第十五話「この気持ちは嘘じゃない」
最終更新：ID:LV0zvNPoLQ 2010年02月19日(金) 12:50:03履歴
あらすじ
デュエルにより人の魂を奪っていた龍人と、闘うことになったｱｷﾗ。事件を止めるためにこちらから攻めるも、そこでツンの身に異常があらわれるようで？
偉大なる獣と神獣の王のようです
第十五話「この気持ちは嘘じゃない」
学校、放課後
('A`)「それでどうなったんだ？」
ｱｷﾗ「とりあえずは地域ごとに各個撃破って形になったよ」
('A`)「結局大掛かりな作戦はないのか」
ｱｷﾗ「獣人と人間は折り合いがよくないからね。あまり街中でことを荒立てて、人間達との摩擦が強くなると厄介なんだって」
('A`)「消極的にならざるを得ないというわけか」
ｱｷﾗ「人間も、獣人も、そして龍人も。同じ人なんだから仲よくできればいいのにね」
('A`)「そうだな、実際に接してみれば種族の違いなんてたいしたことじゃない。だけど、それに気付くのは難しいことなんだろうな」
ｱｷﾗ「誰だって傷つくのは嫌だろうし、傷つけるのだって嫌なはずなのに……。それでも種族の違いだけで人は争うんだね。少しだけ神様ッスの言ってたこと、わかる気がするよ」
('A`)「ｱｷﾗ……。確かに種族間には根深い問題があるのかもしれない、だがそれでも俺達は親しくなれた。それは、種族が違えど人は手を取り合うことができるってことの、証明なんじゃないか？」
ｱｷﾗ「種族は違えど人は手を取り合うことができる……か、そうだよね。うん、そうだよ！ 人は仲良くできる！ 落ち込んでても問題が解決するわけじゃないし、今はできることからしないとね！」
('A`)「ああ。前向きな方がｱｷﾗらしくていいと思うぜ」
ｱｷﾗ「それじゃあ、早速だけどﾄﾞｸｵ君。おどけて」
('A`)「……は？」
ｱｷﾗ「重い空気になったからおどけて。空気を軽くするのがﾄﾞｸｵ君の今できることだよ」
(;'A`)「そんな急におどけろっていわれても、えっと……」
ｱｷﾗ「わくわく」
('A`)「……パ、パラリラドーン！」
ｱｷﾗ「あっ、ツンとブーンが戻って来たよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「お待たせ。ばっちり情報つかんできたわよ」
( ＾ω＾)「それで、ﾄﾞｸｵはなにをやってるんだお？」
(;'A`)「うわぁぁぁ！ 武士の情けだ！ いっそ死なせてくれぇぇぇ！」
ｱｷﾗ「ﾄﾞｸｵ君、今から真面目な話をするんだから静かに！」
('A`)「……はい」
ξﾟ��ﾟ)ξ(ｱｷﾗのﾄﾞｸｵ遊びにも磨きがかかってきたわね)
ξﾟ��ﾟ)ξ「それでその真面目な話だけど、どうやら隣り街で事件が発生しているらしいわ」
( ＾ω＾)「目撃情報も多数あって、どうやらこの龍人はそこまで人目を気にしていないみたいだお」
ｱｷﾗ「でも人目を気にしないといっても、さすがに大勢の前で龍化はできないよね？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ええ。目撃情報はあるものの、全て路地裏などの人通りが少ない場所になってるわ。いつでも龍化できるようにしてるんでしょうね」
('A`)「慎重なのか大雑把なのかわからないやつだな」
ｱｷﾗ「とりあえず隣り街まで行ってみようよ」
隣り街
ｱｷﾗ「私、この辺り来るの初めてだよ。あっ！ ツン、見て見て！ ペットショップがあるよ！」
( ＾ω＾)「ｱｷﾗは動物が好きなのかお？」
('A`)「まあ動物も好きらしいが、それよりもペットショップに売ってる動物用のおもちゃが好きというか」
( ＾ω＾)「ああ、なんか納得だお」
ｱｷﾗ「ペットショップに入ろうよ！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「今日は龍人を探しに来たんでしょ。また今度遊びに連れて来てあげるから」
ｱｷﾗ「……うん、約束だよ？」
('A`)「ときどきツンってｱｷﾗの保護者っぽいよな」
( ＾ω＾)「ｱｷﾗがときどき幼くなってるだけのような気もするお」
('A`)「幼いというか、興味のある物を見つけた犬って感じだよな。昔、遊園地いったときも……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「そこの二人、いつまでボサッとしてるの！ 目撃情報について話すわよ！」
('A`)「ああ、すまない。頼む」
ξﾟ��ﾟ)ξ「それでその龍人の特徴だけど、暗い雰囲気でいかにも引きこもりって感じの外見らしいわ」
('A`)「引きこもりみたいな外見って、どんな感じなんだ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「さすがにそこまではわからないわよ。でも見たら案外わかるものなんじゃない？ それじゃ早く発見するためにも、二手に分かれるわよ」
('A`)「組分けは俺とｱｷﾗ、ツンとブーンでいいな？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「構わないわ。では一時間後、またここへ集合するように。いいわね？」
ｱｷﾗ「うん。もし龍人を見つけても無理にデュエルしちゃダメだよ？ 負けたりしたら大変なことになるからね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ええ、わかったわ」
( ＾ω＾)「ツンが暴走しないよう、僕が見張ってるから安心するお」
('A`)「ははは！ ツンが暴走したらブーンじゃ止められないだろ？」
( ＾ω＾)「そりゃそうだったお。あっはっは！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……アンタ達が私のことどう思っているのか、よぉぉぉくわかったわ！」
(;'A`)「ｱｷﾗ、俺達はこっちへ行こうぜ！」
ｱｷﾗ「あ、うん、引っ張らなくても」
(；＾ω＾)(あの野郎、逃げやがったお！)
ξﾟ��ﾟ)ξ「ブーン？ 私達はこっちに行きましょう。さっきのはどういう意味か、たっぷり聞かせてもらうわよ？」
(；＾ω＾)「…………はい」
ｱｷﾗチーム
ｱｷﾗ「はあ、後ろ髪引かれる思いだけど、また遊びに来ればいいもんね」
('A`)「そんなにさっきのペットショップが気になるのか？」
