最終更新:ID:+Xwrtkf4FQ 2007年11月02日(金) 15:37:51履歴
前回のあらすじ
異世界に来てしまったコウ達一行は帰る手段を見つけるために、まずは精霊村へと食料調達へと向かう。
だが村へ向かう途中にコウ、ミズキ、そしてヒートは野性精霊、幻獣王ガゼルと遭遇。
コウはデュエルに勝利するも、ヒートが疲弊しておりガゼルをなかなか倒せないでいた。
しかしコウがブラック・パラディンを精霊召喚することに成功、無事ガゼルを倒すことが出来た。
疲弊したヒートをコウが抱っこしたまま、村へと向かうのだった。
ミズキ「…………」
ミズキが後ろを振り返って見る。
コウ「どうした? ミズキ」
眠ったままのヒートを抱えたコウが尋ねる。
ミズキ「……いえ、何でもありません。先を急ぎましょう」
コウ「そうか、よっと!」
コウが腕からずり落ちそうになるヒートを腕を上げて再び体制を戻す。
そして三人は目的地へと向かった。
その様子を大きな岩陰から見ていた男がいた。
コウ達が遠くに行ったことを確認すると、大岩の上に飛び乗り再度コウ達の行方を見つめる。
「ブラック・パラディン使いのあいつやるねぇ……あいつ俺っちの獲物にするっさ」
「だけどその前に仕事しないとな。ジズに怒られるし」
「さて、行きますか……」
独り言を言った後、その男は岩から飛び降り、そこから去っていった。
――向かった先はブーン達がいる旧校舎のあるほうであった……。
TURN-11「Gladiator's Assault-大地のバハム コロッセウムの中の激闘」
一方その頃、クー達のいる旧校舎。
3-Rの教室の中で各々が暇を持て余していた。
沈黙が教室の中を包んでいたが、サレナの一言がその静寂を破った。
サレナ「コウさん達なかなか帰って来ませんねぇ……」
サキ「時間がかかるんでしょうね、ヒートさんももしかしたら今日中には帰ってこれないかもしれないって言ってたし」
机にうつ伏せで寝そべっていたサキがサレナのほうに顔だけ向けてそう言う。
クー「あぁ、待つだけってのは性に合わん!」
クーが大声でそう怒鳴る。
コウのことが気がかりなのだろう、もしくはコウと一緒に入れないことへの不安からだろうか。
||;゚ ヮ゚ノ||「暇さぁ……」
時間を持て余す中、異世界にいるという不安から皆イライラが募っていく。
異世界……ここから本当に元の世界へ戻ることが出来るのだろうか。
皆の不安は増すばかりであった。
教室にいるのはこの女の子4人である。
その頃ブーンと三沢は外で精霊が来ないかを見張っていた。
空は青く雲一つない。
太陽がギラギラと二人を照り付けている。
(;^ω^) 「見張ってるのはいいけどもし精霊が来たらどうするんだお……」
ブーンが三沢に尋ねる。
≦`・ω・)「まぁ逃げるしかないな、そのために俺達が見張って早く接近を知る必要がある」
( ^ω^) 「……三沢はここに来てから嫌と思ったお? 早く帰りたいと思ったお?」
ブーンの質問に三沢は少し考えた後答える。
≦`・ω・)「確かにいろいろキツイこともあったな、精霊に追われたりアーリーにデュエルを仕掛けられたり、逃げたけど」
≦`・ω・)「だがこの世界は素晴らしいと思う、人と精霊が共存しているし自然も美しい」
≦`・ω・)「それに未知なることを発見するということは俺にとって……いや、ヒトとして喜ばしいことだ」
( ^ω^) 「…………」
≦`・ω・)「だが俺は元の世界に帰って発表したいと思ってる」
( ^ω^) 「え? そうなのかお?」
≦`・ω・)「あぁ、いつかこの世界の者達との交流なども出来るのだろうか……」
三沢は知らないかったのだ。この世界の人間・アーリーが僕達の世界を滅ぼそうとしてるのを。
知っているブーンのほうは三沢の様子を見て複雑な心持ちになる。
( ^ω^) 「三沢、ちょっと休むといいお。これからはお互い交代で見張ることにしようお」
ブーンがそう提案すると、三沢はそれに甘えることにした。
≦`・ω・)「そうだな、じゃあ一時間程でいいか?」
( ^ω^) 「じゃあそれで」
≦`・ω・)「もし精霊が来たら急いで知らせるんだぞ、それじゃあな」
三沢は校舎の中へと入っていった。
