最終更新:ID:+Xwrtkf4FQ 2007年11月02日(金) 15:23:12履歴
火野とデュエルしたコウは一旦校舎の入り口にみんなのところへ戻った。
クー「あ! コウ! デュエルどうだった? 何か変なことされなかった?」
入り口から出てきたコウにクーは駆け寄る。
コウ「変なことって……別に何もないよ。普通に勝ったぜ」
( ^ω^)「本当かお? 罠とかなかったかお?」
コウ「あぁ」
サレナ「そうですか……コウさんが無事でよかったです」
サキ「本当にそうね。さぁ、行きましょうか。ヒートさんとヴァーミリオン教官、二人のところへ」
コウ「いや、ここからは俺とクーだけだ」
それを聞いたクーを除いた皆は驚いた。
ミズキ「何でですかコウ君、僕たちも行きますよ」
だがコウは頑としてそれを受け入れない。
コウ「いや……何か嫌な予感がする。何かあったら時にみんなで固まっていては困る」
コウ「だからもし何かあったらいけない、みんなはここに残っててくれ」
クー「わたしもそうしたほうがいいと思う。お願い、わたし達だけでいかせて」
サキ「ダメよ。少なくとも私だけは行かせて、教師なんだから」
クーもコウも自分達だけで行きたいと言うが、特にサキは行かせたくないようだ。
やはり教師としての責任があるのだろう。
コウ「いや、お前は教師だからこそみんなを守ってほしい」
サキ「何よ、コウ達は守らなくてもいいっていうの?」
コウ「そうじゃない! 俺達は大丈夫だから……頼むサキ」
コウがサキに必死にそういうとサキも渋々待つことを認めた。
サキ「……わかったわ。でも、絶対無事で帰ってくるのよ」
コウ「わかってるって。よし、ヒートとヴァーミリオンのところへ行こう、クー」
クー「うん!」
二人は校舎の中へと入っていった。
それを( ^ω^)、ミズキ、サレナ、そしてサキが見送る。
サキ「(コウ、もしあなたに何かあったら絶対許さないわ)」
サキ「(だけど頑張ってねコウ、必ずヒートさんを取り戻してきてね)」
サキ「(……私はクーちゃんみたいにコウを完全信頼出来てないのかな……こんなんじゃダメね)」
( ^ω^)「兄貴……クーさん……頑張ってお」
二人が屋上へ行くと、二人はいた。
赤い髪をなびかせているヒート、そして長身で黒髪を結っているサングラスの男、ヴァーミリオン教官である。
そしてヴァーミリオンが口を開いた。
ヴァーミリオン「ウスイを倒したようだな、平地聖」
コウ「(ウスイ? あぁ、火野先生のことか)あぁ、そうだ」
ヴァーミリオン「よかろう……ウスイが負けるのは想定内。お前のほうが強いのはわかっていた」
ヴァーミリオン「そして次は私とヒートとのデュエルだ!」
ヴァーミリオンがそう言うのを無視し、クールはヒートに尋ねる。
クー「ヒートちゃん! 何でこんなことするの! 何が目的なの!?」
ヒート「ごめんクール、コウキ。今はただボクとヴァーミリオン教官とデュエルしてほしいの」
ヒート「本当にごめんね……ごめんね……」
クーがヒートに向かって叫ぶ、だがヒートは沈んだ顔で何度も謝るだけだった。
コウ「ヴァーミリオン先生! あんたの目的は何なんだ!」
ヴァーミリオン「お前は……いや、お前達は選ばれてはいるが、まだ荒削り、原石の段階」
コウ「だから……選ばれたとか意味わかんねえよ!」
普段温厚なコウが激情する。やはりこの何もかもわからない状況に戸惑っているのだろう。
ヴァーミリオン「だからお前達の前にこの私が……灼熱の悪魔(ブレイジング・デビル)が立ちはだかる」
ヴァーミリオン「私も全力で行く。そして全力の私をお前達は私を倒していくのだ、乗り越えていけ!」
クー「コウ……どうする?」
クーがコウに尋ねる。だがコウの答えは決まっていた。
コウ「わからない……だがデュエルするしかない! それで全てがわかるんならな! いくぜ!」
クー「わ、わかった! 頑張ろうね!」
ヴァーミリオン「よかろう、来るがいい。ヒート、やるぞ」
ヒート「はい……教官……」
4人はそれぞれが持つディスクを展開させた。
コウ クー「デュエル!」ヒート ヴァーミリオン
TURN-07「Blazing Devil-VSヒート&ヴァーミリオンタッグ 灼熱の悪魔(ブレイジングデビル)の力」
ルールはタッグフォース+α
ところどころルールを変えてます
コウ「俺からだ! ドロー!」
コウ「俺は儀式魔法! カオスの儀式を発動! 手札からカオス・ソルジャーを捨てて同じくカオス・ソルジャーを降臨させる!」
コウ「ターンエンドだ!」
クー「コウ……先攻1ターン目からの大型召喚はやめたほうが……」
クーがコウに軽くプレイングを注意すると、コウは声を荒げて反論する。
コウ「これが俺のスタイルなんだ! 口を挟まないでくれ、クー!」
クー「コ、コウ? 何か怖いよ……」
コウはハッとした。いつもよりイライラしていて熱くなっている自分に気づいたからだ。
それを反省し、コウはクーに謝る。
コウ「すまない……確かに防御のためだけに大型を出すのは危険だよな。除去やコントロール奪取の可能性も高いし」
