第35話 破滅の足音
最終更新：ID:27og4QWEnQ 2011年01月09日(日) 23:12:41履歴
やはりアレは空元気だったのか。あれから一ヶ月。
ブーンはあの一件から目に見えて落ち込んでいる。どう励ませばいいのか。解決策を授けるのが一番だとは思うが…。
（ ´ω｀)「はぁ…」
川 ﾟ -ﾟ)「そういえば、ヘルブーンとやらはどうなったんだ？E-HEROと一緒にあるものじゃなかったのか？」
（ ´ω｀)「もっと前から居なかったお。ダークシグナーがどうとか言ってたときから。だからE-HEROはもう関係ないお」
元気の無いブーンの姿は見ていて痛々しい…。
チャイムが鳴った。来客みたいだが誰だろうか。
(,,ﾟДﾟ)「邪魔するぜ。頼まれてたことだが、…あの後しぃのデッキを調べてみたが、そんなカードは無かったし、お前のカードも無かった」
（ ´ω｀)「やっぱりそうかお…無いものねだりは仕方ない。他の戦い方を…シンクロ召喚に頼らない戦い方…」
(,,ﾟДﾟ)「俺みたいなデッキは特化しないと出来ないしな。どうするつもりだ」
二人きりの空間を邪魔したことは万死に値するが、正直空気が重かったから許そう。
今の空気で二人きりで居ることはかなり辛かったし。
（ ´ω｀)（あのカードはどこで見たんだろうか…僕は…）
(,,ﾟДﾟ)「そういえば、エントランスでモニター生とカイザーが喧嘩してたけど止めなくていいのか？クーに似てる方」
川 ﾟ -ﾟ)「キューか。どうしたんだろう。様子を見に行こう。ブーンも一緒に行こうよ」
（ ´ω｀)「いい」
そう言って私は半ば無理やり手を引いて部屋を連れ出した。
何か言っていた気がしたがそんな事は無かった。
o川*ﾟーﾟ)o「どうして…？どうして？」
(´･ω･｀)「そう言われても…。僕は、君の事をよく知らない。だから応えることは出来ないよ」
o川*ﾟーﾟ)o「だから、付き合ってからお互いのことをもっとよく知っていけばいいんじゃないかな。それじゃあダメなの？」
(´･ω･｀)「そういういい加減なのは嫌だね」
o川*ﾟーﾟ)o「…あぁ、そう。埒が明かないや…。コレで決めよ？」
川 ﾟ -ﾟ)「何やってるんだ」
(´･ω･｀)「見ての通りさ。一方的に絡まれてるんだよ」
o川*ﾟーﾟ)o「構えてよ。私が勝ったら…うふふ…」
（ ´ω｀)「…」
(´･ω･｀)「僕が勝ったらその話は無かったことにさせてもらおうか」
(´･ω･｀)「「決闘！！」」o川*ﾟーﾟ)o
(´･ω･｀)「僕のターン！増援！デッキからレベル4以下の戦士族モンスターを手札に加える」
《増援(ぞうえん)/Reinforcement of the Army》 †
通常魔法（制限カード）
自分のデッキからレベル４以下の戦士族モンスター１体を手札に加える。
(´･ω･｀)「加えた終末の騎士を召喚！効果発動。デッキから闇属性モンスター1枚を墓地に送る」
《終末(しゅうまつ)の騎士(きし)/Armageddon Knight》 †
効果モンスター
星４/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから闇属性モンスター１体を選択して墓地に送る事ができる。
(´･ω･｀)「僕はレベルスティーラーをデッキから墓地に送る」
(´･ω･｀)「カードを1枚セットしてターンを終了するよ」
【Life 8000 / Hand 4 /monster 終末 set1】
o川*ﾟーﾟ)o「私のターン！スクラップ･エリア！レベル4以下のスクラップと名のついたチューナーをサーチする！」
《スクラップ・エリア/Scrapyard》 †
通常魔法
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたチューナー１体を手札に加える。
o川*ﾟーﾟ)o「スクラップ･ビースト！そのまま召喚！終末の騎士に攻撃！」
《スクラップ・ビースト/Scrap Beast》 †
チューナー（効果モンスター）
星４/地属性/獣族/攻1600/守1300
フィールド上に表側守備表示で存在する
このカードが攻撃対象に選択された場合、
バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついた
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・ビースト」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター１体を選択して手札に加える事ができる。
(´･ω･｀)「何も無いよ」LP8000→7800
