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R100
R100 
2024年3月18日に本稿を書いています。同日時点では、松本が監督を務めた最後の映画作品です。
今回も松本はチョイ役に回っており、主人公の片山というサラリーマンを演じるのは大森南朋になっています。
この片山が、"Bondage"というSMクラブを訪れるところから物語は回り出します。このクラブは、通常のクラブのように店内の一室でサービスを提供する形態をとってはおらず、日常生活を送る中で不意に女王様が現れてお客さんに暴力や恥辱を与えてくれるというタイプのお店でした（通常のSMクラブが『グラップラー刃牙』の地下闘技場だとすれば、Bondageは『バキ』の最凶死刑囚編だと言うと分かりやすいかもしれません）。片山は、当初は十全にこのサービスを楽しんでいたのですが、だんだんとお店のサービスが度を越していき……というお話かと思ったら、中盤にこの『R100』は実は劇中劇だったことが明らかになります。『R100』は、100歳越えの老監督が撮った最新作だったというメタ構造が仕込まれていたのです。この映画を試写で見た関係者が頭を抱えながらその内容にツッコミを入れるというシーンが要所要所に挟まりつつ、最後にはこの老監督が劇中の片山のようにエクスタシーを感じている演出を経て、本作は幕を閉じます。
ちなみにこのエクスタシーの演出は、本作で多用されています。性的快感を得ている時の片山の顔を（おそらくCGで）歪めているのですが、私はこの歪められた顔が『ボーイズ・オン・ザ・ラン』という漫画に出てくる青山という敵役の、投薬治療で副作用を受けた後の顔にそっくりだと思いました。人の容姿に関わる話なので、これ以上詳しくは言わせないでください。気になる人は、各自の目で確かめてみましょう。
さて、劇中劇としての『R100』は、紛うことなきクソ映画です。序盤は不意に現れる女王様達が突如SMプレイを強要してくる展開の連続であり、ホラー感が強いです。「SMの内容が殴る蹴るやムチばかりで退屈」という声もあるようですが、私はホラーとしての不気味さは十分出せていると思いました。確かに本作の設定自体は「生粋のドMも『これ本当にSM？』と思わず言いそうになった老舗のプレイ内容とは？」という大喜利をするチャンスではあったと思いますが、私は敢えてしていないだけだと思います。序盤の展開に笑いをとろうという意図は読み取れません。サトエリの女王様がやっていた「寿司を潰す」というプレイ内容は、VISUALBUMにおける「寿司」というコントの焼き直しではありますが、私はあのコントにも恐怖しか感じなかったので、本作にあれを移入したことでホラー感をよく出せていると思いました。むしろサトエリのビジュアルのおかげでホラー感はかなり薄まっていたので、序盤のホラー感が強くなる前のプレイとしてはちょうどよい架け橋になっていたと思います。
さてこのSMプレイが片山の職場や家族にまで及ぶようになり、片山が辟易し始めたあたりで本作のホラー感はより色濃くなります。ところが渡辺直美演じる女王様の唾吐きプレイや、彼女が勝手に転落死するクダリで一気にコメディ感が増し、その後はなぜかBondageが仮面ライダーの敵組織風の怖い団体だったことが明らかになって、逃げる片山とのサスペンスアクション風味の展開になります（ちょうど、初代仮面ライダー風の画作りだと私は思いました）。そうかと思えば、なぜかドキュメンタリー風に登場人物にインタビューする映像が合間合間に挟まれたりしつつ、大オチにはまたバカバカしさが帰ってきます。要は、前三作に見られた行き当たりばったり感を、敢えてこれでもかと盛り込んだ構成になっているのが劇中劇として『R100』なのです。こうやってひとつひとつ解説するのもバカバカしいほどです。
前三作については、公開直後にリアルタイムで私と同じような「それぞれ整合性のない個々のシーンを行き当たりばったりでつなげている」という批判をした論者が多かったことは想像に難くないので、松本はその点を気にして、本作に敢えて自ら行き当たりばったり感を出し、メタ構造でそれにツッコミを入れるという構成にしたのかもしれません。ただ、その手法は奏功していません。理由は2つあります。
