第十四話【蝕】
最終更新：ID:dRiOZd0fNw 2010年04月01日(木) 21:32:46履歴
前回のあらすじ
テンがデュエルを終わらせた頃になっても戻らないブーン。
闇のゲームにブーンが巻き込まれたことを察知したテンはブーンを探して走り出す。
ドクオ、モナーもそんな彼の後を追いかけるのであった。
時はテンとブーンが食堂で別れた所まで遡る。
（ ＾ω＾）「僕もこれで買い物が終わったお。そろそろデュエル場に戻るお」
菓子類を詰め込んだビニール袋を片手に食堂を後にしようとした丁度その時。
（ ）「こいつは頂いた」
（＃＾ω＾）「ちょっ、おま、その食べ物は僕が買ったものだお！返すお！」
（ ）「返して欲しけりゃ、力ずくで来るんだね」
（＃＾ω＾）「コラァー！逃げるなお！」
食品類を持ち逃げした少年をブーンは追跡し、書庫前の廊下へと追い詰めた。
（ヽ´ω｀）「ゼェゼェ…。逃げられると思ったら大間違いだお…」
（ ）「逃げる？最初から逃げるつもりなんて無い。君こそ逃げないでおくれよ。ブーン！」
（；＾ω＾）「な、なんで僕の名前を知ってるんだお！」
少年はゆっくりと振り返る。
（ ）「何でか、知りたいかい？」
少年の動きにあわせて辺り一帯が黒い靄で覆われ、少年の着ていたVIP校の制服も黒いローブへと変化した。
（ ・▼・）「簡単な話さ。テン、ドクオ、そして君が計画の邪魔になるから」
（ ・▼・）「それに君のお友達に出鼻をくじかれちゃったからね。これはそのお返し」
（ ＾ω＾）「お前ら闇の者かお！」
（ ・▼・）「ご名答。簡単に誘導できて助かったよ。すぐに楽にしてやるから安心してね」
（ ＾ω＾）「ヘッ…。舐められたものだお。いいお！このブーン、お前を必ず倒して見せるお！」
（ ・▼・）「そうでなくちゃ張り合いが無い。はじめよう。闇のゲームを！」
（ ＾ω＾）「デュエル！！！」（ ・▼・）
（ ＾ω＾）「先攻は頂いたお！ドロー！」
（ ＾ω＾）「ＵＦＯタートルを召喚だお」
ＵＦＯタートル
ATK1400
（ ＾ω＾）「リバースカードもセットするお。ターンエンドだお」
（ ・▼・）「じゃ、僕のターンだ。ドロー」
（ ・▼・）「最初に大樹海を発動！」
＜大樹海(だいじゅかい)＞
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する
昆虫族モンスターが破壊され墓地へ送られた時、
そのモンスターのコントローラーは破壊されたモンスターと
同じレベルの昆虫族モンスター１体をデッキから手札に加える事ができる。
（ ＾ω＾）（ジメッとした場所はあんま好きじゃないお）
（ ・▼・）「手札から共鳴虫を召喚」
＜共鳴虫(ハウリング・インセクト)＞
効果モンスター
星３/地属性/昆虫族/攻1200/守1300
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、
デッキから攻撃力１５００以下の昆虫族モンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
（ ・▼・）「そして魔法カード強制転移を発動。共鳴虫とタートルのコントロールを入れ替える」
（；＾ω＾）「何か嫌な予感がするお…」
（ ・▼・）「いい勘してるね。君のカードを踏み台にして手札からこのカードを発動させるよ！」
（ ・▼・）「魔法カード、孵化！」
＜孵化(ふか)＞
通常魔法
自分のフィールド上モンスターを１体生け贄に捧げる。
その生け贄モンスターより１つレベルの高い昆虫族モンスターをデッキから特殊召喚する。
（ ・▼・）「君のモンスターを依り代にしてデッキからミレニアム・スコーピオンを特殊召喚！」
＜ミレニアム・スコーピオン＞
効果モンスター
星５/地属性/昆虫族/攻2000/守1800
このカードが相手フィールド上モンスター１体を戦闘によって破壊し墓地へ送る度に、
このカードの攻撃力は５００ポイントアップする。
（ヽ´ω｀）「オエッ、グロ注意とか言えお！流石の僕でも寄生虫の孵化シーンは引くわ」
（ ・▼・）「その余裕もいつまでもつかなー？バトル！」
（ ・▼・）「スコーピオンで共鳴虫へ攻撃！全てを喰らい尽くせ！」
共鳴虫（ATK1200） vs ミレニアム・スコーピオン（ATK2000）
（ ＾ω＾）LP：4000→3200
ミレニアム・スコーピオン
ATK2000→2500
（ ・▼・）「共鳴虫が破壊されたことでデッキから二体目の共鳴虫を特殊召喚、そして追撃！」
共鳴虫(ATK1200)→（ ＾ω＾）
（ ＾ω＾）LP：2000
（ ゜ω゜）「イワーク！！！！！」
（ ・▼・）「闇のゲームの味はどう？これで僕のターンは終了」
（ ＾ω＾）「ちょっと待つお！エンドフェイズにトゥルース・リインフォースを発動するお」
＜トゥルース・リインフォース＞
通常罠