o川*ﾟーﾟ)o「カードを3枚セットして、ターンを終了するよ」
【Life 8000 / Hand 2 /monster ビースト set3】
川 ﾟ -ﾟ)「相変わらずの二人だな。初動は静かだ。デッキのタイプの問題でもあるが」
(,,ﾟДﾟ)「置いてくなよ…。…こいつまだ腐ってんのか」
（ ´ω｀)「…」
(´･ω･｀)「罠発動、おジャマトリオ！相手の場におジャマトークンを3体特殊召喚！」
《おジャマトリオ/Ojama Trio》 †
通常罠（準制限カード）
相手フィールド上に「おジャマトークン」（獣族・光・星２・攻０／守１０００）を
３体守備表示で特殊召喚する（生け贄召喚のための生け贄にはできない）。
「おジャマトークン」が破壊された時、このトークンのコントローラーは
１体につき３００ポイントダメージを受ける。
(´･ω･｀)「自分の場より、相手の場のモンスターが2体以上多い時、特殊召喚できる。魔導ギガサイバー！」
《魔導(まどう)ギガサイバー/The Fiend Megacyber》 †
効果モンスター
星６/闇属性/戦士族/攻2200/守1200
自分のフィールド上モンスターが相手のフィールド上モンスターより２体以上少ない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(´･ω･｀)「墓地のレベルスティーラーの効果発動。ギガサイバーのレベルを一つ下げ、特殊召喚！」
《レベル・スティーラー/Level Eater》 †
効果モンスター
星１/闇属性/昆虫族/攻 600/守 0
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル５以上のモンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターのレベルを１つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。
このカードはアドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
(´･ω･｀)「レベルスティーラーをリリース！極星霊デックアールヴ！」
《極星霊(きょくせいれい)デックアールヴ/Svartalf of the Nordic Alfar》 †
チューナー（効果モンスター）
星５/闇属性/魔法使い族/攻1400/守1600
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する「極星」と名のついた
モンスター１体を選択して手札に加える事ができる。
川 ﾟ -ﾟ)「この流れは…来るか！」
(´･ω･｀)「ギガサイバーのレベルを更に下げ、レベルスティーラーを特殊召喚！行くぞ！」
(´･ω･｀)「レベル4となったギガサイバーとレベル1のレベルスティーラーに、レベル5の極星霊デックアールヴをチューニング！」
(´･ω･｀)「星界より生まれし気まぐれなる神よ、絶対の力を我らに示し世界を笑え！シンクロ召喚！光臨せよ、極神皇ロキ！」
《極神皇(きょくしんおう)ロキ/Loki, Lord of the Aesir》 †
シンクロ・効果モンスター
星１０/闇属性/魔法使い族/攻3300/守3000
「極星霊」と名のついたチューナー＋チューナー以外のモンスター２体以上
１ターンに１度、自分のバトルフェイズ中に相手が魔法・罠カードを発動した時、
その発動を無効にし破壊する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、
そのターンのエンドフェイズ時に自分の墓地に存在する
「極星霊」と名のついたチューナー１体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する罠カード１枚を選択して手札に加える事ができる。
o川*ﾟーﾟ)o「来たね…」
(´･ω･｀)「装備魔法、ビッグバンシュート！攻撃力を400アップさせ、貫通ダメージを与える！」
《ビッグバン・シュート/Big Bang Shot》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は４００ポイントアップする。
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターをゲームから除外する。
(´･ω･｀)「更に、1000ポイントのライフを支払い、魔法発動！拡散する波動！レベル7以上の魔法使いは、相手全てのモンスターに攻撃でき、戦闘破壊したモンスターの効果を無効にする！」
