最終更新:ID:xVPK9mZdrw 2010年04月23日(金) 22:14:41履歴
前回のあらすじ
闇のゲームに敗れたテンはあの世とこの世の狭間に佇んでいた。
どこまでも続く白い世界で途方にくれていた彼だが、そこで死んだはずの祖父と出会う。
デュエルを通した祖父の励ましにより、もう一度闇を打ち倒す決意をした彼は現世へと戻ったのであった。
(;´∀`)「これは…地獄絵図モナ…!」
昇降口までやってきた三人の中の一人、モナーは開口一番そう呟いた。
彼らの眼前に広がるのは大量の黒ローブを纏った闇の者と生徒の姿。
逃げようとする者、立ち向かおうとする者、呆然と立ち尽くす者など様々であったが、一つ変わらぬことがあった。
そう、それは敗者は生け贄として消え去るということ。彼らが到着した時点で生徒の数は減り始めていた。また一人、また一人と消えていく。
(;^ω^)「うぅ…。確かに僕の目の前でクラスメイトが消えたはずなのに誰なのか思い出せないお…」
(;'A`)「ブーン、お前もか?俺もダメだ…。思い出せない。前に先生が言っていたのはこういうことだったのか」
(;´∀`)「だとしても!少しでも、少しだっていいモナ。僕らはそれを喰い止めに来たんだモナ。だから行こうモナ!皆を助けに」
ガシャン、カシャン!
三人はモナーの言葉を皮切りにデュエルディスクを展開させる。生徒と闇の者との間に割って入るべく駆け出した。
( ^ω^)「おっおー!皆は早く逃げるおー!」
( ´∀`)「黒ローブは僕らが裁くモナッ!!!」
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + +
〜医務室にて〜
( −_−)「ん、ん〜!」
( α_α)「ハッ!…ここは、医務室か?」
横たわっていたベットの上で上半身を起こして自分がどこにいるかを確かめる。
( α_α)「あいつらがいないって事はなんかあったってことか!なら居ても立ってもいられないぜ!」
( α_α)「…ん?毛布の上にカードが一枚あるな。どれどれ…」
( α_α)⊃■ペラッ
【ギルフォード・ザ・ライトニング】
(!α_α)「こ、これはボロボロになったはずのギルフォードのカード!じーちゃんのおかげか?」
(´α_α)「ホント、じーちゃんには助けられてばっかりだぜ」
手早くデッキケースを開けると一番上にギルフォードのカードを加え、近くのハンガーにかけられていた白地に青のラインが入った制服を羽織る。
( α_α)「これで準備よし。俺も出撃だぜッ」
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + +
〜再びVIP校前門付近にて〜
('A`)(…こんだけ大勢居るんだから絶対にどこかに指揮官がいるはずだ)
('A`)(そして大多数はブーンとモナーの二人が抑えている、俺は指揮系統を叩かせてもらう!)
<ヽ`▼´>「ウヒョーヒョヒョッヒョー!!!全てを闇に!闇に染めるニダー!」
(`'A`)(アイツが指揮官臭いな。つか、あれって確か悪評高い三年のニダー!完全に堕ちたか)
('A`)「おい、そこのキムチ!俺とデュエルをしろ!」
<ヽ`▼´>「ファビョーン!聞き捨てならないニダ!損害と賠償を求めてウリ直々に闇に落としてやるニダ」
('A`)「上等だ。来い!」
('A`)「デュエル!!!」<ヽ`▼´>
<ヽ`▼´>「勿論主人公であるウリの先攻ニダ!ドロー」
<ヽ`▼´>「ウリは手札からニュートを召喚するニダ」
ニュート
ATK1900
<ヽ`▼´>「カス相手にはこれだけでいいニダ。ターンエドニダ」
('A`)「…闇に堕ちると考えも浅はかになるんだな。俺のターンだ!」
('A`)「ドロー!悪魔族なら丁度いい。手札から傀儡虫を墓地に捨てることで効果を発動」
<傀儡虫(くぐつちゅう>
効果モンスター
星3/闇属性/昆虫族/攻1000/守1000
このカードを手札から墓地に捨てて発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在する
悪魔族またはアンデット族モンスター1体のコントロールを得る。
('A`)「お前の場のニュートのコントロールは俺に移り、こいつをリリースする!」
('A`)「…飛ばしていく。こんなところで止まってられない」
('A`)「死して尚その身と意思に迷い無し、死の世界を統治せよ!真紅眼の不死竜、アドバンス召喚!」
真紅眼の不死竜
ATK2400
('A`)「がら空きの場にダイレクトアタック!蒼炎弾!」
真紅眼の不死竜(ATK2400)→<ヽ`▼´>
<ヽ`▼´>LP:4000→1600
<ヽ;`▼´>「ヒョー!こんなのインチキニダ!」
('A`)「フン、カードを三枚セットしてターンエンド」
Turn1
('A`)LP:4000 手札:1
■■■□□ 魔・罠 セットカード×3
A□□□□ モ A:不死竜
□□□□□ モ
□□□□□ 魔・罠