まず、天然ボケは人工ボケ（養殖ボケ）にどうやってもかなわないということです。この世には、本物の天然が作った本物の行き当たりばったりクソ映画（具体例は枚挙に暇がありませんが、ここで引き合いに出す作品としては『メタルマン』や『死霊の盆踊り』が適切じゃないでしょうか）が山と存在します。そういう「本物」には、松本がわざと（ウケ狙いで）作った「紛い物」のクソ映画が敵うはずがありません。映画そのものの無茶苦茶さでは、天然モノの方が遥かに上を行っています。ゆえに、劇中劇としての『R100』を見た関係者たちのツッコミも空しく響いてしまっています。現に、本物のクソ映画に口の悪いレビュアーたちが激昂しているYouTube動画の方が、本作よりも何倍もおもしろいのです。加えて言うなれば、見る方は「ウケ狙いでわざとやっている」ということが分かると無意識にハードルを上げてしまいます。そもそもの純粋な無茶苦茶さの「質」で天然モノに圧倒的な差をつけられているのに、こんなハンディまで背負わされた状態になってしまえば、勝てるわけがありません（※一応、松本監督の前三作も「天然モノ」ではあるのですが、予算とスタッフが割りとちゃんとしていたと思われるために、ガワの部分は普通の作品に見えてしまっています。上記のような肥溜めの底の作品とは比べるべくもありません）。
第二点として、またしても「自分のボケに自分でツッコんでいる」という構造が出来上がってしまっています。クソ映画（劇中劇の『R100』）というボケを考えたのが松本なら、メタシーンでの関係者たちのツッコミの台詞を考えたのも監督・脚本を務めた松本のはずです。そのために、松本のボケに松本が自分でツッコむという構図がまたも生まれているのです。『大日本人』から続くその呪縛を断ち切れていません。「自分のボケに自分でツッコんでいる」と思われないようにするためには、演出上の工夫が必要です。例えば、ダウンタウンのネタは松本が書いていたため、浜田のツッコミについても松本がその台詞を考えていたはずですが、あれは「松本が自分のボケに自分でツッコんでいる」という風には見えません。なぜなら、浜田の演技力が高く、そのキャラクターも強烈であるがゆえに、松本に動かされている操り人形には全く見えず、自分自身の意思でツッコミを入れているようにきちんと見えるからです。松本がネタ中で繰り出すボケもクオリティが高く、浜田じゃなくとも、あるいはツッコミの台詞を事前に指示されていなくとも、思わずツッコみたくなる内容になっているという点も指摘できるでしょう。他方で本作においては、ボケのクオリティは先述のように天然モノのクソ映画と比べれば中途半端で白々しく、また劇中で入るツッコミも弱々しいために「言わされている感」が拭えません。「自分のボケに自分でツッコんでいる」感を払拭するための演出上の工夫が、極めて乏しいのです。
ちなみに本作の「わざとヘタクソな作品を作る」というコンセプトを受けて、私は「ガキの使い」で放映されたとある企画を思い出しました。ガキメンバーの5人がファミレスでトークする様子をガースー（菅プロデューサー）がわざとヘタクソに編集するという内容のものです。これだって「ヘタクソな編集」というボケ役をガースーに担わせているので、「自分のボケに自分でツッコむ」という構図ができないような演出上の工夫が為されているのに、本作にはそれがありません。また、テレビの企画としてはこういうメタなボケが含まれたネタは新鮮だったかもしれませんが、映画界ではそうでもなかった、という点も指摘できると思います。テレビでは新しかった試みを松本が安直に映画の世界にも持ち込んでしまった感があります。
