最終更新:ID:+xBxMPrgyQ 2011年02月05日(土) 14:48:14履歴
不穏な雰囲気を感じ取った私は最終手段を取る事にした。
本当はこんな時に言うべきじゃないんだろうが、今言わないと言えない気がした。
川*゚ -゚)「どうしたんだ。また改まって」
( -ω-)「いや、何でもない」
川*゚ -゚)「お願いがあるんだ」
( -ω-)「どうした?」
川*゚ -゚)「死が二人を別つまで、永遠に私達は一緒だ。約束してくれるか?」
( -ω-)「あぁ、約束するよ」
川*゚ -゚)「…ありがとう」
川*゚ -゚)「これを受け取ってくれ」
そう言って私はずっと身に着けていたペンダントをブーンに差し出した。
母さんの残した数少ない形見の一つだ。
( -ω-)「…これは?」
川*゚ -゚)「母さんの形見だ。…私達が結ばれるときに返してくれ」
( -ω-)「…うん」
私はこの時もっと問い詰めておくべきだったんだろう。
どうしてこの時、理解のあるかのように振舞って、放置したのだろうか。悔やんでも悔やみきれない。
違う。私は下手に踏み入って傷付きたくなかっただけだ。
なんて――無様。
私の本質は昔から変わっていない。ただ、臆病なだけだ。
( -ω-)「とりあえず今日は帰ろう。デュエルをあれだけしたら疲れた」
川*゚ -゚)「うん。そうしよ」
そうしてこの日は眠った。
どこからか視線を感じて落ち着かなかったが、疲れていたからすぐに意識は落ちて行った。
洋間だから天井に木目なんてあるわけ無いのに、何故か天井の模様が目に見えた。
――私を見るな。
疲れていて熟睡していたせいなのか、ブーンがベッドから抜け出していたことに気付かなかったのが悔やまれる。
………
( -ω-)「何の用だ」
('_L')「単刀直入に言う。死んでくれ」
( -ω-)「断る。僕は死ねない。だいたい、そういって死ぬ奴がいると思うのか?」
('_L')「随分と身勝手な事だ。なら、コレで決めるかね?」
( -ω-)「デュエル…。この大会が済むまで待って欲しい」
('_L')「待てば死んでくれるのか?」
( -ω-)「それしか無いんだろ…」
('_L')「勿論。今死ぬかこの大会が終わって死ぬか。選べ」
( -ω-)(こいつ…。今真っ向から戦って勝てる気がしない…。何故だ?)
('_L')「時間稼ぎをすれば助かるとでも思ってるのか?それは幻想だ」
( -ω-)(奴を呼べば勝てそうだが、それじゃあ意味が無い)
( -ω-)(かと言って呼ばなきゃ勝てそうに無い…。あはははは。――なんだ、初めから答えは一つしかないじゃないか)
( -ω-)「良いだろう。でも、その時に抵抗ぐらいはさせてくれよ?」
('_L')「せめてもの情けだ。認めてやろう」
( -ω-)「僕は眠いんだ。帰る」
('_L')「…これでやっと討てる。仇を討てるんだ…」
( -ω-)(今まで気にしてなかったが、この学園に入学したときから感じる視線…。誰だ?)
( -ω-)(今までは気にならないレベルだったけど、最近露骨だ。でも誰も居ない。何なんだよ…)
( -ω-)(さっきの奴なのか…?でも、奴よりもっとまとわり付くような…。どこまでも見透かされそうな視線。質が違った)
( -ω-)(――僕を見るな)
………
( -ω-)「クー、起きるんだお」
川*゚ -゚)「うん…。もう朝?」
( -ω-)「大会遅刻するお」
川*゚ -゚)「ちょっと顔洗ってくるから先に行ってて」
( -ω-)「わかった」
川*゚ -゚)「…まだ感じる…。気持ち悪い…」
川*゚ -゚)「それもそうだけどブーンの雰囲気…どうしたんだろ…」
川*゚ -゚)「…さて、準備できたし私も行くか」
………
( ΦωФ)「遂に本選が始まったぁ! 第1試合は…おーっと! いきなり事実上の頂上決戦だ! 内藤ホライズンVSカイザーショボン!」
( -ω-)「あの町以来…か」
(´・ω・`)「そうだね。…君が何を抱え込んでいるのかはわからないけど、容赦はしない!」
( -ω-)「「決闘!」」(´・ω・`)
(´・ω・`)「僕のターン。デステニードロー発動。ダッシュガイを捨て2枚ドローする」
《デステニー・ドロー/Destiny Draw》 †
通常魔法(制限カード)
手札から「D−HERO」と名のついたカード1枚を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
(´・ω・`)「モンスターをセットしてカードをセットターンエンドだよ」
( ΦωФ)「カイザーは、まずまずの出だし。これに対してどうでる?」
【Life 8000 / Hand 4 /monster セット set1】
( -ω-)「僕のターン!」
( -ω-)(インフェルニティじゃない…?ならロキの登場も警戒しなきゃいけないな…)
( -ω-)(それにあのデッキは、ドグマガイやBloo-D、D-ENDも危険。のんびりやってると喰われるな)
( -ω-)「相手の場にモンスターが存在し、自分の場にモンスターが居ないとき、特殊召喚することが出来る。TG ストライカー!」
《TG(テックジーナス) ストライカー》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 800/守 0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
フィールド上に存在するこのカードが破壊され
墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
自分のデッキから「TG ストライカー」以外の
「TG」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
( ΦωФ)「返しの手は、特殊召喚されるチューナーだぁ! いきなりシンクロ召喚を見せてくれるのか!?」
川*゚ -゚)「なんだ…あのカード…」
( -ω-)(´・ω・`)(実況うるせえ)
( -ω-)「レベル4以下のモンスターが特殊召喚されたとき、このモンスターを特殊召喚できる。TG ワーウルフ」
《TG(テックジーナス) ワーウルフ》 †
効果モンスター
星3/闇属性/獣戦士族/攻1200/守 0
レベル4以下のモンスターが特殊召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
自分のデッキから「TG ワーウルフ」以外の
「TG」と名のついたモンスターを1体を手札に加える事ができる。
( -ω-)「レベル3のTG ワーウルフに、レベル2のTG ストライカーをチューニング」
( -ω-)「シンクロフライトコントロール! リミッター解放レベルファイブ! ブースター注入120%! リカバリーネットワーク、レンジ修正! オールクリアー! GO! シンクロ召喚! カモン! TG パワー・グラディエイター!」
《TG(テックジーナス) パワー・グラディエイター》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2300/守1000
チューナー+チューナー以外の「TG」と名のついたモンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
川*゚ -゚)「やっぱり見たことが無い。あの町で手に入れたカードなのか…?」
( -ω-)「行け!パワーグラディエイターで攻撃! マシンナイズ・スラッシュ!」
(´・ω・`)「守備モンスターはD-HERO ドゥームガイ! 次のスタンバイフェイズに効果が発動する!」
( -ω-)「パワーグラディエイターは、貫通ダメージを与える!」
(´・ω・`)「くっ、更に罠発動! ヒーローシグナル! オーシャンを特殊召喚!」LP8000→6700