ｱｷﾗ「うん。凄く可愛いな首輪が売ってたから」
(;'A`)「首輪!?」
ｱｷﾗ「やっぱりプロポーズのときもらうのは、ああいう婚約首輪がいいな」
(;'A`)「婚約首輪!?」
ｱｷﾗ「それで結婚式でその首輪をつけてもらってさ、きゃっ恥ずかしい」
(;'A`)「結婚式で首輪!?」
ｱｷﾗ「さっきからどうしたの？」
('A`)「風習の違いに驚いていたというか。人間は首輪をつけないからさ」
ｱｷﾗ「そういえば、人間は首輪じゃなくて指輪をつけるんだっけ？」
('A`)「そうだな。婚約も指輪だし、結婚式も指輪だ」
ｱｷﾗ「……そっちに慣れたほうがいいのかな」
('A`)「えっ？」
ｱｷﾗ「ふふ、なんでもないよ」
ツンチーム
( ＾ω＾)(今頃向こうはイチャラブってるに決まってるお。手札を一枚捨ててﾄﾞｸｵに天罰を！)
ξﾟ��ﾟ)ξ「ボーッとしてないでちゃんと探しなさいよ」
( ＾ω＾)「わかってるお」
ξﾟ��ﾟ)ξ(二人きりなのに上の空、やっぱりいつも怒ってばかりの私とじゃ楽しくないわよね……そうだ！ だったらもっと優しくすればいいじゃない)
ξﾟ��ﾟ)ξ「ちょ、ちょっとぐらいなら休憩してもいいのよ？ ほら、ブーンは体力ないんだし」
( ＾ω＾)「馬鹿にするなお！ こんなすぐに疲れるやつがいるかお」
ξﾟ��ﾟ)ξ「だ、だったらもっと頑張りなさいよね！」
( ＾ω＾)「いわれなくともやってるお！」
ξﾟ��ﾟ)ξ(……こんなつもりじゃなかっただけどな。私はブーンともっと仲良くしたいのに)
( ＾ω＾)「ツン……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「なによ！」
( ＾ω＾)「すまないお」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え？ べ、べつに謝るなら許してあげないこともないっていうか、私も悪かった部分あるし」
( ＾ω＾)「うん？ すまないお、ちょっとお手洗いに」
ξ#ﾟ��ﾟ)ξ「さっさと済ませてこい!!」
路地裏
( ＾ω＾)「トイレぐらいでそこまで怒らなくてもいいのに。さて、ツンがまた騒ぐ前に戻るとするかお。……あれ、こんなところでデュエルやってるお？」
(-＿-)「ダイレクトアタック！」
LP４００→０
(-＿-)「気を失ってしまいましたか。ですがこれでボクの勝ちですね。貴方の魂はもらいますよ」
( ＾ω＾)(魂!? ということは、あれが例の龍人？ どうするお。ツン達を呼びにいけば、その間に負けた人の魂は取られてしまう。でも、もし突っ込んで負ければ僕も……いや、勝てばいいんだお！)
( ＾ω＾)「ちょっと待つお！」
(-＿-)「わっ!? ボクじゃないです人違いですごめんなさい生まれてきてごめんなさい」
( ＾ω＾)「なにがだお？」
(-＿-)「ボクみたいなクズが人様から声をかけられるわけないんですだから人違いなんです生まれてこなければよかったんです」
( ＾ω＾)「……ごほん。とにかく、その人の魂は奪わせないお」
(-＿-)「なんだ、ボクの敵だったんですか」
( ＾ω＾)「急に落ち着いたおね」
(-＿-)「ありえない事態に少しパニクってしまいましたが、敵意をもって話しかけられたのなら納得です。それより、なぜこの人の魂を奪うを止めるんですか？」
( ＾ω＾)「なぜって、魂を奪われたらその人は目覚めなくなるお。そんなのよくないに決まってるお」
(-＿-)「この人が、デュエルに負けたほうはなにをされても構わない、というルールを提示してきました。それでもですか？」
( ＾ω＾)「それでもだお、いくらなんでもやり過ぎだお」
(-＿-)「理解し合えないって悲しいですね、鬱だ。ああもうなんだっていいです、デュエルで決着をつけることにしましょう」
( ＾ω＾)「……構わないお！」
( ＾ω＾)「「デュエル!!」」(-＿-)
…………
(;-＿-) LP２８００→１４００
(-＿-)「こんなに強い人は初めてです、鬱です、死にそうです」
( ＾ω＾)「魂は奪わせない、もう諦めるお！」
(-＿-)「一応ボクはまだ余力を残してるんですよ。ぐぅ、ぐうううう！ う、あ、アアァァァァ!!」
( ＾ω＾)「こ、これは？」
(･＿･)「龍化させられるとはね。君、激しくむかつくよ！ ボロ雑巾みたいにしてやる！」
( ＾ω＾)「龍化、凄い迫力だお……だが僕が勝つお！」
(･＿･)「全てをなぎ払う強き風よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ストロング・ウィンド・ドラゴン』アドバンス召喚!!」
ツンサイド
ξﾟ��ﾟ)ξ「遅いわね、もうちょっとで待ち合わせの時間になるわよ。いったいいつまで待たせる気なのかしら」
ゴオォォォ！
ξﾟ��ﾟ)ξ「この感じは師匠が変身したときと同じ？ まさか、ブーン！」
路地裏
(･＿･)「ストロングウィンドで『Ｄ‐ＨＥＲＯ ドグマガイ』にアタック！ これでとどめだよ！」
( ´ω｀) LP１００→０
( ＾ω＾)「くっ、僕が……負けたのか」
(･＿･)「邪魔された上に龍化までさせられてさ、君には相当むかついてるんだよね。ただですむと思わないでよ！」
ドゴォォ！
(；＾ω＾)「がはっ！ ゴホッゴホッ！ ぐあぁぁぁ！」
(･＿･)「人間はもろいね、なんかもうどうでもいいや。君の魂から頂くよ」
( ＾ω＾)「はあ、はあ……父さん、母さん、不出来な息子ですまない。ｱｷﾗ、ﾄﾞｸｵ……ツン。あとは任せたお」
(･＿･)「お祈りは終わったかい？ じゃ、サヨナラだよ！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「待ちなさいっ!!」
(･＿･)「二回も邪魔が入るなんてね、鬱だよ。なんなんだ君は」
( ＾ω＾)「……ぐっ……ツン、こっちに来るな！ こいつのことをｱｷﾗ達に知らせてくれ！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ブーン!? 貴方がブーンを！」
ドクン！
(･＿･)「うん、だってこいつむかつくからさ。ボコボコにしてやろうかと思ったんだけど、あまりにももろいから興ざめだよ」
ドクン、ドクン！
ξ �� )ξ「…………許さない、絶対に許さない!!」
ドクドクドクドク!!