自分のデッキからレベル２以下の戦士族モンスター１体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
（ ＾ω＾）「デッキからデュアル・ソルジャーを守備表示で特殊召喚するお！」
＜デュアル・ソルジャー＞
デュアルモンスター
星２/風属性/戦士族/攻 500/守 300
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは１ターンに１度だけ、戦闘では破壊されない。
このカードが戦闘を行う場合、そのダメージ計算後に自分のデッキから
「デュアル・ソルジャー」以外のレベル４以下のデュアルモンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
Turn1
（ ＾ω＾）LP：2000 手札：4
□□□□□ 魔・罠
Ａ□□□□ モ Ａ：デュアル・ソルジャー
ＦＧ□□□ モ Ｆ：スコーピオン Ｇ：共鳴虫
一□□□□ 魔・罠 一：大樹海
（ ・▼・）LP：4000 手札：2
（ ＾ω＾）「まだデュエルは始まったばっかりだお。ドロー！」
（；＾ω＾）（とは言ったものの、対抗策がないお…）
（ ＾ω＾）「ソルジャーを再度召喚して、リバースカードを追加してターンエンドだお」
（ ・▼・）「逃げ切れないよ。そんな壁じゃね。僕のターン」
（ ・▼・）「スカラベの大群を召喚。バトルだ」
＜スカラベの大群(たいぐん)＞
効果モンスター
星３/闇属性/昆虫族/攻 500/守1000
このカードは１ターンに１度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、
相手フィールド上のモンスター１体を破壊する。
（ ・▼・）「スカラベでソルジャーに攻撃！」
（ ＾ω＾）「デュアル・ソルジャーは一度だけ戦闘じゃ破壊されないお！そしてモンスター効果発動！」
（ ＾ω＾）「デッキから炎妖蝶ウィルプスを特殊召喚だお」
炎妖蝶ウィルプス
DEF1500
（ ・▼・）「共鳴虫でソルジャーを追撃！これでその呼び水を破壊出来るね」
（ ＾ω＾）「そう簡単にはいかんお！その攻撃宣言時に和睦の使者を発動するお」
（ ＾ω＾）「和睦の効果で二度目の戦闘での破壊を防ぐお。さらにソルジャーが戦闘を行ったことで効果発動！」
（ ＾ω＾）「デッキからシュバリエを特殊召喚だお！！」
エヴォルテクター シュバリエ
ATK1900
（＊＾ω＾）「メイン除去来た！これでかつる！」
（ ・▼・）（上手くモンスターを並べてきたみたいだけど思い通りにはいかせないよ）
（ ・▼・）「そうだなぁ。リバースカードを一枚セット。効果でスカラベを裏側守備表示に変更してターンエンド」
Turn2
（ ＾ω＾）LP：2000 手札：4
□□□□□ 魔・罠
ＡＢＣ□□ モ Ａ：ソルジャー Ｂ：ウィルプス Ｃ：シュバリエ
ＦＧＨ□□ モ Ｆ：スコーピオン Ｇ：共鳴虫 Ｈ：スカラベ
一■□□□ 魔・罠 一：大樹海 セットカード
（ ・▼・）LP：4000 手札：1
（ ＾ω＾）「今こそ反撃の狼煙を上げるときだお！ドローゥ！」
（ ＾ω＾）「手札から魔法カード、アームズ・ホールを使うお。デッキトップを墓地に送りデッキからビッグバン・シュートをサーチ！」
（ ＾ω＾）「ビッグバン・シュートをミレニアム・スコーピオンに装備するお」
（ ＾ω＾）「更にスーペル・ヴィスをシュバリエに装備し、その効果を得るお」
（ ＾ω＾）「虫なんて僕らの炎で焼き尽くしてやんよ！シュバリエの効果でビッグバン・シュートを墓地へ送り―」
（ ＾ω＾）「共鳴虫を破壊するお。スコーピオンはビッグバン・シュートの効果で除外だお！」
（ ・▼・）「へー。やるねぇ。僕は大樹海の効果で共鳴虫を手札に加えるね」
（ ＾ω＾）「今度は僕からのお返しだお！ソルジャーを攻撃表示に変更してバトルに入るお」
（ ＾ω＾）「ウィルプスでセット状態のスカラベに攻撃！」
炎妖蝶ウィルプス（ATK1500） vs スカラベの大群（DEF1000）
（ ・▼・）「再び大樹海の効果。アーマード・フライを手札へ加えるね」
（ ＾ω＾）「がら空きになった場にシュバリエの一撃が炸裂するお！」
エヴォルテクター シュバリエ（ATK1900）→（ ・▼・）
（ ・▼・）LP：4000→2100
（ ・▼・）「ククク。あー、痛いなー。痛いなー」
（；＾ω＾）（何が痛いなー、だお。全然痛くなさそうじゃないかお）
（ ＾ω＾）「ソルジャーの攻撃とそれに続く後続でこのデュエルは僕の勝ちだお！」
（ ・▼・）「本当にそう思う？ならそれは間違い。リバースカードオープン、スパイダー・エッグ！」
＜スパイダー・エッグ＞
通常罠
相手が直接攻撃を宣言した時、自分の墓地に
昆虫族モンスターが３体以上存在する場合に発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にし、自分フィールド上に
