最終更新:ID:+Xwrtkf4FQ 2007年11月02日(金) 15:25:14履歴
TURN-08「Blazing Devil Bpart-VSヒート&ヴァーミリオンタッグ(後編) 決着、そして新たなる展開へ」
前回のあらすじ
ヒートとヴァーミリオンを探し出すつもりがタッグデュエルをすることになってしまったコウとクー。
対戦は拮抗していたが、ヴァーミリオンはあるカードを使う。
そのカードこそ灼熱の悪魔(ブレイジングデビル)デッキの真骨頂だというが……。
ヴァーミリオン「これで準備は整った! いくぞ! 私はアエトニクスの炎を発動!」
コウ「アエトニクスの炎……だって!?」
ヴァーミリオン「このカードは自分フィールドに炎属性・悪魔族モンスターが存在するときに発動が可能」
ヴァーミリオン「フィールドの炎属性・悪魔族意外のモンスターを全て破壊する!」
クー「何!?」
青眼はアエトニクスの炎に包まれ破壊される。
ヴァーミリオン「さらに墓地から炎属性・悪魔族モンスターを蘇生出来る。蘇れ! ヘル・バーナー!」
コウ「全体除去に加えて蘇生だって!?」
ヴァーミリオン「だがこれを使ったターン私は攻撃出来ない、ターンエンド」
《アエトニクスの炎》
通常魔法(アニメオリカ+仕様変更)
自分フィールド上に悪魔族・炎属性モンスターが存在するときに発動できる。
悪魔族・炎属性以外のモンスターを全て破壊する。
その後自分の墓地から悪魔族・炎属性のモンスターを1体特殊召喚できる。このカードを使用したターンのバトルフェイズはスキップされる。
コウ、クー
LP :6100
手札 :1枚、3枚
モンスター:なし
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :5150
手札 :3枚、2枚
モンスター:暴鬼 ヘル・バーナー
魔法or罠 :バーニングブラッド
伏せカード:なし
クー「つ……強い!」
コウ「だがどんなカードを使われようと俺は負けない! 俺のターン! ドロー!」
コウ「俺は手札の絶対魔法禁止区域を捨ててライトニング・ボルテックスを発動! 相手の場のモンスターを全て破壊する!」
ヴァーミリオン「ふっ……除去か」
コウ「ターンエンドだ!」
ヒート「ボクのターン、ドロー」
ヒート「ボクは憑依装着−ヒータを召喚! ダイレクトアタック!」
コウ LP6100→3750「くっ! ここでダイレクトか!」
ヒート「ターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「わたしはモンスターをセット! ターンエンド!」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー」
ヴァーミリオン「私はバルログを召喚!」
コウ「バルログ……ここに来て攻撃力1000のモンスター……」
ヴァーミリオン「だがバルログの攻撃力はフィールド上の炎属性モンスターの数だけ攻撃力を上げる」
ヴァーミリオン「よってバルログの攻撃力はバーニングブラッド合わせて2500、いくぞ。バルログで裏守備を攻撃」
クー「裏守備は仮面竜! 効果発動! デッキから仮面竜を守備表示で特殊召喚!」
ヴァーミリオン「ここでバルログの効果発動。今破壊した仮面竜をこっちのフィールドに特殊召喚!」
クー「!! 仮面竜が奪われた……!」
《バルログ》
効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻1000/守1000
フィールド上に表側表示で存在する炎属性モンスター1体につきこのカードの攻撃力は500ポイントアップする。
このカードが戦闘で破壊したモンスターはバトルフェイズ終了時に表側攻撃表示で自分のフィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性となり、そのモンスターの効果は無効になる。
このカードが破壊された時、この効果で特殊召喚したモンスターも破壊する。
ヴァーミリオン「私の仮面竜でそっちの場の仮面竜を攻撃」
クー「仮面竜の効果発動! 同じく仮面竜をセット!」
ヴァーミリオン「リクルーターか……カードを1枚セットしてターンエンドだ」
コウ、クー
LP :3750
手札 :なし、3枚
モンスター:仮面竜
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :5150
手札 :3枚、1枚
モンスター:バルログ、ヒータ、仮面竜
魔法or罠 :バーニングブラッド
伏せカード:なし
クー「(リクルを攻撃しない……くっ! 読まれているか!)」
コウ「俺のターン! ドロー!」
コウ「俺は強欲な壺を発動! カードを2枚ドロー!」
コウ「俺はクーの仮面竜を生け贄にデーモンの召喚を生け贄召喚!」
コウ「そして手札から魔霧雨を発動! 相手フィールドのモンスターを全て破壊!」
ヴァーミリオン「やるな……!」
コウ「「魔霧雨を使ったターンは攻撃出来ない! ターンエンド!」