<ヽ`▼´>LP:1600 手札:5
<ヽ`▼´>「多少は驚いたがこの程度でウリは倒せないニダ。ドロー」
<ヽ`▼´>「グギギ…。モンスターとリバースカードを二枚セットしてエンドニダ」
('A`)「ドロー!口ほどにも無い。俺が勝ったらさっさと闇に戻ってもらおうか」
<ヽ`▼´>「…」
('A`)「ゾンビ・マスターを召喚。バトル!」
<ゾンビ・マスター>
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札のモンスターカード1枚を墓地に送る事で、
自分または相手の墓地に存在するレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
('A`)「ゾンマスでセットモンスターに攻撃!」
ゾンビ・マスター(ATK1800) vs キラー・トマト(ATK1100)
<ヽ`▼´>「セットカードはキラー・トマトニダ」
<キラー・トマト>
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
<ヽ`▼´>「ウリが特殊召喚するのはクリッターニダ」
<クリッター>
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
('A`)「不死竜でクリッターを攻撃する!」
<ヽ`▼´>「ならウリはこのカードを使わせてもらうニダwwwwwwヘイト・バスターニダ!」
<ヘイト・バスター>
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターが
攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
相手の攻撃モンスター1体と、攻撃対象となった自分モンスター1体を破壊し、
破壊した相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
(;'A`)「何ッ!?」
<ヽ`▼´>「ウリのクリッターと不死竜は爆発により墓地送りニダwww」
<ヽ`▼´>「そしてウリはデッキからスナイプストーカーをサーチ」
<ヽ`▼´>「お前には2400のダメージニダwwwwwwwwwwwwwwwざまぁぁぁwwwwwwwwww」
('A`)LP:4000→1600
('A`)「…俺はターンエンドする」
<ヽ`▼´>「ヒョーヒョッヒョ!ならエンドフェイズにリミット・リバースを発動するニダ」
<ヽ`▼´>「蘇生対象はクリッターニダ」
クリッター
ATK1000
Turn2
('A`)LP:1600 手札:1
■■■□□ 魔・罠 セットカード×3
A□□□□ モ A:ゾンマス
F□□□□ モ F:クリッター
一□□□□ 魔・罠 一:リミリバ
<ヽ`▼´>LP:1600 手札:4
<ヽ`▼´>「完全にこのデュエルウリのペースニダwwww」
<ヽ`▼´>「魔法カード、マジック・プランターを発動するニダ」
<マジック・プランター>
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
永続罠カード1枚を墓地へ送って発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
<ヽ`▼´>「リミリバを墓地に送って二枚ドロー、続けて破壊されたクリッターの効果でナイトメアテーベを手札に加えるニダ」
<ナイトメアテーベ>
効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1500/守 500
このカードのコントローラーの手札と
魔法&罠カードゾーンにカードが存在しない時、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。
('A`)(手札が見る見る間に増えてるな。これはキツイか)
<ヽ`▼´>「満を持してスナイプストーカーを召喚するニダ。手札を捨てて効果発動ニダ」
スナイプストーカー
ATK1500
<ヽ`▼´>「破壊する順番はゾンマス、三枚のセットカードだニダ!」
<ヽ`▼´>「一回目のダイスロォール!ダイスの目は2だからゾンマスはお陀仏ニダw」
<ヽ`▼´>「二回目のダイスロォール!ダイスの目は4、よって左側のセットカードもお陀仏ww」
<ヽ`▼´>「この調子で三回目ニダ!ダイスは5ーッ!右側のセットカード終了のお知らせニダwww」
<ヽ`▼´>「さぁーて、四回目もやるニダ!」
('A`)「…そう好き勝手やらせてたまるか!四回目の効果にはチェーンする!和睦の使者だ」
<ヽ`▼´>「せいぜいあがくニダ。ウリはリバースカードを一枚セットしてターンエンドニダ」
('A`)(手札は一枚。場は枯れた。だがこんな状態からでも俺の知っている“あいつ”なら逆転の一手を必ず引けるだろう)
( A )(今だけは俺にもその引きの強さを貸してくれ!)
