第七話【連鎖のライン】
最終更新：ID:dRiOZd0fNw 2009年12月20日(日) 01:53:49履歴
前回のあらすじ
VIP高校でデュエル大会が開始された。天はニダーとのデュエルに勝利し二枚目のパズルカードを手に入れる。
そして同時刻、ブーンとドクオも同様に初戦を突破したことでカードを手に入れていたのであった。
(*'A`)（ふぅ…。無事に初戦はクリアしたな）
ピンポンパンポーン
(*'A`)（…校内放送か）
唐突に始まったアナウンスにドクオはニヤニヤしながら耳を傾けた。
（ ФωФ）「生徒諸君に連絡するのである。現在時点で一人の生徒が決勝トーナメント参加を決めたぞ」
(;'A`)（げっ。…もう六枚集めたのか）
（ ФωФ）「補足しておくとトップで予選を通過したのは三年主席の生徒である」
（ ФωФ）「君達も残る15の席を目指して健闘して欲しい。以上だ」
('A`)（こんな短期間でカードを集めきる人が居るならこんなところでタラタラしてられん！）
('A`)「…悪いが俺とデュエルしてくれ」
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのことかい？」
ドクオは無言で頷き返す。
(*'A`)（ボクっ娘の需要は高いと個人的に思う）
lw´‐ _‐ﾉv「よし、ボクも丁度相手を探していたとこだったんだ。手加減はしないよ」
('A`)「（可愛くてもデュエルとなれば話は別だ）臨むところだ」
('A`)「デュエル！！！」lw´‐ _‐ﾉv
lw´‐ _‐ﾉv「先攻はボクが貰うね。モンスターを一枚セットしてターンエンド」
('A`)「…俺のターン、ドロー」
('A`)「さっそく攻めさせてもらおう。闇竜の黒騎士を召喚」
闇竜の黒騎士
ATK1900
('A`)「…黒騎士でセットカードに攻撃」
lw´‐ _‐ﾉv「セットカードはハイエナだよ」
＜ハイエナ＞
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻1000/守 300
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
デッキから「ハイエナ」をフィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
闇竜の黒騎士（ATK1900） vs ハイエナ（DEF300）
lw´‐ _‐ﾉv「戦闘で破壊されたから守備表示でデッキから二体のハイエナを特殊召喚するね」
('A`)「カードを一枚セットしてエンドする」
Turn1
lw´‐ _‐ﾉvLP：4000 手札：5
□□□□□ 魔・罠
□□ＡＢ□ モ Ａ：ハイエナ Ｂ：ハイエナ
□Ｆ□□□ モ Ｆ：闇竜の黒騎士
□■□□□ 魔・罠 セットカード
('A`)LP：4000 手札：4
lw´‐ _‐ﾉv「ボクはまたモンスターを一枚セットしてターンエンドだよ」
('A`)「ちょっと待てくれ。エンドフェイズにセットしておいた死霊ゾーマを発動させる」
死霊ゾーマ
DEF500
('A`)「…じゃあ俺のターンだ。ドロー」
('A`)「手札からおろかな埋葬を発動。対象はフェルグラントドラゴン」
('A`)「続けて創世の預言者を召喚。効果を発動させてもらう」
＜創世(そうせい)の預言者(よげんしゃ)＞
効果モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻1800/守 600
手札を１枚捨てる。
自分の墓地に存在するレベル７以上のモンスター１体を手札に加える。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
('A`)「手札の地獄の門番イル・ブラッドを捨てて墓地のフェルグラントを回収する」
('A`)「死霊ゾーマを攻撃表示に変更。バトルフェイズに入るぞ。黒騎士、ゾーマでハイエナを攻撃」
lw´‐ _‐ﾉv「ハイエナ二体は破壊されるよ」
('A`)（…あのセットカードはリクルーターだろうからここで攻撃は止めておく）
('A`)「メインフェイズ２はスキップしてそのままターンエンドする」
Turn2
lw´‐ _‐ﾉvLP：4000 手札：5
□□□□□ 魔・罠
□□■□□ モ セットカード
□ＦＧＨ□ モ Ｆ：闇竜の黒騎士 Ｇ：死霊ゾーマ Ｈ：創世の預言者
□一□□□ 魔・罠 一：死霊ゾーマ
('A`)LP：4000 手札：3