(･＿･)「許さなければどうするっていうんだい？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ぐっ！ う、うわああああ！ が、ガアァァァァ!!」
(･＿･)「龍化？ まさか君は龍人なのか!?」
川 ﾟ��ﾟ川「お前は絶対に許さない！ 三枚におろして豚の餌にしてやる！」
( ＾ω＾)「その姿は!?」
(･＿･)「同族からこうも嫌われるとは鬱だ。はあ、なんかもうどうでもいいや。君もひねり潰してあげるよ！」
川 ﾟ��ﾟ川「「デュエル!!」」(･＿･)
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンからだ、ドロー！ 私は一枚カードを伏せてターンエンド」
(･＿･)「ボクのターンドロー！ モンスターを出さないなんて手札事故かい？ でも遠慮しないよ。速攻魔法、サイクロンを発動！ その伏せカードを破壊する」
川 ﾟ��ﾟ川「伏せはミラーフォースだ」
(･＿･)「１ターン目からミラフォとはね。ボクは『ランス・リンドブルム』を召喚。そのリンドブルムを除外して『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を特殊召喚！」
( ＾ω＾)(まずい、このままではツンが！)
(･＿･)「もちろんダークネスメタルの効果を発動！ 全てをなぎ払う強き風よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ストロング・ウィンド・ドラゴン』特殊召喚!!」
ストロングウィンド「ギシャリャアァァァ!!」
(･＿･)「ダークネスメタルでダイレクトアタック！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP８０００→５２００
(･＿･)「ストロングウィンドでダイレクトアタック！ 滅びの風をその身に受けるがいい！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP５２００→２８００
(･＿･)「てんで大したことないね。ボクのターンエンドだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンドロー！」
( ＾ω＾)「ツン、無理しなくていい！ 逃げるんだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「安心しろ、私の勝ちだ。魔法カード、ライトニング・ボルテックスを発動！ 手札から龍の鏡を捨ててお前の場を一掃する！」
(･＿･)「ライトニング・ボルテックスか、鬱だよ」
川 ﾟ��ﾟ川「魔法カード、融合を発動だ！ 手札の『真紅眼の黒竜』と『デーモンの召喚』を融合する！ 闇と闇が混ざり生まれ出た暗黒よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ブラック・デーモンズ・ドラゴン』融合召喚!!」
ブラックデーモンズ「グオォォォォ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「ブラックデーモンズでダイレクトアタック!!」
ブラックデーモンズ「グウオォォォォ!!」
(;･＿･) LP８０００→４８００
(;･＿･)「う、うわぁぁぁ！ くうっ、やるね！ だが次のターンでボクが勝ってみせる！」
川 ﾟ��ﾟ川「どうせいつも、次は、次は、などといってきたのだろう？ その場で決められないやつの常套句だ。だから死ぬことになる！ お前に次などない、速攻魔法、融合解除だ！ ブラックデーモンズをエクストラに戻す！」
(･＿･)「なん……だって」
川 ﾟ��ﾟ川「墓地から真紅眼の黒竜とデーモンの召喚を特殊召喚する！ デーモンの召喚でダイレクトアタック！」
(;･＿･) LP４８００→２３００
川 ﾟ��ﾟ川「真紅眼でダイレクトアタック！ カスが、消え去れ！」
(;･＿･) LP２３００→０
(-＿-)「ボクの、負けか」
グシャ！
(-＿-)「あぐっ!?」
川 ﾟ��ﾟ川「お前は私の逆鱗にふれた、覚悟をしてもらおうか？」
グシャ！ グシャ！
(-＿-)「ぐがぁぁぁぁ!! ごばぁ！ ぐはっ！ うぇ、ぐえぇぇぇ！」
川 ﾟ��ﾟ川「ほう、龍人も血はちゃんと赤いのか。しかし汚いな、靴が汚れてしまったじゃないか」
( ＾ω＾)「ツン！ もうやめろ、これ以上は死んでしまう！」
川 ﾟ��ﾟ川「……ブーン。ほうっておけばコイツは自ら命を絶つ、そうすれば敵の戦力は減らせないぞ？」
( ＾ω＾)「戦力だとかそんなことはどうだっていい！」
川 ﾟ��ﾟ川「どうだってよくはないだろう」
ドスッ！
(-＿-)「……目を……離すとは……甘い……くっ……これで……ボクの魂は……はぁ……はぁ……仲間の……元へ…………」
川 ﾟ��ﾟ川「だからいったじゃないか。アイツの魂一つで、後々面倒なことになるかもしれんのだぞ？」
( ＾ω＾)「ならアイツを殺せばよかったとでもいうのか！」
川 ﾟ��ﾟ川「ああ、そうだ。私がアイツにとどめをさせば魂を奪える。そうすればむしろこちらのプラスだ」
( ＾ω＾)「ふざけるなぁぁぁ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「なにを怒ってるんだ。ほら、語尾におをつけるのを忘れているぞ」
( ＾ω＾)「大切なことを忘れてるのはツンだろ！ 僕が思い出させてやる！」
川 ﾟ��ﾟ川「おいおい、今の私は優しくないぞ。ブーンといえど向かってくるのなら……殺してしまうじゃないか!!」
川 ﾟ��ﾟ川「「デュエル!!」」(＾ω＾ )
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンからだな、ドロー！ 私はモンスターを守備表示で召喚して、ターンエンドだ！」
( ＾ω＾)(この勝負だけは負けられない！ 絶対にツンを元に戻してみせる!!)
( ＾ω＾)「僕のターンドロー！ 僕は『Ｄ‐ＨＥＲＯ ダイヤモンドガイ』を召喚する。ダイヤモンドガイの効果を発動！ デッキのトップをめくり通常魔法の場合は墓地へ送り、それ以外ならデッキの一番下にする。トップは……融合賢者！ 墓地へ送る！」
川 ﾟ��ﾟ川「フフ、見事に通常魔法を引き当てたじゃないか」
( ＾ω＾)「この勝負、僕に風が吹いてるってことだ！ ダイヤモンドガイで裏守備のモンスターにアタック！」
川 ﾟ��ﾟ川「よかったのか？ モンスターは『キラー・トマト』だ。戦闘破壊されたことにより、デッキから『黒竜の雛』を特殊召喚する！」
( ＾ω＾)「真紅眼か、どうすることもできないな。ターンエンドだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンだ、ドロー！ 黒竜の雛をリリースし、手札から『真紅眼の黒竜』を特殊召喚！ 更に『融合呪印生物‐闇』を召喚だ！」