コウ「気をつけるよ。怒ってごめん、クー」
クー「う、うん!(よかったぁ……いつものコウに戻ってくれた!)」
コウは頭を冷やそうと、必死に思考を巡らせる。
コウ「(いけない、もっと冷静になれ俺。タッグだろうといつも通りにシンプルに考えていいんだ)」
コウ「(それに今の俺にはクーも付いている。こんなに力強い味方はいない)」
コウ「(……俺達は負けない!)」
ヒート「いくよ……ボクのターン! ドロー!」
ヒート「ボクはモンスターをセット! カードを1枚セットしてターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「わたしは手札から名推理を発動! さぁ、レベルを宣言して! ヒートちゃん!」
《名推理/Reasoning》
通常魔法
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚が可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地に送る。
違う場合、出たモンスターカードを特殊召喚し、残りのカードを墓地へ送る。
ヒート「ボクは……4を宣言する!」
クー「(安定性をとったか、だけど甘いね)一番上はおろかな埋葬、そして次がヘルカイザー・ドラゴン、レベルは6! 特殊召喚!」
クー「そしてヘルカイザー・ドラゴンのデュアル効果で再度召喚! ヘルカイザー・ドラゴンは連続攻撃の効果を得る!」
《ヘルカイザー・ドラゴン/Chthonian Emperor Dragon》
デュアルモンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1500
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
クー「いくよ! まずはヘルカイザー・ドラゴンで攻撃!」
ヒート「威嚇する咆哮発動! このターン攻撃出来ない!」
クー「……防がれた。カードを1枚セットしてターンエンド!」
コウ「(さて、ヴァーミリオンはどんなデュエルをするのか……)」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー」
ヴァーミリオン「我が灼熱の悪魔(ブレイジング・デビル)デッキの力をとくと見せよう」
ヴァーミリオン「私はお前達のヘルカイザー・ドラゴン、カオス・ソルジャーを生け贄に溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムを召喚」
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》
効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
このカードを手札から出す場合、相手フィールド上のモンスター
2体を生け贄に捧げて相手フィールド上に特殊召喚しなければならない。
このカードはコントローラーのスタンバイフェイズ毎に、
コントローラーに1000ポイントのダメージを与える。
このモンスターを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。
クー「ラヴァ・ゴーレム! 除去とバーンを兼ねそろえるカード……」
ヴァーミリオン「そして私はヒートのセットした火霊使いヒータを反転召喚。ラヴァ・ゴーレムのコントロールを得る」
《火霊使いヒータ/Hiita the Fire Charmer》
効果モンスター
星3/炎属性/魔法使い族/攻 500/守1500
リバース:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上の炎属性モンスター1体のコントロールを得る。
コウ「さらにコントロール奪取のコンボか……」
コウ「(見たところ二人とも炎属性デッキ、相性は多分かなりいいな)」
ヴァーミリオン「いくぞ、ラヴァ・ゴーレムでダイレクトアタック」
クー LP8000→11000「させない! 罠カード、ドレイン・シールド発動! ラヴァ・ゴーレムの攻撃を無効にしライフを回復!」
ヴァーミリオン「なるほど……攻撃だけではなく防御もしっかりしてるな。ヒータでダイレクトだ」
クー LP11000→10500「たった500。大した損失じゃない」
ヴァーミリオン「ターンエンドだ」
コウ、クー
LP :10500
手札 :3枚、4枚
モンスター:なし
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :8000
手札 :4枚、5枚
モンスター:ラヴァ・ゴーレム、ヒータ
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
コウ「俺のターン! ドロー!」