('A`)「いくぞ、ドロー!」
('A`)「…よし!」
<ヽ`▼´>(何を引いたニダ?)
('A`)「ピラミッド・タートルを召喚!」
ピラミッド・タートル
ATK1200
('A`)「ピラタでスナストへ自爆特攻する」
ピラミッド・タートル(ATK1200) vs スナイプストーカー(ATK1500)
('A`)LP:1600→1300
('A`)「戦闘破壊されたこの瞬間、デッキから守備力2000以下のアンデット族を特殊召喚する」
('A`)「ヴァンパイア・ロードを特殊召喚!」
<ヴァンパイア・ロード>
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守1500
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、
カードの種類(モンスター、魔法、罠)を宣言する。
相手はデッキからその種類のカード1枚を選択して墓地に送る。
また、このカードが相手のカードの効果で破壊され墓地に送られた場合、
次の自分のスタンバイフェイズにフィールド上に特殊召喚される。
('A`)「バトルフェイズ中に特殊召喚されたモンスターには新たに攻撃の権利がある」
('A`)「ヴァンパイア・ロードでスナストを攻撃する!」
ヴァンパイア・ロード(ATK2000) vs スナイプストーカー(ATK1500)
<ヽ`▼´>LP:1600→1100
('A`)「デッキから魔法カードを墓地に送ってもらう」
<ヽ`▼´>「今更無駄ニダ!」
('A`)「…まだデュエルは終わってない!ターンエンド」
Turn3
('A`)LP:1300 手札:1
□□□□□ 魔・罠
A□□□□ モ A:死王
□□□□□ モ
■□□□□ 魔・罠 セットカード
<ヽ`▼´>LP:1100 手札:1
<ヽ`▼´>「ウリのターンニダ。ドロー。ナイトメアテーベを召喚するニダ」
ナイトメアテーベ
ATK1500
('A`)「…だが場にも手札にもカードがある。無駄だ」
<ヽ`▼´>「ならゼロにするまでニダ!罠カード、全弾発射発動ニダ!!」
<全弾発射(フルバースト)>
通常罠
このカードの発動後、手札を全て墓地へ送る。
墓地に送ったカードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
<ヽ`▼´>「ウリの手札は一枚。200ポイントのダメージを与えるニダ」
('A`)LP:1300→1100
<ヽ`▼´>「これで手札はゼロニダ。テーベの攻撃力が3000まで上がったニダ!」
ナイトメアテーベ
ATK1500→3000
(;'A`)「!」
<ヽ`▼´>「テーベでヴァンロへ攻撃ニダ。これで崖っぷちニダwww」
ナイトメアテーベ(ATK3000) vs ヴァンパイア・ロード(ATK2000)
('A`)LP:1100→100
(;'A`)「うぐぅわぁぁぁぁっ!」
<ヽ`▼´>「ウリに喧嘩を売ったのが間違いニダwwwwゆっくり死ね!」
('A`)「…俺の、ターン。ドロー」
( A )(ブーン、モナーだってこのプレッシャーの中戦ってるんだ。俺だけ諦めるわけにはいかん)
( A )「俺は、手札抹殺を発動する…。手札の疫病狼を捨ててカードをドローする…ッ」
( A )
クワッ(゜A゜)「よし、貪欲な壺を発動!不死竜、ゾンマス、ピラタ、ヴァンロ、疫病狼をデッキに戻して二枚ドロー!」
('A`)⊃■■ヒュッ、ヒュッ!
