第四話後編 姉弟対決
最終更新：ID:+Xwrtkf4FQ 2007年11月01日(木) 16:22:00履歴
(´･ω･｀)「決勝戦は泪君と久井君の戦いだよ」
('A`)「姉弟対決か…これは見物だぞ…」
川 ﾟ -ﾟ)「ここはやはり変なデッキで勝ちつづける泪だろうか…」
ξﾟ��ﾟ)ξ「久井のロマンデッキの爆発力の凄さも侮れないわよ…」
（ ＾ω＾）（…みんなに言われて特に喋ることがないお…）
久井 ロマンデッキ
「デュエル！」
ラインデッキ 泪
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「サファイアドラゴンを召喚するよ」
サファイアドラゴン
通常モンスター
星４/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。
争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。
久井「（とりあえずこれで様子見…）ターンエンドだよ」
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：サファイアドラゴン（攻1900）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
泪「突撃ライノスを召喚」
泪「突撃ライノスでサファイアドラゴンを攻撃！」
川 ﾟ -ﾟ)（泪のことだ、攻撃力が劣るモンスターで攻撃する訳がない…何かあるな）
久井 LP8000→7900
泪「突撃ライノスをサファイアドラゴンと同じラインに召喚したわ、よって攻撃力が500アップしたのよ」
突撃ライノス
効果モンスター
星３/地属性/獣戦士族/攻1500/守1500
このカードは１ターンに１度だけ、
使用していない隣のモンスターカードゾーンに移動する事ができる。
このカードの正面に存在する相手モンスターを攻撃する場合、
ダメージステップの間このカードの攻撃力は５００ポイントアップする。
('A`)（また奇抜なデッキを持ってきたのか…）
泪「カードを１枚伏せてターンエンドよ」
※ややこしくなるので泪から見て右端を１、左端を５として表記
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：突撃ライノス（３）（攻1500）
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（５）
ＬＰ ：7900
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井（ラインを合わせないようにしないと…）
久井「１番に切り込み隊長を召喚するよ」
切り込み隊長
効果モンスター
星３/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル４以下のモンスターを
１体特殊召喚する事ができる。
久井「切り込み隊長の効果で５番に斬首の美女を特殊召喚」
斬首の美女
通常モンスター
星４/地属性/戦士族/攻1600/守 800
その美貌とはウラハラに、カタナで数多くの首をはねてきた女。
久井「斬首の美女で突撃ライノスに攻撃！」
泪 LP8000→7900
久井「切り込み隊長でダイレクトアタック！」
泪 LP7900→6700
泪「罠カード発動、ニードル・ウォールよ」
ニードル・ウォール
永続罠
自分のスタンバイフェイズ時にサイコロを１回振る。
相手のモンスターカードゾーンを、
このカードのコントローラーから見て右から１〜５とし、
出た目にいるモンスターを破壊する。
６の目が出た場合はもう一度サイコロを振る。
('A`)（…またライン関係…しかもギャンブルカード…）
久井「ターンエンドだよ」
ＬＰ ：7900
手札 ：４枚
モンスター：切り込み隊長（１）（攻1200）斬首の美女（５）（攻1600）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：6700
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（５）
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
泪「ニードル・ウォールの効果発動」
久井（破壊される可能性は40%…）
＿＿
ヽ| l l│＜１だよ
┷┷┷
泪「切り込み隊長を破壊」
久井（さすがお姉ちゃん、的確に当ててくる…）
泪「５番に突撃ライノスを召喚、斬首の美女を攻撃！」
久井 LP7900→7500
泪「１〜３番にカードを伏せてターンエンド」
ＬＰ ：6700
手札 ：１枚
モンスター：突撃ライノス（攻1500）（５）
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（５）
伏せカード：３枚（１、２、３）
ＬＰ ：7500
手札 ：４枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「２番にモンスターをセット、３番にカードを伏せるよ」
泪「１番と２番のカードオープン、ニードル・ウォールよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「これで毎ターン50%以上の確率でモンスターが破壊される…恐ろしいデッキね」
久井「（お姉ちゃん…容赦なさすぎ…）ターンエンドだよ」
ＬＰ ：7500
手札 ：４枚
モンスター：裏守備モンスター（守????）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（３）
ＬＰ ：6700
手札 ：１枚
モンスター：突撃ライノス（攻1500）（５）
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（１、２、５）
伏せカード：１枚（３）
泪「私のターン、ドロー」
泪「ニードル・ウォールの効果発動」
久井（僕のモンスターは２番…）
＿＿
ヽ| l l│＜１、５、４だよ
┷┷┷
('A`)（そう何度も当たる訳ないな…）
泪「伏せていたレベル変換実験室を発動、対象は手札のストーム・シューター」
レベル変換実験室
通常罠
自分の手札のモンスターカードを１枚選択して相手に見せ、サイコロを１回振る。