「スパイダートークン」（昆虫族・地・星１・攻／守１００）
３体を攻撃表示で特殊召喚する。
（ ・▼・）「攻撃を無効にして三体のスパイダートークンを生み出す！」
スパイダートークン
ATK100
（；＾ω＾）「なんという繁殖力だお。リバースカードを追加してターンエンドだお」
（ ・▼・）「ここからもっと楽しくなりそうだなー。ドロー！」
（ ・▼・）「魔法カード、リロード発動！」
＜リロード＞
速攻魔法
自分の手札を全てデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキに加えた枚数分のカードをドローする。
（ ・▼・）「手札を全てデッキに戻して同じ枚数だけドロー」
（ ・▼・）「あー、いいもの見せてあげるよー」
（ ・▼・）「二体のトークンをリリースしてブレイン・クラッシャーを召喚！」
＜ブレイン・クラッシャー＞
効果モンスター
星７/闇属性/昆虫族/攻2400/守1500
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合、
破壊したモンスター１体をそのターンのエンドフェイズ時に墓地から特殊召喚する事ができる。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（；＾ω＾）（これがエースカードかお…）
（ ・▼・）「今、これがエースカードかーって思った？ならそれも間違い」
そういいながら黒ローブの少年は墓地から二枚のカードを抜き取ると宙に投げた。
（ ・▼・）「真のエースはこっち。現れろ、デビルドーザー！！！」
＜デビルドーザー＞
効果モンスター
星８/地属性/昆虫族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の昆虫族モンスター２体を
ゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手のデッキの上からカードを１枚墓地へ送る。
（ ・▼・）「せっかくだからもっと遊びたかったけど仕方ないよね。ブレイン・クラッシャーでソルジャーに攻撃！！」
ブレイン・クラッシャー（ATK2400） vs デュアル・ソルジャー（ATK500）
（ ＾ω＾）LP：2000→100
（ ゜ω゜）「あぁぁぁぁぁ！！！！！」
（ ´ω｀）「ゴホッ、ゴフッ！！ソルジャー、の、モンスター効果…」
（ ´ω｀）「未来、サム、ライを特殊召喚、だお…」
＜未来(みらい)サムライ＞
デュアルモンスター
星４/光属性/戦士族/攻1600/守1200
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分の墓地に存在するモンスター１体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（ ・▼・）「ソルジャーの特殊召喚を許そうがそんなものは関係ない。君はもう終わりだから」
少年の腕が振り下ろされる。それを合図にデビルドーザーは叫び、その牙を剥いた。
＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋
（；α_α）「ハァハァ…。スモボ！後どれくらいだ？」
―――あと少し、そこの角を曲がった先から嫌な感じがするね…。すぐにマスターも知覚できる範囲に入るよ
（；α_α）「確かこの先は書庫だったか？普通生徒が寄り付かない場所はあいつ等にとって好都合ってことか」
―――多分ね。さあ、問題の角を曲がろう。切り込むよ！
（｀α_α）「よっし、行くぜ！」
テンは走ってきた勢いそのままに書庫前の廊下へと飛び出した。
黒い靄で覆われた世界。巨大な昆虫が今にもブーンを葬り去ろうと彼の目前まで迫っていた。
（ α_α）「ブーン！」
（ ω ）「…」
（＃α_α）「死ぬなーッ！ブーン！！」
（ ω ）（まだ…まだ、僕はこんなところじゃ終わらんお…!）
ｸﾜｯ（ ゜ω゜）「…僕は、生きる！リバースカードオープン！！！！！体力増強剤スーパーＺ！！！！」
＜体力増強剤(たいりょくぞうきょうざい)スーパーＺ＞
通常罠
このターンのダメージステップ時に相手から
２０００ポイント以上の戦闘ダメージを受ける場合、
その戦闘ダメージがライフポイントから引かれる前に、
一度だけ４０００ライフポイント回復する。
デビルドーザー（ATK2800） vs デュアル・ソルジャー（ATK500）
（ ＾ω＾）LP：100→4100→1800
（ ＾ω＾）「ヒャッハー！この僕をそう簡単に倒せると思ったらそれこそ間違いだお！」
（ ・▼・）「まさか生き残るとはびっくりしたよ。戦闘ダメージを与えたことでデビルドーザーの効果が発動する」
（ ＾ω＾）「破壊された僕のデュアル・ソルジャーも戦闘したことで効果が発動されるお！」
（ ＾ω＾）「デッキから巨人ゴーグルを特殊召喚するお」
巨人ゴーグル
ATK1500