(；＾ω＾)「くっ、早くもブラックデーモンズが」
川 ﾟ��ﾟ川「慌てるなよ。真紅眼でダイヤモンドガイにアタック！」
( ´ω｀) LP８０００→７０００
川 ﾟ��ﾟ川「融合呪印生物でダイレクトアタックだ！」
( ´ω｀) LP７０００→６０００
(；＾ω＾)「ぐあぁぁ!! はあ、はあ、さすがに闇のデュエル二連戦はこたえる……」
川 ﾟ��ﾟ川「途中で気絶なんてしてくれるなよ？ メインフェイズ２に移行する。融合呪印生物と真紅眼の黒竜をリリース！ 闇と闇が混ざり生まれ出た暗黒よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ブラック・デーモンズ・ドラゴン』特殊召喚!!」
ブラックデーモンズ「グオォォォォ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「これで私のターンはエンドだ！」
( ＾ω＾)「僕のターンドロー！ ダイヤモンドガイの効果で墓地に送った魔法カード、融合賢者を発動。デッキから融合を手札に加える！ 魔法カード、融合を発動！」
川 ﾟ��ﾟ川「ほう、素材がそろっていたか」
( ＾ω＾)「手札の『Ｄ‐ＨＥＲＯ ドグマガイ』と『Ｄ‐ＨＥＲＯ Ｂｌｏｏ‐Ｄ』を融合する！ 力を貸してくれ！ 『Ｄｒａｇｏｏｎ Ｄ‐ＥＮＤ』守備表示で融合召喚!!」
Ｄ‐ＥＮＤ「人は完璧ではない、道をあやまるときもある！」
( ＾ω＾)(これは闇のデュエル……ツンを傷つけたくはないけど、それでも！)
( ＾ω＾)「Ｄ‐ＥＮＤの効果でブラックデーモンズを破壊！ 更にその攻撃翌力分のダメージを与える！」
Ｄ‐ＥＮＤ「その道をあやまったとき、身体をはって正してあげられるのが友だ!!」
川;ﾟ��ﾟ川 LP８０００→４８００
川;ﾟ��ﾟ川「う、ぐぅぅぅ!! はあ、はあ！ やってくれたなぁぁぁ！」
( ＾ω＾)「これで僕のターンエンド！」
川 ﾟ��ﾟ川「いい気になるなよ、私のターンドロー！ 魔法カード、召喚師のスキルでデッキから『デーモンの召喚』を手札に加える！ ここで魔法カード、融合だ。手札のデーモンの召喚と『破壊神 ヴァサーゴ』を融合する！ 闇と闇が混ざり生まれ出た暗黒よ！ 我に宿りて龍となれ！ ブラック・デーモンズ・ドラゴン、融合召喚!!」
ブラックデーモンズ「グオォォォォ!!」
( ＾ω＾)「Ｄ‐ＥＮＤなら破壊されても！」
川 ﾟ��ﾟ川「破壊じゃなければどうだ？ 速攻魔法、融合解除だ！ その邪魔なＨＥＲＯ気取りをエクストラデッキへ戻す！」
(；＾ω＾)「うっ！ Ｄ‐ＥＮＤはバウンスに弱い」
川 ﾟ��ﾟ川「フフフ、ブラックデーモンズでダイレクトアタックだ！」
ブラックデーモンズ「グウオォォォォ!!」
( ´ω｀) LP６０００→２８００
(；＾ω＾)「はぐっ!? うぐあぁぁぁぁ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「いい声で鳴くじゃないか、ゾクゾクする！ 私のターンエンドだ！」
( ＾ω＾)(苦しい……でも、この程度のことで止まるわけにはいかないんだよ！)
( ＾ω＾)「僕のターンドロー！ 魔法カード、デステニー・ドローを発動！ 手札の『Ｄ‐ＨＥＲＯ ディアボリックガイ』を捨てて二枚ドロー！ よし、これならいける！」
川 ﾟ��ﾟ川「どんな手でこようが、正面から叩き潰してみせる！」
( ＾ω＾)「いくぞ！ 墓地のディアボリックを除外して、デッキからディアボリックを特殊召喚！ 魔法カード、デビルズ・サンクチュアリを発動して、メタルデビル・トークンを特殊召喚！ 『Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン』を召喚して、デッキからドグマガイを手札に加える！」
川 ﾟ��ﾟ川「フフフ、面白い！ やはりブーンとのデュエルは最高だ！」
( ＾ω＾)「ディアボリック、メタルデビル・トークン、エアーマンの三体をリリースする！ Ｄ‐ＨＥＲＯ ドグマガイを特殊召喚!! ドグマガイでブラックデーモンズにアタック！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP４８００→４６００
川 ﾟ��ﾟ川「傷つき、傷つけ合う！ このデュエルは私達の関係の縮図だ！ さあ、もっと殺り合おうじゃないか！」
( ＾ω＾)「馬鹿をいうな！ 僕はツンに傷つけられてなどいないし、傷つけたくもない！ 一枚伏せて、僕のターンエンドだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「馬鹿をいっているのはブーンだ！ お前が私をどれだけ傷つけていたと思う！ 私のターンドロー！」
( ＾ω＾)「確かに僕は鈍いところがある、気がつかない間に傷つけていたのなら謝る。だけどツンのことを傷つけたくない、この気持ちは嘘じゃない！ スタンバイフェイズにドグマガイの効果でライフを半分にする！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP４６００→２３００
川 ﾟ��ﾟ川「黙れ！ よくも今更そんなことをぬけぬけと！ ……もういい、消し去ってやる!! 墓地の闇属性のモンスターを七種類除外だ！ 闇の中でさんさんと輝く気高き虹よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『レインボー・ダーク・ドラゴン』特殊召喚!!」
虹闇龍「…………」
川 ﾟ��ﾟ川「墓地のブラックデーモンズを除外して、虹闇龍の攻撃翌力は4500となる！ 虹闇龍でドグマガイにアタック!!」
虹闇龍「…………」
( ＾ω＾)(これは虹闇龍の心？ そうか、お前も今のツンは嫌なのか)
( ´ω｀) LP２８００→１７００
(；＾ω＾)「がはっ！ ぐうぅぅ！ まだまだだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「フフフ！ 愉快だ、心の底から愉快だ！ 今ならいつもより素直になれるよ！ ブーン、好きだ！ 愛している！ だから私の手にかかって死んでくれ！ ターンエンドだ！」
( ＾ω＾)「こんなところで死ぬわけにはいかない！ エンドフェイズに速攻魔法、終焉の焔を発動！ 黒焔トークン二体を特殊召喚する！」
( ＾ω＾)「僕は大学で経営学を学ばないといけないからな！ 僕のターンドロー！ 『Ｄ‐ＨＥＲＯ ドゥームガイ』を召喚！ トークン二体とドゥームガイをリリースする！ Ｄ‐ＨＥＲＯ Ｂｌｏｏ‐Ｄ、特殊召喚!!」
川 ﾟ��ﾟ川「くっ、Ｂｌｏｏ‐Ｄだと!?」
( ＾ω＾)「今のツンは間違っているよ、虹闇龍だってそう思っている。Ｂｌｏｏ‐Ｄの効果で虹闇龍を装備し、攻撃翌力は3900となる！ Ｂｌｏｏ‐Ｄでダイレクトアタック！ これが僕と虹闇龍の心を込めた一撃だ！」
虹闇龍「キシャアァァァァァ!!