１の目が出た場合、選択したモンスターを墓地へ送る。
２〜６の目が出た場合、このターンのエンドフェイズ時までこのモンスターは出た目のレベルになる。
＿＿
ヽ| l l│＜６だよ
┷┷┷
泪「（…やや出が悪いわね）突撃ライノスを生贄にこのターンのみレベル６のストーム・シューターを３番に召喚」
ストーム・シューター
効果モンスター
星７/風属性/鳥獣族/攻2300/守 500
１ターンに１度だけ、次の効果から１つを選択して発動する事ができる。
●使用していない隣のモンスターカードゾーンに移動する。
●このカードの正面に存在する相手の
モンスター・魔法・罠カード１枚を持ち主の手札に戻す。
泪「効果により３番の伏せカードを手札に戻してもらうわ」
久井（炸裂装甲が…）
炸裂装甲(リアクティブアーマー)
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター１体を破壊する。
泪「ストーム・シューターで裏守備モンスターに攻撃」
久井「伏せモンスターは軍隊竜だよ」
軍隊竜(アーミー・ドラゴン)
効果モンスター
星２/風属性/ドラゴン族/攻 700/守 800
このカードが戦闘で破壊され墓地に送られた場合、
「軍隊竜」をデッキから１枚選択し自分フィールド上に特殊召喚する。
その後デッキをシャッフルする。
久井「効果でデッキから２番に軍隊竜を守備表示で召喚するよ」
('A`)（リクルーター…生贄召喚狙いか）
泪「ターンエンドよ」
ＬＰ ：6700
手札 ：１枚
モンスター：ストーム・シューター（攻2300）（３）
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（１、２、５）
伏せカード：
ＬＰ ：7500
手札 ：４枚
モンスター：軍隊竜（守800）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「手札からコストダウンを発動するよ」
コストダウン
通常魔法
手札を１枚捨てる。
自分の手札にある全てのモンスターカードのレベルを、
発動ターンのエンドフェイズまで２つ下げる。
久井「軍隊竜を生贄に捧げて２番に青眼の白龍を召喚！」
青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)
通常モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
久井「青眼の白龍でストーム・シューターに攻撃！」
泪 LP6700→6000
久井「２番にカードを伏せてターンエンドだよ」
ＬＰ ：7500
手札 ：１枚
モンスター：青眼の白龍（攻3000）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（２）
ＬＰ ：6000
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（１、２、５）
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
＿＿
ヽ| l l│＜２、３、６だよ
┷┷┷
泪「青眼の白龍は破壊されるわ」
泪「手札から１番に神炎皇ウリアを特殊召喚」
神炎皇ウリア
効果モンスター
星１０/炎属性/炎族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード３枚を
墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は自分の墓地の永続罠カード１枚につき
１０００ポイントアップする。
１ターンに１度だけ、相手フィールド上にセットされている
魔法・罠カード１枚を破壊する事ができる。
この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。
川 ﾟ -ﾟ)「ウリア…私も持っている三幻魔の一体か…」
('A`)（ウリアの特殊召喚にはほぼ必然的に永続罠が必要になる、基本的に攻撃力は3000…）
泪「ウリアの効果でウリアの攻撃力は3000アップするわ」
泪「ウリアの効果発動、２番の伏せカードを破壊するわ」
久井（炸裂装甲…）
泪「ウリアで久井にダイレクトアタック！」
久井 LP7500→4500
泪「ターンエンドよ」
ＬＰ ：6000
手札 ：１枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
ξﾟ��ﾟ)ξ（久井が圧倒的に不利…どう挽回するのかしら…）
久井（…あのカードが来れば…）
久井「３番にカードをセット、ターンエンドだよ」
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：裏守備モンスター（守????）（３）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：6000
手札 ：１枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
「私のターン、ドロー」
「ウリアで裏守備に攻撃」
久井「伏せていたのは軍隊竜だよ」
泪「ターンエンドよ」
ＬＰ ：6000
手札 ：２枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井（今はこれしか…）
久井「５番にカードを伏せてターンエンドだよ」
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（５）
ＬＰ ：6000
手札 ：２枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
久井「罠カード発動、破壊輪だよ」
破壊輪
通常罠（制限カード）
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊し、
お互いにその攻撃力分のダメージを受ける。
久井「ウリアを破壊するよ！」
久井 LP4500→1500
泪 LP6000→3000
久井（これでお姉ちゃんの主力モンスターがいなくなった…次の僕のターンで…）
泪（これが私のウリアだワハハハハハーなんていつまでもやれるわけないわね…）
泪「手札から天使の施しを発動、３枚引いて２枚捨てるわ」