（；α_α）「ったくヒヤヒヤさせやがって！」
（ ・▼・）「メインフェイズ２にトークンの表示形式を守備表示に変更。ターンエンド」
Turn3
（ ＾ω＾）LP：1800 手札：2
�、□□□◆）癲�罠 � Д后璽撻襯凜�ス
ＡＢＣＤ□ モ Ａ：ゴーグル Ｂ：ウィルプス Ｃ：シュバリエ Ｄ：サムライ
ＦＧＨ□□ モ Ｆ：ブレクラ Ｇ：デビルドーザー Ｈ：トークン
一□□□□ 魔・罠 一：大樹海
（ ・▼・）LP：2100 手札：1
（ ＾ω＾）「来てくれて早々だけど、テンは早く大会に戻るんだお！」
（ α_α）「何言ってんだ！第一、お前は―」
（ ＾ω＾）「大丈夫。僕を信じるお」
「…代わりといっちゃなんだが俺らだっている」
「そうだモナ！」
（ α_α）「その声はドクオ！モナー！」
('A`)「…だからお前は引き返せ。安心してな」
( ´∀｀)「そういうことモナ。ここまで来る間にだいたいの話はドクオから聞いたモナ」
（ α_α）「…。そこまで言われちゃ戻るしかねーよな。さくっとやっちまえ、ブーン！」
（ ＾ω＾）「おっおっ！言われるまでも無いお！」
('A`)「…次の試合まで時間もあんまりないし急げよ」
（；α_α）「はいはい、分かってるって！んじゃあまた後でな！」
テンはもと来た廊下を再び戻り始める。そんな彼の背中を短く見送るとブーンは拳に力を込めた。
（ ＾ω＾）「…待たせたお。その詫びとしてこのターンでデュエルを終わらせてやるお」
（ ・▼・）「本当に出来るんだったら面白いね。僕に見せてよ！」
（＃＾ω＾）「てめーの敗因はオーバーキル精神とそのふざけた態度だって教えてやるお」
（ ＾ω＾）「シュバリエの効果発動！スーペルを墓地に送ってデビルドーザー爆☆殺！」
（ ＾ω＾）「そしてスーペルヴィスのもう一つの効果により墓地からモンスターを特殊召喚するお！」
（ ＾ω＾）「蘇るお！全てを焦がす不死鳥の騎士、フェニックス・ギア・フリード！！」
フェニックス・ギア・フリード
ATK2800
（ ・▼・）「へぇー。そのカードってもしかして…」
（ ＾ω＾）「そう。このカードはデビルドーザーの効果で墓地に落ちたカードだお」
（ ω ）「時は満ちたお」
（ ゜ω゜）「覚悟するお！この蟲野郎！！！」
('A`)「やっちまえ！ブーン！」
（ ＾ω＾）「おうよ！巨人ゴーグルでスパイダートークン、フェニギアでブレイン・クラッシャーを攻撃！」
巨人ゴーグル（ATK1500）vs スパイダートークン（DEF100）
フェニックス・ギア・フリード（ATK2800） vs ブレイン・クラッシャー（ATK2400）
（ ・▼・）LP：2100→1700
（；・▼・）「ぐっ」
（ ＾ω＾）「オーバーキルにはオーバーキル！これで止めだお！シュバリエ、ウィルプス、サムライのダイレクトアタック！！サンレンダァ！！！」
（ ・▼・）LP：1700→-200→-1700→-3300
（；・▼・）「まーた僕らの負けか。悔しいなー」
（ ・▼・）「ま、それでも幾らか楽しめたし、今日のところはここで引き上げるよ」
('A`)「お前ら一体、なんなんだよ！」
（ ・▼・）「僕らが何かって？」
（ ・▼・ 「【闇】そのものさ。僕らに実体なんてない」
（ ・▼ 「君達が僕らを倒したって所詮はその場しのぎにしか過ぎないってこと」
（ ・ 「例えそれでも僕らの邪魔をするって言うのかい？」
（ 「…ちょっとおしゃべりが過ぎたかな、それじゃまた今度」
ブーン、ドクオ、モナーをその場に残して少年は靄と共にその姿を消した。
(;'A`)「…退けた、のか？」
(；´∀｀)「敵が闇そのものなんて王道的だけど、どうやったら倒せるかさっぱりモナ」
（ ＾ω＾）「おっおっ、でも今、僕らが勝ったことに間違いは無いお！」
（ ＾ω＾）「何を企んでいたって必ず止めてやるお。闇は必ず倒す！」
第十四話・完 次回につづく
【今日の最強カード】
＜デュアル・ソルジャー＞
デュアルモンスター
星２/風属性/戦士族/攻 500/守 300
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは１ターンに１度だけ、戦闘では破壊されない。
このカードが戦闘を行う場合、そのダメージ計算後に自分のデッキから
「デュアル・ソルジャー」以外のレベル４以下のデュアルモンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
（ ＾ω＾）「今日の最強カードはデュアル・ソルジャーだお」
（ ＾ω＾）「再度召喚することで戦闘破壊耐性とデュアルモンスターを引っ張ってくる効果を得られるお」
（ ＾ω＾）「戦闘でこのカードを除去する場合は二体のモンスターの特殊召喚を許すことになるから相手にすると結構厄介なモンスターだお」
（ ＾ω＾）「それゆえに盾としての性能は高いと思うお！」
テンがデュエルを終わらせた頃になっても戻らないブーン。