('A`)「…」
('A`)「ハハハ。…ハハハハハッ!!!」
<ヽ`▼´>「負けを覚悟して可笑しくなったニダか?wwww」
('A`)「いや、違う。俺の勝利が決まったことが嬉しくてな。つい笑っちまっただけだ」
<ヽ;`▼´>「ハ、ハッタリニダ!ペテンニダ!ウリのテーベは攻撃力3000!そう簡単に倒せるはずがないニダ」
('A`)「あぁ。確かに『モンスターは』倒せない。だが、『その背後に潜む闇』なら打ち倒せる!」
('A`)「俺は手札からスカル・コンダクターを召喚!」
スカル・コンダクター
ATK2000
('A`)「そして魔法カード、威圧する魔眼を発動!」
<威圧(いあつ)する魔眼(まがん)>
通常魔法
自分フィールド上に存在する攻撃力2000以下の
アンデット族モンスター1体を選択して発動する。
このターン選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
('A`)「こいつの効果によりこのターンコンダクターはダイレクトアタックが可能になる」
<ヽ`▼´>「嘘ニダ!そんなことありえないニダッ!!!!!」」
('A`)「…俺の勝ちだ!スカル・コンダクターのダイレクトアタック!」
スカル・コンダクター(ATK2000)→<ヽ`▼´>
<ヽ`▼´>LP1100→0
<ヽ`▼´>「ニダァーッ!!!!」
デュエルに敗れたニダーは苦しそうに喉元を押さえるとその場にうずくまる。
('A`)「ニダーが倒れた今、闇の者は混乱している筈だ!ブーン、モナー、一気に押せるか?」
(;^ω^)「ちょっと厳しいお!あと少しでいけそうだお」
(;´∀`)「僕のほうもキツイモナ…」
(;'A`)「くぅ、俺もあんだけダメージ喰らってたら動けん…。テンは何やってんだ!?」
『お?呼んだか?ドクオ!』
声が聞こえた直後、激しい閃光。そして稲妻が轟く。思わず生徒達は瞼を閉じた。
('A`)「え?あ?」
再び目を開けたとき、そこに立っていたのは見覚えのある少年と稲妻の剣士だった。
(`α_α)「待たせたな、お前ら!こっからは俺も一緒だぜ!」
第十七話・完 次回につづく
【今日の最強カード】
<威圧(いあつ)する魔眼(まがん)>
通常魔法
自分フィールド上に存在する攻撃力2000以下の
アンデット族モンスター1体を選択して発動する。
このターン選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
('A`)「最強カードはスカル・コンダクターをフィニッシャーにしたこのカードだ」
('A`)「攻撃力2000以下のアンデット族はほとんど全てのアンデットサポートを受けられるからこれを軸に組んで見ても面白い」
('A`)「アンデットワールド発動下ならばさらに面白いカードになりえる。覚えておくといいぞ」
闇のゲームに敗れたテンはあの世とこの世の狭間に佇んでいた。
どこまでも続く白い世界で途方にくれていた彼だが、そこで死んだはずの祖父と出会う。
デュエルを通した祖父の励ましにより、もう一度闇を打ち倒す決意をした彼は現世へと戻ったのであった。
(;´∀`)「これは…地獄絵図モナ…!」
昇降口までやってきた三人の中の一人、モナーは開口一番そう呟いた。
彼らの眼前に広がるのは大量の黒ローブを纏った闇の者と生徒の姿。
逃げようとする者、立ち向かおうとする者、呆然と立ち尽くす者など様々であったが、一つ変わらぬことがあった。
そう、それは敗者は生け贄として消え去るということ。彼らが到着した時点で生徒の数は減り始めていた。また一人、また一人と消えていく。
(;^ω^)「うぅ…。確かに僕の目の前でクラスメイトが消えたはずなのに誰なのか思い出せないお…」
(;'A`)「ブーン、お前もか?俺もダメだ…。思い出せない。前に先生が言っていたのはこういうことだったのか」
(;´∀`)「だとしても!少しでも、少しだっていいモナ。僕らはそれを喰い止めに来たんだモナ。だから行こうモナ!皆を助けに」
ガシャン、カシャン!
三人はモナーの言葉を皮切りにデュエルディスクを展開させる。生徒と闇の者との間に割って入るべく駆け出した。
( ^ω^)「おっおー!皆は早く逃げるおー!」
( ´∀`)「黒ローブは僕らが裁くモナッ!!!」
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + +
〜医務室にて〜
( −_−)「ん、ん〜!」
( α_α)「ハッ!…ここは、医務室か?」
横たわっていたベットの上で上半身を起こして自分がどこにいるかを確かめる。
( α_α)「あいつらがいないって事はなんかあったってことか!なら居ても立ってもいられないぜ!」
( α_α)「…ん?毛布の上にカードが一枚あるな。どれどれ…」
( α_α)⊃■ペラッ
【ギルフォード・ザ・ライトニング】
(!α_α)「こ、これはボロボロになったはずのギルフォードのカード!じーちゃんのおかげか?」
(´α_α)「ホント、じーちゃんには助けられてばっかりだぜ」
手早くデッキケースを開けると一番上にギルフォードのカードを加え、近くのハンガーにかけられていた白地に青のラインが入った制服を羽織る。
( α_α)「これで準備よし。俺も出撃だぜッ」
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + +
〜再びVIP校前門付近にて〜
('A`)(…こんだけ大勢居るんだから絶対にどこかに指揮官がいるはずだ)
('A`)(そして大多数はブーンとモナーの二人が抑えている、俺は指揮系統を叩かせてもらう!)
