最終更新:ID:uRk0P+wu7Q 2008年11月24日(月) 23:19:45履歴
あらすじ:ブーンの前にクーが立ちはだかったがリンスレットとショボンの助けを受け
ブーンは湖にたどり着こうとしていた
草むらを抜けるとそこには上空の怪しげな光に照らされた湖が広がっていた。
右を見るとドクオと花凛とヒカルがいた
( ^ω^)「花凛にヒカル!どうしてここがわかったんだお?」
('A`)「二人は俺がここに来る時に見つけたんだ。」
( ^ω^)「そうかお。でもどうして皆操られているんだお?」
ヒカル「・・これ。」
ヒカルは上着のポケットから一枚の白紙のカードを取り出して見せた
( ^ω^)「これはなんだお?」
ヒカル「・・このカードには精神操作が描かれていた。このカードの持ち主にデュエルで負けると
このカードが赤く光りだし創造者の忠実な兵士となる。・・創造者はおそらくラース。」
( ^ω^)「ラースがこのカードを作り出して皆を操っているってわけかお。」
花凛「その可能性が高いわね。ブーン、ガロードとリンちゃんとツンに会わなかった?」
( ^ω^)「・・リンちゃんは僕の代わりにクー先生と戦ってるお。でも店長がついてるから大丈夫だお!
('A`)「クー先生まで操られていたか・・。」
( ^ω^)「ガロードはクー先生が裁きの塔にいるって・・多分あの塔にいるんだお。」
('A`)「(鬼塚もあそこに行くと行っていた。ということはあそこが敵の総本山か・・。)」
花凛「そんな・・。ツンはどこへ行ったかわからない?」
( ^ω^)「わかんないお。ならツンを探しながらガロードを救いに行くお!」
「生贄になってもらおうか!」
後ろを振り返ると数人の生徒達がこちらへやってくるのが見えた。動きはぎこちなく明らかに正気ではない
( ^ω^)「足止めを食らってちゃ行けないのに・・やるお!」
???「事情はきいたっていう。先に行けっていう。」
( ^ω^)「この声は・・でっていう!!」
湖が光り輝くとでっていうが再び姿を現した
花凛「あの時の・・。」
でっていう「敗者は勝者に手を貸すのが精霊界の掟だっていう。だから力を貸すっていう。」
( ^ω^)「でっていう・・。」
でっていう「そこにある小屋の地下は塔への近道になっているっていう。さっさといけっていう。」
( ^ω^)「恩にきるお。またデュエルするお!」
ブーン達はでっていうに一礼すると小屋に向かって走り出した
操られた生徒「逃がすかっ!」
(ノ(ノ:::::`゛ィ.,_`゛ィ..,_ /ニYニヽ スーパードラゴンでっていうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ミ,,(ノ(ノ./ /`゛''ィ., (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)´_,.ィ'"´\ \.ヾ)ヾ),,ミ (巛ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡)ミ彡彡)ミ
c)''"
゙ミ,,(ノ(ノ./ :: /∠_| ,-) (-,|_ゝ \ :: \.ヾ)ヾ),,ミ゙人ノ゙ ⌒ヽ彡ミ彡)ミ彡)ミ彡)''"(巛彡ミミ彡)
゙ミ,,(ノ(ノ(ノ( ___ l ヽ__ノ ,__ ),,..、;;:〜''"゙゙ ) 从 ミ彡ミ彡)ミ)ミ)
ミ;;,,;;;;,(ノ(ノ(ノ(/\ |r-_,,..、;;:〜-:''"゙⌒゙ 彡 ,, ⌒ヽ 彡ミ彡)" ´
ミ,,;;(ノ;;,.` | | | ::゙:゙ '"゙ ミ彡)彡'
| | |``゙⌒`゙"〜-、:;;,_ 从从) 彡,,ノ彡〜 "〉 ,,ミ
`ー'´ ゙⌒`゙"〜-、,, 从从从 ,从,彡从⌒〜''",,ミ
操られた生徒「なんだこいつ!くそっ前に進めない。」
ブーン達が小屋に入ろうとした時、小屋の横の草むらから操られているであろう生徒達が飛び出してきた
操られた生徒「絶対に逃がさない!」
( ^ω^)「うっ!」
???「ここは任せろ!」
ブーン達の後ろから颯爽と一人のデュエリストが走ってきた
('A`)「お前は・・ジョルジュ長岡!」
_
( ゚∀゚)o彡゜「ドクオ、俺の炎デッキがお前達の道を照らしてやる。急いでるんだろ?さあ行け!」
('A`)「お前とはうまい酒が飲めそうだ。行こう!」
小屋に入ると中は空の怪しげな光と外の炎で昼間のように明るかった。床の戸を開くと階段があった。
( ^ω^)「でっていうを信じるお。行くお!」
階段を下りると狭い通路があるようだ。通路は暗く前の見通しが利かない
('A`)「なにか明かりを照らすモンスターがいればなぁ。」
( ^ω^)「どういうことだお?」
花凛「この島は今ソリッドヴィジョンが具現化されているのよ。」
( ^ω^)「そういうことかお。なら僕に任せてお。いでよ、バーストレディ!!」
ブーンがデッキからカードをデュエルディクにセットするとバーストレディが出現した
( ^ω^)「パネェwwwwっと、感激してる場合じゃないお。バーストレディ、炎で照らしてくれお。」
バーストレディは頷くと手のひらから炎を出し、周りを照らした。通路はやはり狭く2人分しか通れない。
しばらく進むと階段が見え、地上からは光が差し込んでいる
( ^ω^)「ご苦労様だお。またよろしく頼むお。」
ブーンは礼を言うとバーストレディをデュエルディスクから外しデッキに戻した
花凛「外に出たけど森の中ね。」
('A`)「道が二手に分かれているな。どうしたものか・・。」
ヒカル「・・二グループで行けば探しやすいかも。」
( ^ω^)「じゃあグーパーで決めるお。せーの」
( ^ω^)「チョキ。」 ('A`)「グー。」 花凛「パー。」 ヒカル「グー。」
(#'A`)「ふざけてるとぶち殺すぞ。」
( ^ω^)「フヒヒ、サーセンwwwww」
花凛「フフフ、じゃあ私はブーンと行くね。」
('A`)「俺はヒカルさんと行くか。じゃあ塔で落ち合おう。気をつけてな。」
( ^ω^)「ドクオ、ヒカルに変なことしちゃダメだお。」
('A`)「ちょ、おま、バッ、何言ってんだよ!」