《拡散(かくさん)する波動(はどう)/Diffusion Wave-Motion》 †
通常魔法
１０００ライフポイントを払う。
自分フィールド上のレベル７以上の魔法使い族モンスター１体を選択する。
このターン、選択したモンスターのみが攻撃可能になり、
相手モンスター全てに１回ずつ攻撃する。
この攻撃で破壊された効果モンスターの効果は発動しない。
(´･ω･｀)「いきなりだが、終わりだ！極神皇ロキで、おジャマトークンを攻撃！ヴァニティバレット！」LP7800→6800
o川*ﾟーﾟ)o「罠発動！次元幽閉！攻撃モンスターを除外する！」
《次元幽閉(じげんゆうへい)/Dimensional Prison》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター１体をゲームから除外する。
(´･ω･｀)「極神皇ロキの効果発動！自分のバトルフェイズに一度、魔法罠を無効にする！」
o川；ﾟーﾟ)o「えっ…」
o川*ﾟーﾟ)o「なんてね。チェーン！手札を1枚捨てて、レインボーライフ。このターン受けるダメージは反転する」
(;´･ω･｀)「しまっ…！」
《レインボー・ライフ/Rainbow Life》 †
通常罠
手札を１枚捨てる。
このターンのエンドフェイズ時まで、自分が受けるダメージは無効になり、
その数値分ライフポイントを回復する。
(´･ω･｀)「…拡散する波動の効果を受けたモンスターは必ず攻撃しなければならない…」
o川*ﾟーﾟ)o「2700の貫通ダメージを回復して、おジャマトークンが破壊された時に受ける300ダメージを回復。3000だね」
(´･ω･｀)「それが後2回だ」
o川*ﾟーﾟ)o「うん。ありがとうショボンさん」LP8000→17000
(´･ω･｀)「…ロキでスクラップビーストに攻撃」
o川*ﾟーﾟ)o「2100回復するよ」LP17000→19100
(´･ω･｀)「カードを1枚セットしてターンを終了する」
【Life 6800 / Hand 0 /monster ロキ set1】
川 ﾟ -ﾟ)「コンボを逆手に取られたか…。このライフを削りきるのはロキでも難しい…」
(,,ﾟДﾟ)「19100って尋常じゃねえな…」
o川*ﾟーﾟ)o「私のターン！スクラップ･ゴブリンを召喚！」
《スクラップ・ゴブリン/Scrap Goblin》 †
チューナー（効果モンスター）
星３/地属性/獣戦士族/攻 0/守 500
フィールド上に表側守備表示で存在する
このカードが攻撃対象に選択された場合、
バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついた
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・ゴブリン」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター１体を選択して手札に加える事ができる。
また、このカードは戦闘では破壊されない。
o川*ﾟーﾟ)o「更に速攻魔法、スクラップ･スコール！ゴブリンを指定。デッキからスクラップ･キマイラを墓地に送り、1枚ドロー！そしてゴブリンを破壊する」
《スクラップ・スコール/Scrapstorm》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついた
モンスター１体を選択して発動する。
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター１体を
墓地へ送り、カードを１枚ドローする。
その後、選択したモンスターを破壊する。
o川*ﾟーﾟ)o「ゴブリンの効果により、キマイラをサルベージ。この効果にチェーンする」
o川*ﾟーﾟ)o「…ショボンさん本当に断るの？」
(´･ω･｀)「あぁ。どれだけ絶望的でもね」
o川*ﾟーﾟ)o「…そう。グランエルA、グランエルG、グランエルT、グランエルC、グランエル∞！変形！機皇帝グランエル∞！」
o川*ﾟーﾟ)o「攻撃力と守備力はライフの半分…。9550！」
《機皇帝(きこうてい)グランエル∞(インフィニティ)》 †
効果モンスター
星１/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
１ターンに１度、相手のシンクロモンスター１体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター１体を