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのターン。またまたモンスターをセット。よし、ちょっと面白いことでもしようかな」
lw´‐ _‐ﾉv「魔法カードうごめく影、発動！」
＜うごめく影(かげ)＞
永続魔法
３００ライフポイントを払う事で、自分フィールド上の裏側守備表示モンスターを
シャッフルして、再び裏側守備表示で並べ替える。
この効果は１ターンに１度だけ使用する事ができる。
lw´‐ _‐ﾉvLP：4000→3700
('A`)（わざわざシャッフルしたということはそのセットカードには攻撃されたくないということか？）
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのターンはこれでお終い」
('A`)「俺のターン。そのままバトルだ」
('A`)「死霊ゾーマで俺から見て右側のセットカードに攻撃！」
lw´‐ _‐ﾉv「（ふふ、上手くいった）攻撃されたこの子は砂バク」
＜砂(さ)バク＞
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻 900/守 300
リバース：表側表示でフィールド上に存在するモンスター１体を
裏側守備表示にする。「砂バク｣は選択できない。
lw´‐ _‐ﾉv「創世の預言者をセット状態にするね」
('A`)（さて…、よく考えるんだ。この状況で攻撃を続行するのかしないのかを。このターンの残り攻撃回数は一回のみ）
('A`)（この状況で危惧しなければならないカードはハイエナのような複数のモンスターを引っ張ってくるリクルーターか）
('A`)（ハイエナを投入しているデッキで上位互換と言える素早いモモンガを投入していない理由はほぼ無い）
＜素早(すばや)いモモンガ＞
効果モンスター
星２/地属性/獣族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
自分は１０００ライフポイント回復する。
さらにデッキから「素早いモモンガ」をフィールド上に
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
('A`)（下手に攻撃すると返しのターンで最上級が出てくる可能性があるしな）
(;'A`)（だがセットカードはリクルーターではなく今のようにリバースモンスターの可能性もある）
(;-A-)（わざわざ直前にシャッフルしたことも引っ掛る。攻撃を運頼みとはいえ砂バクに攻撃をそらしたかったその真意）
('A`)（…駄目だ。考えても埒が明かん。ここは―）
('A`)『攻撃は、続行しない！』
('A`)（何となくだがここで出しておくべきだと直感が訴えてるしこいつを呼んでおく）
('A`)「メインフェイズ２に移る。闇竜の黒騎士と創世の預言者をリリース！フェルグラントドラゴンをアドバンス召喚！」
フェルグラントドラゴン
ATK2800
('A`)「俺はターンエンドする」
Turn3
lw´‐ _‐ﾉvLP：3700 手札：4
□□�、□◆）癲�罠 � ГΔ瓦瓩�影
□□■□□ モ セットカード
□ＦＧＨ□ モ Ｆ：フェルグラントドラゴン Ｇ：死霊ゾーマ
□一□□□ 魔・罠 一：死霊ゾーマ
('A`)LP：4000 手札：3
lw´‐ _‐ﾉv「ドロー。そろそろ攻めてくよ」
('A`)「…ゴクリ」
lw´‐ _‐ﾉv「さっきのターン、君は攻撃するかしないか悩んでいたみたいだけど実はあれどっちでも良かったんだ」
(?'A`)「えっ」
lw´‐ _‐ﾉv「だってボクの場にいるモンスターはこの子だから。反転召喚させるね」
＜デスハムスター＞
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻 900/守 600
リバース：自分のデッキから「デスハムスター」１体を
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
('A`)「…なるほど。砂バクに攻撃があたったときに決まっていた訳か」
('A`)「残ったモンスターで攻撃したらリバース効果でリクルート。そっちのターンでもう一度リバース効果でリクルートする」
('A`)「逆に攻撃しなかったら今のようになる。結局どうやっても二体のモンスターが場に残る」
lw´‐ _‐ﾉv「大正解。それじゃあボクは場の二体のモンスターをリリースして―」
('A`)（やはりでかいのが来るか！）
