多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

キュトスの姉妹
結界の六十二妹
教団を率いる触手の姉妹
役者として名を馳せている

踊りの名手でもあるという話もある

2-46ラリスキャニアLa lisskyania

触手なる妹 

紀神マロゾロンド触手であるとする聖マローズ教における最高位、三人の枢機卿の一人であり、魔術によって自らを触手に変貌させた触手狂信者。
その身は777の触手で構成されており、それぞれが別個の色、材質で組成された触手はそれぞれが独立した意思と触覚を持ち、単一触手内部での循環系を築き上げているいわば群体生物の姉妹。

その触腕に触れたものは灰色に変色し朽ち果てるのだという。
水分を吸収することで無尽蔵に膨張し、最大で巨象ほどの大きさになる。
触手の根元には巨大な漆黒の触手があり、この触手を中心にして無数の触手が生えている。
核である中心の触手は他の触手を統率する役割を果たしており、別段本体と言うわけではない。
むしろ弱点だと勘違いして殺害すると分離した無数の触手たちが無秩序状態で暴れだして手が付けられなくなるので注意されたし。



希国の中枢に浸透した聖マローズ教は国民の大多数に寄生した触手の一斉萌芽という形でその兇悪な本性をあらわにした。広大な領土、繁栄の大地には触手が満ちて跋扈し続け、蠢く先端が更なる犠牲者を生み続けた。
触手による統治国家。単一種族によって構成される、他を侵食・増殖し続ける恐るべき魔物たち。
希国で発生した未曾有のクーデター、いやむしろバイオハザードに立ち上がったのは二人の剣士だった。
一人は七天八刀の一人、剣豪春鼬
もう一人は魔剣【嵐の運び手?】の使い手にしてキュトスの姉妹51番ミヒトネッセである。

二人は迫り来る怒涛のごとき触手を蜘蛛の子を散らす様に切り伏せながら進み、ラリスキャニアの下に辿り着いた。
首都の中心部、建設された触手神殿の祭壇で育てられていたのはマロゾロンドの遺骸だった。
ラリスキャニアは億千万の触手の贄を捧げる事で神が復活すると信じていた。
そのために触手の総数を増やし続けていたのである。
恐るべき野望を阻止するため二人は戦った。ラリスキャニアの生命力は無尽蔵だったが、生命の器?を破壊するミヒトネッセの嵐の運び手は無限に汲まれた生命力の容器を完全に破壊しつくし、ラリスキャニアを消滅させた。

二人の剣士は救国の英雄として讃えられた。春鼬は剣聖の称号と共に希国に留まる事を選んだが、ミヒトネッセは自身の持つ剣の凄まじい力に恐怖し、星見の塔へと戻り他の姉妹達に魔剣を封印して貰うことを選ぶ。
不死なるものすら殺し尽くす最悪の魔剣。
いつか使いこなすに相応しい優れた使い手が現れるまで、この魔剣を封じ、守り続ける事を決意したのである。

関連リンク

其の他のリンク

アマゾンアソシエイト

管理人連絡先

amogaataあっとまーくyahoo.co.jp

紹介サイト


メンバーのみ編集できます

メンバー募集!