自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
（；ﾟωﾟ）「あれは…！！頭が痛い…誰…？見たことあるぞ…？」
川；ﾟ -ﾟ)「ブーン大丈夫か！？機皇帝だと…？マズイ！兄さん！」
(,,ﾟДﾟ)「コレが件のカードかよ！？なんて威圧感だ」
o川*ﾟーﾟ)o「機皇帝グランエル∞の効果発動！相手のシンクロモンスターを装備カードとして、その攻撃力分の攻撃力を上昇させる！」
(;´･ω･`)「何…だと…？そんなモンスターが存在するとは…これで攻撃力は…12850！？」
o川*ﾟーﾟ)o「ねぇ、この攻撃は痛いよ？考え直してくれないかな？」
(´･ω･｀)「言っただろう？例え不利だからって、諦めない…と」
o川*ﾟーﾟ)o「そういう所がカッコいいんだから…。わかった！機皇帝グランエル∞で、プレイヤーにダイレクトアタック！グランド・スローター・キャノン！」
(´･ω･｀)「この時を待っていた！ガード･ブロック！戦闘ダメージを0にして、1枚ドローする！」
《ガード・ブロック/Defense Draw》 †
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは０になり、
自分のデッキからカードを１枚ドローする。
o川*ﾟーﾟ)o「――――キの効果発動！」
(´･ω･｀)「発動しない…！？どうして！…ロキがキューの場に…？」
o川*ﾟーﾟ)o「私は、メインフェイズに機皇帝グランエル∞の効果を発動していた！このカードの効果で吸収ししたモンスター1体を守備表示で特殊召喚できる！」
o川*ﾟーﾟ)o「そして、極神皇ロキの効果が発動！自分のバトルフェイズに1度、魔法罠の発動を無効にして破壊する！」
川；ﾟ -ﾟ)「そんな…」
（；ﾟωﾟ）「ダメだ…。やられる！」
(;´･ω･`)「ぐぉぉぉぉぉぉ！！！」LP6800→0
o川*ﾟーﾟ)o「…お前への復讐は終わっていないぞ！内藤恭霞！！」
（；ﾟωﾟ）「！」
o川*ﾟーﾟ)o「うふふ。じゃあ、ショボンさんの部屋借りるね」
川；ﾟ -ﾟ)「何をする気だ！」
o川*ﾟーﾟ)o「何って…ナニに決まってるじゃない。…嘘嘘。冗談だって。休ませてあげないと。このカードの攻撃を受けると痛みを感じるからさ」
(,,ﾟДﾟ)「お前、どこでそのカードを手に入れやがった？」
o川*ﾟーﾟ)o「答える必要があるのかな？」
(,,ﾟДﾟ)「頼む。知り合いが、そのカードと似た名前のカードを使っていたんだ。だけど、いつの間にか消えていて…」
川 ﾟ -ﾟ)（アレで知り合いレベルなら私とブーンは夫婦になってしまうじゃないか)
o川*ﾟーﾟ)o「ふうん」
o川*ﾟーﾟ)o「でも、それ。"私"が答える必要無いよね？」
川 ﾟ -ﾟ)「私からも頼む！」
o川*ﾟーﾟ)o「ううん…。じゃあ、ヒントだけ。"あの遺跡"」
川 ﾟ -ﾟ)「キュー！…行ってしまったか…」
(,,ﾟДﾟ)「遺跡って何だよ…」
( -ω-)（あの遺跡ってやっぱりあそこだよね…。あの場所に何かあるのか？)
( -ω-)「クー。単位足りてるし、休学届け出しておいてくれお。校長ならわかってくれる筈だから」
川 ﾟ -ﾟ)「どういう事だ？心当たりがあるのか？…ついていっちゃいけないのか？」
( -ω-)「うん。だから、待っていて欲しい。帰ってきたときに、クーが居てくれると嬉しい」
川 ﾟ -ﾟ)「そうか…。そう言うなら我慢して待ってる。…帰ってくるよな？」
( -ω-)（それに、キューは僕の方を向いて違う名前を呼んだ。誰と勘違いしたんだ？苗字は一緒だったけど…。"誰"だ？）
( -ω-)（クーがおかしくなったときも、僕を狙っていた。一旦、事態を俯瞰しなければ…）
( -ω-)「…あぁ。帰ってくるよ。約束する」
第36話に続く
o川*ﾟーﾟ)o「今日の最強カードは機皇帝グランエル∞！」
《機皇帝(きこうてい)グランエル∞(インフィニティ)》 †
効果モンスター
星１/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
１ターンに１度、相手のシンクロモンスター１体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター１体を
自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
o川*ﾟーﾟ)o「機皇帝のうちの1枚。攻守は安定しないけど、味方が攻撃できなくなるデメリットが存在しないから爆発力は1番！」
o川*ﾟーﾟ)o「奪ったモンスターを特殊召喚できる効果もあるよ！」