《ヒーロー・シグナル/Hero Signal》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスターが戦闘によって破壊され
墓地へ送られた時に発動する事ができる。
自分の手札またはデッキから「E・HERO」という名のついた
レベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
( ΦωФ)「先制ダメージを奪ったのは内藤だ! 未知のモンスターだが、その性能は一流だ!」
( -ω-)「カードをセットしてターンエンド」
【Life 8000 / Hand 3 /monster パワーグラディエイター set1】
(´・ω・`)「僕のターン。ドロー! ダッシュガイのエフェクトにより、ダイヤモンドガイを特殊召喚!」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ダッシュガイ/Destiny Hero - Dasher》 †
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2100/守1000
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる事で、このターンの
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
このカードが墓地に存在する場合、1度だけドローフェイズ時に
ドローしたモンスターカードをお互いに確認し特殊召喚する事ができる。
(´・ω・`)「更に、ドゥームガイのエフェクトにより、蘇れ! ダッシュガイ!」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ドゥームガイ/Destiny Hero - Fear Monger》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
次の自分ターンのスタンバイフェイズ時に、
自分の墓地に存在する「D−HERO ドゥームガイ」以外の
「D−HERO」と名のついたモンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
(´・ω・`)「更にオーシャンのエフェクトにより、ドゥームガイを手札に加える」
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) オーシャン/Elemental Hero Ocean》 †
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1200
1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
自分フィールド上または自分の墓地に存在する「HERO」と
名のついたモンスター1体を選択し、持ち主の手札に戻す。
( ΦωФ)「流れるようなコンボが決まったぁ! これは大きいぞ!」
(´・ω・`)「ダイヤモンドガイのエフェクト発動。…トレードイン! 墓地に送り、次のメインフェイズに使用できる」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ダイヤモンドガイ/Destiny Hero - Diamond Dude》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1600
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する時、
自分のデッキの一番上のカードを確認する事ができる。
それが通常魔法カードだった場合そのカードを墓地へ送り、
次の自分のターンのメインフェイズ時に
その通常魔法カードの効果を発動する事ができる。
通常魔法カード以外の場合にはデッキの一番下に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
(´・ω・`)「ダイヤモンドガイをリリースして、ダッシュガイのエフェクト発動! 攻撃力をこのターン1000ポイントアップさせる!」
( ΦωФ)「ダッシュガイの攻撃力がパワーグラディエイターの攻撃力を上回った!」
(´・ω・`)「ダッシュガイで、パワーグラディエイターを攻撃! ライトニングストライク!」
( -ω-)「パワーグラディエイターが破壊された時1枚ドローする」LP8000→7200
川*゚ -゚)「切り込むのにぴったりなモンスターだったな。貫通でライフアドバンテージを奪い、被破壊時にドロー効果か。実質の手札消費は1枚。簡単に出るとなると、かなり強力な下級みたいなものか」
(´・ω・`)「オーシャンでダイレクトアタック! ビッグウェーブクラッシュ!」
( -ω-)「それは通さない。800ライフを支払い、永続罠ウィキッドリボーンを発動。パワーグラディエイターを特殊召喚する!」LP7200→6400
《ウィキッド・リボーン/Wicked Rebirth》 †
永続罠
800ライフポイントを払い、自分の墓地に存在する
シンクロモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
このターン攻撃宣言をする事ができない。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、
そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
(´・ω・`)「ターンエンド」
【Life 6700 / Hand 5 /monster オーシャン ダッシュガイ】
( -ω-)「僕のターンだ。ドロー。魔法発動、武闘円舞!パワーグラディエイターと同じステータスのワルツトークンを特殊召喚!」
《武闘円舞(バトルワルツ)》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択して発動する。
そのモンスターと同じ種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を持つ
「ワルツトークン」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このトークンの戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
( ΦωФ)「おーっと! ここでダッシュガイを上回るモンスターが並んだぁ!」
( -ω-)「パワーグラディエイターでオーシャンを攻撃! マシンナイズ・スラッシュ!」
(´・ω・`)「破壊される…」LP6700→5900
( -ω-)「自身の効果で守備表示になっているダッシュガイをワルツトークンで攻撃!」
(´・ω・`)「戦闘ダメージはお互いに発生しないとはいえ、露払いとしては十分な性能…」
( -ω-)「モンスターをセット。カードを1枚セットしてターンエンド」
【Life 6400 / Hand 2 /monster パワーグラディエイター ワルツトークン セット set1 ウィキッドリボーン】
(´・ω・`)「僕のターン。ダイヤモンドガイのエフェクトにより、2枚ドローする」
(´・ω・`)「エアーマンを召喚して、ディアボリックガイを手札に加える」
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) エアーマン/Elemental Hero Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついた
モンスター1体を手札に加える。
(´・ω・`)「手札のディアボリックガイとドゥームガイと場のエアーマンを融合!」
(´・ω・`)「来い!V・HEROトリニティー!」
《V・HERO(ヴィジョンヒーロー) トリニティー》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
融合召喚に成功したこのカードは、
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
( ΦωФ)「おおっと!ここで3体融合で現れたのは新たなヒーローだ!」
(´・ω・`)「融合召喚したターン、攻撃力が2倍になり、3回攻撃を可能とする」
( ΦωФ)「なんというインチキカードだ!」
(´・ω・`)「パワーグラディエイターを攻撃!トリニティー・クラッシュ・アイン!」
( -ω-)「ぐっ…1枚ドロー」LP6400→3700
(´・ω・`)「ワルツトークンに攻撃。トリニティー・クラッシュ・ツヴァイ!」
( -ω-)「ワルツトークンの戦闘ダメージはお互いに0になる…」
(´・ω・`)「裏守備モンスターに攻撃!トリニティー・クラッシュ・ドライ!」
( -ω-)「極星獣タングリスニ。戦闘破壊された時、極星獣トークンを2体特殊召喚する」
《極星獣(きょくせいじゅう)タングリスニ/Tanngrisnir of the Nordic Beasts》 †
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上に「極星獣トークン」(獣族・地・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
(´・ω・`)「トリニティの攻撃力は元に戻る。2500だ」
(´・ω・`)「ターンエンド」
( ΦωФ)「圧倒的に不利な盤面を一瞬でひっくり返したぁ! これがデュエルアカデミアのトップデュエリスト、ショボンの実力だ!」
( ΦωФ)「だが、そんな反撃を受けても、次への布石を残す内藤!これは目が離せない、拮抗したデュエルだ!」
【Life 5900 / Hand 5 /monster トリニティー】
( -ω-)「僕のターンだ。極星獣グルファクシを召喚。レベル3の極星獣トークン2体に、レベル4の極星獣グルファクシをチューニング!」
《極星獣(きょくせいじゅう)グルファクシ/Guldfaxe of the Nordic Beasts》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/獣族/攻1600/守1000
相手フィールド上にシンクロモンスターが表側表示で存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
川*゚ -゚)「このレベル…状況…。奪われた筈じゃ…いつの間に取り戻したんだ…」
( -ω-)「星界の扉が開くとき、古の戦神がその魔鎚を振り上げん。大地を揺るがし轟く雷鳴とともに現れよ。シンクロ召喚!光臨せよ、極神皇トール!」
《極神皇(きょくしんおう)トール/Thor, Lord of the Aesir》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/獣戦士族/攻3500/守2800
「極星獣」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの効果を
エンドフェイズ時まで無効化できる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手によって破壊され
墓地へ送られた場合、そのターンのエンドフェイズ時に自分の墓地に存在する
「極星獣」と名のついたチューナー1体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
( ΦωФ)「しかし、前のターンに残した布石から一瞬で反撃を試みる! 出たー!彼の切り札、極神皇トール!」
( -ω-)「極神皇トールで、V・HERO トリニティーを攻撃! サンダーパイル!」
(´・ω・`)(…ふぅん)
(´・ω・`)「うっ…。トリニティー…」LP5900→4900
( -ω-)「僕はこのままターンエンド」
【Life 3700 / Hand 3 /monster トール set1】
(´・ω・`)「進歩が無い。変化が無い。未来が無い」
( -ω-)「!?…何が言いたい!」
(´・ω・`)「進歩が無い。そう言われたみたいだが、まるでその通りだね」
( -ω-)「何!」
(´・ω・`)「怒らせるつもりじゃない。忠告だ。新しいカードを手に入れて使っているみたいだが、結局のところ、根本的には何も変わっちゃいない」
(´・ω・`)「神を使えば解決するとでも思っているのじゃないかい?」
( -ω-)「…」
(´・ω・`)「僕のターン。魔法発動、融合回収。融合と、融合に用いた素材モンスター1体を墓地から手札に加える。エアーマン。そのまま召喚してダッシュガイを手札に加える」
《融合回収(フュージョン・リカバリー)/Fusion Recovery》 †
通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、
融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。
(´・ω・`)「墓地のディアボリックガイのエフェクトによりディアボリックガイを特殊召喚」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ディアボリックガイ/Destiny Hero - Malicious》 †
効果モンスター(準制限カード)
星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
自分のデッキから「D−HERO ディアボリックガイ」1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
(´・ω・`)「回収した融合を発動! エアーマン、ディアボリックガイ、ダッシュガイを融合!再び現れろ!V・HEROトリニティ!」
( ΦωФ)「なんと、手札消費を実質0枚で3体融合を再び行ったぁ!」
(´・ω・`)「トリニティーの効果は、わかっているね。これで止めを刺す!」
(´・ω・`)「極神王トールに攻撃!トリニティー・クラッシュ!ダメージステップ、ハーフシャット!トールの攻撃力を半分にして、戦闘破壊耐性を与える!」
《ハーフ・シャット/Half Shut》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターはこのターン戦闘では破壊されず、
攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで半分になる。
( -ω-)「!?」
(´・ω・`)「神と言えど、三位一体を体現するこのカードには敵わないようだね」
( -ω-)「3250のダメージ…」LP3700→550
(´・ω・`)「行くぞ! トリニティー・クラッシュ・ジ・エンド!」
( -ω-)「まけ…た…か」LP550→0
( ΦωФ)「カイザーとしての面目を守った! 第一試合、勝者はショボンだ!」
( -ω-)「完敗だ…。ただの僕の実力不足か」
川*゚ -゚)「残念だったな」
(´・ω・`)「…」
( -ω-)「これじゃ…ダメか…。どうする…」
川*゚ -゚)「何をそんなに深刻に考えてるんだ」
( -ω-)「何も悩んでないって。大丈夫だから」
( -ω-)(急いで力が必要だ。勝つための…。――殺す為の!)