ヒカル「・・。」
ブーンと花凛はドクオ達と分かれ右の道を選んだ。道を歩いている中で花凛がブーンに話しかける
花凛「ここにきて半年、いろんなことあったね。」
( ^ω^)「プロになるための勉強漬けの毎日だった気もするけど楽しかったお。」
花凛「もちろん楽しかったけどつらいこともあった。あの時とか・・。」
( ^ω^)「僕が武王に体を乗っ取られた時かお?あの事は本当に反省してるお。」
花凛「大切な友達が急に変貌したからびっくりした。でも気にしないで。
(*^ω^)「大切な友達とか言われると照れるお。」
花凛「だってブーンとデュエルするのとっても楽しいんだもの。ここに来るまではヒカルと
デュエルしてたけどあんな興奮を味わう事なかったから。」
花凛「だから武王の一件の時、またブーンと楽しくデュエルできないのかなって思っちゃったから
余計悲しくて・・。また戻ってきてくれた事、そしてブーンに出会えた事が良かった」
( ^ω^)「僕もこの島に来て花凛・・いや皆と出会えてよかったお。・・!誰かいるお。」
500メートル程先を見ると鬼塚が立っていた。服はボロボロでデュエルディクは傷だらけ、
普段はポマードで整えられた髪は前に垂れ下がっている
( ^ω^)「先生!無事だったのですかお!」
鬼塚「・・。」
鬼塚は喋らなかった。目玉を動かしブーンと花凛を交互に凝視する
( ^ω^)「先生?」
鬼塚「痛みを・・あのお方の痛みを・・お前達にも・・。」
花凛「ブーン!先生は正気じゃないわ。きっと操られている。」
鬼塚「内藤・・構えろ・・ここを進みたくば・・俺を超えていけ!」
( ^ω^)「(体はもう立ってるのがやっとってくらい傷ついてるのにこの気迫・・)。」
( ^ω^)「(気迫に押されたら負けてしまうお!)」
( ^ω^)
「デュエル!!」
鬼塚
鬼塚「俺のターン、ドロー!終末の騎士を召喚。終末の騎士の効果で
サクリファイス・ロータスを墓地へ送る。」
( ^ω^)「(サクリファイス・ロータス・・デメリット付きの再生能力をもつモンスター。)」
《サクリファイス・ロータス/Samsara Lotus》 †
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守 0
自分のエンドフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、自分のスタンバイフェイズ毎に
このカードのコントローラーは1000ポイントダメージを受ける。
鬼塚「・・犠牲となる花は美しい、ターン終了。サクリファイス・ロータスの効果は発動しない。」手札5枚
花凛「(鬼塚先生のデッキはドラゴンデッキのはず・・自分のデッキで戦わないなんて・・。)」
( ^ω^)「僕のターン、ドロー!」
つ手札抹殺
( ^ω^)「(ちょうど事故ってた所で来てくれたお)手札抹殺を発動!お互いに手札は五枚。」
鬼塚「・・よってお互いに手札を五枚捨て5枚ドロー。」
( ^ω^)「僕は融合を発動するお!手札のスパークマンと沼地の魔神王を融合、
来い!E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン!!」
( ^ω^)「墓地にはさっき捨てたフェザーマン、バブルマン、バーストレディ、そして融合に使った
スパークマンがいるお。よってSFWの攻撃力は1200上がって3700だお!」
鬼塚「・・。」
鬼塚は狂気に満ちた顔でブーンを無言で見つめた
( ^ω^)「(こんなの・・鬼塚じゃないお!)こんなの!SFWで終末の騎士を攻撃、
シャイニング・シュート!!!」
鬼塚「がはぁああああああああ。」LP8000→5700
鬼塚は攻撃の衝撃で追撃をしに舞い降りてきたSFWに倒れかかった
( ^ω^)「あっ・・。」
SFWの体が輝きだすと鬼塚は後方に吹き飛ばされた。その時口から血を吐き出し小刻みに震えている
鬼塚は震えがおさまるとなんとか立ち上がった。ブーンはこの光景から目をそらそうとした
鬼塚「SFWはモンスターを戦闘破壊した時、その攻撃力分のダメージを与える・・
そうだろ?内藤。」LP5700→4300
( ^ω^)「そ、そうだお・・。僕のターンは終了だお。」 手札二枚
鬼塚「・・俺のターン、ドロー!・・カードを一枚伏せてターン終了。」 手札5枚
( ^ω^)「ぼ、僕のターン、ドロー!ワイルドマンを召喚、ワイルドマンで直接攻撃・・」
( ^ω^)「(このターンで終わってくれお・・)ワイルド・スラッシュ!!!」
鬼塚「・・罠カード発動、リミット・リバース。蘇生するカードは・・ユベル!」
花凛「ユベル!!」
《ユベル/Yubel》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは戦闘によっては破壊されない。
表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、
攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードが戦闘を行う事によって受けるコントローラーへの
戦闘ダメージは0になる。このカードは自分のエンドフェイズ時に
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げなければ破壊される。
このカードの効果以外の方法で破壊された時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル−Das Abscheulich Ritter」1体を特殊召喚できる。
鬼塚「心に闇が満ち、力が湧いてくる・・さあどうする内藤?」
( ^ω^)「さっきの手札抹殺で墓地へ捨てられていたのかお・・ターン終了だお。」 手札二枚
( ^ω^)「(あのカードからダークフュージョンと同じ闇の波動が出てるお・・)。」
鬼塚「俺のターン、ドロー!ユベルを守備表示に変更、リミット・リバースの効果でユベルは破壊される。
そしてユベルは破壊と同時に進化する!!悪夢の始まりだ・・、デッキから」