戻る
ブーンはあの一件から目に見えて落ち込んでいる。どう励ませばいいのか。解決策を授けるのが一番だとは思うが…。
（ ´ω｀)「はぁ…」
川 ﾟ -ﾟ)「そういえば、ヘルブーンとやらはどうなったんだ？E-HEROと一緒にあるものじゃなかったのか？」
（ ´ω｀)「もっと前から居なかったお。ダークシグナーがどうとか言ってたときから。だからE-HEROはもう関係ないお」
元気の無いブーンの姿は見ていて痛々しい…。
チャイムが鳴った。来客みたいだが誰だろうか。
(,,ﾟДﾟ)「邪魔するぜ。頼まれてたことだが、…あの後しぃのデッキを調べてみたが、そんなカードは無かったし、お前のカードも無かった」
（ ´ω｀)「やっぱりそうかお…無いものねだりは仕方ない。他の戦い方を…シンクロ召喚に頼らない戦い方…」
(,,ﾟДﾟ)「俺みたいなデッキは特化しないと出来ないしな。どうするつもりだ」
二人きりの空間を邪魔したことは万死に値するが、正直空気が重かったから許そう。
今の空気で二人きりで居ることはかなり辛かったし。
（ ´ω｀)（あのカードはどこで見たんだろうか…僕は…）
(,,ﾟДﾟ)「そういえば、エントランスでモニター生とカイザーが喧嘩してたけど止めなくていいのか？クーに似てる方」
川 ﾟ -ﾟ)「キューか。どうしたんだろう。様子を見に行こう。ブーンも一緒に行こうよ」
（ ´ω｀)「いい」
そう言って私は半ば無理やり手を引いて部屋を連れ出した。
何か言っていた気がしたがそんな事は無かった。
o川*ﾟーﾟ)o「どうして…？どうして？」
(´･ω･｀)「そう言われても…。僕は、君の事をよく知らない。だから応えることは出来ないよ」
o川*ﾟーﾟ)o「だから、付き合ってからお互いのことをもっとよく知っていけばいいんじゃないかな。それじゃあダメなの？」
(´･ω･｀)「そういういい加減なのは嫌だね」
o川*ﾟーﾟ)o「…あぁ、そう。埒が明かないや…。コレで決めよ？」
川 ﾟ -ﾟ)「何やってるんだ」
(´･ω･｀)「見ての通りさ。一方的に絡まれてるんだよ」
o川*ﾟーﾟ)o「構えてよ。私が勝ったら…うふふ…」
（ ´ω｀)「…」
(´･ω･｀)「僕が勝ったらその話は無かったことにさせてもらおうか」
(´･ω･｀)「「決闘！！」」o川*ﾟーﾟ)o
(´･ω･｀)「僕のターン！増援！デッキからレベル4以下の戦士族モンスターを手札に加える」
《増援(ぞうえん)/Reinforcement of the Army》 †
通常魔法（制限カード）
自分のデッキからレベル４以下の戦士族モンスター１体を手札に加える。
(´･ω･｀)「加えた終末の騎士を召喚！効果発動。デッキから闇属性モンスター1枚を墓地に送る」
《終末(しゅうまつ)の騎士(きし)/Armageddon Knight》 †
効果モンスター
星４/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから闇属性モンスター１体を選択して墓地に送る事ができる。
(´･ω･｀)「僕はレベルスティーラーをデッキから墓地に送る」
(´･ω･｀)「カードを1枚セットしてターンを終了するよ」
【Life 8000 / Hand 4 /monster 終末 set1】
o川*ﾟーﾟ)o「私のターン！スクラップ･エリア！レベル4以下のスクラップと名のついたチューナーをサーチする！」
《スクラップ・エリア/Scrapyard》 †
通常魔法
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたチューナー１体を手札に加える。
o川*ﾟーﾟ)o「スクラップ･ビースト！そのまま召喚！終末の騎士に攻撃！」
《スクラップ・ビースト/Scrap Beast》 †
チューナー（効果モンスター）
星４/地属性/獣族/攻1600/守1300
フィールド上に表側守備表示で存在する
このカードが攻撃対象に選択された場合、
バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついた
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・ビースト」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター１体を選択して手札に加える事ができる。
(´･ω･｀)「何も無いよ」LP8000→7800
o川*ﾟーﾟ)o「カードを3枚セットして、ターンを終了するよ」
【Life 8000 / Hand 2 /monster ビースト set3】