( -ω-)(…今、僕は何を考えていた?…アイツ、ああは言っていたが、影響してるじゃないか…クソっ!)
川*゚ -゚)「ブーン?」
( -ω-)「あ、うん。クーの試合は?」
川*゚ -゚)「えーと…次だな。危ないところだった。ありがとう、行って来るよ」
( -ω-)「頑張って」
( -ω-)(どのタイミングで抜け出すかな…)
( -ω-)(味方になってくれる人は居ない。奴を一人で打倒する事。これがボーナス条件)
( -ω-)("奴"の力を借りて勝つこと。これが勝利条件。敗北条件は負ける事)
( -ω-)(きっと敗北条件は満たさない。"奴"はそういう奴なんだと思う。だから、力を借りずに勝てるように最善を尽くす。これしかない)
('A`)「…」
( -ω-)(家に帰って調整から始めよう。僕が僕である為に!)
( ΦωФ)「おーっと、クリスティアによって完封! 対戦相手に何もさせずに完勝だ!」
川*゚ -゚)「ただいま」
( -ω-)(早く終わりすぎだろ…。タイミング逃した)
( -ω-)「お帰り」
川*゚ -゚)「疲れてるんだろ?先に帰ってていいよ」
( -ω-)「うん、ごめんね」
川*゚ -゚)「いいっていいって。応援しててくれればいいさ」
( -ω-)「わかった。先に戻ってる」
………
( -ω-)(図らずとも一人で帰れたわけだが…)
('_L')「さぁ、覚悟は出来たか?」
( -ω-)「不法侵入か…。まだ、大会は終わっていないだろう?」
('_L')「お前の大会は終わっただろ」
( -ω-)「そう言われると返す言葉も無いが…。調整をしたい。待ってくれ」
('_L')「何も知らないお前にせめてもの情けだ。3時間だ。待ってやろう」
( -ω-)(大体の事情はわかったんだけどな…)
( -ω-)「わかった。三時間…だな」
………
( -ω-)「…調整と言っても、入れ替えるカードなんて誤差範囲みたいなモノなんだけどな」
( -ω-)「遺書…でも書いておこうか。ボーナス条件を満たさないと僕は生き残れないんだから」
( -ω-)「最善の結果がもし出たならすぐに処分しないとな。目の前で読まれたら死んでしまう。何の羞恥プレイなんだよ」
( -ω-)「最後にご飯でも食べるか。…最後の晩餐にならない事を祈るか」
( -ω-)「…ご馳走様。遺書に食事も終えた。後はデッキ調整か…」
( -ω-)「これはどうしようか…。迷っても仕方ないといえば仕方ないか。直感で選ぼう」
( -ω-)「これでいい。…二時間半も経ったのか。早いな…」
( -ω-)「大会は…、そろそろ3回戦が始まる頃かな」
( -ω-)「ノック?誰だ?」
( ΦωФ)「吾輩である」
( -ω-)「校長?今、司会してるんじゃ」
( ΦωФ)「代役を立ててきたのである」
………
<ヽ`∀´>「どうしてこんな目に…。もう適当にやってろニダ」
<ヽ`∀´>「はいはい、さっさと次のデュエルでもしてろニダ」
………
( ΦωФ)「一つ聞きたい。機皇…。と名のつくカードを知っているか?」
( -ω-)「!?」
( ΦωФ)「やはりお前か。なら、このカードを受け取るといい」
( -ω-)「これは…ミセリのカードじゃ…」
( ΦωФ)「本人の希望である。ブーンがどこかに行っちゃう気がすると言っていたな」
( ΦωФ)「きちんと帰ってきてやれよ。お前を慕っている人は沢山居るのだからな」
( -ω-)「はい…」
( ΦωФ)「あー、大会は延期になるかもしれないなぁ…」
( ΦωФ)「頑張って来い。何よりもお前の為に」
( -ω-)「校長…。ありがとうございます。行って来ます」
………
('_L')「待ちくたびれたぞ。内藤恭霞ァ!」
( -ω-)「時間きっちりだろう?文句を言うな」
('_L')「春先とはいえ夜は冷えるな…」
('_L')「まぁいい、積年の恨み。今ここで晴らす!歓喜に身が打ち震えるよ…。私の勝利によってお前の人生は幕を下ろす!」
( -ω-)「僕は勝つ。勝ってクーと添い遂げる!」
( -ω-)「「決闘!!」」('_L')
第42話に続く
(´・ω・`)「今日の最強カードは、V・HERO トリニティー!」
《V・HERO(ヴィジョンヒーロー) トリニティー》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
融合召喚に成功したこのカードは、
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
(´・ω・`)「3体融合と相手プレイヤーに直接攻撃出来ないという扱いづらさはあるが、融合したターン攻撃力が2倍となる」
(´・ω・`)「その攻撃力で3回も攻撃するんだ。ゲームを決めるタイミングで召喚しろ!」
戻る
本当はこんな時に言うべきじゃないんだろうが、今言わないと言えない気がした。
川*゚ -゚)「どうしたんだ。また改まって」
( -ω-)「いや、何でもない」
川*゚ -゚)「お願いがあるんだ」
( -ω-)「どうした?」
川*゚ -゚)「死が二人を別つまで、永遠に私達は一緒だ。約束してくれるか?」
( -ω-)「あぁ、約束するよ」
川*゚ -゚)「…ありがとう」
川*゚ -゚)「これを受け取ってくれ」
そう言って私はずっと身に着けていたペンダントをブーンに差し出した。
母さんの残した数少ない形見の一つだ。
( -ω-)「…これは?」
川*゚ -゚)「母さんの形見だ。…私達が結ばれるときに返してくれ」
( -ω-)「…うん」
私はこの時もっと問い詰めておくべきだったんだろう。
どうしてこの時、理解のあるかのように振舞って、放置したのだろうか。悔やんでも悔やみきれない。
違う。私は下手に踏み入って傷付きたくなかっただけだ。
なんて――無様。
私の本質は昔から変わっていない。ただ、臆病なだけだ。
( -ω-)「とりあえず今日は帰ろう。デュエルをあれだけしたら疲れた」
川*゚ -゚)「うん。そうしよ」
そうしてこの日は眠った。
どこからか視線を感じて落ち着かなかったが、疲れていたからすぐに意識は落ちて行った。
洋間だから天井に木目なんてあるわけ無いのに、何故か天井の模様が目に見えた。
――私を見るな。
疲れていて熟睡していたせいなのか、ブーンがベッドから抜け出していたことに気付かなかったのが悔やまれる。
………
( -ω-)「何の用だ」
('_L')「単刀直入に言う。死んでくれ」
( -ω-)「断る。僕は死ねない。だいたい、そういって死ぬ奴がいると思うのか?」
('_L')「随分と身勝手な事だ。なら、コレで決めるかね?」
( -ω-)「デュエル…。この大会が済むまで待って欲しい」
('_L')「待てば死んでくれるのか?」
( -ω-)「それしか無いんだろ…」
('_L')「勿論。今死ぬかこの大会が終わって死ぬか。選べ」
( -ω-)(こいつ…。今真っ向から戦って勝てる気がしない…。何故だ?)
('_L')「時間稼ぎをすれば助かるとでも思ってるのか?それは幻想だ」