<ヽ`▼´>「ウヒョーヒョヒョッヒョー!!!全てを闇に!闇に染めるニダー!」
(`'A`)(アイツが指揮官臭いな。つか、あれって確か悪評高い三年のニダー!完全に堕ちたか)
('A`)「おい、そこのキムチ!俺とデュエルをしろ!」
<ヽ`▼´>「ファビョーン!聞き捨てならないニダ!損害と賠償を求めてウリ直々に闇に落としてやるニダ」
('A`)「上等だ。来い!」
('A`)「デュエル!!!」<ヽ`▼´>
<ヽ`▼´>「勿論主人公であるウリの先攻ニダ!ドロー」
<ヽ`▼´>「ウリは手札からニュートを召喚するニダ」
ニュート
ATK1900
<ヽ`▼´>「カス相手にはこれだけでいいニダ。ターンエドニダ」
('A`)「…闇に堕ちると考えも浅はかになるんだな。俺のターンだ!」
('A`)「ドロー!悪魔族なら丁度いい。手札から傀儡虫を墓地に捨てることで効果を発動」
<傀儡虫(くぐつちゅう>
効果モンスター
星3/闇属性/昆虫族/攻1000/守1000
このカードを手札から墓地に捨てて発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在する
悪魔族またはアンデット族モンスター1体のコントロールを得る。
('A`)「お前の場のニュートのコントロールは俺に移り、こいつをリリースする!」
('A`)「…飛ばしていく。こんなところで止まってられない」
('A`)「死して尚その身と意思に迷い無し、死の世界を統治せよ!真紅眼の不死竜、アドバンス召喚!」
真紅眼の不死竜
ATK2400
('A`)「がら空きの場にダイレクトアタック!蒼炎弾!」
真紅眼の不死竜(ATK2400)→<ヽ`▼´>
<ヽ`▼´>LP:4000→1600
<ヽ;`▼´>「ヒョー!こんなのインチキニダ!」
('A`)「フン、カードを三枚セットしてターンエンド」
Turn1
('A`)LP:4000 手札:1
■■■□□ 魔・罠 セットカード×3
A□□□□ モ A:不死竜
□□□□□ モ
□□□□□ 魔・罠
<ヽ`▼´>LP:1600 手札:5
<ヽ`▼´>「多少は驚いたがこの程度でウリは倒せないニダ。ドロー」
<ヽ`▼´>「グギギ…。モンスターとリバースカードを二枚セットしてエンドニダ」
('A`)「ドロー!口ほどにも無い。俺が勝ったらさっさと闇に戻ってもらおうか」
<ヽ`▼´>「…」
('A`)「ゾンビ・マスターを召喚。バトル!」
<ゾンビ・マスター>
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札のモンスターカード1枚を墓地に送る事で、
自分または相手の墓地に存在するレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
('A`)「ゾンマスでセットモンスターに攻撃!」
ゾンビ・マスター(ATK1800) vs キラー・トマト(ATK1100)
<ヽ`▼´>「セットカードはキラー・トマトニダ」
<キラー・トマト>
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
<ヽ`▼´>「ウリが特殊召喚するのはクリッターニダ」
<クリッター>
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
('A`)「不死竜でクリッターを攻撃する!」
<ヽ`▼´>「ならウリはこのカードを使わせてもらうニダwwwwwwヘイト・バスターニダ!」
<ヘイト・バスター>
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターが
攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
相手の攻撃モンスター1体と、攻撃対象となった自分モンスター1体を破壊し、
破壊した相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
(;'A`)「何ッ!?」
<ヽ`▼´>「ウリのクリッターと不死竜は爆発により墓地送りニダwww」
<ヽ`▼´>「そしてウリはデッキからスナイプストーカーをサーチ」
<ヽ`▼´>「お前には2400のダメージニダwwwwwwwwwwwwwwwざまぁぁぁwwwwwwwwww」
('A`)LP:4000→1600
('A`)「…俺はターンエンドする」