コウ「(相手にはラヴァゴがある……時間を稼げばダメージを勝手にくらってくれるな)」
コウ「(今の段階で無理に倒すこともない、この攻撃の無力化で時間をかせぐ!)俺はカードを1枚セット! ターンエンドだ!」
ヒート「ボクのターン! ドロー!」
ヒート LP8000→7000「スタンバイフェイズにラヴァ・ゴーレムの効果でボクに1000のダメージ!」
ヒート「だけど……もうくらわない! ボクはラヴァ・ゴーレムとヒータを生け贄にヘルフレイムエンペラーを召喚!」
《ヘルフレイムエンペラー/Infernal Flame Emperor》
効果モンスター
星9/炎属性/炎族/攻2700/守1600
このカードは特殊召喚できない。
このカードの生け贄召喚に成功した時、
自分の墓地の炎属性モンスターを5枚までゲームから除外する事ができる。
この効果によって除外した枚数分だけ、フィールド上の魔法・罠カードを破壊する。
コウ「ヘルフレイムエンペラー! そういえばクーとのデュエルのときに使ってたな……」
ヒート「効果発動、墓地のラヴァ・ゴーレムを除外して相手の伏せカードを1枚破壊! サラマンダー・ブレイク!」
コウ「攻撃の無力化が……」
ヒート「バトルに入るよ! ヘルフレイムエンペラーでダイレクトアタック! コロナ・ブラスター!」
コウ LP10500→7800「くっ!」
ヒート「ターンエンド」
クー「(まずい……ヘルフレイムエンペラーを倒さないと! わたしのターン! ドロー!)」
クー「ねぇコウ、どうすればいいと思う?」
コウ「……大丈夫、クーが思った通りにやればいい!」
クー「うん! わかった! 暗黒界の取引を発動! カードを1枚、カイザー・シーホースを捨てて1枚ドロー!」
ヒート「ボクはコマンド・ナイトを捨てる」
コウ「俺は……トライホーン・ドラゴンだ」
ヴァーミリオン「私は炎獄魔人ヘル・バーナー」
hideのやつと違って全員捨ててます
クー LP7800→7000「私は早すぎた埋葬を発動! 蘇生させるのはカイザー・シーホース!」
《カイザー・シーホース/Kaiser Sea Horse》
効果モンスター
星4/光属性/海竜族/攻1700/守1650
光属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。
クー「そしてカイザー・シーホースを生け贄にフェルグラントドラゴンを召喚!」
《フェルグラントドラゴン》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードはフィールド上から墓地に送られた場合のみ特殊召喚する事が可能になる。
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在するモンスター1体を選択する。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×200ポイントアップする。
クー「フェルグラントのほうが攻撃力は勝る! いけ!」
クー「フェルグラントドラゴンでヘルフレイムエンペラーを攻撃! ライトニング・イレイズクロー!」
ヒート LP7000→6900「ヘルフレイムエンペラーが……」
クー「ターンエンド!」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー!」
ヴァーミリオン LP6900→6100「私は早すぎた埋葬を発動、墓地のヘル・バーナーを蘇生する」
《炎獄魔人ヘル・バーナー/Infernal Incinerator》
効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2800/守1800
このカードを除く自分の手札をすべて墓地に捨て、
さらに自分フィールド上の攻撃力2000以上のモンスター1体を
生け贄に捧げなければ通常召喚できない。
相手フィールド上モンスター1体につき
このカードの攻撃力は200ポイントアップする。
このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体につき、
このカードの攻撃力は500ポイントダウンする。
ヴァーミリオン「ヘル・バーナーの攻撃力は3000…、フェルグラントドラゴンを攻撃。ヘルフレア・ブラスター!」
クー LP7000→6800「もうフェルグラントがやられてしまった……」
ヴァーミリオン「大人しくカオス・ソルジャーを蘇生させておけば引き分けに持ち込めたものを、ターンエンドだ!」
コウ、クー
LP :6800
手札 :3枚、2枚
モンスター:なし
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :6100
手札 :4枚、5枚
モンスター:ヘル・バーナー
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