ブーンは一人校舎の入り口に取り残された。
(;^ω^) 「一人は心細いお、でも頑張るお」
ブーンがそう言ってやる気を出そうとしていると
「お、一人でいるな。好都合っさ」
(;^ω^) 「!!」
ブーンの目の前に突然若い男が現れた。
年はブーン達と同じか少し下くらいだろうか、髪はオレンジ色のクセ毛でツンツン。
服装は白のタンクトップに下は豹柄の七分の丈のパンツのDQNな風貌だ。
「よぅ……」
そう言ってなおも男は近づいてくる。
(;^ω^) 「お前は誰だお?」
バハム「人に聞くときは自分から名乗るもんさぁ」
軽めの口調でブーンの問いを返す。
(;^ω^) 「(何だおこいつ……)僕は内藤ホライゾン、ブーンだお」
バハム「ブーン? ハハッ、変な名前さぁね」
(;^ω^)「……お前はもしかしてアーリーかお?」
バハム「察しがいいさね。そう、俺っちはアーリーの使徒レヴァイア隊が一人、大地のバハムって言うもんだ」
バハム「ブーンっていったな、俺っちとデュエルしちくれ」
(;^ω^) 「え?」
突然の敵の申し出にブーンは戸惑った。
これは危うい状況だとブーンは察知した。
(;^ω^) 「(アーリー……僕たちの敵。危なそうだしここは逃げるお!)」
ブーンは後ろへ振り返って走って逃げようとする。
バハム「逃げんなよぉ、デヴァイス・ドライブ! アースグラディエーター!」
しかしバハムはライトブルーとオレンジカラーのデヴァイスを取り出すとそう叫ぶ。
ヒート同様デヴァイスがデュエルディスクへと変化した。
そして展開させたディスクの中のデッキからバハムはカードを1枚ドローする。
バハム「フィールド発動! 剣闘獣(グラディアルビースト)の檻−コロッセウム! 囲むっさ!」
バハムがそう言うと石畳みのフィールドが現れた。
ブーンが逃げようとしたが岩壁が退路を防ぐ、そしてフィールドの中央には大剣が刺さっている。
バハム「あんたがこっから出るには俺っちにデュエルで勝つしかねぇんだ、デッキはあんだろ?」
バハム「さぁ、やろうっさ」
(;^ω^) 「うぅ……わかったお。いくお!」
追い詰められたブーンは渋々デュエルの申し出を受けることにする。
( ^ω^) 「デュエル!!」バハム
バハム「俺っちからだ、ドロー!」
バハム「まずは俺っちのフィールドに変えさせてもらうさ、手札から剣闘獣(グラディアルビースト)の檻−コロッセウムを発動」
《剣闘獣(グラディアルビースト)の檻−コロッセウム》
フィールド魔法
モンスターがデッキからフィールド上に特殊召喚される度に、
このカードにカウンターを1つ置く。
フィールド上に表側表示で存在する「剣闘獣」と名のついたモンスターは、
このカードに乗っているカウンター1つにつき、
攻撃力と守備力が100ポイントアップする。
このカードがカードの効果によって破壊される時、
手札から「剣闘獣の檻−コロッセウム」1枚を捨てる事でこのカードは破壊されない。
バハム「さらにモンスターをセット、ターンエンドっさ」
( ^ω^) 「僕のターンだお、ドロー!」
( ^ω^) 「僕は手札から戦士ダイ・グレファーを召喚! さらに連合軍を発動!」
( ^ω^) 「グレファーで裏守備を攻撃だお!」
バハム「こいつはスレイブ・エイプ、効果発動! デッキから剣闘獣(グラディアルビースト)ラクエルを特殊召喚!」
《スレイブ・エイプ》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 700/守 300
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「剣闘獣」と名のついたレベル4以下のモンスター
1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
バハム「リクルーターってやつだな。デッキからモンスターが特殊召喚されたことによるコロッセウムにカウンターを乗せる!」
(;^ω^) 「(剣闘獣……見たことのないモンスターだお。だけど攻撃力1800程度なら!)ターンエンド!」
状況
バハム
LP :8000
手札 :4枚
モンスター:ラクエル
魔法or罠 :コロッセウム