ヒート「ボクのターン! ドロー!」
ヒート LP5150→4350「ボクは早すぎた埋葬を発動! 墓地のヘル・バーナーを蘇生! 攻撃力は3500!」
ヒート「いくよ! ヘル・バーナーでデーモンの召喚を攻撃! ヘルフレア・ブラスター!」
コウ LP3750→2750「うぅっ!」
ヒート「さらに私はメイン2で教官の伏せた魔法カード、ファイヤー・ウィップ を発動!」
ヒート「戦闘で破壊したデーモンの召喚をこちらの場に特殊召喚する!」
《ファイヤー・ウィップ》
通常魔法(アニメオリカ+仕様変更)
このターン、自分フィールド上の悪魔族・炎属性モンスターが戦闘で破壊して墓地に送られた相手モンスターを自分フィールド上に可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性となる。
コウ「デーモンが奪われた……さっきのバルログの魔法版のようなものか!」
ヒート「ターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「わたしはモンスターをセット! カードを1枚セットしてターンエンド!」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー!」
ヴァーミリオン「コントロールを奪ったファイヤーデーモンの召喚で攻撃!」
クー「ミラーフォース発動! 相手の場の攻撃モンスターを全て破壊!」
ヴァーミリオン「しぶとい……ターンエンド!」
コウ、クー
LP :2750
手札 :なし、2枚
モンスター:裏守備
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :4350
手札 :3枚、2枚
モンスター:なし
魔法or罠 :バーニングブラッド
伏せカード:なし
二人はこの灼熱のフィールドの中でかなりの粘りを見せていた。
場を見る限りは少しばかりコウとクーのほうが不利だろう……だがまだ勝負はわからない。
コウ「(長いデュエルになってきたな……だが大丈夫だ! 俺達は勝つ!)」
コウ「俺のターン! ドロー!」
コウ「俺はクーのセットしたデコイドラゴンを反転召喚! ターンエンド!」
《デコイドラゴン》
効果モンスター
星2/炎属性/ドラゴン族/攻 300/守 200
このカードが相手モンスターの攻撃対象になった時、
自分の墓地からレベル7以上のドラゴン族モンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。
クー「あ、コウ……攻撃……」
熱い環境での長時間のデュエルのために集中力が切れたのか、コウはミスをした。
相手のフィールドはがら空きであったのにデコイで攻撃をしなかった。
コウ「あ! ……す、すまないクー」
クー「うぅん、気にしないで。大丈夫だよ!」
ヴァーミリオン「まさかミスをするとはな……集中力が切れてきたか?」
コウ「いや、まだまだだ! 俺はこれからは絶対ミスはしない!」
ヴァーミリオン「ふっ、その意気だ。全力で来るがいい」
ヒート「ボクのターン! ドロー!」
ヒート「ボクは永続魔法、ブレイズキャノンを発動!」
ヒート「さらにブレイズ・キャノンを墓地に送りブレイズ・キャノン−トライデントを発動する!」
《ブレイズ・キャノン/Blaze Accelerator》
永続魔法
手札から攻撃力500ポイント以下の炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。
《ブレイズ・キャノン−トライデント/Tri-Blaze Accelerator》
永続魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送って発動する。
手札から炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。
ヒート「ボクはブレイズ・キャノン−トライデントの効果発動! 手札のきつね火を墓地に送りデコイドラゴンを破壊! そして500ダメージ!」
コウ LP2750→2250「まずい……」
ヒート「ターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「コウ、大丈夫だからね。わたしは2枚目のデコイドラゴンを召喚! ターンエンド!」
コウ「(ふう……これで除去されないかぎりは壁になってくれるか)」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー!」
ヴァーミリオン「小賢しい、デコイドラゴンごとき燃やし尽くしてくれる!」
ヴァーミリオン「私はブレイズ・キャノン−トライデントを墓地に送り手札からヴォルカニック・デビルを召喚!」
クー「ヴォルカニック・デビル!!」
ヴァーミリオン「ヴォルカニック・デビルでデコイドラゴンを攻撃!」
クー「(ヴォルカニック・デビルの攻撃力は3500……勝てる!)」