川 ﾟ -ﾟ)「相変わらずの二人だな。初動は静かだ。デッキのタイプの問題でもあるが」
(,,ﾟДﾟ)「置いてくなよ…。…こいつまだ腐ってんのか」
（ ´ω｀)「…」
(´･ω･｀)「罠発動、おジャマトリオ！相手の場におジャマトークンを3体特殊召喚！」
《おジャマトリオ/Ojama Trio》 †
通常罠（準制限カード）
相手フィールド上に「おジャマトークン」（獣族・光・星２・攻０／守１０００）を
３体守備表示で特殊召喚する（生け贄召喚のための生け贄にはできない）。
「おジャマトークン」が破壊された時、このトークンのコントローラーは
１体につき３００ポイントダメージを受ける。
(´･ω･｀)「自分の場より、相手の場のモンスターが2体以上多い時、特殊召喚できる。魔導ギガサイバー！」
《魔導(まどう)ギガサイバー/The Fiend Megacyber》 †
効果モンスター
星６/闇属性/戦士族/攻2200/守1200
自分のフィールド上モンスターが相手のフィールド上モンスターより２体以上少ない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(´･ω･｀)「墓地のレベルスティーラーの効果発動。ギガサイバーのレベルを一つ下げ、特殊召喚！」
《レベル・スティーラー/Level Eater》 †
効果モンスター
星１/闇属性/昆虫族/攻 600/守 0
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル５以上のモンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターのレベルを１つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。
このカードはアドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
(´･ω･｀)「レベルスティーラーをリリース！極星霊デックアールヴ！」
《極星霊(きょくせいれい)デックアールヴ/Svartalf of the Nordic Alfar》 †
チューナー（効果モンスター）
星５/闇属性/魔法使い族/攻1400/守1600
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する「極星」と名のついた
モンスター１体を選択して手札に加える事ができる。
川 ﾟ -ﾟ)「この流れは…来るか！」
(´･ω･｀)「ギガサイバーのレベルを更に下げ、レベルスティーラーを特殊召喚！行くぞ！」
(´･ω･｀)「レベル4となったギガサイバーとレベル1のレベルスティーラーに、レベル5の極星霊デックアールヴをチューニング！」
(´･ω･｀)「星界より生まれし気まぐれなる神よ、絶対の力を我らに示し世界を笑え！シンクロ召喚！光臨せよ、極神皇ロキ！」
《極神皇(きょくしんおう)ロキ/Loki, Lord of the Aesir》 †
シンクロ・効果モンスター
星１０/闇属性/魔法使い族/攻3300/守3000
「極星霊」と名のついたチューナー＋チューナー以外のモンスター２体以上
１ターンに１度、自分のバトルフェイズ中に相手が魔法・罠カードを発動した時、
その発動を無効にし破壊する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、
そのターンのエンドフェイズ時に自分の墓地に存在する
「極星霊」と名のついたチューナー１体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する罠カード１枚を選択して手札に加える事ができる。
o川*ﾟーﾟ)o「来たね…」
(´･ω･｀)「装備魔法、ビッグバンシュート！攻撃力を400アップさせ、貫通ダメージを与える！」
《ビッグバン・シュート/Big Bang Shot》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は４００ポイントアップする。
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターをゲームから除外する。
(´･ω･｀)「更に、1000ポイントのライフを支払い、魔法発動！拡散する波動！レベル7以上の魔法使いは、相手全てのモンスターに攻撃でき、戦闘破壊したモンスターの効果を無効にする！」
《拡散(かくさん)する波動(はどう)/Diffusion Wave-Motion》 †