川 ﾟ��ﾟ川「綺麗な虹、闇の中でも輝いている……そうか、お前も私が間違っているというのか」
川;ﾟ��ﾟ川 LP２３００→０
( ＾ω＾)「ツン、大丈夫か！」
川 ﾟ��ﾟ川「心配するな、私は龍人だ。これぐらいなんてことはない」
( ＾ω＾)「よかった……」
川 ﾟ��ﾟ川「ただ、いささか疲れた。少し眠らせてもらうとしよう」
( ＾ω＾)「ああ、今は眠るといい」
川 ﾟ��ﾟ川「起きたときには私も元に戻っているだろう。そのときはもの凄くへこむだろうからフォローを頼む」
( ＾ω＾)「はは、ツンのフォローをするなんていつものことだお」
川 ﾟ��ﾟ川「やはりそのしゃべりかた、似合っているぞ…………くぅ……くぅ…………」
( ＾ω＾)「まったく、この暴れん坊は。おとなしいのは寝ているときだけかお」
('A`)「おーい！ ブーン、ツン！」
ｱｷﾗ「やっとみつけたよ、ってツンが倒れてる!? もしかして龍人に！」
( ＾ω＾)「とりあえず落ち着くお。龍人ならツンが倒したお」
ｱｷﾗ「でも、だったらなんでツンが倒れてるの？」
( ＾ω＾)「二人には話す必要があるかお。ツンは…………龍人だ」
第十五話 完
デュエルにより人の魂を奪っていた龍人と、闘うことになったｱｷﾗ。事件を止めるためにこちらから攻めるも、そこでツンの身に異常があらわれるようで？
偉大なる獣と神獣の王のようです
第十五話「この気持ちは嘘じゃない」
学校、放課後
('A`)「それでどうなったんだ？」
ｱｷﾗ「とりあえずは地域ごとに各個撃破って形になったよ」
('A`)「結局大掛かりな作戦はないのか」
ｱｷﾗ「獣人と人間は折り合いがよくないからね。あまり街中でことを荒立てて、人間達との摩擦が強くなると厄介なんだって」
('A`)「消極的にならざるを得ないというわけか」
ｱｷﾗ「人間も、獣人も、そして龍人も。同じ人なんだから仲よくできればいいのにね」
('A`)「そうだな、実際に接してみれば種族の違いなんてたいしたことじゃない。だけど、それに気付くのは難しいことなんだろうな」
ｱｷﾗ「誰だって傷つくのは嫌だろうし、傷つけるのだって嫌なはずなのに……。それでも種族の違いだけで人は争うんだね。少しだけ神様ッスの言ってたこと、わかる気がするよ」
('A`)「ｱｷﾗ……。確かに種族間には根深い問題があるのかもしれない、だがそれでも俺達は親しくなれた。それは、種族が違えど人は手を取り合うことができるってことの、証明なんじゃないか？」
ｱｷﾗ「種族は違えど人は手を取り合うことができる……か、そうだよね。うん、そうだよ！ 人は仲良くできる！ 落ち込んでても問題が解決するわけじゃないし、今はできることからしないとね！」
('A`)「ああ。前向きな方がｱｷﾗらしくていいと思うぜ」
ｱｷﾗ「それじゃあ、早速だけどﾄﾞｸｵ君。おどけて」
('A`)「……は？」
ｱｷﾗ「重い空気になったからおどけて。空気を軽くするのがﾄﾞｸｵ君の今できることだよ」
(;'A`)「そんな急におどけろっていわれても、えっと……」
ｱｷﾗ「わくわく」
('A`)「……パ、パラリラドーン！」
ｱｷﾗ「あっ、ツンとブーンが戻って来たよ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「お待たせ。ばっちり情報つかんできたわよ」
( ＾ω＾)「それで、ﾄﾞｸｵはなにをやってるんだお？」
(;'A`)「うわぁぁぁ！ 武士の情けだ！ いっそ死なせてくれぇぇぇ！」
ｱｷﾗ「ﾄﾞｸｵ君、今から真面目な話をするんだから静かに！」
('A`)「……はい」
ξﾟ��ﾟ)ξ(ｱｷﾗのﾄﾞｸｵ遊びにも磨きがかかってきたわね)
ξﾟ��ﾟ)ξ「それでその真面目な話だけど、どうやら隣り街で事件が発生しているらしいわ」
( ＾ω＾)「目撃情報も多数あって、どうやらこの龍人はそこまで人目を気にしていないみたいだお」
ｱｷﾗ「でも人目を気にしないといっても、さすがに大勢の前で龍化はできないよね？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ええ。目撃情報はあるものの、全て路地裏などの人通りが少ない場所になってるわ。いつでも龍化できるようにしてるんでしょうね」
('A`)「慎重なのか大雑把なのかわからないやつだな」
ｱｷﾗ「とりあえず隣り街まで行ってみようよ」
隣り街
ｱｷﾗ「私、この辺り来るの初めてだよ。あっ！ ツン、見て見て！ ペットショップがあるよ！」
( ＾ω＾)「ｱｷﾗは動物が好きなのかお？」
('A`)「まあ動物も好きらしいが、それよりもペットショップに売ってる動物用のおもちゃが好きというか」
( ＾ω＾)「ああ、なんか納得だお」
ｱｷﾗ「ペットショップに入ろうよ！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「今日は龍人を探しに来たんでしょ。また今度遊びに連れて来てあげるから」
ｱｷﾗ「……うん、約束だよ？」
('A`)「ときどきツンってｱｷﾗの保護者っぽいよな」
( ＾ω＾)「ｱｷﾗがときどき幼くなってるだけのような気もするお」
('A`)「幼いというか、興味のある物を見つけた犬って感じだよな。昔、遊園地いったときも……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「そこの二人、いつまでボサッとしてるの！ 目撃情報について話すわよ！」
('A`)「ああ、すまない。頼む」
ξﾟ��ﾟ)ξ「それでその龍人の特徴だけど、暗い雰囲気でいかにも引きこもりって感じの外見らしいわ」
('A`)「引きこもりみたいな外見って、どんな感じなんだ」
ξﾟ��ﾟ)ξ「さすがにそこまではわからないわよ。でも見たら案外わかるものなんじゃない？ それじゃ早く発見するためにも、二手に分かれるわよ」
('A`)「組分けは俺とｱｷﾗ、ツンとブーンでいいな？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「構わないわ。では一時間後、またここへ集合するように。いいわね？」
ｱｷﾗ「うん。もし龍人を見つけても無理にデュエルしちゃダメだよ？ 負けたりしたら大変なことになるからね」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ええ、わかったわ」
( ＾ω＾)「ツンが暴走しないよう、僕が見張ってるから安心するお」
('A`)「ははは！ ツンが暴走したらブーンじゃ止められないだろ？」
( ＾ω＾)「そりゃそうだったお。あっはっは！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「……アンタ達が私のことどう思っているのか、よぉぉぉくわかったわ！」