闇のゲームにブーンが巻き込まれたことを察知したテンはブーンを探して走り出す。
ドクオ、モナーもそんな彼の後を追いかけるのであった。
時はテンとブーンが食堂で別れた所まで遡る。
（ ＾ω＾）「僕もこれで買い物が終わったお。そろそろデュエル場に戻るお」
菓子類を詰め込んだビニール袋を片手に食堂を後にしようとした丁度その時。
（ ）「こいつは頂いた」
（＃＾ω＾）「ちょっ、おま、その食べ物は僕が買ったものだお！返すお！」
（ ）「返して欲しけりゃ、力ずくで来るんだね」
（＃＾ω＾）「コラァー！逃げるなお！」
食品類を持ち逃げした少年をブーンは追跡し、書庫前の廊下へと追い詰めた。
（ヽ´ω｀）「ゼェゼェ…。逃げられると思ったら大間違いだお…」
（ ）「逃げる？最初から逃げるつもりなんて無い。君こそ逃げないでおくれよ。ブーン！」
（；＾ω＾）「な、なんで僕の名前を知ってるんだお！」
少年はゆっくりと振り返る。
（ ）「何でか、知りたいかい？」
少年の動きにあわせて辺り一帯が黒い靄で覆われ、少年の着ていたVIP校の制服も黒いローブへと変化した。
（ ・▼・）「簡単な話さ。テン、ドクオ、そして君が計画の邪魔になるから」
（ ・▼・）「それに君のお友達に出鼻をくじかれちゃったからね。これはそのお返し」
（ ＾ω＾）「お前ら闇の者かお！」
（ ・▼・）「ご名答。簡単に誘導できて助かったよ。すぐに楽にしてやるから安心してね」
（ ＾ω＾）「ヘッ…。舐められたものだお。いいお！このブーン、お前を必ず倒して見せるお！」
（ ・▼・）「そうでなくちゃ張り合いが無い。はじめよう。闇のゲームを！」
（ ＾ω＾）「デュエル！！！」（ ・▼・）
（ ＾ω＾）「先攻は頂いたお！ドロー！」
（ ＾ω＾）「ＵＦＯタートルを召喚だお」
ＵＦＯタートル
ATK1400
（ ＾ω＾）「リバースカードもセットするお。ターンエンドだお」
（ ・▼・）「じゃ、僕のターンだ。ドロー」
（ ・▼・）「最初に大樹海を発動！」
＜大樹海(だいじゅかい)＞
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する
昆虫族モンスターが破壊され墓地へ送られた時、
そのモンスターのコントローラーは破壊されたモンスターと
同じレベルの昆虫族モンスター１体をデッキから手札に加える事ができる。
（ ＾ω＾）（ジメッとした場所はあんま好きじゃないお）
（ ・▼・）「手札から共鳴虫を召喚」
＜共鳴虫(ハウリング・インセクト)＞
効果モンスター
星３/地属性/昆虫族/攻1200/守1300
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、
デッキから攻撃力１５００以下の昆虫族モンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。
（ ・▼・）「そして魔法カード強制転移を発動。共鳴虫とタートルのコントロールを入れ替える」
（；＾ω＾）「何か嫌な予感がするお…」
（ ・▼・）「いい勘してるね。君のカードを踏み台にして手札からこのカードを発動させるよ！」
（ ・▼・）「魔法カード、孵化！」
＜孵化(ふか)＞
通常魔法
自分のフィールド上モンスターを１体生け贄に捧げる。
その生け贄モンスターより１つレベルの高い昆虫族モンスターをデッキから特殊召喚する。
（ ・▼・）「君のモンスターを依り代にしてデッキからミレニアム・スコーピオンを特殊召喚！」
＜ミレニアム・スコーピオン＞
効果モンスター
星５/地属性/昆虫族/攻2000/守1800
このカードが相手フィールド上モンスター１体を戦闘によって破壊し墓地へ送る度に、
このカードの攻撃力は５００ポイントアップする。
（ヽ´ω｀）「オエッ、グロ注意とか言えお！流石の僕でも寄生虫の孵化シーンは引くわ」
（ ・▼・）「その余裕もいつまでもつかなー？バトル！」
（ ・▼・）「スコーピオンで共鳴虫へ攻撃！全てを喰らい尽くせ！」
共鳴虫（ATK1200） vs ミレニアム・スコーピオン（ATK2000）
（ ＾ω＾）LP：4000→3200
ミレニアム・スコーピオン
ATK2000→2500
（ ・▼・）「共鳴虫が破壊されたことでデッキから二体目の共鳴虫を特殊召喚、そして追撃！」
共鳴虫(ATK1200)→（ ＾ω＾）
（ ＾ω＾）LP：2000
（ ゜ω゜）「イワーク！！！！！」
（ ・▼・）「闇のゲームの味はどう？これで僕のターンは終了」
（ ＾ω＾）「ちょっと待つお！エンドフェイズにトゥルース・リインフォースを発動するお」
＜トゥルース・リインフォース＞
通常罠
自分のデッキからレベル２以下の戦士族モンスター１体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
（ ＾ω＾）「デッキからデュアル・ソルジャーを守備表示で特殊召喚するお！」
