ニュー速VIP及び製作速報のスレッド「( ^ω^)ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです」のまとめwikiです

『決闘神話』

第2話 鋼の町(前編)


『鋼の町』

キューブ「あー幸せ」

カザミ「食べすぎですよ、キューブさん」

キューブ「奢りなんだから食えるだけ食わないと損なんだよ?カザミくん」

町人「構わんさ。どんどん食え。おーい、ビール1つ」

カザミ「いいんですか?あのペースだとかなりの金になるんじゃ・・」

町人「ははっガキが金の心配なんかすんな。ほらっお前も食べろ食べろ」

カザミ「はぁ・・」

キューブ「ごくごく・・ぷはぁ。 そういえばカザミ君。君は聞きたいことがあるんじゃなかったかい?」

カザミ「あっ・・すっかり忘れてました」

キューブ「確かデッキの内容がまるまる変わったことについて、だったかな?」

カザミ「はい、あれは何なんですか?」

キューブ「まずはこっちからの質問だが僕の決闘ディスクの形が違うことに君は気付いたかい?」

カザミ「それはなんとなく気付いてました。他のディスクには無い『隙間』みたいなのがあります」

キューブ「そう・・この『隙間』。あるカードをスキャンするためのものだよ」

カザミ「あるカード?」

キューブ「僕は『決闘カード』と呼んでいる。裏面は遊戯王そのものだけどね。」

カザミ「その『決闘カード』がデッキの変化の理由ってことですか?」

キューブ「うむ。この『決闘カード』には別世界に存在すると言われる決闘者のデータが組み込まれている」

カザミ「別世界って・・・」

キューブ「パラレルワールドみたいなもんさ。『決闘カード』をスキャンするとその決闘者が使ったとされる
     デッキに変換される。これが君の質問の答え」

カザミ「スキャンしたらデッキが変わる・・・じゃあ今のデッキは?」

キューブ「何もスキャンしてないときは白紙なんだ。裏面以外はね」

カザミ「信じられません・・そんな魔法みたいな・・」

キューブ「僕も最初は驚いたよ。まぁすぐに慣れるさ」

カザミ「最初?そういえばキューブさん、その決闘ディスクどこで・・ 

  ドン!!

町人「なんだぁ?」

店長「お・・お前ら!大変だ!」

キューブ「あの人は・・」

町人「あれはこの店の店長だ。おいっどうした店長!?」

店長「『あいつ』だ、『あいつ』がここに向かってくる!」

町人「なっ・・!本当か!?」

カザミ「あいつ?あいつって・・」

   バン!!

店長「き・・来た!」


(,,゚Д゚)「・・・・・」

町人「ガチで現れやがった・・!」

(,,゚Д゚)「ふん」テクテク

店長「ななな何でしょうか?」

(,,゚Д゚)「俺がここに来たってことは・・分かるよな?」

店長「ぐ・・・」

(,,゚Д゚)「今日からこの町も俺の所有物だ。さぁ全員俺の町から消えろ」

店長「そ・・それだけは駄目です!この町を無くしたら私たちはどうすれば・・!」

(,,゚Д゚)「知るか。とっとと消えないと・・それとも何か?俺を決闘で追っ払ってみるか?」

カザミ「さっきから何なんですかあなた!」

町人「ばっ・・やめろ!」

(,,゚Д゚)「あぁ・・?何だガキ?」

町人「すっすまねぇ!こいつらは旅人でこの辺に来たのは初めてなんだ!だから・・」

(,,゚Д゚)「ならば早くここから出てけ。1時間以内に出て行かなかった奴は消す」
(,,゚Д゚)「さぁ、俺の目の前から消え去れ!」

      ・
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町人「悪いな、せっかく来てもらったのに」

カザミ「あいつはいったい誰なんですか?」

町人「奴の名はギコ。この地域最強の決闘者だ。」

キューブ「ふぅん。『この地域』最強ね。」

町人「奴はこの地域の町や村を我がものにしようと虱潰しに襲ってるんだ」

カザミ「そ・・そんな!」

町人「お前ら最初にここに来たとき、かなり静かだと思っただろ?奴に襲われる前にってこの地域から
   殆どの人が出て行ったからなんだ。俺や店長らは出て行かなかったがな」
町人「きっと誰か奴を倒してくれるって信じてな。だが、それも終わりだ。この町は捨てるしかない」