(;'A`)「ｱｷﾗ、俺達はこっちへ行こうぜ！」
ｱｷﾗ「あ、うん、引っ張らなくても」
(；＾ω＾)(あの野郎、逃げやがったお！)
ξﾟ��ﾟ)ξ「ブーン？ 私達はこっちに行きましょう。さっきのはどういう意味か、たっぷり聞かせてもらうわよ？」
(；＾ω＾)「…………はい」
ｱｷﾗチーム
ｱｷﾗ「はあ、後ろ髪引かれる思いだけど、また遊びに来ればいいもんね」
('A`)「そんなにさっきのペットショップが気になるのか？」
ｱｷﾗ「うん。凄く可愛いな首輪が売ってたから」
(;'A`)「首輪!?」
ｱｷﾗ「やっぱりプロポーズのときもらうのは、ああいう婚約首輪がいいな」
(;'A`)「婚約首輪!?」
ｱｷﾗ「それで結婚式でその首輪をつけてもらってさ、きゃっ恥ずかしい」
(;'A`)「結婚式で首輪!?」
ｱｷﾗ「さっきからどうしたの？」
('A`)「風習の違いに驚いていたというか。人間は首輪をつけないからさ」
ｱｷﾗ「そういえば、人間は首輪じゃなくて指輪をつけるんだっけ？」
('A`)「そうだな。婚約も指輪だし、結婚式も指輪だ」
ｱｷﾗ「……そっちに慣れたほうがいいのかな」
('A`)「えっ？」
ｱｷﾗ「ふふ、なんでもないよ」
ツンチーム
( ＾ω＾)(今頃向こうはイチャラブってるに決まってるお。手札を一枚捨ててﾄﾞｸｵに天罰を！)
ξﾟ��ﾟ)ξ「ボーッとしてないでちゃんと探しなさいよ」
( ＾ω＾)「わかってるお」
ξﾟ��ﾟ)ξ(二人きりなのに上の空、やっぱりいつも怒ってばかりの私とじゃ楽しくないわよね……そうだ！ だったらもっと優しくすればいいじゃない)
ξﾟ��ﾟ)ξ「ちょ、ちょっとぐらいなら休憩してもいいのよ？ ほら、ブーンは体力ないんだし」
( ＾ω＾)「馬鹿にするなお！ こんなすぐに疲れるやつがいるかお」
ξﾟ��ﾟ)ξ「だ、だったらもっと頑張りなさいよね！」
( ＾ω＾)「いわれなくともやってるお！」
ξﾟ��ﾟ)ξ(……こんなつもりじゃなかっただけどな。私はブーンともっと仲良くしたいのに)
( ＾ω＾)「ツン……」
ξﾟ��ﾟ)ξ「なによ！」
( ＾ω＾)「すまないお」
ξﾟ��ﾟ)ξ「え？ べ、べつに謝るなら許してあげないこともないっていうか、私も悪かった部分あるし」
( ＾ω＾)「うん？ すまないお、ちょっとお手洗いに」
ξ#ﾟ��ﾟ)ξ「さっさと済ませてこい!!」
路地裏
( ＾ω＾)「トイレぐらいでそこまで怒らなくてもいいのに。さて、ツンがまた騒ぐ前に戻るとするかお。……あれ、こんなところでデュエルやってるお？」
(-＿-)「ダイレクトアタック！」
LP４００→０
(-＿-)「気を失ってしまいましたか。ですがこれでボクの勝ちですね。貴方の魂はもらいますよ」
( ＾ω＾)(魂!? ということは、あれが例の龍人？ どうするお。ツン達を呼びにいけば、その間に負けた人の魂は取られてしまう。でも、もし突っ込んで負ければ僕も……いや、勝てばいいんだお！)
( ＾ω＾)「ちょっと待つお！」
(-＿-)「わっ!? ボクじゃないです人違いですごめんなさい生まれてきてごめんなさい」
( ＾ω＾)「なにがだお？」
(-＿-)「ボクみたいなクズが人様から声をかけられるわけないんですだから人違いなんです生まれてこなければよかったんです」
( ＾ω＾)「……ごほん。とにかく、その人の魂は奪わせないお」
(-＿-)「なんだ、ボクの敵だったんですか」
( ＾ω＾)「急に落ち着いたおね」
(-＿-)「ありえない事態に少しパニクってしまいましたが、敵意をもって話しかけられたのなら納得です。それより、なぜこの人の魂を奪うを止めるんですか？」
( ＾ω＾)「なぜって、魂を奪われたらその人は目覚めなくなるお。そんなのよくないに決まってるお」
(-＿-)「この人が、デュエルに負けたほうはなにをされても構わない、というルールを提示してきました。それでもですか？」
( ＾ω＾)「それでもだお、いくらなんでもやり過ぎだお」
(-＿-)「理解し合えないって悲しいですね、鬱だ。ああもうなんだっていいです、デュエルで決着をつけることにしましょう」
( ＾ω＾)「……構わないお！」
( ＾ω＾)「「デュエル!!」」(-＿-)
…………
(;-＿-) LP２８００→１４００
(-＿-)「こんなに強い人は初めてです、鬱です、死にそうです」
( ＾ω＾)「魂は奪わせない、もう諦めるお！」
(-＿-)「一応ボクはまだ余力を残してるんですよ。ぐぅ、ぐうううう！ う、あ、アアァァァァ!!」
( ＾ω＾)「こ、これは？」
(･＿･)「龍化させられるとはね。君、激しくむかつくよ！ ボロ雑巾みたいにしてやる！」
( ＾ω＾)「龍化、凄い迫力だお……だが僕が勝つお！」
(･＿･)「全てをなぎ払う強き風よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ストロング・ウィンド・ドラゴン』アドバンス召喚!!」
ツンサイド
ξﾟ��ﾟ)ξ「遅いわね、もうちょっとで待ち合わせの時間になるわよ。いったいいつまで待たせる気なのかしら」
ゴオォォォ！
ξﾟ��ﾟ)ξ「この感じは師匠が変身したときと同じ？ まさか、ブーン！」
路地裏
(･＿･)「ストロングウィンドで『Ｄ‐ＨＥＲＯ ドグマガイ』にアタック！ これでとどめだよ！」
( ´ω｀) LP１００→０
( ＾ω＾)「くっ、僕が……負けたのか」
(･＿･)「邪魔された上に龍化までさせられてさ、君には相当むかついてるんだよね。ただですむと思わないでよ！」
ドゴォォ！
(；＾ω＾)「がはっ！ ゴホッゴホッ！ ぐあぁぁぁ！」
(･＿･)「人間はもろいね、なんかもうどうでもいいや。君の魂から頂くよ」
( ＾ω＾)「はあ、はあ……父さん、母さん、不出来な息子ですまない。ｱｷﾗ、ﾄﾞｸｵ……ツン。あとは任せたお」
(･＿･)「お祈りは終わったかい？ じゃ、サヨナラだよ！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「待ちなさいっ!!」
(･＿･)「二回も邪魔が入るなんてね、鬱だよ。なんなんだ君は」
( ＾ω＾)「……ぐっ……ツン、こっちに来るな！ こいつのことをｱｷﾗ達に知らせてくれ！」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ブーン!? 貴方がブーンを！」
ドクン！
(･＿･)「うん、だってこいつむかつくからさ。ボコボコにしてやろうかと思ったんだけど、あまりにももろいから興ざめだよ」
ドクン、ドクン！
ξ �� )ξ「…………許さない、絶対に許さない!!」
ドクドクドクドク!!