＜デュアル・ソルジャー＞
デュアルモンスター
星２/風属性/戦士族/攻 500/守 300
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは１ターンに１度だけ、戦闘では破壊されない。
このカードが戦闘を行う場合、そのダメージ計算後に自分のデッキから
「デュアル・ソルジャー」以外のレベル４以下のデュアルモンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
Turn1
（ ＾ω＾）LP：2000 手札：4
□□□□□ 魔・罠
Ａ□□□□ モ Ａ：デュアル・ソルジャー
ＦＧ□□□ モ Ｆ：スコーピオン Ｇ：共鳴虫
一□□□□ 魔・罠 一：大樹海
（ ・▼・）LP：4000 手札：2
（ ＾ω＾）「まだデュエルは始まったばっかりだお。ドロー！」
（；＾ω＾）（とは言ったものの、対抗策がないお…）
（ ＾ω＾）「ソルジャーを再度召喚して、リバースカードを追加してターンエンドだお」
（ ・▼・）「逃げ切れないよ。そんな壁じゃね。僕のターン」
（ ・▼・）「スカラベの大群を召喚。バトルだ」
＜スカラベの大群(たいぐん)＞
効果モンスター
星３/闇属性/昆虫族/攻 500/守1000
このカードは１ターンに１度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、
相手フィールド上のモンスター１体を破壊する。
（ ・▼・）「スカラベでソルジャーに攻撃！」
（ ＾ω＾）「デュアル・ソルジャーは一度だけ戦闘じゃ破壊されないお！そしてモンスター効果発動！」
（ ＾ω＾）「デッキから炎妖蝶ウィルプスを特殊召喚だお」
炎妖蝶ウィルプス
DEF1500
（ ・▼・）「共鳴虫でソルジャーを追撃！これでその呼び水を破壊出来るね」
（ ＾ω＾）「そう簡単にはいかんお！その攻撃宣言時に和睦の使者を発動するお」
（ ＾ω＾）「和睦の効果で二度目の戦闘での破壊を防ぐお。さらにソルジャーが戦闘を行ったことで効果発動！」
（ ＾ω＾）「デッキからシュバリエを特殊召喚だお！！」
エヴォルテクター シュバリエ
ATK1900
（＊＾ω＾）「メイン除去来た！これでかつる！」
（ ・▼・）（上手くモンスターを並べてきたみたいだけど思い通りにはいかせないよ）
（ ・▼・）「そうだなぁ。リバースカードを一枚セット。効果でスカラベを裏側守備表示に変更してターンエンド」
Turn2
（ ＾ω＾）LP：2000 手札：4
□□□□□ 魔・罠
ＡＢＣ□□ モ Ａ：ソルジャー Ｂ：ウィルプス Ｃ：シュバリエ
ＦＧＨ□□ モ Ｆ：スコーピオン Ｇ：共鳴虫 Ｈ：スカラベ
一■□□□ 魔・罠 一：大樹海 セットカード
（ ・▼・）LP：4000 手札：1
（ ＾ω＾）「今こそ反撃の狼煙を上げるときだお！ドローゥ！」
（ ＾ω＾）「手札から魔法カード、アームズ・ホールを使うお。デッキトップを墓地に送りデッキからビッグバン・シュートをサーチ！」
（ ＾ω＾）「ビッグバン・シュートをミレニアム・スコーピオンに装備するお」
（ ＾ω＾）「更にスーペル・ヴィスをシュバリエに装備し、その効果を得るお」
（ ＾ω＾）「虫なんて僕らの炎で焼き尽くしてやんよ！シュバリエの効果でビッグバン・シュートを墓地へ送り―」
（ ＾ω＾）「共鳴虫を破壊するお。スコーピオンはビッグバン・シュートの効果で除外だお！」
（ ・▼・）「へー。やるねぇ。僕は大樹海の効果で共鳴虫を手札に加えるね」
（ ＾ω＾）「今度は僕からのお返しだお！ソルジャーを攻撃表示に変更してバトルに入るお」
（ ＾ω＾）「ウィルプスでセット状態のスカラベに攻撃！」
炎妖蝶ウィルプス（ATK1500） vs スカラベの大群（DEF1000）
（ ・▼・）「再び大樹海の効果。アーマード・フライを手札へ加えるね」
（ ＾ω＾）「がら空きになった場にシュバリエの一撃が炸裂するお！」
エヴォルテクター シュバリエ（ATK1900）→（ ・▼・）
（ ・▼・）LP：4000→2100
（ ・▼・）「ククク。あー、痛いなー。痛いなー」
（；＾ω＾）（何が痛いなー、だお。全然痛くなさそうじゃないかお）
（ ＾ω＾）「ソルジャーの攻撃とそれに続く後続でこのデュエルは僕の勝ちだお！」
（ ・▼・）「本当にそう思う？ならそれは間違い。リバースカードオープン、スパイダー・エッグ！」
＜スパイダー・エッグ＞
通常罠
相手が直接攻撃を宣言した時、自分の墓地に
昆虫族モンスターが３体以上存在する場合に発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にし、自分フィールド上に
「スパイダートークン」（昆虫族・地・星１・攻／守１００）
３体を攻撃表示で特殊召喚する。
（ ・▼・）「攻撃を無効にして三体のスパイダートークンを生み出す！」
スパイダートークン
ATK100