というわけで、本作の出来も褒められたものでないという結論に落ち着きます。松本は人工ボケにおける日本のトップランナーのはずなので、彼なら「クソ映画ってどんな映画？」という大喜利においても天然モノに匹敵する答えを捻り出せるはずなのですが、それができていません。そもそもタイトルの『R100』も、その意味が理解しかねます。松本本人は「100歳以上じゃないと理解できない映画」と宣っていましたが、100歳を超えたから無茶苦茶な映画を作るわけでもないし、100歳を超えたから無茶苦茶な映画を理解できるわけでもないでしょう。「無茶苦茶な映画を作る監督とはどんな監督？」という大喜利にすら答えられていないのが、本作の失敗を象徴しているように思えてきます。そんなわけなので、「行き当たりばったり」という批判を躱すために敢えてそれをやるという方針転換に対しても、「逃げたな」という印象しか残りません。「ウケ狙いは天然に勝てない」とか、「自分のボケに自分でツッコむと確実にスベる」とかいったお笑いの大テーゼが、分からない松本ではないはずなのですが。
本作を少しマシにするとしたら、もう一つ上のメタなステージを用意したらどうでしょうか。本作のクライマックスである老監督の表情の画の後に、ガキの使いの着ぐるみトークみたいなセット（真っ白な壁や床に囲まれたセットなので、「しんぼる」も大なり小なり意識しています）の中にダウンタウン2人が座っているカットに移ります。松本の第一声は、「……っていう映画を撮ろうと思うねん」です。それを聞いた浜田が「アホか」と言いながら松本本人を吊るし上げてムチでしばき倒すという展開にしましょう。浜田はムチを振るいながら「こういうのが気持ちええんかコラァ！」と怒鳴り、吊るされた松本には「気持ちええわけないやろボケェ！！」と絶叫してもらいます。こうすれば、多少はマシになると思います。あくまで、多少です。
一応最後に、本作の良かったところを挙げておきます。
�‥亙嫩照�が唾吐きプレイの前に床に銀のシートを敷いたところはちょっとおもしろかったです。「何で床の汚れには配慮するねん」と思いました。
��渡部篤郎の滑舌がかなり怪しかったところもおもしろかったです。敢えての演出なのであれば、見事です。
��CEOが無茶苦茶でかかったところもおもしろかったです。
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今回も松本はチョイ役に回っており、主人公の片山というサラリーマンを演じるのは大森南朋になっています。
この片山が、"Bondage"というSMクラブを訪れるところから物語は回り出します。このクラブは、通常のクラブのように店内の一室でサービスを提供する形態をとってはおらず、日常生活を送る中で不意に女王様が現れてお客さんに暴力や恥辱を与えてくれるというタイプのお店でした（通常のSMクラブが『グラップラー刃牙』の地下闘技場だとすれば、Bondageは『バキ』の最凶死刑囚編だと言うと分かりやすいかもしれません）。片山は、当初は十全にこのサービスを楽しんでいたのですが、だんだんとお店のサービスが度を越していき……というお話かと思ったら、中盤にこの『R100』は実は劇中劇だったことが明らかになります。『R100』は、100歳越えの老監督が撮った最新作だったというメタ構造が仕込まれていたのです。この映画を試写で見た関係者が頭を抱えながらその内容にツッコミを入れるというシーンが要所要所に挟まりつつ、最後にはこの老監督が劇中の片山のようにエクスタシーを感じている演出を経て、本作は幕を閉じます。
ちなみにこのエクスタシーの演出は、本作で多用されています。性的快感を得ている時の片山の顔を（おそらくCGで）歪めているのですが、私はこの歪められた顔が『ボーイズ・オン・ザ・ラン』という漫画に出てくる青山という敵役の、投薬治療で副作用を受けた後の顔にそっくりだと思いました。人の容姿に関わる話なので、これ以上詳しくは言わせないでください。気になる人は、各自の目で確かめてみましょう。
