当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2017年11月11日放映のめちゃイケを見た。今回は、前回の続きである。前回の最期で総監督の片岡飛鳥氏からめちゃイケの終了を告げられた岡村が片岡氏と一緒にメンバーのもとを回り、めちゃイケの終了を告げていくという内容である。

 どこまでマジかは、よく分からない。めちゃイケほどの番組の終了をメンバーがいきなり今回のドッキリのような感じで伝えられたとは思われないので、筆者は片岡氏を始めとするスタッフももっと前々からめちゃイケの終了を知っていたし、メンバーにももっと礼を尽くした形でそれを伝えていたと思っている。今回のオンエアも、それを踏まえたうえでの台本ありきのロケだと思う。

 ただ、だとしたら、あまりに笑いどころが少ない。終了を告げられた各メンバーは基本的に驚きの表情を見せるばかりでリアクションが予想の範疇を超えてこない。岡村はずっとブラックスカルに扮していたが、それだけで笑いがとれると思ってあの恰好だったのであればお粗末千万である(だから、ウケ狙いであの恰好だったとは正直思いたくはない)。最後に控えていたのが加藤だったので、古き良きめちゃイケのように何らかの大オチ(例えば加藤にだけ終了を告げ忘れる、みたいな展開)があるのかと期待したが、それもない。あるいはテロップで名前だけ出てきていたたむけんを実際に出しても良かったろうが、そういうこともなかった(たむけんは、関係ない立場でありながらめちゃイケの終了を誰よりも先にばらしてしまったことでtwitterで炎上していたという経緯があったために、今回のオンエアでも名前だけ出されたものと思われる。まあ、今回の収録はこのたむけん事件の前だった可能性も高いので、不可能は要求しない)。事前にもっと内容を練ることができたであろうと思われる割には、漫然と岡村と各メンバーの絡みを撮っているだけなので、白けることこのうえないのである。

 まあ、ここに書いた改善点を全部実現させてもでき上がるのは既に耐用年数を過ぎた「ドキュメンタリーコント」に過ぎないため、もうこんなに言わなくてもいいのかもしれない。でもまあ、そう言われる方が却って辛いだろうから、筆者も番組終了まで付き合う覚悟を決めているのである。「好き」の反対は「嫌い」じゃなくて「無関心」なのだ。

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