( -ω-)(奴を呼べば勝てそうだが、それじゃあ意味が無い)
( -ω-)(かと言って呼ばなきゃ勝てそうに無い…。あはははは。――なんだ、初めから答えは一つしかないじゃないか)
( -ω-)「良いだろう。でも、その時に抵抗ぐらいはさせてくれよ?」
('_L')「せめてもの情けだ。認めてやろう」
( -ω-)「僕は眠いんだ。帰る」
('_L')「…これでやっと討てる。仇を討てるんだ…」
( -ω-)(今まで気にしてなかったが、この学園に入学したときから感じる視線…。誰だ?)
( -ω-)(今までは気にならないレベルだったけど、最近露骨だ。でも誰も居ない。何なんだよ…)
( -ω-)(さっきの奴なのか…?でも、奴よりもっとまとわり付くような…。どこまでも見透かされそうな視線。質が違った)
( -ω-)(――僕を見るな)
………
( -ω-)「クー、起きるんだお」
川*゚ -゚)「うん…。もう朝?」
( -ω-)「大会遅刻するお」
川*゚ -゚)「ちょっと顔洗ってくるから先に行ってて」
( -ω-)「わかった」
川*゚ -゚)「…まだ感じる…。気持ち悪い…」
川*゚ -゚)「それもそうだけどブーンの雰囲気…どうしたんだろ…」
川*゚ -゚)「…さて、準備できたし私も行くか」
………
( ΦωФ)「遂に本選が始まったぁ! 第1試合は…おーっと! いきなり事実上の頂上決戦だ! 内藤ホライズンVSカイザーショボン!」
( -ω-)「あの町以来…か」
(´・ω・`)「そうだね。…君が何を抱え込んでいるのかはわからないけど、容赦はしない!」
( -ω-)「「決闘!」」(´・ω・`)
(´・ω・`)「僕のターン。デステニードロー発動。ダッシュガイを捨て2枚ドローする」
《デステニー・ドロー/Destiny Draw》 †
通常魔法(制限カード)
手札から「D−HERO」と名のついたカード1枚を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
(´・ω・`)「モンスターをセットしてカードをセットターンエンドだよ」
( ΦωФ)「カイザーは、まずまずの出だし。これに対してどうでる?」
【Life 8000 / Hand 4 /monster セット set1】
( -ω-)「僕のターン!」
( -ω-)(インフェルニティじゃない…?ならロキの登場も警戒しなきゃいけないな…)
( -ω-)(それにあのデッキは、ドグマガイやBloo-D、D-ENDも危険。のんびりやってると喰われるな)
( -ω-)「相手の場にモンスターが存在し、自分の場にモンスターが居ないとき、特殊召喚することが出来る。TG ストライカー!」
《TG(テックジーナス) ストライカー》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 800/守 0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
フィールド上に存在するこのカードが破壊され
墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
自分のデッキから「TG ストライカー」以外の
「TG」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
( ΦωФ)「返しの手は、特殊召喚されるチューナーだぁ! いきなりシンクロ召喚を見せてくれるのか!?」
川*゚ -゚)「なんだ…あのカード…」
( -ω-)(´・ω・`)(実況うるせえ)
( -ω-)「レベル4以下のモンスターが特殊召喚されたとき、このモンスターを特殊召喚できる。TG ワーウルフ」
《TG(テックジーナス) ワーウルフ》 †
効果モンスター
星3/闇属性/獣戦士族/攻1200/守 0
レベル4以下のモンスターが特殊召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
自分のデッキから「TG ワーウルフ」以外の
「TG」と名のついたモンスターを1体を手札に加える事ができる。
( -ω-)「レベル3のTG ワーウルフに、レベル2のTG ストライカーをチューニング」
( -ω-)「シンクロフライトコントロール! リミッター解放レベルファイブ! ブースター注入120%! リカバリーネットワーク、レンジ修正! オールクリアー! GO! シンクロ召喚! カモン! TG パワー・グラディエイター!」
《TG(テックジーナス) パワー・グラディエイター》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2300/守1000
チューナー+チューナー以外の「TG」と名のついたモンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
川*゚ -゚)「やっぱり見たことが無い。あの町で手に入れたカードなのか…?」
( -ω-)「行け!パワーグラディエイターで攻撃! マシンナイズ・スラッシュ!」
(´・ω・`)「守備モンスターはD-HERO ドゥームガイ! 次のスタンバイフェイズに効果が発動する!」
( -ω-)「パワーグラディエイターは、貫通ダメージを与える!」
(´・ω・`)「くっ、更に罠発動! ヒーローシグナル! オーシャンを特殊召喚!」LP8000→6700
《ヒーロー・シグナル/Hero Signal》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスターが戦闘によって破壊され
墓地へ送られた時に発動する事ができる。
自分の手札またはデッキから「E・HERO」という名のついた
レベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
( ΦωФ)「先制ダメージを奪ったのは内藤だ! 未知のモンスターだが、その性能は一流だ!」
( -ω-)「カードをセットしてターンエンド」
【Life 8000 / Hand 3 /monster パワーグラディエイター set1】
(´・ω・`)「僕のターン。ドロー! ダッシュガイのエフェクトにより、ダイヤモンドガイを特殊召喚!」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ダッシュガイ/Destiny Hero - Dasher》 †
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2100/守1000
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる事で、このターンの
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
このカードが墓地に存在する場合、1度だけドローフェイズ時に