さて、劇中劇としての『R100』は、紛うことなきクソ映画です。序盤は不意に現れる女王様達が突如SMプレイを強要してくる展開の連続であり、ホラー感が強いです。「SMの内容が殴る蹴るやムチばかりで退屈」という声もあるようですが、私はホラーとしての不気味さは十分出せていると思いました。確かに本作の設定自体は「生粋のドMも『これ本当にSM？』と思わず言いそうになった老舗のプレイ内容とは？」という大喜利をするチャンスではあったと思いますが、私は敢えてしていないだけだと思います。序盤の展開に笑いをとろうという意図は読み取れません。サトエリの女王様がやっていた「寿司を潰す」というプレイ内容は、VISUALBUMにおける「寿司」というコントの焼き直しではありますが、私はあのコントにも恐怖しか感じなかったので、本作にあれを移入したことでホラー感をよく出せていると思いました。むしろサトエリのビジュアルのおかげでホラー感はかなり薄まっていたので、序盤のホラー感が強くなる前のプレイとしてはちょうどよい架け橋になっていたと思います。
さてこのSMプレイが片山の職場や家族にまで及ぶようになり、片山が辟易し始めたあたりで本作のホラー感はより色濃くなります。ところが渡辺直美演じる女王様の唾吐きプレイや、彼女が勝手に転落死するクダリで一気にコメディ感が増し、その後はなぜかBondageが仮面ライダーの敵組織風の怖い団体だったことが明らかになって、逃げる片山とのサスペンスアクション風味の展開になります（ちょうど、初代仮面ライダー風の画作りだと私は思いました）。そうかと思えば、なぜかドキュメンタリー風に登場人物にインタビューする映像が合間合間に挟まれたりしつつ、大オチにはまたバカバカしさが帰ってきます。要は、前三作に見られた行き当たりばったり感を、敢えてこれでもかと盛り込んだ構成になっているのが劇中劇として『R100』なのです。こうやってひとつひとつ解説するのもバカバカしいほどです。
前三作については、公開直後にリアルタイムで私と同じような「それぞれ整合性のない個々のシーンを行き当たりばったりでつなげている」という批判をした論者が多かったことは想像に難くないので、松本はその点を気にして、本作に敢えて自ら行き当たりばったり感を出し、メタ構造でそれにツッコミを入れるという構成にしたのかもしれません。ただ、その手法は奏功していません。理由は2つあります。
まず、天然ボケは人工ボケ（養殖ボケ）にどうやってもかなわないということです。この世には、本物の天然が作った本物の行き当たりばったりクソ映画（具体例は枚挙に暇がありませんが、ここで引き合いに出す作品としては『メタルマン』や『死霊の盆踊り』が適切じゃないでしょうか）が山と存在します。そういう「本物」には、松本がわざと（ウケ狙いで）作った「紛い物」のクソ映画が敵うはずがありません。映画そのものの無茶苦茶さでは、天然モノの方が遥かに上を行っています。ゆえに、劇中劇としての『R100』を見た関係者たちのツッコミも空しく響いてしまっています。現に、本物のクソ映画に口の悪いレビュアーたちが激昂しているYouTube動画の方が、本作よりも何倍もおもしろいのです。加えて言うなれば、見る方は「ウケ狙いでわざとやっている」ということが分かると無意識にハードルを上げてしまいます。そもそもの純粋な無茶苦茶さの「質」で天然モノに圧倒的な差をつけられているのに、こんなハンディまで背負わされた状態になってしまえば、勝てるわけがありません（※一応、松本監督の前三作も「天然モノ」ではあるのですが、予算とスタッフが割りとちゃんとしていたと思われるために、ガワの部分は普通の作品に見えてしまっています。上記のような肥溜めの底の作品とは比べるべくもありません）。
第二点として、またしても「自分のボケに自分でツッコんでいる」という構造が出来上がってしまっています。クソ映画（劇中劇の『R100』）というボケを考えたのが松本なら、メタシーンでの関係者たちのツッコミの台詞を考えたのも監督・脚本を務めた松本のはずです。そのために、松本のボケに松本が自分でツッコむという構図がまたも生まれているのです。『大日本人』から続くその呪縛を断ち切れていません。「自分のボケに自分でツッコんでいる」と思われないようにするためには、演出上の工夫が必要です。