『倚天屠龍記』

作品紹介――

 金庸を代表する「射雕三部作」の最終章。
 「射雕三部作」の第二部「神雕剣侠」から更に100年後の中国元朝末を舞台に、それを手にする者は武林の覇者になれるという伝説の倚天剣と屠龍刀の争奪戦に巻き込まれ、幼くして両親を失った青年・張無忌が邪教集団明教の主となり、江湖の豪傑たちを率いて元王朝と対立させて明王朝成立へと導く姿を描いた壮大な大河ロマン。

 主人公・張無忌が美しい四人のヒロインに囲まれ、「みんなとお嫁さんになれたらいいのに」と思う展開は、前々作の郭靖や前作の楊過に親しんだ読者に大きな衝撃を与えた。その美少女登場ぶりから「武侠版いちご100%」やら「ギャルゲーぽい」やらさんざんな言われ方もする。

 主人公は情けないが脇役はおおむね魅力があるので、張無忌が鬱陶しい方は彼の存在を気に留めず読むことをおすすめする。


簡易あらすじ――

 動乱の時代、中国元朝末。
 元王朝の支配下におかれていた中国の江湖では、伝説の倚天剣と屠龍刀を手に入れた者は、武林の覇者になれるという噂がささやかれ、多くの武術家たちがそれを手に入れようと、日々熾烈な戦いが繰り広げられていた。

 ある日、武當派の余岱岩は師匠である張三豊の密命を受け、任務を全うして武當山へ戻る途中、海鹽幇と海沙派が屠龍刀を争奪する場面に出くわし、偶然にも屠龍刀を手に入れた。

 事の重大さに気付いた余岱岩は、師匠の張三豊に報告しようと足早に武當山へと戻ろうとしたが、途中で何者かによって毒を盛られて気を失ってしまった―。


主要登場人物――
張無忌趙敏周止若小昭殷離、謝遜 等


ドラマ版中国語公式サイト
新浪網影音娯楽世界
亞洲電視戲劇
台湾華視戲劇


過去に製作されたドラマ一覧――

■1979年 香港 TVB
倚天屠龍記 (白彪、米雪)

■1984年 台湾 台視
倚天屠龍記 (劉凱、劉玉璞、喩可欣)

■1986年 香港 TVB
倚天屠龍記 (梁朝偉、黎美嫻、萃雯)

■1993年 台湾 台視
倚天屠龍記 (馬景濤、葉童、周海媚)

■2000年 香港 TVB
倚天屠龍記 (呉敬華、黎姿、余詩曼)

■2002年 台湾 華視
倚天屠龍記 (蘇有朋、高圓圓、賈静雯)


※他に何かあれば修正してください
2005年08月11日(木) 16:54:38 Modified by kinyo_nob




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