伏せカード:なし
( ^ω^)
LP :8000
手札 :4枚
モンスター:グレファー
魔法or罠 :連合軍
伏せカード:なし
バハム「俺っちのターン、ドローっさ」
バハム「俺っちは手札から剣闘獣(グラディアルビースト)ホプロムスを召喚!」
バハム「さらに剣闘獣の闘器グラディウスをラクエルに装備するっさ!」
《剣闘獣の闘器グラディウス》
装備魔法
「剣闘獣」と名のついたモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
装備モンスターが自分フィールド上からデッキに戻る事に
よってこのカードが墓地へ送られた時、このカードを手札に戻す。
ラクエルは大剣グラディウスをその手に持った。
(;^ω^) 「グレファーの攻撃力を上回られたお……」
バハム「まずはラクエルでグレファーを攻撃だ」
バハム「ラクエルの攻撃力はグラディウス、コロッセウムの強化で2200さ! スピット・サークル!」
(;^ω^) LP8000→7700「グレファーが……」
バハム「さらにホプロムスでダイレクトアタックさ! 攻撃力は700、ロック・サーガイル!」
(;^ω^) LP7700→7000「うぅっ!」
バハム「バトルフェイズ終了時に剣闘獣達の効果発動! ラクエルを戻しデッキから剣闘獣(グラディアルビースト)ベストロウリィ」
バハム「さらにホプロムスをデッキに戻し剣闘獣(グラディアルビースト)スパルティクスを特殊召喚!」
(;^ω^) 「デッキに戻って別の剣闘獣が!?」
バハム「そう、剣闘獣は戦闘を行ったバトルフェイズ終了後にデッキから別の剣闘獣と入れ替わることが出来るんさ」
バハム「そしてその時に新たな能力を得る! これが俺っちの剣闘獣デッキの特徴っさ!」
(;^ω^) 「うぅ……」
バハム「そして効果発動! ベストロウリィ!」
バハム「こいつの効果であんたの魔法・罠ゾーンの連合軍を破壊するっさ!」
《剣闘獣(グラディアルビースト)ベストロウリィ》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守 800
このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって
特殊召喚に成功した時、フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードをデッキに戻すことで、デッキから
「剣闘獣ベストロウリィ」以外の「剣闘獣」と名のついた
モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
(;^ω^) 「鳥獣族らしい効果だお」
バハム「さらにスパルティクスの効果発動! デッキから剣闘獣の闘器ハルバードを手札へ持ってくる!」
《剣闘獣(グラディアルビースト)スパルティクス》
効果モンスター
星5/地属性/恐竜族/攻2200/守 600
「剣闘獣ホプロムス」以外の効果によって、このカードを
特殊召喚する事はできない。このカードが特殊召喚に成功した時、
デッキから「闘器」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードをデッキに戻す事で、デッキから「剣闘獣スパルティクス」以外の
「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
(;^ω^) 「手札まで増やされたお……!」
バハム「そして墓地のグラディウスは能力により手札へ戻り、さらにコロッセウムに2つカウンターを乗せる」
バハム「ターンエンドっさ」
(;^ω^) 「(まずい……コロッセウムでどんどん強化されていくお)僕のターン! ドロー!」
(;^ω^) 「僕はモンスターをセット! ターンエンドだお!」
バハム
LP :8000
手札 :5枚
モンスター:ベストロウリィ スパルティクス
魔法or罠 :コロッセウム(カウンター3)
伏せカード:なし
( ^ω^)
LP :7000
手札 :4枚
モンスター:裏守備
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