カザミ「・・・・」

キューブ「じゃあ僕があいつを倒すよ」

町人「!!馬鹿!いったろ!奴はこの地域最強の決闘者だって・・」

キューブ「救世主の登場を待ってたんだろ?僕がその役目を果たしてやるといったんだ」

町人「お前・・奴らに喧嘩売って・・負けたらどうなるかわかってんのか?」

キューブ「負けたときのことは負けたときに考えるさ。とりあえず、奴の手下がチラホラ見えてたね。
     そっちから先に叩こう」

町人「お前・・何者なんだ・・?」

キューブ「ただの決闘者だよ。さてカザミ君、行こうか」

カザミ「はい、キューブさんならきっと倒せますよね!」

キューブ「当然。手下は確か3人くらいだったっけ?まずは探さないとね」


      ・
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手下3「かっかっか。この町も終わりだな。やっぱギコさんに付いてきて正解だったぜ」




キューブ「やっと見つけたよ。ギコって奴の手下」

手下3「あぁ?てめぇ何者だぁ?」

キューブ「決闘者だ。ギコを倒そうと思ってね。準備運動に君たち手下から倒れてもらうよ」

手下3「この野郎・・ぶっ潰してやる・・!」

キューブ「そうこないとね。カードスキャン」シュイン
【デュエルライドォ カイバァ!!】

キューブ 手下3「決闘!」
 

手下3「俺のターンからだ!ドロー!」
手下3「俺は手札からスター・ブラストを発動だ!ライフを500払い、手札の巨大戦艦クリスタルコアのレベルを1つ下げる!
    そしてレベル4になったクリスタルコアを召喚!効果でクリスタルコアにカウンターを3つ乗せる!」
手下3「ターンエンドだ!」

手下3 LP:7500 手札:4
モンスター:1「クリスタルコア(k3)/A2100」
魔法・罠:

キューブ LP:8000 手札:5
モンスター:
魔法・罠:

キューブ「僕のターン、ドロー。」
キューブ「僕は手札から未来融合-フューチャーフュージョン-を発動。エクストラデッキのFGDを指定する。
     よってデッキから伝説の白石を3体とスピアドラゴン、エメラルドドラゴンを墓地へ」

手下3「一気に墓地が肥えやがった・・」

キューブ「伝説の白石が墓地に落ちたことにより効果発動。デッキから青眼の白竜を3体手札に加えるよ。
     そして手札より融合を発動。手札の青眼の白竜3体を融合し、いでよ、青眼の究極竜!!」

手下3「あ・・アルティメットだとぉ!!?それも僅か1ターンで・・!」

キューブ「そしてブラッド・ヴォルスを召喚。さて、バトルフェイズだ。究極竜でクリスタルコアに攻撃」

手下3「くっ・・だが巨大戦艦はカウンターを1つ取り除き、戦闘破壊を免れる!」LP5100

キューブ「ふむ。では手札より速攻魔法、融合解除を発動。究極竜を融合解除し青眼の白竜を3体特殊召喚」

手下3「融合解除!?そんな・・・こんなことが・・・!」

キューブ「さて、青眼の白竜2体でクリスタルコアを攻撃だ」

手下3「がぁ・・!」LP3300

キューブ「確か巨大戦艦はカウンターが無くなると破壊されるんだっけ。これで君の場は何も無い。
     ブラッド・ヴォルスでダイレクトだよ」

手下3「こ・・この俺がたった1ターンで・・・!!」

キューブ「これで終了だね、青眼の白竜でとどめだ」



       ・
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キューブ「さてまずは一人か。」

手下3「くくく・・」

キューブ「?」

手下「ははは!時計を見ろ!もう1時間たった!この町にまだ残っている連中はギコさんが八つ裂きにするぜぇ・・!」

キューブ「何、もうそんな時間か。急がないとね」

カザミ「キューブさん!」

キューブ「カザミ君戻ってきたか。残りはどこにいた?」

カザミ「1人は入り口の近く、もう1人は本通りをうろついてました。もう1時間たってますよ!
    死んでもここを出て行かないって言ってる人も沢山います!」

キューブ「成程。時間が無いか。カザミ君、別行動をしよう。僕は入り口に向かおう。
     カザミ君は本通りの手下を倒してほしい」

カザミ「お・・俺がですかぁ!?」

キューブ「時間が無いんだ、頼んだよっ」ダッ

カザミ「あぁっ!キューブさーん!」
カザミ「・・・どうしよう・・俺なんかが・・」

『鋼の町』 入り口の門への道


キューブ「・・・・確か入り口への道はこっちだったよね・・」

(,,゚Д゚)「どこへ行こうってんだ?」ガサッ

キューブ「!!・・ここで会いたくはなかったね」

(,,゚Д゚)「ふん。どうやら手下3を倒したらしいな・・」

キューブ「そうだが?敵討ちってところかい?」

(,,゚Д゚)「ふん、あんなザコに最初からようはない。だが貴様の力・・興味がある」

キューブ(手下達を倒してからのほうが安全だったが・・・カザミ君頑張ってくれ)
    「それはどうも。僕もこの地域最強の力を拝んでみたかったところだよ。カードスキャン」シュイン
【デュエルライドォ ジュウダイ!!】

