攻1200/守 800
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル３以下の「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター１体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
自分の魔法＆罠カードゾーンに存在する「ドラグニティ」と名のついたカード１枚を墓地へ送る事で、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊する。
（＃ﾟДﾟ）「ブランディストックだァ！？いつの間に墓地にインダヨ！！」
（'A`）「レヴァテインの隣に伏せたモンスターだ。光と闇の竜の効果でまとめて破壊された」
（,,ﾟДﾟ）「ヒャハァァァァァァァ」
（'A`）「…そして、ドラグニティを装備したレギオンを除外して、墓地のレヴァテインを蘇生だ！」
（＃ﾟДﾟ）「まぁたライダー装備かヨぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」
（'A`）「いいや…俺が装備するのは、フェルグラントドラゴンだ」
（,,ﾟДﾟ）「アァン！？」
（,,ﾟДﾟ）「何考えてんのか知らねえけどカタストルには勝てねえぜヒャッハアアアアア！！！」
（'A`）「わかってるさ」
（'A`）「わかってるから、そいつを利用させてもらうぜ！」
（,,ﾟДﾟ）「アァァァァン！！？」
（'A`）「レヴァテインで、カタストルに攻撃だ！フェルグラント・ドラゴンセイバー！！」
（,,ﾟДﾟ）「何のつもりダヨォォォォ！！ヒャッハ迎え撃てブラックホォォォル・ボム！！！」
【レヴァテイン破壊】
（'A`）「レヴァテインにはな」
（,,ﾟДﾟ）「アン？」
（'A`）「相手の効果によって破壊されたとき、装備していたドラゴンを特殊召喚する効果があるんだよ！！蘇れ、《フェルグラントドラゴン》！！」
（,,ﾟДﾟ）「ナァァァァァァニィィィィィィィィィ！！」
《フェルグラントドラゴン/Felgrand Dragon》
効果モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードはフィールド上から墓地に送られた場合のみ特殊召喚する事が可能になる。
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在するモンスター１体を選択する。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×２００ポイントアップする。
（'A`）「フェルグラントドラゴンは一度フィールドから墓地に送られなければ蘇生できないモンスター。だが、レヴァテインに装備されたことでその条件は満たされた」
（'A`）「そしてフェルグラントの効果！墓地のモンスターを選択し、そのレベル×２００ポイント攻撃力を上げる！選択するのはレヴァテインだ！！」
【フェルグラントATK2800+(8*200)→4400】
（,,ﾟДﾟ）「ヨォンセンヨンヒャクゥ！？だけどなァァァ、光属性じゃカタストルには勝てねえんだよ！！」
（'A`）「だから、さっき引いたこいつを使うんだよ」
（'A`）「《デーモンとの駆け引き》！！」
（；ﾟДﾟ）「！！！ チィィッ！！！」
（'A`）「《バーサーク・デッド・ドラゴン》特殊召喚！こいつの属性は分かるよな？」
（；ﾟДﾟ）「闇だヨォォォォォチキショオオオオオオオ！！」
（'A`）「行くぞ！バーサークデッドで、ギコのバーサークデッドとカタストルに攻撃！デモンズディザスター！！」
（,,ﾟДﾟ）「ウワアアアアアアアアアア！！！！」
（,,ﾟДﾟ）LP8000→7500→6200
（'A`）「そして、フェルグラントでダイレクトアタックだ！喰らえ、オーバー・シャイニング・プレッシャー・レベル８！！」
（,,ﾟДﾟ）「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！！！」
（,,ﾟДﾟ）LP6200→1800
（'A`）「これで、差は取り戻したな。ターンエンドだ」
（；ﾟДﾟ）「ググググググウ……」
【バーサークATK3500→3000】
（'A`）LP:2300
モンスター:[ ][ ][��][��][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][��]
手札:5 墓地:7 除外:1
� Д侫Д襯哀薀鵐函森況睇充�
�◆Д弌璽機璽�／攻撃表示
��：竜の渓谷
（,,ﾟДﾟ）LP:1800
モンスター:[ ][ ][ ][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][ ]
手札:4 墓地:9 除外:0
（,,ﾟДﾟ）「俺のターン……」
（'A`）（一気にライフ差を縮めたが…少し落ち着いたのか？）
（,,ﾟДﾟ）「ヒ、ヒヒヒ…………」
（'A`）（……？）
（＃ﾟДﾟ）「ヒヒヒヒヒヒャヒャヒャヒャヒャヒャハハハハハハハハハーーーーーーハハハハハ」
（;'A`）「！？」
（＃ﾟДﾟ）「ドクオォォォォ！！テメェ、ぶっころおおおおおおおおす！！！！！ヒャハハハハハハ！！！」
（;'A`）（ぶ、ぶっ壊れた！？）
（'A`）（そういえば、モナーも終盤になって特にひどくなったような……）
（,,ﾟДﾟ）「ギコは、手札からこいつを召喚するゥゥゥゥゥゥゥ！！《フェニキシアン・シード》！！」
（'A`）「フェニキシアン・シード……？」
（,,ﾟДﾟ）「更にィィィィこの種を墓地へ送ることで、手札から《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》を特殊召喚するゥゥゥ！！！」
《フェニキシアン・シード/Phoenixian Seed》
効果モンスター
星２/炎属性/植物族/攻 800/守 0
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動する。
自分の手札から「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」１体を特殊召喚する。
《フェニキシアン・クラスター・アマリリス/Phoenixian Cluster Amaryllis》
効果モンスター
星８/炎属性/植物族/攻2200/守 0
このカードは「フェニキシアン・シード」またはこのカードの効果でしか特殊召喚できない。
このカードは攻撃した場合、ダメージ計算後に破壊される。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され、墓地へ送られた時、８００ポイントダメージを相手ライフに与える。
自分のエンドフェイズ時にこのカードが墓地に存在する場合、自分の墓地に存在する植物族モンスター１体をゲームから除外する事で、このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する事ができる。
（;'A`）「な、なんだ…このモンスターは……」
（,,ﾟДﾟ）「そして我は《サンダー・クラッシュ》発動！！ヒャハハ！！ヒャハハハ！！おいどんはアマリリスを破壊し、お前に300ポイントのダメージを与えるゥゥゥゥ！！」
《サンダー・クラッシュ/Thunder Crash》
通常魔法
自分フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。
相手ライフに破壊したモンスター×３００のダメージを与える。
（'A`）「サ、サンダークラッシュ！？うおっ」
（'A`）LP2300→2000
（,,ﾟДﾟ）「教えてやるぜドクオォォォ…アマリリスはなぁ！破壊された瞬間相手に800ダメージ与えンだよ！！！スキャッター・フレイム！！！」
（;'A`）「ぐああっ…バーンに切り替えてきたか！」
（'A`）LP2000→1200
（,,ﾟДﾟ）「ヒヒヒ…そしてわっちは永続魔法《エクトプラズマー》を発動し、ターンエンドォォォ！！」
《エクトプラズマー/Ectoplasmer》
永続魔法
各プレイヤーは自分のターンのエンドフェイズ時に１度だけ、自分フィールド上の表側表示モンスター１体の生け贄に捧げ、元々の攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与える。
（'A`）「エクトプラズマー……？しかしリリースがいない」
（,,ﾟДﾟ）「リリースならなァここにいんだヨ！！墓地のアマリリスの効果ァ！！」
（,,ﾟДﾟ）「墓地の植物を除外することで、エンドフェイズに復活するゥ！！プチトマボーを糧に出ろォフェニキシアン・クラスター・アマリリスゥゥゥ！！！」
（;'A`）「エ、エンドフェイズに墓地から復活だと！」
（,,ﾟДﾟ）「そうだァ、これでエクトプラズマーの弾が出来たなァ！喰らえよ！！！！」
（;'A`）「ぐああああああっ」
（'A`）LP1200→100