鬼塚「ユベル−Das Abscheulich Ritter(ダス・アプシェリッヒ・リッター)特殊召喚!」
《ユベル−Das Abscheulich Ritter(ダス・アプシェリッヒ・リッター)/Yubel - Terror Incarnate》 †
効果モンスター
星11/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
「ユベル」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘によっては破壊されない。
表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、
攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードが戦闘を行う事によって受けるコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
自分のエンドフェイズ時にこのカード以外のモンスターを全て破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル−Das Extremer Traurig Drachen」1体を特殊召喚できる。
鬼塚「カードを一枚伏せてターン終了。エンドフェイズ時にユベル進化体の効果発動、
ナイトメア・サクリファイス!!」
ユベル進化体の体が妖しく光るとE・HERO達は悲痛な声を上げ消滅した
( ^ω^)「ああっ!」
花凛「ブーン、しっかりして!」
鬼塚「仲間に心配されるようではまだまだだな。」
( ^ω^)「・・僕のターン、ドロー!エアーハミングバードを召喚。
効果発動、ハニー・サック!!」LP8000→10500
鬼塚「手札一枚につき500ライフポイントを回復か・・蚊トンボめ。」
( ^ω^)「ターン終了だお。」 手札二枚
鬼塚「エンドフェイズ時に手札を一枚捨ててサンダー・ブレイク発動。」
《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 †
通常罠
手札からカードを1枚捨てる。
フィールド上のカード1枚を破壊する。
花凛「まさか・・!」
鬼塚「そのまさかだ。対象はユベル進化体で当然破壊される。そして更に進化する!!」
雷撃に撃たれたユベル進化体は爆破したが、煙の中から現れたのは禍々しい双龍の化け物だった
鬼塚「デッキからユベル−Das Extremer Traurig Drachenを特殊召喚!!」
《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen(ダス・エクストレーム・トラウリヒ・ドラッヘ)/Yubel - The Ultimate Nightmare》 †
効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
「ユベル−Das Abscheulich Ritter」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘によっては破壊されない。
表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターと戦闘を行った場合、
ダメージステップ終了時に相手モンスターの攻撃力分のダメージを
相手ライフに与え、そのモンスターを破壊する。
このカードが戦闘を行う事によって受けるコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
鬼塚「これこそユベルの究極進化体!!さあ痛みを分かち合うぞ・・。」
鬼塚「俺のターン、ドロー!手札断殺を発動!お互いに手札を二枚捨てて二枚ドロー!」
( ^ω^)「(助かったお・・)。二枚捨てて二枚ドロー!」
鬼塚「俺は死者蘇生を発動!墓地のザ・カリキュレーターを特殊召喚する。」
《ザ・カリキュレーター/The Calculator》 †
効果モンスター
星2/光属性/雷族/攻 ?/守 0
このカードの攻撃力は、自分フィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターのレベルを合計した数×300になる。
花凛「ユベルのレベルは12だからカリキュレーターの分を合わせると14・・だから攻撃力4200!!」
鬼塚「まだだ。手札からさらにザ・カリキュレーターを召喚。カリキュレーターの攻撃力は4800となる。
( ^ω^)「あ・・あ・・。」
鬼塚「ユベル究極体でエアーハミングバードを攻撃する。」
双龍が咆哮するとエアーハミングバードはユベル究極体へ向かって攻撃を開始し始めた
ユベル究極体はもがき苦しむが次の瞬間ブーンの足下から茨が伸び・・
鬼塚「ナイトメアオブルイン!!」
( ^ω^)「うわあああああああ。」LP10500→9700
鬼塚「ユベルの受けた苦痛はお前と攻撃したモンスターにも与えられる。」
( ^ω^)「これが・・具現化したモンスターの攻撃・・。」
鬼塚「ザ・カリキュレーターの攻撃、演算拳・16連打!!」
カリキュレーターはブーンの懐に入ると目にも止まらぬ速さで鋼鉄の拳を繰り出した
(;^ω^)「ゴフッ!ガハァ!ゲホッゲホ!」LP9700→4900
鬼塚「さらにもう一体のザ・カリキュレーターで追加攻撃!!」
(;^ω^)「グフッ!うっ!」LP4900→100
ブーンは衝撃のあまり吐血しその場に倒れ込んだ
花凛「ブーン!!」
鬼塚「西沢、ジャマはいらんぞ。ターン終了だ。ロータスの効果は発動しない」 手札二枚
(;^ω^)「僕は・・皆に助けられたんだお。だから・・今度は僕の番だお!!」
ブーンは手で血を拭うとふらふらながら静かに立ち上がった
(;^ω^)「僕のターン、ドロー!ホープ・オブ・フィフスを発動!」
(;^ω^)「墓地のSFW、ワイルドマン、フェザーマン、バーストレディ、バブルマンをデッキに
戻してシャッフル。そして二枚ドロー!」
つオーバーソウル ネオスペース