クー「あ! コウ! デュエルどうだった? 何か変なことされなかった?」
入り口から出てきたコウにクーは駆け寄る。
コウ「変なことって……別に何もないよ。普通に勝ったぜ」
( ^ω^)「本当かお? 罠とかなかったかお?」
コウ「あぁ」
サレナ「そうですか……コウさんが無事でよかったです」
サキ「本当にそうね。さぁ、行きましょうか。ヒートさんとヴァーミリオン教官、二人のところへ」
コウ「いや、ここからは俺とクーだけだ」
それを聞いたクーを除いた皆は驚いた。
ミズキ「何でですかコウ君、僕たちも行きますよ」
だがコウは頑としてそれを受け入れない。
コウ「いや……何か嫌な予感がする。何かあったら時にみんなで固まっていては困る」
コウ「だからもし何かあったらいけない、みんなはここに残っててくれ」
クー「わたしもそうしたほうがいいと思う。お願い、わたし達だけでいかせて」
サキ「ダメよ。少なくとも私だけは行かせて、教師なんだから」
クーもコウも自分達だけで行きたいと言うが、特にサキは行かせたくないようだ。
やはり教師としての責任があるのだろう。
コウ「いや、お前は教師だからこそみんなを守ってほしい」
サキ「何よ、コウ達は守らなくてもいいっていうの?」
コウ「そうじゃない! 俺達は大丈夫だから……頼むサキ」
コウがサキに必死にそういうとサキも渋々待つことを認めた。
サキ「……わかったわ。でも、絶対無事で帰ってくるのよ」
コウ「わかってるって。よし、ヒートとヴァーミリオンのところへ行こう、クー」
クー「うん!」
二人は校舎の中へと入っていった。
それを( ^ω^)、ミズキ、サレナ、そしてサキが見送る。
サキ「(コウ、もしあなたに何かあったら絶対許さないわ)」
サキ「(だけど頑張ってねコウ、必ずヒートさんを取り戻してきてね)」
サキ「(……私はクーちゃんみたいにコウを完全信頼出来てないのかな……こんなんじゃダメね)」
( ^ω^)「兄貴……クーさん……頑張ってお」
二人が屋上へ行くと、二人はいた。
赤い髪をなびかせているヒート、そして長身で黒髪を結っているサングラスの男、ヴァーミリオン教官である。
そしてヴァーミリオンが口を開いた。
ヴァーミリオン「ウスイを倒したようだな、平地聖」
コウ「(ウスイ? あぁ、火野先生のことか)あぁ、そうだ」
ヴァーミリオン「よかろう……ウスイが負けるのは想定内。お前のほうが強いのはわかっていた」
ヴァーミリオン「そして次は私とヒートとのデュエルだ!」
ヴァーミリオンがそう言うのを無視し、クールはヒートに尋ねる。
クー「ヒートちゃん! 何でこんなことするの! 何が目的なの!?」
ヒート「ごめんクール、コウキ。今はただボクとヴァーミリオン教官とデュエルしてほしいの」
ヒート「本当にごめんね……ごめんね……」
クーがヒートに向かって叫ぶ、だがヒートは沈んだ顔で何度も謝るだけだった。
コウ「ヴァーミリオン先生! あんたの目的は何なんだ!」
ヴァーミリオン「お前は……いや、お前達は選ばれてはいるが、まだ荒削り、原石の段階」
コウ「だから……選ばれたとか意味わかんねえよ!」
普段温厚なコウが激情する。やはりこの何もかもわからない状況に戸惑っているのだろう。
ヴァーミリオン「だからお前達の前にこの私が……灼熱の悪魔(ブレイジング・デビル)が立ちはだかる」
ヴァーミリオン「私も全力で行く。そして全力の私をお前達は私を倒していくのだ、乗り越えていけ!」
クー「コウ……どうする?」
クーがコウに尋ねる。だがコウの答えは決まっていた。
コウ「わからない……だがデュエルするしかない! それで全てがわかるんならな! いくぜ!」
クー「わ、わかった! 頑張ろうね!」
ヴァーミリオン「よかろう、来るがいい。ヒート、やるぞ」
ヒート「はい……教官……」
4人はそれぞれが持つディスクを展開させた。
コウ クー「デュエル!」ヒート ヴァーミリオン
TURN-07「Blazing Devil-VSヒート&ヴァーミリオンタッグ 灼熱の悪魔(ブレイジングデビル)の力」
ルールはタッグフォース+α
ところどころルールを変えてます
コウ「俺からだ! ドロー!」
コウ「俺は儀式魔法! カオスの儀式を発動! 手札からカオス・ソルジャーを捨てて同じくカオス・ソルジャーを降臨させる!」
コウ「ターンエンドだ!」
クー「コウ……先攻1ターン目からの大型召喚はやめたほうが……」
クーがコウに軽くプレイングを注意すると、コウは声を荒げて反論する。
コウ「これが俺のスタイルなんだ! 口を挟まないでくれ、クー!」
クー「コ、コウ? 何か怖いよ……」
コウはハッとした。いつもよりイライラしていて熱くなっている自分に気づいたからだ。
それを反省し、コウはクーに謝る。
コウ「すまない……確かに防御のためだけに大型を出すのは危険だよな。除去やコントロール奪取の可能性も高いし」
コウ「気をつけるよ。怒ってごめん、クー」
クー「う、うん!(よかったぁ……いつものコウに戻ってくれた!)」