（；＾ω＾）「なんという繁殖力だお。リバースカードを追加してターンエンドだお」
（ ・▼・）「ここからもっと楽しくなりそうだなー。ドロー！」
（ ・▼・）「魔法カード、リロード発動！」
＜リロード＞
速攻魔法
自分の手札を全てデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキに加えた枚数分のカードをドローする。
（ ・▼・）「手札を全てデッキに戻して同じ枚数だけドロー」
（ ・▼・）「あー、いいもの見せてあげるよー」
（ ・▼・）「二体のトークンをリリースしてブレイン・クラッシャーを召喚！」
＜ブレイン・クラッシャー＞
効果モンスター
星７/闇属性/昆虫族/攻2400/守1500
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合、
破壊したモンスター１体をそのターンのエンドフェイズ時に墓地から特殊召喚する事ができる。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（；＾ω＾）（これがエースカードかお…）
（ ・▼・）「今、これがエースカードかーって思った？ならそれも間違い」
そういいながら黒ローブの少年は墓地から二枚のカードを抜き取ると宙に投げた。
（ ・▼・）「真のエースはこっち。現れろ、デビルドーザー！！！」
＜デビルドーザー＞
効果モンスター
星８/地属性/昆虫族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の昆虫族モンスター２体を
ゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手のデッキの上からカードを１枚墓地へ送る。
（ ・▼・）「せっかくだからもっと遊びたかったけど仕方ないよね。ブレイン・クラッシャーでソルジャーに攻撃！！」
ブレイン・クラッシャー（ATK2400） vs デュアル・ソルジャー（ATK500）
（ ＾ω＾）LP：2000→100
（ ゜ω゜）「あぁぁぁぁぁ！！！！！」
（ ´ω｀）「ゴホッ、ゴフッ！！ソルジャー、の、モンスター効果…」
（ ´ω｀）「未来、サム、ライを特殊召喚、だお…」
＜未来(みらい)サムライ＞
デュアルモンスター
星４/光属性/戦士族/攻1600/守1200
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分の墓地に存在するモンスター１体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を破壊する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。
（ ・▼・）「ソルジャーの特殊召喚を許そうがそんなものは関係ない。君はもう終わりだから」
少年の腕が振り下ろされる。それを合図にデビルドーザーは叫び、その牙を剥いた。
＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋ ＋
（；α_α）「ハァハァ…。スモボ！後どれくらいだ？」
―――あと少し、そこの角を曲がった先から嫌な感じがするね…。すぐにマスターも知覚できる範囲に入るよ
（；α_α）「確かこの先は書庫だったか？普通生徒が寄り付かない場所はあいつ等にとって好都合ってことか」
―――多分ね。さあ、問題の角を曲がろう。切り込むよ！
（｀α_α）「よっし、行くぜ！」
テンは走ってきた勢いそのままに書庫前の廊下へと飛び出した。
黒い靄で覆われた世界。巨大な昆虫が今にもブーンを葬り去ろうと彼の目前まで迫っていた。
（ α_α）「ブーン！」
（ ω ）「…」
（＃α_α）「死ぬなーッ！ブーン！！」
（ ω ）（まだ…まだ、僕はこんなところじゃ終わらんお…!）
ｸﾜｯ（ ゜ω゜）「…僕は、生きる！リバースカードオープン！！！！！体力増強剤スーパーＺ！！！！」
＜体力増強剤(たいりょくぞうきょうざい)スーパーＺ＞
通常罠
このターンのダメージステップ時に相手から
２０００ポイント以上の戦闘ダメージを受ける場合、
その戦闘ダメージがライフポイントから引かれる前に、
一度だけ４０００ライフポイント回復する。
デビルドーザー（ATK2800） vs デュアル・ソルジャー（ATK500）
（ ＾ω＾）LP：100→4100→1800
（ ＾ω＾）「ヒャッハー！この僕をそう簡単に倒せると思ったらそれこそ間違いだお！」
（ ・▼・）「まさか生き残るとはびっくりしたよ。戦闘ダメージを与えたことでデビルドーザーの効果が発動する」
（ ＾ω＾）「破壊された僕のデュアル・ソルジャーも戦闘したことで効果が発動されるお！」
（ ＾ω＾）「デッキから巨人ゴーグルを特殊召喚するお」
巨人ゴーグル
ATK1500
（；α_α）「ったくヒヤヒヤさせやがって！」