(;^ω^)「(これなら!)僕はオーバーソウルを発動するお。蘇れ、ネオス!!」
鬼塚「さっき手札断殺で捨てていたカードか。」
(;^ω^)「そうですお。さらにネオスペースを発動。フィールドはネオスの宇宙に変わり
ネオスの攻撃力は3000になるお。」
鬼塚「(まさか・・奴め、この状況を打破できるカードを引いたというのか。)」
(;^ω^)「僕はN・グランモールを召喚。ネオス!コンタクト融合!!!」
ネオスとグランモールはネオスペースの彼方に飛び立ち力を紡いでゆく
(;^ω^)「いでよ、E・HEROグランネオス!!」
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) グラン・ネオス/Elemental Hero Grand Neos》 †
融合・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2500/守2000
「E・HERO ネオス」+「N・グラン・モール」
自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
相手フィールド上に存在するモンスター1体を持ち主の手札に戻す事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
エンドフェイズ時にこのカードは融合デッキに戻る。
(;^ω^)「ネオスペースで攻撃力は3000になりグラン・ネオスの効果発動!
相手モンスター一体を手札に戻すお、ネビュラ・ホール!!」
グラン・ネオスの腕についたドリルが高速回転するとユベル究極体は跡形もなく消え去った
(;^ω^)「ユベル究極体がフィールドから離れてもこれ以上進化はしないお!」
鬼塚「くっ!流石と言っておこうか。」
花凛「これでザ・カリキュレーターの攻撃力が1200まで落ちたわ
(ユベルが消えてから鬼塚先生の顔がまた・・)。」
(;^ω^)「グラン・ネオスでザ・カリキュレーターを攻撃、アトミック・チャージ!!」
グラン・ネオスのドリルはザ・カリキュレーターの体をいとも簡単に貫き爆破させた
鬼塚「フフフ、グラン・ネオスを出したという事はあのカードがあるのだろう?」LP4300→2500
(;^ω^)「多分そのカードだお。速攻魔法コンタクト・アウト発動!」
《コンタクト・アウト/Contact Out》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「ネオス」と名のついた
融合モンスター1体を融合デッキに戻す。
さらに、融合デッキに戻したモンスターに記された
融合素材モンスター一組が自分のデッキに揃っていれば、
この一組を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
(;^ω^)「デッキからN・グランモールとネオスを特殊召喚。グランモールでザ・カリキュレーターを
攻撃、ドリル・モール!!!」
鬼塚「これで俺の場はがら空きになった。さあ、攻撃をしてこい、内藤!!」
(;^ω^)「これ以上攻撃を受けたら先生は死んでしまうかもしれないお。」
鬼塚「敵に情けをかけるというのか!お前はここで何を学んだ。」
(;^ω^)「僕は・・僕は・・。」
鬼塚「腰抜けめ!甘さを捨てなければプロでは通用しないぞ!俺もデュエルで死ねるなら本望だ。」
(;^ω^)「うわああああああああ。ネオスで直接攻撃、ラス・オブ・ネオス!!!!」
鬼塚「ぎにゃああああああああああああああああ。」LP2500→0
鬼塚が一歩二歩と後ずさりしながらその場に崩れ落ちるとブーンと花凛が駆け寄る
鬼塚「・・どうやら生きているようだ。頭の中から見ていたがこのデッキによく勝てたな・・。」
( ^ω^)「苦楽を共にしたデッキでなければ常勝するのは難しい・・僕は普段の『HERO』デッキで
先生は普段の『ドラゴン』デッキではなく『ユベル』デッキだった・・。
そこに差が生まれたんですお。そしてその差が致命的だと先生が授業で教えてくれた事ですお
鬼塚「お前・・フッ、初めてここに来て報われたような気がする。・・俺はここに来るまでは
裏社会・・つまり地下デュエルで生計を立てていた。」
花凛「地下デュエル・・。」
( ^ω^)「それ以上喋っちゃダメですお!」
鬼塚「・・そこでモナー社長と出会いここでプロの卵を育ててみないかと持ちかけられた。最初は断ったが
後に金と教師という肩書きに目がくらみ了承した。愚かだった・・。」
鬼塚「ここにきて痛感したのは俺のような奴にはプロ意識を植え付ける事など無理だということ。
だが内藤、お前は最後に自分に打ち勝った。それこそがプロだ。俺は嬉しく思う。」
・
・
・
鬼塚「・・時間が来たようだ。この事件が解決したらさらにしごいてやるからな。覚悟しておけ・・」
花凛「先生!」
鬼塚の体から紺色の球体が飛び出し空高く舞い上がっていった
( ^ω^)「・・。」
ブーンと花凛は鬼塚の魂が塔へ向かっていくのをただ見送る事しかできなかった
続く
ブーンは湖にたどり着こうとしていた
草むらを抜けるとそこには上空の怪しげな光に照らされた湖が広がっていた。
右を見るとドクオと花凛とヒカルがいた
( ^ω^)「花凛にヒカル!どうしてここがわかったんだお?」
('A`)「二人は俺がここに来る時に見つけたんだ。」
( ^ω^)「そうかお。でもどうして皆操られているんだお?」
ヒカル「・・これ。」
ヒカルは上着のポケットから一枚の白紙のカードを取り出して見せた
( ^ω^)「これはなんだお?」
ヒカル「・・このカードには精神操作が描かれていた。このカードの持ち主にデュエルで負けると
このカードが赤く光りだし創造者の忠実な兵士となる。・・創造者はおそらくラース。」
( ^ω^)「ラースがこのカードを作り出して皆を操っているってわけかお。」
花凛「その可能性が高いわね。ブーン、ガロードとリンちゃんとツンに会わなかった?」
( ^ω^)「・・リンちゃんは僕の代わりにクー先生と戦ってるお。でも店長がついてるから大丈夫だお!