<ヽ`▼´>「ヒョーヒョッヒョ!ならエンドフェイズにリミット・リバースを発動するニダ」
<ヽ`▼´>「蘇生対象はクリッターニダ」
クリッター
ATK1000
Turn2
('A`)LP:1600 手札:1
■■■□□ 魔・罠 セットカード×3
A□□□□ モ A:ゾンマス
F□□□□ モ F:クリッター
一□□□□ 魔・罠 一:リミリバ
<ヽ`▼´>LP:1600 手札:4
<ヽ`▼´>「完全にこのデュエルウリのペースニダwwww」
<ヽ`▼´>「魔法カード、マジック・プランターを発動するニダ」
<マジック・プランター>
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
永続罠カード1枚を墓地へ送って発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
<ヽ`▼´>「リミリバを墓地に送って二枚ドロー、続けて破壊されたクリッターの効果でナイトメアテーベを手札に加えるニダ」
<ナイトメアテーベ>
効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1500/守 500
このカードのコントローラーの手札と
魔法&罠カードゾーンにカードが存在しない時、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。
('A`)(手札が見る見る間に増えてるな。これはキツイか)
<ヽ`▼´>「満を持してスナイプストーカーを召喚するニダ。手札を捨てて効果発動ニダ」
スナイプストーカー
ATK1500
<ヽ`▼´>「破壊する順番はゾンマス、三枚のセットカードだニダ!」
<ヽ`▼´>「一回目のダイスロォール!ダイスの目は2だからゾンマスはお陀仏ニダw」
<ヽ`▼´>「二回目のダイスロォール!ダイスの目は4、よって左側のセットカードもお陀仏ww」
<ヽ`▼´>「この調子で三回目ニダ!ダイスは5ーッ!右側のセットカード終了のお知らせニダwww」
<ヽ`▼´>「さぁーて、四回目もやるニダ!」
('A`)「…そう好き勝手やらせてたまるか!四回目の効果にはチェーンする!和睦の使者だ」
<ヽ`▼´>「せいぜいあがくニダ。ウリはリバースカードを一枚セットしてターンエンドニダ」
('A`)(手札は一枚。場は枯れた。だがこんな状態からでも俺の知っている“あいつ”なら逆転の一手を必ず引けるだろう)
( A )(今だけは俺にもその引きの強さを貸してくれ!)
('A`)「いくぞ、ドロー!」
('A`)「…よし!」
<ヽ`▼´>(何を引いたニダ?)
('A`)「ピラミッド・タートルを召喚!」
ピラミッド・タートル
ATK1200
('A`)「ピラタでスナストへ自爆特攻する」
ピラミッド・タートル(ATK1200) vs スナイプストーカー(ATK1500)
('A`)LP:1600→1300
('A`)「戦闘破壊されたこの瞬間、デッキから守備力2000以下のアンデット族を特殊召喚する」
('A`)「ヴァンパイア・ロードを特殊召喚!」
<ヴァンパイア・ロード>
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守1500
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、
カードの種類(モンスター、魔法、罠)を宣言する。
相手はデッキからその種類のカード1枚を選択して墓地に送る。
また、このカードが相手のカードの効果で破壊され墓地に送られた場合、
次の自分のスタンバイフェイズにフィールド上に特殊召喚される。
('A`)「バトルフェイズ中に特殊召喚されたモンスターには新たに攻撃の権利がある」
('A`)「ヴァンパイア・ロードでスナストを攻撃する!」
ヴァンパイア・ロード(ATK2000) vs スナイプストーカー(ATK1500)
<ヽ`▼´>LP:1600→1100
('A`)「デッキから魔法カードを墓地に送ってもらう」
<ヽ`▼´>「今更無駄ニダ!」
('A`)「…まだデュエルは終わってない!ターンエンド」
Turn3
('A`)LP:1300 手札:1
□□□□□ 魔・罠
A□□□□ モ A:死王
□□□□□ モ
■□□□□ 魔・罠 セットカード
<ヽ`▼´>LP:1100 手札:1
<ヽ`▼´>「ウリのターンニダ。ドロー。ナイトメアテーベを召喚するニダ」
ナイトメアテーベ
