ニュー速VIP及び製作速報のスレッド「( ^ω^)ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです」のまとめwikiです

タッグデュエル大会から一週間が過ぎた。ブーンはデュエルの事や歴史等の一般教養の勉強に明け暮れていた
実技授業では鬼塚の猛特訓の成果もあって着実に成長を遂げ失われた自信を取り戻しつつあった。
そして今は全寮合同の体育の授業の時間である。

鬼塚「頭だけ進化しても体力がなければ意味がない。よって今から島を走って一周してもらう。
   目標は45分で完走だ。さあいけ!」

マラソンは島で最初に集まった森の広場からスタートし、島を時計回りに走る。島は一応整備されており
崖から転落するような事が起きないように崖沿いに鉄柵を備え付けてある。ブーンとドクオはガロードと
一緒にスタートしたが運動不足がたたり4分の一に達した時点でへばっていた。
額の汗を拭いながらこうもらした。

(;´ω`)「ハァ、ハァ、つらいお。まだ半周も終わってないお・・。」

(;'A`)「ヒィ、ヒィ、早く部屋に帰って寝たいぜ。」

ガロード「おいおい、しっかりしろよ・・。こういう時は景色を眺めて気を紛らわすんだ。」

ガロードに言われ回りの景色を見ていると不思議な建造物があるのに気がついた。砂時計のような形をした
建物で、最上階には一本の柱が立っている。さらにその周辺にはピラミッドのような四角錐の建造物が
3つトライアングル状に塔を囲んでいる。

(;´ω`)「ここは島の北東に位置する場所だけどあんな建物があったなんて知らなかったお。」

(;'A`)「ああ。一体何の為の建物なのだろうかな。」

ガロード「その調子で頑張ろうぜ。もう少しで半分には到達するころだ。」

ブーン達は先頭集団には遅れながらも懸命に走り、島の北東に来た所で黒い山が近くに見えてきた。
草も土も木もなにもかもが黒く染まっている。それに10Mもある木の上に婆さんがいたのを確認した。
その光景を不思議に思った3人は走るのをやめこっそり山に向かう事にした。

(;´ω`)「山登りもきついお。こんなんだったら来るんじゃなかったお・・。」

(;'A`)「でも黒い山とあの婆さんは気になるぜ。」

山を300Mぐらい登った所で大きな広場に到着した。そこには立て札があり『この山登るべからず』と
書かれている。何者かの気配を感じ取った3人が振り向くとゆうに100歳を超えたような婆さんがいた。
手には金色のブーメランを持ち、呪文のようなものが書かれた真紅のローブを身に纏っている。

???「何をしている?生徒さんだろうがここからは立ち去ってもらう。」

(;^ω^)「あの〜この山はなんで黒く染まっているんですかお?それとあなたは誰ですかお?」

???「相手の名を聞く時はまず自分から名乗るべきじゃないかい?」

ガロード「俺ガロード。二人はブーンとドクオだ。ってことで質問に答えてくれるかな。」

???「ワシはエレン、エレ婆と呼ばれている。特別にこの山がなんで黒いかを教えてやろう。」
   この山には邪悪なパワーを持ったカードが封印されている。その悪の波動の影響を受け
   この山の草木は黒く染まっているのじゃ。そしてワシはその邪悪なパワーに吸い寄せられて
   くる奴らからこの山を守っている。さあ話は終わりだよ。帰った、帰った!」