(･＿･)「許さなければどうするっていうんだい？」
ξﾟ��ﾟ)ξ「ぐっ！ う、うわああああ！ が、ガアァァァァ!!」
(･＿･)「龍化？ まさか君は龍人なのか!?」
川 ﾟ��ﾟ川「お前は絶対に許さない！ 三枚におろして豚の餌にしてやる！」
( ＾ω＾)「その姿は!?」
(･＿･)「同族からこうも嫌われるとは鬱だ。はあ、なんかもうどうでもいいや。君もひねり潰してあげるよ！」
川 ﾟ��ﾟ川「「デュエル!!」」(･＿･)
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンからだ、ドロー！ 私は一枚カードを伏せてターンエンド」
(･＿･)「ボクのターンドロー！ モンスターを出さないなんて手札事故かい？ でも遠慮しないよ。速攻魔法、サイクロンを発動！ その伏せカードを破壊する」
川 ﾟ��ﾟ川「伏せはミラーフォースだ」
(･＿･)「１ターン目からミラフォとはね。ボクは『ランス・リンドブルム』を召喚。そのリンドブルムを除外して『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を特殊召喚！」
( ＾ω＾)(まずい、このままではツンが！)
(･＿･)「もちろんダークネスメタルの効果を発動！ 全てをなぎ払う強き風よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ストロング・ウィンド・ドラゴン』特殊召喚!!」
ストロングウィンド「ギシャリャアァァァ!!」
(･＿･)「ダークネスメタルでダイレクトアタック！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP８０００→５２００
(･＿･)「ストロングウィンドでダイレクトアタック！ 滅びの風をその身に受けるがいい！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP５２００→２８００
(･＿･)「てんで大したことないね。ボクのターンエンドだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンドロー！」
( ＾ω＾)「ツン、無理しなくていい！ 逃げるんだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「安心しろ、私の勝ちだ。魔法カード、ライトニング・ボルテックスを発動！ 手札から龍の鏡を捨ててお前の場を一掃する！」
(･＿･)「ライトニング・ボルテックスか、鬱だよ」
川 ﾟ��ﾟ川「魔法カード、融合を発動だ！ 手札の『真紅眼の黒竜』と『デーモンの召喚』を融合する！ 闇と闇が混ざり生まれ出た暗黒よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ブラック・デーモンズ・ドラゴン』融合召喚!!」
ブラックデーモンズ「グオォォォォ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「ブラックデーモンズでダイレクトアタック!!」
ブラックデーモンズ「グウオォォォォ!!」
(;･＿･) LP８０００→４８００
(;･＿･)「う、うわぁぁぁ！ くうっ、やるね！ だが次のターンでボクが勝ってみせる！」
川 ﾟ��ﾟ川「どうせいつも、次は、次は、などといってきたのだろう？ その場で決められないやつの常套句だ。だから死ぬことになる！ お前に次などない、速攻魔法、融合解除だ！ ブラックデーモンズをエクストラに戻す！」
(･＿･)「なん……だって」
川 ﾟ��ﾟ川「墓地から真紅眼の黒竜とデーモンの召喚を特殊召喚する！ デーモンの召喚でダイレクトアタック！」
(;･＿･) LP４８００→２３００
川 ﾟ��ﾟ川「真紅眼でダイレクトアタック！ カスが、消え去れ！」
(;･＿･) LP２３００→０
(-＿-)「ボクの、負けか」
グシャ！
(-＿-)「あぐっ!?」
川 ﾟ��ﾟ川「お前は私の逆鱗にふれた、覚悟をしてもらおうか？」
グシャ！ グシャ！
(-＿-)「ぐがぁぁぁぁ!! ごばぁ！ ぐはっ！ うぇ、ぐえぇぇぇ！」
川 ﾟ��ﾟ川「ほう、龍人も血はちゃんと赤いのか。しかし汚いな、靴が汚れてしまったじゃないか」
( ＾ω＾)「ツン！ もうやめろ、これ以上は死んでしまう！」
川 ﾟ��ﾟ川「……ブーン。ほうっておけばコイツは自ら命を絶つ、そうすれば敵の戦力は減らせないぞ？」
( ＾ω＾)「戦力だとかそんなことはどうだっていい！」
川 ﾟ��ﾟ川「どうだってよくはないだろう」
ドスッ！
(-＿-)「……目を……離すとは……甘い……くっ……これで……ボクの魂は……はぁ……はぁ……仲間の……元へ…………」
川 ﾟ��ﾟ川「だからいったじゃないか。アイツの魂一つで、後々面倒なことになるかもしれんのだぞ？」
( ＾ω＾)「ならアイツを殺せばよかったとでもいうのか！」
川 ﾟ��ﾟ川「ああ、そうだ。私がアイツにとどめをさせば魂を奪える。そうすればむしろこちらのプラスだ」
( ＾ω＾)「ふざけるなぁぁぁ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「なにを怒ってるんだ。ほら、語尾におをつけるのを忘れているぞ」
( ＾ω＾)「大切なことを忘れてるのはツンだろ！ 僕が思い出させてやる！」
川 ﾟ��ﾟ川「おいおい、今の私は優しくないぞ。ブーンといえど向かってくるのなら……殺してしまうじゃないか!!」
川 ﾟ��ﾟ川「「デュエル!!」」(＾ω＾ )
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンからだな、ドロー！ 私はモンスターを守備表示で召喚して、ターンエンドだ！」
( ＾ω＾)(この勝負だけは負けられない！ 絶対にツンを元に戻してみせる!!)
( ＾ω＾)「僕のターンドロー！ 僕は『Ｄ‐ＨＥＲＯ ダイヤモンドガイ』を召喚する。ダイヤモンドガイの効果を発動！ デッキのトップをめくり通常魔法の場合は墓地へ送り、それ以外ならデッキの一番下にする。トップは……融合賢者！ 墓地へ送る！」
川 ﾟ��ﾟ川「フフ、見事に通常魔法を引き当てたじゃないか」
( ＾ω＾)「この勝負、僕に風が吹いてるってことだ！ ダイヤモンドガイで裏守備のモンスターにアタック！」
川 ﾟ��ﾟ川「よかったのか？ モンスターは『キラー・トマト』だ。戦闘破壊されたことにより、デッキから『黒竜の雛』を特殊召喚する！」
( ＾ω＾)「真紅眼か、どうすることもできないな。ターンエンドだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「私のターンだ、ドロー！ 黒竜の雛をリリースし、手札から『真紅眼の黒竜』を特殊召喚！ 更に『融合呪印生物‐闇』を召喚だ！」
(；＾ω＾)「くっ、早くもブラックデーモンズが」
川 ﾟ��ﾟ川「慌てるなよ。真紅眼でダイヤモンドガイにアタック！」
( ´ω｀) LP８０００→７０００
川 ﾟ��ﾟ川「融合呪印生物でダイレクトアタックだ！」
( ´ω｀) LP７０００→６０００
(；＾ω＾)「ぐあぁぁ!! はあ、はあ、さすがに闇のデュエル二連戦はこたえる……」