例えば、ダウンタウンのネタは松本が書いていたため、浜田のツッコミについても松本がその台詞を考えていたはずですが、あれは「松本が自分のボケに自分でツッコんでいる」という風には見えません。なぜなら、浜田の演技力が高く、そのキャラクターも強烈であるがゆえに、松本に動かされている操り人形には全く見えず、自分自身の意思でツッコミを入れているようにきちんと見えるからです。松本がネタ中で繰り出すボケもクオリティが高く、浜田じゃなくとも、あるいはツッコミの台詞を事前に指示されていなくとも、思わずツッコみたくなる内容になっているという点も指摘できるでしょう。他方で本作においては、ボケのクオリティは先述のように天然モノのクソ映画と比べれば中途半端で白々しく、また劇中で入るツッコミも弱々しいために「言わされている感」が拭えません。「自分のボケに自分でツッコんでいる」感を払拭するための演出上の工夫が、極めて乏しいのです。
ちなみに本作の「わざとヘタクソな作品を作る」というコンセプトを受けて、私は「ガキの使い」で放映されたとある企画を思い出しました。ガキメンバーの5人がファミレスでトークする様子をガースー（菅プロデューサー）がわざとヘタクソに編集するという内容のものです。これだって「ヘタクソな編集」というボケ役をガースーに担わせているので、「自分のボケに自分でツッコむ」という構図ができないような演出上の工夫が為されているのに、本作にはそれがありません。また、テレビの企画としてはこういうメタなボケが含まれたネタは新鮮だったかもしれませんが、映画界ではそうでもなかった、という点も指摘できると思います。テレビでは新しかった試みを松本が安直に映画の世界にも持ち込んでしまった感があります。
というわけで、本作の出来も褒められたものでないという結論に落ち着きます。松本は人工ボケにおける日本のトップランナーのはずなので、彼なら「クソ映画ってどんな映画？」という大喜利においても天然モノに匹敵する答えを捻り出せるはずなのですが、それができていません。そもそもタイトルの『R100』も、その意味が理解しかねます。松本本人は「100歳以上じゃないと理解できない映画」と宣っていましたが、100歳を超えたから無茶苦茶な映画を作るわけでもないし、100歳を超えたから無茶苦茶な映画を理解できるわけでもないでしょう。「無茶苦茶な映画を作る監督とはどんな監督？」という大喜利にすら答えられていないのが、本作の失敗を象徴しているように思えてきます。そんなわけなので、「行き当たりばったり」という批判を躱すために敢えてそれをやるという方針転換に対しても、「逃げたな」という印象しか残りません。「ウケ狙いは天然に勝てない」とか、「自分のボケに自分でツッコむと確実にスベる」とかいったお笑いの大テーゼが、分からない松本ではないはずなのですが。
本作を少しマシにするとしたら、もう一つ上のメタなステージを用意したらどうでしょうか。本作のクライマックスである老監督の表情の画の後に、ガキの使いの着ぐるみトークみたいなセット（真っ白な壁や床に囲まれたセットなので、「しんぼる」も大なり小なり意識しています）の中にダウンタウン2人が座っているカットに移ります。松本の第一声は、「……っていう映画を撮ろうと思うねん」です。それを聞いた浜田が「アホか」と言いながら松本本人を吊るし上げてムチでしばき倒すという展開にしましょう。浜田はムチを振るいながら「こういうのが気持ちええんかコラァ！」と怒鳴り、吊るされた松本には「気持ちええわけないやろボケェ！！」と絶叫してもらいます。こうすれば、多少はマシになると思います。あくまで、多少です。
一応最後に、本作の良かったところを挙げておきます。
�‥亙嫩照�が唾吐きプレイの前に床に銀のシートを敷いたところはちょっとおもしろかったです。「何で床の汚れには配慮するねん」と思いました。
��渡部篤郎の滑舌がかなり怪しかったところもおもしろかったです。敢えての演出なのであれば、見事です。
��CEOが無茶苦茶でかかったところもおもしろかったです。
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