多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。


リクシャマー帝国

リクシャマー帝国の中核を担う構成国家。
この公国の王家は全ての構成国家の王家の血筋を引く皇帝一族であり、この公国の王になるということが、王の中の王である皇帝となりリクシャマー帝国の最高権威者となることを意味する。

歴史

ロズゴール王国の第二王子クレフ・ヒュー・ロズゴールは「第一王子は皇后による淫祠邪教の儀式による見ず知らずの男性との交合の末に産まれた子であり、王の血を引いていない」と主張し、当時の軍務大臣と組んだ軍事クーデターを画策する。しかし、これは事前に宰相以下閣僚の知るところとなり、軍事クーデターは未然に阻止される(一月事件)。
クレフ・ヒュー・ロズゴールロズゴール王国北東の開拓地リクシャマー地方へと逃亡する。

リクシャマー地方へと逃れたクレフ・ヒュー・ロズゴールは土着の蛮族、リクシャマー族と組み現地の軍隊を制圧、その勢力化に置く。
その後隣国サリュニヤを制圧し、正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国の建国を宣言する。

勢力拡大と第一次継承戦争

正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国はその後も勢力を拡大。バナトゥ、ジュベリォン等の各国家を制圧し、幾度もロズゴール王国本土への侵攻作戦を試みるようになる。
これに対し、ロズゴール王国正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国を邪教の徒と告発、これを討伐すべく諸国に檄を飛ばす。この檄に賛同した諸国はヤルバキア宮殿会議?を開催し、連合軍を結成し、正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国への進軍を開始する。
しかし、様々な要因(詳細は第一次継承戦争を参照)により正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国を滅ぼすには至らず、結局ロズゴール王国国王の死に伴いこれと講和。正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国はリクシャマー公国に国名変更する。

北方氷土における火山の大規模爆発と隕石の落下は、農業に適した肥沃な土地の出現へと繋がる。
しかし、これらの自然災害の各国への影響は大きく、こと日照時間の低下は各国の農作物の収穫量に大きな影響を与え、多くの餓死者を生み出した。
【リクシャマー公国】およびその周辺国においてもこれは例外ではなかった。
この危機を乗り切るべく、【リクシャマー公国】を中心とした4カ国による経済互助条約が結ばれたが、その内容は穀物を中心とした食料流通の自由化と食糧生産技術の相互補完のみならず、難民の流入の阻止や、離散農民の防止(見つけ次第軍隊によって元の集落に強制的に送り返すというもの)といった治安相互維持や軍事同盟的な側面も強かった。
そして、この経済互助条約を礎として、後に【リクシャマー帝国】が成立するのである。

地理

アーテス川流域の肥沃で広大な農業地域を有している。
また、都市と都市を結ぶ街道が整備されており、商業活動も盛んである。
各種資源の鉱山が多々あり、リクシャマー族の鉱山技術と金属生成技術によりこれらの輸出による産業も栄えている。
しかし、一部のリクシャマー族はリクシャマー公国の支配を拒んでおり、時に山賊と化して各都市を襲う場合もあり、そのことが治安問題として残っている。
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