川 ﾟ��ﾟ川「途中で気絶なんてしてくれるなよ？ メインフェイズ２に移行する。融合呪印生物と真紅眼の黒竜をリリース！ 闇と闇が混ざり生まれ出た暗黒よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『ブラック・デーモンズ・ドラゴン』特殊召喚!!」
ブラックデーモンズ「グオォォォォ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「これで私のターンはエンドだ！」
( ＾ω＾)「僕のターンドロー！ ダイヤモンドガイの効果で墓地に送った魔法カード、融合賢者を発動。デッキから融合を手札に加える！ 魔法カード、融合を発動！」
川 ﾟ��ﾟ川「ほう、素材がそろっていたか」
( ＾ω＾)「手札の『Ｄ‐ＨＥＲＯ ドグマガイ』と『Ｄ‐ＨＥＲＯ Ｂｌｏｏ‐Ｄ』を融合する！ 力を貸してくれ！ 『Ｄｒａｇｏｏｎ Ｄ‐ＥＮＤ』守備表示で融合召喚!!」
Ｄ‐ＥＮＤ「人は完璧ではない、道をあやまるときもある！」
( ＾ω＾)(これは闇のデュエル……ツンを傷つけたくはないけど、それでも！)
( ＾ω＾)「Ｄ‐ＥＮＤの効果でブラックデーモンズを破壊！ 更にその攻撃翌力分のダメージを与える！」
Ｄ‐ＥＮＤ「その道をあやまったとき、身体をはって正してあげられるのが友だ!!」
川;ﾟ��ﾟ川 LP８０００→４８００
川;ﾟ��ﾟ川「う、ぐぅぅぅ!! はあ、はあ！ やってくれたなぁぁぁ！」
( ＾ω＾)「これで僕のターンエンド！」
川 ﾟ��ﾟ川「いい気になるなよ、私のターンドロー！ 魔法カード、召喚師のスキルでデッキから『デーモンの召喚』を手札に加える！ ここで魔法カード、融合だ。手札のデーモンの召喚と『破壊神 ヴァサーゴ』を融合する！ 闇と闇が混ざり生まれ出た暗黒よ！ 我に宿りて龍となれ！ ブラック・デーモンズ・ドラゴン、融合召喚!!」
ブラックデーモンズ「グオォォォォ!!」
( ＾ω＾)「Ｄ‐ＥＮＤなら破壊されても！」
川 ﾟ��ﾟ川「破壊じゃなければどうだ？ 速攻魔法、融合解除だ！ その邪魔なＨＥＲＯ気取りをエクストラデッキへ戻す！」
(；＾ω＾)「うっ！ Ｄ‐ＥＮＤはバウンスに弱い」
川 ﾟ��ﾟ川「フフフ、ブラックデーモンズでダイレクトアタックだ！」
ブラックデーモンズ「グウオォォォォ!!」
( ´ω｀) LP６０００→２８００
(；＾ω＾)「はぐっ!? うぐあぁぁぁぁ!!」
川 ﾟ��ﾟ川「いい声で鳴くじゃないか、ゾクゾクする！ 私のターンエンドだ！」
( ＾ω＾)(苦しい……でも、この程度のことで止まるわけにはいかないんだよ！)
( ＾ω＾)「僕のターンドロー！ 魔法カード、デステニー・ドローを発動！ 手札の『Ｄ‐ＨＥＲＯ ディアボリックガイ』を捨てて二枚ドロー！ よし、これならいける！」
川 ﾟ��ﾟ川「どんな手でこようが、正面から叩き潰してみせる！」
( ＾ω＾)「いくぞ！ 墓地のディアボリックを除外して、デッキからディアボリックを特殊召喚！ 魔法カード、デビルズ・サンクチュアリを発動して、メタルデビル・トークンを特殊召喚！ 『Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン』を召喚して、デッキからドグマガイを手札に加える！」
川 ﾟ��ﾟ川「フフフ、面白い！ やはりブーンとのデュエルは最高だ！」
( ＾ω＾)「ディアボリック、メタルデビル・トークン、エアーマンの三体をリリースする！ Ｄ‐ＨＥＲＯ ドグマガイを特殊召喚!! ドグマガイでブラックデーモンズにアタック！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP４８００→４６００
川 ﾟ��ﾟ川「傷つき、傷つけ合う！ このデュエルは私達の関係の縮図だ！ さあ、もっと殺り合おうじゃないか！」
( ＾ω＾)「馬鹿をいうな！ 僕はツンに傷つけられてなどいないし、傷つけたくもない！ 一枚伏せて、僕のターンエンドだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「馬鹿をいっているのはブーンだ！ お前が私をどれだけ傷つけていたと思う！ 私のターンドロー！」
( ＾ω＾)「確かに僕は鈍いところがある、気がつかない間に傷つけていたのなら謝る。だけどツンのことを傷つけたくない、この気持ちは嘘じゃない！ スタンバイフェイズにドグマガイの効果でライフを半分にする！」
川;ﾟ��ﾟ川 LP４６００→２３００
川 ﾟ��ﾟ川「黙れ！ よくも今更そんなことをぬけぬけと！ ……もういい、消し去ってやる!! 墓地の闇属性のモンスターを七種類除外だ！ 闇の中でさんさんと輝く気高き虹よ！ 我に宿りて龍となれ！ 『レインボー・ダーク・ドラゴン』特殊召喚!!」
虹闇龍「…………」
川 ﾟ��ﾟ川「墓地のブラックデーモンズを除外して、虹闇龍の攻撃翌力は4500となる！ 虹闇龍でドグマガイにアタック!!」
虹闇龍「…………」
( ＾ω＾)(これは虹闇龍の心？ そうか、お前も今のツンは嫌なのか)
( ´ω｀) LP２８００→１７００
(；＾ω＾)「がはっ！ ぐうぅぅ！ まだまだだ！」
川 ﾟ��ﾟ川「フフフ！ 愉快だ、心の底から愉快だ！ 今ならいつもより素直になれるよ！ ブーン、好きだ！ 愛している！ だから私の手にかかって死んでくれ！ ターンエンドだ！」
( ＾ω＾)「こんなところで死ぬわけにはいかない！ エンドフェイズに速攻魔法、終焉の焔を発動！ 黒焔トークン二体を特殊召喚する！」
( ＾ω＾)「僕は大学で経営学を学ばないといけないからな！ 僕のターンドロー！ 『Ｄ‐ＨＥＲＯ ドゥームガイ』を召喚！ トークン二体とドゥームガイをリリースする！ Ｄ‐ＨＥＲＯ Ｂｌｏｏ‐Ｄ、特殊召喚!!」
川 ﾟ��ﾟ川「くっ、Ｂｌｏｏ‐Ｄだと!?」
( ＾ω＾)「今のツンは間違っているよ、虹闇龍だってそう思っている。Ｂｌｏｏ‐Ｄの効果で虹闇龍を装備し、攻撃翌力は3900となる！ Ｂｌｏｏ‐Ｄでダイレクトアタック！ これが僕と虹闇龍の心を込めた一撃だ！」
虹闇龍「キシャアァァァァァ!!
川 ﾟ��ﾟ川「綺麗な虹、闇の中でも輝いている……そうか、お前も私が間違っているというのか」
川;ﾟ��ﾟ川 LP２３００→０
( ＾ω＾)「ツン、大丈夫か！」
川 ﾟ��ﾟ川「心配するな、私は龍人だ。これぐらいなんてことはない」
( ＾ω＾)「よかった……」
川 ﾟ��ﾟ川「ただ、いささか疲れた。少し眠らせてもらうとしよう」
( ＾ω＾)「ああ、今は眠るといい」
川 ﾟ��ﾟ川「起きたときには私も元に戻っているだろう。そのときはもの凄くへこむだろうからフォローを頼む」
( ＾ω＾)「はは、ツンのフォローをするなんていつものことだお」
川 ﾟ��ﾟ川「やはりそのしゃべりかた、似合っているぞ…………くぅ……くぅ…………」
( ＾ω＾)「まったく、この暴れん坊は。おとなしいのは寝ているときだけかお」
('A`)「おーい！ ブーン、ツン！」
ｱｷﾗ「やっとみつけたよ、ってツンが倒れてる!? もしかして龍人に！」
( ＾ω＾)「とりあえず落ち着くお。龍人ならツンが倒したお」
ｱｷﾗ「でも、だったらなんでツンが倒れてるの？」
( ＾ω＾)「二人には話す必要があるかお。ツンは…………龍人だ」
第十五話 完
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