(,,゚Д゚)「負けるのは貴様だ・・」


キューブ (,,゚Д゚) 「決闘!」


『鋼の町』 入り口の門


手下1「てめぇら・・一時間以内に出て行けっつっただろうが!」

町人「ふざけんな!この町は俺たちの町だ!おまえらの好き勝手に・・」

店長「そうだ!出て行くのはお前たちだ!」

その他住民「そーだそーだ!!」

手下1「なら・・決闘で俺を納得させてみろよ・・!」

町人「う・・・」

手下1「はっ!臆病者どもに与えられるものなんざないんだよ!さぁ出て行け!」

店長「くっ・・・」


  「弱いものしか叩けない奴に与えられるものもないと思うがね」

手下1「なっ・・誰だ!」

店長「外から・・誰か来る・・」

  「やぁやぁ諸君、こんにちは!弱気を助け強気を挫く、この私が助けに来てやったぞ!」

手下1「てめぇ・・何者だっ!?」

白馬の騎士「よ〜く聞いてくれた!私の名は『白馬の騎士』!正義の味方なり!はっはっは!!」

手下1「・・・・」

町人「・・・・・」

店長「・・・」

その他住民「・・・・」

白馬の騎士「ちょっ・・な・・何だその目は!?・・コホン、まぁ良い、そこの下種な男!私と決闘をしたまえ!
      負ければ大人しく消えてもらおうか!」

手下1「ふざけんな!てめぇみたいな奴に負けるか!ボコボコにしてやる、構えろっ!」

白馬の騎士「おお、怖い。カルシウムを取っていない証拠だぞ。さぁ始めようか!」


白馬の騎士 手下1 「決闘!」


町人「あいつ・・大丈夫なのか・・?」

店長「さぁ・・しかし俺たちの味方みたいだな・・」

174 名前: ◆Bw72ulYzj6 [] 投稿日:2009/06/14(日) 13:02:39.01 ID:SmuLi8tz0
白馬の騎士「私のターン、ドロー!」
白馬の騎士「私はX−セイバーアナペレラを召喚!さらに手札からおろかな埋葬を発動させてもらう!
      デッキからXX−セイバーフォルトロールを墓地へ!ターンエンドだよ!


白馬LP:8000 手札:4
モンスター:1「アナペレラ/A1800」
魔法・罠:

手下1LP:8000 手札:5
モンスター:
魔法・罠:

手下1「俺のターン!ドロー!」
手下1「俺は手札から封印の黄金櫃を発動!デッキから天変地異を除外!そしてモンスターをセット!ターンエンドだ!」


白馬LP:8000 手札:4
モンスター:1「アナペレラ/A1800」
魔法・罠:

手下1LP:8000 手札:4
モンスター:1「s」
魔法・罠:

白馬の騎士「私のターンドロー!」
白馬の騎士「私はアナペレラでセットモンスターに攻撃!」

手下1「セットモンスターはマシュマロンだ!戦闘破壊されないだけじゃねぇ・・1000ポイントダメージを食らえ!」

白馬の騎士「ふん・・そのようなモンスターが壁になるとでも・・?」LP7000
白馬の騎士「私は手札よりセイバースラッシュを発動!その邪魔な壁を破壊させてもらう!」

手下1「なっ・・俺のマシュマロンが・・!」

白馬の騎士「カードをセットしターンエンドだ!さぁどんどんかかってきたまえ!」

手下1「く・・こいつ・・」


白馬LP:7000 手札:3
モンスター:1「アナペレラ/A1800」
魔法・罠:1「s」

手下1LP:8000 手札:4
モンスター:
魔法・罠:

      ・
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鋼の町から遠く離れた『宝石の町』 悪決闘者の溜り場、宝石の廃坑にて


悪1「あーあ、何か面白いことないかなぁ」

悪2「また決闘者狩りでもするか?」

悪3「いいな。ノルマは5人くらいでいくか」

悪4「最近この辺通る奴少ないしな。そんくらいが妥当か」

悪2「まぁ俺らのせいなんだがなwwww」

悪3「違いねぇwww・・ん?何だあいつら?」

悪1「決闘ディスク・・決闘者か。こっちに来る・・」





ヨウ「ツキ・・ここにもいるよ決闘者が・・」
ツキ「そうだねヨウ。こいつらも潰すの?」

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      ・ 

?「駄目だ・・増えすぎた・・『存在してはいけない存在』が・・・。」
?「君のせいだキューブ・・・君の存在は最も許されない・・」
  

次回・・鋼の町での最後の決闘 キューブVS(,,゚Д゚)
突然現れた正義の味方 白馬の騎士
そしてカザミの前に現れるキューブを「存在してはいけない存在」と呼ぶ謎の男。

第三話 鋼の町(後編)

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