クー「私はデコイドラゴンの効果発動! 墓地からフェルグラントドラゴンを蘇生してヴォルカニック・デビルの対象を変更する!」
クー「そしてフェルグラントドラゴンは蘇生した時に攻撃力を墓地にあるモンスター1体のレベル×200攻撃力を上げる効果がある!」
《フェルグラントドラゴン》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードはフィールド上から墓地に送られた場合のみ特殊召喚する事が可能になる。
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在するモンスター1体を選択する。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×200ポイントアップする。
クー「墓地で一番レベルが高いのはレベル8! よってフェルグラントドラゴンの攻撃力は4400!」
ヴァーミリオン「だがダメージステップに手札から速攻魔法、収縮発動。フェルグラントの攻撃力は1400ダウン」
ヴァーミリオン「これでヴォルカニック・デビルのほうが上回る。攻撃だ! ヴォルカニック・キャノン!」
クー LP2250→1750「まさか収縮があったとは……だが次からは防げるはず!」
ヴァーミリオン「次はないのだよ。ヴォルカニック・デビルの効果発動! ヴォルカニック・チェーン!」
クー LP1750→1250「え? デコイドラゴンが破壊!?」
ヴァーミリオン「ヴォルカニック・デビルが相手モンスターを戦闘で破壊した時、相手モンスターを全て破壊する!」
ヴァーミリオン「そして破壊したモンスターの数×500のダメージを与える!」
《ヴォルカニック・デビル/Volcanic Doomfire》
効果モンスター
星8/炎属性/炎族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「ブレイズ・キャノン−トライデント」を
墓地に送った場合に特殊召喚する事ができる。
相手ターンのバトルフェイズ中に相手フィールド上に
攻撃表示モンスターが存在する場合、
相手プレイヤーはこのカードに攻撃をしなければならない。
このカードがモンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、
相手ライフに1体につき500ポイントダメージを与える。
ヴァーミリオン「これが私の切り札、ヴォルカニック・デビルの力だ! ターンエンド!」
ヴァーミリオン「ヴォルカニック・デビルでお前達の全てを燃やし尽くす!」
前回のあらすじ
ヒートとヴァーミリオンを探し出すつもりがタッグデュエルをすることになってしまったコウとクー。
対戦は拮抗していたが、ヴァーミリオンはあるカードを使う。
そのカードこそ灼熱の悪魔(ブレイジングデビル)デッキの真骨頂だというが……。
ヴァーミリオン「これで準備は整った! いくぞ! 私はアエトニクスの炎を発動!」
コウ「アエトニクスの炎……だって!?」
ヴァーミリオン「このカードは自分フィールドに炎属性・悪魔族モンスターが存在するときに発動が可能」
ヴァーミリオン「フィールドの炎属性・悪魔族意外のモンスターを全て破壊する!」
クー「何!?」
青眼はアエトニクスの炎に包まれ破壊される。
ヴァーミリオン「さらに墓地から炎属性・悪魔族モンスターを蘇生出来る。蘇れ! ヘル・バーナー!」
コウ「全体除去に加えて蘇生だって!?」
ヴァーミリオン「だがこれを使ったターン私は攻撃出来ない、ターンエンド」
《アエトニクスの炎》
通常魔法(アニメオリカ+仕様変更)
自分フィールド上に悪魔族・炎属性モンスターが存在するときに発動できる。
悪魔族・炎属性以外のモンスターを全て破壊する。
その後自分の墓地から悪魔族・炎属性のモンスターを1体特殊召喚できる。このカードを使用したターンのバトルフェイズはスキップされる。
コウ、クー
LP :6100
手札 :1枚、3枚
モンスター:なし
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :5150
手札 :3枚、2枚
モンスター:暴鬼 ヘル・バーナー
魔法or罠 :バーニングブラッド
伏せカード:なし
クー「つ……強い!」
コウ「だがどんなカードを使われようと俺は負けない! 俺のターン! ドロー!」
コウ「俺は手札の絶対魔法禁止区域を捨ててライトニング・ボルテックスを発動! 相手の場のモンスターを全て破壊する!」
ヴァーミリオン「ふっ……除去か」
コウ「ターンエンドだ!」
ヒート「ボクのターン、ドロー」
ヒート「ボクは憑依装着−ヒータを召喚! ダイレクトアタック!」
コウ LP6100→3750「くっ! ここでダイレクトか!」
ヒート「ターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「わたしはモンスターをセット! ターンエンド!」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー」
