陸乗風・陸冠英

本名:陸某
別名:陸乗風(りく・じょうふう)
身分:帰雲荘主
武功:桃花島武功全般
師匠:黄薬師
家族:子・陸冠英
登場作品:『射雕英雄傅』

本名:陸冠英(りく・かんえい)
師子:枯木大師
家族:父・陸乗風、妻・程瑤伽
登場作品:『射雕英雄傅』『神雕侠侶』(邦題:『神雕剣侠』)

 黄薬師の弟子である陸乗風は、陳玄風・梅超風が脱走した際に巻き添えをくらって両脚を折られて破門された。その後彼は、太湖のほとりに帰雲荘を建て悠々自適の生活を送るようになる。帰雲荘の者たちは金国の支配に抵抗し、陸父子を中心にレジスタンス活動を行っており、彼らの手で楊康と段天徳が捕らえられることとなる。

 楊康と段天徳の捕縛、さらには郭靖、黄蓉、江南七怪、梅超風、黄薬師らが帰雲荘を訪れたことがきっかけとなり戦いが行われることになってしまう。この結果で、帰雲荘の家具は破壊され惨憺たることになるが人格者である陸乗風は怒るどころか、師姐と師父との再会を喜び師姐を許すよう黄薬師に頼み込むのであった。稀に見る人格者といえよう。
 その後息子の陸冠英は、偶然から黄薬師が媒酌人となって全真七子の一人・孫不二の弟子である程瑤伽と結婚することとなる。この強引な結婚はおそらく黄薬師なりの弟子への好意であろう。
 黄蓉が欧陽鋒から『九陰真経』がらみで逃亡中も、帰雲荘に逃げ込んだ。道に迷って業を煮やした欧陽鋒は、建物に放火したため帰雲荘は灰燼と帰してしまった。陸父子も主人公とかかわりを持ったばかりに酷い目に遭う典型的人物であり、また大変な人格者である。
 『神雕侠侶』の郭靖・黄蓉夫妻主催の英雄大宴には、陸冠英・程瑤伽夫妻が招かれており、立派な侠客夫妻となったことがうかがえる。
2005年10月21日(金) 11:57:23 Modified by kizurizm




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