('A`)「邪悪なパワーを持ったカード・・興味深い話だな。」

( ^ω^)「そろそろ戻らないとさぼってるのがばれちゃうお。もう行くお。」

3人が山を下山しようとした時、突然木の間から薄気味悪い男が現れた。
見るからに貧相な体で腕には紫色のデュエルディスクを装着している。

(^q^)「ジュヘへ・・やっぱりこの山に封印されたカードがあるという噂は本当だったか。
     悪いがこの俺様がいただいて行くぜへへ・・。」

( ^ω^)「!!(こいつ絶対薬をやっているお。)」

エレ婆「話を盗み聞きしていたのかい。そうだね、ワシとデュエルして勝ったら通ってもいいよ。
    もっともワシが負けるわけはないがね・・。」

('A`)「(なんだか修羅場に来ちまったみたいだな。)」

(^q^)「いいだろう。ババアなんざに負ける俺様じゃないからな」

エレ婆「悪いけどワシは強いよ。お前みたいな奴を何人も相手してるからね。小僧達、どいてな。」

エレ婆の持っていたブーメランが変形し瞬く間にデュエルディスクへと変化した。
ブーン達が脇によけると二人は同時に構えた。

エレ婆 (^q^)「デュエル!」

エレ婆「ワシのターン、ライオウを召喚。」

《ライオウ》 †

効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。

(^q^)「厄介なカードを出しやがるぜへへ。」

エレ婆「カードを一枚伏せてターンエンドじゃ。」手札4枚

(^q^)「ジュヘへ・・俺様のターン、俺のフィールドにするぜへへ。
     フィールド魔法ダークゾーンを発動する。」

《ダークゾーン/Mystic Plasma Zone》 †

フィールド魔法
全ての闇属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
守備力は400ポイントダウンする。

広場一帯に暗黒の空間が広がり闇のモンスターは力を増幅させる

(^q^)「俺はイグザリオン・ユニバースを召喚するぜへへ。
     ダークゾーンで強化され攻撃力は2300だ。」

《イグザリオン・ユニバース/Exarion Universe》 †

効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1800/守1900
このカードが守備表示モンスターに攻撃を行う場合、
そのバトルステップ時に発動する事ができる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで400ポイントダウンする。
このカードの攻撃力が攻撃対象モンスターの守備力を越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

(^q^)「イグザリオン・ユニバースの攻撃、死神のヤリ!!」

半身半獣のモンスターは槍を使いライオウをさらし投げにした後強烈な突きを食らわせた
その攻撃に耐えきれずライオウはあえなく爆風とともに塵と化した

エレ婆「フン、闇に囚われた者の典型じゃな。」LP8000→7600

(^q^)「ジュヘへ・・カードを二枚伏せてターンエンドだぜへへ。」手札二枚

エレ婆「ワシのターン、モンスターをセットしてターンエンドじゃ」手札4枚

(^q^)「俺様のターン、さらなる闇の苦痛を味あわせてやるぜヘへ。
     俺様はニュードリュアを召喚。攻撃力は1700になる。」

《ニュードリュア/Newdoria》 †

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって墓地に送られた時、
フィールド上のモンスター1体を破壊する。

(^q^)「ジュヘへ・・イグザリオンユニバースはこのターン攻撃力を400減らす事で
     貫通能力を得る事ができる。イグザリオンユニバースの攻撃、イグザイル・スピア!!」

エレ婆「ワシがセットしたモンスターはマシュマロン。貫通ダメージは受けるが
    お主もマシュマロンの効果でダメージを受けてもらうぞ。」LP7600→6200

《マシュマロン/Marshmallon》 †

効果モンスター(制限カード)
星3/光属性/天使族/攻 300/守 500
裏側表示のこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーは、
ダメージ計算後に1000ポイントダメージを受ける。
このカードは戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適用する)

マシュマロンは弾けて受けた攻撃の一部を(^q^)にはじき返した

(^q^)「ジュヘへ・・痛くも痒くもないぜこんなダメージ。それとそいつには消えてもらおうか。
     俺は速攻魔法突進を発動。イグザリンユニバースの攻撃力を700ポイントアップさせる。」

《突進/Rush Recklessly》 †

速攻魔法
表側表示モンスター1体の攻撃力を、
ターン終了時まで700ポイントアップする。

( ^ω^)「あいつは何で攻撃を終了したモンスターの攻撃力をわざわざ上げたんだお?」

('A`)「俺の勘だとあいつのもう一枚伏せたカードは・・。」

(^q^)「俺はイグザリオンユニバースを生贄に捧げ魔のデッキ破壊ウィルスを発動するぜへへ。」
    
《魔のデッキ破壊ウイルス/Deck Devastation Virus》 †

通常罠
自分フィールド上の攻撃力2000以上の闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
相手のフィールド上モンスターと手札、発動後(相手ターンで数えて)3ターンの間に
相手がドローしたカードを全て確認し、攻撃力1500以下のモンスターを破壊する。