ドローしたモンスターカードをお互いに確認し特殊召喚する事ができる。
(´・ω・`)「更に、ドゥームガイのエフェクトにより、蘇れ! ダッシュガイ!」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ドゥームガイ/Destiny Hero - Fear Monger》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
次の自分ターンのスタンバイフェイズ時に、
自分の墓地に存在する「D−HERO ドゥームガイ」以外の
「D−HERO」と名のついたモンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
(´・ω・`)「更にオーシャンのエフェクトにより、ドゥームガイを手札に加える」
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) オーシャン/Elemental Hero Ocean》 †
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1200
1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
自分フィールド上または自分の墓地に存在する「HERO」と
名のついたモンスター1体を選択し、持ち主の手札に戻す。
( ΦωФ)「流れるようなコンボが決まったぁ! これは大きいぞ!」
(´・ω・`)「ダイヤモンドガイのエフェクト発動。…トレードイン! 墓地に送り、次のメインフェイズに使用できる」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ダイヤモンドガイ/Destiny Hero - Diamond Dude》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1600
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する時、
自分のデッキの一番上のカードを確認する事ができる。
それが通常魔法カードだった場合そのカードを墓地へ送り、
次の自分のターンのメインフェイズ時に
その通常魔法カードの効果を発動する事ができる。
通常魔法カード以外の場合にはデッキの一番下に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
(´・ω・`)「ダイヤモンドガイをリリースして、ダッシュガイのエフェクト発動! 攻撃力をこのターン1000ポイントアップさせる!」
( ΦωФ)「ダッシュガイの攻撃力がパワーグラディエイターの攻撃力を上回った!」
(´・ω・`)「ダッシュガイで、パワーグラディエイターを攻撃! ライトニングストライク!」
( -ω-)「パワーグラディエイターが破壊された時1枚ドローする」LP8000→7200
川*゚ -゚)「切り込むのにぴったりなモンスターだったな。貫通でライフアドバンテージを奪い、被破壊時にドロー効果か。実質の手札消費は1枚。簡単に出るとなると、かなり強力な下級みたいなものか」
(´・ω・`)「オーシャンでダイレクトアタック! ビッグウェーブクラッシュ!」
( -ω-)「それは通さない。800ライフを支払い、永続罠ウィキッドリボーンを発動。パワーグラディエイターを特殊召喚する!」LP7200→6400
《ウィキッド・リボーン/Wicked Rebirth》 †
永続罠
800ライフポイントを払い、自分の墓地に存在する
シンクロモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
このターン攻撃宣言をする事ができない。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、
そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
(´・ω・`)「ターンエンド」
【Life 6700 / Hand 5 /monster オーシャン ダッシュガイ】
( -ω-)「僕のターンだ。ドロー。魔法発動、武闘円舞!パワーグラディエイターと同じステータスのワルツトークンを特殊召喚!」
《武闘円舞(バトルワルツ)》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択して発動する。
そのモンスターと同じ種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を持つ
「ワルツトークン」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このトークンの戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
( ΦωФ)「おーっと! ここでダッシュガイを上回るモンスターが並んだぁ!」
( -ω-)「パワーグラディエイターでオーシャンを攻撃! マシンナイズ・スラッシュ!」
(´・ω・`)「破壊される…」LP6700→5900
( -ω-)「自身の効果で守備表示になっているダッシュガイをワルツトークンで攻撃!」
(´・ω・`)「戦闘ダメージはお互いに発生しないとはいえ、露払いとしては十分な性能…」
( -ω-)「モンスターをセット。カードを1枚セットしてターンエンド」
【Life 6400 / Hand 2 /monster パワーグラディエイター ワルツトークン セット set1 ウィキッドリボーン】
(´・ω・`)「僕のターン。ダイヤモンドガイのエフェクトにより、2枚ドローする」
(´・ω・`)「エアーマンを召喚して、ディアボリックガイを手札に加える」
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) エアーマン/Elemental Hero Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついた
モンスター1体を手札に加える。
(´・ω・`)「手札のディアボリックガイとドゥームガイと場のエアーマンを融合!」
(´・ω・`)「来い!V・HEROトリニティー!」
《V・HERO(ヴィジョンヒーロー) トリニティー》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
融合召喚に成功したこのカードは、
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
( ΦωФ)「おおっと!ここで3体融合で現れたのは新たなヒーローだ!」
(´・ω・`)「融合召喚したターン、攻撃力が2倍になり、3回攻撃を可能とする」