通常魔法
１０００ライフポイントを払う。
自分フィールド上のレベル７以上の魔法使い族モンスター１体を選択する。
このターン、選択したモンスターのみが攻撃可能になり、
相手モンスター全てに１回ずつ攻撃する。
この攻撃で破壊された効果モンスターの効果は発動しない。
(´･ω･｀)「いきなりだが、終わりだ！極神皇ロキで、おジャマトークンを攻撃！ヴァニティバレット！」LP7800→6800
o川*ﾟーﾟ)o「罠発動！次元幽閉！攻撃モンスターを除外する！」
《次元幽閉(じげんゆうへい)/Dimensional Prison》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター１体をゲームから除外する。
(´･ω･｀)「極神皇ロキの効果発動！自分のバトルフェイズに一度、魔法罠を無効にする！」
o川；ﾟーﾟ)o「えっ…」
o川*ﾟーﾟ)o「なんてね。チェーン！手札を1枚捨てて、レインボーライフ。このターン受けるダメージは反転する」
(;´･ω･｀)「しまっ…！」
《レインボー・ライフ/Rainbow Life》 †
通常罠
手札を１枚捨てる。
このターンのエンドフェイズ時まで、自分が受けるダメージは無効になり、
その数値分ライフポイントを回復する。
(´･ω･｀)「…拡散する波動の効果を受けたモンスターは必ず攻撃しなければならない…」
o川*ﾟーﾟ)o「2700の貫通ダメージを回復して、おジャマトークンが破壊された時に受ける300ダメージを回復。3000だね」
(´･ω･｀)「それが後2回だ」
o川*ﾟーﾟ)o「うん。ありがとうショボンさん」LP8000→17000
(´･ω･｀)「…ロキでスクラップビーストに攻撃」
o川*ﾟーﾟ)o「2100回復するよ」LP17000→19100
(´･ω･｀)「カードを1枚セットしてターンを終了する」
【Life 6800 / Hand 0 /monster ロキ set1】
川 ﾟ -ﾟ)「コンボを逆手に取られたか…。このライフを削りきるのはロキでも難しい…」
(,,ﾟДﾟ)「19100って尋常じゃねえな…」
o川*ﾟーﾟ)o「私のターン！スクラップ･ゴブリンを召喚！」
《スクラップ・ゴブリン/Scrap Goblin》 †
チューナー（効果モンスター）
星３/地属性/獣戦士族/攻 0/守 500
フィールド上に表側守備表示で存在する
このカードが攻撃対象に選択された場合、
バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついた
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・ゴブリン」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター１体を選択して手札に加える事ができる。
また、このカードは戦闘では破壊されない。
o川*ﾟーﾟ)o「更に速攻魔法、スクラップ･スコール！ゴブリンを指定。デッキからスクラップ･キマイラを墓地に送り、1枚ドロー！そしてゴブリンを破壊する」
《スクラップ・スコール/Scrapstorm》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついた
モンスター１体を選択して発動する。
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター１体を
墓地へ送り、カードを１枚ドローする。
その後、選択したモンスターを破壊する。
o川*ﾟーﾟ)o「ゴブリンの効果により、キマイラをサルベージ。この効果にチェーンする」
o川*ﾟーﾟ)o「…ショボンさん本当に断るの？」
(´･ω･｀)「あぁ。どれだけ絶望的でもね」
o川*ﾟーﾟ)o「…そう。グランエルA、グランエルG、グランエルT、グランエルC、グランエル∞！変形！機皇帝グランエル∞！」
o川*ﾟーﾟ)o「攻撃力と守備力はライフの半分…。9550！」
《機皇帝(きこうてい)グランエル∞(インフィニティ)》 †
効果モンスター
星１/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
１ターンに１度、相手のシンクロモンスター１体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター１体を
自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