ヴァーミリオン「私はバルログを召喚!」
コウ「バルログ……ここに来て攻撃力1000のモンスター……」
ヴァーミリオン「だがバルログの攻撃力はフィールド上の炎属性モンスターの数だけ攻撃力を上げる」
ヴァーミリオン「よってバルログの攻撃力はバーニングブラッド合わせて2500、いくぞ。バルログで裏守備を攻撃」
クー「裏守備は仮面竜! 効果発動! デッキから仮面竜を守備表示で特殊召喚!」
ヴァーミリオン「ここでバルログの効果発動。今破壊した仮面竜をこっちのフィールドに特殊召喚!」
クー「!! 仮面竜が奪われた……!」
《バルログ》
効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻1000/守1000
フィールド上に表側表示で存在する炎属性モンスター1体につきこのカードの攻撃力は500ポイントアップする。
このカードが戦闘で破壊したモンスターはバトルフェイズ終了時に表側攻撃表示で自分のフィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性となり、そのモンスターの効果は無効になる。
このカードが破壊された時、この効果で特殊召喚したモンスターも破壊する。
ヴァーミリオン「私の仮面竜でそっちの場の仮面竜を攻撃」
クー「仮面竜の効果発動! 同じく仮面竜をセット!」
ヴァーミリオン「リクルーターか……カードを1枚セットしてターンエンドだ」
コウ、クー
LP :3750
手札 :なし、3枚
モンスター:仮面竜
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :5150
手札 :3枚、1枚
モンスター:バルログ、ヒータ、仮面竜
魔法or罠 :バーニングブラッド
伏せカード:なし
クー「(リクルを攻撃しない……くっ! 読まれているか!)」
コウ「俺のターン! ドロー!」
コウ「俺は強欲な壺を発動! カードを2枚ドロー!」
コウ「俺はクーの仮面竜を生け贄にデーモンの召喚を生け贄召喚!」
コウ「そして手札から魔霧雨を発動! 相手フィールドのモンスターを全て破壊!」
ヴァーミリオン「やるな……!」
コウ「「魔霧雨を使ったターンは攻撃出来ない! ターンエンド!」
ヒート「ボクのターン! ドロー!」
ヒート LP5150→4350「ボクは早すぎた埋葬を発動! 墓地のヘル・バーナーを蘇生! 攻撃力は3500!」
ヒート「いくよ! ヘル・バーナーでデーモンの召喚を攻撃! ヘルフレア・ブラスター!」
コウ LP3750→2750「うぅっ!」
ヒート「さらに私はメイン2で教官の伏せた魔法カード、ファイヤー・ウィップ を発動!」
ヒート「戦闘で破壊したデーモンの召喚をこちらの場に特殊召喚する!」
《ファイヤー・ウィップ》
通常魔法(アニメオリカ+仕様変更)
このターン、自分フィールド上の悪魔族・炎属性モンスターが戦闘で破壊して墓地に送られた相手モンスターを自分フィールド上に可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは炎属性となる。
コウ「デーモンが奪われた……さっきのバルログの魔法版のようなものか!」
ヒート「ターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「わたしはモンスターをセット! カードを1枚セットしてターンエンド!」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー!」
ヴァーミリオン「コントロールを奪ったファイヤーデーモンの召喚で攻撃!」
クー「ミラーフォース発動! 相手の場の攻撃モンスターを全て破壊!」
ヴァーミリオン「しぶとい……ターンエンド!」
コウ、クー
LP :2750
手札 :なし、2枚
モンスター:裏守備
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
ヒート、ヴァーミリオン
LP :4350
手札 :3枚、2枚
モンスター:なし
魔法or罠 :バーニングブラッド
伏せカード:なし
二人はこの灼熱のフィールドの中でかなりの粘りを見せていた。
場を見る限りは少しばかりコウとクーのほうが不利だろう……だがまだ勝負はわからない。
コウ「(長いデュエルになってきたな……だが大丈夫だ! 俺達は勝つ!)」
コウ「俺のターン! ドロー!」
コウ「俺はクーのセットしたデコイドラゴンを反転召喚! ターンエンド!」
《デコイドラゴン》
効果モンスター
星2/炎属性/ドラゴン族/攻 300/守 200
このカードが相手モンスターの攻撃対象になった時、
自分の墓地からレベル7以上のドラゴン族モンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。
クー「あ、コウ……攻撃……」