（ ・▼・）「メインフェイズ２にトークンの表示形式を守備表示に変更。ターンエンド」
Turn3
（ ＾ω＾）LP：1800 手札：2
�、□□□◆）癲�罠 � Д后璽撻襯凜�ス
ＡＢＣＤ□ モ Ａ：ゴーグル Ｂ：ウィルプス Ｃ：シュバリエ Ｄ：サムライ
ＦＧＨ□□ モ Ｆ：ブレクラ Ｇ：デビルドーザー Ｈ：トークン
一□□□□ 魔・罠 一：大樹海
（ ・▼・）LP：2100 手札：1
（ ＾ω＾）「来てくれて早々だけど、テンは早く大会に戻るんだお！」
（ α_α）「何言ってんだ！第一、お前は―」
（ ＾ω＾）「大丈夫。僕を信じるお」
「…代わりといっちゃなんだが俺らだっている」
「そうだモナ！」
（ α_α）「その声はドクオ！モナー！」
('A`)「…だからお前は引き返せ。安心してな」
( ´∀｀)「そういうことモナ。ここまで来る間にだいたいの話はドクオから聞いたモナ」
（ α_α）「…。そこまで言われちゃ戻るしかねーよな。さくっとやっちまえ、ブーン！」
（ ＾ω＾）「おっおっ！言われるまでも無いお！」
('A`)「…次の試合まで時間もあんまりないし急げよ」
（；α_α）「はいはい、分かってるって！んじゃあまた後でな！」
テンはもと来た廊下を再び戻り始める。そんな彼の背中を短く見送るとブーンは拳に力を込めた。
（ ＾ω＾）「…待たせたお。その詫びとしてこのターンでデュエルを終わらせてやるお」
（ ・▼・）「本当に出来るんだったら面白いね。僕に見せてよ！」
（＃＾ω＾）「てめーの敗因はオーバーキル精神とそのふざけた態度だって教えてやるお」
（ ＾ω＾）「シュバリエの効果発動！スーペルを墓地に送ってデビルドーザー爆☆殺！」
（ ＾ω＾）「そしてスーペルヴィスのもう一つの効果により墓地からモンスターを特殊召喚するお！」
（ ＾ω＾）「蘇るお！全てを焦がす不死鳥の騎士、フェニックス・ギア・フリード！！」
フェニックス・ギア・フリード
ATK2800
（ ・▼・）「へぇー。そのカードってもしかして…」
（ ＾ω＾）「そう。このカードはデビルドーザーの効果で墓地に落ちたカードだお」
（ ω ）「時は満ちたお」
（ ゜ω゜）「覚悟するお！この蟲野郎！！！」
('A`)「やっちまえ！ブーン！」
（ ＾ω＾）「おうよ！巨人ゴーグルでスパイダートークン、フェニギアでブレイン・クラッシャーを攻撃！」
巨人ゴーグル（ATK1500）vs スパイダートークン（DEF100）
フェニックス・ギア・フリード（ATK2800） vs ブレイン・クラッシャー（ATK2400）
（ ・▼・）LP：2100→1700
（；・▼・）「ぐっ」
（ ＾ω＾）「オーバーキルにはオーバーキル！これで止めだお！シュバリエ、ウィルプス、サムライのダイレクトアタック！！サンレンダァ！！！」
（ ・▼・）LP：1700→-200→-1700→-3300
（；・▼・）「まーた僕らの負けか。悔しいなー」
（ ・▼・）「ま、それでも幾らか楽しめたし、今日のところはここで引き上げるよ」
('A`)「お前ら一体、なんなんだよ！」
（ ・▼・）「僕らが何かって？」
（ ・▼・ 「【闇】そのものさ。僕らに実体なんてない」
（ ・▼ 「君達が僕らを倒したって所詮はその場しのぎにしか過ぎないってこと」
（ ・ 「例えそれでも僕らの邪魔をするって言うのかい？」
（ 「…ちょっとおしゃべりが過ぎたかな、それじゃまた今度」
ブーン、ドクオ、モナーをその場に残して少年は靄と共にその姿を消した。
(;'A`)「…退けた、のか？」
(；´∀｀)「敵が闇そのものなんて王道的だけど、どうやったら倒せるかさっぱりモナ」
（ ＾ω＾）「おっおっ、でも今、僕らが勝ったことに間違いは無いお！」
（ ＾ω＾）「何を企んでいたって必ず止めてやるお。闇は必ず倒す！」
第十四話・完 次回につづく
【今日の最強カード】
＜デュアル・ソルジャー＞
デュアルモンスター
星２/風属性/戦士族/攻 500/守 300
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは１ターンに１度だけ、戦闘では破壊されない。
このカードが戦闘を行う場合、そのダメージ計算後に自分のデッキから
「デュアル・ソルジャー」以外のレベル４以下のデュアルモンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
（ ＾ω＾）「今日の最強カードはデュアル・ソルジャーだお」
（ ＾ω＾）「再度召喚することで戦闘破壊耐性とデュアルモンスターを引っ張ってくる効果を得られるお」
（ ＾ω＾）「戦闘でこのカードを除去する場合は二体のモンスターの特殊召喚を許すことになるから相手にすると結構厄介なモンスターだお」
（ ＾ω＾）「それゆえに盾としての性能は高いと思うお！」
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