（；ﾟωﾟ）「あれは…！！頭が痛い…誰…？見たことあるぞ…？」
川；ﾟ -ﾟ)「ブーン大丈夫か！？機皇帝だと…？マズイ！兄さん！」
(,,ﾟДﾟ)「コレが件のカードかよ！？なんて威圧感だ」
o川*ﾟーﾟ)o「機皇帝グランエル∞の効果発動！相手のシンクロモンスターを装備カードとして、その攻撃力分の攻撃力を上昇させる！」
(;´･ω･`)「何…だと…？そんなモンスターが存在するとは…これで攻撃力は…12850！？」
o川*ﾟーﾟ)o「ねぇ、この攻撃は痛いよ？考え直してくれないかな？」
(´･ω･｀)「言っただろう？例え不利だからって、諦めない…と」
o川*ﾟーﾟ)o「そういう所がカッコいいんだから…。わかった！機皇帝グランエル∞で、プレイヤーにダイレクトアタック！グランド・スローター・キャノン！」
(´･ω･｀)「この時を待っていた！ガード･ブロック！戦闘ダメージを0にして、1枚ドローする！」
《ガード・ブロック/Defense Draw》 †
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは０になり、
自分のデッキからカードを１枚ドローする。
o川*ﾟーﾟ)o「――――キの効果発動！」
(´･ω･｀)「発動しない…！？どうして！…ロキがキューの場に…？」
o川*ﾟーﾟ)o「私は、メインフェイズに機皇帝グランエル∞の効果を発動していた！このカードの効果で吸収ししたモンスター1体を守備表示で特殊召喚できる！」
o川*ﾟーﾟ)o「そして、極神皇ロキの効果が発動！自分のバトルフェイズに1度、魔法罠の発動を無効にして破壊する！」
川；ﾟ -ﾟ)「そんな…」
（；ﾟωﾟ）「ダメだ…。やられる！」
(;´･ω･`)「ぐぉぉぉぉぉぉ！！！」LP6800→0
o川*ﾟーﾟ)o「…お前への復讐は終わっていないぞ！内藤恭霞！！」
（；ﾟωﾟ）「！」
o川*ﾟーﾟ)o「うふふ。じゃあ、ショボンさんの部屋借りるね」
川；ﾟ -ﾟ)「何をする気だ！」
o川*ﾟーﾟ)o「何って…ナニに決まってるじゃない。…嘘嘘。冗談だって。休ませてあげないと。このカードの攻撃を受けると痛みを感じるからさ」
(,,ﾟДﾟ)「お前、どこでそのカードを手に入れやがった？」
o川*ﾟーﾟ)o「答える必要があるのかな？」
(,,ﾟДﾟ)「頼む。知り合いが、そのカードと似た名前のカードを使っていたんだ。だけど、いつの間にか消えていて…」
川 ﾟ -ﾟ)（アレで知り合いレベルなら私とブーンは夫婦になってしまうじゃないか)
o川*ﾟーﾟ)o「ふうん」
o川*ﾟーﾟ)o「でも、それ。"私"が答える必要無いよね？」
川 ﾟ -ﾟ)「私からも頼む！」
o川*ﾟーﾟ)o「ううん…。じゃあ、ヒントだけ。"あの遺跡"」
川 ﾟ -ﾟ)「キュー！…行ってしまったか…」
(,,ﾟДﾟ)「遺跡って何だよ…」
( -ω-)（あの遺跡ってやっぱりあそこだよね…。あの場所に何かあるのか？)
( -ω-)「クー。単位足りてるし、休学届け出しておいてくれお。校長ならわかってくれる筈だから」
川 ﾟ -ﾟ)「どういう事だ？心当たりがあるのか？…ついていっちゃいけないのか？」
( -ω-)「うん。だから、待っていて欲しい。帰ってきたときに、クーが居てくれると嬉しい」
川 ﾟ -ﾟ)「そうか…。そう言うなら我慢して待ってる。…帰ってくるよな？」
( -ω-)（それに、キューは僕の方を向いて違う名前を呼んだ。誰と勘違いしたんだ？苗字は一緒だったけど…。"誰"だ？）
( -ω-)（クーがおかしくなったときも、僕を狙っていた。一旦、事態を俯瞰しなければ…）
( -ω-)「…あぁ。帰ってくるよ。約束する」
第36話に続く
o川*ﾟーﾟ)o「今日の最強カードは機皇帝グランエル∞！」
《機皇帝(きこうてい)グランエル∞(インフィニティ)》 †
効果モンスター
星１/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
１ターンに１度、相手のシンクロモンスター１体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター１体を
自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
o川*ﾟーﾟ)o「機皇帝のうちの1枚。攻守は安定しないけど、味方が攻撃できなくなるデメリットが存在しないから爆発力は1番！」
o川*ﾟーﾟ)o「奪ったモンスターを特殊召喚できる効果もあるよ！」
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