('A`)「やはりか・・。」

(^q^)「効果でマシュマロンは消滅!さあ手札を見せてもらおうか・・ジュヘへ。」

エレ婆「小癪な真似を・・。」

エレ婆の手札:神聖なる魂、雷帝ザボルグ、手札断殺、聖なる魔術師

(^q^)「ジュヘへ・・聖なる魔術師は破壊される。そしてニュードリュアの攻撃、念呪術!!」

エレ婆「ちぃ、なかなかやるのお。」LP6200→4500

(^q^)「ターンエンドだ。」手札二枚

エレ婆「ワシのターン、ドローカードはサンダー・ドラゴン。魔のデッキウィルスの対象外じゃ。
    そしてサンダー・ドラゴンを捨てて効果発動。」

《サンダー・ドラゴン/Thunder Dragon》 †

効果モンスター
星5/光属性/雷族/攻1600/守1500
手札からこのカードを捨てる事で、
デッキから別の「サンダー・ドラゴン」を2枚まで手札に加える事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
この効果は自分のメインフェイズ中のみ使用する事ができる。

エレ婆「デッキから別のサンダー・ドラゴンを二枚手札に加える。そして速攻魔法手札断殺発動!」

《手札断殺》 †

速攻魔法
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。

エレ婆「ワシは今手札に加えたサンダー・ドラゴンを墓地に送り二枚ドロー!」

ガロード「今の流れは無駄がないな。ただ、今はウィルスが発動している・・。」

(^q^)「俺も手札を二枚墓地に送り、デッキからカードを二枚ドローする。
     さあババア、ドローしたカードを見せろ!」

エレ婆「ドローしたカードは光の召集とシャイン・エンジェルじゃ。シャイン・エンジェルは破壊される。」

(^q^)「強気にドローしたのが裏目に出たな・・ジュヘへ。」

エレ婆「まだじゃ!ワシはシャイン・エンジェルとマシュマロンをゲームから除外し
    神聖なる魂を特殊召喚する!」

《神聖なる魂(ホーリーシャイン・ソウル)/Soul of Purity And Light》 †

効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2000/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
フィールド上に存在する限り相手のバトルフェイズの間、
全ての相手モンスターの攻撃力は300ダウンする。

(^q^)「(だがニュードリュアは戦闘で破壊されればフィールド場のモンスターを道連れにする)」

エレ婆「そして神聖なる魂を生贄に捧げ雷帝ザボルグを生贄召喚。」

《雷帝ザボルグ/Zaborg the Thunder Monarch》 †

効果モンスター
星5/光属性/雷族/攻2400/守1000
このカードの生け贄召喚に成功した時、
フィールド上のモンスター1体を破壊する。

エレ婆「雷帝ザボルグの効果発動、デス・サンダー!」

圧縮された雷撃がニュードリュアを襲い焼殺した。周りに黒い煙が充満する。

(^q^)「げぇ・・そういえばさっき手札にあったっけな。」

エレ婆「雷帝ザボルグの攻撃、ローリング・サンダー!!」

(^q^)「ぐあああああああ。」LP7000→4600

( ^ω^)「形勢が逆転したお!」

エレ婆「ターンエンドじゃ。」手札1枚

(^q^)「俺様のターン、ジュヘへ、ババアのお陰でカードが揃ったぞ!
     俺はエンド・オブ・ザ・ワールドを発動するぜへへ。」

《エンド・オブ・ザ・ワールド/End of the World》 †

儀式魔法
「破滅の女神ルイン」「終焉の王デミス」の降臨に使用する事ができる。
フィールドか手札から、儀式召喚するモンスターと同じレベルになるように
生け贄を捧げなければならない。

(^q^)「俺様はレベル8の破壊竜ガンドラを生贄に捧げ終焉の王デミスを降臨させるぜへへ。」

( ^ω^)「あのモンスターは入学試験で涼風先生が使ったカードだお。」

(^q^)「(ダークゾーンの効果で攻撃力は2900まで上がるがあの伏せカードが
      気になるな・・。)終焉の王デミスの効果発動、終焉の嘆き!LP4600→2600