('A`)「クー先生まで操られていたか・・。」
( ^ω^)「ガロードはクー先生が裁きの塔にいるって・・多分あの塔にいるんだお。」
('A`)「(鬼塚もあそこに行くと行っていた。ということはあそこが敵の総本山か・・。)」
花凛「そんな・・。ツンはどこへ行ったかわからない?」
( ^ω^)「わかんないお。ならツンを探しながらガロードを救いに行くお!」
「生贄になってもらおうか!」
後ろを振り返ると数人の生徒達がこちらへやってくるのが見えた。動きはぎこちなく明らかに正気ではない
( ^ω^)「足止めを食らってちゃ行けないのに・・やるお!」
???「事情はきいたっていう。先に行けっていう。」
( ^ω^)「この声は・・でっていう!!」
湖が光り輝くとでっていうが再び姿を現した
花凛「あの時の・・。」
でっていう「敗者は勝者に手を貸すのが精霊界の掟だっていう。だから力を貸すっていう。」
( ^ω^)「でっていう・・。」
でっていう「そこにある小屋の地下は塔への近道になっているっていう。さっさといけっていう。」
( ^ω^)「恩にきるお。またデュエルするお!」
ブーン達はでっていうに一礼すると小屋に向かって走り出した
操られた生徒「逃がすかっ!」
(ノ(ノ:::::`゛ィ.,_`゛ィ..,_ /ニYニヽ スーパードラゴンでっていうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ミ,,(ノ(ノ./ /`゛''ィ., (ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)´_,.ィ'"´\ \.ヾ)ヾ),,ミ (巛ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡)ミ彡彡)ミ
c)''"
゙ミ,,(ノ(ノ./ :: /∠_| ,-) (-,|_ゝ \ :: \.ヾ)ヾ),,ミ゙人ノ゙ ⌒ヽ彡ミ彡)ミ彡)ミ彡)''"(巛彡ミミ彡)
゙ミ,,(ノ(ノ(ノ( ___ l ヽ__ノ ,__ ),,..、;;:〜''"゙゙ ) 从 ミ彡ミ彡)ミ)ミ)
ミ;;,,;;;;,(ノ(ノ(ノ(/\ |r-_,,..、;;:〜-:''"゙⌒゙ 彡 ,, ⌒ヽ 彡ミ彡)" ´
ミ,,;;(ノ;;,.` | | | ::゙:゙ '"゙ ミ彡)彡'
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`ー'´ ゙⌒`゙"〜-、,, 从从从 ,从,彡从⌒〜''",,ミ
操られた生徒「なんだこいつ!くそっ前に進めない。」
ブーン達が小屋に入ろうとした時、小屋の横の草むらから操られているであろう生徒達が飛び出してきた
操られた生徒「絶対に逃がさない!」
( ^ω^)「うっ!」
???「ここは任せろ!」
ブーン達の後ろから颯爽と一人のデュエリストが走ってきた
('A`)「お前は・・ジョルジュ長岡!」
_
( ゚∀゚)o彡゜「ドクオ、俺の炎デッキがお前達の道を照らしてやる。急いでるんだろ?さあ行け!」
('A`)「お前とはうまい酒が飲めそうだ。行こう!」
小屋に入ると中は空の怪しげな光と外の炎で昼間のように明るかった。床の戸を開くと階段があった。
( ^ω^)「でっていうを信じるお。行くお!」
階段を下りると狭い通路があるようだ。通路は暗く前の見通しが利かない
('A`)「なにか明かりを照らすモンスターがいればなぁ。」
( ^ω^)「どういうことだお?」
花凛「この島は今ソリッドヴィジョンが具現化されているのよ。」
( ^ω^)「そういうことかお。なら僕に任せてお。いでよ、バーストレディ!!」
ブーンがデッキからカードをデュエルディクにセットするとバーストレディが出現した
( ^ω^)「パネェwwwwっと、感激してる場合じゃないお。バーストレディ、炎で照らしてくれお。」
バーストレディは頷くと手のひらから炎を出し、周りを照らした。通路はやはり狭く2人分しか通れない。
しばらく進むと階段が見え、地上からは光が差し込んでいる
( ^ω^)「ご苦労様だお。またよろしく頼むお。」
ブーンは礼を言うとバーストレディをデュエルディスクから外しデッキに戻した
花凛「外に出たけど森の中ね。」
('A`)「道が二手に分かれているな。どうしたものか・・。」
ヒカル「・・二グループで行けば探しやすいかも。」
( ^ω^)「じゃあグーパーで決めるお。せーの」
( ^ω^)「チョキ。」 ('A`)「グー。」 花凛「パー。」 ヒカル「グー。」
(#'A`)「ふざけてるとぶち殺すぞ。」
( ^ω^)「フヒヒ、サーセンwwwww」
花凛「フフフ、じゃあ私はブーンと行くね。」
('A`)「俺はヒカルさんと行くか。じゃあ塔で落ち合おう。気をつけてな。」
( ^ω^)「ドクオ、ヒカルに変なことしちゃダメだお。」
('A`)「ちょ、おま、バッ、何言ってんだよ!」
ヒカル「・・。」
ブーンと花凛はドクオ達と分かれ右の道を選んだ。道を歩いている中で花凛がブーンに話しかける
花凛「ここにきて半年、いろんなことあったね。」
( ^ω^)「プロになるための勉強漬けの毎日だった気もするけど楽しかったお。」
花凛「もちろん楽しかったけどつらいこともあった。あの時とか・・。」
( ^ω^)「僕が武王に体を乗っ取られた時かお?あの事は本当に反省してるお。」
花凛「大切な友達が急に変貌したからびっくりした。でも気にしないで。
あの出来事があったから私・・強くなれた気がするの。」
(*^ω^)「大切な友達とか言われると照れるお。」