（,,ﾟДﾟ）「ヒヒヒ、そしてなぁ！アマリリスは墓地にいる限り、１度のエンドフェイズに何度だって復活する！トマボーを糧に復活！！フェニキシアン・クラスター・アマリリスゥゥゥ！！！」
（'A`）「なっ…これじゃ……」
（,,ﾟДﾟ）「そうさァドクオ。テメェのライフは残り100。アマリリスぶっ殺したらテメェも道連れって訳だァァァァァ！！」
（,,ﾟДﾟ）「しかもなァドクオ。エクトプラズマーがある限り、次の我輩のエンドフェイズにテメェの死も決まる」
（＊ﾟДﾟ）「勝った！勝ったなァ！！！ヒャハハハハハハハハハハハハハ！！！！！」
（'A`）LP:100
モンスター:[ ][ ][��][��][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][ ][ ][ ][��]
手札:5 墓地:7 除外:1
� Д侫Д襯哀薀鵐函森況睇充�
�◆Д弌璽機璽�／攻撃表示
��：竜の渓谷
（,,ﾟДﾟ）LP:1800
モンスター:[ ][ ][��][ ][ ]
魔法・罠 :[ ][ ][��][ ][ ][ ]
手札:1 墓地:8 除外:2
�機Д▲泪螢螢后深虍�
�供Д┘�トプラズマー
（'A`）「俺のターン……」
（'A`）（これは…まずい……）
（ A ）（アマリリスを破壊すれば、俺の負け。ターンを渡しても、俺の負け）
（ A ）（エクトプラズマーを破壊してもアマリリスがいる限りすぐに自爆特攻される）
（ A ）（逆にエクトプラズマーを利用しようにも、与えるのは元々の攻撃力の半分）
（ A ）（フェルグラントでは1400…バーサークでも1750…50届かない）
（ A ）（このままじゃ、負ける）
（'A`）「ドロー」
（ A ）（負ける訳にはいかないんだ。こんな所で負けて、どうにかなるわけにはいかないんだ）
（ A ）（なんとなく、なんとなくだが。ここで俺が負けたら、ギコやモナーの様な奴がもっと現れる気がする）
（ A ）（下手したら、俺自身も）
（ A ）（そんな訳にはいかない。俺は平和にデュエルをして行きたいだけなんだ）
（ A ）（そのための障害は、どかさなければいけないが）
（ A ）（こんな奴に負ける訳には行かないんだ）
（ A ）（考えろ。考えるんだ、ドクオ。ドラグニティは鳥獣とドラゴンの混合デッキ）
（ A ）（手は…いくらでもあるはずなんだ……！）
（,,ﾟДﾟ）「いつまで考えてんだァオォイ！」
（ A ）（こいつから、こいつで、エクストラのあいつを……ダメか）
（ A ）（これで、エクストラのあいつであいつを……これもダメか）
（ A ）（エクストラの中に何かいないのか。この状況を打開できるカードは）
（ A ）（ドラグテニィナイト……ドラゴンシンクロ……ブリューナクなんて高級カードは持ってない）
（ A ）（ドラゴンシンクロ……ん？そうか、待てよ？）
（,,ﾟДﾟ）「オォォォォォォォイ！！！」
（'A`）（そうか……可能性が…見えてきた）
（'A`）「待たせたな、俺のターンだ」
（,,ﾟДﾟ）「死ぬ覚悟は出来たかよ、ヒャハハハハハ！！」
（'A`）「……いいや」
（'A`）「勝利への道が固まったさ」
（,,ﾟДﾟ）「アァァァァァン！？ヒャハハハやってみロヨォォォ！！！」
（'A`）「行くぞ、まずは永続魔法《竜操術》を発動！」
《竜操術》
永続魔法
「ドラグニティ」と名のついたモンスターを装備した、自分フィールド上に存在するモンスターの攻撃力は５００ポイントアップする。
また、１ターンに１度、手札から「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター１体を装備カード扱いとして自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体に装備する事ができる。
（'A`）「この効果で、手札のドラグニティ‐ファランクスをバーサークデッドに装備！」
【バーサークATK3000→3500】
（'A`）「そして、ファランクスを装備したバーサークデッドを除外……墓地のレヴァテインを特殊召喚する！」
（,,ﾟДﾟ）「バーサークデッド除外ダアァァァァ？ヒャハハ！！」
（'A`）「まぁ見てろ…レヴァテインの装備効果は使わない。すぐに墓地に送る」
（'A`）「《ドラグニティアームズ‐ミスティル》を特殊召喚！！」
《ドラグニティアームズ−ミスティル》
効果モンスター
星６/風属性/ドラゴン族/攻2100/守1500