コウは頭を冷やそうと、必死に思考を巡らせる。
コウ「(いけない、もっと冷静になれ俺。タッグだろうといつも通りにシンプルに考えていいんだ)」
コウ「(それに今の俺にはクーも付いている。こんなに力強い味方はいない)」
コウ「(……俺達は負けない!)」
ヒート「いくよ……ボクのターン! ドロー!」
ヒート「ボクはモンスターをセット! カードを1枚セットしてターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「わたしは手札から名推理を発動! さぁ、レベルを宣言して! ヒートちゃん!」
《名推理/Reasoning》
通常魔法
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚が可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地に送る。
違う場合、出たモンスターカードを特殊召喚し、残りのカードを墓地へ送る。
ヒート「ボクは……4を宣言する!」
クー「(安定性をとったか、だけど甘いね)一番上はおろかな埋葬、そして次がヘルカイザー・ドラゴン、レベルは6! 特殊召喚!」
クー「そしてヘルカイザー・ドラゴンのデュアル効果で再度召喚! ヘルカイザー・ドラゴンは連続攻撃の効果を得る!」
《ヘルカイザー・ドラゴン/Chthonian Emperor Dragon》
デュアルモンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1500
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
クー「いくよ! まずはヘルカイザー・ドラゴンで攻撃!」
ヒート「威嚇する咆哮発動! このターン攻撃出来ない!」
クー「……防がれた。カードを1枚セットしてターンエンド!」
コウ「(さて、ヴァーミリオンはどんなデュエルをするのか……)」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー」
ヴァーミリオン「我が灼熱の悪魔(ブレイジング・デビル)デッキの力をとくと見せよう」
ヴァーミリオン「私はお前達のヘルカイザー・ドラゴン、カオス・ソルジャーを生け贄に溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムを召喚」
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》
効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
このカードを手札から出す場合、相手フィールド上のモンスター
2体を生け贄に捧げて相手フィールド上に特殊召喚しなければならない。
このカードはコントローラーのスタンバイフェイズ毎に、
コントローラーに1000ポイントのダメージを与える。
このモンスターを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。
クー「ラヴァ・ゴーレム! 除去とバーンを兼ねそろえるカード……」
ヴァーミリオン「そして私はヒートのセットした火霊使いヒータを反転召喚。ラヴァ・ゴーレムのコントロールを得る」
《火霊使いヒータ/Hiita the Fire Charmer》
効果モンスター
星3/炎属性/魔法使い族/攻 500/守1500
リバース:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上の炎属性モンスター1体のコントロールを得る。
コウ「さらにコントロール奪取のコンボか……」
コウ「(見たところ二人とも炎属性デッキ、相性は多分かなりいいな)」
ヴァーミリオン「いくぞ、ラヴァ・ゴーレムでダイレクトアタック」
クー LP8000→11000「させない! 罠カード、ドレイン・シールド発動! ラヴァ・ゴーレムの攻撃を無効にしライフを回復!」
ヴァーミリオン「なるほど……攻撃だけではなく防御もしっかりしてるな。ヒータでダイレクトだ」
クー LP11000→10500「たった500。大した損失じゃない」
ヴァーミリオン「ターンエンドだ」
コウ、クー
LP :10500
手札 :3枚、4枚
モンスター:なし
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :8000
手札 :4枚、5枚
モンスター:ラヴァ・ゴーレム、ヒータ
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
コウ「俺のターン! ドロー!」
コウ「(相手にはラヴァゴがある……時間を稼げばダメージを勝手にくらってくれるな)」