泪「カードを２番に伏せてターンエンドよ」
ＬＰ ：3000
手札 ：２枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（２）
ＬＰ ：1500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「手札から強欲な壺を発動するよ」
強欲な壺
通常魔法（禁止カード）
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
久井「２枚ドローするよ」
久井（…来た！）
久井「手札から龍の鏡を発動！」
龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター１体を融合デッキから特殊召喚する。
（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）
久井「墓地のサファイアドラゴンと軍隊竜３体と青眼の白龍を除外して２番にＦ・Ｇ・Ｄを融合召喚！」
Ｆ・Ｇ・Ｄ(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)
融合・効果モンスター
星１２/闇属性/ドラゴン族/攻5000/守5000
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
ドラゴン族モンスター５体を融合素材として融合召喚する。
このカードは地・水・炎・風・闇属性のモンスターからは戦闘ダメージを受けない。
泪（久井の切り札…）
久井（…このターンでＦ・Ｇ・Ｄのダイレクトアタックが通れば僕の勝ち…）
泪（…）
久井（けどお姉ちゃんは落ち着き払ってる…伏せカードはきっと罠…）
久井（…ここは堅実に次の引きにかけたほうが…）
久井「２番と４番にカードを伏せてターンエンドだよ」
ＬＰ ：1500
手札 ：０枚
モンスター：Ｆ・Ｇ・Ｄ（攻5000）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：２枚（２、４）
ＬＰ ：3000
手札 ：２枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（２）
泪「私のターン、ドロー」
泪「久井…どうして攻めてこなかったの…？」
久井「それは…」
泪「…たった１枚の伏せカードに臆したのね…」
久井「…」
泪「…攻撃していれば貴方の勝ちだったのに」
('A`)（何故それを宣告する…？）
泪「モンスターを２番にセット、カードを１番と３番に伏せてターンエンド」
ＬＰ ：3000
手札 ：０枚
モンスター：裏守備モンスター（守????）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：３枚（１、２、３）
ＬＰ ：1500
手札 ：０枚
モンスター：Ｆ・Ｇ・Ｄ（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：２枚（２、４）
久井「僕のターン、ドロー」
久井（今の言葉は攻撃させる事が狙い…）
久井（お姉ちゃんの言葉を信じるのなら今引いたサイクロンでどちらかを破壊すれば…）
泪「いいことを教えてあげる、今伏せたカードのうち１枚はブラフよ」
川 ﾟ -ﾟ)（何故そんな重要な事をバラす…？）
久井（お姉ちゃんはゲーム中に嘘はつかないけど…どうにせよここはサイクロンしかない…！）
久井「手札からサイクロンを発動！対象は３番の伏せカードだよ！」
サイクロン 速攻魔法
フィールド上の魔法または罠カード１枚を破壊する。
泪「…破壊した伏せカードは聖なるバリア−ミラーフォース−よ」
聖なるバリア−ミラーフォース−
通常罠（制限カード）
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する。
久井（お姉ちゃんの狙いはこれだったんだ…勝てていたと言うことで僕を浮かれさせて自滅させる…）
久井（…これで僕の勝ち！）
久井「Ｆ・Ｇ・Ｄでお姉ちゃんにダイレクトアタック！」
泪「…普通なら後に伏せたカードを警戒するでしょう…確かにそれは正解だった…でも臆した事が失敗だった…」
（ ＾ω＾）「伏せカードは炸裂装甲かお？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「そんなわけないでしょ、泪の言っている事が正しければだけど…」
泪「私の伏せていたカードはこれよ…罠カード発動、爆導索！」
爆導索
通常罠
このカードがセットされた自分・相手フィールド上の
縦列全てにカードが存在する場合に発動する事ができる。
この縦列のカードを全て破壊する。
泪「爆導索は２番のラインに仕掛けられていた…私のミスティック・ソードマン ＬＶ２ごと久井のＦ・Ｇ・Ｄと伏せカードを破壊するわ！」
ミスティック２「ちょｗｗｗｗｗ俺の扱いどんどん酷くなってませんかｗｗｗｗｗ」
川 ﾟ -ﾟ)（混戦時でない今の状況では運任せすぎる…だが泪はそれをいとも簡単に決めてしまった…流石だ）
久井「（除去対策に伏せていたミラフォのせいでこうなるなんて…）…ターンエンドだよ」
ＬＰ ：1500
手札 ：０枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（４）
ＬＰ ：3000
手札 ：０枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（１）
泪（伏せは大方罠…）
泪「私のターン、ドロー」
久井（僕の最後の伏せカードは魔法の筒…なんとかこのターンは持ちこたえられるはず…）
魔法の筒(マジック・シリンダー)
通常罠（制限カード）
相手モンスター１体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える。
泪「…私のターンで終わりよ、久井」
（ ＾ω＾）「強力なモンスターでも引いたのかお？」
泪「手札から火炎地獄を発動！」
火炎地獄
通常魔法
相手に１０００ポイントダメージを与え、自分は５００ポイントダメージを受ける。
('A`)（ここでバーンカード…謎だ…泪はどうデッキを組んでいるんだ…）
ξﾟ��ﾟ)ξ（これだけじゃ火力が足りないけど…）
久井 LP1500→500
泪 LP3000→2500