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する「ドラグニティ」と名のついたモンスター１体を墓地へ送り、手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが手札から召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「ドラグニティ」と名のついた
ドラゴン族モンスター１体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
（'A`）「そしてミスティルの効果で墓地のブランディストックを装備」
【ミスティルATK2100→2600】
（'A`）「次は竜の渓谷の効果手札を１枚捨ててデッキから……ドラグニティ‐ミリトゥムを手札に加える！」
（＃ﾟДﾟ）「タァーンが長エエぞ！！！！！！」
（'A`）「もう少しだ、黙ってろ」
（'A`）「そして、《ドラグニティ‐ミリトゥム》召喚……！こいつの効果は！」
《ドラグニティ−ミリトゥム》
効果モンスター
星４/風属性/鳥獣族/攻1700/守1200
自分の魔法＆罠カードゾーンに存在する「ドラグニティ」と名のついたカード１枚を選択して発動する。
選択したカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（'A`）「装備カード状態のドラグニティをフィールドに特殊召喚できる！現れろ《ドラグニティ‐ブランディストック》」
《ドラグニティ−ブランディストック》
チューナー（効果モンスター）
星１/風属性/ドラゴン族/攻 600/守 400
このカードがカードの効果によって装備カード扱いとして装備されている場合、 装備モンスターは１度のバトルフェイズ中に２回攻撃する事ができる。
（'A`）「これで…準備は整った」
（,,ﾟДﾟ）「レベル１チューナだァ？それで何すんだよォォォォォォォォォ！！」
（'A`）「こうするんだ！レベル６ドラゴン、ドラグニティアームズ‐ミスティルに、レベル１ドラグニティ‐ブランディストックをチューニング！！」
（'A`）「王者の叫びがこだまする…勝利の鉄槌よ、大地を砕け！！シンクロ召喚！羽ばたけ、《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》！！」
（＃ﾟДﾟ）「シンクロモンスターだァ……？そいつはなんなんだよォォ！！！！」
（'A`）「こいつの効果を教えてやる…！こいつは自分よりも攻撃力が低いモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずにそのモンスターを破壊…」
（＊ﾟДﾟ）「アァ！？破壊すんのかよ！！じゃあ800ダメージ食らって死んじまいなヒャッハアアアアアアア！！！」
（'A`）「すると同時に、相手にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える」
（；ﾟДﾟ）「アアアアアア……アァ！！？？」
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン/Exploder Dragonwing》
シンクロ・効果モンスター
星７/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1600
チューナー＋チューナー以外のドラゴン族モンスター１体以上
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ、フィールド上に表側表示で存在するモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
（'A`）「俺が死ぬよりも、お前が倒れる方が先ってことだ！行くぞギコ！エクスプロード・ウィングでアマリリスを攻撃！！」
（＃ﾟДﾟ）「ウ、ウ、ウ、ウガアアアアアアガガガガガガガガガガガｇ」
（#'A`）「キング・ストォォーーーーーーム！！！」
（＃ﾟДﾟ）「ヤメロテメエエエエエエエエウガアアアアアアアアアアア！！！！！！」
（＃ﾟДﾟ）「ギャアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！」
（,,ﾟДﾟ）LP1800→0
（'A`）「ギリギリ…だったな……」
デュエルが無事に終わり、ほっと胸を撫で下ろすドクオ。
（,,ﾟДﾟ）「ガッ…グッ……ゴホ」
（;'A`）「お、おい大丈夫かギコ」
しかしギコは、デュエルが終わると同時、突然胸を押さえて苦しみ始めた。
（ ＾ω＾）「ドクオ！大丈夫かお！？」
（'A`）「俺は大丈夫だ。だがギコが……」
（,,ﾟДﾟ）「グゥゥゥ……！」