lw´‐ _‐ﾉv「百獣王ベヒーモスをアドバンス召喚！」
＜百獣王(アニマル・キング) ベヒーモス＞
効果モンスター
星７/地属性/獣族/攻2700/守1500
このカードは生け贄１体で通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力は２０００になる。
生け贄召喚に成功した時、生け贄に捧げた数だけ
自分の墓地の獣族モンスターを持ち主の手札に戻す事ができる。
lw´‐ _‐ﾉv「ベヒーモスの効果で墓地からハイエナとデスハムスターを回収するね」
('A`)（最上級を召喚した上でまだ手札枚数に変化がない…だと…）
('A`)（しかしまだフェルグラントには及ばない。ゾーマを攻撃しても互いに大ダメージが入るから…）
('A`)（とりあえずは大丈夫だろう）
lw´‐ _‐ﾉv「ポイズン・ファングを発動してからバトル！」
＜ポイズン・ファング＞
永続魔法
獣族モンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、
相手ライフに５００ポイントダメージを与える。
lw´‐ _‐ﾉv「ベヒーモスで死霊ゾーマを攻撃するよ」
('A`)（突っ込んでくるとか予想外デス）
百獣王ベヒーモス（ATK2700） vs 死霊ゾーマ（ATK1800）
('A`)LP：4000→3100
('A`)「ゾーマが破壊されたことで効果発動、破壊したモンスター分のダメージを与える！」
lw´‐ _‐ﾉv「こっちもポイズン・ファングの効果で500の追加ダメージを与えるよ！」
lw´‐ _‐ﾉvLP：3700→1000
('A`)LP：3100→2600
lw´‐ _‐ﾉv「ちょっと痛かったかな…。メインフェイズ２にカードを二枚セットしてターンエンド」
('A`)「俺のターン。ドロー」
('A`)（相手のセットカードには気を配るべきだが今の俺にセットを対策できるカードは無い）
('A`)「バトルだ。フェルグラントでベヒーモスを攻撃する」
lw´‐ _‐ﾉv「そのダメージステップに突進を発動させるよ」
(;'A`)「予想できていたがこれは不味い」
フェルグラントドラゴン（ATK2800） vs 百獣王ベヒーモス（ATK3400）
('A`)LP：2600→2000→1500
(;'A`)「…カードを二枚セットしてターンエンド」
Turn4
lw´‐ _‐ﾉvLP：1000 手札：2
□□�´□� 魔・罠 � ГΔ瓦瓩�影 �▲櫂ぅ坤鵐侫．鵐亜．札奪肇�ード
□□Ａ□□ モ Ａ：百獣王ベヒーモス
□□□□□ モ
□■■□□ 魔・罠 セットカード×2
('A`)LP：1500 手札：2
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのターン。じゃあ遠慮なく攻撃させてもらうね」
lw´‐ _‐ﾉv「ベヒーモスでプレイヤーにダイレクトアタック！」
('A`)「その攻撃は通させない！和睦の使者を発動。このターンの戦闘ダメージを0にする」
lw´‐ _‐ﾉv「むぅ。残念。モンスターをセットしてボクのターンは終わり」
('A`)「俺のターン、ドロー！」
(;'A`)（手札は揃った。後は相手と運次第だ）
('A`)「俺は死者への供物を発動させる！対象は勿論ベヒーモス」
＜死者(ししゃ)への供物(くもつ)＞
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊する。
次の自分のドローフェイズをスキップする。
lw´‐ _‐ﾉv「破壊はさせないよ。チェーンしてキャトルミューティレーションを発動！」
＜キャトルミューティレーション＞
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する獣族モンスター１体を手札に戻し、
手札から戻したモンスターと同じレベルの獣族モンスター１体を特殊召喚する。
lw´‐ _‐ﾉv「これで死者への供物は不発だね」
('A`)「いいやこれでいい」
lw´‐ _‐ﾉv「？」
('A`)「正直、この魔法にチェーンしてくれなかったら俺は完全に詰んでいた」
lw´‐ _‐ﾉv「どういうこと？」
('A`)「見ていたら分かる。続けて俺はキャトルミューティレーションに無謀な欲張りをチェーン発動！」
('A`)「…条件は整った。最後のチェーンカード、奇跡の蘇生を発動だ」
＜無謀(むぼう)な欲張(よくば)り＞
通常罠