花凛「だってブーンとデュエルするのとっても楽しいんだもの。ここに来るまではヒカルと
デュエルしてたけどあんな興奮を味わう事なかったから。」
花凛「だから武王の一件の時、またブーンと楽しくデュエルできないのかなって思っちゃったから
余計悲しくて・・。また戻ってきてくれた事、そしてブーンに出会えた事が良かった」
( ^ω^)「僕もこの島に来て花凛・・いや皆と出会えてよかったお。・・!誰かいるお。」
500メートル程先を見ると鬼塚が立っていた。服はボロボロでデュエルディクは傷だらけ、
普段はポマードで整えられた髪は前に垂れ下がっている
( ^ω^)「先生!無事だったのですかお!」
鬼塚「・・。」
鬼塚は喋らなかった。目玉を動かしブーンと花凛を交互に凝視する
( ^ω^)「先生?」
鬼塚「痛みを・・あのお方の痛みを・・お前達にも・・。」
花凛「ブーン!先生は正気じゃないわ。きっと操られている。」
鬼塚「内藤・・構えろ・・ここを進みたくば・・俺を超えていけ!」
( ^ω^)「(体はもう立ってるのがやっとってくらい傷ついてるのにこの気迫・・)。」
( ^ω^)「(気迫に押されたら負けてしまうお!)」
( ^ω^)
「デュエル!!」
鬼塚
鬼塚「俺のターン、ドロー!終末の騎士を召喚。終末の騎士の効果で
サクリファイス・ロータスを墓地へ送る。」
( ^ω^)「(サクリファイス・ロータス・・デメリット付きの再生能力をもつモンスター。)」
《サクリファイス・ロータス/Samsara Lotus》 †
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守 0
自分のエンドフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、自分のスタンバイフェイズ毎に
このカードのコントローラーは1000ポイントダメージを受ける。
鬼塚「・・犠牲となる花は美しい、ターン終了。サクリファイス・ロータスの効果は発動しない。」手札5枚
花凛「(鬼塚先生のデッキはドラゴンデッキのはず・・自分のデッキで戦わないなんて・・。)」
( ^ω^)「僕のターン、ドロー!」
つ手札抹殺
( ^ω^)「(ちょうど事故ってた所で来てくれたお)手札抹殺を発動!お互いに手札は五枚。」
鬼塚「・・よってお互いに手札を五枚捨て5枚ドロー。」
( ^ω^)「僕は融合を発動するお!手札のスパークマンと沼地の魔神王を融合、
来い!E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン!!」
( ^ω^)「墓地にはさっき捨てたフェザーマン、バブルマン、バーストレディ、そして融合に使った
スパークマンがいるお。よってSFWの攻撃力は1200上がって3700だお!」
鬼塚「・・。」
鬼塚は狂気に満ちた顔でブーンを無言で見つめた
( ^ω^)「(こんなの・・鬼塚じゃないお!)こんなの!SFWで終末の騎士を攻撃、
シャイニング・シュート!!!」
鬼塚「がはぁああああああああ。」LP8000→5700
鬼塚は攻撃の衝撃で追撃をしに舞い降りてきたSFWに倒れかかった
( ^ω^)「あっ・・。」
SFWの体が輝きだすと鬼塚は後方に吹き飛ばされた。その時口から血を吐き出し小刻みに震えている
鬼塚は震えがおさまるとなんとか立ち上がった。ブーンはこの光景から目をそらそうとした
鬼塚「SFWはモンスターを戦闘破壊した時、その攻撃力分のダメージを与える・・
そうだろ?内藤。」LP5700→4300
( ^ω^)「そ、そうだお・・。僕のターンは終了だお。」 手札二枚
鬼塚「・・俺のターン、ドロー!・・カードを一枚伏せてターン終了。」 手札5枚
( ^ω^)「ぼ、僕のターン、ドロー!ワイルドマンを召喚、ワイルドマンで直接攻撃・・」
( ^ω^)「(このターンで終わってくれお・・)ワイルド・スラッシュ!!!」
鬼塚「・・罠カード発動、リミット・リバース。蘇生するカードは・・ユベル!」
花凛「ユベル!!」
《ユベル/Yubel》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは戦闘によっては破壊されない。
表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、
攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードが戦闘を行う事によって受けるコントローラーへの
戦闘ダメージは0になる。このカードは自分のエンドフェイズ時に
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げなければ破壊される。
このカードの効果以外の方法で破壊された時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル−Das Abscheulich Ritter」1体を特殊召喚できる。
鬼塚「心に闇が満ち、力が湧いてくる・・さあどうする内藤?」
( ^ω^)「さっきの手札抹殺で墓地へ捨てられていたのかお・・ターン終了だお。」 手札二枚
( ^ω^)「(あのカードからダークフュージョンと同じ闇の波動が出てるお・・)。」
鬼塚「俺のターン、ドロー!ユベルを守備表示に変更、リミット・リバースの効果でユベルは破壊される。
そしてユベルは破壊と同時に進化する!!悪夢の始まりだ・・、デッキから」
鬼塚「ユベル−Das Abscheulich Ritter(ダス・アプシェリッヒ・リッター)特殊召喚!」