泪「さっき私がブラフと言ったカードはここで発動する罠よ」
久井「え…？この局面で…？」
泪「罠カード発動、白兵戦！」
白兵戦
通常罠
自分がダメージを受けた時に発動可能。
相手ライフに７００ポイントダメージを与える。
自分の墓地に「白兵戦」が存在する場合、さらにその枚数分だけ相手ライフに３００ポイントダメージを与える。
久井 LP500→0
('A`)（地味なカードだ…だが泪はそれで勝ってしまう…）
久井「…やっぱりお姉ちゃんには適わないや…」
泪「こっちも危なかったわ、反撃対策として念のため天使の施しで２枚捨てておいたけど1300ダメージでは久井を倒しきれない…火炎地獄を引けてよかったわ」
泪（このラインデッキはウリアが姑息すぎるから解体するべきね…別の切り札を考えないと…）
(´･ω･｀)「優勝は泪君、準優勝は久井君だね、最初は言っていなかったけどこの季節にちなんだカードを渡そうと思う」
(´･ω･｀)「…あれ？どこにやっちゃったかな…？うーん…見つからない、待っていてくれないかな」
久井「期待しとくよ…あ！みんな、外見て！」
（ ＾ω＾）「…雪だお！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「綺麗…」
（ ＾ω＾）「ツン、一緒に屋上で見るお」
ξ////)ξ「だ…誰が、ブーンなんかと！」
（ ＾ω＾）「そうかお？じゃあ一人で見てくるお」
ξ////)ξ「ま、待ちなさい…い、行っても…いいわよ」
('A`)「全くあいつらは…他所でやってくれ…」
(´･ω･｀)「うーん…駄目だ、見つからない…久井君、ドクオ君、一緒に探して欲しい」
久井「何を探せばいいの？」
(´･ω･｀)「２階に置いてあるバニラモンスターと効果モンスターを全部見てみる、あげたいカードはその中にあるはず」
('A`)「…あのとんでもない量をか…」
久井「やるしかないね…」
泪「…」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪（そう言えばクーと二人っきりなのは初めてね…適当に何か言わないと…）
泪「…雪ね…」
川 ﾟ -ﾟ)「…ああ…」
泪「素敵ね…」
川 ﾟ -ﾟ)「…ああ…お前は素敵だった…」
泪「…え？」
川 ﾟ -ﾟ)「…非一般的なデッキの組み方、使い方…爆導索の時は最高にお前が輝いて見えた…」
泪「クー？」
川 ﾟ -ﾟ)「…お前を見ていたい」
泪「…何を言っているの？」
川 ﾟ -ﾟ)「…私はお前とずっといたい」
泪「誉めても何も出ないわよ……！」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪「…｣
久井「意外と簡単に見つかったね」
('A`)「ああ、店長が泪と久井に渡そうとしていたウェザーは活用が難しいな…」
ウェザー・コントロール
通常モンスター
星２/光属性/天使族/攻 600/守 400
天気を自由にあやつれる。
山の天気が変わりやすいのはこいつのせいだ。
ウェザー・レポート
効果モンスター
星４/水属性/水族/攻 950/守1500
リバース：相手の「光の護封剣」を破壊する。
破壊した発動ターン（発動が相手ターンなら次の自ターン）に
バトルフェイズを２回行う事ができる。
久井「お姉ちゃんなら普通じゃない変な使い方を思いつくかも」
('A`)「泪なら、か…」
久井「おねえちゃ…」
泪「…」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
久井（…！）
('A`)「おい、どうした久井…」
久井「ドクオさん、僕いいコンボ思いついたから見てほしいんだ！」
('A`)「急にどうしたんだ？…お、おい、引っ張るな！」
久井（一体何がどうなって…？クーさん…？）
泪「…」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪「…そういうのは異文化よ、日本では適切ではないわ」
川 ﾟ -ﾟ)「…単刀直入の行動だ、答えてほしい…私は本気だ…」
泪「…さっきから変よ？」
川 ﾟ -ﾟ)「私はいつも通りだ…私はお前のは」
泪「貴女はいつものクーとは思えないわ…どうしたの？」
川 ﾟ -ﾟ)「…わからない、ただ、私は…」
泪「…とりあえずここではまずいわ、一度別の場所でじっくりと話し合いましょう」
川 ﾟ -ﾟ)「…わかった」
泪（…一体なんだっていうの？雪に何か関係があるのかしら…？）
('A`)「おいおい…全くコンボになってなかったじゃないか」
久井「いいコンボだと思ったんだけどな…」
('A`)「…？泪？クー？」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪「どうしたの？何か私についてる？」
('A`)「いや…お前たちが黙っているのは珍しい…」
泪「…私でも黙るときはあるわ…あ、そろそろ本格的に片付けに入らないと…」
('A`)「（…何か引っかかる…）あ、ああ…」
久井「あ、僕お姉ちゃんと話があるから先に行ってて」
川 ﾟ -ﾟ)「わかった…」
久井「お姉ちゃん…」
泪「どうしたの？」
久井「さっきの…お姉ちゃんとクーさんの…」
泪「見ていたのね…彼女が何を考えているのか私にはわからないわ」
久井「…お姉ちゃんは気にしてないの？」
泪「何を？」
久井「その…クーさんに…」
泪「別に気にしてないわ、キスの１回や２回にそれほどの価値があるとも思えないし」
久井「別にそういう問題じゃなくて…」
泪「クーは直情径行なだけ、記憶を失った今の状態の彼女の未熟な精神を否定する事は間違っているわ」
久井「…」
泪「…なんだったら久井も私とする？」
久井「え…そ、そんなこと出来ないよ！」
泪「やっぱり久井は子供ね…からかいがいがあるわ」
久井「お、お姉ちゃん！」
泪「ふふ…待たせるわけにも行かないしそろそろ行くわよ、ツリー解体したり飾り付け外したりやる事は一杯あるんだから」
久井「う、うん…」
久井（…微妙な事になっちゃったな…これからどうすればいいんだろう…）
泪（私はそういう嗜好を持っていないっていうのに…はあ、これからは疲れる日々が続きそう…）
つづく
('A`)「今日の最強カードは爆導索だな」
爆導索
通常罠
このカードがセットされた自分・相手フィールド上の
縦列全てにカードが存在する場合に発動する事ができる。
この縦列のカードを全て破壊する。