異世界に来てしまったコウ達一行は帰る手段を見つけるために、まずは精霊村へと食料調達へと向かう。
だが村へ向かう途中にコウ、ミズキ、そしてヒートは野性精霊、幻獣王ガゼルと遭遇。
コウはデュエルに勝利するも、ヒートが疲弊しておりガゼルをなかなか倒せないでいた。
しかしコウがブラック・パラディンを精霊召喚することに成功、無事ガゼルを倒すことが出来た。
疲弊したヒートをコウが抱っこしたまま、村へと向かうのだった。
ミズキ「…………」
ミズキが後ろを振り返って見る。
コウ「どうした? ミズキ」
眠ったままのヒートを抱えたコウが尋ねる。
ミズキ「……いえ、何でもありません。先を急ぎましょう」
コウ「そうか、よっと!」
コウが腕からずり落ちそうになるヒートを腕を上げて再び体制を戻す。
そして三人は目的地へと向かった。
その様子を大きな岩陰から見ていた男がいた。
コウ達が遠くに行ったことを確認すると、大岩の上に飛び乗り再度コウ達の行方を見つめる。
「ブラック・パラディン使いのあいつやるねぇ……あいつ俺っちの獲物にするっさ」
「だけどその前に仕事しないとな。ジズに怒られるし」
「さて、行きますか……」
独り言を言った後、その男は岩から飛び降り、そこから去っていった。
――向かった先はブーン達がいる旧校舎のあるほうであった……。
TURN-11「Gladiator's Assault-大地のバハム コロッセウムの中の激闘」
一方その頃、クー達のいる旧校舎。
3-Rの教室の中で各々が暇を持て余していた。
沈黙が教室の中を包んでいたが、サレナの一言がその静寂を破った。
サレナ「コウさん達なかなか帰って来ませんねぇ……」
サキ「時間がかかるんでしょうね、ヒートさんももしかしたら今日中には帰ってこれないかもしれないって言ってたし」
机にうつ伏せで寝そべっていたサキがサレナのほうに顔だけ向けてそう言う。
クー「あぁ、待つだけってのは性に合わん!」
クーが大声でそう怒鳴る。
コウのことが気がかりなのだろう、もしくはコウと一緒に入れないことへの不安からだろうか。
||;゚ ヮ゚ノ||「暇さぁ……」
時間を持て余す中、異世界にいるという不安から皆イライラが募っていく。
異世界……ここから本当に元の世界へ戻ることが出来るのだろうか。
皆の不安は増すばかりであった。
教室にいるのはこの女の子4人である。
その頃ブーンと三沢は外で精霊が来ないかを見張っていた。
空は青く雲一つない。
太陽がギラギラと二人を照り付けている。
(;^ω^) 「見張ってるのはいいけどもし精霊が来たらどうするんだお……」
ブーンが三沢に尋ねる。
≦`・ω・)「まぁ逃げるしかないな、そのために俺達が見張って早く接近を知る必要がある」
( ^ω^) 「……三沢はここに来てから嫌と思ったお? 早く帰りたいと思ったお?」
ブーンの質問に三沢は少し考えた後答える。
≦`・ω・)「確かにいろいろキツイこともあったな、精霊に追われたりアーリーにデュエルを仕掛けられたり、逃げたけど」
≦`・ω・)「だがこの世界は素晴らしいと思う、人と精霊が共存しているし自然も美しい」
≦`・ω・)「それに未知なることを発見するということは俺にとって……いや、ヒトとして喜ばしいことだ」
( ^ω^) 「…………」
≦`・ω・)「だが俺は元の世界に帰って発表したいと思ってる」
( ^ω^) 「え? そうなのかお?」
≦`・ω・)「あぁ、いつかこの世界の者達との交流なども出来るのだろうか……」
三沢は知らないかったのだ。この世界の人間・アーリーが僕達の世界を滅ぼそうとしてるのを。
知っているブーンのほうは三沢の様子を見て複雑な心持ちになる。
( ^ω^) 「三沢、ちょっと休むといいお。これからはお互い交代で見張ることにしようお」
ブーンがそう提案すると、三沢はそれに甘えることにした。
≦`・ω・)「そうだな、じゃあ一時間程でいいか?」
( ^ω^) 「じゃあそれで」
≦`・ω・)「もし精霊が来たら急いで知らせるんだぞ、それじゃあな」
三沢は校舎の中へと入っていった。
ブーンは一人校舎の入り口に取り残された。
(;^ω^) 「一人は心細いお、でも頑張るお」