熱い環境での長時間のデュエルのために集中力が切れたのか、コウはミスをした。
相手のフィールドはがら空きであったのにデコイで攻撃をしなかった。
コウ「あ! ……す、すまないクー」
クー「うぅん、気にしないで。大丈夫だよ!」
ヴァーミリオン「まさかミスをするとはな……集中力が切れてきたか?」
コウ「いや、まだまだだ! 俺はこれからは絶対ミスはしない!」
ヴァーミリオン「ふっ、その意気だ。全力で来るがいい」
ヒート「ボクのターン! ドロー!」
ヒート「ボクは永続魔法、ブレイズキャノンを発動!」
ヒート「さらにブレイズ・キャノンを墓地に送りブレイズ・キャノン−トライデントを発動する!」
《ブレイズ・キャノン/Blaze Accelerator》
永続魔法
手札から攻撃力500ポイント以下の炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。
《ブレイズ・キャノン−トライデント/Tri-Blaze Accelerator》
永続魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送って発動する。
手札から炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。
ヒート「ボクはブレイズ・キャノン−トライデントの効果発動! 手札のきつね火を墓地に送りデコイドラゴンを破壊! そして500ダメージ!」
コウ LP2750→2250「まずい……」
ヒート「ターンエンド!」
クー「わたしのターン! ドロー!」
クー「コウ、大丈夫だからね。わたしは2枚目のデコイドラゴンを召喚! ターンエンド!」
コウ「(ふう……これで除去されないかぎりは壁になってくれるか)」
ヴァーミリオン「私のターン、ドロー!」
ヴァーミリオン「小賢しい、デコイドラゴンごとき燃やし尽くしてくれる!」
ヴァーミリオン「私はブレイズ・キャノン−トライデントを墓地に送り手札からヴォルカニック・デビルを召喚!」
クー「ヴォルカニック・デビル!!」
ヴァーミリオン「ヴォルカニック・デビルでデコイドラゴンを攻撃!」
クー「(ヴォルカニック・デビルの攻撃力は3500……勝てる!)」
クー「私はデコイドラゴンの効果発動! 墓地からフェルグラントドラゴンを蘇生してヴォルカニック・デビルの対象を変更する!」
クー「そしてフェルグラントドラゴンは蘇生した時に攻撃力を墓地にあるモンスター1体のレベル×200攻撃力を上げる効果がある!」
《フェルグラントドラゴン》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードはフィールド上から墓地に送られた場合のみ特殊召喚する事が可能になる。
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在するモンスター1体を選択する。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×200ポイントアップする。
クー「墓地で一番レベルが高いのはレベル8! よってフェルグラントドラゴンの攻撃力は4400!」
ヴァーミリオン「だがダメージステップに手札から速攻魔法、収縮発動。フェルグラントの攻撃力は1400ダウン」
ヴァーミリオン「これでヴォルカニック・デビルのほうが上回る。攻撃だ! ヴォルカニック・キャノン!」
クー LP2250→1750「まさか収縮があったとは……だが次からは防げるはず!」
ヴァーミリオン「次はないのだよ。ヴォルカニック・デビルの効果発動! ヴォルカニック・チェーン!」
クー LP1750→1250「え? デコイドラゴンが破壊!?」
ヴァーミリオン「ヴォルカニック・デビルが相手モンスターを戦闘で破壊した時、相手モンスターを全て破壊する!」
ヴァーミリオン「そして破壊したモンスターの数×500のダメージを与える!」
《ヴォルカニック・デビル/Volcanic Doomfire》
効果モンスター
星8/炎属性/炎族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「ブレイズ・キャノン−トライデント」を
墓地に送った場合に特殊召喚する事ができる。
相手ターンのバトルフェイズ中に相手フィールド上に
攻撃表示モンスターが存在する場合、
相手プレイヤーはこのカードに攻撃をしなければならない。
このカードがモンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、
相手ライフに1体につき500ポイントダメージを与える。
ヴァーミリオン「これが私の切り札、ヴォルカニック・デビルの力だ! ターンエンド!」
ヴァーミリオン「ヴォルカニック・デビルでお前達の全てを燃やし尽くす!」
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