('A`)「使いどころは難しいがマッチ戦では確実に心理戦になる、２戦目から優位に立つのは容易だろう」
('A`)「姉弟対決か…これは見物だぞ…」
川 ﾟ -ﾟ)「ここはやはり変なデッキで勝ちつづける泪だろうか…」
ξﾟ��ﾟ)ξ「久井のロマンデッキの爆発力の凄さも侮れないわよ…」
（ ＾ω＾）（…みんなに言われて特に喋ることがないお…）
久井 ロマンデッキ
「デュエル！」
ラインデッキ 泪
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「サファイアドラゴンを召喚するよ」
サファイアドラゴン
通常モンスター
星４/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。
争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。
久井「（とりあえずこれで様子見…）ターンエンドだよ」
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：サファイアドラゴン（攻1900）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
泪「突撃ライノスを召喚」
泪「突撃ライノスでサファイアドラゴンを攻撃！」
川 ﾟ -ﾟ)（泪のことだ、攻撃力が劣るモンスターで攻撃する訳がない…何かあるな）
久井 LP8000→7900
泪「突撃ライノスをサファイアドラゴンと同じラインに召喚したわ、よって攻撃力が500アップしたのよ」
突撃ライノス
効果モンスター
星３/地属性/獣戦士族/攻1500/守1500
このカードは１ターンに１度だけ、
使用していない隣のモンスターカードゾーンに移動する事ができる。
このカードの正面に存在する相手モンスターを攻撃する場合、
ダメージステップの間このカードの攻撃力は５００ポイントアップする。
('A`)（また奇抜なデッキを持ってきたのか…）
泪「カードを１枚伏せてターンエンドよ」
※ややこしくなるので泪から見て右端を１、左端を５として表記
ＬＰ ：8000
手札 ：５枚
モンスター：突撃ライノス（３）（攻1500）
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（５）
ＬＰ ：7900
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井（ラインを合わせないようにしないと…）
久井「１番に切り込み隊長を召喚するよ」
切り込み隊長
効果モンスター
星３/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル４以下のモンスターを
１体特殊召喚する事ができる。
久井「切り込み隊長の効果で５番に斬首の美女を特殊召喚」
斬首の美女
通常モンスター
星４/地属性/戦士族/攻1600/守 800
その美貌とはウラハラに、カタナで数多くの首をはねてきた女。
久井「斬首の美女で突撃ライノスに攻撃！」
泪 LP8000→7900
久井「切り込み隊長でダイレクトアタック！」
泪 LP7900→6700
泪「罠カード発動、ニードル・ウォールよ」
ニードル・ウォール
永続罠
自分のスタンバイフェイズ時にサイコロを１回振る。
相手のモンスターカードゾーンを、
このカードのコントローラーから見て右から１〜５とし、
出た目にいるモンスターを破壊する。
６の目が出た場合はもう一度サイコロを振る。
('A`)（…またライン関係…しかもギャンブルカード…）
久井「ターンエンドだよ」
ＬＰ ：7900
手札 ：４枚
モンスター：切り込み隊長（１）（攻1200）斬首の美女（５）（攻1600）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：6700
手札 ：５枚
モンスター：
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（５）
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
泪「ニードル・ウォールの効果発動」
久井（破壊される可能性は40%…）
＿＿
ヽ| l l│＜１だよ
┷┷┷
泪「切り込み隊長を破壊」
久井（さすがお姉ちゃん、的確に当ててくる…）
泪「５番に突撃ライノスを召喚、斬首の美女を攻撃！」
久井 LP7900→7500
泪「１〜３番にカードを伏せてターンエンド」
ＬＰ ：6700
手札 ：１枚
モンスター：突撃ライノス（攻1500）（５）
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（５）
伏せカード：３枚（１、２、３）
ＬＰ ：7500
手札 ：４枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「２番にモンスターをセット、３番にカードを伏せるよ」
泪「１番と２番のカードオープン、ニードル・ウォールよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「これで毎ターン50%以上の確率でモンスターが破壊される…恐ろしいデッキね」
久井「（お姉ちゃん…容赦なさすぎ…）ターンエンドだよ」
ＬＰ ：7500
手札 ：４枚
モンスター：裏守備モンスター（守????）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（３）
ＬＰ ：6700
手札 ：１枚
モンスター：突撃ライノス（攻1500）（５）
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（１、２、５）
伏せカード：１枚（３）
泪「私のターン、ドロー」
泪「ニードル・ウォールの効果発動」
久井（僕のモンスターは２番…）
＿＿
ヽ| l l│＜１、５、４だよ
┷┷┷
('A`)（そう何度も当たる訳ないな…）
泪「伏せていたレベル変換実験室を発動、対象は手札のストーム・シューター」
レベル変換実験室
通常罠
自分の手札のモンスターカードを１枚選択して相手に見せ、サイコロを１回振る。
１の目が出た場合、選択したモンスターを墓地へ送る。