《ユベル−Das Abscheulich Ritter(ダス・アプシェリッヒ・リッター)/Yubel - Terror Incarnate》 †
効果モンスター
星11/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
「ユベル」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘によっては破壊されない。
表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、
攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードが戦闘を行う事によって受けるコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
自分のエンドフェイズ時にこのカード以外のモンスターを全て破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル−Das Extremer Traurig Drachen」1体を特殊召喚できる。
鬼塚「カードを一枚伏せてターン終了。エンドフェイズ時にユベル進化体の効果発動、
ナイトメア・サクリファイス!!」
ユベル進化体の体が妖しく光るとE・HERO達は悲痛な声を上げ消滅した
( ^ω^)「ああっ!」
花凛「ブーン、しっかりして!」
鬼塚「仲間に心配されるようではまだまだだな。」
( ^ω^)「・・僕のターン、ドロー!エアーハミングバードを召喚。
効果発動、ハニー・サック!!」LP8000→10500
鬼塚「手札一枚につき500ライフポイントを回復か・・蚊トンボめ。」
( ^ω^)「ターン終了だお。」 手札二枚
鬼塚「エンドフェイズ時に手札を一枚捨ててサンダー・ブレイク発動。」
《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 †
通常罠
手札からカードを1枚捨てる。
フィールド上のカード1枚を破壊する。
花凛「まさか・・!」
鬼塚「そのまさかだ。対象はユベル進化体で当然破壊される。そして更に進化する!!」
雷撃に撃たれたユベル進化体は爆破したが、煙の中から現れたのは禍々しい双龍の化け物だった
鬼塚「デッキからユベル−Das Extremer Traurig Drachenを特殊召喚!!」
《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen(ダス・エクストレーム・トラウリヒ・ドラッヘ)/Yubel - The Ultimate Nightmare》 †
効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
「ユベル−Das Abscheulich Ritter」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘によっては破壊されない。
表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターと戦闘を行った場合、
ダメージステップ終了時に相手モンスターの攻撃力分のダメージを
相手ライフに与え、そのモンスターを破壊する。
このカードが戦闘を行う事によって受けるコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
鬼塚「これこそユベルの究極進化体!!さあ痛みを分かち合うぞ・・。」
鬼塚「俺のターン、ドロー!手札断殺を発動!お互いに手札を二枚捨てて二枚ドロー!」
( ^ω^)「(助かったお・・)。二枚捨てて二枚ドロー!」
鬼塚「俺は死者蘇生を発動!墓地のザ・カリキュレーターを特殊召喚する。」
《ザ・カリキュレーター/The Calculator》 †
効果モンスター
星2/光属性/雷族/攻 ?/守 0
このカードの攻撃力は、自分フィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターのレベルを合計した数×300になる。
花凛「ユベルのレベルは12だからカリキュレーターの分を合わせると14・・だから攻撃力4200!!」
鬼塚「まだだ。手札からさらにザ・カリキュレーターを召喚。カリキュレーターの攻撃力は4800となる。
( ^ω^)「あ・・あ・・。」
鬼塚「ユベル究極体でエアーハミングバードを攻撃する。」
双龍が咆哮するとエアーハミングバードはユベル究極体へ向かって攻撃を開始し始めた
ユベル究極体はもがき苦しむが次の瞬間ブーンの足下から茨が伸び・・
鬼塚「ナイトメアオブルイン!!」
( ^ω^)「うわあああああああ。」LP10500→9700
鬼塚「ユベルの受けた苦痛はお前と攻撃したモンスターにも与えられる。」
( ^ω^)「これが・・具現化したモンスターの攻撃・・。」
鬼塚「ザ・カリキュレーターの攻撃、演算拳・16連打!!」
カリキュレーターはブーンの懐に入ると目にも止まらぬ速さで鋼鉄の拳を繰り出した
(;^ω^)「ゴフッ!ガハァ!ゲホッゲホ!」LP9700→4900
鬼塚「さらにもう一体のザ・カリキュレーターで追加攻撃!!」
(;^ω^)「グフッ!うっ!」LP4900→100
ブーンは衝撃のあまり吐血しその場に倒れ込んだ
花凛「ブーン!!」
鬼塚「西沢、ジャマはいらんぞ。ターン終了だ。ロータスの効果は発動しない」 手札二枚
