アスペルガー症候群のある子どもたちへのかかわり方
1.社会性の欠陥、自己中心的に見えることに対して
#いじめ・からかいから守る。#(漢字博士とか恐竜博士とか)子どもの優れた学習能力に注目する。他児がその子の特徴をよい力として評価できれば、その子を仲間として受け入れるようになる。
#友達をほしがっていることを信じる。ただ、つきあい方が分からないだけなので、対人関係の手がかりにどう応じていいかを教え、いろんな対人場面での行動の仕方を教える。
#他人の身になることが苦手とはいっても、正しい対応のしかたを習得することはできる。人を傷つけたり困らせたりしたら、なぜそういう行動がよくないのか、どういう行動ならよかったのかを説明しておく。
#孤立しがちなので、周りの子どもとかかわる時に、教師は力を貸すべきである。
2.興味・関心の狭さ、決まりや興味・関心の押しつけ
#自分の興味の範囲外の課題はやりたがらないことが多いことを理解する。#子ども自身の興味を追求する機会を与えることも大切で、こどもに歩み寄ることも必要である。最初すべての課題を子どもの興味に応じたものにする必要があろう(たとえば恐竜に興味を持っているなら、恐竜に関する文章、数的特徴・読み・つづりの課題を出す)そして、徐々に他のテーマを課題に取り入れる。こどもの興味を広げるためにこどものこだわりを利用する。
#課題をやり遂げられればどうなるかを、確実に予測できるように伝える。子どもが自由にできること,特定のルールに従わなければいけないことについてはは、はっきりと毅然と伝える。関係のない関心事について、しつこく話したり質問したりすることを許さない。そういうことのできる時間を別に設け、誠意をもって対応する。
#望ましい行動を定着させるためには、子どもをわかりやすくほめることである。
#教室内の構造を組織化することでわかりやすくしておく → 具体的に!
#集中力に問題がある子どもには、時間を決めて対応する。宿題や授業課題の量を減らしたり、休息できる場所を校内に確保する。
#席は前から2列目か3列目にし、授業に集中できるように頻繁に質問する。
#注意がそれたら、名前を指名して注意を喚起しておく。
#自分の内面の考えや空想から、現実世界に注意を向け直すように教師は積極的に働きかける。
3.不安の軽減のために
#予測可能で安全な環境(構造化)にする#予定の変更は最小限とする
#日課をあまり変化させずに、恒常的なものを優先する
#不意打ちや、ビックリさせるようなことはさける
#初めての活動や、先生、クラス、学校、キャンプでの行事など、道の物事に対しては恐怖心を抱きやすいので必ず前もって準備して和らげておくことに留意する。
4.共調運動が苦手
#欲求不満がたまったり、チームメンバーにからかわれたりするので、無理にスポーツに参加させない#競技スポーツプログラムよりも、身体教育プログラムを重視する健康カリキュラムに入れる。
#制限時間のある課題を与えるとき、子どもの筆記速度や反応・集中速度は遅いということを考慮する
##必要な時期は、常に手を貸し続ける。十分に時間をかけて注意深くかかわる。
5学業不振
##必ずやる遂げられるように構成された、高度に個別化された学習プログラムを提供する。##聞いたことをオウム返しにするだけのことがあるので、それを理解しているとは思わないように気をつける。
2007年05月06日(日) 22:15:41 Modified by eu5yiwdr