多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

宗教

教義

【アルセス教の神話】
●世界の創造
世界の初めにアルセスがあった。
アルセスは自己の一部を切り分けることで神々を、
虚無だった宇宙に自己を与えることで世界を創造した。
アルセスはこの偉大なる創造のため自己の多くを失い、
「最弱の神」と呼ばれるようになってしまった。
しかし聖ポルポフォンはアルセスこそが「最強の神」であると説く。
なぜなら万物はアルセスそのものでもあるからである。
●人類の創造
アルセスの汗から最初の男が、
涙からは最初の女が創造された。
●巡礼英雄ナプラサフラス
新しき神の一人にして冒険者ナプラサフラス
アルセス教の重要な聖人でもある。彼の冒険は
ただの冒険では無く、アルセス神に近付くための巡礼であった。

【アルセス教の「三信」】
●アルセス神と創造
アルセスが世界を創造し、運営し続ける。ゆえに神と創造は一体である。
●聖人と聖典
聖人の行いは聖典に記され、聖典の記述の中から聖人は信徒を導く。ゆえに聖人と聖典は一体である。
●戒律と来世
人々をよりよき来世に導くため、アルセス神は戒律を示した。
それぞれの来世は戒律に従うかどうかにかっている。ゆえに戒律と来世は一体である。

聖典

アルセス教の中心教典はポルポフォン自身の筆になる【啓示の告白】である。この書はポルポフォン
が自分の人生を振り返りながら、アルセス神から啓示された教えを読み手に対して語りかける体裁をしている。

教祖

【聖ポルポフォン】
ワリバーヤ王朝2代目の王アルセスバハル一世に仕えた神官。
単純な自然信仰と英雄崇拝との混交物だった当時の信仰を、独自の理論で
もって整理し直しアルセス教として知られる教義をまとめあげた。
後に8代目の王ブラーサームの御世に同国で行われた刀狩の際には、
集められた刀を鋳造して彼の巨像が建てられている。

ミース・テーギル?監修『簡易思想事典』)

アルセス教の聖職者

アルセス教の聖職者はミオーラウ?(神職者)といい、
さらにラウテルス?(式職者)とラウセス?(僧職者)の二つに分類することができる。
式職者は宗教的な儀式・儀礼を主導し、説教を行ったり信者の相談に答えることを職務とする。
僧職者は僧院などで僧則に則った生活を送り、アルセス神への祈りの日々を送る者達である

呼称

アルセス教はあくまでアルセス教であって「ポルポフォン教」と言ってはならない。

宗派

ギランディアン派

ソリス派

セリ派

リーグシル派

異端・ラカジン派

偽典
異端者ラカジンブラーサーム王のために書き、献呈した書こそ、悪名高き偽典【ブラーサーマカーン】である。
この書はブラーサーム王に偽りの平和思想と誤った二元論とを刷り込んだのである。――とあるアルセス教徒の歴史家
宗祖
【ラカジン・ネベル・ネブ】
ヘレゼクシュのネブ出身。ワリバーヤ王朝第8代国王ブラーサームの時代に、
自らをアルセス神から紀元槍で魂に紋章を刻まれた「神の伝令者」であると名乗り
極端な平和主義と光と闇・善と悪で構成される強烈な二元論を特徴とする教えを説いた男。
ブラーサーム王に献呈した基本的な教理書【ブラーサーマカーン】をはじめ、
多くの著作と書簡を残したがのちの弾圧によりそのほとんどは現存していない。
彼は当時の世俗主義に傾いたワリバーヤの社会を批判し、アルセス神への徹底的な献身
と清貧を説いた。そして彼の雄弁と信仰とカリスマ性にひかれ無視できない数の人々が
彼の教団に入信した。一時期は彼の教えはワリバーヤ国外にまで広がろうとするほどの勢いであった。
ブラーサーム王の【刀狩】にもラカジンの絶対平和思想の影響が見られる。
弾圧
【アルセスバハル三世によるラカジン派弾圧】
ラカジン派の布教を許可していたブラーサーム王が死に、
弟のアルセスバハル三世が即位するとラカジン派の信仰は禁止され、
信者には棄教が義務付けられ、それに従わない者は容赦ない弾圧がなされた。
ブラーサーム王の治世で行われた【刀狩】と王の死ぬ5年前から猛威を
振るい始めた、【ヘレゼクシュかぜ】の蔓延で社会情勢が不安定となっていた。

国内に住むゲヘナとともにラカジン派はこれらの災厄の元凶と決め付けられ
スケープゴートにされてしまった。さらに偶然にもこの疫病の分布とラカジン派の布教した地帯
とが重なってしまっていたことが「ラカジン派の暗躍を示す証拠」とされてしまい、
アルセスバハル三世の呼びかけとともに外国でもラカジン派が苛烈な迫害を受けることになる。

【異端者ラカジンの処刑】
ラカジン派弾圧のさなかにラカジンの処刑が行われた。
アルセスバハル三世は彼に栄誉を与えず美しい殉教になってしまわないように
火あぶりの刑や磔刑にするのはやめ、汚泥の池にラカジンを沈めて
窒息死させることにした。処刑執行後、汚泥の池から引き上げられた
異端者の死体は獣や鴉の餌にされた。

――――「アルセス教史

ディシルセス派

学説・研究

ポルポフォンに啓示した「アルセス」=クランテルトハランス説


ノロ・アリラッギ
義国ガロアンディオン出身のクランテルトハランス研究者。
聖ポルポフォンの前に現れた「アルセス神」が実はクランテルトハランスの一種である
という説を唱えたために危うくアルセス教徒から殺されかけたことで有名。
クランテルトハランスの生態分類?」「クランテルトハランスと宗教?
クランテルトエルス――尊厳を破壊するもの?」等の著作がある。
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