カードを２枚ドローし、以後自分のドローフェイズを２回スキップする。
＜奇跡の蘇生(ミラクル・リボーン)＞
速攻魔法
チェーン４以降に発動する事ができる。
墓地からモンスター１体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、
このカードは発動できない。
('A`)「さてチェーン処理に入るぞ。まず奇跡の蘇生の効果でフェルグラントドラゴンを蘇生！」
('A`)「無謀な欲張りの効果で二枚ドローし…」
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのベヒーモスが手札に戻ってから特殊召喚される」
('A`)「最後に俺の死者への供物が不発になって処理が終わる。次にフェルグラントドラゴンの効果処理に移る」
('A`)「俺は墓地のイル・ブラッドを指定。攻撃力が1200上昇する！」
フェルグラントドラゴン
ATK2800→4000
('A`)「止めを刺させてもらう。フェルグラントでベヒーモスに攻撃！シャイニングスラッシャー！」
フェルグラントドラゴン（ATK4000） vs 百獣王ベヒーモス（ATK2700）
lw´‐ _‐ﾉvLP：1000→0
lw´‐ _‐ﾉv「あーあ、やられちゃった。ゾーマを倒したのが失敗だったかな。でも変わらない、か。これがカードだよ」
('A`)「…確かに受け取った。また機会があればデュエルしたいところだ」
lw´‐ _‐ﾉv「うん、今度は負けないよ」
('A`)（俺は三枚目のカードを手に入れたわけだが…。ま、あいつらなら心配はいらんだろう）
第七話・完 次回につづく
【今日の最強カード】
＜奇跡の蘇生(ミラクル・リボーン)＞
速攻魔法
チェーン４以降に発動する事ができる。
墓地からモンスター１体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、
このカードは発動できない。
('A`)「今日の最強カードは奇跡の蘇生だ」
('A`)「発動条件はチェーン４以降と非常に厳しいが効果そのものは非常に強力だ。なんといっても完全蘇生だしな」
('A`)「フリーチェーンのカードで固めてやれば案外チェーン数は稼げる」
('A`)「不確定だが今回のように相手のチェーンも利用すればより楽になるだろう」
VIP高校でデュエル大会が開始された。天はニダーとのデュエルに勝利し二枚目のパズルカードを手に入れる。
そして同時刻、ブーンとドクオも同様に初戦を突破したことでカードを手に入れていたのであった。
(*'A`)（ふぅ…。無事に初戦はクリアしたな）
ピンポンパンポーン
(*'A`)（…校内放送か）
唐突に始まったアナウンスにドクオはニヤニヤしながら耳を傾けた。
（ ФωФ）「生徒諸君に連絡するのである。現在時点で一人の生徒が決勝トーナメント参加を決めたぞ」
(;'A`)（げっ。…もう六枚集めたのか）
（ ФωФ）「補足しておくとトップで予選を通過したのは三年主席の生徒である」
（ ФωФ）「君達も残る15の席を目指して健闘して欲しい。以上だ」
('A`)（こんな短期間でカードを集めきる人が居るならこんなところでタラタラしてられん！）
('A`)「…悪いが俺とデュエルしてくれ」
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのことかい？」
ドクオは無言で頷き返す。
(*'A`)（ボクっ娘の需要は高いと個人的に思う）
lw´‐ _‐ﾉv「よし、ボクも丁度相手を探していたとこだったんだ。手加減はしないよ」
('A`)「（可愛くてもデュエルとなれば話は別だ）臨むところだ」
('A`)「デュエル！！！」lw´‐ _‐ﾉv
lw´‐ _‐ﾉv「先攻はボクが貰うね。モンスターを一枚セットしてターンエンド」
('A`)「…俺のターン、ドロー」
('A`)「さっそく攻めさせてもらおう。闇竜の黒騎士を召喚」
闇竜の黒騎士
ATK1900
('A`)「…黒騎士でセットカードに攻撃」
lw´‐ _‐ﾉv「セットカードはハイエナだよ」
＜ハイエナ＞
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻1000/守 300
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
デッキから「ハイエナ」をフィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
