ジャホラット・パピルス

書物

亜大陸の東海岸にある都市ジャホラット近郊の洞窟で発見されたパピルス。
あらゆる世界を貫くという【高麗ニンジン】の起源と何千万もの猫が住むという異世界について記されている。
４９枚の断片からなり、それぞれ異なる文体や方言で記されていることから、多数の別々の著者らによって書かれたとみられている。

ジャホラット・パピルスでは、高麗ニンジンを多元宇宙にもたらしたという偉人の名が注意深く塗りつぶされていた。

各断片の記述

高麗ニンジンの根は[　 ]千万の猫が住まう[　　　　]に通じている。
[　　　　]には[　　　　]が存在せず[　　]が君臨する。

そこにある有形無形の[　　]は無力であり[　　　　]と比べるべくもない。しかし[　　　　]にある国から古代に[　 ]にまで来た者こそ高麗ニンジンの[　 ]を植えたものであるのだ。

第１断片

【高麗】とは【高麗ニンジン】の根源の根元にあるという国の名である。
【ニンジン】は太陽のような色をした霊草である。

第２断片

健康の果てにあるのは世界の如き不死である。
不死に果てにあるのは神々の如き不滅である。

第３断片裏面

【高麗ニンジン】はニンジンの王である。

第１４断片

高麗ニンジンが生命の樹だとするなら高麗ダイコンは枯渇の樹である。
高麗ニンジンが生命を育む太陽のような橙色であるのに対し高麗ダイコンは骨と灰に似た白色をしている。

第１５断片

高麗ダイコンによる枯渇、高麗ゴボウによる汚染。
この二つは高麗ニンジンをじわじわと弱らせている。
少なくとも人類が滅ぶ前に高麗ニンジンは限界を迎えるであろう。

第１６断片

彼らは群青の神々を失い、自ら神々となることを選んだ

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039/...
（精霊族フェルケフェーナスについて）

第１７断片

アルセスが最弱となってもなお世界に強い影響力を持つのは、彼が紀元槍を司る神だからだ。
紀の神々のうちで最弱な彼は強大であるために自分の多くを紀元槍に明け渡した。

紀元槍を司(つかさど)り、紀元槍の望むことをかわりに司(や)る。
アルセスは紀元槍に繋がれ、操られる人形なのかもしれない。
ジャホラット・パピルスではこの見解をとっており、ゼオート神群が紀元神群となりながら言語支配者に勝利したのも、彼らと紀元槍の間で交わされた取引によるものだとしている。
ゼオート神群は言語支配者に勝利するための代償として、アルセスを紀元槍に差し出した。