２〜６の目が出た場合、このターンのエンドフェイズ時までこのモンスターは出た目のレベルになる。
＿＿
ヽ| l l│＜６だよ
┷┷┷
泪「（…やや出が悪いわね）突撃ライノスを生贄にこのターンのみレベル６のストーム・シューターを３番に召喚」
ストーム・シューター
効果モンスター
星７/風属性/鳥獣族/攻2300/守 500
１ターンに１度だけ、次の効果から１つを選択して発動する事ができる。
●使用していない隣のモンスターカードゾーンに移動する。
●このカードの正面に存在する相手の
モンスター・魔法・罠カード１枚を持ち主の手札に戻す。
泪「効果により３番の伏せカードを手札に戻してもらうわ」
久井（炸裂装甲が…）
炸裂装甲(リアクティブアーマー)
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター１体を破壊する。
泪「ストーム・シューターで裏守備モンスターに攻撃」
久井「伏せモンスターは軍隊竜だよ」
軍隊竜(アーミー・ドラゴン)
効果モンスター
星２/風属性/ドラゴン族/攻 700/守 800
このカードが戦闘で破壊され墓地に送られた場合、
「軍隊竜」をデッキから１枚選択し自分フィールド上に特殊召喚する。
その後デッキをシャッフルする。
久井「効果でデッキから２番に軍隊竜を守備表示で召喚するよ」
('A`)（リクルーター…生贄召喚狙いか）
泪「ターンエンドよ」
ＬＰ ：6700
手札 ：１枚
モンスター：ストーム・シューター（攻2300）（３）
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（１、２、５）
伏せカード：
ＬＰ ：7500
手札 ：４枚
モンスター：軍隊竜（守800）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「手札からコストダウンを発動するよ」
コストダウン
通常魔法
手札を１枚捨てる。
自分の手札にある全てのモンスターカードのレベルを、
発動ターンのエンドフェイズまで２つ下げる。
久井「軍隊竜を生贄に捧げて２番に青眼の白龍を召喚！」
青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)
通常モンスター
星８/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
久井「青眼の白龍でストーム・シューターに攻撃！」
泪 LP6700→6000
久井「２番にカードを伏せてターンエンドだよ」
ＬＰ ：7500
手札 ：１枚
モンスター：青眼の白龍（攻3000）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（２）
ＬＰ ：6000
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：ニードル・ウォール（１、２、５）
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
＿＿
ヽ| l l│＜２、３、６だよ
┷┷┷
泪「青眼の白龍は破壊されるわ」
泪「手札から１番に神炎皇ウリアを特殊召喚」
神炎皇ウリア
効果モンスター
星１０/炎属性/炎族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード３枚を
墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は自分の墓地の永続罠カード１枚につき
１０００ポイントアップする。
１ターンに１度だけ、相手フィールド上にセットされている
魔法・罠カード１枚を破壊する事ができる。
この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。
川 ﾟ -ﾟ)「ウリア…私も持っている三幻魔の一体か…」
('A`)（ウリアの特殊召喚にはほぼ必然的に永続罠が必要になる、基本的に攻撃力は3000…）
泪「ウリアの効果でウリアの攻撃力は3000アップするわ」
泪「ウリアの効果発動、２番の伏せカードを破壊するわ」
久井（炸裂装甲…）
泪「ウリアで久井にダイレクトアタック！」
久井 LP7500→4500
泪「ターンエンドよ」
ＬＰ ：6000
手札 ：１枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
ξﾟ��ﾟ)ξ（久井が圧倒的に不利…どう挽回するのかしら…）
久井（…あのカードが来れば…）
久井「３番にカードをセット、ターンエンドだよ」
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：裏守備モンスター（守????）（３）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：6000
手札 ：１枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
「私のターン、ドロー」
「ウリアで裏守備に攻撃」
久井「伏せていたのは軍隊竜だよ」
泪「ターンエンドよ」
ＬＰ ：6000
手札 ：２枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井（今はこれしか…）
久井「５番にカードを伏せてターンエンドだよ」
ＬＰ ：4500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（５）
ＬＰ ：6000
手札 ：２枚
モンスター：神炎皇ウリア（攻0+3000）（１）
魔法or罠 ：
伏せカード：
泪「私のターン、ドロー」
久井「罠カード発動、破壊輪だよ」
破壊輪
通常罠（制限カード）
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊し、
お互いにその攻撃力分のダメージを受ける。
久井「ウリアを破壊するよ！」
久井 LP4500→1500
泪 LP6000→3000
久井（これでお姉ちゃんの主力モンスターがいなくなった…次の僕のターンで…）
泪（これが私のウリアだワハハハハハーなんていつまでもやれるわけないわね…）
泪「手札から天使の施しを発動、３枚引いて２枚捨てるわ」
泪「カードを２番に伏せてターンエンドよ」