( ΦωФ)「なんというインチキカードだ!」
(´・ω・`)「パワーグラディエイターを攻撃!トリニティー・クラッシュ・アイン!」
( -ω-)「ぐっ…1枚ドロー」LP6400→3700
(´・ω・`)「ワルツトークンに攻撃。トリニティー・クラッシュ・ツヴァイ!」
( -ω-)「ワルツトークンの戦闘ダメージはお互いに0になる…」
(´・ω・`)「裏守備モンスターに攻撃!トリニティー・クラッシュ・ドライ!」
( -ω-)「極星獣タングリスニ。戦闘破壊された時、極星獣トークンを2体特殊召喚する」
《極星獣(きょくせいじゅう)タングリスニ/Tanngrisnir of the Nordic Beasts》 †
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上に「極星獣トークン」(獣族・地・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
(´・ω・`)「トリニティの攻撃力は元に戻る。2500だ」
(´・ω・`)「ターンエンド」
( ΦωФ)「圧倒的に不利な盤面を一瞬でひっくり返したぁ! これがデュエルアカデミアのトップデュエリスト、ショボンの実力だ!」
( ΦωФ)「だが、そんな反撃を受けても、次への布石を残す内藤!これは目が離せない、拮抗したデュエルだ!」
【Life 5900 / Hand 5 /monster トリニティー】
( -ω-)「僕のターンだ。極星獣グルファクシを召喚。レベル3の極星獣トークン2体に、レベル4の極星獣グルファクシをチューニング!」
《極星獣(きょくせいじゅう)グルファクシ/Guldfaxe of the Nordic Beasts》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/獣族/攻1600/守1000
相手フィールド上にシンクロモンスターが表側表示で存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
川*゚ -゚)「このレベル…状況…。奪われた筈じゃ…いつの間に取り戻したんだ…」
( -ω-)「星界の扉が開くとき、古の戦神がその魔鎚を振り上げん。大地を揺るがし轟く雷鳴とともに現れよ。シンクロ召喚!光臨せよ、極神皇トール!」
《極神皇(きょくしんおう)トール/Thor, Lord of the Aesir》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/獣戦士族/攻3500/守2800
「極星獣」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの効果を
エンドフェイズ時まで無効化できる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手によって破壊され
墓地へ送られた場合、そのターンのエンドフェイズ時に自分の墓地に存在する
「極星獣」と名のついたチューナー1体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
( ΦωФ)「しかし、前のターンに残した布石から一瞬で反撃を試みる! 出たー!彼の切り札、極神皇トール!」
( -ω-)「極神皇トールで、V・HERO トリニティーを攻撃! サンダーパイル!」
(´・ω・`)(…ふぅん)
(´・ω・`)「うっ…。トリニティー…」LP5900→4900
( -ω-)「僕はこのままターンエンド」
【Life 3700 / Hand 3 /monster トール set1】
(´・ω・`)「進歩が無い。変化が無い。未来が無い」
( -ω-)「!?…何が言いたい!」
(´・ω・`)「進歩が無い。そう言われたみたいだが、まるでその通りだね」
( -ω-)「何!」
(´・ω・`)「怒らせるつもりじゃない。忠告だ。新しいカードを手に入れて使っているみたいだが、結局のところ、根本的には何も変わっちゃいない」
(´・ω・`)「神を使えば解決するとでも思っているのじゃないかい?」
( -ω-)「…」
(´・ω・`)「僕のターン。魔法発動、融合回収。融合と、融合に用いた素材モンスター1体を墓地から手札に加える。エアーマン。そのまま召喚してダッシュガイを手札に加える」
《融合回収(フュージョン・リカバリー)/Fusion Recovery》 †
通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、
融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。
(´・ω・`)「墓地のディアボリックガイのエフェクトによりディアボリックガイを特殊召喚」
《D−HERO(デステニーヒーロー) ディアボリックガイ/Destiny Hero - Malicious》 †
効果モンスター(準制限カード)
星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
自分のデッキから「D−HERO ディアボリックガイ」1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
(´・ω・`)「回収した融合を発動! エアーマン、ディアボリックガイ、ダッシュガイを融合!再び現れろ!V・HEROトリニティ!」
( ΦωФ)「なんと、手札消費を実質0枚で3体融合を再び行ったぁ!」
(´・ω・`)「トリニティーの効果は、わかっているね。これで止めを刺す!」
(´・ω・`)「極神王トールに攻撃!トリニティー・クラッシュ!ダメージステップ、ハーフシャット!トールの攻撃力を半分にして、戦闘破壊耐性を与える!」
《ハーフ・シャット/Half Shut》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターはこのターン戦闘では破壊されず、
攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで半分になる。
( -ω-)「!?」
(´・ω・`)「神と言えど、三位一体を体現するこのカードには敵わないようだね」
( -ω-)「3250のダメージ…」LP3700→550
(´・ω・`)「行くぞ! トリニティー・クラッシュ・ジ・エンド!」
( -ω-)「まけ…た…か」LP550→0
( ΦωФ)「カイザーとしての面目を守った! 第一試合、勝者はショボンだ!」
( -ω-)「完敗だ…。ただの僕の実力不足か」
川*゚ -゚)「残念だったな」
(´・ω・`)「…」
( -ω-)「これじゃ…ダメか…。どうする…」
川*゚ -゚)「何をそんなに深刻に考えてるんだ」
( -ω-)「何も悩んでないって。大丈夫だから」
( -ω-)(急いで力が必要だ。勝つための…。――殺す為の!)