闇竜の黒騎士（ATK1900） vs ハイエナ（DEF300）
lw´‐ _‐ﾉv「戦闘で破壊されたから守備表示でデッキから二体のハイエナを特殊召喚するね」
('A`)「カードを一枚セットしてエンドする」
Turn1
lw´‐ _‐ﾉvLP：4000 手札：5
□□□□□ 魔・罠
□□ＡＢ□ モ Ａ：ハイエナ Ｂ：ハイエナ
□Ｆ□□□ モ Ｆ：闇竜の黒騎士
□■□□□ 魔・罠 セットカード
('A`)LP：4000 手札：4
lw´‐ _‐ﾉv「ボクはまたモンスターを一枚セットしてターンエンドだよ」
('A`)「ちょっと待てくれ。エンドフェイズにセットしておいた死霊ゾーマを発動させる」
死霊ゾーマ
DEF500
('A`)「…じゃあ俺のターンだ。ドロー」
('A`)「手札からおろかな埋葬を発動。対象はフェルグラントドラゴン」
('A`)「続けて創世の預言者を召喚。効果を発動させてもらう」
＜創世(そうせい)の預言者(よげんしゃ)＞
効果モンスター
星４/光属性/魔法使い族/攻1800/守 600
手札を１枚捨てる。
自分の墓地に存在するレベル７以上のモンスター１体を手札に加える。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
('A`)「手札の地獄の門番イル・ブラッドを捨てて墓地のフェルグラントを回収する」
('A`)「死霊ゾーマを攻撃表示に変更。バトルフェイズに入るぞ。黒騎士、ゾーマでハイエナを攻撃」
lw´‐ _‐ﾉv「ハイエナ二体は破壊されるよ」
('A`)（…あのセットカードはリクルーターだろうからここで攻撃は止めておく）
('A`)「メインフェイズ２はスキップしてそのままターンエンドする」
Turn2
lw´‐ _‐ﾉvLP：4000 手札：5
□□□□□ 魔・罠
□□■□□ モ セットカード
□ＦＧＨ□ モ Ｆ：闇竜の黒騎士 Ｇ：死霊ゾーマ Ｈ：創世の預言者
□一□□□ 魔・罠 一：死霊ゾーマ
('A`)LP：4000 手札：3
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのターン。またまたモンスターをセット。よし、ちょっと面白いことでもしようかな」
lw´‐ _‐ﾉv「魔法カードうごめく影、発動！」
＜うごめく影(かげ)＞
永続魔法
３００ライフポイントを払う事で、自分フィールド上の裏側守備表示モンスターを
シャッフルして、再び裏側守備表示で並べ替える。
この効果は１ターンに１度だけ使用する事ができる。
lw´‐ _‐ﾉvLP：4000→3700
('A`)（わざわざシャッフルしたということはそのセットカードには攻撃されたくないということか？）
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのターンはこれでお終い」
('A`)「俺のターン。そのままバトルだ」
('A`)「死霊ゾーマで俺から見て右側のセットカードに攻撃！」
lw´‐ _‐ﾉv「（ふふ、上手くいった）攻撃されたこの子は砂バク」
＜砂(さ)バク＞
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻 900/守 300
リバース：表側表示でフィールド上に存在するモンスター１体を
裏側守備表示にする。「砂バク｣は選択できない。
lw´‐ _‐ﾉv「創世の預言者をセット状態にするね」
('A`)（さて…、よく考えるんだ。この状況で攻撃を続行するのかしないのかを。このターンの残り攻撃回数は一回のみ）
('A`)（この状況で危惧しなければならないカードはハイエナのような複数のモンスターを引っ張ってくるリクルーターか）
('A`)（ハイエナを投入しているデッキで上位互換と言える素早いモモンガを投入していない理由はほぼ無い）
＜素早(すばや)いモモンガ＞
効果モンスター
星２/地属性/獣族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
自分は１０００ライフポイント回復する。
さらにデッキから「素早いモモンガ」をフィールド上に
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
('A`)（下手に攻撃すると返しのターンで最上級が出てくる可能性があるしな）