やがて苦しんでいたギコは、床に倒れこんで動かなくなってしまった。
ξﾟ��ﾟ）ξ「ほ、保健委員！しぃちゃん！」
（;ﾟーﾟ）「ギコくん！ギコくん！！」
ツンが保健委員であるしぃを呼ぶ。
しぃはギコの様子に気付くと、すぐにデュエルを中断して駆けつけてきた。
しぃはギコの幼馴染であり、お互いに口にすることこそないが信頼しあった関係だったのだ。
声を掛けながら、動かないギコの肩を必死に揺すっている。
しぃは一部男子の手を借り、ギコを保健室へと連れて行く。
それは先日のモナーの件と、全く同じ光景だった。
（'A`）「一体どうなってるんだよ……！」
なんとなく予想できてはいたが、自分がデュエルに勝ったことでギコもモナーと同じく容態が急変した。
今のデュエルに一体どのような意味があったのか、ドクオはますます真意を知るべきだと思っていた。
ワイワイガヤガヤ……
（；ΦωΦ）「みんな、落ち着くのである」
さすがに同じ事件が２回起きたともなると、クラスの中にも不安が広がっている。
自分はデュエルしても大丈夫なのか。もしかしたら自分もああなってしまうのではないかと、デュエルをしたくなくなる生徒も少なくなかった。
教師──ロマネスクは、生徒達をどうにか落ち着ける。
モナーもギコも、急に体調が悪くなっただけかもしれない。
原因がわかれば知らせるので、今は気にしないで欲しいと。
生徒達も、一先ずは落ち着くことができた。
……残りの時間は、いつも通り平和に進んでいく。
ギコと、それに付き添ったしぃが教室にいないことを除いて。
そうしてブーン達は、放課後を迎えた。
（'A`）「ロマネスク先生」
放課後になると同時、ドクオはロマネスクを呼び止めた。
（ ΦωΦ）「お、なんであるか？」
ロマネスクは生徒名簿を手に振り返る。
ドクオには、どうしても確かめたいことがあったのだ。
（ ＾ω＾）「どうしたんだお、ドクオ」
ξﾟ��ﾟ）ξ「早く帰りましょうよ」
（'A`）「ロマネスク先生、モナーとギコに、何か接点ってありませんか。つい最近」
ブーンとツンは、ドクオの考えが理解できず急かしているが、ドクオは気にせずロマネスクの回答を待つ。
（；ΦωΦ）「うーん…接点といっても……」
ロマネスクは、必死に記憶をめぐらせる。
クラスの生徒全員の交友関係など把握しているわけではない。
だが、ただ一つ、心当たりはあった。
（；ΦωΦ）「こないだの授業で２人がデュエルした、くらいしかないのである……」
聞きたかった、いや、聞きたくなかったのかもしれない予想通りの答えが返ってきた。
ドクオは背中に嫌な汗をかく。
（'A`）「…それで、勝敗は？」
もしも、更にその勝敗が、自分の予想通りだとしたら…恐らくは……
（ ΦωΦ）「モナーが勝ったのである」
ドンピシャ、だった。
もちろん確信するにはまだ早い。確証がない。
だが、恐らくは……
彼らのような状態の生徒とデュエルをし、負ければ自分も同じ状態になる。
ドクオのデュエル中の勘は当たっていたようだ。
（'A`）「…そういうことか……」
（；＾ω＾）「どういうことなんだお」
（'A`）「モナーやギコのような……なんて言ったらいいかわからないが。とにかくあいつらみたいな状態の奴とデュエルをして。もしも負ければ、自分もああなっちまうって事だよ」
（；＾ω＾）「！！」
ξﾟ��ﾟ）ξ「な、何よ。それってゾンビだか吸血鬼みたいな…そんなオカルトめいた話……」
ドクオの推理に、ブーンもツンも、俄かには信じられないといった顔をする。
それもそのはずである。
それが病気か何かなのかはわからないが、それの感染経路がデュエルであるなど、普通にはありえないことだ。
（'A`）「先生……今日ギコとデュエルをして、負けた生徒は？」
（；ΦωΦ）「えっと、プギャーとビロードが負けているのである」
ロマネスクの答えに、ドクオは目を伏せた。
ドクオの考えが信じられなかった２人も、最悪の展開を想像し、ぞっとする。
（'A`）「もしかしたら…そいつらも……」
ξﾟ��ﾟ）ξ「う、嘘でしょ…」
（；＾ω＾）「冗談じゃないお……」
次のデュエル科授業は２日後だ。
もしも次のデュエル科の授業……プギャーやビロードが同じような状態になっていたら……。
その時は、この悪夢のような予想が現実であることを認めなければいけないのかもしれない。
今は、何も変わっていない事を祈るしかない。
ドクオ、ブーン、ツンの３人はそれぞれの想いを胸に家路に着く。
ただ一つ、２日後の授業を平和に過ごしたいという願いを共にして。
第５話に続く
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