気管支喘息発作のステロイド治療
中等度発作
(起坐呼吸)ハイドロコルチゾン100〜300mg あるいはメチルプレドニゾロン20〜40mgの点滴静注。
重症あるいは致死的臨床症状
(会話困難/チアノーゼ/呼吸運動微弱/徐脈/低血圧/極度の疲労/錯乱または昏睡状態を呈する時。)ハイドロコルチゾン200〜500mg あるいはメチルプレドニゾロン40〜125mgの点滴静注。以後4から6時間ごとに前者100〜200mg、後者40〜80mgを反覆投与する。
ハイドロコルチゾンは水分貯留作用があるため4〜5日から一週間あるいはそれ以上の期間となるなら他のステロイド剤に変更する。
大量コハク酸ステロイド(ハイドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン)のbolus法や一部の薬剤に含まれる防腐剤による気管支攣縮/ショックがまれであるが報告されている。
速効性のステロイド剤(ハイドロコルチゾン)投与後作用増強時には長期作用ステロイド剤(デキサメサゾン、ベータメタゾン)の投与に変更する。
bolus法ではなく時間をかけた点滴法(一時間以上)か非コハク酸ステロイドを使用する。
小児についてはこっち
2007年02月25日(日) 15:45:52 Modified by eu5yiwdr