ブーンがそう言ってやる気を出そうとしていると
「お、一人でいるな。好都合っさ」
(;^ω^) 「!!」
ブーンの目の前に突然若い男が現れた。
年はブーン達と同じか少し下くらいだろうか、髪はオレンジ色のクセ毛でツンツン。
服装は白のタンクトップに下は豹柄の七分の丈のパンツのDQNな風貌だ。
「よぅ……」
そう言ってなおも男は近づいてくる。
(;^ω^) 「お前は誰だお?」
バハム「人に聞くときは自分から名乗るもんさぁ」
軽めの口調でブーンの問いを返す。
(;^ω^) 「(何だおこいつ……)僕は内藤ホライゾン、ブーンだお」
バハム「ブーン? ハハッ、変な名前さぁね」
(;^ω^)「……お前はもしかしてアーリーかお?」
バハム「察しがいいさね。そう、俺っちはアーリーの使徒レヴァイア隊が一人、大地のバハムって言うもんだ」
バハム「ブーンっていったな、俺っちとデュエルしちくれ」
(;^ω^) 「え?」
突然の敵の申し出にブーンは戸惑った。
これは危うい状況だとブーンは察知した。
(;^ω^) 「(アーリー……僕たちの敵。危なそうだしここは逃げるお!)」
ブーンは後ろへ振り返って走って逃げようとする。
バハム「逃げんなよぉ、デヴァイス・ドライブ! アースグラディエーター!」
しかしバハムはライトブルーとオレンジカラーのデヴァイスを取り出すとそう叫ぶ。
ヒート同様デヴァイスがデュエルディスクへと変化した。
そして展開させたディスクの中のデッキからバハムはカードを1枚ドローする。
バハム「フィールド発動! 剣闘獣(グラディアルビースト)の檻−コロッセウム! 囲むっさ!」
バハムがそう言うと石畳みのフィールドが現れた。
ブーンが逃げようとしたが岩壁が退路を防ぐ、そしてフィールドの中央には大剣が刺さっている。
バハム「あんたがこっから出るには俺っちにデュエルで勝つしかねぇんだ、デッキはあんだろ?」
バハム「さぁ、やろうっさ」
(;^ω^) 「うぅ……わかったお。いくお!」
追い詰められたブーンは渋々デュエルの申し出を受けることにする。
( ^ω^) 「デュエル!!」バハム
バハム「俺っちからだ、ドロー!」
バハム「まずは俺っちのフィールドに変えさせてもらうさ、手札から剣闘獣(グラディアルビースト)の檻−コロッセウムを発動」
《剣闘獣(グラディアルビースト)の檻−コロッセウム》
フィールド魔法
モンスターがデッキからフィールド上に特殊召喚される度に、
このカードにカウンターを1つ置く。
フィールド上に表側表示で存在する「剣闘獣」と名のついたモンスターは、
このカードに乗っているカウンター1つにつき、
攻撃力と守備力が100ポイントアップする。
このカードがカードの効果によって破壊される時、
手札から「剣闘獣の檻−コロッセウム」1枚を捨てる事でこのカードは破壊されない。
バハム「さらにモンスターをセット、ターンエンドっさ」
( ^ω^) 「僕のターンだお、ドロー!」
( ^ω^) 「僕は手札から戦士ダイ・グレファーを召喚! さらに連合軍を発動!」
( ^ω^) 「グレファーで裏守備を攻撃だお!」
バハム「こいつはスレイブ・エイプ、効果発動! デッキから剣闘獣(グラディアルビースト)ラクエルを特殊召喚!」
《スレイブ・エイプ》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 700/守 300
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「剣闘獣」と名のついたレベル4以下のモンスター
1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
バハム「リクルーターってやつだな。デッキからモンスターが特殊召喚されたことによるコロッセウムにカウンターを乗せる!」
(;^ω^) 「(剣闘獣……見たことのないモンスターだお。だけど攻撃力1800程度なら!)ターンエンド!」
状況
バハム
LP :8000
手札 :4枚
モンスター:ラクエル
魔法or罠 :コロッセウム
伏せカード:なし
( ^ω^)
LP :8000
手札 :4枚
モンスター:グレファー