ＬＰ ：3000
手札 ：２枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（２）
ＬＰ ：1500
手札 ：１枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：
久井「僕のターン、ドロー」
久井「手札から強欲な壺を発動するよ」
強欲な壺
通常魔法（禁止カード）
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
久井「２枚ドローするよ」
久井（…来た！）
久井「手札から龍の鏡を発動！」
龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター１体を融合デッキから特殊召喚する。
（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）
久井「墓地のサファイアドラゴンと軍隊竜３体と青眼の白龍を除外して２番にＦ・Ｇ・Ｄを融合召喚！」
Ｆ・Ｇ・Ｄ(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)
融合・効果モンスター
星１２/闇属性/ドラゴン族/攻5000/守5000
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
ドラゴン族モンスター５体を融合素材として融合召喚する。
このカードは地・水・炎・風・闇属性のモンスターからは戦闘ダメージを受けない。
泪（久井の切り札…）
久井（…このターンでＦ・Ｇ・Ｄのダイレクトアタックが通れば僕の勝ち…）
泪（…）
久井（けどお姉ちゃんは落ち着き払ってる…伏せカードはきっと罠…）
久井（…ここは堅実に次の引きにかけたほうが…）
久井「２番と４番にカードを伏せてターンエンドだよ」
ＬＰ ：1500
手札 ：０枚
モンスター：Ｆ・Ｇ・Ｄ（攻5000）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：２枚（２、４）
ＬＰ ：3000
手札 ：２枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（２）
泪「私のターン、ドロー」
泪「久井…どうして攻めてこなかったの…？」
久井「それは…」
泪「…たった１枚の伏せカードに臆したのね…」
久井「…」
泪「…攻撃していれば貴方の勝ちだったのに」
('A`)（何故それを宣告する…？）
泪「モンスターを２番にセット、カードを１番と３番に伏せてターンエンド」
ＬＰ ：3000
手札 ：０枚
モンスター：裏守備モンスター（守????）（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：３枚（１、２、３）
ＬＰ ：1500
手札 ：０枚
モンスター：Ｆ・Ｇ・Ｄ（２）
魔法or罠 ：
伏せカード：２枚（２、４）
久井「僕のターン、ドロー」
久井（今の言葉は攻撃させる事が狙い…）
久井（お姉ちゃんの言葉を信じるのなら今引いたサイクロンでどちらかを破壊すれば…）
泪「いいことを教えてあげる、今伏せたカードのうち１枚はブラフよ」
川 ﾟ -ﾟ)（何故そんな重要な事をバラす…？）
久井（お姉ちゃんはゲーム中に嘘はつかないけど…どうにせよここはサイクロンしかない…！）
久井「手札からサイクロンを発動！対象は３番の伏せカードだよ！」
サイクロン 速攻魔法
フィールド上の魔法または罠カード１枚を破壊する。
泪「…破壊した伏せカードは聖なるバリア−ミラーフォース−よ」
聖なるバリア−ミラーフォース−
通常罠（制限カード）
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する。
久井（お姉ちゃんの狙いはこれだったんだ…勝てていたと言うことで僕を浮かれさせて自滅させる…）
久井（…これで僕の勝ち！）
久井「Ｆ・Ｇ・Ｄでお姉ちゃんにダイレクトアタック！」
泪「…普通なら後に伏せたカードを警戒するでしょう…確かにそれは正解だった…でも臆した事が失敗だった…」
（ ＾ω＾）「伏せカードは炸裂装甲かお？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「そんなわけないでしょ、泪の言っている事が正しければだけど…」
泪「私の伏せていたカードはこれよ…罠カード発動、爆導索！」
爆導索
通常罠
このカードがセットされた自分・相手フィールド上の
縦列全てにカードが存在する場合に発動する事ができる。
この縦列のカードを全て破壊する。
泪「爆導索は２番のラインに仕掛けられていた…私のミスティック・ソードマン ＬＶ２ごと久井のＦ・Ｇ・Ｄと伏せカードを破壊するわ！」
ミスティック２「ちょｗｗｗｗｗ俺の扱いどんどん酷くなってませんかｗｗｗｗｗ」
川 ﾟ -ﾟ)（混戦時でない今の状況では運任せすぎる…だが泪はそれをいとも簡単に決めてしまった…流石だ）
久井「（除去対策に伏せていたミラフォのせいでこうなるなんて…）…ターンエンドだよ」
ＬＰ ：1500
手札 ：０枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（４）
ＬＰ ：3000
手札 ：０枚
モンスター：
魔法or罠 ：
伏せカード：１枚（１）
泪（伏せは大方罠…）
泪「私のターン、ドロー」
久井（僕の最後の伏せカードは魔法の筒…なんとかこのターンは持ちこたえられるはず…）
魔法の筒(マジック・シリンダー)
通常罠（制限カード）
相手モンスター１体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える。
泪「…私のターンで終わりよ、久井」
（ ＾ω＾）「強力なモンスターでも引いたのかお？」
泪「手札から火炎地獄を発動！」
火炎地獄
通常魔法
相手に１０００ポイントダメージを与え、自分は５００ポイントダメージを受ける。
('A`)（ここでバーンカード…謎だ…泪はどうデッキを組んでいるんだ…）
ξﾟ��ﾟ)ξ（これだけじゃ火力が足りないけど…）
久井 LP1500→500
泪 LP3000→2500
泪「さっき私がブラフと言ったカードはここで発動する罠よ」
久井「え…？この局面で…？」
泪「罠カード発動、白兵戦！」
