高橋維新のページ

　2016年4月30日放映のめちゃイケを見た。企画は前回と同じなので、問題点も一緒である。間に挟まれる過去映像の方が全体的におもしろいので、新規のコントが輪をかけておもしろくなくなっているということである。

　新規コントは、全体的に前回より今回の方がおもしろかったので、その点はよい。
　ただやっていることは番組を通して基本的にずっと変わらないので、ヨモギダが言っていた「20年同じことやりやがって」というツッコミが冗談に聞こえなかった。もう、めちゃイケの「ドキュメンタリーコント」というスキーム自体が耐用年数を超えているという印象を強くしたところである。岡村が余計なことをしゃべってヨモギダに痛い目に遭わされるとか、ヨモギダが雛形のマッサージをしようとしたら途中で笛を吹かれるとかいった流れが、予想できてしまうのである。

　笑いで大事なのは不意討ちである。まあ、奇を衒い過ぎてもいけないのだが、もう一回この原点に立ち返ってみてはどうか。