エレ婆「光の召集を捨てカウンター罠天罰を発動!効果は無効となりデミスは破壊される。天罰覿面!」

《天罰/Divine Wrath》 †

カウンター罠
手札を1枚捨てる。
効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。

天より神の裁きが下りデミスは破壊された

ガロード「(しっかし、このSSのデミスの扱いひどいな・・。)」

(^q^)「ゲェェ、ターンエンドだ。」手札0枚

エレ婆「ワシのターン、ドローカードはシャインスパーク。このフィールドに光を満たす!」

《シャインスパーク/Luminous Spark》

フィールド魔法
全ての光属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、守備力は400ポイントダウンする。

暗黒の雲の間から光が差し込みやがて眩しい程にまでなった

(^q^)「うお、まぶしっ! そ、それじゃ雷帝ザボルグの攻撃力は・・。」

エレ婆「ああ、お前さんのライフを上回る2900になるよ。攻撃せよ、ローリング・サンダー!」

(^q^)「ジュヘーーーーーーーーィ」LP2600→0

(^q^)「クッ、まだあきらめないぜへへ・・。ここは強行突破する!」

エレ婆「ふう、まだ懲りてないようだから罰を受けてもらおうか。」

そう叫ぶとデュエルディスクの先端から鉄線が飛び出し(^q^)を瞬く間にぐるぐる巻きにした。

(^q^)「俺様を一体どうするきだアッー!」

エレ婆「なあに、ちょっと気絶させるだけだよ。」

デュエルディスクにある青いスイッチを押すと鉄線に電流が流れ出し(^q^)は悶絶し始めた。

(^q^)「あばばばばばば、HA☆NA☆S・・。」

(^q^)はやがて動かなくなった。どうやら気絶したようだ。

エレ婆「小僧達、こいつは船に乗せて送還させるとしてお前達はいつまでここにいる気だい?」

( ^ω^)「アッー! もう皆走り終わってる頃だお。鬼塚にまたいびられるお。」

ガロード「そいつはやべえな。ダッシュで戻るぞ!」

('A`)「今度はダッシュかよ!ヒィー。」

3人は全力で走ったが時間に間に合わずペナルティとしてまず腹筋・背筋・腕立て150回を命じられた。
息絶え絶えになった所で雨が降り出しそこで終了となり、代わりにレポートの提出を課された。

(;´ω`)「体中がパンパンだお・・。雨に助けられるとは思わなかったお・・。」

ガロード「ああ。俺ちょっと港まで荷物取りに行くわ。先行っててくれ。」

家族等から生徒宛に送られてくる荷物は港で受け取る決まりになっている。荷物が
来た場合は朝の掲示板で知る事ができる。

(;'A`)「だいぶ雨が強くなってきたぞ。明日にしといた方がいいんじゃないか?」

ガロード「今日のうちに取ってきておきたいんだ。じゃあな。」

そういうとガロードは大雨の中を突っ切って行った。彼は疲れを知らないのだろうか。
ブーンとドクオは更衣室で着替えを済ましてからブーンの部屋でレポートの制作に取りかかる事にした。

( ^ω^)「ふう、やっと落ち着いたお。レポートのテーマは『自分のデッキの長所と短所』だお。
      レポート出されるの多すぎだろ・・常識的に考えて・・。」

('A`)「しっかしこの雨は尋常じゃない勢いだな。ガロードは大丈夫かよ。」

二人が窓を眺めていたその時、どす黒く染まった雷が島に落ちた。

( ^ω^)「な、なんだお。今の雷は!」

('A`)「わからねえ・・。ちょっと大広間に行ってみようぜ。」

急いで大広間に行くと既に大勢の生徒が集まっており憶測が飛び交っていた。
そこに涼風が現れ状況を説明し始めた。

涼風「今調査を依頼してるからまだ何が起きたのかわからないんだ。
   今の所被害はなさそうだから安心してくれ。」

( ^ω^)「あっ、ガロード!黒い雷が落ちたのを見たかお?」

ブーンの視線の先にはびしょ濡れのガロードがいた。手には赤い袋を持っている。

ガロード「黒い雷?知らないな。黒いだなんて不思議な現象だな。」

涼風「さあもうすぐ次の授業の時間だから行った行った。遅れちゃダメだよ。」

涼風に促され生徒達は散らばって行った。その頃黒い雷が落ちたと思われる場所では・・

エレ婆「この周辺に残った黒い跡・・これはまさかカードの怨念・・?」

                                      続く

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