( -ω-)(…今、僕は何を考えていた?…アイツ、ああは言っていたが、影響してるじゃないか…クソっ!)
川*゚ -゚)「ブーン?」
( -ω-)「あ、うん。クーの試合は?」
川*゚ -゚)「えーと…次だな。危ないところだった。ありがとう、行って来るよ」
( -ω-)「頑張って」
( -ω-)(どのタイミングで抜け出すかな…)
( -ω-)(味方になってくれる人は居ない。奴を一人で打倒する事。これがボーナス条件)
( -ω-)("奴"の力を借りて勝つこと。これが勝利条件。敗北条件は負ける事)
( -ω-)(きっと敗北条件は満たさない。"奴"はそういう奴なんだと思う。だから、力を借りずに勝てるように最善を尽くす。これしかない)
('A`)「…」
( -ω-)(家に帰って調整から始めよう。僕が僕である為に!)
( ΦωФ)「おーっと、クリスティアによって完封! 対戦相手に何もさせずに完勝だ!」
川*゚ -゚)「ただいま」
( -ω-)(早く終わりすぎだろ…。タイミング逃した)
( -ω-)「お帰り」
川*゚ -゚)「疲れてるんだろ?先に帰ってていいよ」
( -ω-)「うん、ごめんね」
川*゚ -゚)「いいっていいって。応援しててくれればいいさ」
( -ω-)「わかった。先に戻ってる」
………
( -ω-)(図らずとも一人で帰れたわけだが…)
('_L')「さぁ、覚悟は出来たか?」
( -ω-)「不法侵入か…。まだ、大会は終わっていないだろう?」
('_L')「お前の大会は終わっただろ」
( -ω-)「そう言われると返す言葉も無いが…。調整をしたい。待ってくれ」
('_L')「何も知らないお前にせめてもの情けだ。3時間だ。待ってやろう」
( -ω-)(大体の事情はわかったんだけどな…)
( -ω-)「わかった。三時間…だな」
………
( -ω-)「…調整と言っても、入れ替えるカードなんて誤差範囲みたいなモノなんだけどな」
( -ω-)「遺書…でも書いておこうか。ボーナス条件を満たさないと僕は生き残れないんだから」
( -ω-)「最善の結果がもし出たならすぐに処分しないとな。目の前で読まれたら死んでしまう。何の羞恥プレイなんだよ」
( -ω-)「最後にご飯でも食べるか。…最後の晩餐にならない事を祈るか」
( -ω-)「…ご馳走様。遺書に食事も終えた。後はデッキ調整か…」
( -ω-)「これはどうしようか…。迷っても仕方ないといえば仕方ないか。直感で選ぼう」
( -ω-)「これでいい。…二時間半も経ったのか。早いな…」
( -ω-)「大会は…、そろそろ3回戦が始まる頃かな」
( -ω-)「ノック?誰だ?」
( ΦωФ)「吾輩である」
( -ω-)「校長?今、司会してるんじゃ」
( ΦωФ)「代役を立ててきたのである」
………
<ヽ`∀´>「どうしてこんな目に…。もう適当にやってろニダ」
<ヽ`∀´>「はいはい、さっさと次のデュエルでもしてろニダ」
………
( ΦωФ)「一つ聞きたい。機皇…。と名のつくカードを知っているか?」
( -ω-)「!?」
( ΦωФ)「やはりお前か。なら、このカードを受け取るといい」
( -ω-)「これは…ミセリのカードじゃ…」
( ΦωФ)「本人の希望である。ブーンがどこかに行っちゃう気がすると言っていたな」
( ΦωФ)「きちんと帰ってきてやれよ。お前を慕っている人は沢山居るのだからな」
( -ω-)「はい…」
( ΦωФ)「あー、大会は延期になるかもしれないなぁ…」
( ΦωФ)「頑張って来い。何よりもお前の為に」
( -ω-)「校長…。ありがとうございます。行って来ます」
………
('_L')「待ちくたびれたぞ。内藤恭霞ァ!」
( -ω-)「時間きっちりだろう?文句を言うな」
('_L')「春先とはいえ夜は冷えるな…」
('_L')「まぁいい、積年の恨み。今ここで晴らす!歓喜に身が打ち震えるよ…。私の勝利によってお前の人生は幕を下ろす!」
( -ω-)「僕は勝つ。勝ってクーと添い遂げる!」
( -ω-)「「決闘!!」」('_L')
第42話に続く
(´・ω・`)「今日の最強カードは、V・HERO トリニティー!」
《V・HERO(ヴィジョンヒーロー) トリニティー》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
融合召喚に成功したこのカードは、
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
(´・ω・`)「3体融合と相手プレイヤーに直接攻撃出来ないという扱いづらさはあるが、融合したターン攻撃力が2倍となる」
(´・ω・`)「その攻撃力で3回も攻撃するんだ。ゲームを決めるタイミングで召喚しろ!」
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このページへのコメント
実況がツボにハマったww
校長のキャラがイマイチつかめねぇ…
なん…だと…?
やってしまった…。
とはいえ管理人さんに頼むのも大変なのでこのままで。
被ってしまった作者さんすみませんでしたぁ!
他のやつとタイトル被ってるなw