ATK1500
('A`)「…だが場にも手札にもカードがある。無駄だ」
<ヽ`▼´>「ならゼロにするまでニダ!罠カード、全弾発射発動ニダ!!」
<全弾発射(フルバースト)>
通常罠
このカードの発動後、手札を全て墓地へ送る。
墓地に送ったカードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
<ヽ`▼´>「ウリの手札は一枚。200ポイントのダメージを与えるニダ」
('A`)LP:1300→1100
<ヽ`▼´>「これで手札はゼロニダ。テーベの攻撃力が3000まで上がったニダ!」
ナイトメアテーベ
ATK1500→3000
(;'A`)「!」
<ヽ`▼´>「テーベでヴァンロへ攻撃ニダ。これで崖っぷちニダwww」
ナイトメアテーベ(ATK3000) vs ヴァンパイア・ロード(ATK2000)
('A`)LP:1100→100
(;'A`)「うぐぅわぁぁぁぁっ!」
<ヽ`▼´>「ウリに喧嘩を売ったのが間違いニダwwwwゆっくり死ね!」
('A`)「…俺の、ターン。ドロー」
( A )(ブーン、モナーだってこのプレッシャーの中戦ってるんだ。俺だけ諦めるわけにはいかん)
( A )「俺は、手札抹殺を発動する…。手札の疫病狼を捨ててカードをドローする…ッ」
( A )
クワッ(゜A゜)「よし、貪欲な壺を発動!不死竜、ゾンマス、ピラタ、ヴァンロ、疫病狼をデッキに戻して二枚ドロー!」
('A`)⊃■■ヒュッ、ヒュッ!
('A`)「…」
('A`)「ハハハ。…ハハハハハッ!!!」
<ヽ`▼´>「負けを覚悟して可笑しくなったニダか?wwww」
('A`)「いや、違う。俺の勝利が決まったことが嬉しくてな。つい笑っちまっただけだ」
<ヽ;`▼´>「ハ、ハッタリニダ!ペテンニダ!ウリのテーベは攻撃力3000!そう簡単に倒せるはずがないニダ」
('A`)「あぁ。確かに『モンスターは』倒せない。だが、『その背後に潜む闇』なら打ち倒せる!」
('A`)「俺は手札からスカル・コンダクターを召喚!」
スカル・コンダクター
ATK2000
('A`)「そして魔法カード、威圧する魔眼を発動!」
<威圧(いあつ)する魔眼(まがん)>
通常魔法
自分フィールド上に存在する攻撃力2000以下の
アンデット族モンスター1体を選択して発動する。
このターン選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
('A`)「こいつの効果によりこのターンコンダクターはダイレクトアタックが可能になる」
<ヽ`▼´>「嘘ニダ!そんなことありえないニダッ!!!!!」」
('A`)「…俺の勝ちだ!スカル・コンダクターのダイレクトアタック!」
スカル・コンダクター(ATK2000)→<ヽ`▼´>
<ヽ`▼´>LP1100→0
<ヽ`▼´>「ニダァーッ!!!!」
デュエルに敗れたニダーは苦しそうに喉元を押さえるとその場にうずくまる。
('A`)「ニダーが倒れた今、闇の者は混乱している筈だ!ブーン、モナー、一気に押せるか?」
(;^ω^)「ちょっと厳しいお!あと少しでいけそうだお」
(;´∀`)「僕のほうもキツイモナ…」
(;'A`)「くぅ、俺もあんだけダメージ喰らってたら動けん…。テンは何やってんだ!?」
『お?呼んだか?ドクオ!』
声が聞こえた直後、激しい閃光。そして稲妻が轟く。思わず生徒達は瞼を閉じた。
('A`)「え?あ?」
再び目を開けたとき、そこに立っていたのは見覚えのある少年と稲妻の剣士だった。
(`α_α)「待たせたな、お前ら!こっからは俺も一緒だぜ!」
第十七話・完 次回につづく
【今日の最強カード】
<威圧(いあつ)する魔眼(まがん)>
通常魔法
自分フィールド上に存在する攻撃力2000以下の
アンデット族モンスター1体を選択して発動する。
このターン選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
('A`)「最強カードはスカル・コンダクターをフィニッシャーにしたこのカードだ」
('A`)「攻撃力2000以下のアンデット族はほとんど全てのアンデットサポートを受けられるからこれを軸に組んで見ても面白い」
('A`)「アンデットワールド発動下ならばさらに面白いカードになりえる。覚えておくといいぞ」
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