リクシャマー族

民族
蛮族?

西方地域東部～草原地帯西北部にかけての広い範囲に住んでいた民族。
この一部がロズゴール王国の内紛において敗北し、西方地域北東部に逃げ込んだクレフ・ヒュー・ロズゴールと手を結んで正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国、後のリクシャマー帝国を建国した。

元々は山岳民族であり、鉱山の開発や放牧によって生計を立てていた。

彼らの伝説では、自分達は鈴国滅亡の際に、この地に逃げてきた、鈴国の民衆の末裔ということになっているが、近年の研究では彼らがこの地に住み始めたのはそれよりずっと以前のことであり、この伝説は疑わしい。

リクシャマー公国建国以前には蛮族と呼ばれ蔑まれていたものの、その性格は温厚であり、手芸や絵画、工業品から推測される文化レベルはかなり高かったと思われる。
しかしながら、顔に刺青を彫る風習（これはリクシャマー公国が建国されてから無くなった）や、一族の者が殺されると、打って変わって相手を皆殺しにするまで怒り狂う好戦的な側面を見せる点から蛮族と蔑まれたようである。

宗教観念はアレを中心とした紀神信仰であり、この点も他の国々とは変わらない。

また、クレフ・ヒュー・ロズゴールを国主とした点などから、他文化に対する受容性や吸収性もあったようである。