(;'A`)（だがセットカードはリクルーターではなく今のようにリバースモンスターの可能性もある）
(;-A-)（わざわざ直前にシャッフルしたことも引っ掛る。攻撃を運頼みとはいえ砂バクに攻撃をそらしたかったその真意）
('A`)（…駄目だ。考えても埒が明かん。ここは―）
('A`)『攻撃は、続行しない！』
('A`)（何となくだがここで出しておくべきだと直感が訴えてるしこいつを呼んでおく）
('A`)「メインフェイズ２に移る。闇竜の黒騎士と創世の預言者をリリース！フェルグラントドラゴンをアドバンス召喚！」
フェルグラントドラゴン
ATK2800
('A`)「俺はターンエンドする」
Turn3
lw´‐ _‐ﾉvLP：3700 手札：4
□□�、□◆）癲�罠 � ГΔ瓦瓩�影
□□■□□ モ セットカード
□ＦＧＨ□ モ Ｆ：フェルグラントドラゴン Ｇ：死霊ゾーマ
□一□□□ 魔・罠 一：死霊ゾーマ
('A`)LP：4000 手札：3
lw´‐ _‐ﾉv「ドロー。そろそろ攻めてくよ」
('A`)「…ゴクリ」
lw´‐ _‐ﾉv「さっきのターン、君は攻撃するかしないか悩んでいたみたいだけど実はあれどっちでも良かったんだ」
(?'A`)「えっ」
lw´‐ _‐ﾉv「だってボクの場にいるモンスターはこの子だから。反転召喚させるね」
＜デスハムスター＞
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻 900/守 600
リバース：自分のデッキから「デスハムスター」１体を
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
('A`)「…なるほど。砂バクに攻撃があたったときに決まっていた訳か」
('A`)「残ったモンスターで攻撃したらリバース効果でリクルート。そっちのターンでもう一度リバース効果でリクルートする」
('A`)「逆に攻撃しなかったら今のようになる。結局どうやっても二体のモンスターが場に残る」
lw´‐ _‐ﾉv「大正解。それじゃあボクは場の二体のモンスターをリリースして―」
('A`)（やはりでかいのが来るか！）
lw´‐ _‐ﾉv「百獣王ベヒーモスをアドバンス召喚！」
＜百獣王(アニマル・キング) ベヒーモス＞
効果モンスター
星７/地属性/獣族/攻2700/守1500
このカードは生け贄１体で通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力は２０００になる。
生け贄召喚に成功した時、生け贄に捧げた数だけ
自分の墓地の獣族モンスターを持ち主の手札に戻す事ができる。
lw´‐ _‐ﾉv「ベヒーモスの効果で墓地からハイエナとデスハムスターを回収するね」
('A`)（最上級を召喚した上でまだ手札枚数に変化がない…だと…）
('A`)（しかしまだフェルグラントには及ばない。ゾーマを攻撃しても互いに大ダメージが入るから…）
('A`)（とりあえずは大丈夫だろう）
lw´‐ _‐ﾉv「ポイズン・ファングを発動してからバトル！」
＜ポイズン・ファング＞
永続魔法
獣族モンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、
相手ライフに５００ポイントダメージを与える。
lw´‐ _‐ﾉv「ベヒーモスで死霊ゾーマを攻撃するよ」
('A`)（突っ込んでくるとか予想外デス）
百獣王ベヒーモス（ATK2700） vs 死霊ゾーマ（ATK1800）
('A`)LP：4000→3100
('A`)「ゾーマが破壊されたことで効果発動、破壊したモンスター分のダメージを与える！」
lw´‐ _‐ﾉv「こっちもポイズン・ファングの効果で500の追加ダメージを与えるよ！」
lw´‐ _‐ﾉvLP：3700→1000
('A`)LP：3100→2600
lw´‐ _‐ﾉv「ちょっと痛かったかな…。メインフェイズ２にカードを二枚セットしてターンエンド」
('A`)「俺のターン。ドロー」
('A`)（相手のセットカードには気を配るべきだが今の俺にセットを対策できるカードは無い）
('A`)「バトルだ。フェルグラントでベヒーモスを攻撃する」
lw´‐ _‐ﾉv「そのダメージステップに突進を発動させるよ」
(;'A`)「予想できていたがこれは不味い」
フェルグラントドラゴン（ATK2800） vs 百獣王ベヒーモス（ATK3400）
('A`)LP：2600→2000→1500
(;'A`)「…カードを二枚セットしてターンエンド」
