FreeBSDに関係する設定メモ

アプリケーションのインストールについて

インストール後の各種ソフトのインストールには「packages」と「ports」がありますが、慣れるまでは「packages」でインストールする方がお勧め。
「ports」は細かい設定が可能ですがコンパイルから始まるため、インストールまでの時間が長いこと、またオプションの設定が面倒です。
※portsでのインストール時にオプションを問い合わせなくする方法があるのでアップグレード時にはportsを使うとかの使い分けもありだと思います。

packagesでの管理(簡単編)

システム管理コマンド

sysinstallでインストール時のメニューを開く
# sysinstall

パッケージの選択

FreeBSDをインストールする際に起動したメニューが立ち上がるので以下の手順でパッケージを選択します。
注:既にネットワーク設定が終わっているものとして書いています。
1. 「Configure」を選択
2. 「Packages」を選択
3. 媒体を選択(ネットの設定が終わっている場合は 「2. FTP」 を利用するのがベター)
 ⇒ CDROM等の場合は必要最低限のpackagesしかない場合があるが、公式サイトであれば大抵のものが手に入る。
4. 必要なパッケージを「Spaceキー」で選択し、「X」マークを付ける。(依存関係があるものも勝手に選択される)
 ⇒ 分類はportsと同じ分類となっている。日本語環境が必要ならjapaneseを選択、そしてpackagesを選択という形。
5. 「Tabキー」で下の選択部へ移動し、「Install」を選択するとインストール開始。
6. インストールが完了後、「X Exit」を選択。
7. 「Tabキー」で下の選択部へ移動し、「X Exit Install」を選択して終了。

パッケージの選択例

Pakagesは依存関係を考慮してインストールしてくれるので、下記のファイル群をインストールすればX環境も一通り入ります。
x11 -> xorg-7.5
x11 -> kde4-4.5.5
japanese -> ja-kde-l10n-4.5.5
japanese -> ja-font-*

portsでの管理

portupgradeのインストール

portsの管理が楽になる portupgrade をインストールします。今後は導入を前提に説明する為、インストールします。
注:portsをそのまま利用しても問題はありません。
# cd /usr/ports/ports-mgmt/portupgrade
# make
# make install

portsのオプション設定

portsでインストールする場合は各種オプションを細かく設定できますが、インストールやアップグレード時には質問が沢山
くるので事前にオプションを設定しておくことが可能です。
# vi /usr/local/etc/pkgtools.conf

個人用途で設定にこだわりがない場合は下記オプションを設定しておくと楽です。これで今までportinstallで設定していた際にオプション設定を聞かれていたのが、すべてデフォルトでインストールされることになります。
MAKE_ARGS = {
'*' => 'BATCH=YES',
}

パッケージ群を最新に保つ準備

CVSupのインストール
CVSupをPortsからインストールする。
# cd /usr/ports/net/
# portinstall cvsup-without-gui
CVSupの設定ファイル
CVSUPのサンプルファイルを/etcにコピーして編集する。
# cp /usr/share/examples/cvsup/ports-supfile /etc

下記URLを参考にして最寄のCVSupサーバを指定する。
http://www.freebsd.org/doc/handbook/cvsup.html#CVS...
# vi /etc/ports-supfile
*default host=hogehoge.jp.FreeBSD.org → hogehogeを変更する。
各パッケージのバージョンを最新にする。
CVSupを利用し各パッケージの最新バージョンをダウンロードする。
# cvsup /etc/ports-supfile

X Window上で実行する場合に -g を付けて実行すると、別窓で立ち上がる。
導入済みパッケージのアップデート
portsとしてインストールしたアプリケーション群を最新にアップデートすることが出来る。
# portupgrade -a

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