コウ「(今の段階で無理に倒すこともない、この攻撃の無力化で時間をかせぐ!)俺はカードを1枚セット! ターンエンドだ!」
ヒート「ボクのターン! ドロー!」
ヒート LP8000→7000「スタンバイフェイズにラヴァ・ゴーレムの効果でボクに1000のダメージ!」
ヒート「だけど……もうくらわない! ボクはラヴァ・ゴーレムとヒータを生け贄にヘルフレイムエンペラーを召喚!」
《ヘルフレイムエンペラー/Infernal Flame Emperor》
効果モンスター
星9/炎属性/炎族/攻2700/守1600
このカードは特殊召喚できない。
このカードの生け贄召喚に成功した時、
自分の墓地の炎属性モンスターを5枚までゲームから除外する事ができる。
この効果によって除外した枚数分だけ、フィールド上の魔法・罠カードを破壊する。
コウ「ヘルフレイムエンペラー! そういえばクーとのデュエルのときに使ってたな……」
ヒート「効果発動、墓地のラヴァ・ゴーレムを除外して相手の伏せカードを1枚破壊! サラマンダー・ブレイク!」
コウ「攻撃の無力化が……」
ヒート「バトルに入るよ! ヘルフレイムエンペラーでダイレクトアタック! コロナ・ブラスター!」
コウ LP10500→7800「くっ!」
ヒート「ターンエンド」
クー「(まずい……ヘルフレイムエンペラーを倒さないと! わたしのターン! ドロー!)」
クー「ねぇコウ、どうすればいいと思う?」
コウ「……大丈夫、クーが思った通りにやればいい!」
クー「うん! わかった! 暗黒界の取引を発動! カードを1枚、カイザー・シーホースを捨てて1枚ドロー!」
ヒート「ボクはコマンド・ナイトを捨てる」
コウ「俺は……トライホーン・ドラゴンだ」
ヴァーミリオン「私は炎獄魔人ヘル・バーナー」
hideのやつと違って全員捨ててます
クー LP7800→7000「私は早すぎた埋葬を発動! 蘇生させるのはカイザー・シーホース!」
《カイザー・シーホース/Kaiser Sea Horse》
効果モンスター
星4/光属性/海竜族/攻1700/守1650
光属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。
クー「そしてカイザー・シーホースを生け贄にフェルグラントドラゴンを召喚!」
《フェルグラントドラゴン》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードはフィールド上から墓地に送られた場合のみ特殊召喚する事が可能になる。
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在するモンスター1体を選択する。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×200ポイントアップする。
クー「フェルグラントのほうが攻撃力は勝る! いけ!」
クー「フェルグラントドラゴンでヘルフレイムエンペラーを攻撃! ライトニング・イレイズクロー!」
ヒート LP7000→6900「ヘルフレイムエンペラーが……」
クー「ターンエンド!」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー!」
ヴァーミリオン LP6900→6100「私は早すぎた埋葬を発動、墓地のヘル・バーナーを蘇生する」
《炎獄魔人ヘル・バーナー/Infernal Incinerator》
効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2800/守1800
このカードを除く自分の手札をすべて墓地に捨て、
さらに自分フィールド上の攻撃力2000以上のモンスター1体を
生け贄に捧げなければ通常召喚できない。
相手フィールド上モンスター1体につき
このカードの攻撃力は200ポイントアップする。
このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体につき、
このカードの攻撃力は500ポイントダウンする。
ヴァーミリオン「ヘル・バーナーの攻撃力は3000…、フェルグラントドラゴンを攻撃。ヘルフレア・ブラスター!」
クー LP7000→6800「もうフェルグラントがやられてしまった……」
ヴァーミリオン「大人しくカオス・ソルジャーを蘇生させておけば引き分けに持ち込めたものを、ターンエンドだ!」
コウ、クー
LP :6800
手札 :3枚、2枚
モンスター:なし
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :6100
手札 :4枚、5枚
モンスター:ヘル・バーナー
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
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