(;^ω^)「僕は・・皆に助けられたんだお。だから・・今度は僕の番だお!!」
ブーンは手で血を拭うとふらふらながら静かに立ち上がった
(;^ω^)「僕のターン、ドロー!ホープ・オブ・フィフスを発動!」
(;^ω^)「墓地のSFW、ワイルドマン、フェザーマン、バーストレディ、バブルマンをデッキに
戻してシャッフル。そして二枚ドロー!」
つオーバーソウル ネオスペース
(;^ω^)「(これなら!)僕はオーバーソウルを発動するお。蘇れ、ネオス!!」
鬼塚「さっき手札断殺で捨てていたカードか。」
(;^ω^)「そうですお。さらにネオスペースを発動。フィールドはネオスの宇宙に変わり
ネオスの攻撃力は3000になるお。」
鬼塚「(まさか・・奴め、この状況を打破できるカードを引いたというのか。)」
(;^ω^)「僕はN・グランモールを召喚。ネオス!コンタクト融合!!!」
ネオスとグランモールはネオスペースの彼方に飛び立ち力を紡いでゆく
(;^ω^)「いでよ、E・HEROグランネオス!!」
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) グラン・ネオス/Elemental Hero Grand Neos》 †
融合・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2500/守2000
「E・HERO ネオス」+「N・グラン・モール」
自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
相手フィールド上に存在するモンスター1体を持ち主の手札に戻す事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
エンドフェイズ時にこのカードは融合デッキに戻る。
(;^ω^)「ネオスペースで攻撃力は3000になりグラン・ネオスの効果発動!
相手モンスター一体を手札に戻すお、ネビュラ・ホール!!」
グラン・ネオスの腕についたドリルが高速回転するとユベル究極体は跡形もなく消え去った
(;^ω^)「ユベル究極体がフィールドから離れてもこれ以上進化はしないお!」
鬼塚「くっ!流石と言っておこうか。」
花凛「これでザ・カリキュレーターの攻撃力が1200まで落ちたわ
(ユベルが消えてから鬼塚先生の顔がまた・・)。」
(;^ω^)「グラン・ネオスでザ・カリキュレーターを攻撃、アトミック・チャージ!!」
グラン・ネオスのドリルはザ・カリキュレーターの体をいとも簡単に貫き爆破させた
鬼塚「フフフ、グラン・ネオスを出したという事はあのカードがあるのだろう?」LP4300→2500
(;^ω^)「多分そのカードだお。速攻魔法コンタクト・アウト発動!」
《コンタクト・アウト/Contact Out》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「ネオス」と名のついた
融合モンスター1体を融合デッキに戻す。
さらに、融合デッキに戻したモンスターに記された
融合素材モンスター一組が自分のデッキに揃っていれば、
この一組を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
(;^ω^)「デッキからN・グランモールとネオスを特殊召喚。グランモールでザ・カリキュレーターを
攻撃、ドリル・モール!!!」
鬼塚「これで俺の場はがら空きになった。さあ、攻撃をしてこい、内藤!!」
(;^ω^)「これ以上攻撃を受けたら先生は死んでしまうかもしれないお。」
鬼塚「敵に情けをかけるというのか!お前はここで何を学んだ。」
(;^ω^)「僕は・・僕は・・。」
鬼塚「腰抜けめ!甘さを捨てなければプロでは通用しないぞ!俺もデュエルで死ねるなら本望だ。」
(;^ω^)「うわああああああああ。ネオスで直接攻撃、ラス・オブ・ネオス!!!!」
鬼塚「ぎにゃああああああああああああああああ。」LP2500→0
鬼塚が一歩二歩と後ずさりしながらその場に崩れ落ちるとブーンと花凛が駆け寄る
鬼塚「・・どうやら生きているようだ。頭の中から見ていたがこのデッキによく勝てたな・・。」
( ^ω^)「苦楽を共にしたデッキでなければ常勝するのは難しい・・僕は普段の『HERO』デッキで
先生は普段の『ドラゴン』デッキではなく『ユベル』デッキだった・・。
そこに差が生まれたんですお。そしてその差が致命的だと先生が授業で教えてくれた事ですお
鬼塚「お前・・フッ、初めてここに来て報われたような気がする。・・俺はここに来るまでは
裏社会・・つまり地下デュエルで生計を立てていた。」
花凛「地下デュエル・・。」
( ^ω^)「それ以上喋っちゃダメですお!」
鬼塚「・・そこでモナー社長と出会いここでプロの卵を育ててみないかと持ちかけられた。最初は断ったが
後に金と教師という肩書きに目がくらみ了承した。愚かだった・・。」
鬼塚「ここにきて痛感したのは俺のような奴にはプロ意識を植え付ける事など無理だということ。
だが内藤、お前は最後に自分に打ち勝った。それこそがプロだ。俺は嬉しく思う。」
・
・
・
鬼塚「・・時間が来たようだ。この事件が解決したらさらにしごいてやるからな。覚悟しておけ・・」
花凛「先生!」
鬼塚の体から紺色の球体が飛び出し空高く舞い上がっていった
( ^ω^)「・・。」
ブーンと花凛は鬼塚の魂が塔へ向かっていくのをただ見送る事しかできなかった
続く
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