魔法or罠 :連合軍
伏せカード:なし
バハム「俺っちのターン、ドローっさ」
バハム「俺っちは手札から剣闘獣(グラディアルビースト)ホプロムスを召喚!」
バハム「さらに剣闘獣の闘器グラディウスをラクエルに装備するっさ!」
《剣闘獣の闘器グラディウス》
装備魔法
「剣闘獣」と名のついたモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
装備モンスターが自分フィールド上からデッキに戻る事に
よってこのカードが墓地へ送られた時、このカードを手札に戻す。
ラクエルは大剣グラディウスをその手に持った。
(;^ω^) 「グレファーの攻撃力を上回られたお……」
バハム「まずはラクエルでグレファーを攻撃だ」
バハム「ラクエルの攻撃力はグラディウス、コロッセウムの強化で2200さ! スピット・サークル!」
(;^ω^) LP8000→7700「グレファーが……」
バハム「さらにホプロムスでダイレクトアタックさ! 攻撃力は700、ロック・サーガイル!」
(;^ω^) LP7700→7000「うぅっ!」
バハム「バトルフェイズ終了時に剣闘獣達の効果発動! ラクエルを戻しデッキから剣闘獣(グラディアルビースト)ベストロウリィ」
バハム「さらにホプロムスをデッキに戻し剣闘獣(グラディアルビースト)スパルティクスを特殊召喚!」
(;^ω^) 「デッキに戻って別の剣闘獣が!?」
バハム「そう、剣闘獣は戦闘を行ったバトルフェイズ終了後にデッキから別の剣闘獣と入れ替わることが出来るんさ」
バハム「そしてその時に新たな能力を得る! これが俺っちの剣闘獣デッキの特徴っさ!」
(;^ω^) 「うぅ……」
バハム「そして効果発動! ベストロウリィ!」
バハム「こいつの効果であんたの魔法・罠ゾーンの連合軍を破壊するっさ!」
《剣闘獣(グラディアルビースト)ベストロウリィ》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守 800
このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって
特殊召喚に成功した時、フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードをデッキに戻すことで、デッキから
「剣闘獣ベストロウリィ」以外の「剣闘獣」と名のついた
モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
(;^ω^) 「鳥獣族らしい効果だお」
バハム「さらにスパルティクスの効果発動! デッキから剣闘獣の闘器ハルバードを手札へ持ってくる!」
《剣闘獣(グラディアルビースト)スパルティクス》
効果モンスター
星5/地属性/恐竜族/攻2200/守 600
「剣闘獣ホプロムス」以外の効果によって、このカードを
特殊召喚する事はできない。このカードが特殊召喚に成功した時、
デッキから「闘器」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードをデッキに戻す事で、デッキから「剣闘獣スパルティクス」以外の
「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
(;^ω^) 「手札まで増やされたお……!」
バハム「そして墓地のグラディウスは能力により手札へ戻り、さらにコロッセウムに2つカウンターを乗せる」
バハム「ターンエンドっさ」
(;^ω^) 「(まずい……コロッセウムでどんどん強化されていくお)僕のターン! ドロー!」
(;^ω^) 「僕はモンスターをセット! ターンエンドだお!」
バハム
LP :8000
手札 :5枚
モンスター:ベストロウリィ スパルティクス
魔法or罠 :コロッセウム(カウンター3)
伏せカード:なし
( ^ω^)
LP :7000
手札 :4枚
モンスター:裏守備
魔法or罠 :なし
伏せカード:なし
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