白兵戦
通常罠
自分がダメージを受けた時に発動可能。
相手ライフに７００ポイントダメージを与える。
自分の墓地に「白兵戦」が存在する場合、さらにその枚数分だけ相手ライフに３００ポイントダメージを与える。
久井 LP500→0
('A`)（地味なカードだ…だが泪はそれで勝ってしまう…）
久井「…やっぱりお姉ちゃんには適わないや…」
泪「こっちも危なかったわ、反撃対策として念のため天使の施しで２枚捨てておいたけど1300ダメージでは久井を倒しきれない…火炎地獄を引けてよかったわ」
泪（このラインデッキはウリアが姑息すぎるから解体するべきね…別の切り札を考えないと…）
(´･ω･｀)「優勝は泪君、準優勝は久井君だね、最初は言っていなかったけどこの季節にちなんだカードを渡そうと思う」
(´･ω･｀)「…あれ？どこにやっちゃったかな…？うーん…見つからない、待っていてくれないかな」
久井「期待しとくよ…あ！みんな、外見て！」
（ ＾ω＾）「…雪だお！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「綺麗…」
（ ＾ω＾）「ツン、一緒に屋上で見るお」
ξ////)ξ「だ…誰が、ブーンなんかと！」
（ ＾ω＾）「そうかお？じゃあ一人で見てくるお」
ξ////)ξ「ま、待ちなさい…い、行っても…いいわよ」
('A`)「全くあいつらは…他所でやってくれ…」
(´･ω･｀)「うーん…駄目だ、見つからない…久井君、ドクオ君、一緒に探して欲しい」
久井「何を探せばいいの？」
(´･ω･｀)「２階に置いてあるバニラモンスターと効果モンスターを全部見てみる、あげたいカードはその中にあるはず」
('A`)「…あのとんでもない量をか…」
久井「やるしかないね…」
泪「…」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪（そう言えばクーと二人っきりなのは初めてね…適当に何か言わないと…）
泪「…雪ね…」
川 ﾟ -ﾟ)「…ああ…」
泪「素敵ね…」
川 ﾟ -ﾟ)「…ああ…お前は素敵だった…」
泪「…え？」
川 ﾟ -ﾟ)「…非一般的なデッキの組み方、使い方…爆導索の時は最高にお前が輝いて見えた…」
泪「クー？」
川 ﾟ -ﾟ)「…お前を見ていたい」
泪「…何を言っているの？」
川 ﾟ -ﾟ)「…私はお前とずっといたい」
泪「誉めても何も出ないわよ……！」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪「…｣
久井「意外と簡単に見つかったね」
('A`)「ああ、店長が泪と久井に渡そうとしていたウェザーは活用が難しいな…」
ウェザー・コントロール
通常モンスター
星２/光属性/天使族/攻 600/守 400
天気を自由にあやつれる。
山の天気が変わりやすいのはこいつのせいだ。
ウェザー・レポート
効果モンスター
星４/水属性/水族/攻 950/守1500
リバース：相手の「光の護封剣」を破壊する。
破壊した発動ターン（発動が相手ターンなら次の自ターン）に
バトルフェイズを２回行う事ができる。
久井「お姉ちゃんなら普通じゃない変な使い方を思いつくかも」
('A`)「泪なら、か…」
久井「おねえちゃ…」
泪「…」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
久井（…！）
('A`)「おい、どうした久井…」
久井「ドクオさん、僕いいコンボ思いついたから見てほしいんだ！」
('A`)「急にどうしたんだ？…お、おい、引っ張るな！」
久井（一体何がどうなって…？クーさん…？）
泪「…」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪「…そういうのは異文化よ、日本では適切ではないわ」
川 ﾟ -ﾟ)「…単刀直入の行動だ、答えてほしい…私は本気だ…」
泪「…さっきから変よ？」
川 ﾟ -ﾟ)「私はいつも通りだ…私はお前のは」
泪「貴女はいつものクーとは思えないわ…どうしたの？」
川 ﾟ -ﾟ)「…わからない、ただ、私は…」
泪「…とりあえずここではまずいわ、一度別の場所でじっくりと話し合いましょう」
川 ﾟ -ﾟ)「…わかった」
泪（…一体なんだっていうの？雪に何か関係があるのかしら…？）
('A`)「おいおい…全くコンボになってなかったじゃないか」
久井「いいコンボだと思ったんだけどな…」
('A`)「…？泪？クー？」
川 ﾟ -ﾟ)「…」
泪「どうしたの？何か私についてる？」
('A`)「いや…お前たちが黙っているのは珍しい…」
泪「…私でも黙るときはあるわ…あ、そろそろ本格的に片付けに入らないと…」
('A`)「（…何か引っかかる…）あ、ああ…」
久井「あ、僕お姉ちゃんと話があるから先に行ってて」
川 ﾟ -ﾟ)「わかった…」
久井「お姉ちゃん…」
泪「どうしたの？」
久井「さっきの…お姉ちゃんとクーさんの…」
泪「見ていたのね…彼女が何を考えているのか私にはわからないわ」
久井「…お姉ちゃんは気にしてないの？」
泪「何を？」
久井「その…クーさんに…」
泪「別に気にしてないわ、キスの１回や２回にそれほどの価値があるとも思えないし」
久井「別にそういう問題じゃなくて…」
泪「クーは直情径行なだけ、記憶を失った今の状態の彼女の未熟な精神を否定する事は間違っているわ」
久井「…」
泪「…なんだったら久井も私とする？」
久井「え…そ、そんなこと出来ないよ！」
泪「やっぱり久井は子供ね…からかいがいがあるわ」
久井「お、お姉ちゃん！」
泪「ふふ…待たせるわけにも行かないしそろそろ行くわよ、ツリー解体したり飾り付け外したりやる事は一杯あるんだから」
久井「う、うん…」
久井（…微妙な事になっちゃったな…これからどうすればいいんだろう…）
泪（私はそういう嗜好を持っていないっていうのに…はあ、これからは疲れる日々が続きそう…）
つづく
('A`)「今日の最強カードは爆導索だな」
爆導索
通常罠
このカードがセットされた自分・相手フィールド上の
縦列全てにカードが存在する場合に発動する事ができる。
この縦列のカードを全て破壊する。
('A`)「使いどころは難しいがマッチ戦では確実に心理戦になる、２戦目から優位に立つのは容易だろう」
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