Turn4
lw´‐ _‐ﾉvLP：1000 手札：2
□□�´□� 魔・罠 � ГΔ瓦瓩�影 �▲櫂ぅ坤鵐侫．鵐亜．札奪肇�ード
□□Ａ□□ モ Ａ：百獣王ベヒーモス
□□□□□ モ
□■■□□ 魔・罠 セットカード×2
('A`)LP：1500 手札：2
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのターン。じゃあ遠慮なく攻撃させてもらうね」
lw´‐ _‐ﾉv「ベヒーモスでプレイヤーにダイレクトアタック！」
('A`)「その攻撃は通させない！和睦の使者を発動。このターンの戦闘ダメージを0にする」
lw´‐ _‐ﾉv「むぅ。残念。モンスターをセットしてボクのターンは終わり」
('A`)「俺のターン、ドロー！」
(;'A`)（手札は揃った。後は相手と運次第だ）
('A`)「俺は死者への供物を発動させる！対象は勿論ベヒーモス」
＜死者(ししゃ)への供物(くもつ)＞
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊する。
次の自分のドローフェイズをスキップする。
lw´‐ _‐ﾉv「破壊はさせないよ。チェーンしてキャトルミューティレーションを発動！」
＜キャトルミューティレーション＞
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する獣族モンスター１体を手札に戻し、
手札から戻したモンスターと同じレベルの獣族モンスター１体を特殊召喚する。
lw´‐ _‐ﾉv「これで死者への供物は不発だね」
('A`)「いいやこれでいい」
lw´‐ _‐ﾉv「？」
('A`)「正直、この魔法にチェーンしてくれなかったら俺は完全に詰んでいた」
lw´‐ _‐ﾉv「どういうこと？」
('A`)「見ていたら分かる。続けて俺はキャトルミューティレーションに無謀な欲張りをチェーン発動！」
('A`)「…条件は整った。最後のチェーンカード、奇跡の蘇生を発動だ」
＜無謀(むぼう)な欲張(よくば)り＞
通常罠
カードを２枚ドローし、以後自分のドローフェイズを２回スキップする。
＜奇跡の蘇生(ミラクル・リボーン)＞
速攻魔法
チェーン４以降に発動する事ができる。
墓地からモンスター１体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、
このカードは発動できない。
('A`)「さてチェーン処理に入るぞ。まず奇跡の蘇生の効果でフェルグラントドラゴンを蘇生！」
('A`)「無謀な欲張りの効果で二枚ドローし…」
lw´‐ _‐ﾉv「ボクのベヒーモスが手札に戻ってから特殊召喚される」
('A`)「最後に俺の死者への供物が不発になって処理が終わる。次にフェルグラントドラゴンの効果処理に移る」
('A`)「俺は墓地のイル・ブラッドを指定。攻撃力が1200上昇する！」
フェルグラントドラゴン
ATK2800→4000
('A`)「止めを刺させてもらう。フェルグラントでベヒーモスに攻撃！シャイニングスラッシャー！」
フェルグラントドラゴン（ATK4000） vs 百獣王ベヒーモス（ATK2700）
lw´‐ _‐ﾉvLP：1000→0
lw´‐ _‐ﾉv「あーあ、やられちゃった。ゾーマを倒したのが失敗だったかな。でも変わらない、か。これがカードだよ」
('A`)「…確かに受け取った。また機会があればデュエルしたいところだ」
lw´‐ _‐ﾉv「うん、今度は負けないよ」
('A`)（俺は三枚目のカードを手に入れたわけだが…。ま、あいつらなら心配はいらんだろう）
第七話・完 次回につづく
【今日の最強カード】
＜奇跡の蘇生(ミラクル・リボーン)＞
速攻魔法
チェーン４以降に発動する事ができる。
墓地からモンスター１体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、
このカードは発動できない。
('A`)「今日の最強カードは奇跡の蘇生だ」
('A`)「発動条件はチェーン４以降と非常に厳しいが効果そのものは非常に強力だ。なんといっても完全蘇生だしな」
('A`)「フリーチェーンのカードで固めてやれば案外チェーン数は稼げる」
('A`)「不確定だが今回のように相手のチェーンも利用すればより楽になるだろう」
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